JP2019153237A - 画像処理装置、画像表示システムおよび画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像表示システムおよび画像処理方法 Download PDF

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康二 石井
松田 智秀
Tomohide Matsuda
智秀 松田
弘一郎 橋本
Koichiro Hashimoto
弘一郎 橋本
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Abstract

【課題】車両に配置された撮像装置の姿勢に応じて、適切な画像を得ることができる画像処理装置、画像表示システムおよび画像処理方法を提供する。【解決手段】三軸加速度センサ121を有し、かつ、車両1に配置される撮像装置12により撮像された第1画像を画像処理する画像処理装置10であって、第1画像、および、三軸加速度センサ121の検出値を撮像装置12から取得する取得部101と、車両の挙動を推定する挙動推定部102と、車両1が停止していると推定されているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値と、車両1が直進走行していると推定されているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値とを用いて、撮像装置12の現在の姿勢を算出し、算出した現在の姿勢に基づいて第1画像を画像処理し、画像処理後の画像を出力する画像処理部103と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、車両に配置された撮像装置から得られた画像を画像処理する画像処理装置、画像表示システムおよび画像処理方法に関する。
特許文献1には、傾きの異なる路面に車両が駐車中における、車両に配設された3軸加速度センサの出力と車載撮像装置に配設された3軸加速度センサの出力とに基づいて、車載撮像装置の取り付け角度を算出し、車載撮像装置のキャリブレーションを行う撮像装置キャリブレーション装置が開示されている。
特開2017−188743号公報
しかしながら、実際の車両使用時において、傾きの異なる路面に停車することは多くはなく、車載撮像装置のキャリブレーション(つまり、校正)を行う頻度が少ない。このため、適切な画像を得ることが難しい。
そこで、本発明は、車両に配置された撮像装置の車両との取付状態、すなわち、姿勢に応じて、適切な画像を得ることができる画像処理装置、画像表示システムおよび画像処理方法を提供する。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、第1三軸加速度センサを有し、かつ、車両に配置される第1撮像装置により撮像された第1画像を画像処理する画像処理装置であって、前記第1画像、および、前記第1三軸加速度センサの検出値を前記第1撮像装置から取得する取得部と、前記車両の挙動を推定する挙動推定部と、(1)前記挙動推定部により前記車両が停止していると推定されているときに前記第1三軸加速度センサにおいて得られた第1検出値と、前記挙動推定部により前記車両が直進走行していると推定されているときに前記第1三軸加速度センサにおいて得られた第2検出値とを用いて、前記第1撮像装置の現在の姿勢を算出し、(2)算出した前記現在の姿勢に基づいて前記第1画像を画像処理し、(3)画像処理後の第2画像を出力する画像処理部と、を備える。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明の画像処理装置などは、車両に配置された撮像装置の姿勢に応じて、適切な画像を得ることができる。
図1は、実施の形態1に係る車両の一例を示す模式図である。 図2は、実施の形態1に係る画像処理装置による合成前の画像と合成後の画像とを示す説明図である。 図3は、実施の形態1に係る画像表示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、重力加速度が働く方向を基準とする第1座標系と、撮像装置の姿勢を基準とする第2座標系との関係について説明するための図である。 図5は、実施の形態1に係る画像表示システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図6は、画像処理装置における姿勢を算出する処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、画像処理装置における画像処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態2に係る画像表示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図9は、実施の形態2に係る画像表示システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、第1三軸加速度センサを有し、かつ、車両に配置される第1撮像装置により撮像された第1画像を画像処理する画像処理装置であって、前記第1画像、および、前記第1三軸加速度センサの検出値を前記第1撮像装置から取得する取得部と、前記車両の挙動を推定する挙動推定部と、(1)前記挙動推定部により前記車両が停止していると推定されているときに前記第1三軸加速度センサにおいて得られた第1検出値と、前記挙動推定部により前記車両が直進走行していると推定されているときに前記第1三軸加速度センサにおいて得られた第2検出値とを用いて、前記第1撮像装置の現在の姿勢を算出し、(2)算出した前記現在の姿勢に基づいて前記第1画像を画像処理し、(3)画像処理後の第2画像を出力する画像処理部と、を備える。
一般に、ユーザが車両を運転しているときには、車両は、発進と停止とを繰り返す。また、車両は、走行中の多くの場合、直進走行をする。つまり、車両は、ユーザに運転されると、多くの場合、直進走行と停止とを繰り返し行う。画像処理装置では、停止している時と直進走行している時とのそれぞれにおける第1三軸加速度センサの検出値に基づいて、画像処理を実行する。つまり、画像処理装置は、ユーザが車両を運転したときに1回以上の頻度で第1撮像装置の姿勢を算出でき、算出した第1撮像装置の姿勢に応じて画像処理を実行することができる。このように、画像処理装置は、高頻度で算出された第1撮像装置の姿勢に応じて画像処理を実行することができるため、第1画像を適切な第2画像に変換することができる。これにより、画像処理装置は、第1撮像装置の姿勢が変化した後であっても、第1撮像装置の姿勢が変化する前と同様の画像を出力することができる。
また、前記画像処理部は、前記第1検出値を用いて前記第1撮像装置の姿勢における第1ロール角および第1ピッチ角を算出し、算出した前記第1ロール角および前記第1ピッチ角と、前記第2検出値とを用いて前記第1撮像装置の姿勢における第1ヨー角を算出し、算出した前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角と、予め記憶している前記第1撮像装置の初期姿勢における第2ロール角、第2ピッチ角および第2ヨー角とのそれぞれの差分に基づいて、前記第1画像を補正し、補正後の前記第2画像を出力してもよい。
このため、第1撮像装置の現在の姿勢における第1ロール角、第1ピッチ角および第1ヨー角を算出することができる。これにより、第1ロール角、第1ピッチ角および第1ヨー角と、第1撮像装置の初期姿勢における第2ロール角、第2ピッチ角および第2ヨー角とのそれぞれの差分、つまり、初期姿勢からの変化量を算出することができる。よって、第1画像を、第1撮像装置の現在の姿勢に応じた適切な第2画像に変換することができる。
また、前記画像処理部は、重力加速度が働く方向を基準とする第1座標系から、前記第1撮像装置の姿勢を基準とする第2座標系に変換する関係式に、前記重力加速度および前記第1検出値を適用することで、前記第1ロール角および前記第1ピッチ角を算出し、前記関係式に、算出した前記第1ロール角および前記第1ピッチ角と、前記車両が直進走行しているときの加速度と、前記第2検出値とを適用することで、前記第1ヨー角を算出してもよい。
このため、第1撮像装置の現在の姿勢における第1ロール角、第1ピッチ角および第1ヨー角を容易に算出することができる。
また、さらに、算出した前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角を記憶する記憶部を備え、前記画像処理部は、前記挙動推定部が、前記車両が急減速している、または、前記車両が凹凸道を走行していると推定した場合、前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角の算出を行わず、前記記憶部に記憶されている前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角を用いて前記第1画像を画像処理してもよい。
これによれば、車両の挙動が不安定のときに第1三軸加速度センサにおいて検出された検出値から第1撮像装置の姿勢を算出せずに、前回算出した第1撮像装置の姿勢に基づいて画像処理を行う。つまり、不安定な挙動による第1三軸加速度センサの異常な検出値を用いないため、誤って算出した第1撮像装置の姿勢に基づく画像処理を実行することを低減することができる。
また、前記取得部は、さらに、第2三軸加速度センサを有する第2撮像装置であって、前記車両に配置される第2撮像装置から、撮像された第3画像、および、前記第2三軸加速度センサの検出値を取得し、前記画像処理部は、さらに、前記第1検出値および前記第2検出値と、前記挙動推定部により前記車両が停止していると推定されているときに得られた前記第2三軸加速度センサの第3検出値と、前記挙動推定部により前記車両が直進走行していると推定されているときに得られた前記第2三軸加速度センサの第4検出値とを用いて、前記第1画像、および、前記第2撮像装置により得られた第3画像を合成処理し、合成した画像を前記第2画像として出力してもよい。
このため、第1撮像装置および第2撮像装置から得られた2枚の画像を合成する場合であっても、高頻度で算出された第1撮像装置および第2撮像装置それぞれの姿勢に応じて合成処理を実行することができる。これにより、画像処理装置は、第1撮像装置または第2撮像装置の姿勢が変化した後であっても、第1撮像装置または第2撮像装置の姿勢が変化する前と同様に合成した画像を出力することができる。
また、前記画像処理部は、前記第1検出値を用いて前記第1撮像装置の姿勢における第1ロール角および第1ピッチ角を算出し、算出した前記第1ロール角および前記第1ピッチ角と前記第2検出値とを用いて前記第1撮像装置の姿勢における第1ヨー角を算出し、前記第3検出値を用いて前記第2撮像装置の姿勢における第3ロール角および第3ピッチ角を算出し、算出した前記第3ロール角および前記第3ピッチ角と前記第4検出値とを用いて前記第2撮像装置の姿勢における第3ヨー角を算出し、算出した前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角と、予め記憶している前記第1撮像装置の初期姿勢における第2ロール角、第2ピッチ角および第2ヨー角とのそれぞれの差分である第1の差分と、算出した前記第3ロール角、前記第3ピッチ角および前記第3ヨー角と、予め記憶している前記第2撮像装置の初期姿勢における第4ロール角、第4ピッチ角および第4ヨー角とのそれぞれの差分である第2の差分と、に基づいて前記第1画像および前記第3画像を合成し、合成後の前記第2画像を出力してもよい。
このため、第1撮像装置の現在の姿勢における第1ロール角、第1ピッチ角および第1ヨー角と、第2撮像装置の現在の姿勢における第3ロール角、第3ピッチ角および第3ヨー角とを算出することができる。これにより、第1ロール角、第1ピッチ角および第1ヨー角と、第1撮像装置の初期姿勢における第2ロール角、第2ピッチ角および第2ヨー角とのそれぞれの差分、つまり、第1撮像装置の初期姿勢からの変化量を算出することができる。同様に、第3ロール角、第3ピッチ角および第3ヨー角と、第2撮像装置の初期姿勢における第4ロール角、第4ピッチ角および第4ヨー角とのそれぞれの差分、つまり、第2撮像装置の初期姿勢からの変化量を算出することができる。よって、第1画像および第3画像を、第1撮像装置および第2撮像装置の現在の姿勢に応じて、適切に合成した第2画像を出力することができる。
また、前記画像処理部は、重力加速度が働く方向を基準とする第1座標系から、前記第1撮像装置の姿勢を基準とする第2座標系に変換する関係式に、前記重力加速度および前記第1検出値を適用することで、前記第1ロール角および前記第1ピッチ角を算出し、前記関係式に、算出した前記第1ロール角および前記第1ピッチ角と、前記車両が直進走行しているときの加速度と、前記第2検出値とを適用することで、前記第1ヨー角を算出し、前記関係式に、前記重力加速度および前記第3検出値を適用することで、前記第3ロール角および前記第3ピッチ角を算出し、前記関係式に、算出した前記第3ロール角および前記第3ピッチ角と、前記車両が直進走行しているときの加速度と、前記第4検出値とを適用することで、前記第3ヨー角を算出してもよい。
このため、第1撮像装置の現在の姿勢における第1ロール角、第1ピッチ角および第1ヨー角と、第2撮像装置の現在の姿勢における第3ロール角、第3ピッチ角および第3ヨー角とを容易に算出することができる。
また、前記第1撮像装置および前記第2撮像装置は、前記車両の後方を撮像する向きに配置されていてもよい。
このため、画像処理装置は、第1画像および第3画像を適切に合成することで、車両の後方の1つの撮像装置ではまかなえないほどの広い範囲を撮像した第2画像を得ることができる。
また、前記挙動推定部は、前記第1三軸加速度センサの検出値、前記第1撮像装置により撮像された画像、前記車両の操舵角、前記車両の傾斜角、および、前記車両のヨー角のいずれか1つを含む挙動情報を取得し、取得した前記挙動情報に基づいて、前記車両の挙動を推定してもよい。
このため、画像処理装置は、車両が停止しているか、直進走行しているかを適切に推定することができる。
本発明の一態様に係る画像表示システムは、上記の画像処理装置と、前記第1撮像装置と、前記画像処理装置により出力された前記第2画像を表示する表示装置と、を備える。
このため、画像処理装置において適切に画像処理された後の第2画像を表示させることができる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、本発明の一態様に係る画像処理装置、画像表示システムおよび画像処理方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る画像表示システムについて説明する。
[1.構成]
図1は、実施の形態1に係る車両の一例を示す模式図である。図2は、実施の形態1に係る画像処理装置による合成前の画像と合成後の画像とを示す説明図である。
図1に示されるように、車両1は、画像表示システム100を備える。画像表示システム100は、画像処理装置10と、撮像装置12、13及び14と、表示装置40とを備える。なお、以降の説明において特に断らない場合には、前後左右の方向は、車両1の進行方向を前方とした場合の方向とし、これは車両1のユーザにとっての前後左右の方向ともいえる。
撮像装置12は、車両1の左側ドア付近に固定され、車両1の左側後方を撮影するカメラである。撮像装置12は、車両1の左側後方を撮影して画像を生成する。撮像装置12が生成した画像を左側後方画像ともいう。
撮像装置13は、車両1の右側ドア付近に固定され、車両1の右側後方を撮影するカメラである。撮像装置13は、車両1の右側後方を撮影して画像を生成する。撮像装置13が生成した画像を右側後方画像ともいう。
撮像装置14は、車両1のリアバンパー又はトランクフード付近に固定され、車両1の中央後方を撮影するカメラである。撮像装置14は、車両1の中央後方を撮影して画像を生成する。撮像装置14が生成した画像を中央後方画像ともいう。
このように、撮像装置12〜14のそれぞれは、車両1の後方を撮像する向きで車両1に配置されている。
撮像装置12及び14の撮影範囲の一部が重なっており、撮像装置13及び14の撮影範囲の一部が重なっている。そのため、左側後方画像と中央後方画像との一部には共通の対象が映っている。また、右側後方画像と中央後方画像との一部には共通の対象が映っている。
撮像装置12、13及び14のそれぞれは、互いに異なる撮影条件の下で撮像することで画像を生成する。具体的には、撮像装置12、13及び14のそれぞれは、互いに異なる位置に配置され、また、互いに異なる方向を向いて配置されており、例えば60fpsで画像を取得する。また、撮像装置12、13及び14のそれぞれの光学系の光学特性は異なっていてもよい。
表示装置40は、車両1の後方が映った画像である合成画像50を表示する表示装置である。表示装置40は、画像処理装置10が出力する映像信号に基づいて画像を表示する。表示装置40は、車両1の後方を、光の反射を利用して映す従来のルームミラーの代用として用いられ得る。
画像処理装置10は、撮像装置12〜14のそれぞれが生成した画像を合成して、表示装置40に表示させる合成画像を出力する。撮像装置12〜14のそれぞれが生成する画像の一例を、図2に画像51、52及び53として示す。
以降において、画像処理装置10を備える画像表示システム100の機能及び処理を説明する。
図3は、実施の形態1に係る画像表示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
画像表示システム100は、図3に示されるように、撮像装置12〜14と、画像処理装置10と、表示装置40とを備える。
撮像装置12は、三軸加速度センサ121と、撮像素子122とを有する。三軸加速度センサ121は、撮像装置12の互いに異なる3つの方向のそれぞれにおける加速度を検出するセンサである。三軸加速度センサ121は、例えば、撮像装置12の撮像方向と、撮像素子122の画素の垂直方向と、撮像素子122の画素の水平方向との、互いに略直交する3つの方向のそれぞれにおける加速度を検出する。
撮像素子122は、例えば、垂直方向および水平方向にマトリックス状に配列される複数の画素により構成される矩形の撮像素子である。撮像方向は、例えば、撮像素子122に略垂直な方向であってもよい。
なお、撮像装置13は、三軸加速度センサ131と、撮像素子132とを有する。撮像装置14は、三軸加速度センサ141と、撮像素子142とを有する。三軸加速度センサ131、141は、三軸加速度センサ121と同様の構成であり、また、撮像素子132、142は、撮像素子122と同様の構成であるので、これらの説明を省略する。
画像処理装置10は、取得部101と、挙動推定部102と、画像処理部103と、記憶部104とを備える。
取得部101は、撮像装置12により撮像された画像51、および、撮像装置12が有する三軸加速度センサ121により検出された検出値を撮像装置12から取得する。取得部101は、同様に、撮像装置13、14により撮像された画像52、53、および、撮像装置13、14が有する三軸加速度センサにより検出された検出値を撮像装置13、14からそれぞれ取得する。取得部101は、異なる複数のタイミング(例えば60fps)で撮像装置12〜14のそれぞれにおいて撮像された画像を取得する。また、取得部101は、異なる複数のタイミング(例えば30ms毎のタイミング)で三軸加速度センサ121、131、141において検出された検出値を取得する。
挙動推定部102は、車両1の挙動を推定する。具体的には、挙動推定部102は、三軸加速度センサ121、131、141の検出値、および、撮像装置12〜14により撮像された画像51〜53のいずれか1つを取得し、取得した三軸加速度センサ121、131、141の検出値、および、画像51〜53に基づいて、車両1の挙動を推定する。挙動推定部102は、例えば、車両1が停止しているか、または、直進走行しているかを推定する。
挙動推定部102は、例えば、三軸加速度センサ121、131、141の検出値の時系列の変化が第1の範囲よりも小さい場合、車両1が停止していると推定してもよい。また、挙動推定部102は、複数のタイミングで撮像装置12〜14の少なくとも1つから取得した複数の画像に基づいて、画像処理を行うことにより、時系列における変化が所定値よりも小さい場合、車両1が停止していると推定してもよい。挙動推定部102は、例えば、画素値の時系列における変化が第2の範囲よりも小さい画素の数が、所定の割合以下の場合に、車両1が停止していると推定してもよい。
また、挙動推定部102は、三軸加速度センサ121、131、141の検出値の時系列の変化の割合における、三軸のそれぞれの間の関係が一定(つまり、三軸のそれぞれの間の関係が互いに略同じ)である場合に、車両1が直進走行していると推定してもよい。また、挙動推定部102は、複数のタイミングで撮像装置12〜14の少なくとも1つから取得した複数の画像に基づいて、画像処理を行うことにより、当該複数の画像に所定の角度範囲のオプティカルフローを算出し、その時間的変化から車両1が直進走行していると推定してもよい。なお、挙動推定部102は、さらに、車両1が直進走行において加減速しているかを推定してもよい。
画像処理部103は、挙動推定部102により車両1が停止していると推定されているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値と、挙動推定部102により車両1が直進走行していると推定されているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値とを用いて、撮像装置12の現在の姿勢を検出する。同様に、画像処理部103は、挙動推定部102により車両1が停止していると推定されているときに三軸加速度センサ131、141のそれぞれにおいて得られた検出値と、挙動推定部102により車両1が直進走行していると推定されているときに三軸加速度センサ131、141のそれぞれにおいて得られた検出値とを用いて、撮像装置13、14のそれぞれの現在の姿勢を検出する。そして、画像処理部103は、検出した撮像装置12の現在の姿勢に基づいて、撮像装置12〜14から得られた3枚の画像51〜53を合成処理し、合成後の合成画像50を出力する。
記憶部104は、各撮像装置12〜14から取得された画像、各三軸加速度センサ121、131、141において検出された検出値、画像処理部103において算出された各撮像装置12〜14の姿勢などを一時的に記憶してもよい。また、記憶部104は、各撮像装置12〜14が車両1に設置された当初の姿勢、つまり、初期姿勢を記憶している。ここで、記憶部104が記憶する各撮像装置12〜14の姿勢(初期姿勢も含む)とは、各撮像装置12〜14のワールド座標系に対するロール角、ピッチ角およびヨー角である(後述参照)。また、記憶部104は、画像処理部103における各処理の処理結果を一時的に記憶してもよい。
表示装置40は、画像処理装置10により出力された合成画像50を表示する。
次に、画像処理部103における撮像装置12〜14の姿勢を検出する処理の具体例について説明する。
まず、重力加速度が働く方向を基準とする第1座標系と、撮像装置の姿勢を基準とする第2座標系との関係について説明する。
図4は、重力加速度が働く方向を基準とする第1座標系と、撮像装置の姿勢を基準とする第2座標系との関係について説明するための図である。図4の(a)は、第1座標系を示す図である。図4の(b)は、第2座標系を示す図である。なお、図4では、撮像装置12〜14について同様に適用できるため、撮像装置12のみについて図示し、撮像装置13、14の図示は省略する。同様に、以下では、撮像装置13、14の座標系の説明については省略する。
第1座標系は、例えば、地球を基準とし、地球における重力加速度が働く方向をZ軸方向とし、地球における経線の方向をX軸方向とし、地球における緯線の方向をY軸方向とする座標系である。第1座標系は、いわゆる、ワールド座標系である。
第2座標系は、撮像装置12の姿勢を基準とする座標系である。第2座標系は、例えば、撮像装置12の撮像方向をx軸方向とし、撮像素子122の垂直方向をz軸方向とし、撮像素子122の水平方向をy軸方向とする座標系である。なお、第2座標系は、上記の方向に限定されるものではない。また、第1座標系は、第2座標系を、x軸方向周りにロール角α回転させ、かつ、y軸方向周りにピッチ角β回転させ、かつ、z軸方向周りにヨー角γ回転させた座標系である。
このことから、第1座標系と第2座標系との間には、式1に示す関係式が成り立つ。
Figure 2019153237
式1に基づいて、第2座標系を第1座標系から算出する、式2に示す関係式を求めることができる。
Figure 2019153237
式2の関係式を用いて、画像処理部103は、撮像装置12〜14の姿勢を検出する。
画像処理部103は、挙動推定部102により車両1が停止していると推定されているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値(x1、y1、z1)を用いて、撮像装置12の姿勢におけるロール角α1およびピッチ角β1を算出する。具体的には、画像処理部103は、式2に、重力加速度および検出値(x1、y1、z1)を適用することで、ロール角α1およびピッチ角β1を算出する。つまり、画像処理部103は、式2における(X、Y、Z)に重力加速度として(0、0、G)を代入し、かつ、式2における(x、y、z)に検出値(x1、y1、z1)を代入する。なお、Gは、重力加速度を示す。これにより、下記の式3が得られる。
Figure 2019153237
ここで、検出値(x1、y1、z1)は、三軸加速度センサ121において得られた数値であるため、式3からロール角α1およびピッチ角β1を求めることができる。
また、画像処理部103は、算出したロール角α1およびピッチ角β1と、挙動推定部102により車両1が直進走行していると推定されているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値(x2、y2、z2)を用いて、撮像装置12の姿勢におけるヨー角γ1を算出する。具体的には、画像処理部103は、式2に、車両1が直進走行しているときの加速度と、検出値(x2、y2、z2)とを適用することで、ヨー角γ1を算出する。つまり、画像処理部103は、式2における(X、Y、Z)に車両1が直進走行しているときの加速度として(M、0、G)を代入し、かつ、式2における(x、y、z)に検出値(x2、y2、z2)を代入する。なお、Mは、車両1が直進走行している時の直進方向における加速度を示す。これにより、式2における未知数は、ヨー角γ1のみとなるため、画像処理部103は、ヨー角γ1を求めることができる。
なお、画像処理部103は、加速度Mを、三軸加速度センサ121における検出値(x2、y2、z2)を用いて、式4から算出してもよい。
Figure 2019153237
ここで、挙動推定部102により直進走行中であると推定される場合であっても、加速度Mが0(あるいは0に近い値)である場合、つまり車両1が等速で直線走行している場合、車両1が停止しているときと同じ条件となってしまう。このため、0よりも絶対値が大きい加速度Mを得るためには、車両1が直進走行中に加減速していることを挙動推定部102が推定していてもよい。この場合には、挙動推定部102が、車両1が直進走行中に加減速していることを推定しているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値を利用することで0よりも絶対値が大きい加速度Mを得ることができる。
画像処理部103は、撮像装置13、14についても同様に上記の撮像装置12の姿勢を算出する処理と同様の処理を行うことで、撮像装置13、14のそれぞれの姿勢を算出する。これにより、画像処理部103は、撮像装置13の姿勢としてロール角α3、ピッチ角β3およびヨー角γ3を算出し、撮像装置14の姿勢としてロール角α5、ピッチ角β5およびヨー角γ5を算出する。
次に、画像処理部103は、算出したロール角α1、ピッチ角β1およびヨー角γ1と、記憶部104が予め記憶している撮像装置12の初期姿勢におけるロール角α2、ピッチ角β2およびヨー角γ2とのそれぞれの差分である第1の差分を算出する。第1の差分は、具体的には、(α2−α1)、(β2−β1)および(γ2−γ1)である。同様に、画像処理部103は、算出したロール角α3、ピッチ角β3およびヨー角γ3と、記憶部104が予め記憶している撮像装置13の初期姿勢におけるロール角α4、ピッチ角β4およびヨー角γ4とのそれぞれの差分である第2の差分を算出する。第2の差分は、具体的には、(α4−α3)、(β4−β3)および(γ4−γ3)である。同様に、画像処理部103は、算出したロール角α5、ピッチ角β5およびヨー角γ5と、記憶部104が予め記憶している撮像装置14の初期姿勢におけるロール角α6、ピッチ角β6およびヨー角γ6とのそれぞれの差分である第3の差分を算出する。第3の差分は、具体的には、(α6−α5)、(β6−β5)および(γ6−γ5)である。
このように、画像処理部103は、第1の差分、第2の差分および第3の差分を求めることで、各撮像装置12〜14の初期姿勢から現在の姿勢への変化量を算出することができる。これにより、画像処理部103は、各撮像装置12〜14において撮像された画像を、各撮像装置12〜14が初期姿勢において撮像した画像と同様の画像に補正することができる。つまり、画像処理部103は、第1の差分、第2の差分および第3の差分に基づいて、各撮像装置12〜14の姿勢に関する外部パラメータを校正することで、各撮像装置12〜14が初期姿勢において撮像した画像と同様の画像に補正することができる。例えば、画像処理部103は、第1の差分に基づいて画像51を補正し、第2の差分に基づいて画像52を補正し、第3の差分に基づいて画像53を補正し、それぞれの補正後の3枚の画像を合成し、合成後の合成画像50を出力する。
[2.動作]
次に、画像表示システム100の動作について説明する。
図5は、実施の形態1に係る画像表示システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図6は、画像処理装置における姿勢を算出する処理の一例を示すフローチャートである。図7は、画像処理装置における画像処理の一例を示すフローチャートである。
画像表示システム100では、図5に示すように、撮像装置12〜14のそれぞれは、撮像により得られた画像、および、三軸加速度センサ121、131、141のそれぞれにおける検出値を出力する(S1〜S3)。
画像処理装置10は、撮像装置12〜14のそれぞれにより出力された画像、および、検出値を取得し、取得した検出値に基づいて各撮像装置12〜14の姿勢を算出し(S4)、算出した各撮像装置12〜14の姿勢と取得した画像とに基づいて画像処理を実行し(S5)、合成画像を生成する。画像処理装置10は、生成した合成画像を表示装置40に出力する。なお、画像処理装置10の各撮像装置12〜14の姿勢を算出する処理と、画像処理とのそれぞれの処理の詳細は後述する。
表示装置40は、画像処理装置10から出力された合成画像を取得して、当該合成画像を表示する(S6)。
画像表示システム100では、ステップS1〜S6の処理を繰り返し実行することで、リアルタイムに、同じタイミングで撮像装置12〜14で撮像された3枚の画像を合成し、合成後の合成画像を表示装置40に表示する。
次に、画像処理装置10における姿勢を算出する処理について図6を用いて説明する。
姿勢を算出する処理において、画像処理装置10では、取得部101は、各撮像装置12〜14の三軸加速度センサ121、131、141のそれぞれにおいて検出された検出値、つまり、三軸の加速度を取得する(S11)。
次に、挙動推定部102は、車両1が停車中であるか否かを判定する(S12)。挙動推定部102による車両1が停車中であるか否かの判定の例は、上述したとおりであるため省略する。
画像処理部103は、車両1が停車中であると挙動推定部102が判定した場合(S12でYes)、取得部101により取得された三軸の加速度を停車中の検出値として記憶部104に記憶させる(S13)。
次に、画像処理部103は、停車中の検出値と、重力加速度と、式2とを用いて、各撮像装置12〜14のロール角α1、α3、α5およびピッチ角β1、β3、β5を算出する(S14)。
画像処理部103は、算出したロール角α1、α3、α5およびピッチ角β1、β3、β5を記憶部104に記憶させる(S15)。
そして、画像処理部103は、車両1が直進走行中における三軸加速度センサ121、131、141のそれぞれの検出値を記憶部104が記憶しているか否かを判定する(S16)。
画像処理部103は、直進走行中における検出値を記憶部104が記憶していると判定した場合(S16でYes)、ステップS20に進み、直進走行中における検出値を記憶部104が記憶していないと判定した場合(S16でNo)、ステップS11に戻る。
ステップS12に戻り、挙動推定部102は、車両1が停車中でないと判定した場合(S12でNo)、車両1が直進走行中であるか否かを判定する(S17)。
画像処理部103は、車両1が直進走行中であると挙動推定部102が判定した場合(S17でYes)、取得部101により取得された三軸の加速度を直進走行中の検出値として記憶部104に記憶させる(S18)。
そして、画像処理部103は、ロール角α1、α3、α5およびピッチ角β1、β3、β5を算出済み、つまり、ロール角α1、α3、α5およびピッチ角β1、β3、β5を記憶部104が記憶しているか否かを判定する(S19)。
画像処理部103は、ロール角α1、α3、α5およびピッチ角β1、β3、β5を記憶部104が記憶していると判定した場合(S19でYes)、または、ステップS16でYesと判定された場合、直進走行中の検出値と、直進走行中の車両1の加速度と、ロール角α1、α3、α5およびピッチ角β1、β3、β5と、式2とを用いて、各撮像装置12〜14のヨー角γ1、γ3、γ5を算出する(S20)。
画像処理部103は、算出したロール角α1、α3、α5、ピッチ角β1、β3、β5およびヨー角γ1、γ3、γ5と、記憶部104が記憶している初期値であるロール角α2、α4、α6、ピッチ角β2、β4、β6およびヨー角γ2、γ4、γ6とのそれぞれの差分(α2−α1)、(α4−α3)、(α6−α5)、(β2−β1)、(β4−β3)、(β6−β5)、(γ2−γ1)、(γ4−γ3)および(γ6−γ5)を算出する(S21)。
画像処理部103は、(α2−α1)、(α4−α3)、(α6−α5)、(β2−β1)、(β4−β3)、(β6−β5)、(γ2−γ1)、(γ4−γ3)および(γ6−γ5)を記憶部104に記憶させ(S22)、姿勢を算出する処理を終了する。
なお、ステップS13またはステップS18において、画像処理部103は、取得部101により取得された検出値が三軸加速度センサ121、131、141において検出されたタイミングと、挙動推定部102において車両1の挙動が推定されたタイミングとにほとんどタイムラグがないと見なして、挙動推定部102におけるステップS12の結果に応じて、取得部101において取得された検出値を停車中または直進走行中の検出値として記憶部104に記憶させてもよい。
また、三軸加速度センサ121、131、141のそれぞれは、検出値と、当該検出値を検出したタイミングを示す時刻情報とを、画像処理装置10に出力していてもよい。この場合には、画像処理部103は、挙動推定部102において車両1の挙動が推定されたタイミングと、三軸加速度センサ121、131、141のそれぞれからの検出値の時刻情報とを比較することで、当該検出値が検出されたタイミングでの挙動推定部102におけるステップS12またはステップS17の結果に応じて、取得部101において取得された検出値を停車中または直進走行中の検出値として記憶部104に記憶させてもよい。
次に、画像処理装置10における画像処理について図7を用いて説明する。
画像処理において、画像処理装置10では、取得部101は、撮像装置12〜14により撮像された3枚の画像51〜53を取得する(S31)。
次に、画像処理部103は、記憶部104に記憶されている第1の差分、第2の差分および第3の差分に基づいて、撮像装置12〜14から得られた3枚の画像51〜53を合成する(S32)。
そして、画像処理部103は、合成後の合成画像50を表示装置40に出力する(S33)。
このように、画像処理装置10は、記憶部104に記憶されている各撮像装置12〜14の初期姿勢から最新(つまり現在)の姿勢への変化量に基づいて、各撮像装置12〜14から得られた3枚の画像を合成している。
なお、図5のシーケンス図においては、画像処理装置10における姿勢を算出する処理の後に、画像処理が実行されるとしたが、これらの処理は並列に行われてもよいし、画像処理が姿勢を算出する処理よりも先に行われてもよい。これは、画像表示システム100では、ステップS1〜S6が繰り返し実行されるためであり、画像処理は、既に算出された各撮像装置12〜14の初期姿勢から最新の姿勢への変化量を用いて実行されればよいためである。なお、画像処理部103は、各撮像装置12〜14の最新の姿勢が算出されていない場合には、記憶部104に記憶されている初期姿勢に基づいて画像処理を実行する。
また、画像処理装置10は、姿勢を算出する処理と、画像処理とを並列に行う場合、画像を各撮像装置12〜14から取得するタイミングと、検出値を各撮像装置12〜14から取得するタイミングとは一致していなくてもよい。
[3.効果など]
本実施の形態に係る画像処理装置10は、撮像装置12〜14のそれぞれにより撮像された画像を画像処理する装置である。撮像装置12〜14は、それぞれ、三軸加速度センサ121、131、141を有し、かつ、車両1に配置されている。画像処理装置10は、取得部101と、挙動推定部102と、画像処理部103とを備える。取得部101は、撮像装置12〜14において撮像された画像、および、三軸加速度センサ121、131、141の検出値を、各撮像装置12〜14から取得する。挙動推定部102は、車両1の挙動を推定する。画像処理部103は、挙動推定部102により車両1が停止していると推定されているときに三軸加速度センサ121、131、141において得られた検出値と、挙動推定部102により車両1が直進走行していると推定されているときに三軸加速度センサ121、131、141において得られた検出値とを用いて、各撮像装置12〜14の現在の姿勢を算出する。画像処理部103は、算出した各撮像装置12〜14の現在の姿勢に基づいて各撮像装置12〜14から得られた画像を合成処理し、合成処理後の合成画像を出力する。
一般に、ユーザが車両1を運転しているときには、車両1は、発進と停止とを繰り返す。また、車両1は、走行中の多くの場合、直進走行をする。つまり、車両1は、ユーザに運転されると、多くの場合、直進走行と停止とを繰り返し行う。画像処理装置10では、停止している時と直進走行している時とのそれぞれにおける各三軸加速度センサ121、131、141の検出値に基づいて、各撮像装置12〜14から得られた画像を合成する画像処理を実行する。つまり、画像処理装置10は、ユーザが車両1を運転したときに1回以上の頻度で各撮像装置12〜14の姿勢を算出でき、算出した各撮像装置12〜14の姿勢に応じて画像処理を実行することができる。このように、画像処理装置10は、高頻度で算出された各撮像装置12〜14の姿勢に応じて画像処理を実行することができるため、各撮像装置12〜14から得られた画像を適切に合成することができる。よって、画像処理装置10は、撮像装置12〜14の少なくとも1つの姿勢が変化した後であっても、撮像装置12〜14の少なくとも1つの姿勢が変化する前と同様の合成画像を出力することができる。
また、本実施の形態に係る画像処理装置10において、撮像装置12〜14は、車両1の後方を撮像する向きに配置されている。このため、画像処理装置10は、撮像装置12〜14から得られた画像を適切に合成することで、車両1の後方の、1つの撮像装置ではまかなえないほどの広い範囲を撮像した合成画像を得ることができる。
また、本実施の形態に係る画像処理装置10において、撮像装置12、13は、それぞれ車両1の左側ドア付近、右側ドア付近に固定されている。このため、撮像装置12、13は、ドアの開閉に伴う振動を受けてロール角α1、α3、ピッチ角β1、β3、およびヨー角γ1、γ3が、各々の初期値に対して変動しやすい。これに対し、本実施の形態では、画像処理装置10が、高頻度で算出された各撮像装置12〜14の姿勢に応じて画像処理を実行することができるため、振動に起因した変動も即時的に校正することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る画像表示システムについて説明する。
図8は、実施の形態2に係る画像表示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
実施の形態2に係る画像表示システム100Aは、実施の形態1に係る画像表示システム100と比較して、さらに、三軸加速度センサ15、ヨーレイトセンサ16および舵角センサ17を備える点と、挙動推定部102Aの機能とが異なる。実施の形態2に係る画像表示システム100Aのその他の構成は、実施の形態1に係る画像表示システム100と同様であるので詳細な説明を省略する。
三軸加速度センサ15は、車両1に配置され、車両1の前後方向、左右方向および鉛直方向のそれぞれにおける加速度を検出するセンサである。
ヨーレイトセンサ16は、車両1に配置され、車両1の鉛直方向における軸周りの回転角速度を検出するセンサである。
舵角センサ17は、車両1の図示しないステアリングホイールの操舵角を検出するセンサである。
挙動推定部102Aは、三軸加速度センサ15の検出値、ヨーレイトセンサ16の検出値、および、舵角センサ17の検出値のいずれか1つを取得し、取得した各検出値に基づいて、車両1の挙動を推定する。
挙動推定部102Aは、例えば、三軸加速度センサ15の検出値の時系列の変化が第1の範囲よりも小さい場合、車両1が停止していると推定してもよい。挙動推定部102Aは、三軸加速度センサ15の検出値の時系列の変化の割合が三軸のそれぞれにおいて互いに略同じである場合に、車両1が直進走行していると推定してもよい。
挙動推定部102Aは、例えば、ヨーレイトセンサ16の検出値が第1の閾値より小さい場合、車両1が直進走行していると推定してもよい。また、挙動推定部102は、舵角センサ17が検出した操舵角が第2の閾値より小さい場合、車両1が直進走行していると推定してもよい。
なお、挙動推定部102Aは、実施の形態1の挙動推定部102と同様に、各撮像装置12〜14から得られた、画像、および、三軸加速度センサ121、131、141の検出値に基づいて、車両1の挙動を推定してもよい。また、挙動推定部102Aは、三軸加速度センサ121、131、141の検出値と、各撮像装置12〜14により撮像された画像と、舵角センサ17により検出された車両1の操舵角と、ヨーレイトセンサ16により検出された車両1の鉛直方向における軸周りの回転角速度との2以上を組み合わせることにより、車両1の挙動を推定してもよい。
図9は、実施の形態2に係る画像表示システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
画像表示システム100Aでは、図9に示すように、図5で説明した実施の形態1に係る画像表示システム100と比較して、三軸加速度センサ15、ヨーレイトセンサ16および舵角センサ17のそれぞれが、検出値を画像処理装置10Aに出力するステップS1aが追加されている点が異なる。なお、図9では、ステップS1aは、ステップS1〜S3の後に行われるが、ステップS1〜S3との間での順番が限定されるものではない。ステップS1〜S3およびステップS1aは、それぞれが、同じタイミングで行われてもよいし、別々のタイミングで行われてもよい。
また、実施の形態2に係る画像表示システム100Aの動作は、実施の形態1に係る画像表示システム100の動作と比較して、ステップS1aが追加されている点以外では、姿勢を更新するステップS4aの処理において、挙動推定部102Aが各センサ15〜17の検出値に基づいて車両1の挙動を推定する点が異なる。なお、ステップS4a以降の処理は、実施の形態1に係る画像表示システム100の動作と処理の流れが同様であるため、詳細な説明を省略する。
(変形例)
[1.変形例1]
変形例1では、上記実施の形態1、2に係る挙動推定部102、102Aが、さらに、車両1が急減速している、または、車両1が凹凸道を走行していると推定してもよい。そして、挙動推定部102、102Aが、さらに、車両1が急減速している、または、車両1が凹凸道を走行していると推定した場合、画像処理部103は、ロール角α1、α3、α5、ピッチ角β1、β3、β5およびヨー角γ1、γ3、γ5の算出を行わず、記憶部104に既に記憶されているロール角α1、α3、α5、ピッチ角β1、β3、β5およびヨー角γ1、γ3、γ5とを用いて各撮像装置12〜14から得られた画像を合成する画像処理を行ってもよい。例えば、挙動推定部102、102Aは、三軸加速度センサ121、131、141による検出値の変化量が第3の閾値を超えている場合に、車両1が急減速している、または、車両1が凹凸道を走行していると推定してもよい。また、挙動推定部102、102Aは、各撮像装置12〜14により得られた画像のうち、ブレが含まれる領域の割合が第4の閾値を超えている場合に、車両1が急減速している、または、車両1が凹凸道を走行していると推定してもよい。
これによれば、車両1の挙動が不安定のときに三軸加速度センサ121、131、141において検出された検出値から各撮像装置12〜14の姿勢を算出せずに、前回算出した各撮像装置12〜14の姿勢に基づいて画像処理を行う。つまり、不安定な挙動による三軸加速度センサ121、131、141の異常な検出値を用いないため、誤って算出した撮像装置12〜14の姿勢に基づく画像処理を実行することを低減することができる。
[2.変形例2]
上記実施の形態1、2およびその変形例1に係る画像表示システム100、100Aは、複数の撮像装置12〜14を備える構成としたが、これに限らずに、1つの撮像装置を備える構成としてもよい。
例えば、画像表示システム100、100Aの3つの撮像装置12〜14のうちの撮像装置12のみを備える構成を例にして説明する。画像処理装置10、10Aでは、画像処理部103は、挙動推定部102、102Aにより車両1が停止していると推定されているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値と、挙動推定部102、102Aにより車両1が直進走行していると推定されているときに三軸加速度センサ121において得られた検出値とを用いて、撮像装置12の現在の姿勢を算出する。そして、画像処理部103は、算出した現在の姿勢に基づいて撮像装置12から得られた画像を画像処理し、画像処理後の画像を出力する。
このように、画像表示システム100、100Aを1つの撮像装置12を備える構成とした場合であっても、画像処理装置10、10Aは、高頻度で算出された撮像装置12の姿勢に応じて画像処理を実行することができる。このため、撮像装置12から得られた画像を適切な画像に変換することができる。これにより、画像処理装置10、10Aは、撮像装置12の姿勢が変化した後であっても、撮像装置12の姿勢が変化する前と同様の画像を出力することができる。よって、画像処理装置10、10Aは、撮像装置12の姿勢が変化した場合であっても、姿勢の変化の前後でユーザに与える違和感が少ない画像を出力することができる。
[3.変形例3]
上記実施の形態1では、車両1が直進走行している時の加速度Mを各撮像装置12〜14の三軸加速度センサ121、131、141の検出値を用いて算出するとしたが、これに限らない。加速度Mは、挙動推定部102、102Aによる車両1の直進走行推定時において、実施の形態2で示したような車両1に配置される三軸加速度センサ15による検出値を用いて算出されてもよいし、車両1のスピードメータの検出値を用いて算出されてもよい。
なお、上記各実施の形態において、画像処理装置10の各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。ここで、上記各実施の形態の画像処理装置などを実現するソフトウェアは、次のようなプログラムである。
すなわち、このプログラムは、コンピュータに、第1三軸加速度センサを有し、かつ、車両に配置される第1撮像装置により得られた第1画像を画像処理する画像処理装置による画像処理方法であって、前記車両が停止しているか直進走行しているかを推定し、前記車両が停止していると推定しているときの前記第1三軸加速度センサの第1出力値を取得し、前記車両が直進走行していると推定しているときの前記第1三軸加速度センサの第2出力値を取得し、前記第1撮像装置から前記第1画像を取得し、前記第1出力値および前記第2出力値を用いて、前記第1画像を画像処理し、画像処理後の前記第2画像を出力する画像処理方法。を実行させる。
なお、実施の形態1、2における画像合成装置10は、車両の後方画像を合成するものとして説明したが、それに限定されるものではなく、車両の前方や周囲の画像を合成するものであってもよい。
以上、本発明の一つまたは複数の態様に係る画像処理装置、画像表示システムおよび画像処理方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、車両に配置された撮像装置の姿勢に応じて、適切な画像を得ることができる画像処理装置、画像表示システムおよび画像処理方法などとして有用である。
1 車両
10、10A 画像処理装置
12〜14 撮像装置
15 三軸加速度センサ
16 ヨーレイトセンサ
17 舵角センサ
40 表示装置
50 合成画像
51〜53 画像
100、100A 画像表示システム
101 取得部
102、102A 挙動推定部
103 画像処理部
104 記憶部
121、131、141 三軸加速度センサ
122、132、142 撮像素子

Claims (11)

  1. 第1三軸加速度センサを有し、かつ、車両に配置される第1撮像装置により撮像された第1画像を画像処理する画像処理装置であって、
    前記第1画像、および、前記第1三軸加速度センサの検出値を前記第1撮像装置から取得する取得部と、
    前記車両の挙動を推定する挙動推定部と、
    (1)前記挙動推定部により前記車両が停止していると推定されているときに前記第1三軸加速度センサにおいて得られた第1検出値と、前記挙動推定部により前記車両が直進走行していると推定されているときに前記第1三軸加速度センサにおいて得られた第2検出値とを用いて、前記第1撮像装置の現在の姿勢を算出し、(2)算出した前記現在の姿勢に基づいて前記第1画像を画像処理し、(3)画像処理後の第2画像を出力する画像処理部と、を備える
    画像処理装置。
  2. 前記画像処理部は、
    前記第1検出値を用いて前記第1撮像装置の姿勢における第1ロール角および第1ピッチ角を算出し、
    算出した前記第1ロール角および前記第1ピッチ角と、前記第2検出値とを用いて前記第1撮像装置の姿勢における第1ヨー角を算出し、
    算出した前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角と、予め記憶している前記第1撮像装置の初期姿勢における第2ロール角、第2ピッチ角および第2ヨー角とのそれぞれの差分に基づいて、前記第1画像を補正し、補正後の前記第2画像を出力する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理部は、
    重力加速度が働く方向を基準とする第1座標系から、前記第1撮像装置の姿勢を基準とする第2座標系に変換する関係式に、前記重力加速度および前記第1検出値を適用することで、前記第1ロール角および前記第1ピッチ角を算出し、
    前記関係式に、算出した前記第1ロール角および前記第1ピッチ角と、前記車両が直進走行しているときの加速度と、前記第2検出値とを適用することで、前記第1ヨー角を算出する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. さらに、
    算出した前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角を記憶する記憶部を備え、
    前記画像処理部は、前記挙動推定部が、前記車両が急減速している、または、前記車両が凹凸道を走行していると推定した場合、前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角の算出を行わず、前記記憶部に記憶されている前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角を用いて前記第1画像を画像処理する
    請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記取得部は、さらに、第2三軸加速度センサを有する第2撮像装置であって、前記車両に配置される第2撮像装置から、撮像された第3画像、および、前記第2三軸加速度センサの検出値を取得し、
    前記画像処理部は、さらに、前記第1検出値および前記第2検出値と、前記挙動推定部により前記車両が停止していると推定されているときに得られた前記第2三軸加速度センサの第3検出値と、前記挙動推定部により前記車両が直進走行していると推定されているときに得られた前記第2三軸加速度センサの第4検出値とを用いて、前記第1画像、および、前記第2撮像装置により得られた第3画像を合成処理し、合成した画像を前記第2画像として出力する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理部は、
    前記第1検出値を用いて前記第1撮像装置の姿勢における第1ロール角および第1ピッチ角を算出し、
    算出した前記第1ロール角および前記第1ピッチ角と前記第2検出値とを用いて前記第1撮像装置の姿勢における第1ヨー角を算出し、
    前記第3検出値を用いて前記第2撮像装置の姿勢における第3ロール角および第3ピッチ角を算出し、
    算出した前記第3ロール角および前記第3ピッチ角と前記第4検出値とを用いて前記第2撮像装置の姿勢における第3ヨー角を算出し、
    算出した前記第1ロール角、前記第1ピッチ角および前記第1ヨー角と、予め記憶している前記第1撮像装置の初期姿勢における第2ロール角、第2ピッチ角および第2ヨー角とのそれぞれの差分である第1の差分と、
    算出した前記第3ロール角、前記第3ピッチ角および前記第3ヨー角と、予め記憶している前記第2撮像装置の初期姿勢における第4ロール角、第4ピッチ角および第4ヨー角とのそれぞれの差分である第2の差分と、に基づいて前記第1画像および前記第3画像を合成し、合成後の前記第2画像を出力する
    請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理部は、
    重力加速度が働く方向を基準とする第1座標系から、前記第1撮像装置の姿勢を基準とする第2座標系に変換する関係式に、前記重力加速度および前記第1検出値を適用することで、前記第1ロール角および前記第1ピッチ角を算出し、
    前記関係式に、算出した前記第1ロール角および前記第1ピッチ角と、前記車両が直進走行しているときの加速度と、前記第2検出値とを適用することで、前記第1ヨー角を算出し、
    前記関係式に、前記重力加速度および前記第3検出値を適用することで、前記第3ロール角および前記第3ピッチ角を算出し、
    前記関係式に、算出した前記第3ロール角および前記第3ピッチ角と、前記車両が直進走行しているときの加速度と、前記第4検出値とを適用することで、前記第3ヨー角を算出する
    請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1撮像装置および前記第2撮像装置は、前記車両の後方を撮像する向きに配置されている
    請求項5から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記挙動推定部は、前記第1三軸加速度センサの検出値、前記第1撮像装置により撮像された画像、前記車両の操舵角、前記車両の傾斜角、および、前記車両のヨー角のいずれか1つを含む挙動情報を取得し、取得した前記挙動情報に基づいて、前記車両の挙動を推定する
    請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記第1撮像装置と、
    前記画像処理装置により出力された前記第2画像を表示する表示装置と、を備える
    画像表示システム。
  11. 第1三軸加速度センサを有し、かつ、車両に配置される第1撮像装置により得られた第1画像を画像処理する画像処理装置による画像処理方法であって、
    前記車両が停止しているか直進走行しているかを推定し、
    前記車両が停止していると推定しているときの前記第1三軸加速度センサの第1出力値を取得し、
    前記車両が直進走行していると推定しているときの前記第1三軸加速度センサの第2出力値を取得し、
    前記第1撮像装置から前記第1画像を取得し、
    前記第1出力値および前記第2出力値を用いて、前記第1画像を画像処理し、
    画像処理後の前記第2画像を出力する
    画像処理方法。
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