JP2019156237A - 注意喚起システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗員の利便性の向上を図ることができる、注意喚起システムを提供する。【解決手段】 車両1から降車する乗員に、車両1の周辺状況に対する注意を、喚起するのに適した、注意喚起システム30であって、車両1の側方に設けられるドア部2と、ドア部2に設けられた窓ガラス3と、窓ガラス3に所定の画像を投光することが可能な投光装置7と、を備え、更に、周辺状況を検出する、周辺状況検出部21と、乗員が降車する動作を検出する、降車動作検出部22と、乗員が降車する側の、ドア部2の窓ガラス3に、周辺状況に応じた画像を前記投光する、投光制御部23と、を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、車両から降車する乗員に、車両の周辺状況に対する注意を喚起するのに適した、注意喚起システムに関する。
特許文献1には、車両の周辺状況を知らせる文字又は画像を、車両の窓ガラスに表示することが提案されている。特許文献1には、窓ガラスに表示する画像の一例として、「!」マークを三角形で囲んだ図形と、二輪車を模した図形と、を組み合わせた画像、「注意!車両接近中」という文章を表した画像、及び、カメラにより撮像した画像、等が挙げられている。
特開2017−177883号公報
しかし、特許文献1では、車両に対して対象物が接近する、その接近の態様が異なるにも関らず、同じ内容の画像、例えば「注意!車両接近中」が、同じ態様で表示される可能性がある。そうすると、乗員はいちいち、如何なる態様で対象物が接近しているのかを確認しなければならず、従って、乗員の利便性の向上を図る観点で改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、乗員の利便性の向上を図ることができる、注意喚起システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車両から降車する乗員に、前記車両の周辺状況に対する注意を喚起するのに適した、注意喚起システムであって、前記車両の側方に設けられるドア部と、前記ドア部に設けられる窓ガラスと、前記窓ガラスに所定の画像を投光することが可能な投光装置と、を備え、更に、前記周辺状況を検出する、周辺状況検出部と、前記乗員が前記降車する動作を検出する、降車動作検出部と、前記乗員が前記降車する側の、前記ドア部の前記窓ガラスに、前記周辺状況に応じた前記画像を前記投光する、投光制御部と、を備える、注意喚起システムにある。
第1の態様では、車両に対して対象物が接近する、その接近の態様が異なるのに応じた画像(すなわち、車両の周辺状況に応じた画像)を、乗員が降車する側の、ドア部の窓ガラスに投光することができる。このため、降車する乗員は、如何なる態様で対象物が接近しているのか(すなわち、周辺状況)を迅速且つ容易に理解することができる。よって、乗員の利便性の向上を図ることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の注意喚起システムであって、前記周辺状況検出部は、前記車両に対して対象物が、前方から接近する前方パターンと、後方から接近する後方パターンと、を判別して検出し、前記投光制御部は、前記前方パターンが検出される場合と、前記後方パターンが検出される場合と、に応じて、異なる前記投光を行う、注意喚起システムにある。
第2の態様では、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載の注意喚起システムであって、前記投光制御部は、前記後方パターンが検出される場合、前記前方パターンが検出される場合よりも、大きな前記画像を前記投光する、注意喚起システムにある。
第3の態様では、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
本発明の第4の態様は、第2の態様又は第3の態様に記載の注意喚起システムであって、前記投光制御部は、前記後方パターンが検出される場合、前記前方パターンが検出される場合よりも、後側及び/又は上側に前記画像を前記投光する、注意喚起システムにある。
第4の態様では、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
本発明の第5の態様は、第2の態様から第4の態様の何れか一つに記載の注意喚起システムであって、前記投光制御部は、前記後方パターンが検出される場合、前記前方パターンが検出される場合よりも、早いタイミングで前記画像を前記投光する、注意喚起システムにある。
第5の態様では、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
本発明の第6の態様は、第1の態様から第4の態様の何れか一つに記載の注意喚起システムであって、前記周辺状況検出部は、前記乗員が前記降車する側が、車道側である車道パターンと、歩道側である歩道パターンと、を判別して検出し、前記投光制御部は、前記車道パターンが検出される場合と、前記歩道パターンが検出される場合と、に応じて、異なる前記投光を行う、注意喚起システムにある。
第6の態様では、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
本発明の第7の態様は、第6の態様に記載の注意喚起システムであって、前記投光制御部は、前記車道パターンが検出される場合、前記歩道パターンが検出される場合よりも、大きな前記画像を前記投光する、注意喚起システムにある。
第7の態様では、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
本発明の第8の態様は、第6の態様又は第7の態様に記載の注意喚起システムであって、前記投光制御部は、前記車道パターンが検出される場合、前記歩道パターンが検出される場合よりも、早いタイミングで前記画像を前記投光する、注意喚起システムにある。
第8の態様では、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
本発明の第9の態様は、第1の態様から第8の態様の何れか一つに記載の注意喚起システムであって、前記周辺状況検出部は、前記乗員が前記降車する側の前記ドア部の下方の、路面状況を更に検出し、前記投光制御部は、前記乗員が前記降車する側の、前記ドア部の前記窓ガラスに、前記周辺状況に応じた前記画像だけでなく、前記路面状況に応じた前記画像を前記投光することが可能な、注意喚起システムにある。
第9の態様では、車両から降車する乗員は、路面状況を含めた周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
本発明によれば、乗員の利便性の向上を図ることができる。
実施形態1に係る注意喚起システムを搭載した、車両の構成例を示す図。 実施形態1に係る注意喚起システムに関する、制御装置の構成例を示す図。 実施形態1に係る注意喚起システムでの、投光の態様の一例を示す図。 実施形態2に係る注意喚起システムに関する、制御装置の構成例を示す図。 実施形態2に係る注意喚起システムでの、投光の態様の一例を示す図。 実施形態3に係る注意喚起システムでの、投光の態様の一例を示す図。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。以下の実施形態は、本発明の一態様であり、本発明の範囲内で任意に変更可能である。同一の構成については、同じ符号が付され、適宜説明が省略されている。各図中、各構成の縮尺や形状は、説明の都合上、便宜的に変更されている場合がある。
(実施形態1)
図1(a)〜(c)は、実施形態1に係る注意喚起システム30を搭載した、車両1の構成例である。図1(a)のように、車両1の側方には、少なくとも一つのドア部2が設けられている。ドア部2は、例えば、運転席の右側及び助手席の左側に各々設けられたフロントドア部2aと、後部座席の左右両側に各々設けられたリヤドア部2bと、である。ドア部2は、ヒンジドア及びスライドドアの何れでもよい。各ドア部2には、少なくとも一つの窓ガラス3が設けられている。
車両1には、その周辺状況に応じた検出値を得る、第1検出器4aが設けられている。第1検出器4aは、例えば、車両1のリアバンパー近傍に設けられる車外用カメラ(リヤカメラ5)を含む。第1検出器4aがリヤカメラ5を含むことで、車両1よりも左右両側方の範囲と、車両1よりも後方の範囲と、からなる、領域Ra内の状況(周辺状況)に応じた検出値を好適に得ることができる。
また、第1検出器4aは、例えば、車両1のバックミラー近傍に設けられた車外用カメラ(フォワードカメラ6)を含む。第1検出器4aがフォワードカメラ6を含むことで、車両1よりも前方の範囲と、車両1よりも左右両側方の範囲と、からなる、領域Rb内の状況(周辺状況)に応じた検出値を好適に得ることができる。
車両1に車外用カメラが既に設けられている場合には、それらを第1検出器4aとして用いることができる。例えば、いわゆる後側方車両検出警報システム(BSW:Blind Spot Warning)の用途のため、既にリヤカメラ5が設けられている場合には、それを第1検出器4aとして用いることができる場合がある。既に車外用カメラが設けられている場合でも、新たに第1検出器4aを設けてもよい。
車両1には、少なくとも一つの投光装置7が設けられている。投光装置7は、例えば、図1(b)〜(c)のように、右側のリヤドア部2bの内部(ドアトリム8の内部)に設けられている。投光装置7から投光される画像の、該投光のタイミング、並びに、位置、大きさ及び内容等は、車両1の制御装置(ECU20(図2参照))により制御される。
窓ガラス3に投光される画像は、降車する乗員に、車両1の周辺状況に対する注意を喚起するのに適した要素を含む、文字、図形及び記号から構成することができ、また、これらを組み合わせて構成することもできる。後部座席からは、運転席又は助手席からと比べて、サイドミラー及びバックミラー等を覗き込むのが難しいため、後部座席から降車する乗員には、車両の周辺状況に対する注意をより喚起するのが好ましい。この点、投光装置7がリヤドア部2bの内部に設けられることで、リヤドア部2bの窓ガラス3に画像を投光しやすくなり、そのため、後部座席から降車する乗員に、車両の周辺状況に対する注意を喚起しやすくなる。
投光装置7は、左側のリヤドア部2bの内部に設けてられてもよいし、左右両側のフロントドア部2aの少なくとも一方の内部に設けられてもよい。投光装置7は、複数設けられてもよい。投光装置7の配置場所は、ドアトリム8の内部に限られず、窓ガラス3に所定の画像を投光することが可能な場所であればよい。投光装置7は、例えば、公知のプロジェクタ装置を用いて構成することができる。
ドア部2には、該ドア部2を車両1から開放するためのグリップ部9が設けられている。乗員は、グリップ部9を引っ張ることで、車両1に対するドア部2のロックを解除することができ、これにより、車両1からドア部2を開放して降車することができる。車両1には、該車両1から乗員が降車する動作を検出する、第2検出器4b(図2等参照)が設けられている。第2検出器4bは、例えば、乗員の手がグリップ部9に接近すること、及び/又は、乗員の手がグリップ部9に接触すること、に応じた検出値を得る、ドアセンサ10を含む。
図2は、注意喚起システム30の機能を発揮する部分に関する、ECU20の構成例である。ECU20は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、そのマイクロコンピュータによるプログラムの実行によって各制御部が実現されている。ECU20は、制御プログラム及びデータが予め記憶されるROM、並びに、各制御部での制御結果が記憶される記憶部等を備えて構成されている。
ECU20への入力側には、第1検出器4a及び第2検出器4b等が接続されている。第1検出器4a及び第2検出器4bの各々から得られる検出値等は、ECU20に入力される。ECU20への出力側には、投光装置7等が接続されている。ECU20は、周辺状況検出部21と、降車動作検出部22と、投光制御部23と、を備えて構成されている。
周辺状況検出部21は、第1検出器4aから得られる検出値等に基づき、車両1の周辺状況を検出する。降車動作検出部22は、第2検出器4bから得られる検出値等に基づき、乗員が降車する動作を検出する。投光制御部23は、周辺状況検出部21及び降車動作検出部22での制御結果に基づき、乗員が降車する側のドア部2を判別するとともに、そのドア部2の窓ガラス3に、周辺状況に応じた画像を投光する。
実施形態1に係る注意喚起システム30は、ドア部2と、窓ガラス3と、投光装置7と、周辺状況検出部21と、降車動作検出部22と、投光制御部23と、を備えて構成されている。注意喚起システム30によれば、車両1に対して対象物が接近する、その接近の態様が異なるのに応じた画像(すなわち、車両1の周辺状況に応じた画像)を、乗員が降車する側の、ドア部2の窓ガラス3に投光することができる。このため、降車する乗員は、如何なる態様で対象物が接近しているのか(すなわち、周辺状況)を迅速且つ容易に理解することができる。よって、乗員の利便性の向上を図ることができる。
ここで、周辺状況検出部21は、車両1に対して対象物が、前方から接近する前方パターンと、後方から接近する後方パターンと、を判別して検出する。そして、投光制御部23は、前方パターンが検出される場合と、後方パターンが検出される場合と、に応じて、異なる投光を行う。これにより、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。
図3(a)〜(c)は、窓ガラス3に画像を投光する、その投光の態様の例である。図3(a)のように、後方パターンが検出される場合に投光される画像(後方パターン画像Ir)を、前方パターンが検出される場合に投光される(前方パターン画像If)よりも大きくすることができる。すなわち、投光制御部23は、後方パターンが検出される場合、前方パターンが検出される場合よりも、大きな画像を投光することができる。
降車する乗員にとっては、後方から車両1に接近する対象物のほうが、前方から車両1に接近する対象物よりも、見落としやすい。この点、後方パターン画像Irを比較的大きくすることで、降車する乗員に、後方に対する注意を喚起しやすくなる。なお、前方パターン画像Ifを比較的小さくすることで、降車する乗員の煩わしさ(前方に対して十分注意を払っているにも関らず、前方パターン画像Ifが大きく投光される、という煩わしさ)を抑えることができると期待される。
また、図3(a)のように、後方パターン画像Irを、前方パターン画像Ifよりも後側に位置させることができる。すなわち、投光制御部23は、後方パターンが検出される場合、前方パターンが検出される場合よりも、後側に画像を投光することができる。これによれば、車両1の前方を窓ガラス3越しに確認する乗員の視界内に、前方パターン画像Ifを含めやすくなり、また、車両1の後方を窓ガラス3越しに確認する乗員の視界内に、後方パターン画像Irを含めやすくなる。これにより、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。
図3(b)のように、後方パターン画像Irを、前方パターン画像Ifよりも上側に位置させてもよい。すなわち、投光制御部23は、後方パターンが検出される場合、前方パターンが検出される場合よりも、上側に画像を投光してもよい。これによっても、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。図3(a)の例と、図3(b)の例と、は互いに組み合わせることができる。
図3(a)〜(b)の何れの例でも、投光制御部23は、図3(c)のように、後方パターンが検出される場合、前方パターンが検出される場合よりも、早いタイミングで画像を投光することができる。例えば、乗員が降車するリヤドア部2bに向かって対象物が同じように接近するにしても、そのドア部2と対象物との距離が、後方パターンが検出される場合には所定距離Dr未満、前方パターンが検出される場合には所定距離Df未満、になったタイミングで画像を投光することができる(所定距離Dr>所定距離Df)。
これによれば、降車する乗員が比較的確認しにくい、後方から接近する対象物に対して、より早いタイミングで乗員に注意を喚起することができる。なお、降車する乗員が比較的確認しやすい、前方から接近する対象物に対しては、注意を喚起するタイミングが比較的遅くなるので、降車する乗員の煩わしさ(前方に対して十分注意を払っているにも関らず、前方パターン画像Ifにより注意を喚起される、という煩わしさ)を抑えることができると期待される。
投光する画像は、「危険」及び「注意」といった文字、「車マーク」及び「人型マーク」といった図形、「矢印」及び「!」といった記号、並びにこれらを組み合わせて構成することができる。前方パターンが検出される場合と、後方パターンが検出される場合と、で投光する画像の内容を変えてもよい。例えば、前方パターンが検出される場合には、「前方注意」といった文字、及び、前側を指す矢印の記号等を、後方パターンが検出される場合には、「後方注意」といった文字、及び、後側を指す矢印の記号等を、投光することができる。
投光する画像の色を変更することもできる。例えば、投光する画像の通常の色を、青色の基調とする一方、降車する乗員により注意を喚起すべき状況になったとき、赤色の基調に変更することができる。
以上説明した、実施形態1に係る注意喚起システム30は、降車する乗員に、車両1の周辺状況に対する注意を喚起するのに適している。注意喚起システム30によれば、車両1の周辺状況に応じた画像を、乗員が降車する側の、ドア部2の窓ガラス3に投光することができる。このため、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解することができる。よって、乗員の利便性の向上を図ることができる。
しかも、注意喚起システム30では、前方パターンが検出される場合と、後方パターンが検出される場合と、に応じて、異なる投光を行うので、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2に係る注意喚起システム30Aの機能を発揮する部分に関する、ECU20Aの構成例である。ECU20Aは、周辺状況検出部21Aと、降車動作検出部22と、投光制御部23Aと、を備えて構成されている。ECU20Aは、少なくとも、実施形態1のECU20と同様の機能を有する。加えて、周辺状況検出部21Aと、投光制御部23Aと、は更なる機能を有する。
周辺状況検出部21Aは、第1検出器4aから得られる検出値等に基づき、乗員が降車する側が、車道側(例えば、図5に示すような車道Road側)である車道パターンと、歩道側(例えば、図5に示すような歩道Sidewalk)である歩道パターンと、を判別して検出する。車道は、主として車両が走行する道路であり、歩道は、主として歩行者が通行する道路である。乗員が降車する側のドア部2が車道に面していれば、車道パターンが検出され、乗員が降車する側のドア部2が歩道に面していれば、歩道パターンが検出される。
車道側は、歩道側に比べて、車両1に接近する対象物の速度が大きいことが多く、また、その対象物の大きさ及び重量も大きいことが多い。そこで、投光制御部23Aは、車道パターンが検出される場合と、歩道パターンが検出される場合と、に応じて、異なる投光を行う。これによれば、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。
車道側に降車する乗員には、歩道側に降車する乗員よりも、注意をより喚起することが好ましい。そこで、投光制御部23Aは、車道パターンが検出される場合、歩道パターンが検出される場合よりも、大きな画像を投光する。これによれば、車道側から降車する乗員に、注意を喚起しやすくなる。なお、歩道パターンが検出される場合に投光される画像を比較的小さくすることで、降車する乗員の煩わしさ(注意を喚起する必要性が低いにも関らず、窓ガラス3に画像が投光される、という煩わしさ)を抑えることができると期待される。
投光制御部23Aは、図5(a)のように、車道パターンが検出される場合、歩道パターンが検出される場合よりも、早いタイミングで画像を投光することができる。例えば、乗員が降車するドア部2の後方から対象物が同じように接近するにしても、そのドア部2と対象物との距離が、車道パターンが検出される場合には所定距離Droad、前方パターンが検出される場合には所定距離Dside未満、になったタイミングで画像を投光することができる(所定距離Droad>所定距離Dside)。
前方パターン及び後方パターンが検出可能な例と、車道パターン及び歩道パターンが検出可能な例と、を組み合わせると、以下の通りにすることができる。投光制御部23Aは、図5(b)のように、乗員が降車するドア部2に向かう対象物との距離が、後方パターン及び車道パターンが検出される場合には所定距離D1未満、前方パターン及び車道パターンが検出される場合には所定距離D2未満、後方パターン及び歩道パターンが検出される場合には所定距離D3未満、及び、前方パターン及び歩道パターンが検出される場合には所定距離D4未満、になったタイミングで画像を投光することができる(所定距離D1>所定距離D2>所定距離D3>所定距離D4)。
また、前方パターン及び後方パターンが検出可能な例と、車道パターン及び歩道パターンが検出可能な例と、を組み合わせると、以下の通りにすることもできる。例えば、乗員が降車するドア部2に、同じ対象物が接近するにしても、そのドア部2に、後方パターン及び車道パターンが検出される場合にはサイズS1、前方パターン及び車道パターンが検出される場合にはサイズS2、後方パターン及び歩道パターンが検出される場合にはサイズS3、及び、前方パターン及び歩道パターンが検出される場合にはサイズS4、の画像を投光することができる(サイズS1>サイズS2>サイズS3>サイズS4)。
以上説明した、実施形態2に係る注意喚起システム30Aでは、実施形態1に係る注意喚起システム30の機能を有する上、車道パターンが検出される場合と、歩道パターンが検出される場合と、に応じて、異なる投光を行う。これによれば、降車する乗員は、実施形態1よりも、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、実施形態1よりも、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
(実施形態3)
実施形態3に係る注意喚起システムのECUは、少なくとも、実施形態2のECU20Aと同様の機能を有する。加えて、実施形態3に係る周辺状況検出部は、第1検出器4aから得られる検出値等に基づき、乗員が降車する側のドア部2の下方の、路面状況を検出する。そして、実施形態3に係る投光制御部は、乗員が降車する側のドア部2の窓ガラス3に、周辺状況に応じた画像に加えて、路面状況に応じた画像を投光する。
図6(a)〜(b)は、窓ガラス3に画像を投光する、その投光の態様の例を示す。図6(a)は、図3(a)に加えて、路面状況に応じた(路面画像Iw)を追加して投光することが可能な例であり、図6(b)は、図3(b)に加えて、路面画像Iwを追加して投光することが可能な例である。
実施形態3に係る投光制御部は、図6(a)〜(b)のように、路面画像Iwを、後方パターン画像Ir及び前方パターン画像Ifよりも下側に投光することができる。これによれば、車両1の下方を窓ガラス3越しに目視する乗員の視界内に、路面画像Iwを含めやすくなる。よって、降車する乗員は、周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。
路面画像Iwの画像は、車両1の周辺状況(特に、車両1の路面状況)に対する注意を、降車する乗員に喚起するのに適した要素を含む、文字、図形及び記号から構成することができ、また、これらを組み合わせて構成することもできる。例えば、「足元注意」といった文字、及び、下側を指す矢印の記号等が挙げられる。
以上説明した、実施形態3に係る注意喚起システムでは、実施形態2に係る注意喚起システム30Aの機能を有する上、乗員が降車する側の、ドア部2の窓ガラス3に、周辺状況に応じた画像だけでなく、路面状況に応じた画像を投光することが可能である。これによれば、車両から降車する乗員は、路面状況を含めた周辺状況を迅速且つ容易に理解しやすくなる。よって、実施形態2よりも、乗員の利便性の向上を図りやすくなる。
(他の実施形態)
以上、本発明に係る注意喚起システムの一態様について説明した。本発明は、実施形態1〜3の何れかに限定されない。実施形態1〜3の各々は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。実施形態1〜3は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、互いに組み合わせることもできる。
例えば、第1検出器4aは、超音波センサを含んでもよい。超音波センサは、例えば、車両1のフロントバンパー及びリアバンパーの各々の近傍に複数設けることができる。第1検出器4aが超音波センサを含むことで、車両1の周辺の範囲に応じた検出値を好適に得ることができる。
第1検出器4aは、ミリ波レーダを含んでもよい。ミリ波レーダは、例えば、フロントバンパーの上部にあるフロントグリル周辺に設けることができる。第1検出器4aがミリ波レーダを含むことで、悪天候時や低光量時でも、車両1の前方の範囲の視野に応じた検出値を好適に得ることができる。
また、第2検出器4bは、車内用カメラを含んでもよい。第2検出器4bが車内用カメラを含むことで、乗員が降車する動作に応じた検出値(画像情報)を得ることができる。第2検出器4bは、シートベルトセンサを含んでもよい。第2検出器4bがシートベルトセンサを含むことで、乗員が降車しようとしてシートベルトを解除する、その解除に応じた検出値を得ることができる。
窓ガラス3に投光する画像は、静止画に限定されず、動画であってもよい。従って、窓ガラス3には、例えば、第1検出器4aにより撮像される映像(例えば、リヤカメラ5により撮像される映像、及び/又は、フォワードカメラ6により撮像される映像)をリアルタイムで投光してもよい。投光する画像は、点滅させてもよい。実施形態1〜3の何れの例でも、画像を投光してから一定期間が経過したとき、その画像の投光を停止するようにしてもよい。
車両1に接近する対象物の種類及び大きさを判別して検出できる場合には、その対象物の種類及び大きさに応じた画像を投光してもよい。すなわち、該対象物が、車両の場合、歩行者や自転車の場合と比べて、降車する乗員に、より注意を喚起するのが好ましい。また、該対象物が、大型車両の場合、小型車両の場合と比べて、降車する乗員に、より注意を喚起するのが好ましい。このように、車両に接近する対象物の種類及び大きさに基づき、降車する乗員により注意を喚起するのが好ましい状況において、大きな画像を投光することができ、また、早いタイミングで投光することができる。
本発明は、車両に関する産業分野で利用することができる。
1 車両
2 ドア部
2a フロントドア部
2b リヤドア部
3 窓ガラス
4a 第1検出器
4b 第2検出器
5 リヤカメラ
6 フォワードカメラ
7 投光装置
8 ドアトリム
9 グリップ部
10 ドアセンサ
20,20A 制御装置(ECU)
21,21A 周辺状況検出部
22 降車動作検出部
23,23A 投光制御部
30,30A 注意喚起システム

Claims (9)

  1. 車両から降車する乗員に、前記車両の周辺状況に対する注意を喚起するのに適した、注意喚起システムであって、
    前記車両の側方に設けられるドア部と、
    前記ドア部に設けられる窓ガラスと、
    前記窓ガラスに所定の画像を投光することが可能な投光装置と、を備え、更に、
    前記周辺状況を検出する、周辺状況検出部と、
    前記乗員が前記降車する動作を検出する、降車動作検出部と、
    前記乗員が前記降車する側の、前記ドア部の前記窓ガラスに、前記周辺状況に応じた前記画像を前記投光する、投光制御部と、を備える、
    注意喚起システム。
  2. 請求項1に記載の注意喚起システムであって、
    前記周辺状況検出部は、
    前記車両に対して対象物が、前方から接近する前方パターンと、後方から接近する後方パターンと、を判別して検出し、
    前記投光制御部は、
    前記前方パターンが検出される場合と、前記後方パターンが検出される場合と、に応じて、異なる前記投光を行う、
    注意喚起システム。
  3. 請求項2に記載の注意喚起システムであって、
    前記投光制御部は、
    前記後方パターンが検出される場合、前記前方パターンが検出される場合よりも、大きな前記画像を前記投光する、
    注意喚起システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の注意喚起システムであって、
    前記投光制御部は、
    前記後方パターンが検出される場合、前記前方パターンが検出される場合よりも、後側及び/又は上側に前記画像を前記投光する、
    注意喚起システム。
  5. 請求項2から請求項4の何れか一項に記載の注意喚起システムであって、
    前記投光制御部は、
    前記後方パターンが検出される場合、前記前方パターンが検出される場合よりも、早いタイミングで前記画像を前記投光する、
    注意喚起システム。
  6. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の注意喚起システムであって、
    前記周辺状況検出部は、
    前記乗員が前記降車する側が、車道側である車道パターンと、歩道側である歩道パターンと、を判別して検出し、
    前記投光制御部は、
    前記車道パターンが検出される場合と、前記歩道パターンが検出される場合と、に応じて、異なる前記投光を行う、
    注意喚起システム。
  7. 請求項6に記載の注意喚起システムであって、
    前記投光制御部は、
    前記車道パターンが検出される場合、前記歩道パターンが検出される場合よりも、大きな前記画像を前記投光する、
    注意喚起システム。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の注意喚起システムであって、
    前記投光制御部は、
    前記車道パターンが検出される場合、前記歩道パターンが検出される場合よりも、早いタイミングで前記画像を前記投光する、
    注意喚起システム。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の注意喚起システムであって、
    前記周辺状況検出部は、
    前記乗員が前記降車する側の前記ドア部の下方の、路面状況を更に検出し、
    前記投光制御部は、
    前記乗員が前記降車する側の、前記ドア部の前記窓ガラスに、前記周辺状況に応じた前記画像だけでなく、前記路面状況に応じた前記画像を前記投光することが可能な、
    注意喚起システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022553773A (ja) * 2020-06-23 2022-12-26 上海商▲湯▼▲臨▼港智能科技有限公司 車載デジタルヒューマンに基づくインタラクション方法及び装置、記憶媒体

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