JP2019149975A - マイクロプレート - Google Patents
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Abstract
Description
細胞の種類や培養環境によっては、底面にくっついた細胞が、ピペットで培養液を注入するときに剥がれたり、めくれ上がったりしてしまうことがある。従って、細胞からの分泌物の定量を目的とする場合や細胞数の変化を測定する場合など、培養条件の均一性が損なわれてしまうという問題点があった。
細胞培養でなくても、ピペットからの試薬注入により、意図しない系の攪拌が生じ、評価に影響を与える場合もある。また、ピペットによる試薬吸い取り等の際、存置させたい目的物の意図しない吸引が生じる場合もある。
ウェルの数は特に限定されず、たとえば、96穴とすることができる。
各ウェル中の第1底面、第2底面、分割壁、ガイド溝は、基本的に、同形同サイズで同位相に設けてあるものとする。
第2底面は緩衝底面、分割壁は緩衝壁と称することもできる。
分割壁の高さは適宜設定できるが、例えば、細胞の一層培養である場合には、10μm以上とすることが好ましい。
ガイド溝は、ウェル側周に上面から第2底面に至るまで設けられていることが好ましいが、使用の態様により第2底面に近いところに部分的に設けても良い。
分割壁は、請求項4のように、平面視において弧に形成するのが好ましいが、直線やV字状としてもよい。
また、マイクロプレートは製造コストを考慮し射出成形により製造されることが一般的であるが、その際の設計自由度や射出成形性を高めることができる。
図1は、本発明のマイクロプレートを部分拡大した平面模式図である。図2は、図1に示したマイクロプレートの一つのウェルの拡大図である。図3は、ピペットを第2底面にあてがった際の断面図およびその拡大図である。
次に、液の流れが分割壁30により緩衝されるので、1箇所から集中してまたは1箇所から勢い良く第1底面11側に液が流れ込むようなことがなく、均等に分散して穏やかに液を第1底面11側に導入させることが可能となる。
また、分割壁30により底面10が分割されているので、ピペットPによる吸引の際、たとえば第1底面11にある培養細胞を吸い上げてしまうことがなく、各ウェル1の培養ばらつきをなくすことも可能となる。
すなわち、注入でも吸引でも、マイクロプレートMでは第2底面12が緩衝帯となって、第1底面11が影響を受けないようにしている。
48穴相当の大きさのウェルを3Dプリンタで試作し、細胞培養をおこなった。第1底面の直径は約10mm、第2底面の直径は約1.5mm、第2底面の中心角は180°、分割壁30は、第2底面に接続する円弧とし、高さは約0.3mm、厚み(幅)は約0.5mmとした。なお、比較のため、第1底面のみのウェルも作成した(従来相当品と称することとする)。
1 ウェル
10 底面
11 第1底面
12 第2底面
13 凸部
20 ウェル側周
21 ガイド溝
30 分割壁
P ピペット
T 先端
Claims (7)
- ウェルの底面をピペット先端の突き当て用の第2底面と主たる使用面である第1底面とに分ける所定高さの分割壁と、
ウェル側周の深さ方向に第2底面に至る溝であってピペット先端を案内するガイド溝と、
を具備したことを特徴とするマイクロプレート。 - ピペット先端の第2底面への密着を回避する凹凸部を第2底面に設けたことを特徴とする請求項1に記載のマイクロプレート。
- 第1底面は第2底面との接合部分以外は円形であって、分割壁は、円の中心を通り第2底面に向かう所定の線に対して線対称に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロプレート。
- 分割壁は第1底面中心側に凸に弧を描く突条として設けられていることを特徴とする請求項1、2または3に記載のマイクロプレート。
- 第2底面は分割壁までせりのぼる斜面として形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のマイクロプレート。
- 分割壁両端部はともにウェル側周とは離間しており、分割壁両端間隔が第2底面の開口幅以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のマイクロプレート。
- ガイド溝は、ウェル上部に向けて拡径していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のマイクロプレート。
Priority Applications (1)
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JP2018038204A JP7074303B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | マイクロプレート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018038204A JP7074303B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | マイクロプレート |
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JP7074303B2 JP7074303B2 (ja) | 2022-05-24 |
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Family Applications (1)
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JP2018038204A Active JP7074303B2 (ja) | 2018-03-05 | 2018-03-05 | マイクロプレート |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004521644A (ja) * | 2001-06-14 | 2004-07-22 | ミリポア・コーポレイション | マルチウェルフィルタプレートに供給するためのアクセスホール |
US20130037059A1 (en) * | 2009-07-31 | 2013-02-14 | Simon Stafford | Means for improved liquid handling in a microplate |
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2018
- 2018-03-05 JP JP2018038204A patent/JP7074303B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004521644A (ja) * | 2001-06-14 | 2004-07-22 | ミリポア・コーポレイション | マルチウェルフィルタプレートに供給するためのアクセスホール |
US20130037059A1 (en) * | 2009-07-31 | 2013-02-14 | Simon Stafford | Means for improved liquid handling in a microplate |
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JP7074303B2 (ja) | 2022-05-24 |
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