JP2019149729A - 通信装置、および通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被通信装置との接続を確立できる確率を向上させる通信装置、および通信システムを提供する。【解決手段】通信装置は、定期的にキャリアセンスを行っている被通信装置からキャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に送信された第1の接続要求信号を、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において受信する通信回路部と、任意の1回の間欠的な待ち受け期間の全体が、キャリアセンスを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の間欠的な待ち受け期間を制御する制御部とを備える。【選択図】図9

Description

本開示は、間欠的な接続確立の動作を行う通信装置、および通信システムに関する。
キャリアセンスを行う無線通信システムや、消費電力低減のために間欠動作を行う無線通信システムがある(特許文献1,2参照)。また、通信装置と被通信装置との間で接続要求(Request)信号と応答(Response)信号とを送受信して接続確立を行う通信システムがある。例えば、被通信装置が定期的にキャリアセンスを行いつつ、キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に接続要求信号を送信する。通信装置は、待ち受け期間に接続要求信号を待ち受け、接続要求信号に対する応答信号を被通信装置に返信する。通信装置は、消費電力低減のために待ち受け動作を間欠的に行い、待ち受け期間以外はスリープ期間にすることもできる。
特開2007−243291号公報 特開2007−208442号公報
上記の通信システムの場合、キャリアセンスの期間には被通信装置からは接続要求信号は送信されない。また、スリープ期間には待ち受け動作は行われない。このため、通信装置と被通信装置との間で接続を確立できない期間が存在する。
被通信装置との接続を確立できる確率を向上させることができるようにした通信装置、および通信システムを提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係る通信装置は、定期的にキャリアセンスを行っている被通信装置からキャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に送信された第1の接続要求信号を、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において受信する通信回路部と、任意の1回の間欠的な待ち受け期間の全体が、キャリアセンスを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の間欠的な待ち受け期間を制御する制御部とを備えるものである。
本開示の一実施の形態に係る通信システムは、通信装置と、定期的にキャリアセンスを行いつつ、キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に通信装置に対して第1の接続要求信号を送信する被通信装置とを含み、通信装置は、被通信装置から送信された第1の接続要求信号を、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において受信する通信回路部と、任意の1回の間欠的な待ち受け期間の全体が、キャリアセンスを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の間欠的な待ち受け期間を制御する制御部とを備えるものである。
本開示の一実施の形態に係る通信装置、または通信システムでは、定期的にキャリアセンスを行っている被通信装置から、キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に第1の接続要求信号が送信される。通信装置の通信回路部は、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において第1の接続要求信号を受信する。制御部は、任意の1回の間欠的な待ち受け期間の全体が、キャリアセンスを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の間欠的な待ち受け期間を制御する。
本開示の一実施の形態に係る通信装置、または通信システムによれば、キャリアセンスを行っている期間に対して、間欠的な待ち受け期間を適切に制御するようにしたので、被通信装置との接続を確立できる確率を向上させることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
CCCC−PHY規格による伝送フォーマットの一例を示す説明図である。 比較例に係る通信システムによる接続の確立の動作の第1の例を示す説明図である。 比較例に係る通信システムによる接続の確立の動作の第2の例を示す説明図である。 本開示の第1の実施の形態に係る通信システムによる接続の確立の動作の第1の例を示す説明図である。 第1の実施の形態に係る通信システムによる接続の確立の動作の第2の例を示す説明図である。 第1の実施の形態に係る通信システムによる接続の確立の動作の第3の例を示す説明図である。 第1の実施の形態に係る通信システムによる接続要求側の端末の接続の確立の動作の一例を概略的に示す流れ図である。 第1の実施の形態に係る通信システムによる待ち受け側の端末の接続の確立の動作の一例を概略的に示す流れ図である。 本開示の第1の実施の形態に係る通信装置の一構成例を概略的に示すブロック図である。 人体を通信媒体とする通信システムの概要を示す構成図である。 人体を通信媒体とする通信システムの概要を示す説明図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
0.比較例(図1〜図3)
1.第1の実施の形態
1.1 通信システムの概要(図4〜図8)
1.2 通信装置の具体例(図9)
1.3 人体を通信媒体とする通信システムの概要(図10〜図11)
1.4 効果
2.第2の実施の形態(応用例)(図12〜図13)
3.その他の実施の形態
<0.比較例>
(比較例に係る通信システムの概要)
電界通信技術を利用した通信システムの標準化規格として、ISO/IEC 17982 CCCC PHY(Closed Capacitive Coupling Communication Physical Layer)がある。以下では、比較例および後述の実施の形態に係る通信システムとして、例えばISO/IEC 17982 CCCC PHY(以下、CCCC−PHYと記す。)の規格に準じた通信を行う場合を例に説明する。ただし、本開示の技術は、CCCC−PHY規格の通信システムに限定されるものではなく、他の規格による通信システムにも適用可能である。
図1は、CCCC−PHY規格による伝送フォーマットの一例を示している。
CCCC−PHY規格では、少なくとも1つの被通信装置と少なくとも1つの通信装置との間で、所定間隔のタイムセグメント(Time-segment)ごとに、伝送データを伝送する。1つのタイムセグメントは、所定の分割数の複数のタイムスロット(Time Slot、TDS(Time Division Slot))で構成されている。
通信装置は、例えば、複数のタイムセグメントの期間に亘って被通信装置からの伝送データを受信する。被通信装置からの伝送データは、複数のタイムセグメントのそれぞれにおいて、複数のタイムスロットのうちの1つのタイムスロットの期間に伝送される。被通信装置または通信装置が複数存在する場合、互いの通信が干渉しないように、それぞれの装置で互いに異なるタイムスロットが1つのタイムセグメント内で割り当てられる。被通信装置をTalker(呼び出し側端末)、通信装置をListener(待ち受け側端末)とした場合、最初に通信を開始するのは被通信装置であり、タイムスロットは、被通信装置によって割り当てられる。
CCCC−PHY規格の通信プロトコルは、通信段階として、通信装置と被通信装置との間で接続の確立を行う段階と、接続の確立を行った後、通信装置と被通信装置との間で実データの通信を行うデータ通信段階とを含む。
接続の確立を行う段階では、通信装置と被通信装置との間で接続要求(Request)信号と応答(Response)信号とを送受信する。この接続の確立を行う段階は、2回行われる。1回目には、通信装置と被通信装置との間で第1の接続要求信号(Request 1)と第1の応答信号(Response 1)とを送受信する。1回目の接続が確立した後、通信装置と被通信装置との間で、第2の接続要求信号(Request 2)と第2の応答信号(Response 2)とを送受信する。2回目の接続が確立した後、実データの通信を行うデータ通信段階に移行する。
図2は、CCCC−PHY規格を使用した比較例に係る通信システムによる接続の確立の動作の第1の例を示している。図3は、比較例に係る通信システムによる接続の確立の動作の第2の例を示している。
図2および図3には、2つの端末1A,1Bを含む通信システムにおける接続の確立の動作の例を示す。また、端末1AがTalker(呼び出し側端末)、端末1BがListener(待ち受け側端末)である場合の例を示す。また、端末1Bが通信装置、端末1Aが端末1Bと通信を行う被通信装置とする。
CCCC−PHY規格の通信システムでは、1つのタイムセグメント(TDS)の期間において、ある1つの端末と他の端末とのそれぞれに割り当てられたタイムスロット以外の他のタイムスロットに関しても、さらに別の他の端末が通信を行う場合があり得る。これらの各端末間で信号の干渉を起こさないようにするために、各端末間でタイムスロットのタイミングを適切に維持し続ける必要がある。
しかしながら、CCCC−PHY規格の通信システムでは、タイムスロットを一元管理してくれる基地局は存在しない。CCCC−PHY規格の通信システムでは、タイムスロットは各端末が早いもの勝ちで使用する。他の端末では、ある端末において既に使用中のタイムスロットをLBT(Listen Before Talk)という仕組みで検知する。LBTは、キャリアセンスとも呼ばれる。これにより、他の端末では、ある端末から信号が送信されていることを送信開始前に検知し、通信の衝突を防いでいる。
端末1Aは、定期的にLBTを行いつつ、LBTを行っている期間とは異なる期間に端末1Bに対して第1の接続要求信号(Request 1)を送信する。端末1Bは、第1の接続要求信号(Request 1)を待ち受け、第1の接続要求信号(Request 1)を受信できた場合には、端末1Aに第1の応答信号(Response 1)を送信する。端末1Aは、端末1Bからの第1の応答信号(Response 1)を受信できなかった場合、再度、第1の接続要求信号(Request 1)を送信する。端末1Aは、端末1Bからの第1の応答信号(Response 1)を受信した場合、端末1Bに対して第2の接続要求信号(Request 2)を送信する。端末1Bは、第1の応答信号(Response 1)を送信した後、第2の接続要求信号(Request 2)を待ち受け、第2の接続要求信号(Request 2)を受信できた場合には、端末1Aに第2の応答信号(Response 2)を送信する。
端末1Bにおける第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け動作は、消費電力を低減するために、間欠的に行ってもよい。端末1Bにおいて、待ち受け期間以外はスリープ状態(低電力状態、一時待機状態)にしてもよい。
(課題)
図2の比較例に係る第1の動作例では、端末1Aは、端末1Bに対して第1の接続要求信号(Request 1)を送信した後、LBTを行っている。端末1Bは、間欠的に待ち受け動作を行っている。第1の動作例では、端末1Bにおける1回の間欠的な待ち受け期間の長さTReqが、端末1AにおけるLBTを行っている期間の長さTL以下(TL≧TReq)となっている。また、LBTを行っている期間内に第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間の全体が収まっている。LBTを行っている期間には、端末1Aからは第1の接続要求信号(Request 1)は送信されない。このため、第1の動作例では、端末1Bは第1の接続要求信号(Request 1)を受信できずに、端末1Aと端末1Bとの接続を確立することができない。
図3の比較例に係る第2の動作例においても、端末1Aは、端末1Bに対して第1の接続要求信号(Request 1)を送信した後、LBTを行っている。端末1Bは、間欠的に待ち受け動作を行っている。第2の動作例では、端末1Bは、端末1AがLBTを行う前に待ち受け期間があることで、第1の接続要求信号(Request 1)を受信できている。そのため、次に、端末1Bは、第1の応答信号(Response 1)を端末1Aに対して送信している。しかしながら、第2の動作例では、端末1Aは第1の接続要求信号(Request 1)を送信した直後にLBTの期間に入っている。端末1Aは、LBTの期間では、端末1Bからの第1の応答信号(Response 1)を自身(端末1A)への応答信号とは認識せずに、他の端末への応答信号と認識してしまう。このため、端末1Aは、LBTの期間が終わった後、第2の接続要求信号(Request 2)ではなく、第1の接続要求信号(Request 1)を再度、送信する。結果、端末1Bは第1の接続要求信号(Request 1)に続く第2の接続要求信号(Request 2)を受信できずに、端末1Aと端末1Bとの接続を確立することができない。
以上のように、LBTを行っている期間と間欠的な待ち受け期間とが混在する場合、通信の接続を確立できない場合か生じうる。このため、通信の接続を確立できる確率を向上させることができるようにする技術の開発が望まれる。
<1.第1の実施の形態>
[1.1 通信システムの概要]
第1の実施の形態に係る通信システムは、少なくとも1つの通信装置と少なくとも1つの被通信装置とを含んでいる。被通信装置は、定期的にキャリアセンス(LBT)を行いつつ、LBTを行っている期間とは異なる期間に通信装置に対して第1の接続要求信号(Request 1)を送信する。
通信装置は、通信回路部と、制御部とを備える。通信回路部は、後述する図9の通信装置1における受信回路部2および送信回路部3であってもよい。制御部は、後述する図9の通信装置1における通信制御部4であってもよい。通信回路部は、被通信装置から送信された第1の接続要求信号(Request 1)を、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において受信する。制御部は、任意の1回の間欠的な待ち受け期間の全体が、LBTを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の間欠的な待ち受け期間を制御する。制御部は、後述の第2の動作例(図5)のように、任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間の長さを、LBTを行っている期間の長さよりも長い期間となるように制御することが好ましい。
被通信装置は、第1の接続要求信号(Request 1)を送信した後、第1の接続要求信号(Request 1)に対する第1の応答信号(Response 1)を通信装置から受信した場合には、LBTを行っている期間とは異なる期間に通信装置に対して第2の接続要求信号(Request 2)を送信する。
通信回路部は、被通信装置から送信された第1の接続要求信号(Request 1)を受信した場合には、第1の接続要求信号(Request 1)に対する第1の応答信号(Response 1)を被通信装置に対して送信する。制御部は、通信回路部が第1の接続要求信号(Request 1)に対する第1の応答信号(Response 1)を被通信装置に送信した後、被通信装置からの第2の接続要求信号(Request 2)を受信できなかった場合には、後述の第3の動作例(図6)のように、通信回路部に対して、再度、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間による第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受けを行わせることが好ましい。
図4は、第1の実施の形態に係る通信システムによる接続の確立の動作の第1の例を示している。図5は、第1の実施の形態に係る通信システムによる接続の確立の動作の第2の例を示している。図6は、第1の実施の形態に係る通信システムによる接続の確立の動作の第3の例を示している。
図4、図5、および図6には、上述の比較例に係る動作例(図2、図3)と同様に、2つの端末1A,1Bを含む通信システムにおける接続の確立の動作の例を示す。また、上述の比較例に係る動作例と同様に、端末1AがTalker(呼び出し側端末)、端末1BがListener(待ち受け側端末)である場合の例を示す。また、端末1Bが通信装置、端末1Aが端末1Bと通信を行う被通信装置とする。なお、本開示の技術は、通信装置または被通信装置となる通信端末が2つである場合に限らず、通信端末が3つ以上存在する場合にも適用可能である。
図4の第1の動作例では、図2の比較例に係る第1の動作例と同様に、端末1Aは、端末1Bに対して第1の接続要求信号(Request 1)を送信した後、LBTを行っている。端末1Bは、間欠的に待ち受け動作を行っている。図2の比較例に係る第1の動作例では、待ち受け期間の開始タイミングと終了タイミングとがLBTを行っている期間内にあり、LBTを行っている期間内に第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間の全体が収まっている。これに対して、図4の第1の動作例では、待ち受け期間の開始タイミングはLBTを行っている期間内にあるが、端末1Bの制御部によって、待ち受け期間の終了タイミングがLBTを行っている期間を過ぎた後となるように制御されている。これにより、端末1Bでは、LBTを行っている期間を過ぎた後も、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間が続いている。このため、図4の第1の動作例では、LBTを行っている期間を過ぎた後に送信された端末1Aからの第1の接続要求信号(Request 1)を受信する確率が向上する。これにより、端末1Aと端末1Bとの接続を確立できる確率を向上させることができる。
図5の第2の動作例においても、図2の比較例に係る第1の動作例と同様に、端末1Aは、端末1Bに対して第1の接続要求信号(Request 1)を送信した後、LBTを行っている。端末1Bは、間欠的に待ち受け動作を行っている。図2の比較例に係る第1の動作例では、端末1Bにおける1回の間欠的な待ち受け期間の長さTReqが、端末1AにおけるLBTを行っている期間の長さ以下(TL≧TReq)であり、LBTを行っている期間内に第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間の全体が収まっている。これに対して、図5の第2の動作例では、端末1Bの制御部によって、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間の長さTReqが、LBTを行っている期間の長さTLよりも長い期間となるように制御されている(TL<TReq)。これにより、端末1Bでは、LBTを行っている期間を挟んで、LBTを行っている期間よりも長い期間に亘って第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受けが行われる。このため、例えば、LBTを行っている期間を過ぎた後も、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間が続く。このため、図5の第2の動作例では、LBTを行っている期間を過ぎた後に送信された端末1Aからの第1の接続要求信号(Request 1)を受信する確率が向上する。これにより、端末1Aと端末1Bとの接続を確立できる確率を向上させることができる。
図6の第3の動作例は、図3の比較例に係る第2の動作例を改善した例である。上述したように、図3の比較例に係る第2の動作例では、端末1Bは、端末1AがLBTを行う前に待ち受け期間があることで、第1の接続要求信号(Request 1)を受信できている。そのため、次に、端末1Bは、第1の応答信号(Response 1)を端末1Aに対して送信している。しかしながら、端末1Aは第1の接続要求信号(Request 1)を送信した直後にLBTの期間に入っているので、LBTの期間では、端末1Bからの第1の応答信号(Response 1)を自身(端末1A)への応答信号とは認識せずに、他の端末への応答信号と認識してしまう。このため、端末1Aは、LBTの期間が終わった後、第2の接続要求信号(Request 2)ではなく、第1の接続要求信号(Request 1)を再度、送信する。結果、端末1Bは第1の接続要求信号(Request 1)に続く第2の接続要求信号(Request 2)を受信できずに、端末1Aと端末1Bとの接続を確立することができない。これに対して、図6の第3の動作例では、端末1Bが、第1の応答信号(Response 1)を端末1Aに送信した後、端末1Aからの第2の接続要求信号(Request 2)を受信できなかった場合には、端末1Bの制御部によって、端末1Bの通信回路部に対して、再度、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受けを行わせる。これにより、図6の第3の動作例では、第1の接続要求信号(Request 1)を再度、受信した後、再度、第1の応答信号(Response 1)を端末1Aに対して送信することができる。結果、図3の比較例に係る第2の動作例と比べて、端末1Aにおいて第1の応答信号(Response 1)を受信する確率が向上する。これにより、端末1Aと端末1Bとの接続を確立できる確率を向上させることができる。
次に、図7および図8を参照して、図6の第3の動作例に対応する接続の確立の動作フローの一例を説明する。図7は、接続要求側の端末(端末1A)の接続の確立の動作フローの一例を概略的に示している。図8は、待ち受け側の端末(端末1B)の接続の確立の動作フローの一例を概略的に示している。
図7に示したように、端末1Aは、LBTを行う期間を決定し(ステップS101)、LBTを行う(ステップS102)。LBTを行う期間の長さTLは、図5の第2の動作例のように、端末1Bにおける第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間の長さTReqよりも短くなるような長さ(TL<TReq)にすることが好ましい。
次に、端末1Aは、他の端末に使用されていない空きタイムスロット(TDS)があるか否かを判断する(ステップS103)。端末1Aは、空きタイムスロット(TDS)がないと判断した場合(ステップS103;N)には、ステップS102の処理に戻る。
端末1Aは、空きタイムスロット(TDS)があると判断した場合(ステップS103;Y)には、1つの空きタイムスロット(TDS)の期間において、端末1Bに対して第1の接続要求信号(Request 1)を送信する(ステップS104)。
次に、端末1Aは、端末1Bからの第1の応答信号(Response 1)を受信したか否かを判断する(ステップS105)。端末1Aは、第1の応答信号(Response 1)を受信していないと判断した場合(ステップS105;N)には、ステップS102の処理に戻る。
端末1Aは、第1の応答信号(Response 1)を受信したと判断した場合(ステップS105;Y)には、続きの接続処理を続行する。端末1Aにおける続きの接続処理は、第2の接続要求信号(Request 2)を送信する処理と第2の応答信号(Response 2)を受信する処理とを含む通常の処理であるため、説明を省略する。
図8に示したように、端末1Bは、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間と、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け動作のリトライ回数との設定を行う(ステップS111)。待ち受け期間の長さTReqは、図5の第2の動作例のように、端末1AにおけるLBTを行う期間の長さTLよりも長くなるような長さ(TL<TReq)にすることが好ましい。
次に、端末1Bは、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受けを行うか否かを判断する(ステップS112)。待ち受けを行わないと判断した場合(ステップS112;N)には、一定期間のスリープに入る(ステップS113)。その後、ステップS112の処理に戻る。
端末1Bは、待ち受けを行うと判断した場合(ステップS112;Y)には、設定された待ち受け期間、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受けを行う(ステップS114)。
次に、端末1Bは、端末1Aからの第1の接続要求信号(Request 1)を受信したか否かを判断する(ステップS115)。端末1Bは、第1の接続要求信号(Request 1)を受信していないと判断した場合(ステップS115;N)には、ステップS113の処理に進む。
端末1Bは、第1の接続要求信号(Request 1)を受信したと判断した場合(ステップS115;Y)には、端末1Aに第1の応答信号(Response 1)を送信する(ステップS116)。次に、端末1Bは、端末1Aからの第2の接続要求信号(Request 2)を受信したか否かを判断する(ステップS117)。端末1Bは、は、第2の接続要求信号(Request 2)を受信したと判断した場合(ステップS117;Y)には、続きの接続処理を続行する。端末1Bにおける続きの接続処理は、第2の応答信号(Response 2)を送信する処理を含む通常の処理であるため、説明を省略する。
一方、第2の接続要求信号(Request 2)を受信していないと判断した場合(ステップS115;N)には、次に、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け動作のリトライ回数を超えたか否かを判断する(ステップS118)。リトライ回数を超えていないと判断した場合(ステップS118;N)には、ステップS114に進む。リトライ回数を超えたと判断した場合(ステップS118;Y)には、ステップS113に進む。
[1.2 通信装置の具体例]
図9は、本開示の第1の実施の形態に係る通信装置1の一構成例を概略的に示している。
例えば、図4、図5、および図6の端末1A、および端末1Bがそれぞれ、図9に示す通信装置1で構成されてもよい。図9に示す通信装置1は、後述する人体を通信媒体とする通信システム100(図10)の各通信装置として適用されてもよい。
通信装置1は、例えば図1に示したCCCC−PHY規格に準じた伝送フォーマットでの通信を行うことが可能である。
通信装置1は、アンテナ部13を備えていてもよい。アンテナ部13は通信装置1に対して外付けされてもよい。
通信装置1は、アンテナ部13を介して被通信装置からの受信データを受信する受信回路部2と、アンテナ部13を介して被通信装置に対して送信データを送信する送信回路部3とを備えている。受信回路部2と送信回路部3は、全体として通信回路部であってもよい。また、通信装置1は、通信制御部4と、スリープ制御部5とを備えている。
通信装置1を後述する人体を通信媒体とする通信システム100(図10)に適用する場合、アンテナ部13は、人体電極11と空間電極12とを備えていてもよい。
受信回路部2は、受信回路21と、受信制御部22とを含んでいる。受信回路21は、受信アンプ、フィルタ、およびADC(A/Dコンバータ)などを含んでいてもよい。受信制御部22は、通信制御部4に受信データを伝送する。通信装置1が呼び出し側端末となる場合、受信データには、第1の応答信号(Response 1)および第2の応答信号(Response 2)が含まれてもよい。通信装置1が待ち受け側端末となる場合、受信データには、第1の接続要求信号(Request 1)および第2の接続要求信号(Request 2)が含まれてもよい。
送信回路部3は、送信回路31と送信制御部32とを含んでいる。送信回路31は、送信アンプなどを含んでいてもよい。送信制御部32には、通信制御部4から送信データが伝送される。通信装置1が呼び出し側端末となる場合、送信データには、第1の接続要求信号(Request 1)および第2の接続要求信号(Request 2)が含まれてもよい。通信装置1が待ち受け側端末となる場合、送信データには、第1の応答信号(Response 1)および第2の応答信号(Response 2)が含まれてもよい。
送信制御部32は、通信制御部4からの指示に従い、指定されたタイムスロットで送信を行う。
通信制御部4は、接続相手の他の端末との間で送受信データのやり取りを行う。
また、通信制御部4は、通信装置1が呼び出し側端末となる場合において、LBTを行う期間を決定し、送信回路部3にLBTを行わせる制御を行う機能を有する。
また、通信制御部4は、通信装置1が待ち受け側端末となる場合において、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間と、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け動作のリトライ回数とを制御する機能を有する。通信制御部4は、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間の長さを制御する機能を有する。また、通信制御部4は、第1の接続要求信号(Request 1)の待ち受け期間の開始タイミング、および待ち受け期間の終了タイミングのうち少なくとも1つを制御する機能を有する。
スリープ制御部5は、スリープに入るタイミングと、スリープから出るタイミングとを管理する。スリープタイミングとスリープ期間は、通信制御部4から指示される。
スリープ制御部5は、受信回路21、受信制御部22、送信回路31、送信制御部32、および通信制御部4の各部のON/OFF制御を行う。スリープ制御部5は、各部をOFF状態とすることで、自端末をスリープ状態にし、自端末を低電力状態にする。スリープ制御部5は、スリープ期間が終わったら、各部をON状態に戻し、スリープの状態から出るように各部を制御する。
[1.3 人体を通信媒体とする通信システムの概要]
図10および図11は、電界通信技術を利用した人体30を通信媒体とする通信システム100の概要を示している。
この通信システム100は、第1の通信装置110と、第2の通信装置120とを備えている。
図9に示した通信装置1は、図10の通信システム100における第1の通信装置110および第2の通信装置120に適用されてもよい。この場合、第1の通信装置110と第2の通信装置120とが、双方向にデータの送受信を行う送受信装置であってもよい。第1の通信装置110および第2の通信装置120のうち、いずれか一方が被通信装置、他方が被通信装置と通信する通信装置であってもよい。
通信システム100は、例えば図11に示したように、スマートウォッチ93やリストバンド端末94等のウェアラブル機器に搭載された通信機器と、ドア90のドアノブ91やスマートフォン92等に搭載された通信機器との間の通信に利用され得る。例えば、第1の通信装置110および第2の通信装置120のうちいずれか一方がスマートウォッチ93等に設けられ、他方がスマートフォン92等に設けられてもよい。また、通信システム100は、自動車のドアの解錠等にも利用され得る。例えば、自動車のドアに第1の通信装置110および第2の通信装置120のうちいずれか一方が設けられてもよい。また、通信システム100は、自動車のドア以外にも、部屋の入退出に用いられる施錠機能付きのドア90の解錠等にも利用され得る。
第1の通信装置110は、第1のアンテナ部115と、第1の通信回路部113とを有している。第1のアンテナ部115は、通信電極として、第1の人体電極111と、第1の空間電極112とを有している。第1の通信回路部113は、ホスト114に接続されている。
第2の通信装置120は、第2のアンテナ部125と、第2の通信回路部123とを有している。第2のアンテナ部125は、通信電極として、第2の人体電極121と、第2の空間電極122とを有している。第2の通信回路部123は、ホスト124に接続されている。
第1の通信回路部113および第2の通信回路部123はそれぞれ、電界通信方式(準静電界通信方式)の通信回路を含んでいる。
第1の通信回路部113は、少なくとも送信回路(送信装置)を含んでいてもよい。第2の通信回路部123は、少なくとも受信回路(受信装置)を含んでいてもよい。また、第1の通信回路部113と第2の通信回路部123とのそれぞれが送受信回路を有し、第1の通信装置110と第2の通信装置120との間で双方向の通信が可能であってもよい。
第1の通信装置110から信号を送信する場合、第1の通信回路部113は、所定の変調方式で変調された信号を含む電位差の送信信号を、第1の人体電極111と第1の空間電極112との間に発生させる。第1の人体電極111は、第1の空間電極112よりも人体30に近い側に配置される。これにより、第1の人体電極111は、第1の空間電極112よりも通信媒体(人体30)に対して静電結合が強くなるように配置されている。
この通信システムでは、人体30の一部が第2の空間電極122よりも第2の人体電極121に近付くことで、第1の人体電極111と第2の人体電極121との間で人体30を通信媒体とする人体側通信経路が形成される。また、第1の空間電極112と第2の空間電極122との間では、空間(例えば空気)を通信媒体とした空間側通信経路が形成される。
第2の人体電極121と第2の空間電極122との間には、人体側通信経路と空間側通信経路とを介して伝送される送信信号に応じた電位差が発生する。第2の通信回路部123は、第2の人体電極121と第2の空間電極122との間との間に生じた電位差を検出し、第1の通信回路部113の変調方式に対応した復調処理を行って受信信号とし、出力信号として出力する。
電界通信方式(準静電界通信方式)では、第1の通信装置110と第2の通信装置120との間で人体電極間の結合が強くなることで通信を行うことができる。人体電極に人が接触することで通信を行うことができるが、人体電極に人が近付くだけでも、図11に示したように、人体表面に電界Eが分布することで通信を行うことができる。このため、人体30のごく近傍でのみ通信可能となる。ウェアラブルデバイスとの親和性も高い。
[1.4 効果]
以上のように、本実施の形態によれば、LBTを行っている期間に対して、間欠的な待ち受け期間を適切に制御するようにしたので、LBTを行っている期間と、間欠的な待ち受け期間とが混在する場合において、通信の接続を確立できる確率を向上させることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。以降の他の実施の形態の効果についても同様である。
<2.第2の実施の形態(応用例)>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット、建設機械、農業機械(トラクター)などのいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図12は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システム7000の概略的な構成例を示すブロック図である。車両制御システム7000は、通信ネットワーク7010を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図12に示した例では、車両制御システム7000は、駆動系制御ユニット7100、ボディ系制御ユニット7200、バッテリ制御ユニット7300、車外情報検出ユニット7400、車内情報検出ユニット7500、及び統合制御ユニット7600を備える。これらの複数の制御ユニットを接続する通信ネットワーク7010は、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、LAN(Local Area Network)又はFlexRay(登録商標)等の任意の規格に準拠した車載通信ネットワークであってよい。
各制御ユニットは、各種プログラムにしたがって演算処理を行うマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータにより実行されるプログラム又は各種演算に用いられるパラメータ等を記憶する記憶部と、各種制御対象の装置を駆動する駆動回路とを備える。各制御ユニットは、通信ネットワーク7010を介して他の制御ユニットとの間で通信を行うためのネットワークI/Fを備えるとともに、車内外の装置又はセンサ等との間で、有線通信又は無線通信により通信を行うための通信I/Fを備える。図12では、統合制御ユニット7600の機能構成として、マイクロコンピュータ7610、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660、音声画像出力部7670、車載ネットワークI/F7680及び記憶部7690が図示されている。他の制御ユニットも同様に、マイクロコンピュータ、通信I/F及び記憶部等を備える。
駆動系制御ユニット7100は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット7100は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。駆動系制御ユニット7100は、ABS(Antilock Brake System)又はESC(Electronic Stability Control)等の制御装置としての機能を有してもよい。
駆動系制御ユニット7100には、車両状態検出部7110が接続される。車両状態検出部7110には、例えば、車体の軸回転運動の角速度を検出するジャイロセンサ、車両の加速度を検出する加速度センサ、あるいは、アクセルペダルの操作量、ブレーキペダルの操作量、ステアリングホイールの操舵角、エンジン回転数又は車輪の回転速度等を検出するためのセンサのうちの少なくとも一つが含まれる。駆動系制御ユニット7100は、車両状態検出部7110から入力される信号を用いて演算処理を行い、内燃機関、駆動用モータ、電動パワーステアリング装置又はブレーキ装置等を制御する。
ボディ系制御ユニット7200は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット7200は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット7200には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット7200は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
バッテリ制御ユニット7300は、各種プログラムにしたがって駆動用モータの電力供給源である二次電池7310を制御する。例えば、バッテリ制御ユニット7300には、二次電池7310を備えたバッテリ装置から、バッテリ温度、バッテリ出力電圧又はバッテリの残存容量等の情報が入力される。バッテリ制御ユニット7300は、これらの信号を用いて演算処理を行い、二次電池7310の温度調節制御又はバッテリ装置に備えられた冷却装置等の制御を行う。
車外情報検出ユニット7400は、車両制御システム7000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット7400には、撮像部7410及び車外情報検出部7420のうちの少なくとも一方が接続される。撮像部7410には、ToF(Time Of Flight)カメラ、ステレオカメラ、単眼カメラ、赤外線カメラ及びその他のカメラのうちの少なくとも一つが含まれる。車外情報検出部7420には、例えば、現在の天候又は気象を検出するための環境センサ、あるいは、車両制御システム7000を搭載した車両の周囲の他の車両、障害物又は歩行者等を検出するための周囲情報検出センサのうちの少なくとも一つが含まれる。
環境センサは、例えば、雨天を検出する雨滴センサ、霧を検出する霧センサ、日照度合いを検出する日照センサ、及び降雪を検出する雪センサのうちの少なくとも一つであってよい。周囲情報検出センサは、超音波センサ、レーダ装置及びLIDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)装置のうちの少なくとも一つであってよい。これらの撮像部7410及び車外情報検出部7420は、それぞれ独立したセンサないし装置として備えられてもよいし、複数のセンサないし装置が統合された装置として備えられてもよい。
ここで、図13は、撮像部7410及び車外情報検出部7420の設置位置の例を示す。撮像部7910,7912,7914,7916,7918は、例えば、車両7900のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部のうちの少なくとも一つの位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部7910及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部7918は、主として車両7900の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部7912,7914は、主として車両7900の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部7916は、主として車両7900の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部7918は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図13には、それぞれの撮像部7910,7912,7914,7916の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲aは、フロントノーズに設けられた撮像部7910の撮像範囲を示し、撮像範囲b,cは、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部7912,7914の撮像範囲を示し、撮像範囲dは、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部7916の撮像範囲を示す。例えば、撮像部7910,7912,7914,7916で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両7900を上方から見た俯瞰画像が得られる。
車両7900のフロント、リア、サイド、コーナ及び車室内のフロントガラスの上部に設けられる車外情報検出部7920,7922,7924,7926,7928,7930は、例えば超音波センサ又はレーダ装置であってよい。車両7900のフロントノーズ、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部に設けられる車外情報検出部7920,7926,7930は、例えばLIDAR装置であってよい。これらの車外情報検出部7920〜7930は、主として先行車両、歩行者又は障害物等の検出に用いられる。
図12に戻って説明を続ける。車外情報検出ユニット7400は、撮像部7410に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像データを受信する。また、車外情報検出ユニット7400は、接続されている車外情報検出部7420から検出情報を受信する。車外情報検出部7420が超音波センサ、レーダ装置又はLIDAR装置である場合には、車外情報検出ユニット7400は、超音波又は電磁波等を発信させるとともに、受信された反射波の情報を受信する。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、降雨、霧又は路面状況等を認識する環境認識処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、車外の物体までの距離を算出してもよい。
また、車外情報検出ユニット7400は、受信した画像データに基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等を認識する画像認識処理又は距離検出処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した画像データに対して歪補正又は位置合わせ等の処理を行うとともに、異なる撮像部7410により撮像された画像データを合成して、俯瞰画像又はパノラマ画像を生成してもよい。車外情報検出ユニット7400は、異なる撮像部7410により撮像された画像データを用いて、視点変換処理を行ってもよい。
車内情報検出ユニット7500は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット7500には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部7510が接続される。運転者状態検出部7510は、運転者を撮像するカメラ、運転者の生体情報を検出する生体センサ又は車室内の音声を集音するマイク等を含んでもよい。生体センサは、例えば、座面又はステアリングホイール等に設けられ、座席に座った搭乗者又はステアリングホイールを握る運転者の生体情報を検出する。車内情報検出ユニット7500は、運転者状態検出部7510から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。車内情報検出ユニット7500は、集音された音声信号に対してノイズキャンセリング処理等の処理を行ってもよい。
統合制御ユニット7600は、各種プログラムにしたがって車両制御システム7000内の動作全般を制御する。統合制御ユニット7600には、入力部7800が接続されている。入力部7800は、例えば、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ又はレバー等、搭乗者によって入力操作され得る装置によって実現される。統合制御ユニット7600には、マイクロフォンにより入力される音声を音声認識することにより得たデータが入力されてもよい。入力部7800は、例えば、赤外線又はその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、車両制御システム7000の操作に対応した携帯電話又はPDA(Personal Digital Assistant)等の外部接続機器であってもよい。入力部7800は、例えばカメラであってもよく、その場合搭乗者はジェスチャにより情報を入力することができる。あるいは、搭乗者が装着したウェアラブル装置の動きを検出することで得られたデータが入力されてもよい。さらに、入力部7800は、例えば、上記の入力部7800を用いて搭乗者等により入力された情報に基づいて入力信号を生成し、統合制御ユニット7600に出力する入力制御回路などを含んでもよい。搭乗者等は、この入力部7800を操作することにより、車両制御システム7000に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。
記憶部7690は、マイクロコンピュータにより実行される各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、及び各種パラメータ、演算結果又はセンサ値等を記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。また、記憶部7690は、HDD(Hard Disc Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等によって実現してもよい。
汎用通信I/F7620は、外部環境7750に存在する様々な機器との間の通信を仲介する汎用的な通信I/Fである。汎用通信I/F7620は、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communications)、WiMAX(登録商標)、LTE(登録商標)(Long Term Evolution)若しくはLTE−A(LTE−Advanced)などのセルラー通信プロトコル、又は無線LAN(Wi−Fi(登録商標)ともいう)、Bluetooth(登録商標)などのその他の無線通信プロトコルを実装してよい。汎用通信I/F7620は、例えば、基地局又はアクセスポイントを介して、外部ネットワーク(例えば、インターネット、クラウドネットワーク又は事業者固有のネットワーク)上に存在する機器(例えば、アプリケーションサーバ又は制御サーバ)へ接続してもよい。また、汎用通信I/F7620は、例えばP2P(Peer To Peer)技術を用いて、車両の近傍に存在する端末(例えば、運転者、歩行者若しくは店舗の端末、又はMTC(Machine Type Communication)端末)と接続してもよい。
専用通信I/F7630は、車両における使用を目的として策定された通信プロトコルをサポートする通信I/Fである。専用通信I/F7630は、例えば、下位レイヤのIEEE802.11pと上位レイヤのIEEE1609との組合せであるWAVE(Wireless Access in Vehicle Environment)、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、又はセルラー通信プロトコルといった標準プロトコルを実装してよい。専用通信I/F7630は、典型的には、車車間(Vehicle to Vehicle)通信、路車間(Vehicle to Infrastructure)通信、車両と家との間(Vehicle to Home)の通信及び歩車間(Vehicle to Pedestrian)通信のうちの1つ以上を含む概念であるV2X通信を遂行する。
測位部7640は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からのGNSS信号(例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号)を受信して測位を実行し、車両の緯度、経度及び高度を含む位置情報を生成する。なお、測位部7640は、無線アクセスポイントとの信号の交換により現在位置を特定してもよく、又は測位機能を有する携帯電話、PHS若しくはスマートフォンといった端末から位置情報を取得してもよい。
ビーコン受信部7650は、例えば、道路上に設置された無線局等から発信される電波あるいは電磁波を受信し、現在位置、渋滞、通行止め又は所要時間等の情報を取得する。なお、ビーコン受信部7650の機能は、上述した専用通信I/F7630に含まれてもよい。
車内機器I/F7660は、マイクロコンピュータ7610と車内に存在する様々な車内機器7760との間の接続を仲介する通信インタフェースである。車内機器I/F7660は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)又はWUSB(Wireless USB)といった無線通信プロトコルを用いて無線接続を確立してもよい。また、車内機器I/F7660は、図示しない接続端子(及び、必要であればケーブル)を介して、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、又はMHL(Mobile High-definition Link)等の有線接続を確立してもよい。車内機器7760は、例えば、搭乗者が有するモバイル機器若しくはウェアラブル機器、又は車両に搬入され若しくは取り付けられる情報機器のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。また、車内機器7760は、任意の目的地までの経路探索を行うナビゲーション装置を含んでいてもよい。車内機器I/F7660は、これらの車内機器7760との間で、制御信号又はデータ信号を交換する。
車載ネットワークI/F7680は、マイクロコンピュータ7610と通信ネットワーク7010との間の通信を仲介するインタフェースである。車載ネットワークI/F7680は、通信ネットワーク7010によりサポートされる所定のプロトコルに則して、信号等を送受信する。
統合制御ユニット7600のマイクロコンピュータ7610は、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660及び車載ネットワークI/F7680のうちの少なくとも一つを介して取得される情報に基づき、各種プログラムにしたがって、車両制御システム7000を制御する。例えば、マイクロコンピュータ7610は、取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット7100に対して制御指令を出力してもよい。例えば、マイクロコンピュータ7610は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行ってもよい。また、マイクロコンピュータ7610は、取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行ってもよい。
マイクロコンピュータ7610は、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660及び車載ネットワークI/F7680のうちの少なくとも一つを介して取得される情報に基づき、車両と周辺の構造物や人物等の物体との間の3次元距離情報を生成し、車両の現在位置の周辺情報を含むローカル地図情報を作成してもよい。また、マイクロコンピュータ7610は、取得される情報に基づき、車両の衝突、歩行者等の近接又は通行止めの道路への進入等の危険を予測し、警告用信号を生成してもよい。警告用信号は、例えば、警告音を発生させたり、警告ランプを点灯させたりするための信号であってよい。
音声画像出力部7670は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図12の例では、出力装置として、オーディオスピーカ7710、表示部7720及びインストルメントパネル7730が例示されている。表示部7720は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。表示部7720は、AR(Augmented Reality)表示機能を有していてもよい。出力装置は、これらの装置以外の、ヘッドホン、搭乗者が装着する眼鏡型ディスプレイ等のウェアラブルデバイス、プロジェクタ又はランプ等の他の装置であってもよい。出力装置が表示装置の場合、表示装置は、マイクロコンピュータ7610が行った各種処理により得られた結果又は他の制御ユニットから受信された情報を、テキスト、イメージ、表、グラフ等、様々な形式で視覚的に表示する。また、出力装置が音声出力装置の場合、音声出力装置は、再生された音声データ又は音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して聴覚的に出力する。
なお、図12に示した例において、通信ネットワーク7010を介して接続された少なくとも二つの制御ユニットが一つの制御ユニットとして一体化されてもよい。あるいは、個々の制御ユニットが、複数の制御ユニットにより構成されてもよい。さらに、車両制御システム7000が、図示されていない別の制御ユニットを備えてもよい。また、上記の説明において、いずれかの制御ユニットが担う機能の一部又は全部を、他の制御ユニットに持たせてもよい。つまり、通信ネットワーク7010を介して情報の送受信がされるようになっていれば、所定の演算処理が、いずれかの制御ユニットで行われるようになってもよい。同様に、いずれかの制御ユニットに接続されているセンサ又は装置が、他の制御ユニットに接続されるとともに、複数の制御ユニットが、通信ネットワーク7010を介して相互に検出情報を送受信してもよい。
以上説明した車両制御システム7000において、本開示の通信装置、および通信システムは、例えば、汎用通信I/F7620を介した、車両の近傍に存在する端末等の外部環境7750との通信に適用することができる。また、車内機器I/F7660を介した、搭乗者が有するモバイル機器若しくはウェアラブル機器等の車内機器7760との通信に適用することができる。
<3.その他の実施の形態>
本開示による技術は、上記各実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば上記各実施の形態における各構成要素は複数に分割されていてもよく、分割された複数の構成要素で機能を異ならせていてもよい。
また、例えば上記各実施の形態における動作フローにおいて、各処理ステップの一部を省略するような動作フローを実行してもよい。また、動作フローには記載しなかった別の処理ステップを追加するような動作フローを実行してもよい。また、動作フローに示した各処理ステップの順序を部分的に入れ替えるような動作フローを実行してもよい。
例えば、本技術は以下のような構成を取ることもできる。
(1)
定期的にキャリアセンスを行っている被通信装置から前記キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に送信された第1の接続要求信号を、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において受信する通信回路部と、
任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間の全体が、前記キャリアセンスを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間を制御する制御部と
を備える
通信装置。
(2)
前記制御部は、任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間の長さを、前記キャリアセンスを行っている期間の長さよりも長い期間となるように制御する
上記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記被通信装置は、
前記第1の接続要求信号を送信した後、前記第1の接続要求信号に対する応答信号を前記通信装置から受信した場合には、前記キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に前記通信装置に対して第2の接続要求信号を送信し、
前記通信回路部は、
前記被通信装置から送信された前記第1の接続要求信号を受信した場合には、前記第1の接続要求信号に対する前記応答信号を前記被通信装置に対して送信し、
前記制御部は、
前記通信回路部が前記第1の接続要求信号に対する前記応答信号を前記被通信装置に送信した後、前記被通信装置からの前記第2の接続要求信号を受信できなかった場合には、前記通信回路部に対して、再度、少なくとも1回の前記間欠的な待ち受け期間による前記第1の接続要求信号の待ち受けを行わせる
上記(1)または(2)に記載の通信装置。
(4)
第1の電極および第2の電極を含むアンテナ部、
をさらに備え、
前記通信回路部は、前記アンテナ部を介して人体を通信媒体とする通信を行う
上記(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の通信装置。
(5)
通信装置と、
定期的にキャリアセンスを行いつつ、前記キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に前記通信装置に対して第1の接続要求信号を送信する被通信装置と
を含み、
前記通信装置は、
前記被通信装置から送信された前記第1の接続要求信号を、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において受信する通信回路部と、
任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間の全体が、前記キャリアセンスを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間を制御する制御部と
を備える
通信システム。
1…通信装置、1A…端末(被通信装置)、1B…端末(通信装置)、2…受信回路部、3…送信回路部、4…通信制御部、5…スリープ制御部、11…人体電極(第1の電極)、12…空間電極(第2の電極)、13…アンテナ部、21…受信回路、22…受信制御部、30…通信媒体(人体)、31…送信回路、32…送信制御部、90…ドア、91…ドアノブ、92…スマートフォン、93…スマートウォッチ、94…リストバンド端末、100…通信システム、110…第1の通信装置、111…第1の人体電極、112…第1の空間電極、113…第1の通信回路部、114…ホスト、115…第1のアンテナ部、120…第2の通信装置、121…第2の人体電極(第1の電極)、122…第2の空間電極(第2の電極)、123…第2の通信回路部、124…ホスト、125…第2のアンテナ部、7620…汎用通信I/F、7660…車内機器I/F、7750…外部環境、7760…車内機器、E…電界。

Claims (5)

  1. 定期的にキャリアセンスを行っている被通信装置から前記キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に送信された第1の接続要求信号を、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において受信する通信回路部と、
    任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間の全体が、前記キャリアセンスを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間を制御する制御部と
    を備える
    通信装置。
  2. 前記制御部は、任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間の長さを、前記キャリアセンスを行っている期間の長さよりも長い期間となるように制御する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記被通信装置は、
    前記第1の接続要求信号を送信した後、前記第1の接続要求信号に対する応答信号を前記通信装置から受信した場合には、前記キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に前記通信装置に対して第2の接続要求信号を送信し、
    前記通信回路部は、
    前記被通信装置から送信された前記第1の接続要求信号を受信した場合には、前記第1の接続要求信号に対する前記応答信号を前記被通信装置に対して送信し、
    前記制御部は、
    前記通信回路部が前記第1の接続要求信号に対する前記応答信号を前記被通信装置に送信した後、前記被通信装置からの前記第2の接続要求信号を受信できなかった場合には、前記通信回路部に対して、再度、少なくとも1回の前記間欠的な待ち受け期間による前記第1の接続要求信号の待ち受けを行わせる
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 第1の電極および第2の電極を含むアンテナ部、
    をさらに備え、
    前記通信回路部は、前記アンテナ部を介して人体を通信媒体とする通信を行う
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 通信装置と、
    定期的にキャリアセンスを行いつつ、前記キャリアセンスを行っている期間とは異なる期間に前記通信装置に対して第1の接続要求信号を送信する被通信装置と
    を含み、
    前記通信装置は、
    前記被通信装置から送信された前記第1の接続要求信号を、少なくとも1回の間欠的な待ち受け期間において受信する通信回路部と、
    任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間の全体が、前記キャリアセンスを行っている期間に含まれることのないように、任意の1回の前記間欠的な待ち受け期間を制御する制御部と
    を備える
    通信システム。
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