JP2019148555A - 位置推定装置、位置推定方法及びプログラム - Google Patents

位置推定装置、位置推定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の移動速度の変化による影響を受けることなく、移動体の現在位置を精度良く推定する。【解決手段】現在画像取得部102は、移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像データを取得する。映像マップ取得部105は、所定の基準速度で移動しながら予め撮影した地物を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報を関連付けた映像マップデータ109を取得する。補正部112は、現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、前記速度検出部から得られる移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度時の時系列画像となるように標準化する。画像照合部106は、標準化された時系列画像と参照画像とを照合することによって、対応する参照画像を特定する。推定部107は、特定された参照画像に関連付けられた撮影位置情報に基づいて、移動体の現在位置を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、位置推定装置、位置推定方法及びプログラムに関する。
自動車などの移動体の現在位置を推定するために、GPS(Global Positioning System)が一般的に利用されている。しかし、GPSでは、地上の干渉物などのために、移動体の現在位置を正確に推定できないことがある。
例えば、都市部の高層ビルの谷間では、GPSにより推定される現在位置は、実際の現在位置から大きくずれてしまうことがある。また例えば、トンネル内を移動している場合には、GPSを構成する衛星と移動体との間の通信が遮断され、その結果、移動体の現在位置を推定できなくなることがある。
このようなGPSにより推定される現在位置の不正確さを補う技術が提案されている。例えば、特許文献1には、同一地点について、GPS信号に基づいて算出される異時刻の複数の絶対位置を平均化処理することで、GPS信号に基づいて算出される測位位置をより高精度の位置情報に補正することが提案されている。
特開2012−208525号公報 特開2017−151148号公報 特開2005−265494号公報 特開2013−083576号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、道路周辺の静止物に関する高精度な測位データを収集するためのものである。これにより、例えば、ビルや道路の高精度な位置を収集してマップデータを作ることができたとしても、上述のような特許文献1に記載の技術を、移動体の現在位置を推定するために適用することは困難である。
このような問題点を解消する技術として、本発明者は以下のような位置推定装置及び位置推定方法を提案している。位置推定装置は、移動体に取り付けたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得すると共に、予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられたデータを含む映像マップデータを取得する。位置推定装置は続いて、上記現在画像と参照画像とを照合することによって現在画像に対応する参照画像を特定する。位置推定装置は更に、特定された参照画像に映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、移動体の現在位置を推定する(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2に記載の位置推定装置は、移動体の移動速度が現在画像と参照画像との照合精度に影響を及ぼすことについて考慮しておらず、改良が望まれている。移動体の移動速度が現在画像と参照画像との照合精度に及ぼす影響については後で詳しく説明する。
上記の位置推定装置のほかに、上記技術に関連する技術として、車両位置推定装置(特許文献3)や、自車位置認識システム(特許文献4)が知られている。
特許文献3に記載された車両位置推定装置は、車載カメラで撮影した画像から標高データなどを用いて車線情報とランドマーク情報を抽出し、地図情報に含まれるランドマーク情報あるいは車線情報と整合して撮像領域を求めて車両位置を推定する。
しかしながら、特許文献3に記載の車両位置推定装置においても、車両の移動速度が、車線情報とランドマーク情報の抽出精度に及ぼす影響、ランドマーク情報あるいは車線情報との整合精度に及ぼす影響について考慮していない。
特許文献4に記載された自車位置認識システムは、道路情報RDを取得する道路情報取得部と、地物が配置された道路区間である地物配置区間に推定自車位置EPが進入する前に、少なくとも道路情報RDに基づいて、地物配置区間内での自車両の速度推移の予測を示す予測速度推移を決定する予測速度推移決定部と、を備える。推定自車位置EPというのは、自車両の推定位置である。自車位置認識システムは更に、地物情報FTと予測速度推移とに基づいて、地物配置区間に含まれる地物の画像認識に成功する割合である認識率を決定する認識率決定部と、画像認識処理において認識対象とする地物を認識率に基づき決定する認識対象決定部と、を備える。
特許文献4に記載の自車位置認識システムでは、画像処理部による地物の画像認識処理の際に、認識率の高い地物を認識対象物として決定できるようにしたことにより、画像認識の精度を向上させるようにしている。
しかしながら、特許文献4に記載の自車位置認識システムは、画像認識処理に際しての認識精度(照合精度)の向上を企図しているものの、このような技術は特許文献2や特許文献3に記載されたような位置推定装置に利用するのに適していない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、移動体の移動速度の変化による影響を受けることなく、移動体の現在位置を精度良く推定することが可能な位置推定装置及び位置推定方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る位置推定装置は、
移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得する現在画像取得部と、
所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得する映像マップ取得部と、
前記移動体の移動速度を検出して速度検出信号を出力する速度検出部と、
取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、前記速度検出信号から得られる移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力する補正部と、
前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定する画像照合部と、
特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定する推定部と、
推定された現在位置を含む現在位置データを出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る位置推定方法は、
移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得することと、
所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得することと、
前記移動体の移動速度を取得することと、
取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、取得された前記移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力することと、
前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定することと、
特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定することと、
推定された現在位置を含む現在位置データを出力することと、を含むことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得する現在画像取得部、
所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得する映像マップ取得部、
前記移動体の移動速度を取得する速度検出部、
取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、取得された前記移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力する補正部、
前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定する画像照合部、
特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定する推定部、
推定された現在位置を含む現在位置データを出力する出力部、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、移動体の移動速度の変化による影響を受けることなく、移動体の現在位置を精度良く推定することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る位置推定装置の機能的な構成を示す図である。 現在画像取得部により継続的に取得される現在画像データの構成例を示す図である。 映像マップデータに含まれる地図データの構成の一例を示す図である。 映像マップデータに含まれる映像データの構成の一例を示す図である。 現在画像データから生成される時系列画像と、これを複数の区間に分割する場合について説明するための図である。 現在画像データから生成される時系列画像の補正について説明するための図である。 第1の実施形態に係る位置推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る現在位置推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る移動道路推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る移動方向推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例に係る位置推定装置の機能的な構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る位置推定装置の機能的な構成を示す図である。 第2の実施形態に係る位置推定処理のうち、第1の実施形態に係る位置推定処理と異なる部分の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る現在位置推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明に係る位置推定装置の物理的な構成の一例を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る位置推定装置は、移動体の現在位置を推定する装置であって、自動車に搭載される。自動車は、移動体に含まれる車両の一例であって、移動体は、地上を移動する物としての車両、人などを含む。
図1を参照して、第1の実施形態に係る位置推定装置100は、機能的には、4つのカメラ101a〜101dと、現在画像取得部102と、概略位置取得部103と、映像マップ記憶部104と、映像マップ取得部105と、画像照合部106と、推定部107と、出力部108と、速度検出部111と、補正部112とを備える。
カメラ101a〜101dは、地物を撮影するために、それぞれ、自動車の前後左右に取り付けられる。ここで、地物の例として、建物、道路、道路標識などを挙げることができる。
また、カメラ101a〜101dの各々は、撮影した現在の画像(現在画像)を示す現在画像データを一定の間隔で継続的に出力する。なお、カメラ101a〜101dの各々が現在画像データを出力するタイミングは、適宜予め定められればよく、同期していることが好ましい。
詳細には、カメラ101aは、自動車の前部に固定され、自動車の前方の予め定められた範囲の地物を撮影して、現在画像データを一定の間隔で継続的に出力する。カメラ101bは、自動車の後部に固定され、自動車の後方の予め定められた範囲の地物を撮影して、現在画像データを一定の間隔で継続的に出力する。カメラ101cは、自動車の左側部に固定され、自動車の左方の予め定められた範囲の地物を撮影して、現在画像データを一定の間隔で継続的に出力する。カメラ101dは、自動車の右側部に固定され、自動車の右方の予め定められた範囲の地物を撮影して、現在画像データを一定の間隔で継続的に出力する。
以下では、カメラ101a〜101dの各々を特に区別しない場合、カメラ101a〜101dをカメラ101と表記する。なお、本実施形態では、4つのカメラ101が備えられる例により説明するが、カメラ101は、1つ以上備えられればよい。カメラ101を1つとする場合、自動車の前部にカメラ101aとして搭載するのが望ましく、180度以上の広角カメラを使用することがより望ましい。このような広角カメラによれば、道路とその両側の地物を現在画像として得ることができる。また、カメラ101は、昼間撮影用としてCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)カメラまたはCCD(Charge Coupled Device)カメラを用い、夜間撮影用には赤外線カメラを用いることが望ましい。昼間撮影用カメラ及び夜間撮影用カメラの両方を備える場合に、いずれを用いるかは自動車のドライバーによる手動切替えで選択しても良いが、画像全体の明度を検出するセンサー、あるいはコントラスト比を検出するセンサーを備えることで、現在画像取得部102において自動的にカメラの切替えを行うようにしても良い。この種のセンサーは周知であるので、図示、説明は省略する。
現在画像取得部102は、カメラ101の各々から現在画像データが出力されると、その出力された現在画像データを取得する。現在画像取得部102は、カメラ101の各々からの現在画像データを一時的に保存するための記憶部を有していることが望ましい。
現在画像データは、図2に示すように、一定の時間間隔で継続的に取得される。図2に示す例では、現在画像データは、撮影時刻を示す撮影時刻情報と、各撮影時刻に各カメラ101で撮影された画像とを含む。例えば、時刻T1を示す撮影時刻情報は、時刻T1に撮影された画像である前方画像T1、後方画像T1、左方画像T1及び右方画像T1が関連付けられている。
概略位置取得部103は、本装置を搭載した自動車の概略位置を示す概略位置データを取得する。概略位置とは、GPSによって推定された自動車の現在位置である。本実施形態に係る概略位置取得部103が取得する概略位置データは、衛星との間で信号を送受信することで推定された、自動車の現在位置を示す。
映像マップ記憶部104は、映像マップデータ109が格納された記憶部である。
映像マップデータ109は、例えば、一般的な地図に表される情報を含む地図データ109a(図3)と、予め定められた地点で撮影された地物の画像を含む映像データ109b(図4)とを含む。
地図データ109aは、図3に例示するように、予め定められた地物であるランドマーク(道路沿いの比較的大きな建物、施設など)及び道路に関するデータを含む。地図データ109aでは、各々を識別するための識別情報と各々の位置情報とが関連付けられている。
ランドマーク及び道路の位置情報は、例えば図3に示すように、それぞれが占める領域に含まれる特徴点の位置を示す。特徴点の位置は、例えば緯度と経度により表される。
ランドマークに含まれる特徴点は、例えば、ランドマークが占める領域の外縁を直線で近似的に結んだ場合に角となる点である。また、道路に含まれる特徴点は、例えば、道路の各側部を直線で近似的に結んだ場合に角となる点である。
映像データ109bは、例えば、全周囲カメラを有した車両又は人が、道路上などを所定の基準速度で実際に移動することにより収集されたデータである。全周囲カメラによる画像の場合、必要に応じて湾曲等の歪みに対する補正処理が行われる。映像データ109bは、定期的に更新されることが望ましい。
映像データ109bは、図4に示すように、予め定められた地点(撮影位置)で撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、この参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられている。
詳細には、図4の例において、Nは任意の自然数であり、撮影位置でカメラ101によって撮影された前後左右の各方向の画像と、その撮影位置を示す撮影位置情報と、が関連付けられている。撮影位置Nは、例えば上述の特徴点の位置と同様に、緯度と経度で表される。そして、撮影位置Nには、撮影位置Nが示す地点から、前方、後方、左方、右方のそれぞれを撮影した、前方画像N、後方画像N、左方画像N、右方画像Nが関連付けられている。ここでの前後は、道路などに沿って予め定められる方向であり、左右は、前後に応じて定まる方向である。
映像マップ取得部105は、映像マップデータ109を映像マップ記憶部104から取得する。
本実施形態に係る映像マップ取得部105は、概略位置取得部103によって取得された概略位置データが示す概略位置に基づいて絞り込んだ映像マップデータを映像マップ記憶部104から取得する。詳細には、映像マップ取得部105は、概略位置取得部103によって取得された概略位置データが示す概略位置に対して予め定められた範囲の撮影位置で撮影された参照画像を含む映像マップデータを映像マップ記憶部104から取得する。
速度検出部111は自動車の移動速度を検出するためのものであり、移動速度の検出目的については後述する。速度検出部111は、例えば自動車のドライブシャフトやホイール等が一定量回転する毎にパルス信号を出力する車速パルス生成回路で実現されるが、これに限定されるものではない。
ところで、特許文献2に記載の位置推定装置では、現在画像取得部から得られる現在画像と、映像マップ取得部から得られる参照画像とを画像照合部で照合(マッチング)するようにしている。簡単に言えば、現在画像取得部から得られた現在画像に含まれる地物の画像をキーとして映像マップ取得部から得られる参照画像に対して検索を行っている。しかしながら、現在画像取得部から得られる現在画像は、時系列的に見た場合、以下に説明するように、自動車の移動速度(走行速度)によって走行方向(時間軸)に関して伸縮するので、移動速度が変化すると照合精度が低下してしまう場合がある。
図5の上側には、道路Rの左側に、道路Rに沿って並ぶ地物(建物)O1〜O5を、道路Rを基準等速度、例えば時速30km、で移動する自動車MVの前部に搭載されたカメラ101aで撮影して得られた現在画像データから抽出した画像を時間軸に沿って時系列的に並べた画像の例を示す。図2の現在画像データで言えば、カメラ101aから得られる前方画像T1〜T5から道路Rの左側の地物、道路R、ランドマーク等が含まれる画像を抽出し、時間軸に沿って並べたのが図5の上側の画像である。
また図5の下側には、上側のように時系列的に並ぶ地物O1〜O5の画像から生成された時系列画像の例を示す。なお、図5では、地物、道路以外は図示を省略し、地物O1〜O5の画像を簡略化して輪郭のみを象徴的に示しているが、実際には地物O1〜O5の画像そのものが表示される。また、図5の下側では、便宜上、隣り合う地物に共通の輪郭は表示せず、各地物固有の輪郭を象徴的に示している。
図5の下側に示されるように、地物O1〜O5の各画像に対し、自動車MVの移動方向に関して時間軸を設定した場合、時刻T11〜T16の間に、道路Rに沿った地物O1〜O5の長さに対応して時間幅t〜tを設定することができる。このように撮影タイミングの異なる複数の画像から抽出した画像を横軸の時間軸に沿って並べた画像を、以下では、時系列画像と呼ぶこととする。
このような時系列画像は、あらかじめ定められた画像処理機能を持つ補正部112で作成することができる。
図6(a)は、基準速度の時速30kmで移動する自動車MVに搭載されたカメラ101aを介して現在画像取得部102によって取得された現在画像データから補正部112によって得られる、図5と同じ地物O1〜O5の画像を含む、時系列画像の例を示す。
一方、図6(b)は、時速60kmで移動する自動車MVに搭載されたカメラ101aを介して現在画像取得部102によって取得された現在画像データから補正部112によって得られる、図5と同じ地物O1〜O5の画像を含む、時系列画像の例を示す。
図6(a)、(b)から明らかなように、時速60kmで移動する時の時系列画像は、時速30kmで移動する時の時系列画像に比べて時間軸上で1/2のサイズとなる。
それゆえ、時速60kmで走行する自動車MVに搭載したカメラ101aを介して現在画像取得部102から得られた時系列画像をキーとして、基準速度である時速30kmで走行する自動車に搭載されたカメラから得られた画像である、映像マップ記憶部104から取得された参照画像に対して検索(マッチング)を行うと、検索に不具合が生じるおそれがある。
このような問題に対し、補正部112は、以下のような補正動作を実行する。
補正部112は、速度検出部111からの速度検出信号を受けて、(検出速度)/(基準速度)を補正係数Cc(ここでは、60/30=2)として算出する。補正部112はまた、現在画像取得部102から得られる現在画像データに対して図5で説明したような画像処理を行うことによって得た、図5の上側のような画像を基に、横軸を時間軸として設定し、複数の地物が時系列的に並ぶ画像を示す、図5の下側のような時系列画像を生成する。補正部112は続いて、生成した時系列画像の時間軸を、算出された補正係数Cc倍(ここでは2倍)にして、基準速度の時の時系列画像と等価となるように時系列画像を補正(標準化)する。このような補正処理動作を実行することにより、次に説明する画像照合部106での照合(マッチング)率を高めることができる。以下では、上記のような補正処理動作により補正部112で得られた時系列画像を標準化された時系列画像と呼ぶ。
なお、時系列画像の時間が長い場合は、補正部112は、図5の下側で説明したように、時系列画像の時刻T11〜T16の間を時間t〜tの区間に分割し、それぞれの区間の移動速度、つまり補正係数Ccに応じて、分割した時系列画像毎に時間軸方向に伸長又は圧縮して補正を行う。これは自動車の移動速度が必ずしも一定ではない場合があるからであり、上記のような複数の分割区間毎に補正処理を行うことが望ましい。
画像照合部106は、上記のようにして標準化された時系列画像の少なくとも一部と参照画像とを照合することによって、標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定する。照合のための標準化された時系列画像は、現在画像取得部102により取得された現在画像データから得られた画像である。照合のための参照画像は、映像マップ取得部105により取得された映像マップデータに含まれる参照画像である。
本実施形態に係る画像照合部106は、さらに、標準化された時系列画像の変化と参照画像とを照合することによって、標準化された時系列画像の変化に対応する参照画像を特定する。照合のための標準化された時系列画像の変化は、現在画像取得部102により取得された現在画像データに含まれる画像の変化であり、標準化された時系列画像と参照画像に基づいて検出される。照合のための参照画像は、上述と同様に、映像マップ取得部105により取得された映像マップデータに含まれる参照画像である。
推定部107は、画像照合部106によって特定された参照画像に基づいて、自動車の現在位置を推定する。詳細には、推定部107は、その特定された参照画像に映像マップデータ109にて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、自動車の現在位置を推定する。
本実施形態に係る推定部107は、さらに、その特定された参照画像に映像マップデータ109にて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、自動車の移動方向を推定する。
本実施形態に係る推定部107は、さらに、画像照合部106を経由して得られる映像マップ取得部105からの映像マップデータ109と、補正部112から得られる標準化された時系列画像とに基づいて、自動車の周辺に位置するランドマークと、自動車が移動中の道路とを推定する。この推定に利用される映像マップデータ109と標準化された時系列画像とは、それぞれ、映像マップ取得部105と補正部112とによって取得されたデータである。
出力部108は、推定部107によって推定された現在位置を含む現在位置データを出力する。
本実施形態に係る出力部108は、さらに、推定部107によって推定された移動方向を含む移動方向データを出力する。
本実施形態に係る出力部108は、さらに、推定部107によって推定された移動中の道路を示す移動中道路データを出力する。
これまで、本発明の第1の実施形態に係る位置推定装置100の構成について説明した。ここから、本発明の第1の実施形態に係る位置推定装置100の動作について説明する。
位置推定装置100は、例えば自動車の電源が投入されると、図7に例示する位置推定処理を開始する。位置推定処理は、自動車の現在位置を推定する処理である。
現在画像取得部102は、各カメラ101から現在画像データを取得する(ステップS100)。
速度検出部111で自動車の速度を検出し、速度検出信号を補正部112に出力する(ステップS101a)。
補正部112では、現在画像取得部102からの現在画像データを用いて、図5で説明したような時系列画像を生成し、速度検出部111からの速度検出信号で示される移動速度に応じて、生成した時系列画像に対して上述した補正処理動作を実行することにより、標準化した時系列画像を出力する(ステップS101b)。
概略位置取得部103は、概略位置データを取得する(ステップS102)。
映像マップ取得部105は、ステップS102にて取得された概略位置データを参照して、映像マップデータ109を映像マップ記憶部104から取得する(ステップS103)。
詳細には、映像マップ取得部105は、概略位置取得部103によって取得された概略位置データを参照する。映像マップ取得部105は、参照した概略位置データが示す概略位置に対して予め定められた範囲を特定する。概略位置に対して予め定められた範囲とは、例えば、概略位置を中心に数キロメートルの範囲である。映像マップ取得部105は、特定した範囲内の地点を撮影位置として撮影された参照画像を含む映像マップデータを取得する。このような処理により、映像マップ取得部105は、映像マップ記憶部104から取得する映像マップデータ109を概略位置データに基づいて絞り込む。
画像照合部106、推定部107及び出力部108は、補正部112で標準化された時系列画像の少なくとも一部と映像マップ取得部105からの映像マップデータ109における参照画像とに基づいて、自動車の現在位置を推定する(ステップS104)。
現在位置推定処理(ステップS104)の詳細な流れを図8に示す。
図8に示すように、画像照合部106は、ステップS101bで取得された標準化された時系列画像と、ステップS103にて取得された映像マップデータ109における参照画像とに基づいて、時系列画像に対応する参照画像を特定する(ステップS111)。
詳細には、画像照合部106は、ステップS101bで取得された標準化された時系列画像を参照する。また、画像照合部106は、ステップS103で取得された映像マップデータ109に含まれる映像データ109b(参照画像)を参照する。そして、画像照合部106は、標準化された時系列画像の少なくとも一部と、映像データ109bに含まれる参照画像とを照合することによって、標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定する。
ここで、標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定するための照合では、画像照合部106は、例えば、標準化された時系列画像と参照画像との各画像にて地物の輪郭を検出し、その輪郭の類似度を算出する。地物の輪郭は、一般的な画像中のエッジ検出の技術が採用されてよく、例えば、画像中のRGB値の変化などに基づいて検出される。そして、例えば、類似度が最も大きい参照画像が、現在画像に対応する参照画像として特定される。
推定部107は、ステップS111にて特定された参照画像に映像マップデータ109において関連付けられた撮影位置情報に基づいて、自動車の現在位置を推定する(ステップS112)。
出力部108は、ステップS112にて推定された現在位置を含む現在位置データを出力し(ステップS113)、図7に示す位置推定処理に戻る。
推定部107は、図7に示すように、補正部112からの標準化された時系列画像と映像マップデータ109に含まれる参照画像とに基づいて、自動車が移動中の道路を推定する(ステップS105)。
移動道路推定処理(ステップS105)の詳細な流れを図9に示す。
図9に示すように、推定部107は、ステップS101bにて補正部112により取得された標準化された時系列画像と、ステップS103にて映像マップ取得部105により取得された映像マップデータ109に含まれる参照画像とに基づいて、自動車の周辺に位置するランドマークと、移動中の道路とを推定する(ステップS121)。
詳細には、推定部107は、標準化された時系列画像と映像マップデータ109に含まれる参照画像とに基づいてステップS104にて推定された、自動車の現在位置を参照する。ここで、参照される自動車の現在位置は、ステップS102にて取得された概略位置データが示す概略位置であってもよい。
推定部107は、ステップS103で取得された映像マップデータ109に含まれる地図データ109aに基づいて、参照した現在位置の周辺に位置するランドマークを推定する。推定部107は、地図データ109aを参照することによって、推定したランドマークの位置情報を取得する。推定部107は、この取得した位置情報と地図データ109aとに基づいて、推定したランドマークの周辺に位置する道路を、自動車が走行中の道路として推定する。
出力部108は、推定部107によって推定された移動中の道路を示す移動中道路データを出力し(ステップS122)、図7に示す位置推定処理に戻る。移動中道路データにおいて、自動車が移動中の道路は、例えば、地図データ109aに含まれる道路の識別情報により示される。この場合、移動中道路データは、推定された移動中の道路の識別情報を含む。
画像照合部106、推定部107及び出力部108は、図7に示すように、標準化された時系列画像と映像マップデータ109とに基づいて、自動車の移動方向を推定する(ステップS106)。
移動方向推定処理(ステップS106)の詳細な流れを図10に示す。
図10に示すように、画像照合部106は、ステップS101bにて取得された標準化された時系列画像と、ステップS103にて取得された映像マップデータ109とに基づいて、標準化された時系列画像の変化に対応する参照画像を特定する(ステップS131)。
詳細には、画像照合部106は、ステップS101bにて取得された複数の標準化された時系列画像を参照する。また、画像照合部106は、ステップS103で取得された映像マップデータ109に含まれる映像データ109b(参照画像)を参照する。そして、画像照合部106は、複数の標準化された時系列画像の変化と、映像データ109bに含まれる参照画像とを照合することによって、標準化された時系列画像の変化に対応する参照画像を特定する。
ここで、標準化された時系列画像の変化は、一般的に、ある道路を一定の方向に移動している場合、一定になることが多い。そのため、標準化された時系列画像の変化に対応する参照画像を特定するための照合において、標準化された時系列画像の変化は、ベクトル化することによって定量的に表現できる。そこで、標準化された時系列画像の変化に対応する参照画像は、例えば、標準化された時系列画像の変化を示すベクトルと、ステップS105にて推定された移動中の道路沿いの参照画像の変化を示すベクトルとを比較し、両ベクトルの類似度が最も高い参照画像が、標準化された時系列画像の変化に対応する参照画像として特定される。
推定部107は、ステップS131にて特定された参照画像に映像マップデータ109において関連付けられた撮影位置情報に基づいて、自動車の移動方向を推定する(ステップS132)。
出力部108は、ステップS132にて推定された移動方向を含む移動方向データを出力し(ステップS133)、図7に示す位置推定処理に戻る。そして、出力部108は、位置推定処理を終了させる。
これまで、本発明の第1の実施形態について説明した。
本実施形態によれば、予め撮影された参照画像のうちから、自動車に取り付けられたカメラにより撮影された画像から取得された時系列画像、特に、自動車の移動速度に応じて補正(標準化)された時系列画像に対応する参照画像を特定する。そして、特定された参照画像の撮影位置に基づいて、自動車の現在位置を推定する。
このように、GPSのような信号波を用いずに自動車の移動位置を推定することができるので、地上の干渉物などの影響をあまり受けることなく、自動車の現在位置を推定することができる。従って、自動車の現在位置を精度良く推定することが可能になる。
本実施形態によれば、予め撮影された参照画像のうちから、自動車に取り付けられたカメラにより撮影された画像から取得された時系列画像、特に、自動車の移動速度に応じて補正(標準化)された時系列画像の変化に対応する参照画像を特定する。そして、特定された参照画像の撮影位置に基づいて、自動車の移動方向を推定する。
このように、GPSのような信号波を用いずに自動車の移動位置を推定することができるので、地上の干渉物などの影響をあまり受けることなく、自動車の移動方向を推定することができる。従って、自動車の移動方向を精度良く推定することが可能になる。
本実施形態では、ランドマークには、予め定められた地物が採用され、そのランドマークに関する情報を基に、移動中の自動車の周辺のランドマークが推定されて、自動車が移動中の道路が推定される。そのため、例えば道路沿いの比較的大きな建物、施設など、位置が明確な地物をランドマークに採用して、そのランドマークの位置から移動中の道路を正確に特定することが可能になる。
本実施形態では、前後左右という異なる方向を向いたカメラ101が設けられ、各カメラ101によって撮影された現在画像に基づいて、現在位置などが推定される。これにより、一方向のみの現在画像に基づいて、現在位置などを推定する場合よりも、推定の精度を良くすることが可能になる。
本実施形態では、概略位置取得部103を備える。これにより、映像マップ記憶部104から取得する映像マップデータ109を絞り込み、映像マップ記憶部104から取得するデータ量を低減することができる。これにより、照合などの処理において処理時間の短縮及び処理負荷の軽減を図ることが可能になる。
(変形例)
第1の実施形態では、位置推定装置100が映像マップ記憶部104を備え、映像マップ取得部105が、映像マップデータ109を映像マップ記憶部104から取得する例を説明した。しかし、位置推定装置200は、図11に示すように、映像マップ記憶部104を備えなくてもよい。この場合、映像マップ取得部205は、例えば、図示しないサーバ装置からネットワークを介して、図3、図4で説明したような映像マップデータ109を取得する。このネットワークは、有線回線、無線回線、又は、これらを組み合わせた回線によって構築される。
第1の実施形態では、位置推定装置100は、映像マップデータ109のデータ量に応じた記憶容量を有する映像マップ記憶部104を備える必要がある。そのため、映像マップデータ109のデータ量が大きい場合、映像マップ記憶部104は大型化し、高コスト化することがある。本変形例では、位置推定装置200は、映像マップ記憶部104を備えなくてもよいので、位置推定装置200の小型化や低コスト化を図ることが可能になる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、移動体としての自動車の現在位置が、標準化された時系列画像と映像マップデータ109(地図データと参照画像)とに基づいて推定される例を説明した。第2の実施形態では、移動体としての自動車の現在位置が、自律航法によっても推定される。そして、第2の実施形態に係る位置推定装置は、標準化された時系列画像と参照画像とに基づいて推定された現在位置と、自律航法によって推定された現在位置のうち、より確からしい現在位置を選択して出力する。
本発明の第2の実施形態に係る位置推定装置300は、機能的には図12に示すように、第1の実施形態に係る位置推定装置100が備える構成に加えて、自律航法部310を備える。また、位置推定装置300は、第1の実施形態に係る位置推定装置100が備える推定部107及び出力部108に代わる、推定部307及び出力部308を備える。勿論、推定部307、出力部308はそれぞれ、前述した推定部107、出力部108と同じ機能を有する。その他の点について、位置推定装置300の構成は、第1の実施形態に係る位置推定装置100と概ね同様である。
自律航法部310は、概略位置取得部103が概略位置データを取得できない場合に、自律航法によって自動車の現在位置を推定する。また、自律航法部310は、第1の確証度を求める。第1の確証度は、自律航法によって推定した現在位置の確からしさを示す値である。
概略位置取得部103が概略位置データを取得できない場合としては、例えば、自動車がトンネルを走行中である場合、電波障害のために衛星との間でGPS信号を送受信できない場合などを挙げることができる。
推定部307は、第1の実施形態に係る推定部107と同様の機能に加えて、第2の確証度を求める。第2の確証度は、推定部307で推定した現在位置の確からしさを示す値であり、画像照合部106で算出された類似度を用いて算出される。
出力部308は、第1の実施形態に係る出力部108と同様の機能を備える。
本実施形態に係る出力部308は、さらに、第1の確証度と第2の確証度とを比較し、比較した結果に基づいて、より確からしい現在位置を選択し、選択した現在位置を含む現在位置データを出力する。ここでの現在位置の選択は、自律航法によって推定された現在位置と、標準化された時系列画像と映像マップデータ109に基づいて推定された現在位置とのうちから行われる。
すなわち、出力部308は、第1の確証度と第2の確証度とを比較することによって、自律航法によって推定された現在位置と、標準化された時系列画像と映像マップデータ109に基づいて推定された現在位置と、のうち、より確からしい方の、推定された現在位置を含む現在位置データを出力する。
これまで、本発明の第2の実施形態に係る位置推定装置300の構成について説明した。ここから、本発明の第2の実施形態に係る位置推定装置300の動作について説明する。
第2の実施形態に係る位置推定装置300は、図13に例示する位置推定処理を実行する。図13は、第2の実施形態に係る位置推定処理のうち、第1の実施形態に係る位置推定処理(図7参照)と異なる部分の流れを示す。
ステップS101bの補正処理が実行されると、概略位置取得部103は、概略位置データを取得したか否かを判定する(ステップS302)。
予め定められた判定時間内に概略位置データを取得した場合、概略位置取得部103は、概略位置データを取得したと判定する(ステップS302;YES)。概略位置データを取得したと判定された場合(ステップS302;YES)、映像マップ取得部105は、第1の実施形態と同様のステップS103の処理を実行する。そして、画像照合部106、推定部107及び出力部108は、第1の実施形態と同様のステップS104の処理を実行する。
ステップS302において、予め定められた判定時間内に概略位置データを取得できなかった場合、概略位置取得部103は、概略位置データを取得していないと判定する(ステップS302;NO)。
概略位置データを取得していないと判定された場合(ステップS302;NO)、自律航法部310は、自律航法によって自動車の現在位置を推定する(ステップS341)。
詳細には例えば、自律航法部310は、車速パルス生成回路、ジャイロセンサー、加速度センサー(いずれも図示省略)のそれぞれから車速、加速方向、加速度の大きさを示す信号を取得する。自律航法部310は、取得した信号と、直近に推定した現在位置とに基づいて、自動車の現在位置を推定する。
自律航法部310は、第1の確証度を求める(ステップS342)。第1の確証度は、例えば各種信号を取得できた時間に応じて算出される。
映像マップ取得部105は、映像マップデータ109を映像マップ記憶部104から取得する(ステップS343)。ここで取得する映像マップデータ109は、例えば直近に推定された現在位置から予め定められた範囲である。ここでの範囲は、自動車が移動していることを考慮して、概略位置データに基づいて絞り込む場合よりも広い範囲が設定されるとよい。
画像照合部106と推定部307と出力部308とは、補正部112で標準化された時系列画像と映像マップデータ109とに基づいて、自動車の現在位置を推定する(ステップS344)。
現在位置推定処理(ステップS344)の詳細な流れを図14に示す。
図14に示すように、画像照合部106は、第1の実施形態と同様のステップS111の処理を実行する。推定部307は、第1の実施形態と同様のステップS112の処理を実行する。
推定部307は、画像照合部106で算出された類似度を用いて第2の確証度を求める(ステップS351)。第2の確証度は、例えば、ステップS111にて特定された参照画像に対応する類似度に応じて算出される。
出力部308は、ステップS342とステップS351とのそれぞれで求められた第1の確証度と第2の確証度とを比較する(ステップS352)。
出力部308は、ステップS352での比較の結果に基づいて、ステップS341及びステップS112(ステップS344に含まれるもの)にて推定された現在位置のうち、より確からしい方の現在位置を選択する。そして、出力部308は、選択した現在位置を含む現在位置データを出力する(ステップS353)。
詳細には、例えば、確証度が大きい方に対応する現在位置が選択される。すなわち、第1の確証度が第2の確証度よりも大きい場合、自律航法によって推定された現在位置が選択される。第2の確証度が第1の確証度よりも大きい場合、補正部112で標準化された時系列画像と映像マップデータ109とに基づいて推定された現在位置が選択される。
第1の確証度と第2の確証度とが等しい場合、例えば、予め定められた一方の現在位置が選択される。
ステップS104又はステップS344の処理が終わると、第1の実施形態と同様のステップS105、S106の処理が実行される。
これまで、本発明の第2の実施形態について説明した。
第2の実施形態によれば、GPSにより推定された現在位置(概略位置)を取得できない場合に、標準化された時系列画像と参照画像の照合と、自律航法との異なる方法で現在位置を推定する。そして、それぞれの確証度に基づいて、より確からしい、すなわち精度が良いと推定される現在位置を選択して出力する。
概略位置を取得できない場合、標準化された時系列画像と照合する参照画像を適切に絞り込めず、その結果、標準化された時系列画像と参照画像の照合による現在位置の推定の精度が低下するおそれがある。本第2の実施形態では、概略位置を取得できない場合には、上述のように、異なる方法で現在位置を推定して、より確からしい現在位置を選択して出力する。そのため、概略位置を取得できない場合に、現在位置の推定精度が低下することを抑制することが可能になる。
ここで、これまで説明した位置推定装置100、200、300の物理的な構成の例を、図15に示す。図15に示すように、位置推定装置100、200、300は、カメラ101a〜101dと、処理ユニット1001とを備え、これらが、自動車1002に搭載されている。カメラ101a〜101dのそれぞれと処理ユニット1001との間は、同図に示すように、配線1003a〜1003dにより接続される。なお、カメラ101a〜101dのそれぞれと処理ユニット1001との間は、現在画像データを授受できるように構成されればよく、有線に限られず、無線で接続されてもよい。
処理ユニット1001は、CPU(Central Processing Unit)1004、RAM(Random Access Memory)1005、ROM(Read Only Memory)1006、フラッシュメモリ1007、通信I/F(インタフェース)1008、GPSI/F(GPSインタフェース)1009、コネクタ1110などから構成される。処理ユニット1001内の各部1004〜1110は、内部バス1111で接続されて、データを送受信することができる。
通信I/F(インタフェース)1008は、携帯電話通信網、無線LAN(Local Area Network)などを介して通信するためのインタフェースである。GPSI/F(GPSインタフェース)1009は、GPSの衛星と通信し、自動車の概略位置を取得するためのインタフェースである。コネクタ1110は、配線1003a〜1003dが接続される部材である。
位置推定装置100、200、300が備える各機能は、例えば、CPU1004が予め処理ユニット1001にインストールされたソフトウェア・プログラム(単に、「プログラム」ともいう。)を、RAM1005をワークスペースとして実行することによって、処理ユニット1001全体で実現される。
詳細には例えば、現在画像取得部102、概略位置取得部103、映像マップ取得部105、205、画像照合部106、推定部107、307、出力部108、308、自律航法部310の機能は、上述のようにプログラムを実行するCPU1004により実現される。また例えば、映像マップ記憶部104の機能は、フラッシュメモリ1007により実現される。
なお、第2の実施形態に係る位置推定装置300では、自律航法部310が現在位置の推定に用いる信号を得るために、図示しない車両の車速パルス生成回路、ジャイロセンサー、加速度センサーなどが自動車にさらに搭載される。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は、これらに限られない。例えば、本発明は、これまで説明した実施形態及び変形例の一部又は全部を適宜組み合わせた形態、その形態に適宜変更を加えた形態をも含む。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが以下には限られない。
(付記1)
移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得する現在画像取得部と、
所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得する映像マップ取得部と、
前記移動体の移動速度を検出して速度検出信号を出力する速度検出部と、
取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、前記速度検出信号から得られる移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力する補正部と、
前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定する画像照合部と、
特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定する推定部と、
推定された現在位置を含む現在位置データを出力する出力部と、を備える
ことを特徴とする位置推定装置。
(付記2)
前記補正部は、標準化する前の時系列画像を前記時間軸に関して複数の区間に分割し、分割したそれぞれの区間の時系列画像を、分割したそれぞれの区間での移動速度に応じて、時間軸方向に伸長又は圧縮して前記標準化を行う
ことを特徴とする付記1に記載の位置推定装置。
(付記3)
前記画像照合部は、さらに、前記標準化された時系列画像の変化と前記取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって標準化された時系列画像の変化に対応する参照画像を特定し、
前記推定部は、さらに、前記特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の移動方向を推定し、
前記出力部は、さらに、前記推定された移動方向を含む移動方向データを出力する
ことを特徴とする付記1又は2に記載の位置推定装置。
(付記4)
前記映像マップデータは、予め定められた地物であるランドマーク及び道路に関する位置情報をさらに含み、
前記推定部は、さらに、前記取得された映像マップデータと前記標準化された時系列画像とに基づいて、前記移動体の周辺に位置するランドマークと、前記移動体が移動中の道路とを推定し、
前記出力部は、さらに、前記推定された移動中の道路を示す移動中道路データを出力する
ことを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の位置推定装置。
(付記5)
前記移動体は、車両であり、
前記現在画像取得部は、移動体の前後左右の各々に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得する
ことを特徴とする付記1から4のいずれか1つに記載の位置推定装置。
(付記6)
GPSによって推定された前記移動体の現在位置である概略位置を示す概略位置データを取得する概略位置取得部をさらに備え、
前記映像マップ取得部は、前記取得された概略位置データが示す概略位置に対して予め定められた範囲の参照画像を含む映像マップデータを取得する
ことを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の位置推定装置。
(付記7)
前記概略位置取得部が前記概略位置データを取得できない場合に、自律航法によって前記移動体の現在位置を推定し、当該自律航法によって推定した現在位置の確からしさを示す第1の確証度を求める自律航法部をさらに備え、
前記推定部は、さらに、前記画像照合部での照合結果に基づいて推定した現在位置の確からしさを示す第2の確証度を求め、
前記出力部は、前記第1の確証度と前記第2の確証度とを比較することによって、前記自律航法によって推定された現在位置と、前記画像照合部での照合結果に基づいて推定された現在位置と、のうち、より確からしい方の前記推定された現在位置を含む現在位置データを出力する
ことを特徴とする付記6に記載の位置推定装置。
(付記8)
前記カメラとして、昼間撮影用のCCDカメラ又はCMOSカメラと、夜間撮影用の赤外線カメラと、を備える
ことを特徴とする付記1から7のいずれか1つに記載の位置推定装置。
(付記9)
前記映像マップ取得部は、ネットワークを介してサーバ装置から前記映像マップデータを取得する
ことを特徴とする付記1から8のいずれか1つに記載の位置推定装置。
(付記10)
前記映像マップデータを記憶する映像マップ記憶部をさらに備え、
前記映像マップ取得部は、前記映像マップ記憶部から前記映像マップデータを取得する
ことを特徴とする付記1から9のいずれか1つに記載の位置推定装置。
(付記11)
移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得することと、
所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得することと、
前記移動体の移動速度を取得することと、
取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、取得された前記移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力することと、
前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定することと、
特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定することと、
推定された現在位置を含む現在位置データを出力することと、を含むことを特徴とする位置推定方法。
(付記12)
コンピュータを、
移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得する現在画像取得部、
所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得する映像マップ取得部、
前記移動体の移動速度を取得する速度検出部、
取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、取得された前記移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力する補正部、
前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定する画像照合部、
特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定する推定部、
推定された現在位置を含む現在位置データを出力する出力部、
として機能させるためのプログラム。
本発明は、例えば、カーナビゲーションシステム、車両の運行状況を管理する装置などに有用に利用することができる。
100、200、300 位置推定装置
101、101a〜101d カメラ
102 現在画像取得部
103 概略位置取得部
104 映像マップ記憶部
105、205 映像マップ取得部
106 画像照合部
107 推定部
108 出力部
109 映像マップデータ
109a 地図データ
109b 映像データ
111 速度検出部
112 補正部
310 自律航法部

Claims (10)

  1. 移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得する現在画像取得部と、
    所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得する映像マップ取得部と、
    前記移動体の移動速度を検出して速度検出信号を出力する速度検出部と、
    取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、前記速度検出信号から得られる移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力する補正部と、
    前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定する画像照合部と、
    特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定する推定部と、
    推定された現在位置を含む現在位置データを出力する出力部と、を備える
    ことを特徴とする位置推定装置。
  2. 前記補正部は、標準化する前の時系列画像を前記時間軸に関して複数の区間に分割し、分割したそれぞれの区間の時系列画像を、分割したそれぞれの区間での移動速度に応じて、時間軸方向に伸長又は圧縮して前記標準化を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置推定装置。
  3. 前記画像照合部は、さらに、前記標準化された時系列画像の変化と前記取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって標準化された時系列画像の変化に対応する参照画像を特定し、
    前記推定部は、さらに、前記特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の移動方向を推定し、
    前記出力部は、さらに、前記推定された移動方向を含む移動方向データを出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位置推定装置。
  4. 前記映像マップデータは、予め定められた地物であるランドマーク及び道路に関する位置情報をさらに含み、
    前記推定部は、さらに、前記取得された映像マップデータと前記標準化された時系列画像とに基づいて、前記移動体の周辺に位置するランドマークと、前記移動体が移動中の道路とを推定し、
    前記出力部は、さらに、前記推定された移動中の道路を示す移動中道路データを出力する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の位置推定装置。
  5. GPSによって推定された前記移動体の現在位置である概略位置を示す概略位置データを取得する概略位置取得部をさらに備え、
    前記映像マップ取得部は、前記取得された概略位置データが示す概略位置に対して予め定められた範囲の参照画像を含む映像マップデータを取得する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の位置推定装置。
  6. 前記概略位置取得部が前記概略位置データを取得できない場合に、自律航法によって前記移動体の現在位置を推定し、当該自律航法によって推定した現在位置の確からしさを示す第1の確証度を求める自律航法部をさらに備え、
    前記推定部は、さらに、前記画像照合部での照合結果に基づいて推定した現在位置の確からしさを示す第2の確証度を求め、
    前記出力部は、前記第1の確証度と前記第2の確証度とを比較することによって、前記自律航法によって推定された現在位置と、前記画像照合部での照合結果に基づいて推定された現在位置と、のうち、より確からしい方の前記推定された現在位置を含む現在位置データを出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の位置推定装置。
  7. 前記カメラとして、昼間撮影用のCCDカメラ又はCMOSカメラと、夜間撮影用の赤外線カメラと、を備える
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の位置推定装置。
  8. 前記映像マップ取得部は、ネットワークを介してサーバ装置から前記映像マップデータを取得する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の位置推定装置。
  9. 移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得することと、
    所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得することと、
    前記移動体の移動速度を取得することと、
    取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、取得された前記移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力することと、
    前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定することと、
    特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定することと、
    推定された現在位置を含む現在位置データを出力することと、を含む
    ことを特徴とする位置推定方法。
  10. コンピュータを、
    移動体に取り付けられたカメラによって地物が撮影された現在画像を含む現在画像データを取得する現在画像取得部、
    所定の基準速度で移動しながら予め撮影することによって得られた地物の画像を含む参照画像と、当該参照画像の撮影位置情報と、が関連付けられた映像マップデータを取得する映像マップ取得部、
    前記移動体の移動速度を取得する速度検出部、
    取得された現在画像データの現在画像から画像を時間軸で規定した時系列画像を生成し、該時系列画像を、取得された前記移動速度に基づいて時間軸方向に伸長又は圧縮して前記基準速度の時の時系列画像となるように標準化し、標準化された時系列画像を出力する補正部、
    前記標準化された時系列画像と取得された映像マップデータの参照画像とを照合することによって前記標準化された時系列画像に対応する参照画像を特定する画像照合部、
    特定された参照画像に前記映像マップデータにて関連付けられた撮影位置情報に基づいて、前記移動体の現在位置を推定する推定部、
    推定された現在位置を含む現在位置データを出力する出力部、
    として機能させるためのプログラム。
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