JP2019149908A - 母線の配置構造、およびそのように配置された母線を備えた閉鎖配電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後方向の奥行きが制限されたスペースに母線を配置する場合であっても母線の発熱による温度上昇を抑制することができる母線の配置構造、および、そのように配置された母線を備えた閉鎖配電盤を提供する。【解決手段】本実施形態の母線の配置構造では、閉鎖配電盤1内に収容される各相の水平母線5を、当該水平母線5を配置可能な領域の全体を利用して、上下方向に互いに等間隔となるように配置し、各相の水平母線5をできる限り離間した状態となるようにする。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電源に接続される複数相の母線を配置する配置構造、およびそのように配置された母線を備えた閉鎖配電盤に関する。
従来、例えば三相交流電源に接続された水平母線と、その水平母線に接続された垂直母線とを収容する閉鎖配電盤が知られている。このような閉鎖配電盤は、電力が供給された際に母線が発熱することから、例えば特許文献1では、複数組の垂直母線を設けることで発熱を抑えることが提案されている。
特許第6173579号公報
ところで、近年では、閉鎖配電盤の高集積化に伴って、供給する電力の定格を引き上げることが求められている。
しかしながら、定格を引き上げた場合、新たな問題が発生することが判明した。具体的には、定格を引き上げたことにより母線にはより大きな電流が流れることから、母線自体の発熱に加えて、近傍の導体が誘導加熱されて発熱し、閉鎖配電盤内の温度が要求仕様を超えて上昇してしまうおそれがあることが判明した。
そこで、前後方向の奥行きが制限されたスペースに母線を配置する場合であっても母線の発熱による温度上昇を抑制することができる母線の配置構造、および、そのように配置された母線を備えた閉鎖配電盤を提供する。
実施形態の母線の配置構造は、盤内に配置される各相の水平母線を、当該水平母線を配置可能な領域の全体を利用して垂直方向に互いに等間隔となるように配置した。
実施形態の閉鎖配電盤は、上記した母線の配置構造で配置された水平母線を備えた。
実施形態の母線の配置構造および閉鎖配電盤を側面視にて模式的に図 母線の配置構造および閉鎖配電盤を背面側からの正面視にて模式的に示す図 母線の配置構造および閉鎖配電盤を平面視にて模式的に示す図 他の母線の配置構造および閉鎖配電盤を側面視にて模式的に図 他の母線の配置構造および閉鎖配電盤を背面側からの正面視にて模式的に示す図 複数の閉鎖配電盤間を接続する接続態様を模式的に示す図
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態による閉鎖配電盤1は、図1に示すように上下方向に長く、図2および図3に示すように前後方向および左右方向が概ね同じ長さに形成された直方体状の筐体2を備えている。以下、図1から図3に示すように、閉鎖配電盤1の上下方向を縦方向とも称し、前後方向を奥行き方向とも称して説明する。
この閉鎖配電盤1は、図1に示すように、前板2a側に機器収容室3を備えており、例えばモータ制御装置の機器を上下方向に複数個収容可能になっている。また、閉鎖配電盤1は、後板2b側に母線収容室4が設けられている。そして、各機器に電力を供給するための導体である水平母線5と垂直母線6とは、この母線収容室4の内部に収容されている。換言すると、各母線は、前後方向の奥行き等が制限されたスペースに収容されている。このとき、各水平母線5は、後述する母線の配置構造に従った配置で収容されている。
閉鎖配電盤1の後板2bつまりは閉鎖配電盤1において水平母線5と対向する側の外板には、下端側に位置して外部に連通する吸気口7と、上部側に位置して外部に連通する排気口8とが設けられている。これら吸気口7および排気口8は、例えば後板2bにスリットを形成したり、後板2bに開口を形成して網部材やフィルタ部材等により目張り可能にしたりすること等によって形成されている。
このとき、排気口8は、最上段に配置される水平母線5よりも上方に位置するように、下端が概ね最上段の水平母線5とほぼ同じかそれよりも上方になるように設けられている。換言すると、最上段側に配置される相の水平母線5は、後板2bに設けられている排気口8よりも、より詳細に言えば排気口8の上端よりも下方側に位置するように配置されている。
一方、吸気口7は、最下段に配置される水平母線5よりも下方に位置するように、上端が概ね最下段の水平母線5とほぼ同じかそれよりも下方になるように設けられている。換言すると、最下段側に配置される相の水平母線5は、後板2bに設けられている吸気口7よりも、より厳密に言えば吸気口7の下端よりも上方側に位置するように配置されている。
また、水平母線5は、本実施形態では三相4線式の配線にて、図示しない単一系統の電源に接続されている。そのため、閉鎖配電盤1には、図2に示すように、いわゆるR相、S相およびT相の3相分の3本と、中点に対応するN相の1本のとの合計4本の水平母線5が設けられている。なお、図2では、垂直母線の図示を省略している。この各水平母線5は、閉鎖配電盤1内に設けられている導体接続板9を利用して、図1に示すように、導体接続板9と後板2bとの間であって導体接続板9寄りに配置されている。
また、水平母線5は、母線収容室4内において水平母線5を配置可能な上下方向の範囲を示す領域(R。図2参照)の全体を利用して、上下方向に互いに等間隔となるように配置されている。閉鎖配電盤1は、内部に配置する母線は、絶縁を確保するために、上板2cおよび底板2dとの間の距離が安全規格や設計仕様等により予め定められているため、母線を配置可能な上限の位置と下限の位置とが定まることになる。
そして、水平母線5は、その上限の位置と下限の位置との間、つまりは、水平母線5を配置可能な領域内に配置されることになる。本実施形態では、最上段の水平母線5は、できるだけ領域の上方寄りに位置するように配置され、最下段の水平母線5は、できるだけ領域の下方寄りにはいちされ、閉鎖配電盤1の上方から順にN相、R相、S相およびT相の順番で、互いの距離がL1となる等間隔に配置されている。
このように、各相の水平母線5を、当該水平母線5を配置可能な領域の全体を利用して上下方向に互いに等間隔となるように配置する構造が、本実施形態による母線の配置構造の基本となる。ただし、最上段の水平母線5は、必ずしも配置可能な領域の上限の位置に配置される構成に限らず、上限の位置よりも下方であれば、配置可能な領域の上限の近傍に配置する構成とすることができる。同様に、最下段の水平母線5も、領域の下限の位置に配置する構造に限らず、下限の位置よりも上方であればその近傍に配置する構成とすることができる。
換言すると、配置可能な領域の全体を利用する構成とは、配置可能な領域の上限および下限に母線を配置する構成以外にも、配置可能な領域の上限の近傍および下限の近傍に母線を配置する構成も含んでいる。なお、三相3線式の配線にて電源に接続される場合には、水平母線5は、R相、S相およびT相の3相分の3本が設けられる。この場合、上から順にR相、S相、T相の順で配置する場合には、R相の水平母線5をできるだけ配置可能な領域の上限寄りに配置し、S相の水平母線5を上下方向における概ね中央に配置し、T相の水平母線5をできるだけ配置可能な領域の下限寄りに配置することになる。
この水平母線5は、図3に拡大して示すように、各相がそれぞれ複数の平板状の個別導体5aで構成されている。水平母線5を構成する各個別導体5aは、前後方向に互いに離間した状態で、固定接続導体10により互いに電気的に接続された状態で導体接続板9に固定されている。この固定接続導体10は、水平母線5を構成する各導体を離間した状態で互いに接続する導体に相当する。
また、本実施形態では、固定接続導体10は、各水平母線5を導体接続板9に取り付ける治具としても機能する。ただし、固定接続導体10は、治具となる部位を一体に形成した構造とすることもできるし、治具とは別体で形成し、固定接続導体10を治具に取り付ける構造とすることもできる。
垂直母線6は、本実施形態では各各相に対して1本ずつ設けられている。つまり、本実施形態の場合、閉鎖配電盤1内には、1組つまりは4本の垂直母線6が設けられている。各垂直母線6は、それぞれ母線接続導体11によって間接的に水平母線5に接続されている。この母線接続導体11は、水平母線5と当該水平母線5に接続される垂直母線6との間を接続する導体に相当する。なお、三相3線式の配線にて電源に接続される場合には、垂直母線6は、1組つまりは3本が設けられることになる。
また、各垂直母線6は、図3に示すようにL字状に形成されており、上下方向に配設された個別のダクト12内にそれぞれ配置されている。このダクト12は、概ね四角い筒状に形成されており、機器の接続端子に対応する位置にそれぞれ開口が形成されている。そのため、機器収容室3に収容される機器は、前方から挿入して後方へ押し込むことにより、端子部が垂直母線6のL字状の短辺と噛み合うことで電源が供給される。
次に、上記した構成の作用および効果について説明する。
前述のように、高集積化に伴って閉鎖配電盤1に供給する電力の定格を引き上げると、母線にはより大きな電流が流れることから、近傍の導体が誘導加熱されて閉鎖配電盤1内の温度が要求仕様を超えて上昇してしまうおそれがある。特に、水平母線5は、閉鎖配電盤1内への電力の供給元であり、消費される電力の全てが通過することになるため、近傍の導体を誘導加熱するおそれが大きくなっている。このとき、近傍の導体としては、他の母線だけでなく、閉鎖配電盤1の筐体2も含まれる。
そこで、本実施形態では、前後方向の奥行きが制限されたスペースに母線を配置する際、閉鎖配電盤1内に収容される各相の水平母線5を、閉鎖配電盤1の高さ方向において当該水平母線5を配置可能な領域の全体を利用して、上下方向に互いに等間隔となるように配置する母線の配置構造を採用している。つまり、各相の水平母線5をできる限り離間した状態となるように配置している。
このように、本実施形態の母線の配置構造によれば、閉鎖配電盤1への電力の供給元となり大きな電流が流れることで他の導体を誘導加熱し易い水平母線5が互いに離間した状態で配置することにより、ある相の水平母線5に流れた電流によって他の水平母線5が誘導加熱されることを抑制可能になる。
したがって、前後方向の奥行きが制限されたスペースに母線を配置する場合であっても、また、供給する電力の定格を引き上げた場合であっても、母線の発熱による温度上昇を抑制することができる。また、電力の定格を引き上げることが可能となるため、収容可能な機器の数を増やしたり、高機能な機器を収容可能になったりする等、閉鎖配電盤1の高集積化を図ることもできる。
また、母線の配置構造によれば、各水平母線5は、閉鎖配電盤1内に設けられている導体接続板9に取り付けられている。そして、各水平母線5は、閉鎖配電盤1内において、水平母線5に対向する側の外板つまりは後板2bよりも導体接続板9側に偏らせて配置しされている。これにより、水平母線5によって外板が誘導加熱されることを抑制することができる。したがって、閉鎖配電盤1内の温度が上昇することをさらに抑制することができる。
また、母線の配置構造によれば、水平母線5は各相がそれぞれ複数の個別導体5aで構成されており、それぞれの水平母線5を構成する各個別導体5aは前後方向に互いに離間した状態で配置されている。これにより、断面積が2倍の1本の導体を配置する場合に比べて水平母線5単体の発熱を低減できるとともに、2本の個別導体5aにそれぞれ電流が分散して流れることから近傍の導体を誘導加熱することを抑制できる。
また、それぞれの個別導体5aは互いに離間して配置されていることから、個別導体5a間に空気が流れるスペースが形成され、個別導体5a冷却を促すことができる。したがって、閉鎖配電盤1内の温度が上昇することをさらに抑制することができる。
また、母線の配置構造によれば、水平母線5を構成する各個別導体5aを互いに離間した状態で接続する固定接続導体10を閉鎖配電盤1内に設け、その固定接続導体10によって各個別導体5aを接続および固定している。これにより、複数の個別導体5aで各水平母線5を構成する場合であっても、閉鎖配電盤1外の電源と接続される部材は1つでよく、外部の配線が複雑化したり配線スペースが増加したりすることを抑制できる。
また、母線の配置構造によれば、最上段側に配置される相の水平母線5を、当該水平母線5と対向する側の外板つまりは後板2bに設けられている排気口8よりも下方側に位置するように配置している。これにより、閉鎖配電盤1内の空気は、自然対流によって各水平母線5を冷却しながら排気口8から閉鎖配電盤1外に流れ、水平母線5から発せられた熱を効率的且つ効果的に排気することができる。
また、母線の配置構造によれば、最下段側に配置される相の水平母線5を、当該水平母線5と対向する側の外板つまりは後板2bに設けられている吸気口7よりも上方側に位置するように配置している。これにより、閉鎖配電盤1外の空気つまりは閉鎖配電盤1内よりも温度が低い空気が各水平母線5を冷却しながら自然対流により上方に移動して排気口8から排気されるようになり、各水平母線5を効率的且つ効果的に冷却することができる。
また、母線の配置構造によれば、水平母線5と当該水平母線5に接続される垂直母線6との間を接続する母線接続導体11を設けている。つまり、水平母線5と垂直母線6とは、母線接続導体11によって間接的に接続されている。これにより、全ての電流が流れることで発熱する水平母線5からの熱が直接的に垂直母線6に伝わって垂直母線6が過度に加熱されることを抑制することができる。
また、垂直母線6は上下方向に配設されたダクト12内に配置されている。このため、垂直母線6の周囲の空気は、閉鎖配電盤1内に拡散することなく、上方に向かって迅速に流れることになり、垂直母線6を効率よく冷却することができる。このとき、垂直母線6は水平母線5に導体を介して接続されていることから、垂直母線6がいわゆる放熱フィンのように機能するようになり、垂直母線6が効率よく冷却されることにより、水平母線5を効果的に冷却することができる。
また、上記した母線の配置構造で配置された水平母線5を備える閉鎖配電盤1によれば、水平母線5を配置可能な領域の全体を利用して水平母線5を互いに離間した状態で配置していることから、他の水平母線5が誘導加熱されることが抑制され、前後方向の奥行きが制限されたスペースに母線を配置する場合であっても、また、供給する電力の定格を引き上げた場合であっても、母線の発熱による閉鎖配電盤1内の温度上昇を抑制することができる。また、電力の定格を引き上げることが可能となるため、収容可能な機器の数を増やしたり、高機能な機器を収容可能になったりする等、閉鎖配電盤1の高集積化を図ることもできる。
さて、ここまでは単一系統の電源に接続される構成について説明したが、閉鎖配電盤1は、複数系統の電源に接続されることがある。その場合には、複数系統の電源に接続される複数相の水平母線5を配置するための配置構造であって、配電盤内に収容される各相の水平母線5を、当該水平母線5を配置可能な領域の全体を利用して、上下方向に互いに等間隔となるように配置することができる。
具体的には、図4および図5に示すように、閉鎖配電盤1には、三相4線式の配線にて一方の系統(P1。図5参照)の電源に接続される1組4本の水平母線5が上段側に設けられているとともに、同じく三相4線式の配線にて他方の系統(P2。図5参照)電源に接続される1組4本の水平母線5が下段側に設けられている。このとき、各水平母線5は、隣り合う距離(L2)が等しい等間隔に配置されている。
また、各水平母線5は、詳細な説明は省略するが、上記した図1から図3等示したものと同様の態様で収納されており、固定接続導体10によって導体接続板9に固定されているとともに、母線接続導体11によって垂直母線6に接続されている。また、最上段に位置する水平母線5は排気口8よりも下方側に位置するように配置されており、最下段に位置する水平母線5は吸気口7よりも上方側に位置するように配置されている。
そして、上段側の水平母線5は、上方から順にN相、R相、S相およびT相の4本が配置されており、下段側の水平母線5は、上方から順にR相、S相、T相およびN相の4本が配置されている。つまり、各系統の水平母線5、より詳細には電源の供給元となるR相、S相およびT相の各相の水平母線5は、上下方向における配置順が同じになるように配置されている。
このような構造によっても、水平母線5を配置可能な領域の全体を利用して水平母線5を互いに離間した状態で配置していることから、他の水平母線5が誘導加熱されることが抑制され、前後方向の奥行きが制限されたスペースに母線を配置する場合であっても、また、供給する電力の定格を引き上げた場合であっても、母線の発熱による閉鎖配電盤1内の温度上昇を抑制することができる等、上記した実施形態で示した各種の効果を同様に得ることができる。
また、例えばR相等の同相の水平母線5を隣り合うように配置する構造の場合、同じタイミングで電流が流れることから、誘導加熱の効果が増幅されるおそれがある。これに対して、R相、S相およびT相の各相の水平母線5を上下方向における配置順が同じになるように配置した構造であれば、水平母線5間の電気的なバランスを取ることができ、発熱を低減することができる。
ところで、上記した閉鎖配電盤1は、複数個が互いに隣り合って配置されることがある。その場合、全ての閉鎖配電盤1を直接電源に接続すると、配線が複雑化してしまうことから、1つの閉鎖配電盤1を電源に接続し、その閉鎖配電盤1と隣り合う他の閉鎖配電盤1との間を接続することが望ましい。そこで、図6に示すように、隣り合うそれぞれの閉鎖配電盤1に設けられている水平母線5の間を接続する盤間接続導体13を設ける配置構造、換言すると、閉鎖配電盤1間の接続構造を採用することができる。
このとき、水平母線5が複数の個別導体5aで構成されている場合には、水平母線5の間を接続する盤間接続導体13を、水平母線5を構成する各個別導体5aに対応させて、閉鎖配電盤1の前後方向において互いに離間した状態で配置することにより、盤間接続導体13が近傍の導体を誘導加熱するおそれを低減することができる。また、各閉鎖配電盤1には実施形態で説明した母線の配置構造を採用することにより、各閉鎖配電盤1内の温度上昇を低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は閉鎖配電盤(配電盤)、2aは前板(外板)、2bは後板(外板)、5は水平母線(母線)、5aは個別導体(水平母線を構成する導体)、6は垂直母線、7は吸気口、8は排気口、9は導体接続板、10は固定接続導体(水平母線を構成する各導体を接続する導体)、11は母線接続導体(水平母線と垂直母線とを接続する導体)、13は盤間接続導体(隣り合う配電盤の水平母線の間を接続する導体)を示す。

Claims (11)

  1. 単一系統の電源に接続される複数相の母線を配置するための配置構造であって、
    配電盤内に収容される各相の水平母線を、当該水平母線を配置可能な領域の全体を利用して、上下方向に互いに等間隔となるように配置した母線の配置構造。
  2. 複数系統の電源に接続される複数相の水平母線を配置するための配置構造であって、
    配電盤内に収容される各相の水平母線を、当該水平母線を配置可能な領域の全体を利用して、上下方向に互いに等間隔となるように配置した母線の配置構造。
  3. 各系統の前記水平母線を、上下方向における配置順が同じになるように配置した請求項2記載の母線の配置構造。
  4. 前記水平母線は、前記配電盤内に設けられている導体接続板に取り付けられており、
    前記水平母線の位置を、前記配電盤内において、前記水平母線に対向する側の外板よりも前記導体接続板側に偏らせて配置した請求項1から3のいずれか一項記載の母線の配置構造。
  5. 前記水平母線は、各相がそれぞれ複数の導体で構成されており、
    それぞれの前記水平母線を構成する各導体を、前記配電盤の前後方向において互いに離間した状態で配置した請求項1から4のいずれか一項記載の母線の配置構造。
  6. 前記水平母線を構成する各導体を前記配電盤の前後方向において互いに離間した状態で接続する導体を設けた請求項5記載の母線の配置構造。
  7. 前記配電盤は、他の配電盤と隣り合わせて配置されており、
    隣り合うそれぞれの配電盤に設けられている前記水平母線の間を接続する導体を設け、
    前記水平母線の間を接続する導体を、前記水平母線を構成する各導体に対応させて、前記配電盤の前後方向において互いに離間した状態で配置した請求項5または6記載の母線の配置構造。
  8. 最上段側に配置される前記水平母線を、当該水平母線と対向する側の前記配電盤の外板に設けられている排気口よりも下方側に位置するように配置した請求項1から7のいずれか一項記載の母線の配置構造。
  9. 最下段側に配置される前記水平母線を、当該水平母線と対向する側の前記配電盤の外板に設けられている吸気口よりも上方側に位置するように配置した請求項1から8のいずれか一項記載の母線の配置構造。
  10. 前記水平母線と当該水平母線に接続される垂直母線との間を接続する導体を設けた請求項1から9のいずれか一項記載の母線の配置構造。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項記載の母線の配置構造で配置された水平母線を備えた閉鎖配電盤。
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