JP2019157827A - 車両の排気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物が排気出口管内に浸入した場合でもその滞留を抑制する。【解決手段】本開示の一の態様によれば、車両Vの進行方向に向かって排気ガスを大気中に排出する開口出口端を備えた排気出口管4と、排気出口管の底面部に設けられ、開口出口端から排気出口管内に浸入した異物Xを排出するための排出穴とを備えたことを特徴とする車両の排気構造が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は車両の排気構造に係り、特に、車両に搭載された内燃機関の排気ガスを大気中に排出するための排気構造に関する。
内燃機関が搭載された車両では、内燃機関の燃焼室から排出された排気ガスが排気管を通じた後に大気中に排出される。そして排気管を流れる過程で触媒等を含む排気浄化装置を通過し、有害成分を除去もしくは低減される。
一般的に排気管は、排気ガスを大気中に排出する排気出口管を備える。通常、排気出口管は車両の後方に向けられ、排気ガスを車両の後方に向けて排出するよう構成されている。
特開2017−43978号公報 特開2004−60511号公報 実開平5−50025号公報
この場合、車両後退時に車両の後方から向かってきた水や泥等の異物が排気出口管内に浸入し、異物が排気出口管やその上流側に滞留する結果、排気構造を損傷させる虞がある。その他、車両の進行方向と排気出口管の向きとが一致する場合には、排気出口管の先方から異物が排気出口管に浸入する虞がある。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、異物が排気出口管内に浸入した場合でもその滞留を抑制することができる車両の排気構造を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
車両の進行方向に向かって排気ガスを大気中に排出する開口出口端を備えた排気出口管と、
前記排気出口管の底面部に設けられ、前記開口出口端から前記排気出口管内に浸入した異物を排出するための排出穴と、
を備えたことを特徴とする車両の排気構造が提供される。
好ましくは、前記排気構造は、前記排気出口管内に設けられ、前記排気出口管内の排気ガスが前記排出穴内に流入するのを規制する規制部材をさらに備える。
好ましくは、前記排気出口管は、車両前方かつ斜め下に向けられる。
本開示によれば、異物が排気出口管内に浸入した場合でもその滞留を抑制することができる。
車両の右側面図である。 排気浄化装置の斜視図である。 排気浄化装置の正面図である。 樋状部材の斜視図である。 排気出口管付近の右側面断面図である。 第1変形例の樋状部材の斜視図である。 第2変形例の樋状部材の斜視図である。 第2変形例の排気出口管付近の右側面断面図である。 第3変形例の樋状部材の斜視図である。 第3変形例の排気出口管付近の右側面断面図である。 第4変形例の樋状部材の斜視図である。 第5変形例の樋状部材の斜視図である。 第5変形例の排気出口管付近の右側面断面図である。 第6変形例の車両の右側面図である。 第6変形例の排気出口管付近の右側面断面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
本実施形態に係る車両の排気構造は、図1に示すような大型車両V、具体的にはトラックに適用される。車両Vに搭載される動力源としての内燃機関(エンジンともいう)Eはディーゼルエンジンである。但し車両および内燃機関の種類、用途等に限定はなく、例えば車両は乗用車等の小型車両であってもよいし、エンジンはガソリンエンジンであってもよい。車両Vの直交三軸(前後左右上下)の各方向を矢印で示す。
本実施形態に係る排気構造は、エンジンEの燃焼室から排出された排気ガスを大気中に排出するためのものである。排気構造は、エンジンEに接続された排気マニホールド(図示せず)と、排気マニホールドの下流側に接続された排気管(図示せず)と、排気管の下流側に接続された排気浄化装置1とを備える。排気浄化装置1は、詳しくは後述するが、そのケーシング2の内部に複数の触媒等を含み、排気中の有害成分を除去もしくは低減する。浄化後の排気ガスは、図中白抜き矢印および符号Gで示すように、排気出口管4から車両前方に向かって大気中に排出される。
本実施形態の排気出口管4は、排気浄化装置1のケーシング2に一体的に設けられている。しかしながら排気出口管は、通常の排気構造のように単なる独立管であってもよい。
図2および図3を参照して、排気浄化装置1を説明する。なお排気浄化装置1の各方向を車両Vの各方向と一致させて定義する。但しこの定義はあくまで便宜的なものに過ぎない点に留意されたい。
排気浄化装置1は、複数の触媒等をコンパクトに纏めて収容する密閉箱型のケーシング2を備える。ケーシング2には装置入口管3と、前述の排気出口管4とが設けられる。ケーシング2内には装置入口管3から排気ガスGが導入される。浄化処理もしくは後処理後のケーシング2内の排気ガスは、排気出口管4から外部に排出される。装置入口管3には前述の排気管がフランジ接続され、この排気管を通じてエンジンから排気ガスが送られてくる。一方、排気出口管4は大気開放され、排気ガスGを大気中に直接排出する。
ケーシング2の前面部の左端部にはセンサ取付凹部5が設けられ、センサ取付凹部5の底面部にはセンサ挿通穴6が設けられる。仮想線で示すセンサ、本実施形態ではNOxセンサ7が、その先端検出部をセンサ挿通穴6に挿通させた状態で、センサ取付凹部5の底面部に固定して取り付けられる。取付状態において、NOxセンサ7は斜め上向き状態でセンサ取付凹部5内に収容される。NOxセンサ7は、排気ガスのNOx濃度を検出するためのセンサである。
ケーシング2の左側面部19の前上角部には、噴射弁取付凹部8が設けられ、噴射弁取付凹部8の底面部には噴射弁挿通穴9が設けられる。仮想線で示す噴射弁、本実施形態では尿素水を噴射する尿素水噴射弁(以下単に噴射弁という)10が、噴孔を有するその先端部を噴射弁挿通穴9に挿通させた状態で、噴射弁取付凹部8の底面部に固定して取り付けられる。取付状態において、噴射弁10は、噴孔を右側に向けて左右方向に沿って配置され、その先端部が噴射弁取付凹部8内に収容される。
図示しないが、ケーシング2の内部には、金属管および金属板により仕切られた排気通路が形成されている。この排気通路は、左右方向に複数回折り返す形状となっている。そしてこの排気通路内に、4つの後処理部材、すなわち第1酸化触媒、フィルタ、選択還元型NOx触媒および第2酸化触媒が、上流側から順に配置されている。
第1酸化触媒は、排気ガス中の未燃成分(炭化水素HCおよび一酸化炭素CO)を酸化して浄化すると共に、このときの反応熱で排気ガスを加熱昇温する。フィルタは、所謂ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF: Diesel Particulate Filter)または触媒付煤フィルタ(CSF: Catalyzed Soot Filter)と称されるもので、触媒を担持した連続再生式フィルタである。フィルタは、ウォールフロー型とされ、排気中に含まれる粒子状物質(以下PM: Particulate Matterという)を捕集すると共に、捕集したPMを触媒反応により連続的に酸化して燃焼除去する。
選択還元型NOx触媒(SCR: Selective Catalytic Reduction)は、噴射弁10から噴射された尿素水に由来するアンモニアを還元剤として排気中のNOxを還元除去する。第2酸化触媒は、アンモニアスリップ酸化触媒とも称され、NOx触媒から排出された(スリップした)余剰アンモニアを酸化除去する。噴射弁10は、フィルタの下流側かつNOx触媒の上流側の位置に尿素水を噴射する。またNOxセンサ7は、フィルタの下流側かつ噴射弁10の上流側の位置のNOx濃度を検出する。
ケーシング内排気通路の上流端は装置入口管3に連通接続され、ケーシング内排気通路の下流端は排気出口管4に連通接続される。装置入口管3に流入した排気ガスは、その後ケーシング2内排気通路を流れ、その過程で4つの後処理部材を通過し、浄化される。その後排気ガスは、排気出口管4を通じて大気に排出される。
図1に示すように、本実施形態において排気浄化装置1は車両Vの右側部に取り付けられる。具体的には排気浄化装置1は、車両Vのはしご形シャシフレーム13よりも車両右側であって、かつ右側前輪14の車両後方の位置に取り付けられる。なお周知のように、キャブ15の下方且つ左右のサイドフレーム間にはエンジンEが搭載され、このエンジンEよりも車両後方の位置に排気浄化装置1が取り付けられる。
排気出口管4は、車両の進行方向に向かって排気ガスGを排出するよう指向される。本実施形態において排気出口管4は、車両前方、具体的には車両前方かつ斜め下に向かって排気ガスGを排出するよう指向される。
図3〜図5に示すように、ケーシング2は、後方斜め上から前方斜め下に向かって傾斜する板状の底壁11を有する。この底壁11の下面部に、樋状部材12が溶接等により取り付けられている。これら底壁11と樋状部材12により排気出口管4が形成される。また底壁11には連通穴16が形成され、これによりケーシング内排気通路の下流端17と排気出口管4内とが連通される。
排気出口管4は、その下流端の開口部であって排気ガスの実質的な出口をなす開口出口端21を備える。開口出口端21は、車両前方かつ斜め下に向かって排気ガスGを大気中に排出するよう指向される。また排気出口管4(樋状部材12)は、底面部22と左右の側面部23L,23Rとを備える。底面部22は概ね、水平方向に対し底壁11よりも大きい角度で下向きに傾斜される。側面部23L,23Rは略三角形の形状を有する。排気出口管4は、車両の後方斜め上から前方斜め下に向かって延びると共に、車両左右方向に長い長方形の通路断面形状を有する。概して、側面部23L,23Rの高さは、開口出口端21から上流側に離れるにつれ徐々に減少する。これに伴って排気出口管4の通路断面積も、開口出口端21から上流側に離れるにつれ徐々に減少する。底面部22の下流端部22Aは、それより上流側の部分よりも、水平方向に対する傾斜角が小さくなるように折曲されている。
図5に示すように、排気ガスGは、ケーシング内排気通路の下流端17から連通穴16を通じて排気出口管4内に流入し、排気出口管4内をその長手方向に沿って流れた後、開口出口端21を通じて、車両前方斜め下に向かって大気中に排出される。こうして本実施形態の車両Vでは、所謂前方排気の構成がなされている。
なお排気ガスが「車両前方に向かう」とは、文字通りに車両前後方向に平行に前方に向かう場合の他、車両前後方向に対し所定の傾斜角を持って前方に向かう場合が含まれる。傾斜方向は上下左右を問わず、傾斜角は例えば45°以下の角度とすることができる。よって本実施形態のように車両前方かつ斜め下に向かう場合も「車両前方に向かう」態様に含まれ、前方排気の範疇である。
ところで、このように排気出口管4(具体的には開口出口端21)を車両前方に向けると、前方から向かってきた水や泥等の異物Xが開口出口端21を通じて排気出口管4内に浸入し、異物Xが排気出口管4内やその上流側に滞留する結果、排気構造を損傷させる虞がある。
具体的には、車両走行中に右側前輪14によって後方に跳ね上げられた水、泥、あるいはその混合物である泥水等の異物Xが、排気流れ方向とは逆に、開口出口端21から排気出口管4内に浸入し、排気出口管4内、あるいは連通穴16の通過後ケーシング内排気通路内に、滞留する虞がある。こうなると、水分に起因した腐食、管もしくは通路内の詰まりや閉塞、これに伴う排気抵抗の増加、後処理部材の物理的損傷等の不具合を生じさせる虞がある。
そこで本実施形態では、かかる問題を解決すべく、排気出口管4の底面部22に、開口出口端21から排気出口管4内に浸入した異物Xを排出するための排出穴25を設けている。
本実施形態においては、比較的大きい排出穴25が一つ設けられている。排出穴25は、車両左右方向に長い長方形の形状を有し、折曲された下流端部22Aよりも排気流れ方向上流側で、且つ下流端部22Aに近接した位置に設けられている。排出穴25が、車両前方に向かうにつれ下方に傾斜された底面部22に設けられる結果、排出穴25は、車両後方かつ斜め下に向けられる。
このような排出穴25を設けると、図5に示すように、車両走行中に右側前輪14によって跳ね上げられ車両前方かつ斜め下から開口出口端21に向かってきた異物Xを、開口出口端21から排気出口管4内に一旦浸入させた後、そのままほぼ直接的に、異物Xの勢いを利用して、排出穴25を通じて排気出口管4外に排出することができる。また、仮に浸入した異物Xが直接排出されず、排出穴25の上方(排気流れ方向上流側)の底面部22に付着した場合でも、異物Xを底面部22に沿って滑落させ、排出穴25から排出することができる。従って異物Xが排気出口管4内に浸入した場合でも、その滞留を抑制することができ、滞留に伴う上記諸問題を解決することが可能である。
次に、本実施形態の変形例を幾つか説明する。なお上述の基本実施形態と同様の部分には図中同一符号を付して説明を割愛し、以下、基本実施形態との相違点を主に説明する。
(第1変形例)
図6に示す第1変形例では、排出穴25Aの数が複数(具体的には五つ)であり、その形状は円形である。このように排出穴の数および形状は任意に変更可能である。これら排出穴25Aは、基本実施形態の排出穴25とほぼ同じ排気流れ方向の位置にあり、車両左右方向に間隔を隔てて配列されている。但し排出穴25Aの排気流れ方向の位置を、基本実施形態の排出穴25の位置と異ならせてもよい。
(第2変形例)
図7および図8に示す第2変形例では、排気出口管4内に、排気出口管4内の排気ガスGが排出穴25B内に流入するのを規制する規制部材26が設けられている。
具体的に述べると、本変形例でも、基本実施形態と同様の横長長方形の排出穴25Bが設けられる。この排出穴25Bを形成するに当たり、板状の底面部22が横長H字状に切り込まれ、その切り込みを境に折曲されることにより、排出穴25Bの上端縁と下端縁に逆向きに折曲された上側折曲片27Aと下側折曲片27Bとが設けられる。上側折曲片27Aは上向きに、下側折曲片27Bは下向きに折曲される。これにより横長長方形の排出穴25Bができると同時に、排出穴25Bの上端縁と下端縁に排出穴25Bを部分的に覆う上側折曲片27Aおよび下側折曲片27Bが形成される。上側折曲片27Aと下側折曲片27Bは互いに略平行とされ、下流端部22Aとも略平行とされる。
これによれば、排気出口管4内に浸入した異物Xを排出穴25Bから排出できる点は前記同様である。これに加え、本変形例では、上側折曲片27Aが排出穴25Bの上方を覆い、排気出口管4内の排気ガスGが排出穴25B内に流入するのを規制する。こうして上側折曲片27Aは、排気出口管4に一体に形成された規制部材26を構成する。これにより、排気出口管4内の排気ガスGが意図しない位置すなわち排出穴25Bから排出されるのを抑制すると共に、排気ガスGを正規の位置すなわち開口出口端21から積極的に排出することができる。なお、排気ガスGが排出穴25Bから排出されると、排気ガスGが意図しない向きに排出されるので、排出穴25Bの出口付近で排気熱による熱害が懸念されるが、本変形例ではこれを抑制できる。
また、上側折曲片27Aと下側折曲片27Bにより、排出穴25Bを容易に形成できると共に、排出穴25Bを通じた異物Xの排出方向(図中矢示)をより明確に規定できるメリットもある。
(第3変形例)
図9および図10に示す第3変形例は、規制部材26の変形例に関する。本変形例では、板状の底面部22が横長の角張ったU字状に切り込まれ、その切り込みを境に上方に折曲されることにより、横長長方形の排出穴25Cができると同時に、排出穴25Cの上端縁にのみ上側折曲片27Aが形成される。この上側折曲片27Aが規制部材26を形成することで、第2変形例と同様の作用効果を発揮することができる。
(第4変形例)
図11に示す第4変形例では、第3変形例と同様の構造でかつより小型の排出穴25Dと上側折曲片27Aとの組み合わせが、底面部22に複数設けられている。本変形例では当該組み合わせが、排気流れ方向およびその直角方向に複数配置され、千鳥状に配置されている。但し配置方法は変更可能である。
これによれば、排気出口管4内に浸入した異物Xが下段(排気流れ方向下流側)の排出穴25Dから直接排出されず、その上方(排気流れ方向上流側)に飛んでいった場合(矢印aの場合)でも、上段(排気流れ方向上流側)の排出穴25Dから異物Xを直接排出することができ、異物Xの排出効率を向上できる。また、排出穴25Dを千鳥状に配置したことで、下段の隣り合う排出穴25Dの間をすり抜けて異物Xが上段に向かった場合でも、そこに位置する上段の排出穴25Dを通じて異物Xを排出することができ、異物Xの排出効率を向上できる。それ故、異物Xの滞留をより一層抑制できる。
なお上側折曲片27Aの機能は前記同様である。第2変形例(図7および図8)と同様、上側折曲片27Aと下側折曲片27Bの両方を設けた構造に変更してもよい。
(第5変形例)
図12および図13に示す第5変形例は、第3変形例(図9および図10)の上側折曲片27Aに穴28を追加した構成である。本変形例において、穴28は円形であり、上側折曲片27Aの長手方向(排気流れ方向の直角方向)に複数設けられている。但し穴28の形状、数等は変更可能である。穴28は排出穴25Cの上方に位置される。
これによると、図13に示すように、排気出口管4内に浸入した異物Xが排出穴25Cより上方(排気流れ方向上流側)に飛んでいった場合でも、矢印aで示す如く、その異物Xを滑落させ、穴28および排出穴25Cを順次通じて排気出口管4外に落下排出することができる。
なお、同じルートを通じて排気ガスも管外に排出される可能性があるが、穴28の数や大きさ等を調節すれば同ルートを通じた排気ガス流量を制限できるし、そもそも排出穴25Cの出口付近で熱害の虞が無い場合は問題ない。従って本変形例の構造も好適に実施可能である。
本変形例の穴28を第2変形例(図7、図8)および第4変形例(図11)の上側折曲片27Aに追加してもよい。
(第6変形例)
図14および図15に示す第6変形例では、車両右側面視における排気浄化装置1のケーシング2の形状が直方体形状に変更され、その水平な底壁11に高さ一定の樋状部材12が取り付けられ、排気出口管4が形成されている。排気出口管4は、車両前後方向に平行に延び、その後端に開口出口端21を有する。従って開口出口端21は、車両前後方向に平行に前方に向けられる。排気出口管4の断面形状は基本実施形態と同様の横長長方形であり、管長手方向に一定である。
排気出口管4の底面部22に排出穴25Eが設けられる。これにより、開口出口端21から排気出口管4内に浸入した異物Xを排出穴25Eから管外に排出できる。これに加え本変形例では、開口出口端21の反対側(車両後側)に位置する端面部29にも、第2排出穴30が設けられる。これにより、開口出口端21から排気出口管4内に浸入した異物Xを、第2排出穴30を通じても管外に排出できる。これにより異物Xの排出を促進してその滞留を一層抑制できる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態は他にも様々考えられる。
(1)例えば、本開示の排気構造は、上述の排気浄化装置1ではなく、単に排気管に複数の触媒を直列配置したより一般的な排気浄化装置を備えた車両にも適用可能である。この場合、当該排気管の出口端部が特許請求の範囲にいう排気出口管をなす。
(2)前記実施形態では排気出口管を車両の右側部に配置したが、その設置位置は任意であり、例えば車両の左側部に配置してもよい。
(3)規制部材26は上側折曲片27A以外の部材、例えば別体で取り付けられた部材等によって形成してもよい。
前述の各実施形態および各変形例の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
4 排気出口管
21 開口出口端
25,25A,25B,25C,25D,25E 排出穴
26 規制部材
V 車両
X 異物

Claims (3)

  1. 車両の進行方向に向かって排気ガスを大気中に排出する開口出口端を備えた排気出口管と、
    前記排気出口管の底面部に設けられ、前記開口出口端から前記排気出口管内に浸入した異物を排出するための排出穴と、
    を備えたことを特徴とする車両の排気構造。
  2. 前記排気出口管内に設けられ、前記排気出口管内の排気ガスが前記排出穴内に流入するのを規制する規制部材をさらに備えた
    請求項1に記載の車両の排気構造。
  3. 前記排気出口管は、車両前方かつ斜め下に向けられる
    請求項1または2に記載の車両の排気構造。
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