JP2019148480A - 計測装置および計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯機器の置かれている実際の環境を考慮し、消費電力を削減することができる計測装置および計測方法を提供する。【解決手段】測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位ステップ(S7)と、第1測位ステップを実施するための電源を供給する電源供給ステップ(S1)と、第1測位ステップにおける測定が不能と判断する場合に(S9)、第1測位ステップにおいて取得した直近の測定結果と地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋内と判断する場合は第1測位ステップを実施するための電源の供給を停止させる制御ステップ(S19、S21、S23)を有している。【選択図】 図2
Description
本発明は、カメラ等の携帯機器において、携帯機器の位置を計測する計測装置および計測方法に関する。
従来より、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)を用いて、絶対位置を検出するようにした携帯機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、GPSによって位置を検出できない場合には、ジャイロセンサや加速度センサを用いることによって、ほぼ連続的に機器の位置や移動速度を検出する位置検出装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
携帯機器の電源は、通常、内蔵電池であることから、電力の浪費を防止することが望ましい。特許文献2に開示の位置検出装置は、移動速度および位置の検出の精度向上を課題とし、消費電力の削減について記載されていない。また、特許文献1に開示の携帯機器では、GPSによって現在位置を検出し、検出した位置に一定時間以上変化がない場合に、生活圏にあるとみなしている。生活圏にある場合には、高精度の測位が必要でないことから、測位周期を通常より長くし、電力消費を削減している。
前述したように、特許文献1に開示の携帯機器においては、GPSによる検出結果に、一定時間以上、変化がない場合に、一律に生活圏とみなしている。しかし、この方法では、実際の環境を考慮した測位周期の変更とは言い難い。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、携帯機器の置かれている実際の環境を考慮し、消費電力を削減することができる計測装置および計測方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係る計測装置は、地図情報を参照可能な計測装置において、測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位部と、上記第1測位部へ電源を供給する電源部と、上記第1測位部を用いた測定が不能と判断する場合に、上記第1測位部による直近の測定結果と上記地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋内と判断する場合は上記第1測位部への電源の供給を停止させる制御部と、を具備する。
第2の発明に係る計測装置は、上記第1の発明において、当該装置の移動方向及び移動量を連続的に検出して、所定地点の位置データに上記移動方向及び移動量を積算していくことによって、移動経路の各地点の位置を測定する第2測位部を有し、上記制御部は、上記第1測位部の測定が不能と判断する場合に、上記第2測位部によって当該装置の位置を測定する。
第3の発明に係る計測装置は、上記第2の発明において、上記制御部は、上記第2測位部による測定結果と上記地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋外と判断する場合は、上記第1測位部への電源を供給して測定を実行させる。
第3の発明に係る計測装置は、上記第2の発明において、上記制御部は、上記第2測位部による測定結果と上記地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋外と判断する場合は、上記第1測位部への電源を供給して測定を実行させる。
第4の発明に係る計測装置は、上記第2の発明において、上記制御部は、上記第2測位部によって当該装置の位置を測定する場合であっても、上記測位衛星から送信された信号の受信状況を判断し、受信状況が良好になれば、上記第1測位部による測定を再開する。
第5の発明に係る計測装置は、上記第4の発明において、上記制御部は、上記測位衛星から送信された信号の受信状況を判断する周期は、上記第1測位部による測位周期よりも長くする。
第5の発明に係る計測装置は、上記第4の発明において、上記制御部は、上記測位衛星から送信された信号の受信状況を判断する周期は、上記第1測位部による測位周期よりも長くする。
第6の発明に係る計測装置は、上記第1の発明において、外部装置と無線通信を行う無線通信部を有し、上記制御部は、上記第1測位部による直近の測定結果を、上記無線通信部を通じて、上記地図情報上で参照する。
第7の発明に係る計測装置は、上記第1の発明において、上記第1測位部の測定結果を測定時刻と関連させて記憶する記憶部を有し、上記制御部は、上記測定時刻に基づいて、上記直近の測定結果を上記記憶部より読出す。
第7の発明に係る計測装置は、上記第1の発明において、上記第1測位部の測定結果を測定時刻と関連させて記憶する記憶部を有し、上記制御部は、上記測定時刻に基づいて、上記直近の測定結果を上記記憶部より読出す。
第8の発明に係る計測装置は、測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位部と、当該装置の移動方向及び移動量を連続的に検出して、所定地点の位置データに上記移動方向及び移動量を積算していくことで移動経路の各地点の位置を測定する第2測位部と、上記第1測位部の測定を所定の周期で実行させた状態において上記第1測位部の測定が不能と判断する場合であって、上記第2測位部による測定に基づき当該装置が移動していないと判断する場合、上記第1測位部の測定をより大きな第2の周期で実行させる制御部と、を具備する。
第9の発明に係る計測装置は、上記第8の発明において、上記制御部は、上記第1測位部を上記第2の周期で測定させているときに、測定不能から測定可能と変化した場合に、上記所定の周期での測定に変更する。
第10の発明に係る計測装置は、上記第8の発明において、上記制御部は、上記第1測位部を上記第2の周期で測定させているときに、上記第2測位部による測定に基づき当該装置が移動していると判断する場合に、上記所定の周期での測定に変更する。
第10の発明に係る計測装置は、上記第8の発明において、上記制御部は、上記第1測位部を上記第2の周期で測定させているときに、上記第2測位部による測定に基づき当該装置が移動していると判断する場合に、上記所定の周期での測定に変更する。
第11の発明に係る計測方法は、地図情報を参照可能な計測装置における計測方法において、測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位ステップと、上記第1測位ステップを実施するための電源を供給する電源供給ステップと、上記第1測位ステップにおける測定が不能と判断する場合に、上記第1測位ステップにおいて取得した直近の測定結果と上記地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋内と判断する場合は上記第1測位ステップを実施するための電源の供給を停止させる制御ステップと、を具備する。
第12の発明に係る計測方法は、地図情報を参照可能な計測装置における計測方法において、測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位ステップと、当該装置の移動方向及び移動量を連続的に検出して、所定地点の位置データに上記移動方向及び移動量を積算していくことによって移動経路の各地点の位置を測定する第2測位ステップと、上記第1測位ステップにおける測定を所定の周期で実行させた状態において上記第1測位ステップにおける測定が不能と判断する場合であって、上記第2測位ステップにおける測定に基づき当該装置が移動していないと判断する場合に、上記第1測位ステップにおける測定をより大きな第2の周期で実行させる制御ステップと、を具備する。
本発明によれば、携帯機器の置かれている実際の環境を考慮し、消費電力を削減することができる計測装置および計測方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態としてデジタルカメラ(以下、「カメラ」と称す)に適用した例について説明する。このカメラは、撮像部を有し、この撮像部によって被写体像を画像データに変換し、この変換された画像データに基づいて、被写体像を本体の背面に配置した表示部にライブビュー表示する。撮影者はライブビュー表示を観察することにより、構図やシャッタタイミングを決定する。レリーズ操作時には、画像データが記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像データは、再生モードを選択すると、表示部に再生表示することができる。
また、このカメラは、測位衛星から送信された信号を受信して、所謂GPSによって位置を測定する(例えば、図2のS7参照)。このGPSによる位置測定が不能の場合には(例えば、図2のS9参照)、直近のGPSによる現在位置を、地図上で参照する(例えば、図2のS19参照)。この地図上での参照結果に基づいて、屋内にあると判断した場合には、GPSモジュールへの給電を停止する(例えば、図2のS21、S23参照)。これにより、電力の浪費を防止できる。
また、このカメラは、GPSによる位置測定が不能の場合には、加速度検出部等の検出結果に基づいて、現在位置を検出する(例えば、図2のS15参照)。この状態であっても、GPSによる測位の可能性があることから、GPSのための受信状況を判断している(例えば、図2のS9参照)。この場合の測位周期を長くし(例えば、図2のS13)、電力の浪費を防止するようにしている。
また、このカメラは、GPSによる現在位置の検出の測位周期(例えば、図5のS6)と、GPSによる現在位置の検出ができない場合の測位周期(例えば、図5のS27)を異ならせている。これによって、電力の浪費を防止するようにしている。
図1は、本発明の一実施形態に係るカメラ100の主として電気的構成を示すブロック図である。SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)11は、電気的に書き換え可能な揮発性メモリである。SDRAM11は、撮像部14によって取得され、またCPU10内の画像処理回路によって処理された画像データを一時的に記憶する。
フラッシュROM12は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。フラッシュROM12は、カメラ100の全体制御用のプログラム、カメラ100の調整用のデータ等を記憶する。SDRAM11または後述するフラッシュROM19には、GPSモジュール18によって測定された現在位置が、測定時刻と関連させて記憶される。また、SDRAM11またはフラッシュROM19には、加速度検出部21および地磁気検出部25の測定結果に基づいて検出された現在位置が、測定時刻と関連されて記憶される。SDRAM11またはフラッシュROM19は、第1測位部の測定結果、または第2測位部の測定結果を、測定時刻と関連させて記憶する記憶部として機能する。制御部は、測定時刻に基づいて、直近の測定結果を記憶部より読出す(例えば、図2のS19参照)。すなわち、直近の測定時刻が分かれば、この測定時刻に関連付けて記憶されている測定結果が、直近の現在位置であることが分かる。
記録媒体13は、カメラ100の本体に装填自在であり、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。記録媒体13は、撮像部14によって取得され、CPU10内の画像処理回路によって処理された画像データを記録する。記録された画像データは、読み出され、表示部17に再生することができる。
撮像部14は、撮像素子、撮像制御回路、撮像データ処理回路等を有する。撮像部14は、撮影レンズによって結像された被写体像を光電変換し、画像データをCPU10に出力する。レンズ/防振部15は、撮影レンズ、レンズ駆動機構を有し、撮影レンズを光軸方向に移動することにより、ピントを調整することができる。また、レンズ/防振部15は、防振機構を有し、手振れの影響を除去する。具体的には、加速度検出部21によって撮影者の手振れを検知し、検知結果に基づいて、撮影レンズまたは撮像素子を手振れと反対方向に移動させる。これによって、手振れの影響を除去できる。
充電部16は、充電回路を有し、外部電源より電源供給を受け、電源部23に充電を行う。表示部17は、液晶モニタ、有機ELモニタ等を有し、ライブビュー画像、メニュー画像、再生画像等を表示する。
GPSモジュール18は、位置検出回路を有し、衛星からの電波をアンテナ18aにおいて受信し、受信電波に基づいて、現在位置(緯度/経度)を検出する。GPSモジュール18は、内蔵するCPU(プロセッサ)により動作を制御される。フラッシュROM19は、GPSモジュール18によって検出される現在位置(緯度/経度)を記憶する。また、フラッシュROM19は、GPSモジュール18に内蔵されるCPU(プロセッサ)のプログラムを記憶している。また、フラッシュROM19は、GPSモジュール18が測位不能の時に、加速度を使用した自立測位による演算結果の緯度/経度情報を記憶させる。さらにフラッシュROM19は予め地図情報を記憶しており、また外部から取得した地図データを記憶させることも可能である。GPSモジュール18は、測位衛星から送信された信号を受信して、計測装置の位置を測定する第1測位部として機能する。フラッシュROM19は、地図情報を記憶する記憶部として機能する。
加速度検出部21は、加速度センサ、ジャイロ等のセンサ、およびセンサ信号の処理回路を有し、カメラ100に加えられた動き(例えば、撮影者の手振れ)を検出し、CPU10に出力する。加速度を2回、積分すると移動量が算出することができる。基準となる位置が分かっていれば、この基準位置からの移動量の積算値と、後述する移動方向に基づいて、現在位置を検出することができる。加速度検出部21および地磁気検出部25は、計測装置の移動方向及び移動量を連続的に検出して、所定地点の位置データに移動方向及び移動量を積算していくことによって、移動経路の各地点の位置を測定する第2測位部として機能する(図2のS15参照)。
無線LANモジュール22は、無線通信回路等の回路を有し、無線通信を利用してデータの送受信を行う。すなわち、カメラ100がホットスポット等に移動すれば、直接、またホットスポット等にない場合には、スマートフォン等を介して、インターネット等に接続することができる。アンテナ22aは、無線LANモジュール22から電波を送信し、また外部から電波を受信する。無線LANモジュール22は、外部装置と無線通信を行う無線通信部として機能する。
電源部23は、電源回路を有し、充電部16によって二次電池を充電する。また、電源部23は、カメラ100内の各部に二次電池より電源を給電する。電源部23は、GPSモジュール18への電源供給と、電源供給停止の切り替えができる。電源部23は、第1測位部へ電源を供給する電源部として機能する。スピーカ/マイク部24は、音声収集用のマイク、音声処理回路、音声発生用のスピーカ等を有し、カメラ100の周囲の音声を集音し、また音声を出力する。
地磁気検出部25は、方位磁石等を有し、地磁気を検出する。地磁気を検出することにより、ユーザ(カメラ)の移動している方向を検出することができる。フラッシュ装置26は、フラッシュ発光部、フラッシュ用昇圧回路、フラッシュ発光制御回路等を有し、照明光を照射する。
CPU(Central Processing Unit)10は、プロセッサであり、フラッシュROM12に記憶されたプログラムに従って、カメラ100内の各部を制御することによって、カメラ100の全体を統括的に制御する。また、CPU10は、画像処理回路等の周辺回路を有する。
CPU10は、第1測位部の測定結果を、測定時刻と関連させて記憶部に記憶させる制御部として機能する。この制御部は、第1測位部を用いての測定が不能と判断する場合に(例えば、図2のS9参照)、第1測位部による直近の測定結果と地図情報に基づいて、計測装置の位置が屋内と判断する場合は(例えば、図2のS19、S21参照)、第1測位部への電源の供給を停止させる(例えば、図2のS23参照)。
また、制御部は第1測位部の測定が不能と判断する場合に(例えば、図2のS9参照)、第2測位部によって計測装置の位置を測定する(例えば、図2のS15参照)。制御部は、第1測位部の測定が不能と判断する場合に、第2測位部による測定結果を、測定時刻と関連させて記憶部に記憶する(例えば、図2のS15参照)。制御部は、第2測位部による測定結果と地図情報に基づいて、計測装置の位置が屋外と判断する場合は(例えば、図2のS21参照)、第1測位部への電源を供給して測定を実行させる(例えば、図2のS7参照)。
また、制御部は、第2測位部によって計測装置の位置を測定する場合であっても(例えば、図2のS15参照)、測位衛星から送信された信号の受信状況を判断し(例えば、図2のS9)、受信状況が良好になれば、第1測位部による測定を再開する(例えば、図2のS7参照)。制御部は、測位衛星から送信された信号の受信状況を判断する周期は、第1測位部による測位周期よりも長くする(例えば、図2のS13参照)。
また、制御部は、第1測位部による直近の測定結果を、無線通信部を通じて、地図情報上で参照する(例えば、図2のS19参照)。制御部は、測定時刻に基づいて、直近の測定結果を記憶部より読出す。
また、制御部は、第1測位部の測定を所定の周期で実行させた状態において第1測位部の測定が不能と判断する場合であって(例えば、図5のS9参照)、第2測位部による測定に基づき計測装置が移動していないと判断する場合(例えば、図5のS23参照)、第1測位部の測定をより大きな第2の周期で実行させる(例えば、図5のS27、S29参照)。
また、制御部は、第1測位部を第2の周期で測定させているときに(例えば、図5のS27、S29参照)、測定不能から測定可能と変化した場合に、所定の周期での測定に変更する(例えば、図5のS31OK→S6参照)。制御部は、第1測位部を第2の周期で測定させているときに(例えば、図5のS27、S29参照)、第2測位部による測定に基づき計測装置が移動していると判断する場合に、所定の周期での測定に変更する(例えば、図5のS23、S25参照)。
次に、図2に示すフローチャートを用いて、カメラ100における位置検出の動作について説明する。このフローチャート(後述する図5に示すフローチャートも同様)は、CPU10がフラッシュROM12に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。
カメラ100の電源がオンとなると、図2に示すフローが開始する。まず、GPSの電源をオンにする(S1)。このステップでは、CPU10は、電源部23からGPSモジュール18に電源を供給する。GPSの電源がオンとなると、GPSモジュール18はGPS測位を開始する(S3)。ここでは、GPSモジュール18は、衛星からの電波を受信し、この電波に基づいて、現在位置を検知する。
続いて、初期測位が完了したか否かを判定する(S5)。このステップでは、GPSモジュール18が、1回目の測位が終わったか否かを判定する。カメラ100の起動後、必ず1回は、初期位置の確定を行う。この判定の結果、1回目の測位が終わっていなければ、この測位の完了を待つ。
ステップS5における判定の結果、初期測位が完了した場合には、次に、連続測位を実施する(S7)。連続測位は、GPSモジュール18によって、常時、カメラ100の現在位置を検出することをいう。また、連続測位中は、衛星からの受信強度を測定する。また、連続測位中は、GPSモジュール18によって測定した現在位置を、現在時刻に関連付けてSDRAM11またはフラッシュROM19に記憶する。連続測位では、図3(a)に示すように、期間中、消費電流がI1で一定となる。消費電流I1としては、GPSモジュール18を動作させるに十分な電流であればよく、例えば、45mA程度である。
続いて、受信状況を判断する(S9)。GPSモジュール18は、衛星からの電波に基づいて、現在位置を測定するため、衛星からの電波が弱くなると、GPSによる測位を実施することができなくなる。衛星からの電波が弱くなるのは、ユーザ(カメラ)が屋内に入った場合がある。またユーザ(カメラ)が、高層建物に囲まれた場所に入る等によって、電波を受信する衛星が2基以下となった場合にGPSによる測位が不能となる。このステップでは、ステップS7において測定した受信強度に基づいて、衛星からの電波の受信状態を判定する。この判定の結果、受信状況が良好(OK)の場合には、ステップS7に戻り、連続測位を実行する。
ステップS9における判定の結果、受信状況が悪い(NG)の場合には、次に、加速度検知が有るか否かを判定します(S11)。このステップでは、加速度検出部21の検知結果に基づいて、加速度が有る(所定量以上生じているか)か否かを判定する。カメラ100を携帯しているユーザが移動している場合には、加速度検出部21が加速度を検知する。すなわち、このステップでは、ユーザ(カメラ)が移動等、動いているか否かを判定する。
ステップS11における判定の結果、加速度が検知された場合には、測位周期を変更する(S13)。ステップS9における判定の結果、GPSモジュール18の受信状況が良くないが、ステップS11における判定の結果、ユーザ(カメラ)は移動していると想定される。つまり、ユーザ(カメラ)が移動していることから、将来的には、GPSによって測位できる可能性がある。一方、GPSモジュール18に給電したままでは、電力を浪費してしまう。そこで、このステップでは、GPSによる連続的な位置測定を停止し、所定時間間隔で間欠的にGPSによる位置を測定する。
ステップS13における測位周期の変更としては、例えば、図3(b)に示すように、時刻0〜T1の間、測位を行い、時刻T1〜T2の間、測位を停止し、時刻T2〜T3の間、測位を行う。例えば、時刻0〜T1を1秒、時刻T1〜T2を29秒、時刻T2〜T3を1秒とすると、30秒間に1回、1秒間の測位が行われる。
ステップS13において、測位周期を変更すると、次に、自立測位を実施する(S15)。このステップでは、地磁気検出部25によって検出した地磁気に基づいて、ユーザ(カメラ)の移動方向を検出する。また、加速度検出部21によって検出した加速度に基づいて、ユーザ(カメラ)の移動距離を検出する。移動距離は、加速度を2回積分することにより算出できる。ユーザ(カメラ)の移動方向と移動距離が分かれば、現在位置が分かる。また、自立測位中は、加速度検出部21等からの出力に基づいて測定した現在位置を、現在時刻に関連付けてSDRAM11またはフラッシュROM19に記憶する。自立測位を実施すると、ステップS9に戻る。従って、ステップS9→S11→S13→S15のループを処理する間、自立測位が継続される。
ステップS11における判定の結果、加速度検知がない場合には、無線通信をオンにする(S17)。このステップでは、無線LANモジュール22を通じて、インターネットに接続する。無線通信がオンとなると、地図データを参照する(S19)。ステップS7においてGPSに基づいてカメラの現在位置を検出しており、またステップS15において加速度検出結果に基づいてカメラの現在位置を検出している。このステップS19においては、検出されたカメラの現在位置を、地図上でどこにあるかを参照する。
なお、地図データの参照にあたっては、カメラの現在位置を、インターネットを通じて地図サーバに送信し、地図サーバ上で参照してもよい。また、地図サーバから現在位置付近の地図データをダウンロードし、このダウンロードした地図データ上で参照してもよい。さらに、フラッシュROM19に、予め地図データを記憶しておき、この地図データ上で参照してもよい。この場合には、無線LANモジュール22を備えていなくてもよい。
ステップS19において、地図データを参照すると、次に、現在位置が屋内か屋外かを判定する(S21)。地図データには、建物等の情報が記載されていることから、地図上でのカメラの現在位置が分かると、屋内にあるか屋外にあるかを判定することができる。この判定の結果、カメラが屋外にある場合には、ステップS7に戻る。カメラが屋外にある場合には、衛星からの電波を受信できる可能性が高いことから、ステップS7に戻り、GPSモジュール18によって、カメラの現在位置の計測を行う。
ステップS21における判定の結果、屋内にある場合には、GPS電源をオフする(S23)。この判定の結果、ユーザ(カメラ)は屋内にあることから、GPSモジュール18に給電しても電力の浪費となってしまう。そこで、このステップでは、GPSモジュール18への電源をオフする、またはGPSモジュール18がスリープ状態となる。図3(c)に示す電源をオフ(縮小)する例では、GPSモジュール18がスリープ状態になる例を示し、消費電流は電流I2に低下する。電流I2としては、例えば、40μA程度とする。加速検出部21によって、加速度を検知すると(ステップS11のYes)、ステップS13にてGPSモジュール18がスリープ状態を脱し測位を開始する。
このように、図2に示すフローチャートでは、測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位ステップ(S7参照)と、第1測位ステップを実施するための電源を供給する電源供給ステップ(S1参照)と、第1測位ステップにおける測定が不能と判断する場合に(S9参照)、第1測位ステップにおいて取得した直近の測定結果と地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋内と判断する場合は第1測位ステップを実施するための電源の供給を停止させる制御ステップ(S19、S21、S23参照)を有している。屋内と判定されると、電源供給が停止されることから、消費電力を削減することができる。
また、図2に示すフローチャートでは、衛星からの電波を受信し、GPSモジュール18によって測位できる場合には、連続的に現在位置を検出している(連続測位、図2のS7参照)。この場合には、GPSモジュール18に連続測位を行うに十分な電源を供給する(図3(a)参照)。
衛星からの電波を受信できなくなると、加速度検出部21によって検出された加速度に基づいて、現在位置を検出する(自立測位、図2のS15参照)。また、この場合には、GPSモジュール18は測位を行っていない。しかし、ユーザの移動によりGPSによる測位ができるようになる場合があることから、測位周期を変更し、すなわち、所定時間間隔でGPSによって測位を実施している(図2のS13、図3(b)参照)。GPS測位周期を変更することにより、消費電力を削減することができる。
ユーザ(カメラ)が屋内で移動を停止すると、加速度検出部21からの加速度検知もなくなる(図2のS11No)。この時点で、無線通信によって地図データを参照し、地図上での現在位置を取得する(図2のS19)。この結果、地図上で屋外にある場合には、GPSによって測位できることから、GPSによる測位を行う(図2のS21→S7参照)。一方、地図上で屋内にある場合には、GPSモジュール18の電源をオフさせる、またはGPSモジュール18をスリープ状態とし、省電力化を図っている(図2のS23、図3(c)参照)。
次に、図4に示す図を用いて、カメラ100を把持したユーザが、屋外および屋内を移動する場合における位置検出について、説明する。図4は地図を示し、敷地内で斜線を施した部分は建物である。今、カメラ100を把持したユーザが、地点P1から移動を開始し、地点P2、P3、・・・P8を通り、地点P9まで移動する。図4において、P1〜P5、P7〜P9を繋ぐ実線は屋外での移動経路を示す。また、P5〜P7を繋ぐ破線は建物B1の屋内での移動経路を示す。なお、ユーザ(カメラ)は、地点P6において、移動を停止し、休憩する。休憩終了後、ユーザ(カメラ)は移動を再開する。
ユーザ(ユーザ)は、移動開始地点P1から地点P5まで、屋外を移動している。屋外にいることから、GPSモジュール18は衛星からの電波を受信することができ、連続測位を実施する(図2のS7、S9OK、図3(a)参照)。
ユーザ(カメラ)が、地点P5において、建物B1の屋内に入ると、GPSモジュール18は衛星からの電波を受信することができない(図2のS9NG参照)。このためGPSによって、位置を測定することができない(非測位状態)。しかし、ユーザ(カメラ)が移動している場合には、加速度検出部21は加速度を検出することができ、この加速度検出結果に基づいて、位置を測定することができる(図3のS15の自立測位)。この状態ではGPSモジュール18による連続測位を実施しないで測位周期を変更して間欠的な測位を実行する。すなわち、GPSによる測位の時間を減少させ、省電力を図る(図2のS13、図3(b)参照)。
ユーザ(カメラ)は、地点P5からP6まで移動するが、地点P6において移動を停止する。このため、屋内であるためGPSモジュール18によって測位することはできないだけではなく、加速検出部21においても、移動を検出しない。この地点P6で停止した際の現在位置を、地図データ上で参照する(図2のS19参照)。ユーザ(カメラ)の地図上での位置が屋内にあるか否かを判断し(図2のS21参照)、屋内にある場合には、GPSモジュール18の電源をオフ、またはGPSモジュール18をスリープ状態とし(図2のS23、図3(c)参照)、省電力化を図っている。
ユーザが、地点P6において、移動を再開すると、GPSモジュール18の電源がオンされる、またはCPU10の指示によりGPSモジュール18がスリープ状態を脱し、位置計測を再開する(図2のS11、S13参照)。この加速度検出部21による自立測位によって、建物B1内において、ユーザ(カメラ)の現在位置を測定し、GPSの間欠的(測位周期変更状態)な測位を実行する(図2のS9→S11Yes→S13→S15→S9のループ参照)。ただし、この時は屋内であり、GPSの測位結果は不能となる。この状態から、建物B1の屋外に出ると、衛星からの電波を受信できることから、GPSによる連続測位を実施する(図2のS7→S9OK→S7のループ参照)。ユーザ(カメラ)が地点P9に達すると、目標地点であることから、この移動が終了する。
このように、本発明の一実施形態においては、GPSおよび加速度センサによって検出した現在位置を、地図データ上で参照することにより、カメラの現在位置の環境(屋内か屋外)を把握することができる(図2のS19、S21参照)。また、GPSによってカメラの現在位置を測定できない場合、または衛星からの電波が弱い場合(図2のS9参照)には、加速度センサによってユーザ(カメラ)の位置を検出し(図2のS15参照)、GPS測位周期を延ばすことにより(図2のS13参照)、省電力化を図っている(図3(b)参照)。
また、GPSによって現在位置を測定できない場合、または衛星からの電波が弱い場合(図2のS9参照)であって、さらに加速度センサによってユーザの位置を検出できない場合には、地図データ上で位置を確認し、現在位置の環境(屋内か屋外)を把握している。この結果、屋内であれば、加速度センサによってユーザの移動を検出できるまでGPSによる検出を停止し(S23参照)、省電力を図っている(図3(c)参照)。GPSの動作復帰のタイミングは、加速度センサによって、移動を検出した際に、周期変更状態で復帰する。また屋外に出ると、連続測位に戻す(S23→S11→S21→S7)参照。
次に、図5に示すフローチャートを用いて、カメラ100における位置検出の動作の変形例について説明する。本変形例においては、GPSによって測位する際の測位間隔を変更するようにしている。またGPSによって測位不能時に、自立測位によって移動がないと判定された場合には、GPS測位間隔を長くし、消費電力を削減している。
図5に示すフローチャートにおいて、カメラ100の電源がオンとなると、まず、GPSの電源をオンにする(S1)。GPSの電源をオンにすると、次に、GPS測位を開始し(S3)、初期測位が完了したか否かを判定する(S5)。ステップS1、S3、およびS5における処理は、図2に示したフローと同じであるので、詳しい説明は省略する。
ステップS5における判定の結果、初期測位が完了すると、タイマにTaを設定する(S6)。ここでは、GPSモジュール18による測位を行う測位間隔Taを、タイマに設定する。タイマにTaを設定すると、計時動作を開始する。
タイマにTaを設定すると、次に、測位を実行する(S7)。ここでは、GPSモジュール18によって、カメラ100の現在位置を検出する。なお、図2においては、常時、連続測位をしていたが、本変形例においては、測位間隔Ta毎の測位となる。しかし、この測位間隔は短時間間隔であり、連続的とみなされる程度の時間間隔である。例えば、Taは5sec(秒)に設定される。
続いて、受信状況判断を行う(S9)。ここでは、ステップS9と同様に、衛星からの電波の受信状態を判定する。この判定の結果、受信状況が良好であれば(OK)、タイマカウントを行う(S10)。ここでは、ステップS6において設定した時間Taが経過したか否かを判定する。時間Taが経過すると、ステップS7において、測位を実施する。
一方、ステップS9における判定の結果、受信状況が良好でない場合には(NG)、自立測位を実施する(S21)。ここでは、ステップS15と同様に、地磁気検出部25によって検出した地磁気に基づいて、ユーザの移動方向を検出する。また、加速度検出部21によって検出した加速度に基づいて、ユーザの移動距離を検出する。これによって、現在位置を検出することができる。
自立測位を実施すると、次に、移動があるか否かを判定する(S23)。ここでは、ステップS21における自立測位に基づいて判定する。
ステップS23における判定の結果、移動があった場合には、ステップS6と同様に、タイマにTaを設定する(S25)。タイマに時間Taを設定すると、計時動作を開始し、時間Taが経過すると(S10参照)、測位を実施する(S7参照)。ユーザが移動している場合には、屋外に出て、衛星からの電波を受信し、測位できる可能性がある。そこで、本変形例においては、自立測位の場合でも、所定時間間隔でGPSによる測位を行うようにしている。なお、ステップS25においてタイマに設定する時間はTaと異なる時間であってもよい。ステップS25において設定するTaを、ステップS6でのTaよりも長くしておけば、GPSモジュール18の測位の周期をより長くすることで、さらに省電力化を図ることできる。
一方、ステップS23における判定の結果、移動がなかった場合には、タイマにTbを設定する(S27)。時間Tbは、時間Taよりも長時間である。例えば、Tbは60sec(秒)に設定される。時間Tbを設定すると、計時動作を開始する。
続いて、GPS測位を行う(S29)。ここでは、GPSモジュール18が、衛星からの電波を受信し、この電波に基づいて、現在位置を検知する。GPS測位を行うと、次に、ステップS9と同様に、受信状況を判断する(S31)。ここでは、衛星からの電波の受信状態を判定する。この判定の結果、受信状況が良好(OK)の場合には、ステップS6に戻り、タイマに時間Taを設定してから、ステップS7において測位を実行する。
一方、ステップS31における判定の結果、受信状態が良好でない場合(NG)には、タイマカウントを行う(S33)。ここでは、計時動作を行い、ステップS27において設定した時間Tbが経過したか否かを判定する。時間Tbが経過すると、ステップS21に戻り、自立測位を実施する。
図5に示すフローチャートでは、測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位ステップ(S7、S29)と、当該装置の移動方向及び移動量を連続的に検出して、所定地点の位置データに上記移動方向及び移動量を積算していくことによって移動経路の各地点の位置を測定する第2測位ステップ(S21)と、第1測位ステップにおける測定を所定の周期で実行させた状態において第1測位ステップにおける測定が不能と判断する場合であって(S9)、第2測位ステップにおける測定に基づき当該装置が移動していないと判断する場合に(S23)、第1測位ステップにおける測定をより大きな第2の周期で実行させる制御ステップ(S27、S29)を有している。このため、消費電力を削減することができる。
このように、本変形例においては、衛星からの電波の受信状況が良好であれば、時間Ta間隔でGPSによる測位を実施している(S6→S7→S9→S10→S7参照)。また、衛星からの電波の受信状況が良好でない場合であっても、加速度検出部21における検出結果によって、移動していると判断された場合には、時間Ta間隔で自立測位とGPS測位を実施する(S7→S9→S21→S23→S25→S10→S7のループ)。また、衛星からの電波の受信状況が良好でない場合であって、かつ加速度検出部21における検出結果によって、移動していないと判断された場合には、時間Tb間隔で自立測位とGPS測位を実施する(S21→S23→S27→S29→S31→S33→S21のループ)。このため、本変形例においても、衛星から電波の受信ができず、かつカメラ(計測装置)が移動していない場合には、消費電力を削減することができる。
また、本変形例においては、タイマにおいて時間Ta、Tbを設定し、環境に応じてGPS測位間隔を変更するようにしている。すなわち、GPS受信状況が良好でなく、かつカメラ(計測装置)が移動していない場合(S9NG、S23移動なし)には、受信状況が良好でないが移動している場合(S9NG、S23移動あり)よりも長時間間隔でGPS測位を行うようにしている。このため、カメラ100の環境に応じて、適切なGPS測位方法を選択することができ、消費電力を削減することができる。
なお、本変形例においても、図2に示したフローチャートと同様、受信状況が良好でなく、かつカメラ(計測装置)が移動していない場合(S9NG、S23移動なし)に、地図データ上で、カメラ(計測装置)の現在位置を参照することにより、屋内にあるか、屋外にあるかを判定し、この判定結果に応じた処理を実行するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の一実施形態や変形例においては、第1測位部を用いた測定が不能と判断する場合に(例えば、図2のS9参照)、第1測位部による直近の測定結果と地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋内と判断する場合は(例えば、図2のS21参照)、第1測位部への電源の供給を停止させている(例えば、図2のS23参照)。このように、携帯機器の環境を確認し(すなわち、屋内にあるか屋外にあるか)、屋内にある場合には、測位衛星から送信される信号を受信できないことから、電源を停止している。このため、携帯機器の置かれている実際の環境を考慮し、消費電力を削減することができる。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、第1測位部の測定を所定の周期で実行させた状態において第1測位部の測定が不能と判断する場合であって(例えば、図5のS7参照)、第2測位部による測定に基づき当該装置が移動していないと判断する場合には(例えば、図5のS23参照)、第1測位部の測定をより大きな第2の周期で実行させる(例えば、図5のS27、S29参照)。このように、携帯機器の環境を確認し(すなわち、測位衛星から送信された信号に基づいて測位できず、さらに携帯機器の移動量等に基づいても測位できない)、現在、測位衛星から送信される信号を受信できないとしても、将来、受信できる場合があることから、測位周期を大きくしている。このため、携帯機器の置かれている実際の環境を考慮し、消費電力を削減することができる。
なお、本発明の一実施形態や変形例においては、CPU10が、制御部の種々の機能について、プログラムを実行することにより、実現していた。しかし、CPU10の周辺回路に、これらの機能を実現するハードウエア回路、ヴェリログ(Verilog)によって記述されたプログラム言語に基づいて生成されたゲート回路等のハードウエア構成でもよく、またDSP(Digital Signal Processor)等のソフトを利用したハードウエア構成を利用してもよい。これらは適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもミラーレスカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型コンピュータ、ゲーム機器等に内蔵されるカメラ、医療用カメラ、顕微鏡等の科学機器用のカメラ、自動車搭載用カメラ、監視用カメラでも構わない。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、計測装置をカメラ100に搭載する例について説明した。しかし、カメラに限らず、移動可能な携帯機器であり、その位置情報を取得する機器であれば、本発明を適用することができる。
また、本明細書において説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御に関しては、プログラムで設定可能であることが多く、記録媒体や記録部に収められる場合もある。この記録媒体、記録部への記録の仕方は、製品出荷時に記録してもよく、配布された記録媒体を利用してもよく、インターネットを介してダウンロードしたものでもよい。
また、本発明の一実施形態や変形例においては、フローチャートを用いて、本実施形態における動作を説明したが、処理手順は、順番を変えてもよく、また、いずれかのステップを省略してもよく、ステップを追加してもよく、さらに各ステップ内における具体的な処理内容を変更してもよい。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等の順番を表現する言葉を用いて説明したとしても、特に説明していない箇所では、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10・・・CPU、11・・・SDRAM、12・・・フラッシュROM、13・・・記録媒体、14・・・撮像部、15・・・レンズ/防振部、16・・・充電部、17・・・表示部、18・・・GPSモジュール、18a・・・アンテナ、19・・・フラッシュROM、21・・・加速度検出部、22・・・無線LANモジュール、22a・・・アンテナ、23・・・電源部、24・・・スピーカ/マイク、25・・・地磁気検出部、26・・・フラッシュ装置、100・・・カメラ
Claims (12)
- 地図情報を参照可能な計測装置において、
測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位部と、
上記第1測位部へ電源を供給する電源部と、
上記第1測位部を用いた測定が不能と判断する場合に、上記第1測位部による直近の測定結果と上記地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋内と判断する場合は上記第1測位部への電源の供給を停止させる制御部と、
を具備することを特徴とする計測装置。 - 当該装置の移動方向及び移動量を連続的に検出して、所定地点の位置データに上記移動方向及び移動量を積算していくことによって、移動経路の各地点の位置を測定する第2測位部を有し、
上記制御部は、上記第1測位部の測定が不能と判断する場合に、上記第2測位部によって当該装置の位置を測定することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。 - 上記制御部は、上記第2測位部による測定結果と上記地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋外と判断する場合は、上記第1測位部への電源を供給して測定を実行させることを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
- 上記制御部は、上記第2測位部によって当該装置の位置を測定する場合であっても、上記測位衛星から送信された信号の受信状況を判断し、受信状況が良好になれば、上記第1測位部による測定を再開することを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
- 上記制御部は、上記測位衛星から送信された信号の受信状況を判断する周期は、上記第1測位部による測位周期よりも長くすることを特徴とする請求項4に記載の計測装置。
- 外部装置と無線通信を行う無線通信部を有し、
上記制御部は、上記第1測位部による直近の測定結果を、上記無線通信部を通じて、上記地図情報上で参照することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。 - 上記第1測位部の測定結果を測定時刻と関連させて記憶する記憶部を有し、
上記制御部は、上記測定時刻に基づいて、上記直近の測定結果を上記記憶部より読出すことを特徴とする請求項1に記載の計測装置。 - 測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位部と、
当該装置の移動方向及び移動量を連続的に検出して、所定地点の位置データに上記移動方向及び移動量を積算していくことで移動経路の各地点の位置を測定する第2測位部と、
上記第1測位部の測定を所定の周期で実行させた状態において上記第1測位部の測定が不能と判断する場合であって、上記第2測位部による測定に基づき当該装置が移動していないと判断する場合、上記第1測位部の測定をより大きな第2の周期で実行させる制御部と、
を具備することを特徴とする計測装置。 - 上記制御部は、上記第1測位部を上記第2の周期で測定させているときに、測定不能から測定可能と変化した場合に、上記所定の周期での測定に変更することを特徴とする請求項8に記載の計測装置。
- 上記制御部は、上記第1測位部を上記第2の周期で測定させているときに、上記第2測位部による測定に基づき当該装置が移動していると判断する場合に、上記所定の周期での測定に変更することを特徴とする請求項8に記載の計測装置。
- 地図情報を参照可能な計測装置における計測方法において、
測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位ステップと、
上記第1測位ステップを実施するための電源を供給する電源供給ステップと、
上記第1測位ステップにおける測定が不能と判断する場合に、上記第1測位ステップにおいて取得した直近の測定結果と上記地図情報に基づいて、当該装置の位置が屋内と判断する場合は上記第1測位ステップを実施するための電源の供給を停止させる制御ステップと、
を具備することを特徴とする計測方法。 - 地図情報を参照可能な計測装置における計測方法において、
測位衛星から送信された信号を受信して、当該装置の位置を測定する第1測位ステップと、
当該装置の移動方向及び移動量を連続的に検出して、所定地点の位置データに上記移動方向及び移動量を積算していくことによって移動経路の各地点の位置を測定する第2測位ステップと、
上記第1測位ステップにおける測定を所定の周期で実行させた状態において上記第1測位ステップにおける測定が不能と判断する場合であって、上記第2測位ステップにおける測定に基づき当該装置が移動していないと判断する場合に、上記第1測位ステップにおける測定をより大きな第2の周期で実行させる制御ステップと、
を具備することを特徴とする計測方法。
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