JP2019157614A - 家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法 - Google Patents

家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019157614A
JP2019157614A JP2019039479A JP2019039479A JP2019157614A JP 2019157614 A JP2019157614 A JP 2019157614A JP 2019039479 A JP2019039479 A JP 2019039479A JP 2019039479 A JP2019039479 A JP 2019039479A JP 2019157614 A JP2019157614 A JP 2019157614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
foundation
heat insulating
outer heat
template
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019039479A
Other languages
English (en)
Inventor
尚輝 池田
Hisateru Ikeda
尚輝 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KENCHIKU PLANNER KK
Original Assignee
KENCHIKU PLANNER KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KENCHIKU PLANNER KK filed Critical KENCHIKU PLANNER KK
Publication of JP2019157614A publication Critical patent/JP2019157614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】従来の基礎型枠は、重量物でかつ長尺であるため搬入や構築の作業効率が悪く、再利用の作業が加わると、作業効率が更に悪化するという問題があった。発泡樹脂材利用の提案はされているが、設置作業及び撤去作業に問題がある。【解決手段】地上面から一定高さで、発泡樹脂素材の内外側断熱型板を基礎コンクリート枠体の厚みを保持して立設し、内側断熱型板はコンクリート地上面に打設した基礎コンクリート土台上に一定高さに立設し、外側断熱型板は下半分を基礎コンクリート土台の外端面に当接すると共に、上半分を地上面に突出し、内外側断熱型板間にコンクリート打設による基礎コンクリート枠体を形成するよう構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法に関する。
従来、家屋の基礎コンクリート枠体を打設形成するために使用する基礎型枠は金属や材木で形成されており、重量物でかつ長尺であるため搬入や取付けの作業効率が悪いという問題があった。また、基礎型枠はコンクリート打設後に型枠の脱着、運搬という重労働が生じるため、コンクリートが硬化乾燥した際に取り外せるように基礎型枠とコンクリートとの接触面には離型剤を塗布し、作業効率が更に悪化するという問題があった。
このような問題に対し、例えば特許文献1乃至2に開示された技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、矩形の発泡合成樹脂製の板体を対向させて配置し、その板面間を連結部材により連結した構造のコンクリート基礎の型枠において、これらの発泡合成樹脂製板体の各々の外側板面に帯状剛性板を添設し、該帯状剛性板に上記連結部材を固定した構造としたコンクリート基礎の型枠が開示されている。
特許文献2には、対向して設置された合成樹脂発泡体製のコンクリート打設用型枠の両頂部の開きを防止するために、両頂部間に架け渡される頂面部と、同型枠の両側部の膨れを防止するために該頂面部の両端縁にそれぞれ垂下して連設され、表面側に端太材を横架するために略L字状に突設された端太材係止片を有する二つの側面部と、自体を設置面に固定するために該側面部の終端にそれぞれ外方に向かって連設された脚部とからなる、縦断面ハット型形状を有するコンクリート打設用型枠の固定具が開示されている。
また、対向して設置されたコンクリート打設用型枠の両頂部に、該複数個のコンクリート打設用型枠の固定具を被せ、それぞれの両脚部を設置面に固定すると共に、両側面部の端太材係止片に端太材を横架してなる、コンクリート打設用型枠の固定法が開示されている。
特開平11−100852号公報 特開平11−343736号公報
しかし、上記特許文献1及び2に開示された技術は、いずれも発泡樹脂材の変形抑制のために大掛かりな設置作業及び撤去作業が必要となる問題がある。また、これらの技術は、家屋の柱や壁の部分を支える建築基礎構造に関するものであり、基礎の上部に家屋の床面を形成して使用するため、床下空間が形成されることを前提としている。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、基礎コンクリート枠体に区画されることで形成された地上面の空間を家屋内で有効利用する建築型枠において、基礎コンクリート打設用の型枠として使用した発泡樹脂材からなる断熱パネルを、そのまま当該基礎コンクリート枠体の外側面及び内側面とすることによって、外気に遮断された断熱、遮音及び防湿性を有する快適空間として利用可能な区画を形成する家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る家屋の基礎型枠構造は、地上面から一定高さで、発泡樹脂素材の内外側断熱型板を基礎コンクリート枠体の厚みを保持して立設し、内側断熱型板はコンクリート地上面に打設した基礎コンクリート土台上に一定高さに立設し、外側断熱型板は下半分を基礎コンクリート土台の外端面に当接すると共に、上半分を地上面に突出し、内外側断熱型板間にコンクリート打設による基礎コンクリート枠体を提供するものである。
また、基礎コンクリート土台は、掘削した地下基礎面上に打設した捨てコンクリート上にコンクリートを打設する部分と、敷設した断熱材上にコンクリートを打設する部分とから構成することにより地上面との一定高さの間に形成することを特徴とするものである。
また、家屋の基礎型枠の構築方法は、外側断熱型板を地上面との間に伸縮自在に架設した突っかい棒を介して外側断熱型板を立設固定する工程と、地下と地上とにわたって外側断熱型板の内側面に当接するように所定厚みの基礎コンクリート土台を鉄筋と共に打設する工程と、該コンクリート土台の上に内側断熱型板を立設固定する工程と、内外側断熱型板間にコンクリートを打設して基礎コンクリート土台と連続した一定厚みの基礎コンクリート枠体を構築する工程と、基礎コンクリート枠体の養生後に突っかい棒を除去する工程とよりなることを特徴とするものである。
また、外側断熱型板の外側面にモルタルを塗布する工程を付加したことを特徴とするものである。
また、内外側断熱型板を立設した後に両型枠の上端部間に型板セパレータを架設する工程を付加したことを特徴とするものである。
また、型板セパレータには、基礎コンクリート枠体上に家屋土台を連設固定するためのアンカー保持部を形成する工程を付加したことを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、建築家屋の基礎を形成するためのコンクリート打設用の基礎型枠を、軽量な発泡樹脂材からなる断熱パネルで構成することにより、家屋の基礎コンクリート枠体を打設形成するために使用する基礎型枠は金属や材木で形成されており、重量物でかつ長尺であるため搬入や取付けの作業効率が悪いという問題や、基礎型枠はコンクリート打設後に型枠の脱着、運搬という重労働や、取り外して再利用するために、コンクリートが硬化乾燥した際に取り外せるように基礎型枠とコンクリートとの接触面には離型剤を塗布し、作業効率が更に悪化するという問題を悉く解消すると共に、断熱パネルはプレカット後現場へ直接資材会社から搬入されるため基礎形成作業員による搬入労力が不要となり、断熱パネルは計量であるため型枠取付作業にも労力を必要とせず、従来のような型枠取り外し作業や清掃作業も不要となる顕著な効果を奏する。
また、基礎コンクリート打設用の型枠として使用した発泡樹脂材からなる断熱パネルを、そのまま当該基礎コンクリート枠体の外側面及び内側面として使用することによって、基礎コンクリート枠体の区画内の上部空間を断熱、遮音及び防湿性を備えた外気を遮断する居住空間に近似した有効空間として利用することが可能となり、家屋内に形成した上下空間の有効利用性が増大する効果を奏する。
請求項2の発明によれば、コンクリート地上面に敷設した基礎コンクリート土台は、掘削した地下基礎面上に打設した捨てコンクリート上にコンクリートを打設する部分と、敷設した断熱材上にコンクリートを打設する部分とから構成することにより地上面との一定高さの間に形成したものであるため、地面からの浸水や冷気及び湿気の侵入を防止することができる効果を奏する。
請求項3の発明によれば、外側断熱型板と地上面との間に伸縮自在の突っかい棒を架設して外側断熱型板を立設固定する工程と、地下と地上とにわたって外側断熱型板の内側面に当接するように所定厚みの基礎コンクリート土台を鉄筋と共に打設する工程と、該基礎コンクリート土台の上に内側断熱型板を立設固定する工程と、内外側断熱型板間にコンクリートを打設して基礎コンクリート土台と連続した一定厚みの基礎コンクリート枠体を構築する工程と、基礎コンクリート枠体の養生後に突っかい棒を除去する工程とよりなるものであるため、前記のとおり従来工法に比べて、搬入や構築の作業効率を大幅に改善するとともに、工事における作業員の肉体的負担が大幅に軽減され、ひいては工期短縮の効果も奏する。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明に、さらに、外側断熱型板の外側面にモルタルを塗布する工程を付加したものであり、重量物となりうる型枠の撤去が不要となり、工事完了後に撤去が必要なものは小物の金具類だけで済み、撤去作業の負担が大幅に軽減されると共に、搬出や輸送負担も軽減される。
さらに、内外側断熱型板が発泡樹脂材からなる断熱パネルで形成することで、その両側面に断熱、遮音及び防湿性能を構築することができるとともに、発泡樹脂材に防蟻処理をすることで白蟻の侵入を防止する効果を奏する。
また、外側断熱型板の外側面にモルタルを塗布することで発泡樹脂材が太陽光からの紫外線や雨水に直接晒されることがないため、発泡樹脂材の劣化を抑制することができ、その効果を長期にわたり維持することができる。
請求項5の発明によれば、請求項3の発明に、さらに、内外側断熱型板の立設が完了した後に両型枠の上端面間に型板セパレータを架設する工程を付加したものであるため、簡単な構造でコンクリートを打設した際の外側への押圧力を支えることができると共に、内外側断熱型板間の間隔を一定に維持することができる効果を奏する。
請求項6の発明によれば、請求項3の発明に、さらに、型板セパレータには、基礎コンクリート枠体上に家屋土台を連設固定するためのアンカー保持部を形成する工程を付加したものであるため、アンカーボルトの位置決めやアンカーボルトの立設作業を容易に行うことができる効果を奏する。
本発明の実施形態に係る家屋の基礎型枠構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法を示す平面図である。 捨てコンクリートの打設完了までの作業工程を示した断面図である。 鉄筋の組立が完了するまでの作業工程を示した断面図である。 外側断熱型板を立設した状態までの作業工程を示した断面図である。 基礎コンクリート土台打設後の状態までの作業工程を示した断面図である。 内側断熱型板を立設した状態までの作業工程を示した断面図である。 基礎コンクリート枠体のコンクリート打設前までの作業工程を示した断面図である。 基礎コンクリート枠体のコンクリート打設後の状態までの作業工程を示した断面図である。 本発明の実施形態に使用する上突っかい棒の組み立て手順の説明図である。 本発明の実施形態に使用する下突っかい棒の組み立て手順の説明図である。 本発明の実施形態に使用する断熱パネルの斜視図である。 本発明の実施形態に使用する断熱パネルの他の形態の斜視図である。 本発明の実施形態にかかる外側断熱板を縦桟で補強した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる外側断熱板を横桟で補強した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる家屋の基礎型枠構造における型枠の角部を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる家屋の基礎型枠構造を逆ベタ基礎に適用した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の家屋の基礎型枠構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、本基礎型枠を配設する位置を所定の深さに掘った穴(根切り)に小塊状の割栗石1を敷き込み、目潰し砂利を撒いて突き固め、その上に捨てコンクリート(捨てコン)2を打設、又は断熱材3を敷設し、捨てコンクリート2の上に地上面から一定高さに、発泡樹脂材の外側断熱型板4を立設し、当該外側断熱型板4は下半分を地中に埋設すると共に、上半分を地上面に立設して構成する。
また、内側断熱型板8は、捨てコンクリート2上に当該外側断熱型板4を型枠に使用して打設した基礎コンクリート土台6のコンクリート地上面に敷設した基礎の上に、地上面より一定高さに外側断熱型板4との外壁厚みを保持して立設する。本発明の家屋の基礎型枠構造は以上のような構成である。
そして、内外側断熱型板4、8間にコンクリート13を打設することにより基礎コンクリート枠体20を形成するものである。さらに、コンクリート13上に家屋土台16を載置し、アンカーボルト11により連結固定することで家屋土台16が完成する。
次に、本発明の家屋の基礎型枠の構築方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。図4に示すように、まず本基礎型枠を配設する位置に所定の深さの穴を掘り(根切りし)、その上に小塊状の割栗石1を敷き込み、目潰し砂利(図示せず)を撒いて突き固める。次に、家屋の土台が位置する割栗石1上に捨てコンクリート2を打設し、それ以外の割栗石1上に断熱材3を敷設する。
次に、図5に示すように、前記捨てコンクリート2及び断熱材3上に、高さ略60mmの略直方体のスペーサ(いわゆるサイコロ)61を所定の間隔で配設し、その上に後述する基礎コンクリート土台6の骨格となる鉄筋62を所定の間隔、例えば150mm乃至300mmピッチで格子状に配設する。
また、鉄筋62はサイズがD10又はD13の物を使用する。ここでD10とは直径10mmの鉄筋を指し、D13とは直径13mmの鉄筋を指す。その後、立設する外側断熱型板4と、内側断熱型板8との略中間の位置に鉄筋63を所定の間隔で立設する。立設した際の鉄筋63の高さは捨てコンクリート2の表面から略500mm程度とする。
次に、図5に示すように、立設した各鉄筋63を鉄筋64及び鉄筋65を結節して横架することで鉄筋63の立設状態を維持できるように構成されている。具体的な結節箇所は、鉄筋63の頂部にD13の鉄筋65を横架し、結節部をスポット溶接し固設する。また、鉄筋63の高さ方向の略中間部分にD10の鉄筋64を横架し、結節部をスポット溶接または鉄線で固設する。さらに、断熱材3上に図示しない間仕切土間用の鉄筋も立設し、同様にこの間仕切土間用の鉄筋同士を横架固設する。
次に、図6に示すように、捨てコンクリート2の上に外側断熱型板4を立設固定するための断面略コの字状で外側断熱型板4の長手方向に延伸する溝型鋼の下枠固定材31を、溝部を上にして捨てコンクリート2上にビス等の固定具を使用して敷設固定する。そして、当該溝部に発泡樹脂材からなる矩形板状の断熱パネルの長手方向を嵌着し、外側断熱型板4を立設固定する。外側断熱型板4の寸法は厚さ30乃至50mm、高さは略610mm、長手方向の長さは略1800mm、900mm又は450mmであり、必要に応じて、これらを横方向に順次繋ぎ合わせて外側断熱型板4とする。
なお、外側断熱型板4同士を横方向に順次繋ぎ合わせる際は、図13に示すように外側断熱型板4の長手方向の端面同士を接合しても良い。また、図14に示すように外側断熱型板4の長手方向両端部に略半分の厚みで段差41を形成し、この段差41同士を接合しても良い。
次に、図6、図2及び図3に示すように、前記外側断熱型板4の頂部に上枠固定補強材33を載置し、更にその上に断面略コの字状で長手方向に延伸する溝型の上枠固定材32を嵌着して外側断熱型板4を補強することで、基礎コンクリート土台6を打設した際の荷重に対する変形抑制機構を形成する。なお、上枠固定材32及び上枠固定補強材33は木やプラスチック、又はステンレスなど基礎コンクリート土台6を打設した際に外側断熱型板4が変形しなければどのような材質を用いても良い。
次に、上枠固定材32の頂部に所定の間隔ごとに上突っかい棒固定部51を載置し、図11に示すように、2乃至3本のネジ515で外側断熱型板4の頂部に固設する。そして、この上突っかい棒固定部51のボルト挿通孔511と、上突っかい棒53の端部に設けた貫通孔531とにボルト512を挿通し、ボルト512を挿通した反対側からワッシャ513を介してナット514を螺合し、上突っかい棒53を上突っかい棒固定部51に傾動自在に連結する。
上突っかい棒固定部51は、鋼板またはステンレス板を使用し、図11に示すように、厚さ略5乃至7mmの矩形の板状で、長手方向の一端近傍の略中央に直径14乃至15mmの貫通孔516を穿設し、その周囲に直径略4乃至5mmの貫通孔517を2乃至3個配設した基盤部518と、基盤部518の他端には一定間隔で対向して立設する2個の略半小判形で、その中央に直径10乃至12mmのボルト挿通孔511を穿設したボルト固定部519とから形成している。
また、上突っかい棒53は、D12乃至D14の丸鋼を使用し、その一端は直径10乃至15mmの輪づくりにより貫通孔531を形成し、他端には右ネジ532を施条し、仕上がり全長は略50乃至100mmであり、基本的に全て略同一の長さに形成されている。
次に、図3及び図12に示すように、外側断熱型板4の頂部に固設した上突っかい棒固定部51の位置から隣地との境界方向の所定位置の地面に、下突っかい棒固定部52を配設する。そして、杭59を下突っかい棒固定部52の一端部に形成した貫通孔526に挿通し、地面に打ち込んで、当該下突っかい棒固定部52を地面に固設する。この杭59は、頂部の形状をU形または丸形で形成し、D10乃至13の丸鋼からなり、長さ400乃至600mmのものを使用する。
下突っかい棒固定部52は、前記上突っかい棒固定部51と同一物である。すなわち、両者は、下突っかい棒固定部52としても上突っかい棒固定部51としても使用可能な形状とすることで、工事現場で使い分ける煩雑さを解消している。
次に、図11に示すように、上突っかい棒53の他端に施条されている右ネジ532と、ターンバックル55の一端の右ネジ部551とをターンバックル55を右回動させて螺合させる。
また、図12に示すように、下突っかい棒54は、上突っかい棒53よりも長く、仕上がり全長が略300乃至600mmであり、他端は左ネジ542を施条している。その他は、上突っかい棒53と同一材料、同一構造である。この他端の左ネジ542を、ターンバックル55の他方の左ネジ部552に挿入し、回動させて螺合させる。
次に、前記地面に固設した下突っかい棒固定部52のボルト挿通孔521と下突っかい棒54の端部に設けた貫通孔541とにボルト522を挿通し、ボルト522を挿通した反対側からワッシャ523を介してナット524で螺合し、下突っかい棒54を下突っかい棒固定部52に傾動自在に連結する。
このように、下突っかい棒54の長さを、上突っかい棒53の長さよりも長くすることで、ターンバックル55を外側断熱型板4の高い位置に揃えることができ、作業員の作業がしやすくなる。また、ターンバックル55を地面から高い位置に配設することにより、作業員が腰を屈めて作業する必要がなくなり、腰痛を惹起する恐れを解消する効果がある。
以上のような構成とすることにより、ターンバックル55を右回動させると収縮し、左回動させると伸張する伸縮自在の突っかい棒5を形成する。そして、ターンバックル55を右または左に回動させて外側断熱型板4が鉛直に立設するように突っかい棒5の長さを調整し、外側断熱型板4の頂部を内側方向に押圧する。
次に、図7に示すように、前記外側断熱型板4の内側にコンクリートを打設して基礎コンクリート土台6を形成する。すなわち、基礎コンクリート土台6を形成するためのコンクリート打設用の型枠として外側断熱型板4を利用する。打設するコンリートの厚みは根切りの位置では略275mmとし、土間部分では略150mmとする。
次に、図8に示すように、当該基礎コンクリート土台6上に前記外側断熱型板4に対向して下枠固定材31をビス等を使用して敷設し、当該下枠固定材31の溝部に発泡樹脂材からなる矩形板状の断熱パネルの長手方向を嵌着し、内側断熱型板8を立設固定する。
内側断熱型板8を構成する断熱パネルの標準寸法は外側断熱型板4の場合と同様であり、所定の規格化された寸法の断熱パネルを必要に応じて横方向に順次繋ぎ合わせて内側断熱型板8を形成する。
なお、外側断熱型板4と同様に、内側断熱型板8同士を横方向に順次繋ぎ合わせる際は、図13に示すように内側断熱型板8の長手方向の端面同士を接合しても良い。また、図14に示すように内側断熱型板8の長手方向両端部に略半分の厚みで段差41を形成し、この段差41同士を接合しても良い。
次に、図8に示すように、外側断熱型板4と同様に、内側断熱型板8の頂部に金属製の上枠固定補強材33を載置し、更にその上に断面略コの字状で長手方向に延伸する溝型鋼の上枠固定材32を嵌着して内側断熱型板8を補強し、後述するコンクリート13を外側断熱型板4と内側断熱型板8の間に打設した際の荷重に対する変形抑制機構を形成する。
次に、図2、図3に示すように、前記各上突っかい棒固定部51間の略中間位置に型板セパレータ9とアンカー保持部10を配設しており、この型板セパレータ9とアンカー保持部10は外側断熱型板4の頂部と内側断熱型板8の頂部とを挟持している。
但し、型板セパレータ9とアンカー保持部10は挟持した状態のままだと内側断熱型板8が内側に湾曲してしまうおそれがあるため、外側断熱型板4の内壁と内側断熱型板8の内壁の間に後述する内セパレータ12を張設し、内側に湾曲することを防止する。内セパレータ12は、鉄筋又はアルミやステンレスの棒を寸切りしたものであり、図8に示すように、上突っかい棒固定部51の取付け位置の下部であって、鉄筋63の頂部よりやや上方に張設するのが望ましい。
また、型板セパレータ9は略縦長コの字状で、コの字の両端または一端に内外側断熱型板4、8の頂部を挟持するコの字状の把持部をさらに有する金具であり、厚さ1.0mm乃至1.6mmの鋼板またはステンレス板で構成している。
アンカー保持部10は、前記型板セパレータ9と外形及び構造は共通し、鋼板、アルミ板又はステンレス板を使用して形成された金具である。型板セパレータ9との相違点は、外側断熱型板4寄りの位置に丸孔を穿設し、その周面をゴムパッキンで縁取りし、このゴムパッキンの中心にアンカーボルト挿通孔101を形成していることである。
次に、図3及び図9に示すように、アンカー保持部10のアンカーボルト挿通孔101にアンカーボルト11を挿通し位置を固定する。アンカーボルト11は引き抜き強度を確保するためM12ネジの長さ略400mmのL形アンカーボルトまたはU形アンカーボルトを使用する。
当該アンカーボルト11の先端部のL字形状部、及びU字形状部は内外側断熱型板4、8と干渉しないよう、各断熱型板4、8の内壁面と平行となる向きに固定する。また、アンカーボルト11の位置を固定する場合は、補助金物67を利用して近傍の鉄筋63に垂直に固定する。
以上で、図9に示すように、本発明に係る家屋の基礎型枠の組立が完成する。
次に、この型枠内にバイブレータを使用してコンクリート13を打設し、図10に示すような基礎コンクリート土台6と連続した基礎コンクリート枠体20を形成する。
そして、コンクリート13の養生後、地面に打ち込んだ杭59を抜き、上下突っかい棒固定部51、52を取り外し、突っかい棒5を撤去する。また、アンカー保持部10及び型板セパレータ9も撤去する。
次に、図1に示すように外側断熱型板4の表面にモルタル14を塗布し、養生後、掘削した地面15を埋め戻すことにより、図1に示すように、両側面が断熱、遮音及び防湿加工された基礎コンクリート枠体20が完成する。
さらに、その上に家屋土台16を載置し、アンカーボルト11に施条されたネジにナット及び座金を使用して基礎コンクリート枠体20に連設固定することにより、家屋土台16の構築が完了する。
本発明に係る家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法は、従来工法に比べて、型枠の撤去は不要であるため、工事完了後撤去する必要があるものは上記の小物の金具類のみであり、撤去工事の負担が大幅に軽減されると共に、搬出や輸送負担も軽減され、ひいては、工期を大幅に短縮することができる。
また、本発明に係る家屋の基礎型枠構造において、図15に示すように、外側断熱型板4と内側断熱型板8の間に打設したコンクリート13が型板同士の連結部分から外部に漏洩しないように外側断熱型板4の外部に縦桟200を配置する構成としてもよい。
この縦桟200は外側断熱型板4同士の連結部を覆い隠すように外側断熱型板4の外側面に配設している。縦桟200は、外側断熱型板4の下側に位置する下枠固定材31の外側面と外側断熱型板4の上部に配設した上枠固定材32の外側面、及び上枠固定材32の上面にビス等を利用して固定している。
また、縦桟200は上述の上突っかい棒固定部51を外側断熱型板4の上下方向略中央部から上端部の間にネジを利用して固定し、上突っかい棒固定部51に連結した上突っかい棒53、ターンバックル55、下突っかい棒54、下突っかい棒固定部52の順で地面15と連結している。
従って、外側断熱型板4の継ぎ目に配設された縦桟200の支持力をターンバックル55の回転だけで容易に調整できる。
また、このように構成することで外側断熱型板4と内側断熱型板8の間にコンクリート13を打設した際に、外側断熱型板4同士の連結部分から打設したコンクリート13の漏洩を縦桟200によって防止すると共に、打設したコンクリート13の圧力により外側断熱型板4が変形することを防止している。
また、本発明に係る家屋の基礎型枠構造において、図16に示すように、外側断熱型板4と内側断熱型板8の間に打設したコンクリートが型板同士の連結部分から外部に漏洩することを規制する手段として、外側断熱型板4の外側面に横桟300を添設する構成としてもよい。
この横桟300は、外側断熱型板4の外側面に外側断熱型板4の上下方向略中央の高さで外側断熱型板4の長手方向に沿って添設している。横桟300は、家屋周縁部の角部に位置する外側断熱型板4同士の固定用部材として配設するL字型のアングル(図示せず)の外側面にビス等を介して連結固定されている。
また、横桟300の外側面には上突っかい棒固定部51aをネジ等で固定している。この上突っかい棒固定部51aは上述の上突っかい棒固定部51と同一の構成であり、上突っかい棒固定部51aから上突っかい棒53a、ターンバックル55a、下突っかい棒54a、下突っかい棒固定部52aの順番で上方から下方に向けて連結している。
また、下突っかい棒固定部52aは下突っかい棒54に連結固定している。このように構成することで、外側断熱型板4は下部に配設した下枠固定材31と、上部に配設した上枠固定材32と横桟300とで位置規制されると共に、外側断熱型板4の上部及び中部に連結したターンバックル55、55aによる支持力の調整によりコンクリートを打設した際の変形を抑制している。
また、本発明に係る家屋の基礎型枠構造において、外側断熱型板4と内側断熱型板8の間に打設したコンクリートが型板同士の連結部分から外部に漏洩することを規制する手段として、外側断熱型板4と同様に、内側断熱型板8の連結部分に縦桟200を設けることで打設したコンクリートの漏洩防止及び型板の変形抑制機構として構成していても良い。また、内側断熱型板8の長手方向に沿って横桟300を配設して、コンクリートの漏洩防止及び型板の変形抑制機構として構成していても良い。
内側断熱型板8同士の連結部の構成は、いずれにしても、その連結部分から打設したコンクリートが漏洩しない、または、コンクリート打設時に変形しなければどのような接合形態、漏洩防止構造で構成されていても良い。
また、外側断熱型板4の連結角部には、外側断熱型板4の上端部同士を斜めに連結するように補強部材18を架設してもよい。補強部材18は断面視略方形状で外側断熱型板4の上面にビス等を介して固定している。
このように、家屋周縁部の角部に位置する外側断熱型板4は、補強部材18で固定しており、コンクリート13を打設した際に外側断熱型板4の連結角部が外方に変形することを規制し、外側断熱型板4同士の連結部分から外方にコンクリート13が漏洩することを防止できる。
また、家屋周縁部の角部に位置する内側断熱型板8には外側断熱型板4同士を連結する補強部材18と同様に、内側断熱型板8の上面に補強部材19を架設している。この補強部材19は内側断熱型板8の上面にビス等で固定している。
このように、家屋周縁部の角部に配設する内側断熱型板8は、補強部材19で固定しており、コンクリート13を打設した際に連結した内側断熱型板8が外方に変形することを規制し、内側断熱型板8同士の連結部分から外方にコンクリート13が漏洩することを防止できる。
上記のように家屋周縁部の角部に連結配置した外側断熱型板4と内側断熱型板8を補強部材18,19で連結固定することで外側断熱型板4と内側断熱型板8との間の建築家屋の立ち上がり土台として形成されるコンクリート13が内外側断熱型板4、8の各連結部分から漏洩することを防止すると共に、確実に所定の立ち上がり部を形成することができる。
以上のように、本発明に係る家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠構築方法は、上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨に沿う範囲で、種々の態様を採用することができる。
上下突っかい棒固定部51、52は、図11、12に示した形状や構造に限定されるものではなく、本発明の趣旨に沿って伸縮自在の突っかい棒5の機能を実現するものであれば、どのような形状や構造であっても差し支えない。
また、内外側断熱型板4、8の頂部を挟持するアンカー保持部10や型板セパレータ9の形状や構造は、本発明の趣旨に沿って挟持固定する機能を実現するものであれば、どのような形状や構造であっても差し支えない。
また、説明した突っかい棒5を構成する上突っかい棒固定部51、下突っかい棒固定部52、上突っかい棒53、下突っかい棒54及びターンバックル55の組み立て手順は、その一例を示したものであって、上記説明の手順に限定されるものではなく、現場の実情に応じて作業のやりやすい手順に変更することは何ら差し支えない。
また、上突っかい棒53や下突っかい棒54の長さは、あくまでも標準的な寸法であって、本発明の実施がその寸法に限定されるものでないことはいうまでもなく、建築家屋の仕様や現場の状況に応じて本発明の趣旨に沿って適切な寸法にすることは何ら差し支えない。
また、外側断熱型板4から隣地との境界方向の所定位置に、所定の間隔で下突っかい棒固定部52を配設し、地面に固設するために打ち込む杭は、金属製の杭59の他に、プラスチック製の杭を使用すれば軽量化により、搬入や搬出の負担を軽減することができる。
また、外側断熱型板4から隣地との境界方向の距離に余裕がない場合は、図2や図3に示すような配置をすることができない。そこで、その場合は隣地との境界近傍の地面に木製の杭を打ち込み、その木製の杭の頂部近傍又は側面部に下突っかい棒固定部52を、貫通孔517を利用してネジ止めし、下突っかい棒54と当該下突っかい棒固定部52とを、ワッシャ523を介してボルト522とナット524で螺合し、下突っかい棒54を木製の杭に傾動自在に連結することにより、外側断熱型板4を突っかい棒5を介して木製の杭に連結固定してもよい。
この場合に使用する杭の形状は45mm角で長さ400mm乃至600mm程度の物が考えられる。このように構成することにより、突っかい棒5の傾き角度を所定の角度に保つことができる。また、地盤によっては抜け防止のために表面にらせん状の溝を有する杭を使用し、地面にネジ込むようにしてもよい。
また、断熱材3の下に防湿シート(図示せず)を敷き詰めて、その上に基礎コンクリート土台6を打設形成することで防湿効果をより一層高めることもできる。
また、上述した実施形態においては、ベタ基礎を想定して説明をしてきたが、本発明の基礎コンクリート土台6の構成は、図18に示すように逆ベタ基礎6aにおいても同様の構成で構築できる。なお、建築家屋の基礎を逆ベタ基礎6aとした場合、コンクリートを打設する際には内側断熱型板8を必要とせずに外側断熱型板4のみで構成できる。
また、基礎コンクリート土台6とコンクリート13との打継ぎ部分の外側面には、防湿シート17を設けても良い。防湿シート17は、基礎コンクリート土台6とコンクリート13との連結形成された僅かな隙間から滲入する水分を防止し、建築家屋の基礎部分にカビの繁殖やシロアリの発生を防止することができる。
1 割栗石
2 捨てコンクリート
3 断熱材
4 外側断熱型板
5 突っかい棒
6、6a基礎コンクリート土台
8 内側断熱型板
9 型板セパレータ
10 アンカー保持部
11 アンカーボルト
12 内セパレータ
13 コンクリート
14 モルタル
15 地面
16 家屋土台
17 防湿シート
18,19 補強部材
20 基礎コンクリート枠体
31 下枠固定材
32 上枠固定材
33 上枠固定補強材
41 段差
51、51a 上突っかい棒固定部
52、52a 下突っかい棒固定部
53、53a 上突っかい棒
54、54a 下突っかい棒
55、55a ターンバックル
59 杭
61 スペーサ
62〜65 鉄筋
67 補助金物
101 アンカーボルト挿通孔
200 縦桟
300 横桟

Claims (6)

  1. 地上面から一定高さで、発泡樹脂素材の内外側断熱型板を基礎コンクリート枠体の厚みを保持して立設し、内側断熱型板はコンクリート地上面に打設した基礎コンクリート土台上に一定高さに立設し、外側断熱型板は下半分を基礎コンクリート土台の外端面に当接すると共に、上半分を地上面に突出し、内外側断熱型板間にコンクリート打設による基礎コンクリート枠体を形成した家屋の基礎型枠構造。
  2. 基礎コンクリート土台は、掘削した地下基礎面上に打設した捨てコンクリート上にコンクリートを打設する部分と、敷設した断熱材上にコンクリートを打設する部分とから構成することにより地上面との一定高さの間に形成したことを特徴とする請求項1記載の家屋の基礎型枠構造。
  3. 外側断熱型板を地上面との間に伸縮自在に架設した突っかい棒を介して外側断熱型板を立設固定する工程と、
    地下と地上とにわたって外側断熱型板の内側面に当接するように所定厚みの基礎コンクリート土台を鉄筋と共に打設する工程と、
    該コンクリート土台の上に内側断熱型板を立設固定する工程と、
    内外側断熱型板間にコンクリートを打設して基礎コンクリート土台と連続した一定厚みの基礎コンクリート枠体を構築する工程と、
    基礎コンクリート枠体の養生後に突っかい棒を除去する工程とよりなることを特徴とする家屋の基礎型枠構築方法。
  4. 外側断熱型板の外側面にモルタルを塗布する工程を付加したことを特徴とする請求項3記載の家屋の基礎型枠構築方法。
  5. 内外側断熱型板を立設した後に両型枠の上端部間に型板セパレータを架設する工程を付加したことを特徴とする請求項3又は4記載の家屋の基礎型枠構築方法。
  6. 型板セパレータには、基礎コンクリート枠体上に家屋土台を連設固定するためのアンカー保持部を形成する工程を付加したことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の家屋の基礎型枠構築方法。
JP2019039479A 2018-03-07 2019-03-05 家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法 Pending JP2019157614A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018040720 2018-03-07
JP2018040720 2018-03-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019157614A true JP2019157614A (ja) 2019-09-19

Family

ID=67994636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019039479A Pending JP2019157614A (ja) 2018-03-07 2019-03-05 家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019157614A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021191919A (ja) * 2020-06-05 2021-12-16 中村物産有限会社 防蟻用基礎構造
CN113833269A (zh) * 2021-10-27 2021-12-24 北京市政建设集团有限责任公司 一种单面模板支撑结构
CN114182845A (zh) * 2021-11-02 2022-03-15 刘巨星 一种节能型绿色建筑墙体保温结构
CN114776002A (zh) * 2022-03-31 2022-07-22 中建新疆建工集团第一建筑工程有限公司 用于室内隔墙止水台铝合金模板抗浮装置
CN115126220A (zh) * 2022-07-07 2022-09-30 北京城建集团有限责任公司 一种用于钢结构建筑的女儿墙滑动模板结构及其施工方法
CN115233969A (zh) * 2022-07-27 2022-10-25 上海建工四建集团有限公司 一种异形混凝土筒体结构的模板支撑系统
CN115419195A (zh) * 2022-09-13 2022-12-02 上海建工七建集团有限公司 用于竖向混凝土墙板硅墨希免拆除模板的限位固定装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021191919A (ja) * 2020-06-05 2021-12-16 中村物産有限会社 防蟻用基礎構造
CN113833269A (zh) * 2021-10-27 2021-12-24 北京市政建设集团有限责任公司 一种单面模板支撑结构
CN114182845A (zh) * 2021-11-02 2022-03-15 刘巨星 一种节能型绿色建筑墙体保温结构
CN114182845B (zh) * 2021-11-02 2023-08-15 河南海德薇节能科技有限公司 一种节能型绿色建筑墙体保温结构
CN114776002A (zh) * 2022-03-31 2022-07-22 中建新疆建工集团第一建筑工程有限公司 用于室内隔墙止水台铝合金模板抗浮装置
CN115126220A (zh) * 2022-07-07 2022-09-30 北京城建集团有限责任公司 一种用于钢结构建筑的女儿墙滑动模板结构及其施工方法
CN115126220B (zh) * 2022-07-07 2023-07-04 北京城建集团有限责任公司 一种用于钢结构建筑的女儿墙滑动模板结构及其施工方法
CN115233969A (zh) * 2022-07-27 2022-10-25 上海建工四建集团有限公司 一种异形混凝土筒体结构的模板支撑系统
CN115419195A (zh) * 2022-09-13 2022-12-02 上海建工七建集团有限公司 用于竖向混凝土墙板硅墨希免拆除模板的限位固定装置
CN115419195B (zh) * 2022-09-13 2023-12-01 上海建工七建集团有限公司 用于竖向混凝土墙板硅墨烯免拆除模板的限位固定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019157614A (ja) 家屋の基礎型枠構造及び基礎型枠の構築方法
US6134861A (en) Foundation construction method
DE60023894T2 (de) Paneel und verfahren zur herstellung von betonwänden
JP5576207B2 (ja) 据付け基礎及びその施工方法
US6301851B1 (en) Apparatus and method for forming precast modular units and method for constructing precast modular structure
KR101490748B1 (ko) 골데크거푸집 일체형 선조립 기둥
US2920475A (en) Building panel
WO2016037038A1 (en) Modular building system
US10273698B2 (en) Connector for form boards and system for cast construction
US20130014458A1 (en) Wall structure having prefabricated, permanent form
CN114658219B (zh) 单侧装配式模板支设施工方法
US8827235B1 (en) Concrete form for building foundation construction with form insert creating recessed sections
JP5496732B2 (ja) 鉄筋コンクリート造建築物の構築方法
US20050086904A1 (en) Method and apparatus for forming cast wall panels
KR101523987B1 (ko) 벽체 거푸집에 사용되는 h형 고정구와 이를 이용한 벽체용 에코 거푸집의 제작방법
JP5503408B2 (ja) 建物の施工方法
JP6382767B2 (ja) 鉄骨建物の外周部の基礎およびその施工方法
JP5912194B1 (ja) 木造建築物の施工方法及び該施工方法に用いる基礎部材
JP7339865B2 (ja) 壁パネルの建て込み方法
KR20030040687A (ko) 구조물 외벽용 패널, 이를 이용한 구조물 지하외벽조립구조 및 구조물지하외벽 시공공법
AU2011253896B2 (en) Improvements in or relating to concrete forming and methods therefor
KR102682632B1 (ko) 기초 공사용 영구 거푸집
KR102318781B1 (ko) 경량 기포 콘크리트 중공 블록 및 이를 이용한 벽체 구조와 시공 방법
RU2492299C1 (ru) Строительный пустотелый блок
RU109769U1 (ru) Здание, возведенное с помощью набора универсальных элементов