JP2019151249A - 荷重負荷装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、テーパ形状の構造体であっても荷重を負荷する箇所がずれない荷重負荷装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の一態様に係る荷重負荷装置は、構造体の表面に密着して面で接続可能な複数の負荷パッドと、複数の前記負荷パッドを他の前記負荷パッドと異なる位置に変位可能に支持するとともに、前記構造体に対して押圧力および/または引張力を伝達する負荷機構とを備える。
また、テーパ形状の構造体であっても荷重を負荷する箇所がずれない。
本発明の第1実施形態に係る荷重負荷装置について、図1又は2を参照して説明する。
図1には、本実施形態に係る荷重負荷装置1Aが示されている。荷重負荷装置1Aは、供試体(構造体)60Aの表面に密着可能な複数の負荷パッド10と、負荷機構12a,12bとを備えている。
供試体60Aの表面に密着して接続可能な負荷パッド10を、負荷機構12a,12bによって、それぞれ異なる位置に変位可能とした上で供試体60Aに面で荷重を負荷できるので、例えば、最上段のトーナメントリンク14の第5支点35に荷重を負荷することで、供試体60Aの形状に合わせて変位させながら供試体60Aに面で荷重を負荷できる。これによって、供試体60Aの変形に追従する分布荷重を負荷できる。したがって、供試体60Aに変形が生じても局所的に過大な荷重を負荷することを回避できる。また、負荷パッド10の配置によって供試体60Aの全周に亘って荷分布重を負荷できる。このとき、各アームの長さや第3アーム23に対する第5支点35の位置を変更するこことで、それぞれの負荷パッド10に作用する荷重をそれぞれ任意に変更できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る荷重負荷装置について、図3乃至7を参照して説明する。
図3には、本実施形態に係る荷重負荷装置1Bが示されている。荷重負荷装置1Bは、供試体(構造体)60Bの表面に密着可能な複数の負荷パッド10と、負荷機構13とを備えている。
また、トーナメント円環16aに対しては、前述の2つのリング用トーナメントリンク15bとは異なる、機軸X方向に延びる第iアーム41および第iiアーム42を有する2つのリング用トーナメントリンク15aのそれぞれの第i支点51が、トーナメント円環16aの異なる位置にそれぞれ回転自由に接続されている。また、トーナメント円環16aに接続されている2つのリング用トーナメントリンク15aのそれぞれの第iii支点53は、トーナメント円環16bとトーナメント円環16cとを接続している2つのリング用トーナメントリンク15bの第v支点55にそれぞれ回転自由に接続されている。
また、2つのリング用トーナメントリンク15aが有する第v支点55は、1つのリング用トーナメントリンク15cの第iアーム41および第iiアーム42の端部に回転自由に接続されている。
また、トーナメント円環16aに対しては、前述のリング用トーナメントリンク15dとは異なる、半径方向に延びる第iアーム41および第iiアーム42を有するリング用トーナメントリンク15eの第iii支点53が回転自由に接続されている。また、トーナメント円環16aに接続されているリング用トーナメントリンク15eの第iアーム41は、トーナメント円環16bとトーナメント円環16cとを接続しているリング用トーナメントリンク15dの第v支点55に回転自由に接続されている。
供試体60Bの表面に密着して接続可能な負荷パッド10を、負荷機構13によって、それぞれ異なる位置に変位可能とした上で供試体60Bに面で荷重を負荷できるので、例えば、リング用トーナメントリンク15cおよび/またはリング用トーナメントリンク15eの第v支点55に荷重を負荷することで、トーナメント円環16a,16b,16cに荷重を負荷できる。このとき、それぞれのリンクロッド18は、機軸X方向に傾倒しているので、供試体60Bの機軸X方向および半径方向に対して、面荷重を負荷できる。また、それぞれの負荷パッド10は、リンクロッド18の第vi支点56に回転自由に支持されているため、供試体60Bの形状に合わせて変位させることができる。これによって、供試体60Bの変形に追従させつつ、供試体60Bの機軸X方向および半径方向に対して、負荷パッド10のずれを生じさせることなく分布荷重を負荷できる。したがって、供試体60Bに変形が生じても局所的に過大な荷重を負荷することを回避できる。また、負荷パッド10やトーナメント円環16の配置によって供試体60Bの全周方向に亘って、かつ、機軸X方向の全体に亘って荷分布重を負荷できる。このとき、各アームの長さや第iiiアーム43に対する第v支点55の位置を変更するこことで、それぞれのトーナメント円環16a,16b,16cに作用する荷重、ひいては、負荷パッド10に作用する荷重をそれぞれ任意に変更できる。これによって、図7に示すように、円錐台形状の構造体(供試体)60Bのテーパ部分に作用する空力抵抗Fや、機軸Xに直交する方向に構造体(供試体)60Bが振られたとき(例えば、航空機のヨーイング時)に作用するモーメントMを模擬した分布荷重を任意に負荷できる。
10 負荷パッド
12a,12b,13 負荷機構
14 トーナメントリンク
15(15a,15b,15c) リング用トーナメントリンク
16(16a,16b,16c) トーナメント円環
17 挿通穴
18 リンクロッド
21 第1アーム
22 第2アーム
23 第3アーム
31 第1支点
32 第2支点
33 第3支点
34 第4支点
35 第5支点
41 第iアーム
42 第iiアーム
43 第iiiアーム
51 第i支点
52 第ii支点
53 第iii支点
54 第iv支点
55 第v支点
56 第vi支点
57 第vii支点
60A,60B 供試体(構造体)
62 支持壁
100 航空機
X 機軸
Claims (10)
- 構造体の表面に密着して面で接続可能な複数の負荷パッドと、
複数の前記負荷パッドを他の前記負荷パッドと異なる位置に変位可能に支持するとともに、前記構造体に対して押圧力および/または引張力を伝達する負荷機構と、
を備える荷重負荷装置。 - 前記負荷機構は、一端に第1支点を有するとともに他端に第2支点を有する第1アームと、一端に第3支点を有するとともに他端に第4支点を有する第2アームと、前記第2支点と前記第4支点との間に第5支点を有して設けられた第3アームと、を有するトーナメントリンクを備え、
前記トーナメントリンクの前記第1支点に一の前記負荷パッドが回転自由に接続され、前記第3支点に他の前記負荷パッドが回転自由に接続されている請求項1に記載の荷重負荷装置。 - 複数対の前記負荷パッドに対して、それぞれ前記トーナメントリンクが接続されている請求項2に記載の荷重負荷装置。
- 一の前記トーナメントリンクの前記第5支点に他の前記トーナメントリンクの前記第1アームが接続された次段の前記トーナメントリンクを備えている請求項3に記載の荷重負荷装置。
- 前記トーナメントリンクが有する前記第2支点および前記第4支点のうち、少なくとも1つの支点は固定支持され、他の支点は回転自由に支持される請求項2乃至4のいずれかに記載の荷重負荷装置。
- 前記負荷機構は、一端に第i支点を有するとともに他端に第ii支点を有する第iアームと、一端に第iii支点を有するとともに他端に第iv支点を有する第iiアームと、前記第ii支点と前記第iv支点との間に第v支点を有して設けられた第iiiアームと、を有するリング用トーナメントリンクと、
前記構造体を挿通させる挿通穴が形成され、前記挿通穴に前記構造体を挿通することで前記構造体を囲い、前記挿通穴の周囲に複数の第vii支点がそれぞれ離間して設けられた複数のトーナメント円環と、
一端に第vi支点を有するとともに、他端が前記第vii支点に接続された複数のリンクロッドと、
を備え、
複数の前記リンクロッドの前記第vi支点に前記負荷パッドが回転自由に接続され、
前記リング用トーナメントリンクの前記第i支点に一の前記トーナメント円環が接続され、前記第iii支点に他の前記トーナメント円環が接続されている請求項1に記載の荷重負荷装置。 - 前記トーナメント円環が備える複数の前記リンクロッドは、前記構造体の挿通方向に傾倒している請求項6に記載の荷重負荷装置。
- 複数の前記トーナメント円環に対して、それぞれ複数の前記リング用トーナメントリンクが接続されている請求項6または7に記載の荷重負荷装置。
- 一の前記リング用トーナメントリンクの前記第v支点に他の前記リング用トーナメントリンクの前記第iアームが接続された次段の前記リング用トーナメントリンクを備えている請求項8に記載の荷重負荷装置。
- 前記トーナメント円環が有する複数の前記第vii支点のうち、1つの前記第vii支点は固定支持され、他の前記第vii支点は回転自由に支持される請求項6乃至9のいずれかに記載の荷重負荷装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113218650A (zh) * | 2021-06-04 | 2021-08-06 | 中国飞机强度研究所 | 一种起落架强度试验垂向载荷加载装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04332843A (ja) * | 1991-05-08 | 1992-11-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 荷重模擬装置 |
JP2009204519A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 試験荷重負荷方法及び試験荷重負荷機構 |
-
2018
- 2018-03-05 JP JP2018038499A patent/JP7046651B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JPH04332843A (ja) * | 1991-05-08 | 1992-11-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 荷重模擬装置 |
JP2009204519A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 試験荷重負荷方法及び試験荷重負荷機構 |
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CN113218650A (zh) * | 2021-06-04 | 2021-08-06 | 中国飞机强度研究所 | 一种起落架强度试验垂向载荷加载装置 |
CN113218650B (zh) * | 2021-06-04 | 2023-12-22 | 中国飞机强度研究所 | 一种起落架强度试验垂向载荷加载装置 |
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---|---|
JP7046651B2 (ja) | 2022-04-04 |
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