JP2019148329A - カバー部材、脚部材、及び脚部構造 - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、接着剤のはみ出しをさらに抑えることができる。
上記課題を解決する脚部構造は、上記カバー部材と、前記脚部プレートと、前記接着剤と、を備え、前記接着剤が前記間隙に配置された構造を有する。
この構成によれば、例えば、脚部構造において、接着剤の位置のばらつきが抑えられることで、設置物の転倒抑制効果を安定して発揮させることができる。
この構成によれば、基台から脚部プレートに伝わる振動や衝撃を緩和することができる。
図1に示すように、脚部材11は、例えば床等の基台71上に設置される設置物72の転倒を抑制するために基台71と設置物72との間に配置される。脚部材11は、接続部材73により設置物72に接続される。
図2に示すように、脚部プレート12は、接続部材73が固定される固定部12aを有している。接続部材73がボルトの場合、固定部12aは、ボルトが螺入されるねじ穴から構成される。なお、接続部材73は、軸状部材や板状部材であってもよく、固定部12aに対する接続部材73の接続は、溶接等であってもよい。脚部プレート12は、金属材料から構成することが好ましく、ステンレス鋼から構成されることが好ましい。
図3及び図5に示すように、カバー部材13は、脚部プレート12の側面12bを覆う本体部21と、本体部21に設けられ、脚部プレート12の下面よりも下方に突出する突出部31を有している。カバー部材13は、脚部プレート12に取り付けるための取付部41をさらに有している。本体部21は、脚部プレート12の側面12bに対向する位置で離間する離間壁部21aを有している。突出部31は、基台71に接触する下端を有している。
<壁部材14>
壁部材14は、脚部プレート12の下面に重なるように配置され、脚部プレート12の中央側への接着剤16の流動を抑える。本実施形態の壁部材14の形状は、無端環状であり、平面視で円環状である。壁部材14は、樹脂系材料、ゴム系材料、又は金属系材料から構成することができる。壁部材14は、ゴム系材料から構成されることが好ましい。ゴム系材料としては、ブチル系加硫ゴム材料が好適に用いられる。
緩衝部材15は、基台71から脚部プレート12に伝わる振動や衝撃を緩和するために設けられる。緩衝部材15の形状は、全体として板状であり、平面視で円形状である。本実施形態の緩衝部材15は、壁部材14によって囲まれているため、緩衝部材15に対する接着剤16の接触が壁部材14によって抑制される。緩衝部材15は、非粘着性を有していてもよいし、自己粘着性を有していてもよい。緩衝部材15は、粘弾性を有する高分子材料から構成することができる。緩衝部材15は、自己粘着性を有するゲル状材料から構成することが好ましい。
ウレタン原料には、必要に応じて、可塑剤、触媒、耐候安定剤等の添加剤を含有させることもできる。可塑剤は、硬度を調整するために用いることができる。可塑剤としては、例えば、フタル酸エステル(フタル酸ジイソデシル(DIDP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)等)、安息香酸エステル、及び脂肪酸エステルが挙げられる。触媒としては、例えば、アミン系触媒、及び有機金属系触媒が挙げられる。触媒としては、ウレタン化反応による樹脂化を促進するという観点から有機金属系触媒が好ましい。耐候安定剤は、ゲル状材料の熱、光、又は水による劣化を抑制するために用いることができる。耐候安定剤としては、例えば、酸化防止剤(フェノール系、ホスファイト系、チオエーテル系等)、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系等)、光安定剤(ヒンダードアミン系等)、及び加水分解防止剤(カルボジイミド系等)が挙げられる。
<施工方法>
次に、脚部構造の施工方法を主な作用とともに説明する。
(1)カバー部材13は、基台71上の設置物72に接続される脚部プレート12に取り付けられる。カバー部材13は、脚部プレート12の側面12bを覆う本体部21と、本体部21に設けられ、脚部プレート12の下面よりも下方に突出する突出部31とを有している。カバー部材13は、脚部プレート12に取り付けるための取付部41をさらに有している。本体部21は、脚部プレート12の側面12bと対向する位置で離間する離間壁部21aを備えている。脚部プレート12の側面12bと離間壁部21aとの間の間隙Gは、脚部プレート12の下面側に開口している。カバー部材13は、脚部プレート12と基台71とを接着する接着剤16を間隙Gに配置して用いられる。
(2)カバー部材13の突出部31は、基台71に接触する下端を有している。この場合、接着剤16のはみ出しをさらに抑えることができるため、脚部構造の外観をさらに良好にすることができる。
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記壁部材14の形状は、無端環状であるが、有端環状の壁部材に変更することもできる。
・カバー部材13の外形、脚部プレート12の外形、壁部材14の外形、緩衝部材15の外形は、円形状に限定されず、例えば、四角形状や多角形状等の形状に変更することもできる。
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記カバー部材は、前記取付部として、前記本体部に設けられ、前記脚部プレートの上面に取り付けられる上面取付部と、前記本体部の一部であるとともに前記脚部プレートの側面に取り付けられる側面取付部と、前記突出部の一部であるとともに前記脚部プレートの下面に取り付けられる下面取付部と、から選ばれる少なくとも一種を有するカバー部材。
Claims (8)
- 基台上の設置物に接続される脚部プレートに取り付けられるカバー部材であって、
前記脚部プレートの側面を覆う本体部と、
前記本体部に設けられ、前記脚部プレートの下面よりも下方に突出する突出部と、
前記脚部プレートに取り付けるための取付部と、を有し、
前記本体部は、
前記脚部プレートの側面と対向する位置で離間する離間壁部を備え、
前記脚部プレートの側面と前記離間壁部との間の間隙は、前記脚部プレートの下面側に開口し、
前記脚部プレートと前記基台とを接着する接着剤を前記間隙に配置して用いられるカバー部材。 - 前記突出部は、前記基台に接触する下端を有する請求項1に記載のカバー部材。
- 前記取付部は、
前記本体部に設けられ、前記脚部プレートの上面に取り付けられる上面取付部と、
前記本体部の一部であるとともに前記脚部プレートの側面に取り付けられる側面取付部と、
前記突出部の一部であるとともに前記脚部プレートの下面に取り付けられる下面取付部と、を有する請求項1又は請求項2に記載のカバー部材。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカバー部材と、
前記カバー部材が取り付けられる前記脚部プレートと、を備える脚部材。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカバー部材と、
前記脚部プレートと、
前記接着剤と、を備え、
前記接着剤が前記間隙に配置された構造を有する脚部構造。 - 前記脚部プレートの下面に重なるように配置され、前記脚部プレートの中央側への接着剤の流動を抑える壁部材をさらに備える請求項5に記載の脚部構造。
- 前記脚部プレートの下面に重なるように配置される緩衝部材をさらに備える請求項5又は請求項6に記載の脚部構造。
- 前記緩衝部材は、自己粘着性を有するゲル状材料から構成される請求項7に記載の脚部構造。
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