JP2019151610A - 薬用を含む化粧品原材料、化粧品基剤および化粧品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来から、柑橘系果物を用いた化粧品用原材料の中で、クレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)を用いたものは非常に少なく、エタノール水溶液の蒸留により得られたものは未だ無かった。【解決手段】本発明は、希少価値が高い柑橘系果物であるクレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)の果皮を含む果実を、エタノール水溶液で蒸留することにより、薬用を含む口腔用化粧品および化粧品の原材料および基剤、またそれらを含有する最終製品を得ることができる。【選択図】なし
Description
本発明は、柑橘系果物であるクレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)の果皮を含む果実をエタノール水溶液で蒸留することにより得られる液体を特徴とする薬用を含む化粧品原材料、化粧品基剤および化粧品に関する。
従来から、柑橘系の果物を利用した薬用を含む化粧品原材料、化粧品基剤および化粧品は多く存在するが、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種であるクレメンタインを用いた薬用を含む化粧品原材料、化粧品基剤および化粧品は、わずかな種類に止まっていた。
特に、クレメンタイン(Clementine)は生息地域、栽培地域が限られており希少価値の高い柑橘系果物である。
本発明は、希少価値が高く未だ薬用を含む化粧品原材料として使用されるケースが少なかったクレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)の果皮を含む果実をエタノール水溶液で蒸留することで得られる液体を、薬用を含む化粧品原材料、化粧品基剤および化粧品として使用することを目的としている。
従来から、柑橘系の果物を利用した薬用を含む化粧品原材料、化粧品基剤および化粧品は多く存在するが、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種であるクレメンタインを用いた薬用を含む化粧品原材料、化粧品基剤および化粧品は、わずかな種類に止まっていた。
また本発明で使用する柑橘系果物は、クレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)に特化している。
さらに従来からクレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)の果実を利用した化粧品原材料は、エキス剤か果皮から得られた精油のみであり、エタノール水溶液を用いて果実を蒸留することで得られたものは無かった。
本発明は、柑橘系果物であるクレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)の果皮を含む果実を洗浄後、細かく裁断した後、エタノール水溶液で蒸留することにより得られる。
本発明で使用する柑橘系果物は、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種であるクレメンタイン(Clementine)であり、その他の柑橘系果物と区別する。
クレメンタイン(Clementine)は、新鮮な状態で洗浄後に裁断し、エタノール水溶液で蒸留する。
前項で得られた蒸留液は、そのまま、または水またはエタノール、グリセリンや1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、プロパンジオールなどの化粧品で使用可能な有機溶剤で希釈することができる。
さらに、0011および前項により得られた蒸留液または溶液に、乳化、洗浄、起泡、分散化、不透明化、帯電防止、抗菌を目的とする界面活性剤、親水性増粘剤、非水系増粘剤、閉塞剤、可溶化剤、溶剤、エモリエント剤、保湿剤、湿潤剤、角質柔軟剤、収斂剤、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤、抗炎症剤、制汗剤、紫外線吸収と散乱を目的とする紫外線防止剤、皮膚ブリーチ剤、抗酸化剤、被膜形成剤、抗菌剤、口腔衛生剤、口腔ケア剤、香料、香味料、着色料、酸化防止剤、防腐剤の二つ以上を組み合わせ添加または配合することで、薬用を含む口腔用化粧品および化粧品に使用する基剤が得られる。
前項で得られた基剤をベースとして、その他薬用を含む化粧品用原料を配合することで、皮膚エモリエント、皮膚の保湿や湿潤、角質柔軟、皮膚の収斂、皮膚コンディショニング、ヘアコンディショニング、抗炎症、制汗、紫外線吸収や散乱作用による紫外線防止、皮膚ブリーチ、抗酸化、被膜形成、抗菌、口腔衛生、口腔ケア、ヘアスタイリング、頭髪洗浄、毛髪着色、爪コンディショニング、メイクアップ、毛髪帯電防止を目的とする薬用を含む口腔用化粧品および化粧品が得られる。
クレメンタイン(Clementine)は、生息地域、栽培地域が限られており、希少価値の高い柑橘系果物である。
また柑橘系果物全般で確認されている事実として、ビタミンPと呼ばれているポリフェノールの一種であるヘスペリジンが、特に果皮に多く存在している。そのヘスペリジンは微小循環の改善作用を有しており、経皮的に適用することで人体の皮膚温の維持などの働きが認められている。
さらに、柑橘系果物には、多くのビタミン類が含まれており、経皮的に使用することで肌を美しく健康に保つ働きも期待できる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
柑橘系果物であるクレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)の果皮を含む果実を、新鮮な状態で洗浄後に裁断する。
裁断後、80%エタノール水溶液で蒸留を行う。この場合、エタノールは植物発酵により得られたものを用いる。
エタノール水溶液による蒸留の温度は、大気圧条件下70乃至75度で行う。
蒸留により得られた蒸留液は、無菌的にろ過することで完成とする。
柑橘系果物であるクレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)の果皮を含む果実を、新鮮な状態で洗浄後に裁断する。
裁断後、50%エタノール水溶液で蒸留を行う。この場合、エタノールは植物発酵により得られたものを用いる。
エタノール水溶液による蒸留の温度は、大気圧条件下70乃至75度で行う。
蒸留により得られた蒸留液は、無菌的にろ過することで完成とする。
本発明は、薬用を含む口腔用化粧品および化粧品の原材料および基剤、またそれらを含有する最終製品を製造する産業で利用される。
Claims (3)
- 柑橘系果物であるクレメンタイン(Clementine、マンダリンオレンジとスイートオレンジのハイブリッド種)の果皮を含む果実をエタノール蒸留することで得られる液体を特徴とする薬用を含む化粧品原材料および基剤。
- 請求項1で得られた液体、またはその液体を水またはエタノール、グリセリンや1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、プロパンジオールなどの化粧品で使用可能な有機溶剤で希釈した溶液は、皮膚エモリエント作用、皮膚・毛髪・爪コンディショニング作用、保湿作用、湿潤作用、皮膚抗炎症作用を備えていることを特徴とする薬用を含む化粧品用複合原材料および基剤。
- 請求項2において、更に乳化、洗浄、起泡、分散化、不透明化、帯電防止、抗菌を目的とする界面活性剤、親水性増粘剤、非水系増粘剤、閉塞剤、可溶化剤、溶剤、エモリエント剤、保湿剤、湿潤剤、角質柔軟剤、収斂剤、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤、抗炎症剤、制汗剤、紫外線吸収と散乱を目的とする紫外線防止剤、皮膚ブリーチ剤、抗酸化剤、被膜形成剤、抗菌剤、口腔衛生剤、口腔ケア剤、香料、香味料、着色料、酸化防止剤、防腐剤を添加成分として含有することを特徴とする薬用を含む口腔用化粧品および化粧品。
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