JP2019152657A - 電池監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の初期故障を検出でき、記憶すべきデータの量を低減でき、かつ短時間で故障判断を行うことができる電池監視システムを提供すること。【解決手段】複数の二次電池2と、個々の二次電池の監視データを取得するデータ取得部3と、故障判断部4とを備える。故障判断部4は、個々の二次電池2について、監視データX1〜Xnを変数としてスパース正則化を行い、偏相関係数Λを算出する。異常度算出部42は、2個の二次電池2A,2Bの監視データを用いてそれぞれ算出された、2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2の間における、偏相関係数λの差を異常度Δとして算出する。故障判断部4は、算出した異常度Δが予め定められた閾値ΔTHを超えた場合に、2個の二次電池2A,2Bのうち、いずれか一方が故障したと判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池の故障診断を行う電池監視システムに関する。
従来から、二次電池の故障診断を行う電池監視システムが知られている(下記特許文献1参照)。この電池監視システムでは、例えば、二次電池の開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)と、充電率(SOC:State Of
Charge)とを定期的に測定し、これらの測定値を累積的に記憶する。そして、新たに測定したOCVとSOCの関係が、過去に測定したOCVとSOCの関係と比べて大きく変化したときに、二次電池が故障したと判断する。
また、故障判断の別の例としては、二次電池の容量を測定する方法がある。この場合、まず二次電池を完全に放電し、その後、満充電する。そして、充電に要した電荷量を測定することにより、二次電池の容量を測定する。新たに測定した容量の値が、過去に測定した値と比べて大きく変化した場合には、二次電池が故障したと判断する。
特開2016−152704号公報
しかしながら、OCVとSOCを測定し、これらの関係が過去の測定値と比べて変化したか否かを用いて故障判断する方法では、OCVとSOCの測定値を累積的に記憶する必要がある。そのため、記憶するデータ量が多く、大きな記憶装置が必要になる。また、二次電池が完全に故障してからでないと、故障判定がしにくい。すなわち、電池の初期故障を検出しにくい。なお、初期故障とは、電池に故障が発生したときの当該故障の初期段階を意味する。
また、二次電池の容量を測定して故障判断する場合は、容量の測定に長時間を要するという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、二次電池の初期故障を検出でき、記憶すべきデータの量を低減でき、かつ短時間で故障判断を行うことができる電池監視システムを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、少なくとも2個の二次電池(2)の状態を監視する電池監視システム(1)であって、
個々の上記二次電池について、該二次電池の状態を監視するための複数種類の監視データ(X1〜Xn)を取得するデータ取得部(3)と、
上記二次電池が故障したか否かを判断する故障判断部(4)とを備え、
該故障判断部は、
個々の上記二次電池について、取得された上記監視データを変数としてスパース正則化を行うことにより、上記監視データの偏相関係数行列(Λ)を算出する行列算出部(41)と、
上記2個の二次電池の上記監視データを用いてそれぞれ算出された、2つの上記偏相関係数行列の間における、該偏相関係数行列の成分である偏相関係数(λ)の差を異常度(Δ)として算出する異常度算出部(42)とを有し、
算出した上記異常度が予め定められた閾値(ΔTH)を超えた場合に、上記2個の二次電池のうち、いずれか一方が故障したと判断するよう構成されている、電池監視システムにある。
上記電池監視システムの故障判断部は、二次電池の監視データを変数としてスパース正則化を行い、偏相関係数行列を算出する。そして、2個の二次電池を用いてそれぞれ算出した、2つの偏相関係数行列の間における、偏相関係数の差を上記異常度として算出する。この異常度が閾値を超えた場合に、2個の二次電池のいずれか一方が故障したと判断する。
このようにすると、二次電池の初期故障を検出することができる。すなわち、スパース正則化を行うと、二次電池の複数種類の監視データのうち、互いに関連性の高い2種類の監視データを選び出すことができる。つまり、関連性の高い2種類の監視データについては、上記偏相関係数の絶対値が1に近づく。また、関連性が低い2種類の監視データは、偏相関係数が0に近づく。そのため、2個の二次電池を比較して、それぞれの偏相関係数行列に含まれる偏相関係数が互いに大きく異なる場合、関連性が高い2種類の監視データの組み合わせが、2個の二次電池の間で異なることを意味する。したがって、この場合、2個の二次電池のうちいずれか一方に何らかの故障が生じたと判断することができる。特に、二次電池は、初期故障が生じた場合でも偏相関係数が大きく変化するため、この偏相関係数の変化を使えば、二次電池の初期故障を検出することができる。
また、上記電池監視システムは、過去に取得した監視データを全て記憶する必要がなく、偏相関係数行列を算出するために必要な監視データのみを記憶すれば、故障検出を行うことができる。そのため、記憶すべきデータの量を低減できる。さらに、上記電池監視システムは、従来のように、二次電池の容量を測定する場合と比べて、短時間で、二次電池の故障判断を行うことができる。
以上のごとく、上記態様によれば、二次電池の初期故障を検出でき、記憶すべきデータの量を低減でき、かつ短時間で故障判断を行うことができる電池監視システムを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電池監視システムの回路図。 実施形態1における、第1二次電池の監視データの時間変化を表したグラフ。 実施形態1における、第1二次電池が正常なときの、偏相関係数行列Λ1を視覚化したもの。 実施形態1における、第2二次電池の監視データの時間変化を表したグラフ。 実施形態1における、第2二次電池が正常なときの、偏相関係数行列Λ2を視覚化したもの。 実施形態1における、2個の二次電池が正常なときの、異常度のグラフ。 実施形態1における、第2二次電池が故障したときの、偏相関係数行列Λ2を視覚化したもの。 実施形態1における、第2二次電池が故障したときの、異常度のグラフ。 実施形態1における、放電中の二次電池の概念図。 実施形態1における、充電中の二次電池の概念図。 実施形態1における、故障判断部のフローチャート。 図11に続くフローチャート。 実施形態2における、電池監視システムの回路図。 実施形態2における、各二次電池間の異常度の関係を表した概念図。 実施形態2における、故障判断部のフローチャート。 図15に続くフローチャート。 実施形態3における、電池監視システムの概念図。 二次電池の電池性能の時間変化を、正常状態が継続される場合と、故障が発生する場合とについて、表した概念図。
(実施形態1)
上記電池監視システムに係る実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。本形態の電池監視システム1は、図1に示すごとく、少なくとも2個の二次電池2(2A,2B)の状態を監視する。電池監視システム1は、データ取得部3と、故障判断部4とを備える。データ取得部3は、個々の二次電池2について、該二次電池2の状態を監視するための複数種類の監視データX1〜Xnを取得する。故障判断部4は、二次電池2が故障したか否かを判断する。
故障判断部4は、行列算出部41と、異常度算出部42とを備える。行列算出部41は、個々の二次電池2(2A,2B)について、取得された監視データX〜Xnを変数としてスパース正則化を行い、監視データX1〜Xnの偏相関係数行列Λを算出する。異常度算出部42は、2個の二次電池2A,2Bの監視データを用いてそれぞれ算出された、2つの偏相関係数行列Λの間における、偏相関係数λの差を異常度Δとして算出する。故障判断部4は、算出した異常度Δが予め定められた閾値ΔTHを超えた場合に、2個の二次電池2A,2Bのうち、いずれか一方が故障したと判断する。
本形態の電池監視システム1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電池監視システムである。図1に示すごとく、本形態では、2個の二次電池2A,2Bを互いに直列に接続して、組電池20を構成してある。組電池20には、負荷10と、充電装置11とが接続している。本形態の負荷10は、インバータである。このインバータを用いて、組電池20から供給される直流電力を交流電力に変換し、図示しない三相交流モータを駆動している。これにより、上記車両を走行させている。
負荷10と組電池20との間には、放電用スイッチ12が配されている。また、充電装置11と組電池20との間には、充電用スイッチ13が配されている。これらのスイッチ12,13のオンオフ動作は、制御部6によって制御される。制御部6は、組電池20を充電する際には、充電用スイッチ13をオンし、負荷10を駆動する際には、放電用スイッチ12をオンする。
また、個々の二次電池2には、放電回路8が接続している。放電回路8は、個別放電スイッチ81と、放電抵抗82とからなる。制御部6は、2個の二次電池2の充電率(SOC)が均等でない場合は、個別放電スイッチ81をオンし、二次電池2を個別に放電させる。これにより、SOCを均等にする。
本形態のデータ取得部3は、二次電池2の監視データとして、個々の二次電池2のCCV(閉回路電圧)、充電電流IC、放電電流ID、SOC、電池温度TB、積算充電時間Σtc、積算放電時間Σtd、積算充電電流ΣIC、積算放電電流ID、周囲の環境温度TE等を取得する。
データ取得部3は、充電電流IC又は放電電流IDを測定する電流センサ30A(30AA,30AB,30AX)、電圧センサ30V(30VA,30VB)、電池温度TBを測定する電池用温度センサ30TB(30TBA,30TBB)、環境温度TEを測定する環境用温度センサ30TE、積算部30I、SOC算出部30Sを備える。電圧センサ30Vは二次電池2のCCV及びOCVを測定する。SOC算出部30Sは、OCVの測定値を用いて、二次電池2のSOCを算出する。また、積算部30Iは、積算温度ストレスΣT、積算充電時間Σtc、積算放電時間Σtd、積算充電電流ΣIC、積算放電電流ΣIDを算出する。積算充電時間Σtcは、二次電池2の充電時間tcの積算値であり、積算放電時間Σtdは、二次電池2の放電時間tdの積算値である。積算充電電流ΣICは、充電電流ICの積算値である。また、積算温度ストレスΣTは、使用中の各温度における時間の積算値である。積算温度ストレスΣTは、例えば、{10℃×時間}+{15℃×時間}+・・・+{45℃×時間}のように算出することができる。また、温度が高くなるほど二次電池2にストレスが加わるため、各時間に重みづけをすることもできる。なお、積算温度ストレスΣTの算出方法はこれに限定しない。他には、例えば40℃以上に置かれた時間のみをカウント積算する方法等を採用することができる。
また、本形態の電池監視システム1は、記憶部5を備える。記憶部5は、上記偏相関係数行列Λを算出するために必要な監視データや、算出した偏相関係数行列Λを記憶する。
また、本形態では、上記二次電池2A,2Bとして、リチウム電池を用いている。個々の二次電池2A,2Bの構造や、電極等の材料は、同一である。
二次電池2の構造について、より詳細に説明する。図9に示すごとく、二次電池2は、正極21Pおよび負極21Nと、これらの間に配されたセパレータ24と、電解液25とを備える。正極21P及び負極21Nは、金属製の導電部23(23P,23N)と、該導電部23に取り付けられた活物質22(22P,22N)とを備える。
図9に示すごとく、二次電池2のSOCが略100%であるときは、リチウムイオンは殆ど負極21Nの活物質22Nに存在している。放電を行うと、リチウムイオンは正極21Pの活物質22Pに移動する。また、図10に示すごとく、二次電池2のSOCが略0%であるときは、リチウムイオンは殆ど正極21Pの活物質22Pに存在している。充電を行うと、リチウムイオンは負極21Nの活物質22Nに移動する。
外部から二次電池2に衝撃等が加わると、二次電池2が故障することがある。例えば、個々の電極21(21P,21N)の導電部23(23P,23N)が互いに接触したり、活物質22が導電部23から剥離したりすることがある。また、二次電池2を長期間使用すると、電解液25中に金属リチウムが析出して、一対の電極21が短絡することもある。本形態の故障判断部4は、二次電池2にこのような故障が発生したか否かを判断する。
次に、図2〜図8を用いて、二次電池2の故障診断を行う方法について説明する。ここでは、図2に示すごとく、6種類の監視データX1〜X6を用いる場合について説明する。例えば、第1監視データX1はCCV、第2監視データX2は放電電流ID、第3監視データX3はSOC、第4監視データX4は電池温度TB、第5監視データX5は積算放電時間ΣtD、第6監視データX6は積算放電電流ΣIDにすることができる。なお、別の種類の監視データを用いてもよく、これらの並べ順も任意で良い。また、図2等では6種類の監視データX1〜X6を用いたが、本発明はこれに限るものではなく、2種類以上であれば良い。
図2に示すごとく、各監視データX1〜X6は、時間の経過と共に値が変化する。故障判断部4は、まず、第1二次電池2A(図1参照)の監視データX1〜X6を変数としてスパース正則化を行い、第1の偏相関係数行列Λ1を算出する。第1の偏相関係数行列Λ1は、例えば下記のように表すことができる。
Figure 2019152657
上記式において、λ12は、監視データX1と監視データX2との間の偏相関係数を意味する。また、偏相関係数行列Λは対称行列であるため、上記式において、一部の偏相関係数λを省略して記載してある。さらに、偏相関係数行列Λの、主対角線上の成分は全て1であるため、記載を省略してある。
偏相関係数λは、2種類の監視データの相関性が高い場合は、1又は−1に近づく。また、相関性が低い場合は、0に近づく。第1の偏相関係数行列Λ1を視覚化したものを図3に示す。同図に示すごとく、相関性の高い2種類の監視データ(例えばX2とX6、X5とX6等)は、比較的太い線で結ばれる。また、これより相関性が低い監視データ(例えばX3とX6)は、若干細い線で結ばれる。また、さらに相関性が低い監視データ(例えばX2とX3、X3とX4等)は、さらに細い線で結ばれる。
次に、故障判断部4は、第2二次電池2Bの監視データX 1〜X 6(図4参照)を用いてスパース正則化を行い、第2の偏相関係数行列Λ2を算出する。図4に示すごとく、第2二次電池2Bの監視データX 1〜X 6は、時間の経過と共に値が変化する。本形態では、同じ時間t1(図2、図4参照)に得られた監視データX1〜X6,X 1〜X 6を用いて、2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2を算出する。第2の偏相関係数行列Λ2は、例えば下記式のように表すことができる。
Figure 2019152657
第2の偏相関係数行列Λ2を視覚化したものを図5に示す。2個の二次電池2A,2Bが両方とも正常である場合は、第1二次電池2Aの各監視データX1〜X6の相関性と、第2二次電池2Bの各監視データX 1〜X 6の相関性は略等しい。そのため、2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2は略同じになる。したがって、2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2をそれぞれ視覚化したグラフ(図3、図5参照)は、略同じ形状になる。
故障判断部4は、このように2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2を算出した後、これら2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2の間の、偏相関係数λの差を、異常度Δとして算出する。異常度Δは、例えば、以下のように表すことができる。
Figure 2019152657
なお、Δ12は、2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2の間の、偏相関係数λ12の異常度Δを意味する。
個々の異常度Δをグラフにしたものを図6に示す。上述したように、第1二次電池2Aの各監視データX1〜X6の相関性、および第2二次電池2Bの各監視データX 1〜X 6の相関性が大きく変化していなければ、算出した2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2は殆ど同じになる。そのため、偏相関係数λの変化は小さく、異常度Δは小さい値になる。故障判断部4は、全ての異常度Δが閾値ΔTHより小さい場合は、2個の二次電池2A,2Bの、監視データの相関性は互いに等しい、すなわち、2個の二次電池2A,2Bは両方とも故障していない、と判断する。
次に、第2二次電池2Bが故障した場合の、偏相関係数行列Λ2を視覚化したグラフを図7に示す。このグラフでは、図5と比べて、監視データX 3とX 5の相関性、及びX 3とX 6の相関性が低くなっており、略0になっている。このときの異常度Δをグラフにしたものを図8に示す。同図に示すごとく、監視データX3とX5の異常度Δ35と、監視データX3とX6の異常度Δ36が高くなっている。故障判断部4は、算出した異常度Δが閾値ΔTHを超えた場合は、2個の二次電池2A,2Bは、監視データX1〜X6の相関性が互いに異なる、すなわち、2個の二次電池2A,2Bのうち、いずれか一方の二次電池2が故障した、と判断する。より詳しくは、故障判断部4は、算出した複数の異常度Δ12〜Δ56のうち、少なくとも一個が閾値ΔTHを超えた場合は、一方の二次電池2が故障したと判断する。
次に、故障判断部4のフローチャートの説明を行う。図11に示すごとく、本形態の故障判断部4は、ステップS1,S2と、ステップS3,S4を並列的に行う。ステップS1では、第1二次電池2Aの監視データX1〜Xnを一定期間、測定する。その後、ステップS2に移る。ここでは、測定した監視データX1〜Xnを用いて、第1の偏相関係数行列Λ1を算出する。
また、ステップS3では、第2二次電池2Bの監視データX 1〜X nを一定期間、測定する。その後、ステップS4に移る。ここでは、測定した監視データX 1〜X nを用いて、第2の偏相関係数行列Λ2を算出する。
このように2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2を算出した後、図12に示すステップS5に移る。ステップS5では、2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2を用いて、異常度Δを算出する。その後ステップS6に移り、算出した複数の異常度Δ(図8参照)のうち、少なくとも一つが閾値ΔTHを超えたか否かを判断する。ここでYesと判断した場合は、ステップS7に移り、2個の二次電池2A,2Bのうち、いずれか一方が故障していると判断する。また、ステップS6でNoと判断した場合は、ステップS1、S3に戻る。
本形態の作用効果について説明する。本形態の故障判断部4は、二次電池2の監視データを変数としてスパース正則化を行い、偏相関係数行列Λを算出する。そして、2個の二次電池2A,2Bを用いてそれぞれ算出した、2つの偏相関係数行列Λ1,Λ2の間における、偏相関係数λの差を異常度Δとして算出する。この異常度Δが閾値ΔTHを超えた場合に、2個の二次電池2のうちいずれか一方が故障したと判断する。
このようにすると、二次電池2の初期故障を検出することができる。
図18は、二次電池2の電池性能の時間変化を、正常状態が継続する場合と、故障が発生する場合とについて、概念的に示す図である。二次電池2が正常状態を維持する場合、同図のL0〜L1を辿って、緩やかに電池性能が低下することとなる。一方、二次電池2に故障が発生すると、同図のL0〜L2へ移行するように、電池性能が低下する。
したがって、従来技術のように、電池性能の低下(例えば、容量の低下、抵抗の増大)を測定して故障判定をする場合、電池性能が大幅に低下した後でないと故障判定が難しい。それゆえ、仮に二次電池2に故障が生じても、図18にFiにて示す故障の初期段階では、電池性能の変化が小さく、故障判定が困難となる。つまり、同図のFcにて示す完全な故障に近付くまで、故障判定が困難である。
一方、本形態においては、上述のように、異常度Δを利用して故障判定を行うことにより、故障の初期段階Fiにて故障判定が可能となる。つまり、異常度Δは、故障の初期段階Fiでも検出可能なため、二次電池2が大幅に低下する前の初期段階Fiにて、故障判定を行うことができる。換言すると、二次電池2の故障の初期段階を検出することができる。なお、本明細書中において「初期故障」とは、この故障の初期段階のことを意味する。
すなわち、スパース正則化を行うと、二次電池2の複数種類の監視データのうち、互いに関連性の高い2種類の監視データを選び出すことができる。つまり、関連性の高い2種類の監視データについては、偏相関係数λの絶対値が1に近づく。また、関連性が低い2種類の監視データは、偏相関係数λが0に近づく。そのため、2個の二次電池2A,2Bを比較して、それぞれの偏相関係数行列Λ1,Λ2に含まれる偏相関係数λが互いに大きく異なる場合、関連性が高い2種類の監視データの組み合わせが、2個の二次電池2A,2Bの間で異なることを意味する。したがって、この場合、2個の二次電池2A,2Bのうちいずれか一方に何らかの故障が生じたと判断することができる。特に、二次電池2は、初期故障が生じた場合でも偏相関係数λが大きく変化するため、この偏相関係数λの変化を使えば、二次電池2の初期故障を検出することができる。
また、本形態の電池監視システム1は、過去に取得した監視データを全て記憶する必要がなく、偏相関係数行列Λを算出するために必要な監視データのみを記憶すれば、故障検出を行うことができる。そのため、記憶すべきデータの量を低減できる。さらに、上記電池監視システム1は、従来のように、二次電池2の容量を測定する場合と比べて、短時間で、二次電池2の故障判断を行うことができる。
また、本形態の行列算出部41は、図2、図4に示すごとく、それぞれ同じ時間t1に取得した監視データX1〜X6,X 1〜X 6を用いて、複数の偏相関係数行列Λ1,Λ2を算出するよう構成されている。
そのため、同じ時間帯における2つの二次電池2A,2Bを比較することができ、故障判断を正確に行うことができる。
また、本形態では、図1に示すごとく、2個の二次電池2A,2Bを直列に接続して組電池20を構成してある。
このようにすると、組電池20を構成する複数の二次電池2A,2Bを用いて、個々の二次電池2の故障判断を行うことができる。
以上のごとく、二次電池の初期故障を検出でき、記憶すべきデータの量を低減でき、かつ短時間で故障判断を行うことができる電池監視システムを提供することができる。
なお、図2等では、6種類の監視データX1〜X6を用いて6×6の偏相関係数行列Λを算出し、これから複数個の異常度Δ12〜Δ56(図7参照)を算出して、これら複数個の異常度Δ11〜Δ56のうち少なくとも1個が閾値ΔTHを超えたときに、二次電池2が故障したと判断したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、2種類の監視データX1,X2を用いて2×2の偏相関係数行列Λを算出し、これから1個の異常度Δ12のみ算出してもよい。
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
(実施形態2)
本形態は、二次電池2の個数等を変更した例である。図13に示すごとく、本形態では、3個の二次電池2A〜2Cを直列に接続してある。また、データ取得部3は、個々の二次電池2A〜2Cの監視データを取得する。データ取得部3は、実施形態1と同様に、電圧センサ30V(30VA,30VB,30VC)、電流センサ30A(30AA,30AB,30AC,30AX)、温度センサ30TB(30TBA,30TBB,30TBC)等を備える。
行列算出部41は、3個の二次電池2A,2B,2Cについて、それぞれ偏相関係数行列Λを算出する。また、故障判断部4は、故障特定部43を備える。故障特定部43は、個々の二次電池2間の異常度Δを用いて、故障している二次電池2を特定する。
例えば、図14に示すごとく、第1二次電池2Aと第2二次電池2Bとの間の異常度ΔABが閾値ΔTHより高く、第2二次電池2Bと第3二次電池2Cとの間の異常度ΔBCが閾値ΔTHより高く、第1二次電池2Aと第3二次電池2Cとの間の異常度ΔACが閾値ΔTHより低い場合を想定する。この場合、第2二次電池2Bは、他の二次電池2(すなわち、第1二次電池2A、第3二次電池2C)との間で、異常度ΔAB,ΔBCが全て閾値ΔTHより高いため、第2二次電池2Bが故障していると特定することができる。
次に、故障判断部4のフローチャートの説明を行う。図15に示すごとく、故障判断部4は、ステップS11〜S16を並列的に行う。ステップS11では、第1二次電池2Aの監視データを一定期間、測定する。その後、ステップS12に移り、測定した監視データを用いて、第1の偏相関係数行列Λ1を算出する。
同様に、ステップS13では、第2二次電池2Bの監視データを測定する。その後、ステップS14に移り、測定した監視データを用いて、第2の偏相関係数行列Λ2を算出する。さらに、ステップS15では、第3二次電池2Cの監視データを測定する。その後、ステップS16に移り、測定した監視データを用いて、第3の偏相関係数行列Λ3を算出する。
このように3個の偏相関係数行列Λを算出した後、各二次電池2間の異常度Δを算出する。すなわち、第1二次電池2Aの偏相関係数行列Λ1と、第2二次電池2Bの偏相関係数行列Λ2とを用いて、異常度ΔABを算出する(上記数式3参照)。同様に、第2二次電池2Bと第3二次電池2Cとの間の異常度ΔBCを算出し、さらに、第1二次電池2Aと第3二次電池2Cとの間の異常度ΔACを算出する。
その後、ステップS18に移る。ここでは、各異常度ΔAB,ΔBC,ΔACのいずれかが閾値ΔTHを超えたか否かを判断する。ここでNoと判断した場合は、ステップS11に戻る。また、ステップS18でNoと判断した場合は、ステップS19に移る。ここでは、全ての異常度Δが閾値ΔTHより高い二次電池2を特定する。その後、ステップS20に移る。ここでは、特定した二次電池2が故障していると判断する。
本形態の作用効果について説明する。本形態では、3個の二次電池2A,2B,2Cについて、それぞれ偏相関係数行列Λを算出する。また、故障特定部43は、個々の二次電池2A〜2C間の異常度ΔAB,ΔBC,ΔACを用いて、故障した二次電池2を特定する。
実施形態1のように、2個の二次電池2A,2Bを用いる場合は、異常度Δが閾値ΔTHを超えたとき、どの二次電池2が故障したか特定できない。しかし、本形態のように3個の二次電池2A〜2Cを用いる場合は、全ての異常度Δが閾値ΔTHを超えた二次電池2が、故障していると特定することができる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
なお、本形態では3個の二次電池2A〜2Cを用いたが、本発明はこれに限るものではなく、4個以上の二次電池2を用いてもよい。
(実施形態3)
本形態は、二次電池2の配置位置を変更した例である。図17に示すごとく、本形態では、複数の二次電池2(2A〜2C)を、それぞれ別の車両7に搭載してある。個々の車両7に、二次電池2の監視データを取得するデータ取得部3が搭載されている。
故障判断部4と記憶部5は、外部機器72(例えばサーバ)に設けられている。各車両にはデータの送受信装置71が搭載されている。この送受信装置71を用いて、外部機器72に監視データを送信する。故障判断部4は、送信された監視データを用いて、偏相関係数Λおよび異常度Δを算出する。そして、実施形態2と同様に、算出した異常度Δを用いて、故障した二次電池2を特定する。
本形態の作用効果について説明する。本形態では、個々の二次電池2を別々の車両7に搭載してある。
このようにすると、各車両7に搭載した二次電池2を用いて、個々の二次電池2の故障判断を行うことができる。そのため、各車両7に1個の二次電池2しか搭載していない場合でも、故障判断を行うことができる。
また、実施形態1のように、1つの車両7内のみで二次電池2の監視し、かつデータ取得部3が1系統のみである場合は、データ取得部3が故障すると、監視データが変化していないように見える可能性がある。この場合、二次電池2およびデータ取得部3の故障を正確に検出できない可能性が考えられる。これに対して、本形態のように、各車両7に二次電池2及びデータ取得部3を搭載すれば、データ取得部3が複数系統存在することになるため、いずれかの車両7のデータ取得部3が故障した場合に、これを検出することができる。すなわち、本形態のように、二次電池2及びデータ取得部3を各車両7に分散配置し、相互に監視し合うことにより、データ取得部3(センサ系)を含めた電源系の故障判断を行うことが可能になる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 電池監視システム
3 データ取得部
4 故障判断部
41 行列算出部
42 異常度算出部
n 監視データ
Λ 偏相関係数行列
λ 偏相関係数
Δ 異常度

Claims (5)

  1. 少なくとも2個の二次電池(2)の状態を監視する電池監視システム(1)であって、
    個々の上記二次電池について、該二次電池の状態を監視するための複数種類の監視データ(X1〜Xn)を取得するデータ取得部(3)と、
    上記二次電池が故障したか否かを判断する故障判断部(4)とを備え、
    該故障判断部は、
    個々の上記二次電池について、取得された上記監視データを変数としてスパース正則化を行うことにより、上記監視データの偏相関係数行列(Λ)を算出する行列算出部(41)と、
    上記2個の二次電池の上記監視データを用いてそれぞれ算出された、2つの上記偏相関係数行列の間における、該偏相関係数行列の成分である偏相関係数(λ)の差を異常度(Δ)として算出する異常度算出部(42)とを有し、
    算出した上記異常度が予め定められた閾値(ΔTH)を超えた場合に、上記2個の二次電池のうち、いずれか一方が故障したと判断するよう構成されている、電池監視システム。
  2. 上記行列算出部は、それぞれ同じ時間に取得した上記監視データを用いて、複数の上記偏相関係数行列を算出するよう構成されている、請求項1に記載の電池監視システム。
  3. 上記行列算出部は、少なくとも3個の上記二次電池について、それぞれ上記偏相関係数行列を算出し、上記故障判断部は、個々の上記二次電池間の上記異常度を用いて、故障した上記二次電池を特定する故障特定部(43)を備える、請求項1又は2に記載の電池監視システム。
  4. 複数個の上記二次電池は互いに直列に接続され、組電池(20)を構成している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池監視システム。
  5. 上記二次電池は車両(7)に搭載され、個々の上記二次電池を別々の上記車両に搭載してある、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池監視システム。
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