JP2019153524A - コネクタ付モジュール、モジュール組立体、及びモジュール組立体の製造方法 - Google Patents

コネクタ付モジュール、モジュール組立体、及びモジュール組立体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】相手方モジュールの相手方コネクタとの嵌合作業を容易にすることができるコネクタ付モジュールを提供する。【解決手段】下側モジュール150の下側接続部10は、筒状部20と、回路基板30と、上側モジュール120に設けられた上側コネクタ164とZ方向において嵌合する下側コネクタ40と、XY平面内で筒状部20に対して上側モジュール120の位置を合わせる位置合わせ部27と、下側コネクタ40が載置されるコネクタベース部42と、下側コネクタ40と回路基板30との間を電気的に接続する可撓性配線基板32とを備える。コネクタベース部42は、筒状部20に対してX方向及びY方向に移動可能に構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタ付モジュール、モジュール組立体、及びモジュール組立体の製造方法に係り、特に相手方モジュールの相手方コネクタと嵌合するコネクタを有するコネクタ付モジュールに関するものである。
一般的に、2つのモジュールから構成されるモジュール組立体を組み立てる際に、2つのモジュール間で配線を電気的に接続する必要がある場合には、それぞれのモジュールの配線の端部に設けられたコネクタ同士を作業者が手に取って手作業で嵌合する必要がある。このように、従来のモジュール組立体においては、2つのモジュール間でコネクタの接続箇所が複数箇所ある場合には、それぞれの接続箇所でコネクタの嵌合作業を行わなければならず、コネクタの嵌合作業が非常に煩雑なものとなり困難となる。
例えば、自動車のステアリングには種々のスイッチが組み込まれており、ステアリング内のモジュール間で配線を接続する際には、それぞれのモジュールの配線の端部に設けられたコネクタ同士を手作業で嵌合させる必要がある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、ステアリングの内部には限られたスペースしかないため、上述した問題がより顕著となる。
特開平8−2425号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、相手方モジュールの相手方コネクタとの嵌合作業を容易にすることができるコネクタ付モジュールを提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、2つのモジュールのコネクタ同士を嵌合させることが容易なモジュール組立体を提供することを第2の目的とする。
さらに、本発明は、2つのモジュールのコネクタ同士を簡単に嵌合してモジュール組立体を製造することができる方法を提供することを第3の目的とする。
本発明の第1の態様によれば、相手方モジュールの相手方コネクタとの嵌合作業を容易にすることができるコネクタ付モジュールが提供される。このコネクタ付モジュールは、モジュール基部と、上記モジュール基部に固定される固定基板と、相手方モジュールに設けられた相手方コネクタと嵌合方向において嵌合するコネクタと、上記コネクタが上記モジュール基部に対して上記嵌合方向に垂直な方向に移動できるように上記コネクタと上記固定基板との間を電気的に接続する可撓性配線基板とを備える。
このような構成によれば、コネクタと固定基板とが可撓性配線基板により接続されているため、コネクタと固定基板との間の電気的接続を維持しつつ、コネクタをモジュール基部に対して嵌合方向に垂直な方向に移動させることができる。したがって、相手方モジュールの相手方コネクタがコネクタに対して嵌合方向に垂直な方向にずれていたとしても、相手方コネクタをコネクタに嵌合させる際に、コネクタを嵌合方向に垂直な方向に移動させることができるので、相手方コネクタとコネクタとの間の位置ずれを解消することができる。この結果、相手方モジュールを嵌合方向に移動させるだけで、相手方モジュールの相手方コネクタとコネクタとを互いに嵌合させることができるので、コネクタの嵌合作業を非常に簡単なものとすることができる。
上記可撓性配線基板には少なくとも1つのスリットが形成されていてもよく、あるいは、上記可撓性配線基板が蛇腹状又はメッシュ状に形成されていてもよい。このような構成により、コネクタを固定基板に対して相対移動させることが容易になる。また、上記固定基板と上記可撓性配線基板とがフレキシブルプリント配線板により一体的に構成されていてもよい。
上記コネクタ付モジュールは、上記コネクタを支持するコネクタ支持部と、上記モジュール基部に対して上記コネクタ支持部を弾性的に保持する弾性保持部と、上記相手方モジュールに設けられた相手方当接面と当接することによって上記嵌合方向の力を該嵌合方向に垂直な方向の力に変換する当接面を有し、上記変換された力によって上記コネクタ支持部を上記モジュール基部に対して移動させる移動制御部をさらに備えていてもよい。この場合において、上記コネクタ支持部は、上記モジュール基部に対して移動可能に構成される。
このような構成により、相手方モジュールの相手方コネクタがコネクタに対して嵌合方向に垂直な方向にずれていたとしても、相手方コネクタをコネクタに嵌合させる際に、移動制御部によって嵌合方向の力を嵌合方向に垂直な方向の力に変換してコネクタをコネクタ支持部とともに嵌合方向に垂直な方向に移動させることができるので、相手方コネクタとコネクタとの間の位置ずれを解消することができる。このとき、コネクタと固定基板とは可撓性配線基板により接続されているため、コネクタ及びコネクタベース部がモジュール基部に対して移動してもコネクタと固定基板との間の電気的接続を維持することが可能である。
上記弾性保持部は、上記コネクタ支持部と上記モジュール基部との間で屈曲して延びる屈曲部により構成されていてもよい。
上記コネクタ付モジュールは、上記コネクタ支持部と上記モジュール基部との間に設けられ、上記コネクタ支持部に作用する上記嵌合方向の力を緩和する力緩和部を備えていてもよい。このような力緩和部によりコネクタ支持部に作用する嵌合方向の力を緩和することで、コネクタの破損を防止することができる。
上記コネクタ付モジュールは、上記嵌合方向に垂直な平面内で上記モジュール基部に対して上記相手方モジュールの位置を合わせる位置合わせ部をさらに備えていてもよい。
上記コネクタ付モジュールは、自動車のステアリングに用いられるステアリングモジュール組立体を構成するモジュールであってもよい。
本発明の第2の態様によれば、2つのモジュールのコネクタ同士の嵌合作業を容易にすることが可能なモジュール組立体が提供される。このモジュール組立体は、上述したコネクタ付モジュールと、上記コネクタ付モジュールに取り付けられる相手方モジュールとを備える。上記相手方モジュールは、上記コネクタ付モジュールの上記コネクタに嵌合する相手方コネクタを有する。
このような構成により、コネクタ付モジュールのコネクタと固定基板とが可撓性配線基板により接続されているため、コネクタと固定基板との間の電気的接続を維持しつつ、コネクタをモジュール基部に対して嵌合方向に垂直な方向に移動させることができる。したがって、相手方モジュールの相手方コネクタがコネクタ付モジュールのコネクタに対して嵌合方向に垂直な方向にずれていたとしても、相手方コネクタをコネクタに嵌合させる際に、コネクタを嵌合方向に垂直な方向に移動させることができるので、相手方コネクタとコネクタとの間の位置ずれを解消することができる。この結果、相手方モジュールを嵌合方向に移動させるだけで、相手方モジュールの相手方コネクタとコネクタとを互いに嵌合させることができるので、コネクタの嵌合作業が非常に簡単なものとなる。
本発明の第3の態様によれば、2つのモジュールのコネクタ同士を簡単に嵌合してモジュール組立体を製造することができる方法が提供される。この方法では、相手方コネクタを有する相手方モジュールを用意し、モジュール基部と、上記モジュール基部に固定される固定基板と、上記相手方コネクタと嵌合方向において嵌合するコネクタと、上記コネクタが上記モジュール基部に対して上記嵌合方向に垂直な方向に移動できるように上記コネクタと上記回路基板との間を電気的に接続する可撓性配線基板とを含むコネクタ付モジュールを用意する。上記コネクタ付モジュールの上記可撓性配線基板により上記コネクタを上記モジュール基部に対して移動可能とさせつつ、上記相手方モジュールを上記嵌合方向に移動させて上記相手方モジュールの上記相手方コネクタを上記コネクタ付モジュールの上記コネクタに嵌合させる。
このように、コネクタ付モジュールの可撓性配線基板により、コネクタと固定基板との間の電気的接続を維持しつつ、コネクタをモジュール基部に対して嵌合方向に垂直な方向に移動させることができる。したがって、相手方モジュールの相手方コネクタがコネクタ付モジュールのコネクタに対して嵌合方向に垂直な方向にずれていたとしても、相手方コネクタをコネクタに嵌合させる際に、コネクタを嵌合方向に垂直な方向に移動させることができるので、相手方コネクタとコネクタとの間の位置ずれを解消することができる。この結果、相手方モジュールを嵌合方向に移動させるだけで、相手方モジュールの相手方コネクタとコネクタとを互いに嵌合させることができ、モジュール組立体の製造が容易になる。
本発明によれば、相手方モジュールの相手方コネクタがコネクタに対して嵌合方向に垂直な方向にずれていたとしても、相手方コネクタをコネクタに嵌合させる際に、コネクタを嵌合方向に垂直な方向に移動させることができるので、相手方コネクタとコネクタとの間の位置ずれを解消することができる。この結果、相手方モジュールを嵌合方向に移動させるだけで、相手方モジュールの相手方コネクタとコネクタとを互いに嵌合させることができるので、コネクタの嵌合作業を非常に簡単なものとすることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるモジュール組立体としてのステアリングモジュール組立体を示す分解斜視図である。 図2は、図1のステアリングモジュール組立体の上側モジュールを下方から見た部分斜視図である。 図3は、図1のステアリングモジュール組立体の下側モジュールの下側接続部を上側モジュールの上側接続部とともに示す斜視図である。 図4は、図3の下側接続部の分解斜視図である。 図5は、図3の上側接続部を示す斜視図である。 図6は、図3の下側接続部の筒状部を示す平面図である。 図7は、図6のA−A線断面図である。 図8は、図3の下側接続部のスペーサを示す平面図である。 図9は、図8のスペーサの正面図である。 図10は、図8のスペーサの右側面図である。 図11は、図8のスペーサを下方から見た斜視図である。 図12は、図6の筒状部に図8のスペーサを組み込んだ状態を示す平面図である。 図13は、図3の下側接続部のコネクタベース部と配線基板とを含むフレキシブルプリント配線板の一部を示す平面図である。 図14は、図3の下側接続部の主要部を示す平面図である。 図15は、図14のB−B線断面図である。 図16は、図14のC−C線断面図である。 図17は、図14のD−D線断面図である。 図18Aは、図3の上側接続部と下側接続部とを互いに連結する工程の一例を説明するための断面図である。 図18Bは、図3の上側接続部と下側接続部とを互いに連結する工程の一例を説明するための断面図である。 図18Cは、図3の上側接続部と下側接続部とを互いに連結する工程の一例を説明するための断面図である。 図19Aは、図3の上側接続部と下側接続部とを互いに連結する工程の他の例を説明するための断面図である。 図19Bは、図3の上側接続部と下側接続部とを互いに連結する工程の他の例を説明するための断面図である。 図19Cは、図3の上側接続部と下側接続部とを互いに連結する工程の他の例を説明するための断面図である。 図19Dは、図3の上側接続部と下側接続部とを互いに連結する工程の他の例を説明するための断面図である。 図20は、図14のE−E線断面を上側接続部とともに示す図である。 図21は、本発明の第2の実施形態におけるステアリングモジュール組立体の下側モジュールの下側接続部を上側モジュールの上側接続部とともに示す斜視図である。 図22は、図21の下側接続部の分解斜視図である。 図23は、図21の上側接続部を示す斜視図である。 図24は、図21の下側接続部の筒状部を示す平面図である。 図25は、図21の下側接続部のスペーサを示す平面図である。 図26は、図25のスペーサの正面図である。 図27は、図25のスペーサの右側面図である。 図28は、図21の下側接続部のコネクタベース部と配線基板とを含むフレキシブルプリント配線板の一部を示す平面図である。 図29は、図21の下側接続部の主要部を示す平面図である。 図30は、図24の筒状部に図25のスペーサを組み込んだ状態を示す平面図である。 図31は、図29のF−F線断面図である。 図32は、図29のG−G線断面図である。 図33は、図29のH−H線断面を上側接続部とともに示す断面図である。
以下、本発明に係るコネクタ付モジュール及びモジュール組立体の実施形態について図1から図33を参照して詳細に説明する。なお、図1から図33において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図33においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。
以下では、本発明に係るモジュール組立体として、自動車のステアリングの一部を構成するモジュール組立体(ステアリングモジュール組立体)を例として説明するが、本発明は、このようなステアリングモジュール組立体に限られるものではなく、コネクタを有するコネクタ付モジュールと、このコネクタに嵌合する相手方コネクタを有する相手方モジュールとを含む任意のモジュール組立体に適用できるものである。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるモジュール組立体としてのステアリングモジュール組立体1を示す分解斜視図である。図1に示すように、本実施形態におけるステアリングモジュール組立体1は、表面に複数のスイッチ110が設けられた上側モジュール120(相手方モジュール)と、芯金130とロアカバー140とを含む下側モジュール150(コネクタ付モジュール)とを有している。
下側モジュール150の芯金130は、運転者が操舵時に把持する円環状のリム部132と、リム部132の中央に配置されるボス部134と、ボス部134からリム部132に向かって外側に延びるスポーク部136とを含んでいる。芯金130の外周面は皮革などからなる外皮138で覆われている。なお、リム部132は円環形状に限られるものではなく、運転者が把持できる形状であればどのような形状であってもよい。
下側モジュール150の芯金130の左右に延びるスポーク部136の中央部には、このスポーク部136から上方に突出する下側接続部10が設けられている。これらの下側接続部10は芯金130に固定されている。この下側接続部10の詳細については後述する。
図2は、上側モジュール120を下方から見た部分斜視図である。図1及び図2に示すように、上側モジュール120は、略U字状に湾曲したアッパカバー122と、アッパカバー122の両端部近傍から下方に突出する上側接続部160とを含んでいる。アッパカバー122の上面には、上述したスイッチ110が配置されており、これらのスイッチ110からの配線(図示せず)が上側接続部160まで延びている。上側モジュール120の上側接続部160は、下側モジュール150の下側接続部10に対応する位置に設けられており、上側モジュール120を下側モジュール150に取り付ける際に、上側モジュール120の上側接続部160と下側モジュール150の下側接続部10とが互いに連結されるようになっている。なお、アッパカバー122の半径方向内側に形成される空間S(図1参照)には、図示しないエアバッグが配置される。
本実施形態では、上側モジュール120の上側接続部160と下側モジュール150の下側接続部10は、それぞれ左右に2つ設けられているが、左右の上側接続部160と下側接続部10はそれぞれ対称の構造を有しているため、以下では、図1において左側に配置される上側接続部160と下側接続部10に関してのみ説明し、右側に配置されている上側接続部160と下側接続部10の説明を省略する。
図3は、下側モジュール150の下側接続部10を上側モジュール120の上側接続部160とともに示す斜視図、図4は、下側接続部10の分解斜視図である。図3及び図4に示すように、下側モジュール150の下側接続部10は、略直方体状の筒状部20と、芯金130の所定位置(図示せず)に固定される矩形板状の回路基板30(固定基板)と、上側モジュール120に設けられた上側コネクタ164(相手方コネクタ(図2参照))に嵌合可能な下側コネクタ40と、下側コネクタ40が載置されるコネクタベース部42と、コネクタベース部42と筒状部20の中底21との間に配置されるスペーサ50と、コネクタベース部42から延びて下側コネクタ40と回路基板30との間を電気的に接続する配線基板32(可撓性配線基板)とを含んでいる。なお、以下では、下側コネクタ40、コネクタベース部42、配線基板32、及び回路基板30以外の下側モジュール150の部材であって、回路基板30が固定される芯金130に対して移動しない部分及び芯金130を総括して「モジュール基部」と呼ぶこととする。
コネクタベース部42から延びる配線基板32の端部は、コネクタ34を介して回路基板30に接続されている。本実施形態においては、配線基板32とコネクタベース部42は、フレキシブルプリント配線板(FPC)で一体的に構成されており、このフレキシブルプリント配線板上の配線回路により下側コネクタ40と回路基板30とが電気的に接続される。このため、配線基板32は、接続される下側コネクタ40と回路基板30とが互いに相対移動できるような可撓性を有する。なお、本実施形態では、回路基板30と配線基板32とが別部材となっているが、回路基板30と配線基板32とをフレキシブルプリント配線板により一体的に構成してもよい。
このように、下側コネクタ40は、可撓性を有する配線基板32によって回路基板30と接続されているため、回路基板30との間の電気的接続を維持したまま、回路基板30(すなわちモジュール基部)に対して相対的に移動することが可能となっている。特に、本実施形態では、図3及び図4に示すように、配線基板32のコネクタベース部42の近傍にスリット33が形成されているため、下側コネクタ40を回路基板30に対して相対移動させることが容易になっている。これにより、本実施形態では、後述するように、下側コネクタ40及びコネクタベース部42は、モジュール基部に固定された回路基板30に対してX方向、Y方向、及びZ方向に移動可能となっている。なお、配線基板32に形成されるスリット33の位置や数は図示のものに限られるものではない。
筒状部20は、例えば樹脂により略直方体状に形成されており、筒状部20の上端には、Z方向に延びる丸孔26が形成された位置合わせ部27と、Z方向に延びる矩形孔28が形成されたラッチ部29とが設けられている。位置合わせ部27の丸孔26の上縁部にはテーパ面27Aが形成されており、ラッチ部29の矩形孔28の上縁部にはテーパ面29Aが形成されている。
図5は、上側モジュール120の上側接続部160を示す斜視図である。図5に示すように、上側モジュール120の上側接続部160は、アッパカバー122に取り付けられる取付ベース162と、下側モジュール150の下側コネクタ40に嵌合可能な上側コネクタ164と、上側コネクタ164が載置されるコネクタベース部166と、コネクタベース部166から延び、上側コネクタ164とアッパカバー122の表面に設けられたスイッチ110との間を電気的に接続する配線基板168とを含んでいる。本実施形態においては、配線基板168とコネクタベース部166は、フレキシブルプリント配線板(FPC)で一体的に構成されており、このフレキシブルプリント配線板上の配線回路により上側コネクタ164とスイッチ110とが電気的に接続される。
上側接続部160の取付ベース162は、例えば樹脂により形成され、下方に延びる係合片180と、上側コネクタ164のY方向における両側に配置されたガイド部171,172と、下方に延びる位置合わせピン174と、コネクタベース部166に形成された係合孔167に係合するフック部176とを含んでいる。
この取付ベース162の位置合わせピン174は、下側接続部10の位置合わせ部27の丸孔26に挿入されるものであり、位置合わせピン174の先端にはテーパ面174Aが形成されている。位置合わせピン174を下側接続部10の位置合わせ部27の丸孔26に挿入する際に、位置合わせピン174の先端のテーパ面174Aが位置合わせ部27の上縁部のテーパ面27Aに当接することで、位置合わせピン174が位置合わせ部27の丸孔26の中心にガイドされるようになっている。
また、取付ベース162の係合片180は、Y方向に弾性変形できるように構成されており、係合片180のZ方向の略中央部には、−Y方向に突出する係合爪181が形成されている。この係合爪181が+Y方向に押されると、係合片180が弾性変形するようになっている。この係合片180は、下側接続部10のラッチ部29の矩形孔28に挿入されるものであり、係合片180をラッチ部29の矩形孔28に挿入する際には、係合片180の係合爪181が、ラッチ部29の上縁部のテーパ面29Aによってガイドされ、ラッチ部29のテーパ面29A及びその下方の壁面29B(図3参照)によって+Y方向に押され、これにより係合片180が弾性変形するようになっている。ラッチ部29の下縁部29C(図3参照)が係合爪181を乗り越えると、係合片180が元の形状に戻り、係合片180の係合爪181がラッチ部29の下縁部29Cに係合するようになっている。
図6は筒状部20を示す平面図、図7は図6のA−A線断面図である。図6及び図7に示すように、筒状部20の上端部には、中底21から上方に延びる4つの側壁22によってこれらの側壁22の内側に収容部23が形成されている。+X方向側の側壁22には、配線基板32を通過させるための切欠き22Aが形成されている(図4参照)。
図6に示すように、中底21の中央部には、全体としてY方向に延びる2つの開口部24がX方向に並んで形成されている。それぞれの開口部24のY方向中央部には、+X方向に延びる突出部25が形成されており、この突出部25により開口部24のX方向の幅が狭くなっている。
図8はスペーサ50を示す平面図、図9は正面図、図10は右側面図、図11はスペーサ50を下方から見た斜視図である。スペーサ50は、例えば樹脂により形成され、図4及び図8から図11に示すように、コネクタベース部42が載置される略矩形板状のコネクタ支持部51と、コネクタ支持部51から上方に突出する2つの突起52,53と、コネクタ支持部51から外側に屈曲して延びる屈曲部61〜64と、コネクタ支持部51から上方に延びる2本のガイドポスト71,72(移動制御部)と、コネクタ支持部51から下方に突出する2つの突出部81,82とを含んでいる。
図8に示すように、屈曲部61は、コネクタ支持部51の縁部51Aから+Y方向に延びる延出部61Aと、延出部61Aから+X方向に折れ曲がる折曲部61Bと、折曲部61Bからさらに+Y方向に折れ曲がる先端部61Cとを含んでいる。同様に、屈曲部62は、コネクタ支持部51の縁部51Bの略中央部から+X方向に延びる延出部62Aと、延出部62Aから−Y方向に折れ曲がる折曲部62Bと、折曲部62Bからさらに+X方向に折れ曲がる先端部62Cとを含んでいる。また、屈曲部63は、コネクタ支持部51の縁部51Cから−Y方向に延びる延出部63Aと、延出部63Aから+X方向に折れ曲がる折曲部63Bと、折曲部63Bからさらに−Y方向に折れ曲がる先端部63Cとを含んでいる。屈曲部64は、コネクタ支持部51の縁部51Dの略中央部から−X方向に延びる延出部64Aと、延出部64Aから+Y方向に折れ曲がる折曲部64Bと、折曲部64Bからさらに−X方向に折れ曲がる先端部64Cとを含んでいる。
このように、屈曲部61〜64はそれぞれコネクタ支持部51から屈曲して延びる形状を有しており、弾性変形が可能となっている。すなわち、屈曲部61の先端部61Cに−Y方向の力が作用すると、屈曲部61が弾性変形して先端部61Cとコネクタ支持部51との間の距離が小さくなる。また、同様に、屈曲部62の先端部62Cに−X方向の力が作用すると屈曲部62が弾性変形して先端部62Cとコネクタ支持部51との間の距離が小さくなり、屈曲部63の先端部63Cに+Y方向の力が作用すると屈曲部63が弾性変形して先端部63Cとコネクタ支持部51との間の距離が小さくなり、屈曲部64の先端部64Cに+X方向の力が作用すると屈曲部64が弾性変形して先端部64Cとコネクタ支持部51との間の距離が小さくなる。このように、本実施形態では、屈曲部61〜64が弾性変形することにより、コネクタ支持部51が屈曲部61〜64の先端部61C,62C,63C,64Cに対して相対的に移動できるようになっている。
図12は、スペーサ50を筒状部20に組み込んだ状態を示す平面図である。図12に示すように、スペーサ50は筒状部20の収容部23の内部に保持されている。スペーサ50のX方向の最大寸法LSX(図8参照)は筒状部20の収容部23のX方向の寸法LCX(図6参照)以上となっており、屈曲部62の先端部62Cと屈曲部64の先端部64Cとがそれぞれ筒状部20の側壁22に当接している。また、スペーサ50のY方向の最大寸法LSY(図8参照)は筒状部20の収容部23のY方向の寸法LCY(図6参照)以上となっており、屈曲部61の先端部61Cと屈曲部63の先端部63Cとがそれぞれ筒状部20の側壁22に当接している。
このように、スペーサ50の屈曲部61〜64は、それぞれコネクタ支持部51と筒状部20の側壁22との間で屈曲して延び、屈曲部61〜64の先端部61C,62C,63C,64Cがそれぞれ筒状部20の側壁22に当接するようになっている。上述したように、スペーサ50の屈曲部61〜64は弾性変形することができるため、本実施形態におけるスペーサ50の屈曲部61〜64は、弾性変形することでモジュール基部としての筒状部20に対してコネクタ支持部51を弾性的に保持する弾性保持部として機能し得る。
図9及び図10に示すように、屈曲部61〜64の先端部61C,62C,63C,64CのZ方向の厚さは、コネクタ支持部51のZ方向の厚さよりも厚くなっており、屈曲部61〜64の先端部61C,62C,63C,64Cの下面は、コネクタ支持部51の下面よりも下方(−Z方向側)に位置している。このような構成により、後述するように、コネクタ支持部51に作用する−Z方向の力を屈曲部61〜64の弾性変形により緩和することができる。
図8に示すように、ガイドポスト71の先端には、中央のテーパ面71A(当接面)と、テーパ面71Aを挟んで配置された2つのテーパ面71B(当接面)が形成されている。同様に、ガイドポスト72の先端には、中央のテーパ面72A(当接面)と、テーパ面72Aを挟んで配置された2つのテーパ面72B(当接面)が形成されている。
図11に示すように、スペーサ50の突出部81は、コネクタ支持部51から−Z方向に延びる2つの延出部83,83と、2つの延出部83,83をY方向に接続するブリッジ部84とを含んでいる。突出部82は、コネクタ支持部51から−Z方向に延びる2つの延出部85,85と、2つの延出部85,85をY方向に接続するブリッジ部86とを含んでいる。これにより、突出部81のブリッジ部84とコネクタ支持部51との間に開口部87が形成され、突出部82のブリッジ部86とコネクタ支持部51との間に開口部88が形成される。また、図8に示すように、コネクタ支持部51には、突出部81,82のブリッジ部84,86に対応する箇所に開口部54,56がそれぞれ形成されている。
スペーサ50のコネクタ支持部51の下方(−Z方向側)に形成された開口部87,88には、それぞれ筒状部20の中底21に形成された突出部25,25(図6参照)が挿入されており、筒状部20の突出部25,25がスペーサ50の開口部87,88に係合することによりスペーサ50が筒状部20の中底21上に保持されている。
ここで、筒状部20の開口部24のX方向の寸法LDX(図6参照)はスペーサ50の突出部81,82のX方向の寸法LPX(図9参照)よりも大きく、筒状部20の開口部24のY方向の寸法LDY(図6参照)はスペーサ50の突出部81,82のY方向の寸法LPY(図10参照)よりも大きくなっている。また、スペーサ50の開口部87,88のY方向の寸法LGY(図10参照)は筒状部20の中底21の突出部25のY方向の幅LFY(図6参照)よりも大きくなっている。上述したように、屈曲部61〜64の先端部61C,62C,63C,64Cはそれぞれ筒状部20の側壁22に当接しているが、このような寸法構成により、スペーサ50の屈曲部61〜64が弾性変形することで、スペーサ50のコネクタ支持部51が筒状部20の収容部23の内部でX方向及びY方向に移動できるようになっている。
図13はコネクタベース部42と配線基板32とを含むフレキシブルプリント配線板(FPC)の一部を示す平面図である。図13に示すように、コネクタベース部42は、略矩形板状であり、コネクタベース部42の一端から延びる配線基板32にはスリット33が形成されている。このコネクタベース部42には、スペーサ50のガイドポスト71,72がそれぞれ挿通される貫通孔43,44と、スペーサ50の突起52,53がそれぞれ挿通される貫通孔45,46とが形成されている。コネクタベース部42は、スペーサ50のガイドポスト71,72と突起52,53をそれぞれ貫通孔43,44,45,46に挿通させた状態で、スペーサ50のコネクタ支持部51の上に載置される。なお、フレキシブルプリント配線板(FPC)のうち、コネクタ支持部51の上に載置されるコネクタベース部42には、機械的強度を確保するために補強板(図示せず)が貼付されている。
ここで、貫通孔43,44のX方向及びY方向の寸法はガイドポスト71,72のX方向及びY方向の寸法よりも少し大きくなっており、貫通孔45,46のX方向及びY方向の寸法も突起52,53のX方向及びY方向の寸法よりも少し大きくなっている。このため、コネクタベース部42は、スペーサ50のコネクタ支持部51の上でX方向及びY方向にわずかな距離だけ移動できるようになっている。
図3に戻って、上側接続部160の取付ベース162には、スペーサ50のガイドポスト71,72に対応する貫通孔191,192が形成されている。上側接続部160と下側接続部10とが連結された際に、これらの貫通孔191,192にスペーサ50のガイドポスト71,72が案内されるようになっている。取付ベース162のガイド部171は貫通孔191を取り囲むように形成されており、取付ベース162のガイド部172は貫通孔192を取り囲むように形成されている。したがって、上側接続部160と下側接続部10とが連結された際には、取付ベース162のガイド部171,172が、スペーサ50のガイドポスト71,72の周囲をそれぞれ取り囲むようになっている。
また、図5に示すように、取付ベース162のガイド部171の下縁部には、テーパ面171A,171Bが形成されており、ガイド部172の下縁部には、テーパ面172A,172B(テーパ面172Aについては図18Aを参照)が形成されている。ガイド部171のテーパ面171A,171Bは、下側接続部10のガイドポスト71の先端に形成された当接面であるテーパ面71A,71Bにそれぞれ当接可能な相手方当接面であり、ガイド部172のテーパ面172A,172Bは、下側接続部10のガイドポスト72の先端に形成された当接面であるテーパ面72A,72Bにそれぞれ当接可能な相手方当接面である。
図14は下側接続部10の主要部を示す平面図、図15は図14のB−B線断面図、図16は図14のC−C線断面図、図17は図14のD−D線断面図である。図4及び図14から図17に示すように、下側コネクタ40は、上述したコネクタベース部42の中央に固定されており、コネクタベース部42と配線基板32とを含むフレキシブルプリント配線板(FPC)上の配線回路に接続されている。コネクタベース部42は、スペーサ50のガイドポスト71,72と突起52,53をそれぞれ貫通孔43,44,45,46に挿通させた状態で、スペーサ50のコネクタ支持部51の上に載置されている。スペーサ50は、コネクタ支持部51の下方の開口部87,88に筒状部20の突出部25,25を挿入させた状態で筒状部20の中底21上に保持される。これらの下側コネクタ40、コネクタベース部42、及びスペーサ50が、筒状部20の収容部23に収容されている。
本実施形態では、上述したように、スペーサ50の屈曲部61〜64の先端部61C,62C,63C,64CのZ方向の厚さがコネクタ支持部51のZ方向の厚さよりも厚くなっているため、図17に示すように、スペーサ50のコネクタ支持部51が筒状部20の中底21から離間した状態となっている。したがって、下側コネクタ40に−Z方向の力が作用した場合には、屈曲部61〜64の延出部61A,62A,63A,64A及び折曲部61B,62B,63B,64Bが弾性変形してコネクタ支持部51が筒状部20に対して−Z方向に移動することとなる。このように、本実施形態における屈曲部61〜64は、弾性変形することにより下側コネクタ40に作用する−Z方向の力を緩和する力緩和部として機能することができ、下側コネクタ40の破損を防止することができる。
次に、上側モジュール120を下側モジュール150に取り付けてステアリングモジュール組立体を作製する工程について説明する。まず、上側モジュール120の上側接続部160が下側モジュール150の下側接続部10の上方に位置するように、上側モジュール120を下側モジュール150の上方に位置させる。そして、上側接続部160の位置合わせピン174を下側接続部10の筒状部20の位置合わせ部27の丸孔26の位置に合わせる。これにより、筒状部20に対して上側モジュール120がXY平面内で位置合わせされる。このとき、図18Aに示すように、上側接続部160の上側コネクタ164の中心軸PUと下側接続部10の下側コネクタ40の中心軸PLとが一致する。
この状態で、上側モジュール120を−Z方向(嵌合方向)に下降させて、上側接続部160の位置合わせピン174を下側接続部10の位置合わせ部27の丸孔26に挿入していくと、図18Bに示すように、上側接続部160の係合片180が下側接続部10のラッチ部29の矩形孔28に挿入され、係合片180の係合爪181がラッチ部29のテーパ面29A及びその下方の壁面29Bによって+Y方向に押されて係合片180が弾性変形する。
さらに上側モジュール120を下降させて、ラッチ部29の下縁部29Cが係合片180の係合爪181を乗り越えると、弾性変形していた係合片180が元の形状に戻り、図18Cに示すように、係合片180の係合爪181がラッチ部29の下縁部29Cに係合し、下側接続部10に対して上側接続部160が固定される。このとき、上側接続部160の上側コネクタ164が下側接続部10の下側コネクタ40に嵌合し、上側コネクタ164と下側コネクタ40との間で電気的接続が確立される。また、下側接続部10のガイドポスト71,72は、それぞれ上側接続部160のガイド部172,172の内側に位置し、下側接続部10のガイドポスト71,72が上側接続部160のガイド部172,172により囲まれた状態となる。
ここで、上側接続部160の上側コネクタ164及び下側接続部10の下側コネクタ40の寸法公差により両者の間にわずかな位置ずれが生じている場合には、上述したように、下側接続部10のコネクタベース部42が、スペーサ50のコネクタ支持部51の上でX方向及びY方向にわずかな距離だけ移動可能となっているため、上側コネクタ164を下側コネクタ40に嵌合させる際に、下側コネクタ40が上側コネクタ164に押されてコネクタベース部42とともにX方向及びY方向に移動し、上側コネクタ164と嵌合する位置に自動的に調整される。上述したように、下側コネクタ40と回路基板30とは、可撓性を有する配線基板32により接続されているため、下側コネクタ40及びコネクタベース部42がX方向又はY方向に移動しても下側コネクタ40と回路基板30との間の電気的接続を維持することができる。
以上のように、ステアリングモジュール組立体を作製する際に、作業者は、上側接続部160の位置合わせピン174を下側接続部10の位置合わせ部27の丸孔26に合わせて上側モジュール120を−Z方向(嵌合方向)に下降させるだけで、上側接続部160の上側コネクタ164と下側接続部10の下側コネクタ40とを互いに嵌合させることができる。したがって、作業者は、上側接続部160の上側コネクタ164及び下側接続部10の下側コネクタ40を手に取って手作業で嵌合させる必要がなく、また、左右の接続部160,10における上側コネクタ164と下側コネクタ40とを同時に嵌合させることができ、上側モジュール120と下側モジュール150との間でのコネクタ164,40の嵌合作業が非常に簡単なものとなる。また、従来のステアリングモジュール組立体においては、コネクタ同士の嵌合を手作業で行うため、コネクタの周囲にある程度の作業スペースが必要となり、コネクタ同士の嵌合作業のために必要な配線の余長を収容しておくスペースも必要であるが、本実施形態では、コネクタ164,40の嵌合作業に当たって、上側コネクタ164及び下側コネクタ40の周囲に手作業のためのスペースや配線の余長を収容しておくスペースも必要ないため、ステアリングモジュール組立体を小型化することが可能である。
また、従来は、作業者が2つのモジュールのコネクタ同士を手に取って手作業で嵌合させる必要があったため、コネクタ同士の嵌合工程が完了した後に、例えばエアバッグの取付などの他の工程を行う必要があった。しかしながら、本実施形態によれば、コネクタ164,40の嵌合作業に当たって、上側コネクタ164及び下側コネクタ40の周囲にスペースを確保する必要がないため、上側モジュール120を下側モジュール150に取り付ける前にエアバッグの取付などの他の工程を行うこともでき、ステアリングの組立工程の柔軟性を高めることができる。
近年では、嵌合される相手方コネクタの軸のずれを吸収できるコネクタも開発されているが、本実施形態によれば、そのような特別なコネクタを用いる必要がなく、汎用のコネクタを用いてコネクタ間の位置ずれを解消することが可能である。また、従来のステアリングモジュール組立体ではコネクタ同士を嵌合させる際に、コネクタ同士を係合させて固定する機構をコネクタ自体に持たせる必要があったが、本実施形態によれば、コネクタ164,40間の固定は、取付ベース162の係合片180の係合爪181と筒状部20のラッチ部29とによってなされるので、コネクタ164,40自体に係合機構を設ける必要がない。
ここで、上側モジュール120の構成要素及び下側モジュール150の構成要素の寸法公差により両者の間に位置ずれが生じる場合を考える。例えば、上側接続部160の位置合わせピン174を下側接続部10の位置合わせ部27の丸孔26の位置に合わせたときに、図19Aに示すように、寸法公差によって上側接続部160の上側コネクタ164の中心軸PUが下側接続部10の下側コネクタ40の中心軸PLに対して+Y方向にずれている場合を考える。
この状態で、上側モジュール120を下降させて、上側接続部160の位置合わせピン174を下側接続部10の位置合わせ部27の丸孔26に挿入していくと、図19Bに示すように、上側接続部160の係合片180が下側接続部10のラッチ部29の矩形孔28に挿入され、係合片180の係合爪181がラッチ部29のテーパ面29A及びその下方の壁面29Bによって+Y方向に押されて係合片180が弾性変形する。このとき、上側接続部160が下側接続部10に対して+Y方向にずれているために、上側接続部160のガイド部172のテーパ面172Aが下側接続部10のガイドポスト72のテーパ面72Aに当接する。
この状態でさらに上側モジュール120を下降させると、図19Cに示すように、ガイド部172のテーパ面172Aとガイドポスト72のテーパ面72Aとが当接することによって、上側モジュール120に作用する−Z方向(嵌合方向)の力が+Y方向の力に変換されてガイドポスト72に作用する。この結果、スペーサ50のコネクタ支持部51は筒状部20の側壁22に向けて+Y方向に押されるが、上述したように、屈曲部61は弾性変形可能であるため、屈曲部61の弾性変形によりスペーサ50のコネクタ支持部51が筒状部20に対して+Y方向に移動する。そして、ガイド部172の壁面172Cとガイドポスト72の壁面72Cとが摺接するに至ると、コネクタ支持部51の+Y方向への移動が終了する。このとき、下側接続部10のガイドポスト71,72は、それぞれ上側接続部160のガイド部172,172の内側に位置し、上側コネクタ164と下側コネクタ40とが位置合わせされた状態となる。
さらに上側モジュール120を下降させることにより、ラッチ部29の下縁部29Cが係合片180の係合爪181を乗り越えると、弾性変形していた係合片180が元の形状に戻り、図19Dに示すように、係合片180の係合爪181がラッチ部29の下縁部29Cに係合し、下側接続部10に対して上側接続部160が固定される。このとき、上側接続部160の上側コネクタ164が下側接続部10の下側コネクタ40に嵌合し、上側コネクタ164と下側コネクタ40との間で電気的接続が確立される。
このように、寸法公差により上側接続部160の上側コネクタ164が下側接続部10の下側コネクタ40に対して+Y方向にずれていたとしても、上側接続部160のガイド部172のテーパ面172Aと下側接続部10のガイドポスト72のテーパ面72Aと当接と屈曲部61の弾性変形とによってスペーサ50のコネクタ支持部51を+Y方向に移動させることができるので、上側コネクタ164と下側コネクタ40との位置合わせを自動的に行うことができる。
上側接続部160の上側コネクタ164が下側接続部10の下側コネクタ40に対して−Y方向にずれていた場合には、上記と同様に、上側接続部160のガイド部171のテーパ面171Aと下側接続部10のガイドポスト71のテーパ面71Aとの当接と屈曲部63の弾性変形とによってスペーサ50のコネクタ支持部51を−Y方向に移動させることができる。したがって、この場合にも、上側コネクタ164と下側コネクタ40との位置合わせが自動的に行われる。
また、X方向に関しては、下側接続部10のガイドポスト71の上端に形成されたテーパ面71B,72B(図14参照)が当接面として機能し、上側接続部160のガイド部171,172の下縁部に形成されたテーパ面171B,172B(図5及び図20参照)が、当接面としてのテーパ面71B,72Bに当接可能な相手方当接面として機能する。すなわち、上側接続部160の上側コネクタ164が下側接続部10の下側コネクタ40に対して−X方向又は+X方向にずれていた場合には、上側接続部160のガイド部171,172のテーパ面171A,172Aと下側接続部10のガイドポスト71,72のテーパ面71A,72Aとの当接と屈曲部64又は屈曲部62の弾性変形とによってスペーサ50のコネクタ支持部51を−X方向又は+X方向に移動させることができる。したがって、この場合にも、上側コネクタ164と下側コネクタ40との位置合わせが自動的に行われる。
なお、このように位置合わせされた後の上側コネクタ164と下側コネクタ40との間に生じるわずかな位置ずれについては、上述したように、コネクタベース部42がスペーサ50のコネクタ支持部51の上で移動することにより解消することができる。
このように、本実施形態における下側接続部10のガイドポスト71,72のテーパ面71A,71B,72A,72Bは、上側接続部160のガイド部171,172のテーパ面171A,171B,172A,172Bと当接することによって、上側モジュール120に作用する−Z方向(嵌合方向)の力をX方向又はY方向に変換することができ、ガイドポスト71,72は、この変換された力によってコネクタ支持部51をモジュール基部としての筒状部20に対して移動させる移動制御部として機能する。このため、寸法公差により上側接続部160の上側コネクタ164の位置が下側接続部10の下側コネクタ40に対してずれていたとしても、上側接続部160のガイド部171,172のテーパ面171A,171B,172A,172Bと下側接続部10のガイドポスト71,72のテーパ面71A,71B,72A,72Bとの当接と屈曲部61〜64の弾性変形とによって、スペーサ50のコネクタ支持部51をX方向及びY方向に移動させて、上側コネクタ164と下側コネクタ40との位置合わせを自動的に行うことができる。
図21は、本発明の第2の実施形態におけるステアリングモジュール組立体の下側モジュールの下側接続部210を上側モジュールの上側接続部360とともに示す斜視図である。また、図22は、下側接続部210の分解斜視図である。図21及び図22に示すように、下側モジュールの下側接続部210は、略直方体状の筒状部220と、モジュール基部としての芯金(図1の符号130参照)の所定位置(図示せず)に固定される矩形板状の回路基板230(固定基板)と、上側接続部360に設けられた上側コネクタ364(相手方コネクタ(図23参照))に嵌合可能な下側コネクタ240と、下側コネクタ240が載置されるコネクタベース部242と、コネクタベース部242と筒状部220の中底221との間に配置されるスペーサ250と、コネクタベース部242から延びて下側コネクタ240と回路基板230との間を電気的に接続する配線基板232(可撓性配線基板)とを含んでいる。なお、以下では、下側コネクタ240、コネクタベース部242、配線基板232、及び回路基板230以外の下側モジュールの部材であって、回路基板230が固定される芯金に対して移動しない部分及び芯金を総括して「モジュール基部」と呼ぶこととする。
コネクタベース部242から延びる配線基板232の端部は、コネクタ234を介して回路基板230に接続されている。本実施形態においては、配線基板232とコネクタベース部242は、フレキシブルプリント配線板(FPC)で一体的に構成されており、このフレキシブルプリント配線板上の配線回路により下側コネクタ240と回路基板230とが電気的に接続される。このため、配線基板232は、接続される下側コネクタ240と回路基板230とが互いに相対移動できるような可撓性を有する。なお、本実施形態では、回路基板230と配線基板232とが別部材となっているが、回路基板230と配線基板232とをフレキシブルプリント配線板により一体的に構成してもよい。
このように、下側コネクタ240は、可撓性を有する配線基板232によって回路基板230と接続されているため、回路基板230との間の電気的接続を維持したまま、回路基板230(すなわちモジュール基部)に対して相対的に移動することが可能となっている。特に、本実施形態では、図21及び図22に示すように、配線基板232のコネクタベース部242の近傍にスリット233が形成されているため、下側コネクタ240を回路基板230に対して相対移動させることが容易になっている。これにより、本実施形態では、後述するように、下側コネクタ240及びコネクタベース部242は、モジュール基部に固定された回路基板230に対してX方向、Y方向、及びZ方向に移動可能となっている。なお、配線基板232に形成されるスリット233の位置や数は図示のものに限られるものではない。
筒状部220は、例えば樹脂により略直方体状に形成されており、筒状部220の上端には、Z方向に延びる丸孔226が形成された位置合わせ部227と、Z方向に延びる矩形孔228が形成されたラッチ部229とが設けられている。位置合わせ部227の丸孔226の上縁部にはテーパ面227Aが形成されており、ラッチ部229の矩形孔228の上縁部にはテーパ面229Aが形成されている。また、図22に示すように、筒状部220の+Z側端部には、中底221から+Z方向に延びる4つの側壁222によってこれらの側壁222の内側に収容部223が形成されている。+X方向側の側壁222には、配線基板232を通過させるための切欠き222Aが形成されている。
図23は、上側モジュールの上側接続部360を示す斜視図である。図23に示すように、上側モジュールの上側接続部360は、アッパカバー(図1の符号122参照)に取り付けられる取付ベース362と、下側モジュールの下側コネクタ240に嵌合可能な上側コネクタ364と、上側コネクタ364が載置されるコネクタベース部366と、コネクタベース部366から延び、上側コネクタ364とアッパカバー322の表面に設けられたスイッチ(図1の符号112参照)との間を電気的に接続する配線基板368とを含んでいる。本実施形態においては、配線基板368とコネクタベース部366は、フレキシブルプリント配線板(FPC)で一体的に構成されており、このフレキシブルプリント配線板上の配線回路により上側コネクタ364とスイッチとが電気的に接続される。
上側接続部360の取付ベース362は、例えば樹脂により形成され、下方に延びる係合片380と、上側コネクタ364を挟んだ両側に配置されたガイド部371,372と、下方に延びる位置合わせピン374と、コネクタベース部366に形成された孔から下方に突出する突起376とを含んでいる。
この取付ベース362の位置合わせピン374は、下側接続部210の位置合わせ部227の丸孔226に挿入されるものであり、位置合わせピン374の先端にはテーパ面374Aが形成されている。位置合わせピン374を下側接続部210の位置合わせ部227の丸孔226に挿入する際に、位置合わせピン374の先端のテーパ面374Aが位置合わせ部227の上縁部のテーパ面227Aに当接することで、位置合わせピン374が位置合わせ部227の丸孔226の中心にガイドされるようになっている。
また、取付ベース362の係合片380は、Y方向に弾性変形できるように構成されており、係合片380のZ方向の略中央部には、−Y方向に突出する係合爪381が形成されている。この係合爪381が+Y方向に押されると、係合片380が弾性変形するようになっている。この係合片380は、下側接続部210のラッチ部229の矩形孔228に挿入されるものであり、係合片380をラッチ部229の矩形孔228に挿入する際には、係合片380の係合爪381が、ラッチ部229の上縁部のテーパ面229Aによってガイドされ、ラッチ部229のテーパ面229A及びその下方の壁面229B(図21参照)によって+Y方向に押され、これにより係合片380が弾性変形するようになっている。ラッチ部229の下縁部229C(図21参照)が係合爪381を乗り越えると、係合片380が元の形状に戻り、係合片380の係合爪381がラッチ部229の下縁部229Cに係合するようになっている。
図24は筒状部220を示す平面図である。図24に示すように、中底221の中央部には、十字状の開口部224が形成されており、この開口部224は、X方向に幅が広がった拡幅部224A,224Aと、Y方向に幅が広がった拡幅部224B,224Bとを含んでいる。
図25はスペーサ250を示す平面図、図26は正面図、図27は右側面図である。スペーサ250は、例えば樹脂により形成され、図22及び図25から図27に示すように、コネクタベース部242が載置される略矩形板状のコネクタ支持部251と、コネクタ支持部251から上方に突出する2つの突起252,253と、コネクタ支持部251から下方に屈曲して延びる屈曲部261〜264と、コネクタ支持部251から上方に延びる2本のガイドポスト271,272(移動制御部)とを含んでいる。
図27に示すように、屈曲部261は、コネクタ支持部251から下方に延びる延出部261Aと、延出部261AからU字状に方向転換する湾曲部261Bと、湾曲部261Bから上方に延びる延出部261Cとを含んでいる。延出部261CのZ方向の中央部分には、+Y方向に突出する2つの爪部261Dが形成されており、延出部261Cの上端には、+Y方向に突出する突出部261Eが形成されている。
図26に示すように、屈曲部262は、コネクタ支持部251から下方に延びる延出部262Aと、延出部262AからU字状に方向転換する湾曲部262Bと、湾曲部262Bから上方に延びる延出部262Cとを含んでいる。延出部262CのZ方向の中央部分には、+X方向に突出する2つの爪部262Dが形成されており、延出部262Cの上端には、+X方向に突出する突出部262Eが形成されている。
図27に示すように、屈曲部263は、コネクタ支持部251から下方に延びる延出部263Aと、延出部263AからU字状に方向転換する湾曲部263Bと、湾曲部263Bから上方に延びる延出部263Cとを含んでいる。延出部263CのZ方向の中央部分には、−Y方向に突出する2つの爪部263Dが形成されており、延出部263Cの上端には、−Y方向に突出する突出部263Eが形成されている。
図26に示すように、屈曲部264は、コネクタ支持部251から下方に延びる延出部264Aと、延出部264AからU字状に方向転換する湾曲部264Bと、湾曲部264Bから上方に延びる延出部264Cとを含んでいる。延出部262CのZ方向の中央部分には、−X方向に突出する2つの爪部264Dが形成されており、延出部264Cの上端には、−X方向に突出する突出部262Eが形成されている。
このように、屈曲部261〜264はそれぞれコネクタ支持部251から屈曲して延びる形状を有しており、弾性変形が可能となっている。すなわち、屈曲部261の突出部261Eに−Y方向の力が作用すると、屈曲部261が弾性変形して突出部261Eとコネクタ支持部251との間の距離が小さくなる。また、同様に、屈曲部262の突出部262Eに−X方向の力が作用すると屈曲部262が弾性変形して突出部262Eとコネクタ支持部251との間の距離が小さくなり、屈曲部263の突出部263Eに+Y方向の力が作用すると屈曲部263が弾性変形して突出部263Eとコネクタ支持部251との間の距離が小さくなり、屈曲部264の突出部264Eに+X方向の力が作用すると屈曲部264が弾性変形して突出部264Eとコネクタ支持部251との間の距離が小さくなる。このように、本実施形態では、屈曲部261〜264が弾性変形することにより、コネクタ支持部251が屈曲部261〜264の突出部261E,262E,263E,264Eに対して相対的に移動できるようになっている。
図26及び図27に示すように、屈曲部261〜264の突出部261E,262E,263E,264Eは傾斜面を有しているため、後述するように、コネクタ支持部251に作用する−Z方向の力をこの傾斜面によって緩和することができる。
図27に示すように、ガイドポスト271の先端は丸められており、ラウンド面271A(当接面)が形成されている。同様に、ガイドポスト272の先端も丸められており、ラウンド面272A(当接面)が形成されている。
図28はコネクタベース部242と配線基板232とを含むフレキシブルプリント配線板(FPC)の一部を示す平面図である。図28に示すように、コネクタベース部242は、略矩形板状であり、コネクタベース部242の一端から可撓性を有する配線基板232が延びている。このコネクタベース部242には、スペーサ250のガイドポスト271,272に対応する切欠き243,244と、スペーサ250の突起252,253がそれぞれ挿通される貫通孔245,246とが形成されている。コネクタベース部242は、スペーサ250の突起252,253をそれぞれ貫通孔245,246に挿通させた状態で、スペーサ250のコネクタ支持部251の上に載置される。なお、フレキシブルプリント配線板(PFC)のうち、コネクタ支持部251の上に載置されるコネクタベース部242には、機械的強度を確保するために補強板(図示せず)が貼付されている。
ここで、貫通孔245,246のX方向及びY方向の寸法は突起252,253のX方向及びY方向の寸法よりも少し大きくなっている。このため、コネクタベース部242は、スペーサ250のコネクタ支持部251の上でX方向及びY方向にわずかな距離だけ移動できるようになっている。
図23に戻って、上側接続部360の取付ベース362のガイド部371は、スペーサ250のガイドポスト271に対応して設けられており、ガイド部371の中央にはガイドポスト271を案内する貫通孔391が形成されている。また、取付ベース362のガイド部372は、スペーサ250のガイドポスト272に対応して設けられており、ガイド部372の中央にはガイドポスト272を案内する貫通孔392が形成されている。上側接続部360と下側接続部210とが連結された際に、これらのガイド部371,372の貫通孔392,392にスペーサ250のガイドポスト271,272が案内されるようになっている。
また、図23に示すように、ガイド部371の下縁部にはテーパ面371Aが形成されており、ガイド部372の下縁部にはテーパ面372Aが形成されている。ガイド部371のテーパ面371Aは、下側接続部210のガイドポスト271の先端に形成された当接面であるラウンド面271Aに当接可能な相手方当接面であり、ガイド部372のテーパ面372Aは、下側接続部210のガイドポスト272の先端に形成された当接面であるラウンド面272Aに当接可能な相手方当接面である。
図29は、下側接続部210の主要部を示す平面図、図30は、上述したスペーサ250を筒状部220に組み込んだ状態を示す平面図、図31は、図29のF−F線断面図、図32は、図29のG−G線断面図、図33は、図29のH−H線断面を上側接続部360とともに示す断面図である。
図30に示すように、スペーサ250は、筒状部220の収容部223の内部に保持される。より具体的には、筒状部220の開口部224は、スペーサ250の屈曲部261〜264を嵌め込める大きさとなっており、スペーサ250の屈曲部261〜264を弾性変形させて筒状部220の開口部224に嵌め込むことで、図31及び図32に示すように、屈曲部261〜264の突出部261E,262E,263E,264Eがそれぞれ筒状部220の開口部224の縁部に押圧された状態で、スペーサ250が筒状部220の中底221上に保持される。このとき、屈曲部261〜264の爪部261D,262D,263D,264Dは、中底221の下面に当接する。
このように、屈曲部261〜264の突出部261E,262E,263E,264Eは筒状部220の開口部224の縁部に当接しているが、上述したように、スペーサ250の屈曲部261〜264が弾性変形することで、スペーサ250のコネクタ支持部251が筒状部220の収容部223の内部でX方向及びY方向に移動できるようになっている。
図29に示すように、下側コネクタ240は、上述したコネクタベース部242の中央に固定されており、コネクタベース部242と配線基板232とを含むフレキシブルプリント配線板(FPC)上の配線回路に接続されている。コネクタベース部242は、スペーサ250の突起252,253をそれぞれ貫通孔245,246に挿通させた状態で、スペーサ250のコネクタ支持部251の上に載置されている。スペーサ250は、屈曲部261〜264を筒状部220の開口部224に嵌め込んだ状態で筒状部220の中底221上に保持される。これらの下側コネクタ240、コネクタベース部242、及びスペーサ250が、筒状部220の収容部223に収容されている。
次に、本実施形態においてステアリングモジュール組立体を作製する工程について説明する。まず、上側モジュールの上側接続部360が下側モジュールの下側接続部210の上方に位置するように、上側モジュールを下側モジュールの上方に位置させる。そして、上側接続部360の位置合わせピン374を下側接続部210の筒状部220の位置合わせ部227の丸孔226の位置に合わせる。この状態で、上側モジュールを−Z方向(嵌合方向)に下降させて、上側接続部360の位置合わせピン374を下側接続部210の位置合わせ部227の丸孔226に挿入していくと、第1の実施形態と同様に、上側接続部360の係合片380の係合爪381がラッチ部229の下縁部229Cに係合し、下側接続部210に対して上側接続部360が固定される。
このとき、上側接続部360の上側コネクタ364が下側接続部210の下側コネクタ240に嵌合し、上側コネクタ364と下側コネクタ240との間で電気的接続が確立される。また、下側接続部210のガイドポスト271,272は、それぞれ上側接続部360のガイド部372,372の貫通孔391,392の内部に挿入される。
ここで、上側接続部360の上側コネクタ364及び下側接続部210の下側コネクタ240の寸法公差により両者の間にわずかな位置ずれが生じている場合には、上述したように、下側接続部210のコネクタベース部242が、スペーサ250のコネクタ支持部251の上でX方向及びY方向にわずかな距離だけ移動可能となっているため、上側コネクタ364を下側コネクタ240に嵌合させる際に、下側コネクタ240が上側コネクタ364に押されてコネクタベース部242とともにX方向及びY方向に移動し、上側コネクタ364と嵌合する位置に自動的に調整される。上述したように、下側コネクタ240と回路基板230とは、可撓性を有する配線基板232により接続されているため、下側コネクタ240及びコネクタベース部242がX方向又はY方向に移動しても下側コネクタ240と回路基板230との間の電気的接続を維持することができる。
以上のように、ステアリングモジュール組立体を作製する際に、作業者は、上側接続部360の位置合わせピン374を下側接続部210の位置合わせ部227の丸孔226に合わせて上側モジュールを−Z方向(嵌合方向)に下降させるだけで、上側接続部360の上側コネクタ364と下側接続部210の下側コネクタ240とを互いに嵌合させることができる。したがって、作業者は、上側接続部360の上側コネクタ364及び下側接続部210の下側コネクタ240を手に取って手作業で嵌合させる必要がなく、また、左右の接続部360,210における上側コネクタ364と下側コネクタ240とを同時に嵌合させることができ、上側モジュールと下側モジュールとの間でのコネクタ364,240の嵌合作業が非常に簡単なものとなる。また、コネクタ364,240の嵌合作業に当たって、上側コネクタ364及び下側コネクタ240の周囲に手作業のためのスペースや配線の余長を収容しておくスペースも必要ないため、ステアリングモジュール組立体を小型化することが可能である。
また、従来は、作業者が2つのモジュールのコネクタ同士を手に取って手作業で嵌合させる必要があったため、コネクタ同士の嵌合工程が完了した後に、例えばエアバッグの取付などの他の工程を行う必要があった。しかしながら、本実施形態によれば、コネクタ364,240の嵌合作業に当たって、上側コネクタ364及び下側コネクタ240の周囲にスペースを確保する必要がないため、上側モジュールを下側モジュールに取り付ける前にエアバッグの取付などの他の工程を行うこともでき、ステアリングの組立工程の柔軟性を高めることができる。
近年では、嵌合される相手方コネクタの軸のずれを吸収できるコネクタも開発されているが、本実施形態によれば、そのような特別なコネクタを用いる必要がなく、汎用のコネクタを用いてコネクタ間の位置ずれを解消することが可能である。また、従来のステアリングモジュール組立体ではコネクタ同士を嵌合させる際に、コネクタ同士を係合させて固定する機構をコネクタ自体に持たせる必要があったが、本実施形態によれば、コネクタ364,240間の固定は、取付ベース362の係合片380の係合爪381と筒状部220のラッチ部229とによってなされるので、コネクタ364,240自体に係合機構を設ける必要がない。
また、本実施形態では、スペーサ250の屈曲部261〜264の突出部261E,262E,263E,264Eが傾斜面で筒状部220の開口部224に当接しているため、例えば上側コネクタ364の嵌合時などに、下側コネクタ240に−Z方向の力が作用すると、屈曲部261〜264の突出部261E,262E,263E,264Eの傾斜面により−Z方向の力の一部が水平方向の力に変換されることとなる。このように、屈曲部261〜264の突出部261E,262E,263E,264Eの傾斜面により下側コネクタ240に作用する−Z方向の力を緩和することができる。すなわち、本実施形態における屈曲部261〜264の突出部261E,262E,263E,264Eは、下側コネクタ240に作用する−Z方向の力を緩和する力緩和部として機能することができ、下側コネクタ240の破損を防止することができる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、上側モジュールの構成要素及び下側モジュールの構成要素の寸法公差により両者の間に位置ずれが生じた場合に、上側コネクタ364と下側コネクタ240との位置合わせが自動的に行われる。
例えば、上側接続部360が下側接続部210に対して+Y方向にずれている場合には、上側モジュールを下降させたときに、上側接続部360のガイド部371,372のテーパ面371A,372Aが下側接続部210のガイドポスト271,272のラウンド面271A,272Aに当接し、これにより、上側モジュールに作用する−Z方向(嵌合方向)の力が+Y方向の力に変換されてガイドポスト271,272に作用する。この結果、スペーサ250のコネクタ支持部251は+Y方向に押されるが、上述したように、屈曲部261は弾性変形可能であるため、屈曲部261の弾性変形によりスペーサ250のコネクタ支持部251が筒状部220に対して+Y方向に移動する。そして、ガイドポスト271,272がガイド部371,372の貫通孔391,392に入ると、コネクタ支持部251の+Y方向への移動が終了する。このとき、上側コネクタ364と下側コネクタ240とが位置合わせされた状態となるため、さらに上側モジュールを下降させることにより、上側接続部360の上側コネクタ364を下側接続部210の下側コネクタ240に嵌合させることができる。
同様に、上側接続部360の上側コネクタ364が下側接続部210の下側コネクタ240に対して−Y方向にずれていた場合には、上側接続部360のガイド部371,372のテーパ面371A,372Aと下側接続部210のガイドポスト271,272のラウンド面271A,272Aとの当接と屈曲部263の弾性変形とによって、スペーサ250のコネクタ支持部251を−Y方向に移動させることができる。また、上側接続部360の上側コネクタ364が下側接続部210の下側コネクタ240に対して+X方向にずれていた場合には、上側接続部360のガイド部371,372のテーパ面371A,372Aと下側接続部210のガイドポスト271,272のラウンド面271A,272Aとの当接と屈曲部262の弾性変形とによって、スペーサ250のコネクタ支持部251を+X方向に移動させることができる。上側接続部360の上側コネクタ364が下側接続部210の下側コネクタ240に対して−X方向にずれていた場合には、上側接続部360のガイド部371,372のテーパ面371A,372Aと下側接続部210のガイドポスト271,272のラウンド面271A,272Aとの当接と屈曲部264の弾性変形とによって、スペーサ250のコネクタ支持部251を−X方向に移動させることができる。このように、上側接続部360の上側コネクタ364が下側接続部210の下側コネクタ240に対していずれの方向にずれていたとしても、スペーサ250のコネクタ支持部251を移動させて上側コネクタ364と下側コネクタ240との位置合わせを自動的に行うことができる。
なお、このように位置合わせされた後の上側コネクタ364と下側コネクタ240との間に生じるわずかな位置ずれについては、上述したように、コネクタベース部242がスペーサ250のコネクタ支持部251の上で移動することにより解消することができる。
このように、本実施形態における下側接続部210のガイドポスト271,272のラウンド面271A,272Aは、上側接続部360のガイド部371,372のテーパ面371A,372Aと当接することによって、上側モジュールに作用する−Z方向(嵌合方向)の力をX方向又はY方向に変換することができ、ガイドポスト271,272は、この変換された力によってコネクタ支持部251をモジュール基部としての筒状部220に対して移動させる移動制御部として機能する。このため、寸法公差により上側接続部360の上側コネクタ364の位置が下側接続部210の下側コネクタ240に対してずれていたとしても、上側接続部360のガイド部371,372のテーパ面371A,372Aと下側接続部210のガイドポスト271,272のラウンド面271A,272Aとの当接と屈曲部261〜264の弾性変形とによって、スペーサ250のコネクタ支持部251をX方向及びY方向に移動させて、上側コネクタ364と下側コネクタ240との位置合わせを自動的に行うことができる。
上述の実施形態では、下側コネクタ40と回路基板30とを接続する配線基板32及び下側コネクタ240と回路基板230とを接続する配線基板232として、可撓性を有するフレキシブルプリント配線板を用いた例を説明したが、このような可撓性を有する配線基板32,232はこれに限られるものではない。また、下側コネクタ40と回路基板30との間の相対移動を容易にするために、配線基板32,232にスリット33,233を形成した例を説明したが、例えば配線基板32,232を蛇腹状に形成したり、メッシュ状に形成することによっても同様の効果を得ることができる。
上述の実施形態では、モジュール基部に対してコネクタ支持部51,251を弾性的に保持する弾性保持部及びコネクタ支持部51,251に作用する嵌合方向の力を緩和する力緩和部として屈曲部61〜64,261〜264を用いた例を説明したが、これに限られるものではない。また、上述の第1の実施形態では、屈曲部61〜64の先端部61C〜64Cが筒状部20の側壁22に当接する例を説明したが、屈曲部の先端部が筒状部20の側壁22等に固定され、モジュール基部に対して屈曲部61が接続されるように構成されていてもよい。さらに、上述の実施形態では、弾性保持部及び力緩和部としての屈曲部61〜64,261〜264がコネクタ支持部51,251と一体的に形成されている例を説明したが、弾性保持部又は力緩和部をコネクタ支持部51とは別体にして設けてもよい。例えば、このような弾性保持部又は力緩和部としてコネクタ支持部51とは別体のバネ部材を用いることができ、あるいは筒状部20にバネ部材を一体的に形成してもよい。
上述の実施形態においては、上側接続部160又は360の位置合わせピン174又は374を下側接続部10又は210の位置合わせ部27又は227の丸孔26又は226に挿入することにより上側モジュールと下側モジュールとの位置合わせを行っているが、上側モジュールと下側モジュールとの間の位置合わせの方法はこれに限られるものではない。例えば、下側接続部10,210にピンを設け、上側接続部160,360にこれに対応する孔を形成してもよいし、互いに当接する面を下側接続部10,210及び上側接続部160,360に形成してもよい。
上述の実施形態においては、下側接続部10又は210のガイドポスト71,72又は271,272を、上側接続部160又は360のガイド部171,172又は371,372の貫通孔191,192又は391,392に挿入することにより、コネクタ支持部51,251に支持されたコネクタベース部42,242の移動を制御し、上側コネクタ164,364に嵌合される下側コネクタ40,240のXY平面内の位置合わせを行っているが、上側コネクタと下側コネクタとの間の位置合わせの方法はこれに限られるものではない。例えば、上側接続部160,360にガイドポストを設け、下側接続部10,210のコネクタ支持部51又はコネクタベース部42,142にこれに対応する孔を有するガイド部を形成してもよいし、互いに当接する傾斜面を下側接続部10,210及び上側接続部160,360に形成してもよい。
なお、本明細書において使用した用語「上」、「下」、「右」、「左」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているのであり、装置の相対的な位置関係によって変化するものである。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
1 ステアリングモジュール組立体
10 下側接続部
20 筒状部
22 側壁
23 収容部
24 開口部
25 突出部
26 丸孔
27 位置合わせ部
29 ラッチ部
30 回路基板(固定基板)
32 配線基板(可撓性配線基板)
33 スリット
34 コネクタ
40 下側コネクタ
42 コネクタベース部
50 スペーサ
51 コネクタ支持部
61〜64 屈曲部
71,72 ガイドポスト
71A,71B,72A,72B テーパ面
120 上側モジュール(相手方モジュール)
150 下側モジュール
160 上側接続部
162 取付ベース
164 上側コネクタ(相手方コネクタ)
171,172 ガイド部
171A,171B,172A,172B テーパ面
174 位置合わせピン
180 係合片
181 係合爪
210 下側接続部
220 筒状部
222 側壁
223 収容部
224 開口部
226 丸孔
227 位置合わせ部
229 ラッチ部
230 回路基板(固定基板)
232 配線基板(可撓性配線基板)
234 コネクタ
240 下側コネクタ
242 コネクタベース部
250 スペーサ
251 コネクタ支持部
261〜264 屈曲部
271,272 ガイドポスト
271A,272A ラウンド面
360 上側接続部
362 取付ベース
364 上側コネクタ(相手方コネクタ)
371,372 ガイド部
371A,372A テーパ面
374 位置合わせピン
380 係合片
381 係合爪

Claims (12)

  1. モジュール基部と、
    前記モジュール基部に固定される固定基板と、
    相手方モジュールに設けられた相手方コネクタと嵌合方向において嵌合するコネクタと、
    前記コネクタが前記モジュール基部に対して前記嵌合方向に垂直な方向に移動できるように前記コネクタと前記固定基板との間を電気的に接続する可撓性配線基板と
    を備える、コネクタ付モジュール。
  2. 前記可撓性配線基板には少なくとも1つのスリットが形成されている、請求項1に記載のコネクタ付モジュール。
  3. 前記可撓性配線基板は蛇腹状に形成されている、請求項1に記載のコネクタ付モジュール。
  4. 前記可撓性配線基板はメッシュ状に形成されている、請求項1に記載のコネクタ付モジュール。
  5. 前記固定基板と前記可撓性配線基板とがフレキシブルプリント配線板により一体的に構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタ付モジュール。
  6. 前記コネクタを支持するコネクタ支持部であって、前記モジュール基部に対して移動可能に構成されるコネクタ支持部と、
    前記モジュール基部に対して前記コネクタ支持部を弾性的に保持する弾性保持部と、
    前記相手方モジュールに設けられた相手方当接面と当接することによって前記嵌合方向の力を該嵌合方向に垂直な方向の力に変換する当接面を有し、前記変換された力によって前記コネクタ支持部を前記モジュール基部に対して移動させる移動制御部と
    をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のコネクタ付モジュール。
  7. 前記弾性保持部は、前記コネクタ支持部と前記モジュール基部との間で屈曲して延びる屈曲部により構成される、請求項6に記載のコネクタ付モジュール。
  8. 前記コネクタ支持部と前記モジュール基部との間に設けられ、前記コネクタ支持部に作用する前記嵌合方向の力を緩和する力緩和部を備える、請求項6又は7に記載のコネクタ付モジュール。
  9. 前記嵌合方向に垂直な平面内で前記モジュール基部に対して前記相手方モジュールの位置を合わせる位置合わせ部をさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載のコネクタ付モジュール。
  10. 前記コネクタ付モジュールは、自動車のステアリングに用いられるステアリングモジュール組立体を構成するモジュールである、請求項1から9のいずれか一項に記載のコネクタ付モジュール。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のコネクタ付モジュールと、
    前記コネクタ付モジュールに取り付けられる相手方モジュールであって、前記コネクタ付モジュールの前記コネクタに嵌合する相手方コネクタを有する相手方モジュールと
    を備える、モジュール組立体。
  12. 相手方コネクタを有する相手方モジュールを用意し、
    モジュール基部と、前記モジュール基部に固定される固定基板と、前記相手方コネクタと嵌合方向において嵌合するコネクタと、前記コネクタが前記モジュール基部に対して前記嵌合方向に垂直な方向に移動できるように前記コネクタと前記固定基板との間を電気的に接続する可撓性配線基板とを含むコネクタ付モジュールを用意し、
    前記コネクタ付モジュールの前記可撓性配線基板により前記コネクタを前記モジュール基部に対して移動可能とさせつつ、前記相手方モジュールを前記嵌合方向に移動させて前記相手方モジュールの前記相手方コネクタを前記コネクタ付モジュールの前記コネクタに嵌合させる、
    モジュール組立体の製造方法。
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