JP2019152277A - 遊星歯車機構、駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
駆動源の回転駆動力を被駆動体に伝達する遊星歯車機構であって、
太陽歯車部材と内歯歯車部材と遊星歯車部材とキャリア部材からなる遊星歯車ユニットと、
一端が開口し前記内歯歯車の外周面を位置決めした状態で前記遊星歯車ユニットを内部に収容する有底の筒状部と前記筒状部の開口側に前記被駆動体に取り付ける取り付け部を一体に形成したケース体と、
前記取り付け部に取り付けられる被取り付け部を有し、前記キャリア部材の出力側を回転支持し前記開口を閉塞する蓋体と、を備えた、
ことを特徴とする。
前記取り付け部は、前記被駆動体を支持する筐体であり、前記蓋体の前記被取り付け部は前記取り付け部に位置決め固定される、
ことを特徴とする。
前記蓋体は、前記被駆動体を支持する筐体であり、前記取り付け部は、前記筒状部の開口側を外側に折り曲げて形成されて前記被取り付け部に位置決め固定される、
ことを特徴とする。
前記取り付け部は、前記蓋体の被取り付け部に対して、前記駆動源側から固定される、
ことを特徴とする。
前記蓋体は、前記遊星歯車ユニットの出力側を内部に収容する、
ことを特徴とする。
前記蓋体は、出力軸方向と交差する方向から見て、前記遊星歯車ユニットの前記内歯歯車部材の出力側の側面よりも出力側に位置し、前記キャリア部材の出力側と重なるように配置されている、
ことを特徴とする。
前記駆動源は、前記有底の筒状部の外側面で前記筒状部の外周面に対して内側位置で固定されている、
ことを特徴とする。
前記駆動源の外形は、少なくとも前記筒状部の外形よりも大きい、
ことを特徴とする。
駆動源と、
被駆動体と、
前記駆動源の回転駆動力を前記被駆動体に伝達する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の遊星歯車機構と、からなる、
ことを特徴とする。
駆動源と、
複数の被駆動体と、を備え、
前記複数の被駆動体のうち、少なくともいずれか1つの被駆動体の回転駆動に、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の遊星歯車機構を用いる、
ことを特徴とする。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
現像装置40各々は、現像ハウジング41に収容される現像剤を除いて同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
感光体ドラム31表面の残留トナーは、クリーニングブレード34により除去され、搬送部材(不図示)によって廃現像剤収容部(不図示)に回収される。尚、クリーニングブレード34で除去しきれず帯電ローラ32に付着したトナー外添剤等は、帯電ローラ32に接触して回転するクリーニングローラ33表面に捕捉され一時的に蓄積される。
中間転写ベルト51上の転写残留トナーは、クリーニング装置55で除去されて、搬送部材(不図示)によって廃現像剤収容部(不図示)に回収される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、搬送ローラ対68を介して排出ローラ対69から画像形成装置1上面の排出トレイ1aに排出される。
図2は画像形成装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置1の給紙装置20、感光体ユニット30、現像装置40、転写装置50、定着装置60には、Y軸に沿った軸を中心として回転駆動される複数の回転部材が使用されている。画像形成装置1は、これらの回転部材を駆動装置2を介して回転駆動している。
図3は駆動装置2の一例を示す一部断面斜視図、図4(a)、(b)は内歯歯車130の斜視図、図5(a)は第1キャリア150Aの第1円板部151側に視点をおいた斜視図、(b)は出力軸160側に視点をおいた斜視図、図6(a)は第2キャリア150Bの第1円板部151側に視点をおいた斜視図、(b)は出力軸160側に視点をおいた斜視図、図7はキャリア150への遊星歯車140の組み付けを示す分解斜視図である。
第2キャリア150Bは、出力側の最終段に使用され、出力軸160が固定されるとともに、ケース体210の一面側で軸受け162を介して回転支持され、遊星歯車機構100で減速された回転駆動力を被駆動体に伝達する。
図8は遊星歯車機構100の全体構成を示す斜視図、図9は遊星歯車機構100の内部構成を示す断面模式図、図10は遊星歯車機構100のケース体170を示す斜視図、図11は遊星歯車機構100の蓋体180を示す斜視図、図16は比較例1に係る遊星歯車機構200の全体構成を示す斜視図、図17は比較例1に係る遊星歯車機構200の内部構成を示す断面模式図、図18は比較例2に係る遊星歯車機構200の全体構成を示す斜視図、図19は比較例2に係る遊星歯車機構300の内部構成を示す断面模式図である。
比較例1に係る遊星歯車機構200、300は、本実施形態に係る遊星歯車機構100と共通する遊星歯車ユニット110を有し、複数の遊星歯車ユニット110を収容するケース体210、310及びケース体210、310の開口部を閉塞する蓋体220、320の構成が本実施形態に係る遊星歯車機構100とは異なっている。
ケース体170の筒状部172には、駆動源であるモータMを取り付ける取り付け孔172aが設けられ、ケース体170の遊星歯車ユニット110側からモータMが取り付けられるようになっている。これにより、モータMの外径がケース体170の筒状部170aの外形よりも大きい場合であっても、ネジ止め可能な構造となっている。
鍔部181には、円盤状でケース体170の筐体171に設けられた位置決めボス171aに嵌り合う位置決め孔181aと、蓋体180を筐体171のバーリング孔171bにネジ止めするネジ止め孔181bが形成されている。そして、ケース体170Aの取り付け部である筐体171は被駆動体側からネジ固定され、遊星歯車機構100を被駆動体に容易に取り付けることができる。
図12は変形例に係る遊星歯車機構100Aの全体構成を示す斜視図、図13は変形例に係る遊星歯車機構100Aの内部構造を示す断面模式図、図14は変形例に係る遊星歯車機構100Aのケース体170Aを示す斜視図、図15変形例に係る遊星歯車機構100Aの蓋体180Aを示す斜視図である。
変形例に係る遊星歯車機構100Aは、図12、図13に示すように、一端が開口し内歯歯車130の外周面131aを位置決めした状態で遊星歯車ユニット110を内部に収容する有底の筒状部172Aと筒状部172Aの開口側に被駆動体としての歯車列Gに取り付ける取り付け部を一体に形成したケース体170Aと、取り付け部に取り付けられる被取り付け部を有し、キャリア150の出力側である出力軸160を回転支持し開口部170bを閉塞する蓋体180Aと、を備えている。
ケース体170Aの筒状部172には、駆動源であるモータMを取り付ける取り付け孔172Aaが設けられ、ケース体170Aの遊星歯車ユニット110側からモータMが取り付けられるようになっている。これにより、モータMの外形がケース体170の筒状部170aの外形よりも大きい場合であっても、ネジ止め可能な構造となっている。
筐体181Aは、被駆動体としての歯車列Gを回転支持する筐体の一部であり、ケース体170Aの鍔部171Aに設けられた位置決めボス171Aaに嵌り合う位置決め孔181Aaと、蓋体180Aをケース体170Aの鍔部171Aのバーリング孔171bにネジ止めするネジ止め孔181Abが形成されている。そして、ケース体170Aの取り付け部である鍔部171Aは被駆動体側からネジ固定され、遊星歯車機構100Aを被駆動体に容易に取り付けることができる。
駆動源としてのモータMの駆動で太陽歯車120が回転駆動される。そして、太陽歯車120が回転駆動を行うと、3つの遊星歯車140の各々が、支持軸141を回転中心として自転する。また、3つの遊星歯車140の各々は、内歯歯車130の内歯133と噛み合っているために、内歯歯車130に沿って公転する。
そして、2段目の遊星歯車ユニット110では、2段目の内歯歯車130と外歯153とに噛み合う2段目の遊星歯車140が、2段目の第2キャリア150Bにより支持されて、自転しながら外歯153の外周を公転する。公転する遊星歯車140を支持する2段目の第2キャリア150Bの第2円板部152の内側に形成された内歯154が出力軸160の外歯161に噛合して遊星歯車機構100の出力軸160には2段に減速された回転が伝達される。
これにより、ケース体170の開口部は蓋体180で位置精度を確保しながら閉塞され、遊星歯車ユニット110の出力軸160の位置精度の悪化を抑制して、回転ムラを抑制することができる。
2・・・駆動装置
10・・・制御装置
20・・・給紙装置
30・・・感光体ユニット
40・・・現像ユニット
50・・・転写ユニット
60・・・定着装置
100、100A、200、300・・・遊星歯車機構
110・・・遊星歯車ユニット
120・・・太陽歯車
130・・・内歯歯車
140・・・遊星歯車
150A・・・第1キャリア
150B・・・第2キャリア
160・・・出力軸
170、170A、210、310・・・ケース体
180、180A、220、320・・・蓋体
190・・・連結部材
G・・・歯車列
M・・・モータ
Claims (10)
- 駆動源の回転駆動力を被駆動体に伝達する遊星歯車機構であって、
太陽歯車部材と内歯歯車部材と遊星歯車部材とキャリア部材からなる遊星歯車ユニットと、
一端が開口し前記内歯歯車の外周面を位置決めした状態で前記遊星歯車ユニットを内部に収容する有底の筒状部と前記筒状部の開口側に前記被駆動体に取り付ける取り付け部を一体に形成したケース体と、
前記取り付け部に取り付けられる被取り付け部を有し、前記キャリア部材の出力側を回転支持し前記開口を閉塞する蓋体と、を備えた、
ことを特徴とする遊星歯車機構。 - 前記取り付け部は、前記被駆動体を支持する筐体であり、前記蓋体の前記被取り付け部は前記取り付け部に位置決め固定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構。 - 前記蓋体は、前記被駆動体を支持する筐体であり、前記取り付け部は、前記筒状部の開口側を外側に折り曲げて形成されて前記被取り付け部に位置決め固定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構。 - 前記取り付け部は、前記蓋体の被取り付け部に対して、前記駆動源側から固定される、
ことを特徴とする請求項3に記載の遊星歯車機構。 - 前記蓋体は、前記遊星歯車ユニットの出力側を内部に収容する、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。 - 前記蓋体は、出力軸方向と交差する方向から見て、前記遊星歯車ユニットの前記内歯歯車部材の出力側の側面よりも出力側に位置し、前記キャリア部材の出力側と重なるように配置されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の遊星歯車機構。 - 前記駆動源は、前記有底の筒状部の外側面で前記筒状部の外周面に対して内側位置で固定されている、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。 - 前記駆動源の外形は、少なくとも前記筒状部の外形よりも大きい、
ことを特徴とする請求項7に記載の遊星歯車機構。 - 駆動源と、
被駆動体と、
前記駆動源の回転駆動力を前記被駆動体に伝達する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の遊星歯車機構と、からなる、
ことを特徴とする駆動装置。 - 駆動源と、
複数の被駆動体と、を備え、
前記複数の被駆動体のうち、少なくともいずれか1つの被駆動体の回転駆動に、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の遊星歯車機構を用いる、
ことを特徴とする画像形成装置。
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JP2018038135A JP7091717B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | 遊星歯車機構、駆動装置及び画像形成装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5094542A (en) * | 1990-11-19 | 1992-03-10 | General Signal Corporation | Modular mixer system |
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2018
- 2018-03-05 JP JP2018038135A patent/JP7091717B2/ja active Active
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