JP2019151476A - シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置 Download PDF

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村田和哉
Kazuya Murata
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Abstract

【課題】側端部に反り(サイドカール)があるシートであっても、シート側端位置を正確に検出する。【解決手段】本発明のシート搬送装置は、シートを搬送する第1搬送ローラ対と、第1搬送ローラ対よりもシート搬送方向の下流側に位置する第2搬送ローラ対と、第1搬送ローラ対と第2搬送ローラ対の間に配置され、搬送されるシートをシート搬送方向に湾曲する少なくとも1つの曲げ部材と、曲げ部材に対向して配置され、湾曲したシートの端部を検出する検出手段とを備える。曲げ部材は、側端部に反り(サイドカール)が生じたシートを、シート搬送方向に曲げるため、曲げたシートの張りにより、サイドカールをなくすことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置に関する。
画像の転写や、パンチ穴を穿つなどの処理をシートに施す装置がある。一般に、これらの処理はシートの所定位置に施される。一方、これら装置の受入可能なシート投入位置には、処理位置の規定を超える範囲を求められるのが一般的である。シート受入規格と処理位置規定とのギャップを埋めるために、シート側端部の位置をイメージセンサにより検出する技術が既に知られている。
例えば特許文献1には、電子写真方式の画像形成装置において、画像の転写位置を補正する目的で、画像転写後のシートに光を当てて光像を形成したうえで、縮小光学系で転写画像・光像・シート端部を読み取る構成が開示されている。
また、特許文献2には、搬送手段からのシートを斜行補正するシート搬送装置が開示されている。このシート搬送装置は、ガイドローラがシートに突き当たって、湾曲形状を形成し、シートの局部的な折れを防止して安定した搬送を得ている。また、レジストセンサを用いて用紙先端を検知している。
ところで、搬送されるシートには、その側端部に反り(いわゆるサイドカール)が生じる場合がある。シート側端部の位置をイメージセンサにより検出する従来のシート搬送装置では、そのシート側端部の反りにより、端位置を誤検出してしまう問題があった。
そこで、本発明は、側端部に反りがあるシートであっても、シート側端位置を正確に検出できるシート搬送装置の提供を目的とする。
前記課題は、シートを搬送する第1搬送ローラ対と、前記第1搬送ローラ対よりもシート搬送方向の下流側に位置する第2搬送ローラ対と、前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対の間に配置され、搬送される前記シートを前記シート搬送方向に湾曲する少なくとも1つの曲げ部材と、前記曲げ部材に対向して配置され、湾曲した前記シートの端部を検出する検出手段とを備えるシート搬送装置によって解決される。
本発明のシート搬送装置は、側端部に反り(サイドカール)が生じたシートを、曲げ部材がシート搬送方向に曲げるため、サイドカールをなくすことができる。したがって、シート側端位置を正確に検出できる。
本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置の模式側面図である。 本実施形態のシート搬送装置のシート搬送状態を示す模式図である。 (a)はサイドカールが生じたシートの模式図であり、(b)はシートの曲げ状態を示す模式図である。 本実施形態のシート搬送装置を上方からみた模式平面図である。 本実施形態のシート搬送装置によるシート読み取りを説明する模式図であり、(a)は最大サイズのシートの場合を示し、(b)は最小サイズのシートの場合を示す。 画像読取装置で読み取った画像からシート端部を検出する方法を説明する模式図とグラフである。 (a)は本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置を示す模式図であり、(b)は曲げローラの拡大図である。 本発明の第3の実施形態に係るシート搬送装置を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係るシート搬送装置を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係るシート搬送装置を示す模式図である。 シート搬送装置の動作例であって、(a)は時刻tにおけるシート搬送状態であり、(b)は時刻tにおけるシート搬送状態である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成図である 本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置の模式側面図である。図1に示すように、シート搬送装置40は、シートを搬送する第1搬送ローラ対45と、第2搬送ローラ対55と、第1搬送ガイド板46と第3搬送ガイド板48からなる第1搬送路と、第2搬送ガイド板47と第3搬送ガイド板48からなる第2搬送路とを備える。
第1搬送ローラ対45は、第1搬送ローラ軸(上)41を中心に回転する第1搬送ローラ(上)42と、第1搬送ローラ軸(下)43を中心に回転する第1搬送ローラ(下)44とを有する。また、第2搬送ローラ対55は、第2搬送ローラ軸(上)51を中心に回転する第2搬送ローラ(上)52と、第2搬送ローラ軸(下)53を中心に回転する第2搬送ローラ(下)54とを有する。
本実施形態のシート搬送装置40は、第1搬送ローラ対45から第2搬送ローラ対55に向けてシートを搬送する。すなわち、第2搬送ローラ対55は第1搬送ローラ対45の下流に位置する。第1搬送ローラ対45から第2搬送ローラ対55へ向かう方向を搬送方向と呼ぶ。
第1搬送ローラ対45と第2搬送ローラ対55の間には、搬送されるシートをシート搬送方向に曲げる(湾曲する)曲げ部材である曲げローラ57が配置されている。曲げローラ57は駆動源を有さず、曲げローラ軸56を中心にシートSとの接触によって連れ回る構成である。また、曲げローラ57は第1搬送ローラ対45のニップ部と第2搬送ローラ対55のニップ部とを結ぶラインよりも所定量上方に配置されている。
図2は、本実施形態のシート搬送装置のシート搬送状態を示す模式図である。図2(a)に示すように、第1搬送ローラ対45は、駆動源により回転してシートSをニップし、図の右側から左側に向かう方向へ第1搬送速さVでシートSを搬送する。また、図2(b)に示すように、第2搬送ローラ対55は、駆動源により回転してシートSをニップして図の右側から左側へ向かう方向へ、第2搬送速さVで搬送する。ここで、第2搬送速さVは、第1搬送速さVに比べて所定量速く設定されている(V>V)。そのため、シートSは、第2搬送ローラ対55によって図の左側方向へ引っ張られながら(張力を受けながら)搬送される。
このように、第1搬送ローラ対45により搬送されるシートSは、第1搬送ガイド板46と第3搬送ガイド板48からなる第1搬送路と、第2搬送ガイド板47と第3搬送ガイド板48からなる第2搬送路を通り、次いで第2搬送ローラ対55により搬送される。
上記したように、曲げローラ57はシートが搬送されるラインよりも所定量上方に配置されており、また、シートSは第2搬送ローラ対55によって引っ張られるため、シートSは曲げローラ57に押し付けられる。すなわち、シートSは曲げローラ57の輪郭に沿いながら搬送される。これによりシートSは搬送方向へ略L字形状に曲げられる(屈曲)。シートSはこの屈曲による張りのため、幅方向には屈曲できなくなる(又は、屈曲が解消される)。
すなわち、曲げローラ57は、側端部に反り(サイドカール)が生じたシート(図3(a)参照)を、その搬送方向に曲げるため(図3(b)参照)、曲げたシートの張りにより、局所的にサイドカールをなくすことができる。
なお、本実施形態では、曲げ部材として曲げローラ57を用いたが、これに限定されない。輪郭に曲面を有するガイド(ブラケット)を用いて、搬送されるシートSを湾曲形状に変形させてもよい。
図1に戻り、説明を続ける。第1搬送ガイド板46と第2搬送ガイド板47は、曲げローラ57のおよそ上方に所定量の隙間を有し、この隙間のおよそ上方には、検出手段である画像読取装置61と光を照射する発光装置62とが配置されている。
本実施形態の画像読取装置61は、搬送されるシートの画像を読み取る画像読取部と、読み取った画像からシートの端部を検出する判定部とを有する。画像読取装置61は、シートの幅方向(各搬送ローラの軸方向)の手前側からみて、曲げローラ57に対向する位置でシートの画像を読み取り、シート端部を検出する。すなわち、画像読取装置61によるシート端部の検出位置は、搬送されるシートが曲げローラ57に巻付く位置であることが好ましい。これにより、サイドカールが確実に除去された位置でシート端部を検出でき、シート端部の位置を精度よく検出することができる。
また、発光装置62は、画像読取装置61に対する反射光を抑えるため、第3搬送ガイド板48に対して画像読取装置61と異なる角度を有するように配置されている。
図4は、本実施形態のシート搬送装置を上方からみた模式平面図である。分かり易くするため、第1搬送ガイド板46と第2搬送ガイド板47とを省略して描いている。図4に示すように、第1搬送ローラ(上)42は、第1搬送ローラ(上、手前)42aと、第1搬送ローラ(上、奥)42bとを有する。また、第2搬送ローラ(上)52は、第2搬送ローラ(上、手前)52aと、第2搬送ローラ(上、奥)52bとを有する。これら第1搬送ローラ(上)42及び第2搬送ローラ(上)52の間で、シート幅方向のおよそ中央に曲げローラ57が配置されている。
図4に示すように、曲げローラ57の長手方向の長さは、最大サイズのシート幅よりも短くすることが望ましい。本シート搬送装置40では、シートSは張力を受けながら搬送されるので、シート全域にわたって曲げローラ57に接触させなくてもよい。この場合、装置自体を小型化でき、有利である。
また、第3搬送ガイド板48の表面は灰色に色付けられ、また、画像読取装置61の画像読取領域53の一部に重なるように、白色板54が貼り付けられている。画像読取装置61は、シートSの表面が白色の場合、第3搬送ガイド板48とシートSの画像を読み取る一方、シートSの表面が白色でない場合、白色板54とシートSの画像を読み取る。
図5は、本実施形態のシート搬送装置によるシート読み取りを説明する模式図であり、(a)は最大サイズのシートの場合を示し、(b)は最小サイズのシートの場合を示す。図5に示すように、シート幅方向で一方の端部側に画像読取装置61と発光装置62とが配置されている。ここで画像読取装置61は、最大サイズのシート端位置よりも内側に配置され((a)参照)、かつ、最小サイズのシート端位置よりも外側に配置されている((b)参照)。すなわち、画像読取装置61は、シート幅方向において、最大サイズのシート端位置と最小サイズのシート端位置の間に配置されている。
また、発光装置62は、発光装置(手前)62aと発光装置(奥)62bとを有する。(a)に示すように、大サイズのシートSを搬送する場合、発光装置(奥)62bは点灯し、発光装置(手前)62aは消灯している。一方、(b)に示すように、小サイズのシートSを搬送する場合、発光装置(奥)62bは消灯し、発光装置(手前)62aは点灯している。
このように、本実施形態の発光装置62は、それぞれ照射領域の異なる発光装置を備え、シートの大きさに応じて点灯・消灯を切り替える。これにより、シートサイズに応じてシート端部と背景となる部材との輝度差を大きくでき、シート端部をより確実に検出できる。
図6は、画像読取装置で読み取った画像からシート端部を検出する方法を説明する模式図とグラフである。(a)はシートS、第3搬送ガイド板48及び白色板54の位置関係を示す模式図であり、(b)は輝度グラフである。(b)において、横軸はシート幅方向の座標であり、縦軸は輝度である。
シートSの表面が白色である場合、白色のシートSと灰色の第3搬送ガイド板48の境目において、輝度波形WLが急峻に立ち下がる。画像読取装置61は、この立ち下がり箇所(一点鎖線との交点)が、シート端部であると検出する。一方、シートSの表面が黒色である(白色でない)場合、黒色のシートSと白色の白色板54の境目において、輝度波形WLが急峻に立ち上がる。画像読取装置61は、この立ち上がり箇所(一点鎖線との交点)が、シート端部であると検出する。このように、本実施形態のシート搬送装置40は、第3搬送ガイド板48の表面が2色に色分けされているため、シートSの表面が白色から黒色まで混在していても、明確な輝度差を得ることができる。したがって、確実にシート端部を検出できる。
(第2の実施形態)
図7(a)は本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置を示す模式図であり、(b)は曲げローラの拡大図である。図7において、図1と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態のシート搬送装置40aにおいて、曲げローラ57の軸受部58は、軸移動経路59に沿って上下方向に移動可能である。軸受部58の上下移動に伴い、曲げローラ57は少なくとも2通りの配置をとり得る。シートSの厚みに応じて曲げローラ57の配置を変えることにより、様々な厚みのシート(厚紙から薄紙)に適切な張りを与え、サイドカールを除去することができる。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係るシート搬送装置を示す模式図である。図8において、図1と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態のシート搬送装置40bは、曲げローラを複数備え、複数の曲げローラを切り替えて用いることを特徴とする。具体的に、軸受65はその中央に軸66を有し、その軸66を中心として回転可能である。また、軸66を中心として4方向に延びるアームを有し、それぞれのアームの先端部に軸受けを介して曲げローラ57a〜dが取り付けられている。したがって、本実施形態のシート搬送装置40bは、曲げローラ57a〜dを切り替えて使用できる。
有利な構成として、曲げローラ57a〜dは、第2の実施形態のように軸受部が移動可能としてもよい。また、各々の曲げローラ57a〜dは、その色、材質などを異ならせてもよい。曲げローラ57a〜dのそれぞれを異なる色とすれば、曲げローラを切り替えることにより明確な輝度差を得ることができ、確実にシート端部を検出できる。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係るシート搬送装置を示す模式図である。図9において、図1と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。図9に示すように、本実施形態のシート搬送装置40cは、先の図1において搬送路の上方に配置されていた発光装置62が、搬送路を挟んで画像読取装置61の反対側に配置されている。シートSの背面から光を照射するので、シートSの表面が白色から黒色まで混在していても、明確な輝度差を得ることができ、確実にその端部を検出できる。
(第5の実施形態)
図10は、本発明の第5の実施形態に係るシート搬送装置を示す模式図である。図10において、図1と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。図10に示すように、本実施形態のシート搬送装置40dは、先の図9において搬送路の下方に配置されていた発光装置62に代えて、曲げローラ57eが発光するよう構成されている。この曲げローラ57eとして、内部に発光装置を有する構成とすることができる。この場合、発光装置を配置する場所が不要であり、シート搬送装置40dを小型化できる。また、これに代えて、曲げローラ57eは、外部の発光装置が照射した光を反射/拡散する構成としてもよい。
図11は、シート搬送装置の動作例であって、(a)は時刻tにおけるシート搬送状態であり、(b)は時刻tにおけるシート搬送状態である。図11において、図4と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
図11において、シート搬送装置40上の所定の位置をデカルト座標系の原点Oとして、シートSの搬送方向の座標であるシート先端位置pと、シートSの端部の座標であるシート端位置dとを定める。
シートSが搬送され、その先端位置がp((a)参照)から、p((b)参照)に変化する際、シート搬送装置40は、シート先端位置p、pのそれぞれにおけるシート端位置dを検出する。すなわち、シート先端位置pに対してシート端位置dを検出し、シート先端位置pに対してシート端位置dを検出する。
ここで、シート先端位置p、pと、シート端位置d、dより、シートのスキュー量Dsを算出できる。スキュー量Dsは、Ds=(d−d)/(p−p)と定義される。
このスキュー量Dsは、シートSの搬送距離あたりのシートずれ量として用いることができ、例えば、以下のような制御を行うことができる。
(例1)任意のシート先端位置pにおけるシート端位置dを、スキュー量Dから推定できることから、パンチ穿孔位置におけるシート端位置も推定できる。したがって、より位置精度の高いパンチ穿孔を行うことができる。
(例2)シート搬送装置内でのシート詰まりを回避するため、スキュー量Dが所定量を超えた場合、シートをパージトレイに排出する。
(例3)より精度の高い用紙整合を行うため、スキュー量Dに応じて、シートの整合動作を変更する。
本発明の各実施形態に係るシート搬送装置は、側端部に反りがあるシートであっても、シート側端位置を正確に検出できる。したがって、上記の例(1)〜(3)を高精度に実施できる。
続いて、本発明に係るシート搬送装置を備える画像形成システムについて説明する。
図12は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成図である。図12に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100と、シート処理装置としての後処理装置110とを備える。画像形成装置100と後処理装置110とは、相互に通信可能に接続されている。なお、説明を簡略化するため、シート搬送装置40a以外の構成は省略した。また、図では、シート搬送装置40aが示されているが、上記した全ての実施形態のシート搬送装置を用いることができる。
画像形成システム1では、画像形成装置100がシートに画像を形成し、後処理装置110が画像形成装置100からシートを受け入れ、受け入れたシートに各種の後処理を施す。各種の後処理としては、例えば、端部とじ処理、中折り処理などである。中折り処理は、中とじ処理を含む。
図12に示すように、画像形成装置100の最終ローラが、シート搬送装置40aの第1搬送ローラ対45に対応する。このような構成により、後処理装置110の小型化と、画像形成システム1の小型化ができる。
最後に、本発明のシート搬送装置を備える画像形成装置について説明する。
図13は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。図13を参照して、画像形成装置の一例としてのフルカラープリンター100の全体構成を説明する。
このフルカラープリンター100は、入力される原稿の画像情報に応じて各種のシート状の記録媒体(以下、「シート」という)に画像形成を行なうことができる。例えば、一般にコピーなどに用いられる普通紙のほか、OHPシート、カード、ハガキなどの厚紙、又は封筒などの袋状シートなどを用いることができる。
図13に示すフルカラープリンター100は、装置本体25のほぼ中央部に、複数のローラに巻き掛けられた中間転写ベルト11を配設している。その中間転写ベルト11の下側走行辺に沿って4個の作像ユニット10M、10C、10Y、10Bk(総称する場合、符号10と記す)を配設している。
各作像ユニット10は同一構造を採り、それぞれが像担持体としての感光体ドラム5を具備している。この感光体ドラム5の周りには、帯電手段101、現像装置102、クリーニング手段103などがそれぞれ配置されている。また、各感光体ドラム5に対向する位置において中間転写ベルト11の内側に一次転写手段としての一次転写ローラ12がそれぞれ設けられている。
本実施形態の場合、4個の作像ユニット10は、同一構造に構成されている。ただし、各作像ユニットの現像装置102で扱う現像剤の色がマゼンタ(図13中、符号Mと記す)、シアン(図13中、符号Cと記す)、イエロー(図13中、符号Yと記す)、ブラック(図13中、符号Bkと記す)の4色に異なっている。また、4個の作像ユニット10は、図13において左からマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの色順に配置されている。各作像ユニット10はプロセスカートリッジとして装置本体25に着脱可能に設けられている。
そして、作像ユニット10の下方には、光書き込み装置14が設けられている。光書き込み装置14は、ポリゴンミラーやミラー群などを有しており、光変調されたレーザ光を各色の作像ユニット10の感光体ドラム5の表面に照射する。光書き込み装置14は、各作像ユニット10に個別に設けてもよいが、共通の光書き込み装置を用いればコストの点で有利である。なお、本実施形態では、中間転写ベルト11及び光書き込み装置14もユニット化されており、それぞれ装置本体25に着脱可能に構成されている。
装置本体25の下部には、読み取る原稿のサイズに応じて自動的に、又はユーザの手動設定によってシートサイズを択一的に選択可能にした給紙装置15が設けられている。この給紙装置15は、シート収容手段としての2段の給紙カセット15a、15bを備える。各給紙カセット15a、15bには、互いに異なる紙種としてそれぞれ各種サイズ及びシート搬送方向に対して縦横の向きにした袋形状シートS1を含む各種のシートSが、多数枚積載・収納されている。
各給紙カセット15a、15bに対応して給紙手段16a、16bが設けられている。給紙手段16a、16bはそれぞれ、呼び出しローラr1、供給ローラr2及び分離ローラr3から構成されている。給紙手段16a、16bによって給送されるシートを搬送するために、搬送手段としての第1搬送ローラ対45が搬送路の縦向き部分に上下2箇所に設けられている。
給紙手段16a、16bによって給送される転写紙などのシートを、シート搬送路R1を経て下流側の画像形成部(後述する二次転写部K側)に搬送するため、本発明の要部を成すシート搬送装置40が配備されている。
シート搬送装置40は、図13に示した給紙装置15から引き出されたシートSをシート搬送路R1に沿って画像形成部である二次転写部Kへ給送するものである。具体的に、シート搬送路R1の上流側の搬送手段である上下2箇所の第1搬送ローラ対45によりシートを下流側に搬送させる。そして、シートの端部検出を行い、第2搬送ローラ対55に搬送する。
図13に示すように、給紙装置15は装置本体25の下方に配備され、読み取る原稿のサイズに応じて、自動的に又はユーザの手動設定によって用紙サイズを択一的に選択可能である。すなわち、給紙装置15は、シート収容手段としての複数の給紙カセット15a、15b及び手差しトレイ33を多段に収納・配置する。各給紙カセット15a、15bには、互いに異なる紙種としてそれぞれ各種サイズ及び用紙搬送方向に対して縦横の向きにした用紙(シートS)が、多数枚積載・収納されている。
給紙カセット15a、15bから給紙手段16a、16bにより引き出されたシートSを下流側に搬送させる搬送装置として、上下2箇所の第1搬送ローラ対45が配備される。上下2箇所の各一対の第1搬送ローラ対45は、互いに同様の構成を採り、駆動手段により駆動してシート搬送路R1のシートを挟持状態で下流側に搬送する。
次に、上記のように構成された本実施形態で採用するフルカラープリンター100における画像形成動作について簡単に説明する。上記の作像ユニット10の感光体ドラム5が、駆動手段によって図中時計方向に回転駆動され、その感光体ドラム5の表面が帯電手段101によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体表面には、光書き込み装置14からのレーザ光が照射され、これによって感光体ドラム5表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム5に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をマゼンタ、シアン、イエロー及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に現像装置102から各色トナーが付与され、トナー像として可視化される。
また、中間転写ベルト11が矢印で示すように図中反時計回りに走行駆動され、各作像ユニット10において一次転写ローラ12の作用により感光体ドラム5から中間転写ベルト11に各色トナー像が順次重ね転写される。このようにして中間転写ベルト11はその表面にフルカラーのトナー像を担持する。
なお、作像ユニット10のいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。モノクロプリントの場合は、4個の作像ユニットのうち、図13の一番右側のBkユニットを用いて画像形成を行う。そして、トナー像を転写した後の感光体ドラム表面に付着する残留トナーは、クリーニング装置によって感光体ドラム表面から除去され、次いでその表面が除電器(不図示)の作用を受けて表面電位が初期化されて次の画像形成に備える。
一方、給紙カセット15a、15bあるいは手差しトレイ33から袋形状シートを含む各種シートSが選択的に給送され、上下2箇所の第1搬送ローラ対45、第2搬送ローラ対55などを備えたシート搬送装置40内を通過する。シート搬送装置40内で端部検出されたシートSは第2搬送ローラ対55によって中間転写ベルト11上に担持されたトナー像とのタイミングを取って二次転写位置に向けて送出される。
図13のフルカラープリンター100において、転写ローラ19には中間転写ベルト表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト表面のトナー像がシートS上に一括して転写される。トナー像を転写されたシートSは、定着装置20を通過するとき、熱と圧力によってトナー像が用紙に溶融定着される。定着されたシートは、排紙ローラ29により装置本体25の上面に構成された排紙トレイ30に排出される。
シートS両面にプリントを行う場合は、トナー像を片面に定着したシートSを、第1〜第3切り替え爪21〜23を適切に切り替えることにより、スイッチバック搬送路37内に進入させる。この時、第1及び第2反転ローラ対31、32は正方向(図13で時計回り)に回転される。スイッチバック搬送路37内に進入したシートS後端をシートセンサ35で検出したら、第1及び第2反転ローラ対31、32を逆方向(図13で反時計回り)に回転させ、シートSを反転させる。このとき、第3切り替え爪23の位置を切り替え、反転させたシートSを再給紙路38へと送り込む。
再給紙路38は、その下端部で手差しトレイ33からの手差し給紙路R2と合流され、さらに、再給紙路38側の搬送手段を成す再給紙ローラ36の奥側で給紙カセット15a、15bからのシート搬送路R1と合流される。シートSは、再給紙路38内を搬送ローラ対26、27により搬送され、さらに、再給紙ローラ36によりシート搬送装置40内で斜行調整され端部検出される。その後、シートSは第2搬送ローラ対55へと送られる。スイッチバック搬送路37で反転させたシートSを、再給紙路38を通過させることでシートSの表裏が逆にされ、そのシート裏面に中間転写ベルト11からトナー像が転写される。そして、その裏面画像を定着装置20で定着することにより、表裏両面に画像を担持するシートSを、排紙トレイ30又はオプショントレイ(不図示)に排出することで、両面プリントが完成する。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明した。この実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して使用できる。例えば、第1〜5の実施形態をそれぞれ組み合わせてもよい。また、本発明のシート搬送装置を備える画像形成装置としては複写機あるいはプリンタに限らず、ファクシミリや複数の機能を備える複合機であってもよい。
また、各実施形態において、検出手段として、画像読取装置61と発光装置62とを用いたが、これに限定されない。シート端部の位置を検出できる検出手段としては、他にも光学的に検出できるレーザ変位系や、超音波変位センサなどを用いることができる。
1 画像形成システム
5 感光体ドラム
10Y、10M、10C、10Bk 作像ユニット
11 中間転写ベルト
12 一次転写ローラ
14 光書き込み装置
15 給紙装置
15a、15b 給紙カセット
16a、16b 給紙手段
19 転写ローラ
20 定着装置
21、22、23 替え爪
25 装置本体
26、27 搬送ローラ対
29 排紙ローラ
30 排紙トレイ
31 第1反転ローラ対
32 第2反転ローラ対
33 手差しトレイ
35 シートセンサ
36 再給紙ローラ
37 スイッチバック搬送路
38 再給紙路
40、40a、40b、40c、40d シート搬送装置
45 第1搬送ローラ対
46 第1搬送ガイド板
47 第2搬送ガイド板
48 第3搬送ガイド板
53 画像読取領域
54 白色板
55 第2搬送ローラ対
56 曲げローラ軸
57 曲げローラ
57a、57e 曲げローラ
58 軸受部
59 軸移動経路
61 画像読取装置
62 発光装置
65 軸受
66 軸
100 画像形成装置(フルカラープリンター)
101 帯電手段
102 現像装置
103 クリーニング手段
110 シート処理装置(後処理装置)
K 二次転写部
R1 シート搬送路
R2 手差し給紙路
S シート
S1 袋形状シート
r1 呼び出しローラ
r2 供給ローラ
r3 分離ローラ
特許4434265号明細書 特開2010−215378号公報

Claims (14)

  1. シートを搬送する第1搬送ローラ対と、
    前記第1搬送ローラ対よりもシート搬送方向の下流側に位置する第2搬送ローラ対と、
    前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対の間に配置され、搬送される前記シートを前記シート搬送方向に湾曲する少なくとも1つの曲げ部材と、
    前記曲げ部材に対向して配置され、湾曲した前記シートの端部を検出する検出手段とを備えるシート搬送装置。
  2. 前記検出手段は、搬送される前記シートが前記曲げ部材に巻付く位置で前記シートの端部を検出することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記検出手段は、シート幅方向において、最大サイズのシート端位置と最小サイズのシート端位置の間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記検出手段は、前記シートの画像を読み取り、前記画像から前記シートの端部を検出する画像読取装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記シートの搬送をガイドする搬送ガイド板を備え、
    前記搬送ガイド板の表面が、少なくとも2色に色分けされていることを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 発光装置を、前記検出手段に対し前記搬送ガイド板を挟んで反対側に備えることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. それぞれ照射領域の異なる少なくとも2つの発光装置を備え、
    前記シートの大きさに応じて点灯・消灯を切り替えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記曲げ部材のシート幅方向の長さは、最大サイズのシート幅よりも短いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  9. 前記曲げ部材は、移動可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記曲げ部材を複数備え、複数の前記曲げ部材を切り替えて用いることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  11. 前記曲げ部材は、発光装置を兼ねることを特徴とする請求項4乃至10のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  12. 前記曲げ部材はローラであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載のシート搬送装置を備えるシート処理装置。
  14. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載のシート搬送装置を備える画像形成装置。
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