JP2019148503A - 圧電磁歪複合型の磁界センサー及び磁気発電デバイス - Google Patents

圧電磁歪複合型の磁界センサー及び磁気発電デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも簡易な構成で磁歪層にバイアス磁界を印加することができる圧電磁歪複合型の磁界センサー等を提供する。【解決手段】本発明の圧電磁歪複合型の磁界センサー1Aは、マルチフェロイック材料で構成される圧電層5と、圧電層5上に設けられた上部磁歪層7と、圧電効果によって上部磁歪層7に生じた電圧を検出する電圧検出部11とを備える。圧電層5から発生する静磁界又は交換結合磁界5B2が、バイアス磁界として上部磁歪層7に印加される。【選択図】図1

Description

本発明は、圧電磁歪複合型の磁界センサー及び磁気発電デバイスに関する。
圧電層と磁歪層とを積層させた積層体を有する圧電磁歪複合型の磁界センサーが知られている(例えば、下記特許文献1、2)。このようなセンサーに測定対象の外部磁界が印加されると、磁歪層が磁歪変化し、磁歪層と複合化された圧電層が応力を受けて圧電効果によって電圧を発生する。この電圧の大きさを検出することにより、外部磁界の強度が測定される。
特開2015−142137号公報 国際公開第2010/110423号
一般に磁歪材料は、印加される磁界の強度がゼロ近傍では磁界の変化に対する磁歪が小さいのに対し、ある程度の強度の磁界が印加されると磁界の変化に対する磁歪が大きくなる。そのため、圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて測定感度を向上させるためには、磁歪層に所定の強度のバイアス磁界を印加する必要がある。
しかしながら、従来の圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて磁歪層にバイアス磁界を印加するには、コイルや強磁性体部のような要素を別途設ける必要がある。そのため、構造が複雑化したり、バイアス磁界を発生させるための電力が必要になるため消費電力が大きくなったりといった問題があった。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、従来よりも簡易な構成で磁歪層にバイアス磁界を印加することができる圧電磁歪複合型の磁界センサー、及びそのようなセンサーを利用した磁気発電デバイスを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーは、マルチフェロイック材料で構成される第1圧電層と、第1圧電層上に設けられた上部磁歪層と、圧電効果によって前記第1圧電層に生じた電圧を検出する電圧検出部とを備え、第1圧電層から発生する静磁界又は交換結合磁界が、バイアス磁界として上部磁歪層に印加される。
本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいては、圧電磁歪複合型の磁界センサーとして必須の要素である圧電層自体から、上部磁歪層に印加するバイアス磁界を発生させている。そのため、従来の圧電磁歪複合型の磁界センサーよりも簡易な構成で磁歪層にバイアス磁界を印加することができる。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーは、第1圧電層の下に設けられた下部磁歪層をさらに備え、第1圧電層から発生する静磁界又は交換結合磁界が、バイアス磁界として上部磁歪層及び下部磁歪層に印加されることができる。これにより、第1圧電層を挟む上部磁歪層と下部磁歪層の両方の磁歪変形による応力が第1圧電層に与えられるため、磁界センサーの測定感度が向上する。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて、第1圧電層は、バイアス磁界として交換結合磁界を発生することができる。これにより、磁歪層に、第1圧電層から発生する静磁界に比較してより大きいバイアス磁界を容易に印加することができるため、通常の磁歪材料に必要なバイアス磁界を磁歪層に与えることが容易となり、磁界センサーの測定感度が向上する。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて、第1圧電層のマルチフェロイック材料は、強磁性又はフェリ磁性を示すことができる。これにより、第1圧電層のマルチフェロイック材料が反強磁性を示す場合と比較して、上部磁歪層と下部磁歪層の磁化方向を平行にすることが容易になる。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて、第1圧電層のマルチフェロイック材料は、反強磁性を示すことができる。反強磁性体は、マクロ的には自発磁化を有さないため、第1圧電層が外部磁場に対して磁気的に安定になる。そのため、第1圧電層のマルチフェロイック材料が強磁性又はフェリ磁性を示す場合と比較して、第1圧電層が発生するバイアス磁界が安定化するため、磁界センサーの測定精度が向上する。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて、第1圧電層の厚さは、50nm以上であることができる。これにより、第1圧電層の圧電特性及び磁気特性が十分に高くなる。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて、第1圧電層の自発的な誘電分極の方向は、積層方向に沿っていることができる。これにより、第1圧電層の積層方向に垂直な方向に誘電分極するため、第1圧電層の積層方向の両端面内に分極電荷が生じる。そのため、第1圧電層に生じた電圧を当該両端面から効果的に取り出すことができる。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーは、第1圧電層と積層された第2圧電層をさらに備え、第2圧電層は、マルチフェロイック材料以外の材料で構成され、第2圧電層の圧電定数は、第1圧電層の圧電定数よりも大きく、電圧検出部は、圧電効果によって第1圧電層及び/又は第2圧電層に生じた電圧を検出する。これにより、圧電層全体の厚さが薄くなっても圧電層から生じる電圧値を維持することができるため、磁界センサーの薄層化と高感度化を両立させることができる。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーは、第2圧電層に接するように、かつ、第2圧電層を積層方向に挟むように設けられた第1電極層及び第2電極層をさらに備え、電圧検出部は、第1電極層及び前記第2電極層を介して、圧電効果によって第2圧電層に生じた電圧を検出することができる。これにより、圧電効果によって圧電層に生じたより大きい電圧を確実に電圧検出部で検出することができるため、磁界センサーの測定感度が向上する。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて、第1圧電層は、上部磁歪層の積層方向下方に位置する第1部分と、第1部分と積層面内方向に隣接する第2部分と、を有し、第1部分の自発的な誘電分極の方向は、積層方向に沿っており、第2部分の自発的な誘電分極の方向は、積層面内方向に沿っており、電圧検出部は、圧電効果によって第1圧電層の第2部分に生じた電圧を検出することができる。これにより、圧電効果によって第1圧電層の第1部分に生じた電圧は第2部分において昇圧される。その結果、磁界センサーの測定感度が向上する。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーは、第1圧電層の第2部分の側面及び膜面に設けられた圧電部電極層をさらに備え、電圧検出部は、圧電部電極層を介して第2部分に生じた電圧を検出することができる。これにより、圧電部電極層が第1圧電層の第2部分の側面だけでなく膜面にも設けられるため、圧電部電極層は、第2部分に生じた電荷をより多く検出することができ、電圧検出部はより大きな電圧を検出できる。その結果、磁界センサーの測定感度が向上する。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて、圧電部電極層を構成する材料は、第1圧電層の第2部分を構成する材料に、引張り歪を与えることができる。これにより、第2部分の誘電分極を、積層面内方向に安定して向けることができるため、磁界センサーの測定感度が向上する。
さらに、本発明に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーにおいて、第1圧電層を構成するマルチフェロイック材料は、BiFeO、BiMnO、GaFeO、AlFeO、(Ga,Al)FeO、YMnO、CuFeO、Cr、Ni13I、LiMnPO、YFe12、TbPO、LiCoPOからなる群から選択される少なくとも一つであることができる。
上部磁歪層を構成する材料は、Co、Ni、Fe、CoNi、NiFe、CoFe、FeAl、CoPt、NiCoCr、FeB、CoFeB、CoFeSiB、FeBSiP、FeBSiC、NiMnGa、FeCoNiBSi、TbFeCo、Coフェライト、Niフェライト、Cuフェライト、Liフェライト、Mnフェライト、NiCoフェライト、NiCuCoフェライト、FeО、TbFe、DyFe、ErFe、TmFe、SmFe、GaFe、Tb(0.27〜0.3)Dy(0.7〜0.73)Fe(1.9〜2.0)からなる群から選択される少なくとも一つであることができる。
また、本発明に係る磁気発電デバイスは、上述のいずれかの磁界センサーと、圧電効果によって第1圧電層及び/又は第2圧電層に生じた電力を蓄電する蓄電部とを備える。これにより、上述のような磁界センサーを利用した磁気発電デバイスとなる。
本発明によれば、従来よりも簡易な構成で磁歪層にバイアス磁界を印加することができる圧電磁歪複合型の磁界センサー、及びそのようなセンサーを利用した磁気発電デバイスが提供される。
第1実施形態に係る磁界センサーの断面構造を示す模式図である。 第2実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。 第3実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。 第4実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。 第5実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。 実施形態に係る磁気発電デバイスの構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、各図面において、可能な場合には同一要素には同一符号を用いる。また、図面中の構成要素内及び構成要素間の寸法比は、図面の見易さのため、それぞれ任意となっている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係る磁界センサー1Aは、下部磁歪層3と、圧電部としての圧電層5と、上部磁歪層7と、電圧検出部11とを備える。下部磁歪層3、圧電層5、及び上部磁歪層7は、この順に積層されている。
下部磁歪層3及び上部磁歪層7は、磁歪特性を示す強磁性材料又はフェリ磁性材料で構成されている。当該強磁性材料としては、Co、Ni、Fe、CoNi、NiFe、CoFe、FeAl、CoPt、NiCoCr、FeB、CoFeB、CoFeSiB、FeBSiP、FeBSiC、NiMnGa、FeCoNiBSi、TbFeCo、Coフェライト、Niフェライト、Cuフェライト、Liフェライト、Mnフェライト、NiCoフェライト、NiCuCoフェライト、TbFe、DyFe、ErFe、TmFe、SmFe、GaFe、Tb(0.27〜0.3)Dy(0.7〜0.73)Fe(1.9〜2.0)を挙げることができ、当該フェリ磁性材料としては、FeОを挙げることができる。下部磁歪層3の磁化方向3Fと、上部磁歪層7の磁化方向7Fは、それぞれ積層面内方向に沿うように設定されている。また、磁化方向3F及び磁化方向7Fは、本実施形態では図1に示すように互いに略平行となるように設定されているが、他の態様、例えば互いに略反平行となるように設定されていてもよい。なお、略平行とは、積層方向から見て、磁化方向3F及び磁化方向7F間の角度が、0°±10°の範囲内の場合を意味する。下部磁歪層3の磁化方向3F及び上部磁歪層7の磁化方向7Fは、実質的に固定されていることが好ましい。下部磁歪層3及び上部磁歪層7の厚さは、例えば10nm以上、3000nm以下とすることができる。
圧電層5は、下部磁歪層3と上部磁歪層7によって積層方向に挟まれている。圧電層5は、マルチフェロイック材料で構成されている。マルチフェロイック材料は、強誘電特性と、磁気特性(強磁性、フェリ磁性、又は反強磁性)を合わせ持つ材料である。圧電層5を構成するマルチフェロイック材料は、例えばBiFeO、BiMnO、GaFeO、AlFeO、(Ga,Al)FeO、YMnO、CuFeO、Cr、Ni13I、LiMnPO、YFe12、TbPO、LiCoPOからなる群から選択される少なくとも一つである。後述のマルチフェロイック材料で構成される他の層についても同様である。圧電層5は、強誘電特性に基づき自発的な誘電分極を有する。本実施形態では、圧電層5の自発的な誘電分極の方向5Dは、積層方向に沿うように設定されている。これにより、圧電層5の積層方向に垂直な方向に誘電分極するため、圧電層5の積層方向の両端面内に分極電荷が生じる。そのため、圧電層5に生じた電圧を当該両端面から効果的に取り出すことができる。
圧電層5は、強磁性、フェリ磁性、又は反強磁性を示す。圧電層5は、下部磁歪層3及び上部磁歪層7と交換結合している。これにより、圧電層5は、下部磁歪層3に対してバイアス磁界として交換結合磁界5B1を印加し、上部磁歪層7に対してバイアス磁界として交換結合磁界5B2を印加する。交換結合磁界5B1の方向は、例えば下部磁歪層3の磁化方向3Fと平行な方向に設定され、交換結合磁界5B2の方向は、例えば上部磁歪層7の磁化方向7Fと平行な方向に設定される。交換結合磁界5B1及び交換結合磁界5B2の大きさは、下部磁歪層3及び上部磁歪層7の磁歪定数が大きくなるように設定される。
電圧検出部11は、圧電効果によって圧電層5に生じた電圧を検出するように設けられている。本実施形態では、下部磁歪層3と上部磁歪層7は、圧電層5に対する電極層としても機能するように構成されており、電圧検出部11の一端と他端が、下部磁歪層3と上部磁歪層7にそれぞれ電気的に接続されている。これにより、圧電層5の上面と下面間に生じた電圧値を電圧検出部11によって測定することができる。下部磁歪層3及び上部磁歪層7の圧電層5とは反対側に、別途電極層が設けられていてもよい。
測定対象である外部磁界が磁界センサー1Aに印加されると、下部磁歪層3及び上部磁歪層7が磁歪変化し、下部磁歪層3及び上部磁歪層7間に積層された圧電層5が応力を受けて圧電効果によって電圧を発生する。この電圧値は外部磁界の大きさに依存するため、この電圧値を電圧検出部11で測定することによって、外部磁界の大きさを算出することができる。
上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Aにおいては、圧電磁歪複合型の磁界センサーとして必須の要素である圧電層5自体から、下部磁歪層3及び上部磁歪層7に印加するバイアス磁界(交換結合磁界5B1、5B2)を発生させている。そのため、従来の圧電磁歪複合型の磁界センサーよりも簡易な構成で磁歪層3、7にバイアス磁界を印加することができる。そのため、構造が簡略化されており、また、バイアス磁界を発生させるための電力が不要である。
また、上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Aにおいては、積層方向に圧電層5を挟むように設けられた一対の磁歪層(下部磁歪層3及び上部磁歪層7)を備える。そのため、下部磁歪層3と上部磁歪層7の両方の磁歪変形による応力が圧電層5に与えられるため、磁界センサー1Aの測定感度が向上する。
また、本実施形態に係る磁界センサー1Aにおいて、圧電層5は、バイアス磁界として交換結合磁界5B1、5B2を発生している。これにより、後述のように圧電層5がバイアス磁界として静磁界を発生する場合と比較して、下部磁歪層3及び上部磁歪層7により大きいバイアス磁界を容易に印加することができ、通常の磁歪材料に必要なバイアス磁界を磁歪層に与えることが容易となる。その結果、磁界センサーの測定感度が向上する。
また、本実施形態に係る磁界センサー1Aにおいて、圧電層5のマルチフェロイック材料は、強磁性又はフェリ磁性を示すことができる。この場合、圧電層5のマルチフェロイック材料が反強磁性を示す場合と比較して、下部磁歪層3と上部磁歪層7の磁化方向を平行にすることが容易になる。このような構成においては、測定対象の外部磁界が印加されると、下部磁歪層3及び上部磁歪層7は、磁歪によって同じ方向に伸縮する。そのため、測定対象の外部磁界による下部磁歪層3及び上部磁歪層7の同方向の伸縮と、振動ノイズによる下部磁歪層3及び上部磁歪層7の屈曲変形とを分離して把握することができるため、振動ノイズに起因する測定誤差を補正することが可能となる。また、圧電層5のマルチフェロイック材料が強磁性又はフェリ磁性を示す場合、圧電層5も磁歪特性を有する。そのため、圧電層5の磁化方向は、外部磁界に対する圧電層5の磁歪変形の伸縮方向が、外部磁界に対する下部磁歪層3及び上部磁歪層7の磁歪変形の伸縮方向と同一となるように設定されることが好ましい。何故なら、圧電層5が、下部磁歪層3及び上部磁歪層7の磁歪変形を妨げることを抑制することができるためである。
また、本実施形態に係る磁界センサー1Aにおいて、圧電層5のマルチフェロイック材料は、反強磁性を示すことができる。反強磁性体は、マクロ的には自発磁化を有さないため、圧電層5が外部磁場に対して磁気的に安定になる。そのため、圧電層5のマルチフェロイック材料が強磁性又はフェリ磁性を示す場合と比較して、圧電層5が発生するバイアス磁界としての交換結合磁界5B1、5B2の大きさ及び方向が安定化するため、磁界センサー1Aの測定精度が向上する。
上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Aにおいては、圧電層5の厚さは、50nm以上が好ましく、100nm以上がさらに好ましい。これにより、圧電層5の圧電特性及び磁気特性が十分に高くなる。また、圧電層5の厚さは、例えば3000nm以下とすることができる。
なお、上述の本実施形態に係る磁界センサー1Aは、2つの磁歪層(下部磁歪層3及び上部磁歪層7)を備えているが、一方の磁歪層のみを備えてもよい。この場合、他方の磁歪層の代わりに、圧電層5に対する電極層を設けてもよい。
また、上述の本実施形態に係る磁界センサー1Aにおいては、圧電層5は、バイアス磁界として交換結合磁界5B1、5B2に代えて、静磁界を下部磁歪層3及び上部磁歪層7に印加してもよい。この場合、圧電層5は、強磁性又はフェリ磁性を示す。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーについて説明する。第2実施形態以降の各実施形態の説明においては、他の実施形態と同様の要素については、同様の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する場合がある。
図2は、第2実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。本実施形態に係る磁界センサー1Bは、圧電部の構成において、第1実施形態の磁界センサー1Aと異なる。具体的には、第1実施形態の磁界センサー1Aの圧電部は圧電層5のみで構成されているが、本実施形態の磁界センサー1Bの圧電部20は、マルチフェロイック材料で構成された2つのマルチフェロイック層21、25と、マルチフェロイック材料以外の材料で構成された圧電層23とを有し、マルチフェロイック層21、圧電層23、マルチフェロイック層25の順に積層されている。圧電層23の圧電定数は、マルチフェロイック層21、25の圧電定数よりも大きい。圧電層23を構成する材料としては、例えばAlN、LaSr1−xMnO(0≦x≦1)、BaSr1−xTiO(0≦x≦1)、PbZrTi1−x(0≦x≦1)、PbMgNbO、PbTiO、PbMgNbO−PbTiO、フッ化ポリビニリデンを挙げることができる。マルチフェロイック層21の誘電分極の方向21D、圧電層23の誘電分極の方向23D、及びマルチフェロイック層25の誘電分極の方向25Dは、それぞれ積層方向に沿っている。
マルチフェロイック層21は、下部磁歪層3と交換結合しており、下部磁歪層3に対してバイアス磁界として交換結合磁界21Bを印加する。マルチフェロイック層25は、上部磁歪層7と交換結合しており、上部磁歪層7に対してバイアス磁界として交換結合磁界25Bを印加する。マルチフェロイック層21及びマルチフェロイック層25は、それぞれバイアス磁界として交換結合磁界21B、25Bに変えて、静磁界を下部磁歪層3及び上部磁歪層7に印加してもよい。電圧検出部11は、圧電効果によって圧電部20に生じた電圧を検出する。
上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Bによれば、第1実施形態の磁界センサー1Aと同様の理由に基づき、従来の圧電磁歪複合型の磁界センサーよりも簡易な構成で磁歪層3、7にバイアス磁界を印加することができる。さらに、本実施形態に係る磁界センサー1Bによれば、圧電層23の圧電定数は、マルチフェロイック層21、25の圧電定数よりも大きいため、圧電部20全体の厚さが薄くなっても圧電部20から生じる電圧値を維持することができる。その結果、磁界センサー1Bの薄層化と高感度化を両立させることができる。なお、磁界センサー1Bの圧電部20は、2つのマルチフェロイック層21、25のうちの一方のみを有してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーについて説明する。図3は、第3実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。本実施形態に係る磁界センサー1Cは、圧電部の構成と電圧検出部11の電気的接続において、第2実施形態の磁界センサー1Bと異なる。具体的には、本実施形態の圧電部20Xは、第1電極層22と第2電極層24をさらに有する点において、第2実施形態の磁界センサー1Bの圧電部20と異なる。
第1電極層22及び第2電極層24は、圧電層23と接するように、かつ、圧電層23を積層方向に挟むように、圧電部20Xの他の層と共に積層されている。第1電極層22及び第2電極層24を構成する材料としては、例えばAu、Ag、Cu、Al等の金属を挙げることができる。
電圧検出部11は、一端と他端が、第1電極層22と第2電極層24にそれぞれ電気的に接続されている。これにより、電圧検出部11は、第1電極層22及び第2電極層24を介して、圧電効果によって圧電層23に生じた電圧を検出する。
上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Cによれば、第1実施形態の磁界センサー1Aと同様の理由に基づき、従来の圧電磁歪複合型の磁界センサーよりも簡易な構成で磁歪層3、7にバイアス磁界を印加することができる。さらに、本実施形態に係る磁界センサー1Cによれば、圧電効果によって圧電層23に生じた電圧を、圧電層23に隣接して設けられた第1電極層22及び第2電極層24を介して、より大きな電圧を確実に電圧検出部11で検出することができるため、磁界センサー1Cの測定感度が向上する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーについて説明する。図4は、第4実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。本実施形態に係る磁界センサー1Dは、圧電層の構成と電圧検出部11の電気的接続において、第1実施形態の磁界センサー1Aと異なる。具体的には、本実施形態の磁界センサー1Dの圧電層30は、第1実施形態の圧電層5と同様にマルチフェロイック材料で構成されているが、誘電分極の方向が互いに異なる2つの部分を有する点において、第1実施形態の圧電層5と異なる。
本実施形態の磁界センサー1Dの圧電層30は、少なくとも一部が上部磁歪層7の積層方向下方に位置する、即ち、下部磁歪層3と上部磁歪層7の間に位置する第1部分31と、第1部分31と積層面内方向に隣接する第2部分33とを有する。第1部分31の自発的な誘電分極の方向31Dは、積層方向に沿っており、第2部分33の自発的な誘電分極の方向33Dは、積層面内方向に沿っている。圧電層30の第1部分31が、下部磁歪層3及び上部磁歪層7と交換結合しており、下部磁歪層3にバイアス磁界として交換結合磁界31B1を印加し、上部磁歪層7にバイアス磁界として交換結合磁界31B2を印加する。
また、磁界センサー1Dは、第2部分33の側面33S、及び、第2部分33の一方の膜面である下面33Lに接するように設けられた圧電部電極層17を備える。圧電部電極層17は、第3実施形態の第1電極層22及び第2電極層24(図3参照)と同様の材料からなる。
電圧検出部11の一端が下部磁歪層3に電気的に接続され、電圧検出部11の他端が圧電部電極層17に電気的に接続されている。これにより、電圧検出部11は、圧電効果によって圧電層30の第2部分33に生じた電圧を検出することができる。第1部分31と下部磁歪層3との間に電極層を設け、電圧検出部11の一端を当該電極層に電気的に接続してもよい。
上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Dによれば、第1実施形態の磁界センサー1Aと同様の理由に基づき、従来の圧電磁歪複合型の磁界センサーよりも簡易な構成で磁歪層3、7にバイアス磁界を印加することができる。さらに、本実施形態に係る磁界センサー1Dによれば、圧電効果によって圧電層30の第1部分31に生じた電圧は第2部分33において昇圧される。その結果、磁界センサー1Dの測定感度が向上する。
また、上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Dによれば、圧電部電極層17が第2部分33の側面33Sだけでなく下面33Lにも設けられるため、圧電部電極層17は、第2部分33に生じた電荷をより多く検出することができ、電圧検出部11はより大きな電圧を検出できる。その結果、磁界センサー1Dの測定感度が向上する。
さらに、本実施形態に係る磁界センサー1Dにおいて、圧電部電極層17を構成する材料は、第2部分33を構成する材料に、引張り歪を与えることが好ましい。これにより、第2部分33の誘電分極を、積層面内方向に安定して向けることができるため、磁界センサー1Dの測定感度が向上する。
なお、本実施形態に係る磁界センサー1Dにおいて、圧電部電極層17は、第2部分33の下面33L等の膜面には設けられておらず、第2部分33の側面33Sのみに設けられていてもよい。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーについて説明する。図5は、第5実施形態に係る圧電磁歪複合型の磁界センサーの断面構造を示す模式図である。本実施形態に係る磁界センサー1Eは、第4実施形態の磁界センサー1Dと圧電部の構成において異なり、第2実施形態の磁界センサー1Bの特徴部分を、第4実施形態の磁界センサー1Dに適用した構成に対応する。
具体的には、本実施形態の磁界センサー1Eの圧電部は、マルチフェロイック材料で構成された2つのマルチフェロイック層21、25と、マルチフェロイック材料以外の材料で構成された圧電層26とを有し、マルチフェロイック層21、圧電層26、マルチフェロイック層25の順に積層されている。圧電層26の圧電定数は、マルチフェロイック層21、25の圧電定数よりも大きい。
圧電層26は、少なくとも一部が上部磁歪層7の積層方向下方に位置する、即ち、下部磁歪層3と上部磁歪層7の間に位置する第1部分27と、第1部分27と積層面内方向に隣接する第2部分28とを有する。第1部分27の自発的な誘電分極の方向27Dは、積層方向に沿っており、第2部分28の自発的な誘電分極の方向28Dは、積層面内方向に沿っている。
また、磁界センサー1Eは、第2部分28の側面28S、及び、第2部分28の一方の膜面である下面28Lに接するように設けられた圧電部電極層17を備える。圧電部電極層17は、第2部分28の膜面には設けず、第2部分28の側面28Sのみに設けてもよい。
電圧検出部11の一端が下部磁歪層3に電気的に接続され、電圧検出部11の他端が圧電部電極層17に電気的に接続されている。これにより、電圧検出部11は、圧電効果によって圧電層26の第2部分28に生じた電圧を検出することができる。第1部分27と下部磁歪層3との間に電極層を設け、電圧検出部11の一端を当該電極層に電気的に接続してもよい。
上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Eによれば、第1実施形態の磁界センサー1Aと同様の理由に基づき、従来の圧電磁歪複合型の磁界センサーよりも簡易な構成で磁歪層3、7にバイアス磁界を印加することができる。さらに、上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Eによれば、第2実施形態の磁界センサー1Bと同様の理由に基づき、磁界センサー1Eの薄層化と高感度化を両立させることができる。さらに、上述のような本実施形態に係る磁界センサー1Eによれば、第4実施形態の磁界センサー1Dと同様の理由に基づき、磁界センサー1Eの測定感度が向上する。
(磁気発電デバイス)
次に、本発明の実施形態に係る磁気発電デバイスについて説明する。図6は、実施形態に係る磁気発電デバイスの構成を示すブロック図である。図6に示すように、実施形態に係る磁気発電デバイス50は、上述のいずれかの実施形態の磁界センサー1A(1B、1C、1D、1E)と、整流部51と、蓄電部53を備える。磁気発電デバイス50は、磁界センサー1A(1B、1C、1D、1E)に印加された磁界から電力を発生し、当該電力を蓄電することができる。具体的には、上述のように外部磁界の印加によって磁界センサー1A(1B、1C、1D、1E)の圧電層に電圧が発生する。その電圧に伴う電力は、磁界センサー1A(1B、1C、1D、1E)に接続された整流部51に送られて整流され、その後、二次電池等を有する蓄電部において蓄電される。機能部55は、例えばセンサーモジュール及び無線通信モジュールを有し、上述の蓄電部において蓄電された電力により、所望の物理量のセンシングと、その取得データを無線で通信すること等を行う。
1A…磁界センサー、3…下部磁歪層、3F…下部磁歪層の磁化方向、5…マルチフェロイック材料で構成される圧電層、5D…圧電層の誘電分極の方向、5B1、5B2…交換結合磁界、7…上部磁歪層、7F…上部磁歪層の磁化方向、11…電圧検出部。

Claims (15)

  1. マルチフェロイック材料で構成される第1圧電層と、
    前記第1圧電層上に設けられた上部磁歪層と、
    圧電効果によって前記第1圧電層に生じた電圧を検出する電圧検出部と、
    を備え、
    前記第1圧電層から発生する静磁界又は交換結合磁界が、バイアス磁界として前記上部磁歪層に印加される、圧電磁歪複合型の磁界センサー。
  2. 前記第1圧電層の下に設けられた下部磁歪層をさらに備え、
    前記第1圧電層から発生する静磁界又は交換結合磁界が、バイアス磁界として前記上部磁歪層及び前記下部磁歪層に印加される、請求項1に記載の磁界センサー。
  3. 前記第1圧電層は、前記バイアス磁界として交換結合磁界を発生する、請求項1又は2に記載の磁界センサー。
  4. 前記第1圧電層の前記マルチフェロイック材料は、強磁性又はフェリ磁性を示す、請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁界センサー。
  5. 前記第1圧電層の前記マルチフェロイック材料は、反強磁性を示す、請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁界センサー。
  6. 前記第1圧電層の厚さは、50nm以上である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の磁界センサー。
  7. 前記第1圧電層の自発的な誘電分極の方向は、積層方向に沿っている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の磁界センサー。
  8. 前記第1圧電層と積層された第2圧電層をさらに備え、
    前記第2圧電層は、マルチフェロイック材料以外の材料で構成され、
    前記第2圧電層の圧電定数は、前記第1圧電層の圧電定数よりも大きく、
    前記電圧検出部は、圧電効果によって前記第1圧電層及び/又は前記第2圧電層に生じた電圧を検出する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の磁界センサー。
  9. 前記第2圧電層に接するように、かつ、前記第2圧電層を積層方向に挟むように設けられた第1電極層及び第2電極層をさらに備え、
    前記電圧検出部は、前記第1電極層及び前記第2電極層を介して、圧電効果によって前記第2圧電層に生じた電圧を検出する、請求項8に記載の磁界センサー。
  10. 前記第1圧電層は、
    前記上部磁歪層の積層方向下方に位置する第1部分と、
    前記第1部分と積層面内方向に隣接する第2部分と、
    を有し、
    前記第1部分の自発的な誘電分極の方向は、積層方向に沿っており、前記第2部分の自発的な誘電分極の方向は、積層面内方向に沿っており、
    前記電圧検出部は、圧電効果によって前記第1圧電層の前記第2部分に生じた電圧を検出する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の磁界センサー。
  11. 前記第1圧電層の前記第2部分の側面及び膜面に設けられた圧電部電極層をさらに備え、前記電圧検出部は、前記圧電部電極層を介して前記第2部分に生じた電圧を検出する、請求項10に記載の磁界センサー。
  12. 前記圧電部電極層を構成する材料は、前記第1圧電層の前記第2部分を構成する材料に、引張り歪を与える、請求項11に記載の磁界センサー。
  13. 前記第1圧電層を構成する前記マルチフェロイック材料は、BiFeO、BiMnO、GaFeO、AlFeO、(Ga,Al)FeO、YMnO、CuFeO、Cr、Ni13I、LiMnPO、YFe12、TbPO、LiCoPOからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項1〜12のいずれか一項に記載の磁界センサー。
  14. 前記上部磁歪層を構成する材料は、Co、Ni、Fe、CoNi、NiFe、CoFe、FeAl、CoPt、NiCoCr、FeB、CoFeB、CoFeSiB、FeBSiP、FeBSiC、NiMnGa、FeCoNiBSi、TbFeCo、Coフェライト、Niフェライト、Cuフェライト、Liフェライト、Mnフェライト、NiCoフェライト、NiCuCoフェライト、FeО、TbFe、DyFe、ErFe、TmFe、SmFe、GaFe、Tb(0.27〜0.3)Dy(0.7〜0.73)Fe(1.9〜2.0)からなる群から選択される少なくとも一つである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の磁界センサー。
  15. 請求項1〜13のいずれか一項に記載された磁界センサーと、
    圧電効果によって前記第1圧電層及び/又は前記第2圧電層に生じた電力を蓄電する蓄電部と、
    を備える磁気発電デバイス。
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