JP2019147314A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の視点にあわせたエラー発生装置の画像を表示して見やすい表示を行い、表示装置の利便性を高める。【解決手段】表示装置は、エラー検知部、位置検知部、表示パネル、制御部を含む。位置検知部はエラー発生装置に対する使用者の位置を検知する。制御部は、エラー発生とエラー発生場所を認識する。制御部は、エラー発生装置に対する使用者の位置を認識する。エラー発生時、制御部はエラー発生装置の画像(装置画像)を表示パネルに表示させる。制御部は、使用者の位置に応じた視点から見た装置画像を表示パネルに表示させる。【選択図】図3

Description

本発明は、エラーに関する表示を行う表示装置に関する。
プリンター、複合機、複写機、ファクシミリ装置のような画像形成装置には、表示パネルが設けられることがある。表示パネルは各種情報を伝える。例えば、用紙の詰まり(ジャム)が発生したとき、表示パネルにジャム処理手順を表示することがある。ジャム処理手順を表示する画像形成装置の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、記憶されている操作案内情報を表示し、各場所に配置されたセンサーからセンサー情報を取得し、センサーは画像形成の対象となるシート材が装置内を搬送される途中に詰まったことと詰まった場所を検出し、画像形成装置の機器状態を特定するための機器状態情報を作成し、状態画面特定テーブルと、機器状態情報と、状態画面特定テーブルに登録された機器状態情報を比較して、表示する操作案内情報を決定し、機器状態情報を更新すると、リアルタイムに操作案内情報を切り替え、状態画面特定テーブルには、紙詰まりを解消するための操作手順の順番に、紙詰まりを解消するための操作手順で生じる機器状態の機器状態情報が登録されている画像形成装置が記載されている。この構成により、紙詰まり解消操作の進捗に合わせて、次の紙詰まり解消操作を表示しようとする(特許文献1:請求項1、請求項2、段落[0007])。
特開2014−203001号公報
エラーが発生したとき、使用者はエラー解消作業を行う。例えば、画像形成装置で紙詰まりのエラーが発生したとき、使用者は、詰まった紙を取り除く作業(ジャム処理作業)を行う。ジャム処理作業をガイドする画面を画像形成装置の表示パネルに表示させることがある。エラー解消作業のとき、使用者はエラー発生場所に移動する。例えば、画像形成装置の左側面、又は、右側面に移動して作業を行う。そして、従来、使用者の位置によらず、ガイド画面の表示内容は固定されている。そのため、表示パネルに表示される画像形成装置の画像と、使用者が実際に見ている画像形成装置(風景)とが全く異なる場合がある。表示パネルに表示されている画像形成装置の画像の視点と、使用者の視点が異なることにより、使用者が混乱する場合があるという問題がある。
特許文献1に記載の画像形成装置は、ジャム処理作業の手順を説明するための画面を表示させる。しかし、使用者の位置に応じて表示する点は記載されていない。従って、上記の問題を解決することはできない。
上記問題点を鑑み、本発明は、使用者の視点にあわせたエラー発生装置の画像を表示して、見やすい表示を行い、表示装置の利便性を高める。
本発明に係る表示装置は、エラー検知部、位置検知部、表示パネル、制御部を含む。前記エラー検知部は、エラーの発生を検知する。前記位置検知部は、エラーが発生した装置であるエラー発生装置に対するエラー解消作業を行う使用者の位置を検知する。前記表示パネルは表示を行う。前記制御部は、前記エラー検知部の出力に基づきエラー発生とエラー発生場所を認識し、前記位置検知部の出力に基づき、前記エラー発生装置に対する前記使用者の位置を認識し、前記表示パネルの表示を制御する。エラー発生時、前記制御部は、前記表示パネルに前記エラー発生装置の画像である装置画像を前記表示パネルに表示させる。前記制御部は、前記使用者の位置に応じた視点から見た前記装置画像を前記表示パネルに表示させる。
本発明によれば、エラー解消作業の使用者の視点にあわせたエラー発生装置の画像を表示することができる。見やすい表示を行うことができる。表示装置の利便性を高めることができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での通知画面の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での通知画面の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での通知画面の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での通知画面の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での通知画面の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での通知画面の一例を示す図である。 変形例に係る複合機での通知画面の一例を示す図である。
以下、図1〜図9を用いて、本発明に係る表示装置を説明する。表示装置として、複合機100を例に挙げて説明する。複合機100は画像形成装置でもある。本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。なお、以下の説明において、複合機100の右側とは、複合機100を正面(正面)からみて右側を意味する。複合機100の左側とは、複合機100を正面(正面)からみて左側を意味する。
(複合機100の概要)
まず、図1、図2を用いて実施形態に係る複合機100の概要を説明する。図1、図2は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。複合機100は、制御部1と記憶部10を含む。制御部1は複合機100の各部を制御する。制御部1は、制御回路11と画像処理回路12を含む。制御回路11は、例えば、CPUである。制御回路11は制御に関する演算、処理を行う。画像処理回路12は、画像データに関する処理を行う。記憶部10はROM、RAM、HDDのような記憶装置を含む。記憶部10は制御用プログラムや各種データを記憶する。
複合機100は操作パネル2を含む。制御部1は操作パネル2と通信可能に接続される。操作パネル2は、表示パネル21、タッチパネル22、ハードキー23を含む。制御部1は表示パネル21の表示を制御する。制御部1は、画面、画像を表示パネル21に表示させる。例えば、制御部1は操作用画像を表示させる。操作用画像は、例えば、ソフトキーやボタンである。タッチパネル22の出力に基づき、制御部1は操作された操作用画像を認識する。また、制御部1は操作されたハードキー23を認識する。このように、操作パネル2は使用者の操作を受け付ける。制御部1は、操作パネル2でなされた設定操作の内容を認識する。また、操作された操作用画像やハードキー23に応じ、制御部1は表示内容の切替を表示パネル21に行わせる。制御部1は設定どおりに動作するように複合機100を制御する。
複合機100は画像読取部3を含む。画像読取部3はセットされた原稿を読み取る。画像読取部3は、原稿の画像データを生成する。また、複合機100は印刷部4を含む。印刷部4は、給紙部4a、用紙搬送部4b、画像形成部4c、定着部4dを含む。印刷ジョブのとき、給紙部4aは給紙カセットを含む。給紙カセット内に用紙束がセットされる。また、給紙部4aは、給紙モーターと給紙ローラーを含む。給紙時、制御部1は給紙モーターを動作させ、給紙ローラーを回転させる。給紙ローラーにより用紙が1枚ずつ送り出される。制御部1は、給紙部4aに用紙を供給させる。
また、制御部1は用紙搬送部4bに用紙を搬送させる。用紙搬送部4bは、用紙搬送路(用紙搬送ガイド)、搬送モーター、搬送ローラー対を含む。搬送ローラー対は、用紙搬送路に沿って複数設けられる。印刷時、制御部1は、搬送モーターを回転させる。これにより、複数の搬送ローラー対が回転する。用紙は、用紙搬送ガイドに案内されつつ、各搬送ローラー対により用紙搬送路に沿って搬送される。制御部1は、画像データに基づきトナー像を画像形成部4cに形成させる。また、制御部1は、搬送用紙へのトナー像の転写を画像形成部4cに行わせる。制御部1は、トナー像の用紙への定着を定着部4dに行わせる。用紙搬送部4bは、印刷済用紙を排出トレイに排出する。
複合機100は通信部13、無線通信部14を含む。通信部13はPCやサーバーのようなコンピューター200と通信する。通信部13は通信用のコネクタや通信回路を含む。通信部13は、コンピューター200とデータを送受信できる。無線通信部14はスマートフォンやタブレットコンピューター200のような携帯通信装置300と無線通信する。無線通信部14は無線通信用のアンテナや通信回路を含む。無線通信部14は携帯通信装置300とデータを送受信できる。
(エラー発生の検知)
次に、図2を用いて、実施形態に係る複合機100のエラー発生検知の一例を説明する。図2は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
複合機100はエラー検知部5を複数含む。エラー検知部5はエラー発生を検知するための部分である。各エラー検知部5の出力に基づき、制御部1はエラーが発生したことを認識する。また、制御部1はエラー発生場所を認識する。エラー検知部5として、複合機100は給紙センサー51、複数の用紙センサー52、トナーセンサー53、用紙切れセンサー54を含む。上記以外のセンサーがエラー検知部5として設けられてもよい。
給紙センサー51は給紙カセットでの給紙エラーを検知するためのセンサーである。給紙センサー51は、例えば、光センサーである。給紙センサー51は、給紙ローラーよりも用紙搬送方向下流側近傍に設けられる。給紙センサー51は、用紙の存在を検知しているときの出力レベルと用紙の存在を検知していないときの出力レベルが異なる。給紙センサー51の出力は制御部1に入力される。給紙センサー51の出力に基づき、制御部1は、給紙センサー51の設置位置への用紙の到達と通過を認識できる。
給紙ローラー(給紙モーター)の回転開始から予め定められた第1給紙エラー判定時間帯の間に給紙センサー51が用紙到達を検知しないとき、制御部1は給紙エラー発生と認識する。制御部1は用紙が適切に給紙カセットから送り出されていないと判定する。給紙ローラー(給紙モーター)の回転開始又は給紙センサー51の用紙到達検知から予め定められた第2給紙エラー判定時間帯の間に給紙センサー51が用紙通過を検知しないとき、制御部1は給紙エラー発生と認識する。制御部1は、給紙カセットから送り出された用紙が詰まったと判定する。第1給紙エラー判定時間帯と第2給紙エラー判定時間帯は、給紙エラー検知用データD1として、記憶部10に不揮発的に記憶される。
用紙センサー52は、用紙搬送部4b(用紙搬送路)での用紙の詰まり(ジャム)を検知するためのセンサーである。用紙センサー52は、例えば、光センサーである。用紙センサー52は、用紙搬送路に沿って複数設けられる。用紙センサー52は、用紙の存在を検知しているときの出力レベルと用紙の存在を検知していないときの出力レベルが異なる。用紙センサー52の出力は制御部1に入力される。用紙センサー52の出力に基づき、制御部1は、どの用紙センサー52の設置位置に用紙が到達したか、どの用紙センサー52の設置位置を用紙が通過したかを認識できる。
給紙ローラー(給紙モーター)の回転開始から予め定められた第1搬送ジャム判定時間帯の間に用紙センサー52が用紙到達を検知しないとき、制御部1は搬送ジャムエラー発生と認識する。搬送ジャムエラーは、用紙搬送部4bで用紙が詰まるエラーである。制御部1は用紙の詰まりにより用紙が用紙センサー52まで到達していないと判定する。用紙センサー52ごとに、第1搬送ジャム判定時間帯が定められる。
また、給紙ローラー(給紙モーター)の回転開始又は上流側の用紙センサー52の用紙到達検知から予め定められた第2搬送ジャム判定時間帯の間に用紙センサー52が用紙通過を検知しないとき、制御部1は搬送ジャムエラー発生と認識する。制御部1は、用紙の詰まりにより用紙が用紙センサー52を通過していないと判定する。用紙センサー52ごとに、第2搬送ジャム判定時間帯が定められる。用紙センサー52ごとの第1給紙エラー判定時間帯と第2給紙エラー判定時間帯は、ジャム検知用データD2として記憶部10に不揮発的に記憶される。
トナーセンサー53は、トナー切れエラーを検知するためのセンサーである。例えば、トナーセンサー53は、画像形成部4cにトナーを供給するトナーコンテナーに設けられる。トナーセンサー53は、トナー残量に応じて出力レベルが異なる。トナーセンサー53の出力は制御部1に入力される。トナーセンサー53の出力に基づき、制御部1は、トナー切れのエラーが発生したことを認識できる。また、用紙切れセンサー54は、給紙カセット(給紙部4a)の用紙切れエラーを検知するためのセンサーである。用紙切れセンサー54は給紙カセットに設けられる。用紙切れセンサー54は、給紙カセットに用紙があるときと無いときとで、出力レベルが異なる。用紙切れセンサー54の出力は制御部1に入力される。用紙切れセンサー54の出力に基づき、制御部1は、給紙カセットの用紙切れのエラーが発生したことを認識できる
(使用者の認証)
図2を用いて、実施形態に係る複合機100での使用者の認証の一例を説明する。複合機100は、カメラ60を含む。カメラ60は、レンズ、イメージセンサー、カメラモジュールを含む。レンズは入射された光をイメージセンサーに導く。イメージセンサーは、面状に並べられた複数の受光素子を含む。イメージセンサーの各受光素子は、受光量に応じたアナログ信号(画像信号)を出力する。イメージセンサーの各受光素子は、一定周期でアナログ信号(画像信号)を出力する。カメラモジュールは、イメージセンサーが出力する画像信号に基づき、撮影データ(画像データ)を生成する。カメラモジュールは、一定周期で撮影データを生成する。
カメラ60の撮影範囲(構図)が複合機100の背面から正面方向に向くように、カメラ60は複合機100に取り付けられる。例えば、複合機100の背面にアームが取り付けられる。アームにカメラ60が取り付けられる。カメラ60は、複合機100に向かってくる使用者や、操作パネル2を操作する使用者を撮影する。
制御部1は、カメラ60で撮影された画像データに基づき、使用者を認証できる。言い換えると、制御部1は、撮影データに基づき、複合機100の正面に立つ使用者が誰であるかを認識する。使用者の認証のため、記憶部102は認証用データD3を記憶する。認証用データD3は、複合機100を使用できる者の顔画像データを含む。使用できる者が複数の場合、認証用データD3は複数の顔画像データを含む。カメラ60の撮影で得られた画像データを顔画像データとして記憶部10に登録できるようにしてもよい。さらに、認証用データD3は、顔画像データに関連付けて登録された情報を含む。例えば、認証用データD3は、使用者名、パスワード、アドレス、所属部門のような情報を含む。使用者は認証用データD3に含める情報を操作パネル2に入力できる。
顔認証を行うとき、制御部1は、撮影データに対し顔検出処理を行う。顔検出処理により、制御部1は撮影データ中の顔領域を定める。例えば、制御部1は、一定サイズ以上の肌色領域を顔領域と認識する。顔領域を検出できないとき、制御部1は撮影データに人は映っていないと判定する。顔領域を検出できたとき、制御部1は顔領域の特徴点検出処理を行う。制御部1は、目、鼻、口などの顔の特徴点の位置を定める。制御部1は、得られた特徴点の位置関係を正規化し、第1照合用データを生成する。一方、制御部1は、それぞれの顔画像データについて、予め、顔検出処理、特徴点検出処理を行っておく。そして、制御部1は、それぞれの顔画像データについて、特徴点の位置関係を正規化して第2照合用データを生成する。
制御部1は、第1照合用データと第2照合用データを比較する。そして、制御部1は各第2照合用データと、第1照合用データの一致度を算出する。顔画像データと撮影データに写る人物が似ていないほど、算出される一致度は小さくなる。一致度が予め定められた基準値を超える第2照合用データがない場合、制御部1は撮影された人物は複合機100の使用権限を有しないと判定する。この場合、使用者の認証は行われない。一方、制御部1は、一致度が基準値を基準値を超える第2照合用データがある場合、撮像されている者は、複合機100の使用権限を有すると判定する。この場合、制御部1は、使用者(撮影されている人物)が、最も一致度が高い第2照合用データに対応する使用者と認証する。これにより、制御部1は複合機100の正面に立つ使用者が誰であるかを判定する。
なお、カメラ60を用いて、顔認証により使用者を認証する例を説明した。しかし、操作パネル2に入力された使用者名やパスワードに基づき、使用者を認証してもよい。この場合、使用者は、操作パネル2(タッチパネル22)を用いて、使用者名や対応するパスワードを入力する。制御部1は、入力された使用者名やパスワードが一致する人物が認証用データD3に含まれているか否かを確認する。一致したとき、制御部1は、使用者は、一致した使用者名とパスワードに対応する者と認証する。制御部1は、複合機100の使用権限があると判定する。一致しないとき、制御部1は使用者を認証しない。制御部1は複合機100の使用権限がないと判定する。
また、IDカードや携帯通信装置300に登録された情報を読み取って使用者を認証してもよい。携帯通信装置300は、例えば、スマートフォンである。無線通信部14はIDカードや携帯通信装置300に登録された情報を読み取る。制御部1は、記憶部102の情報と読み取った情報が一致するか否かを確認する。一致したとき、制御部1は、使用者は、一致した情報に対応する使用者と認証する。制御部1は、複合機100の使用権限があると判定する。一致しないとき、制御部1は使用者を認証しない。制御部1は、複合機100の使用権限がないと判定する。
使用者が認証できないとき、制御部1は、操作パネル2をログアウト状態で保つ。ログアウト状態のとき、操作パネル2はジョブ設定やジョブ開始指示を受け付けない。一方、使用者が認証できたとき、制御部1は、操作パネル2をログイン状態とする。ログイン状態のとき、操作パネル2は、ジョブ設定やジョブ開始指示を受け付ける。いったんログイン状態になると、ログアウト条件が満たされるまで、制御部1は操作パネル2をログイン状態で保つ。ログアウト条件は、例えば、操作パネル2への操作が無くなってから一定時間経過したこととできる。
(使用者の位置の検知)
図2を用いて実施形態に係る複合機100での使用者の位置の検知の一例を説明する。制御部1は使用者の位置を検知できる。使用者の位置を検知するため、複合機100は、位置検知部6を含む。位置検知部6として、カメラ60、前方センサー61、右方センサー62、及び、左方センサー63を含む。前方センサー61、右方センサー62、及び、左方センサー63は、人感センサーである。人感センサーは人の存在(有無)を検知するためのセンサーである。例えば、各人感センサーは焦電型赤外線センサーである。人感センサーは、人が放射する赤外線の入射量の変化に応じて、出力値が変化する。
前方センサー61は検知範囲が複合機100の前方(正面側)となるように設置される。前方センサー61は、例えば、複合機100の正面に設置される。前方センサー61の出力値(電圧値)は、制御部1に入力される。制御部1は前方センサー61の出力値と予め定められた閾値を比較する。出力値が閾値を超えているとき、制御部1は複合機100の前方に使用者がいると判定する。出力値が閾値以下のとき、制御部1は複合機100の前方に使用者がいないと判定する。周囲(近く)に人がいないと判定する。
右方センサー62は、検知範囲が、複合機100を正面からみて、右側面側となるように設置される。右方センサー62は複合機100の右側面に設置される。右方センサー62の出力値(電圧値)は、制御部1に入力される。制御部1は右方センサー62の出力値と予め定められた閾値を比較する。出力値が閾値を超えているとき、制御部1は複合機100の右側面側に使用者がいると判定する。出力値が閾値以下のとき、制御部1は複合機100の右側面側に使用者がいないと判定する。周囲(近く)に人がいないと判定する。
左方センサー63は、検知範囲が、複合機100を正面からみて、左側面側となるように設置される。左方センサー63は複合機100の左側面に設置される。左方センサー63の出力値(電圧値)は、制御部1に入力される。制御部1は左方センサー63の出力値と予め定められた閾値を比較する。出力値が閾値を超えているとき、制御部1は複合機100の左側面側に使用者がいると判定する。出力値が閾値以下のとき、制御部1は複合機100の左側面側に使用者がいないと判定する。周囲(近く)に人がいないと判定する。
また、カメラ60を位置検知部6として利用することができる。カメラ60は、複合機100の正面に立つ使用者を撮影する。そのため、撮影データに顔領域が含まれているとき、制御部1は、使用者は複合機100の正面にいると判定してもよい。撮影データの顔領域が左側に向けて移動した後、撮影データに顔領域が含まれなくなったとき、制御部1は、複合機100を正面からみて、使用者は右側面側にいる(移動した)と判定してもよい。撮影データの顔領域が右側に向けて移動した後、撮影データに顔領域が含まれなくなったとき、制御部1は、複合機100を正面からみて、使用者は左側面側にいる(移動した)と判定してもよい。
(装置画像7の表示)
次に、図3を用いて、実施形態に係る複合機100での装置画像7の表示の一例を説明する。図3は、実施形態に係る複合機100での通知画面20の一例を示す図である。
エラー発生を認識したとき、使用者はエラーを解消するための作業(エラー解消作業)を行う必要がある。エラー発生時、制御部1は、通知画面20を表示パネル21に表示させる。通知画面20はエラー発生場所やエラー解消作業の手順を使用者に案内するための画面である。図3は用紙のジャムのエラーが発生したときの通知画面20の一例を示す。
図3に示すように、制御部1は、装置画像7を通知画面20内に表示させる。装置画像7は、エラーが発生した装置の画像である。図3の例では、エラー発生装置は複合機100である。つまり、装置画像7は複合機100の画像である。制御部1は、装置画像表示領域70内に装置画像7を表示させる。通知画面20のうち、右側かつ矩形で囲まれた領域が装置画像表示領域70である。
制御部1は、使用者の位置に対応する視点からみた装置画像7を表示パネル21に表示させる。図3のうち、上側の図では、複合機100の正面に対し、使用者が右側から見た図(複合機100の右上からみた斜視図)が装置画像7として表示されている。図3のうち、下側の図では、使用者が左側から見た図(複合機100の左上からみた斜視図)が装置画像7として表示されている。
使用者が複合機100の前方にいると認識(判定)しているとき、制御部1は、複合機100を前方から見た視点の装置画像7を表示パネル21に表示させる。複合機100の正面に対し、使用者が複合機100の右側面側にいると認識(判定)しているとき、制御部1は、複合機100を右側面側から見た視点の装置画像7を表示パネル21に表示させる。複合機100の正面に対し、使用者が複合機100の左側面側にいると認識(判定)しているとき、制御部1は、複合機100を左側面側から見た視点の装置画像7を表示パネル21に表示させる。
制御部1は、撮影データに基づき、使用者の移動方向を認識してもよい。カメラ60の設置角度との関係で、制御部1は、撮影データに含まれる顔領域の移動方向と反対側を使用者の移動方向と認識する。使用者の移動にあわせ、装置画像7をアニメーション的に回転させてもよい。例えば、複合機100の正面に対し、使用者が複合機100の前方から右側面側方向に移動したとき、制御部1は、複合機100を見る第3者の視点が複合機100の前方から右側面に移動するように、装置画像7を変化させてもよい。この場合、制御部1は、垂直方向に対し時計回りに回転するように装置画像7を変化させる。逆に、使用者が右側面から正面に移動してきたとき、制御部1は、複合機100を見る第3者の視点が複合機100の右側面から正面に移動するように、装置画像7を変化させてもよい。制御部1は垂直方向に対し反時計回りに回転するように装置画像7を変化させる。
例えば、複合機100の正面に対し、使用者が前方から左側面方向に移動したとき、制御部1は、複合機100を見る第3者の視点が複合機100の前方から左側面に移動するように、装置画像7を変化させてもよい。この場合、制御部1は、垂直方向に対し反時計回りに回転するように装置画像7を変化させる。逆に、使用者が左側面から正面に移動してきたとき、制御部1は、複合機100を見る第3者の視点が複合機100の左側面から正面に移動するように、装置画像7を変化させてもよい。この場合、制御部1は、垂直方向に対し時計回りに回転するように装置画像7を変化させる。
更に、制御部1は、場所指示画像8を表示パネル21に表示させる。場所指示画像8はエラー発生場所を示す画像である。場所指示画像8はエラー発生場所を指し示す。図3の例では、場所指示画像8は矢印である。図3では、場所指示画像8は、複合機100の正面に対して右側面側で用紙のジャムが発生したことを知らせている。なお、矢印以外の画像が場所指示画像8として用いられてもよい。例えば、場所指示画像8は、三角形や四角形のような多角形でもよい。
更に、制御部1は、場所指示画像8とともに種類表示画像81を表示パネル21に表示させる。種類表示画像81は、場所指示画像8が指し示す場所で発生したエラーの種類を示す。制御部1は、装置画像7と種類表示画像81に重ならない位置に種類表示画像81を表示させる。図3は、制御部1は、用紙ジャムが発生したことを知らせる文字を種類表示画像81として表示させる例を示す。
(複数のエラーが発生したときの表示)
次に、図4を用いて、実施形態に係る複合機100で複数のエラーが発生したときの表示の一例を説明する。図4、図5は、実施形態に係る複合機100での通知画面20の一例を示す図である。
複合機100では複数のエラーが同時に発生することがある。例えば、用紙搬送部4bで用紙のジャムが発生したとき、制御部1は、用紙搬送部4b、画像形成部4c、定着部4dに用紙搬送を停止させる。ジャムした用紙の破れや折り重りで、ジャムがひどくなることを防ぐためである。その結果、給紙部4aもエラーとなることがある。
図4は、複数のエラーの同時発生時の通知画面20の一例を示す。複数のエラーが発生したとき、制御部1は複数の場所指示画像8を表示させる。制御部1は、1つのエラー発生場所に対し、1つの場所指示画像8を表示させる。図4は、搬送ジャムエラーに対応する場所指示画像8と、給紙部4aでの給紙エラーに対応する場所指示画像8を表示する例を示している。エラーが発生したとき、使用者はエラー解消作業を行う必要がある。エラーの種類によっては、エラー解消作業の難易度に差がある。通常、1つのエラーを解消するために、複数の作業が必要になる。エラー解消のために行うべき作業ステップ(作業数)が多いほど、エラー解消作業の難易度が高いといえる。
例えば、搬送ジャムエラーが生じたとき、(1)複合機100の右カバーを開ける、(2)詰まった用紙を取り出す、(3)定着カバーを開ける、(4)定着部4dに詰まった用紙を取り出す、(5)定着カバーを戻す、(6)右カバーを閉じる、といったステップ(作業)が必要となる。なお、右カバーは、複合機100の右側面のカバーである。右カバーは開閉可能である。右カバーを開けることにより、用紙搬送部4b(用紙搬送路)を露出させることができる。定着カバーは、定着部4dの回転体に対して設けられたカバーである。定着部4dの回転体は高温となる。右カバーを開けただけでは、定着部4dの回転体が露出しないように、定着カバーが設けられる。
一方、給紙エラーが生じたとき、エラー解消作業では、(1)給紙カセットを引き出す、(2)詰まった用紙を取り出す、(3)給紙カセットを戻すといったステップ(作業)が行われる。搬送ジャムエラーより作業数が少ない。
記憶部10は作業難易度データD4を記憶する(図2参照)。作業難易度データD4はエラーごとに、エラー解消作業の難易度を定義したデータである。難易度は、例えば、3段階である(低難易度、中難易度、高難易度)。作業難易度データD4では、行うべき作業ステップ(作業の種類)が多いエラーほど、難易度が高く設定される。例えば、搬送ジャムエラーは、高難易度や中難易度に設定される。給紙エラーは低難易度に設定される。
図4に示すように、制御部1は、エラーに応じて、対応する場所指示画像8のサイズ(太さ)を異ならせる。図4は、制御部1が、作業難易度が高いエラーに対応する場所指示画像8を、作業難易度が低いエラーに対応する場所指示画像8よりも大きく(太く)する例を示している。反対に、制御部1は、高難易度のエラーに対応する場所指示画像8を、低難易度のエラーに対応する場所指示画像8よりも小さく(細く)してもよい。
ここで、制御部1は、エラー解消を認識する。例えば、搬送ジャムエラーが発生したとき、右カバーの開閉後、制御部1は、用紙の存在を検知している各用紙センサー52があるか否かを確認する。全ての用紙センサー52の出力レベルが用紙無しに対応するレベルのとき、制御部1は、搬送ジャムエラーが解消したと認識する。
なお、複合機100は右カバー開閉センサーS1を含む(図2参照)。右カバー開閉センサーS1の出力レベルは、複合機100の右カバー(搬送ジャムエラーを解消するために開けられるカバー)が開いているときと開いていないときとで異なる。右カバー開閉センサーS1の出力は制御部1に入力される。右カバー開閉センサーS1の出力に基づき、制御部1は右カバーの開閉を認識する。
また、給紙エラーが発生した場合、給紙部4a(給紙カセット)の開閉後、給紙センサー51が用紙の存在を検知していないとき、制御部1は、給紙エラーが解消したと認識する。なお、複合機100はカセット開閉センサーS2を含む(図2参照)。カセット開閉センサーS2の出力レベルは、複合機100の給紙カセットが開いている(引き出されている)ときと、閉じている(セットされている)ときとで異なる。カセット開閉センサーS2の出力は制御部1に入力される。カセット開閉センサーS2の出力に基づき、制御部1は、給紙カセットの開閉を認識する。なお、トナーセンサー54の出力レベルが、トナーがあるときのレベルになったとき、制御部1はトナー切れエラーが解消したと認識する。用紙切れセンサー54の出力が用紙ありのレベルになったとき、制御部1は用紙切れエラーが解消したと認識する。
複数のエラーが発生したとき、1つずつエラーが解消される。1つのエラーの解消を認識したとき、制御部1は、残っているエラーを表示パネル21に通知させる。具体的に、制御部1は、残っているエラーのうち、使用者の現在位置に最も近いエラーを表示パネル21に通知させる。図5は、搬送ジャムエラーと給紙エラーが発生したときの通知画面20の一例を示す。図5の下側の図は、2つのエラーのうち、搬送ジャムエラーが解消したときに表示される通知の一例を示す。図5の下側の図では、制御部1は、残っているエラーが給紙エラーであることを表示パネル21に通知させる。また、制御部1は、残っているエラーを解消するために移動すべき位置を通知させる。
(作業案内情報9)
次に、図3〜図8を用いて、実施形態に係る複合機100で表示される作業案内情報9の一例を説明する。図3〜図8は、実施形態に係る複合機100での通知画面20の一例を示す図である。
制御部1は、通知画面20内に作業案内情報9を表示させる。作業案内情報9は、エラー解消作業の手順を説明する情報である。制御部1は、通知画面20のうち、装置画像表示領域70外に作業案内情報9を表示させる。制御部1は、通知画面20のうち、左側に作業案内情報9を表示させる。図3、図4の上側の図、図5では、搬送ジャムエラーを解消するための手順の一部が作業案内情報9として表示されている。図4の下側の図では、給紙エラーを解消するための手順の一部が作業案内情報9として表示されている。
各通知画面20には、ネクストボタンB1とバックボタンB2が設けられる。ネクストボタンB1とバックボタンB2が操作されたとき、制御部1は、表示する作業案内情報9を変更する。ネクストボタンB1が操作されたとき、制御部1は、案内していた作業の次以降の作業に対応する作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。バックボタンB2が操作されたとき、制御部1は、案内していた作業の前の作業に対応する作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。
複数のエラーが発生しているとき、制御部1は、使用者の位置に応じて、表示する作業案内情報9を切り替える。制御部1は、使用者の現在位置に最も近いエラーを解消するための手順を作業案内情報9として表示パネル21に表示させる。図4は、搬送ジャムエラーと給紙エラーが生じたときの通知画面20の一例を示す。制御部1は、搬送ジャムエラーが、複合機100を正面からみて、右側面側で発生していると認識する。制御部1は、給紙エラーが複合機100の正面位置で発生していると認識する。
図4の上側の図に示すように、複合機100を正面からみて、使用者が右側面側に位置すると判定しているとき、制御部1は、搬送ジャムエラーに対応する作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。図4の下側の図に示すように、使用者が複合機100の正面に位置すると判定しているとき、制御部1は、給紙エラーに対応する作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。さらに、複合機100を正面からみて、使用者が左側面側に位置すると判定しているときも、制御部1は、給紙エラーに対応する作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。制御部1は、使用者の現在位置に最も近いエラー発生場所(エラー解消作業で操作すべき場所)に対応するエラーの作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。
ここで、記憶部10は、習熟度データD5を不揮発的に記憶する。習熟度データD5は、各使用者の習熟度を定義したデータである。習熟度とは、複合機100(エラー発生装置)に慣れているレベル(度合い)である。習熟度のレベルは、例えば、低レベル、中レベル、高レベルの3段階である。習熟度のレベルは3段階以上でもよい。各使用者の習熟度は予め設定される。操作パネル2は各使用者の習熟度の設定を受け付ける。制御部1は、設定された習熟度を習熟度データD5として、記憶部10に記憶させる。
制御部1は使用者を認証する。制御部1は複合機100を使用している者、つまり、エラー解消作業をしている者を認識している。制御部1は、習熟度データD5を参照する。エラー解消作業をしている者(被認証者)の習熟度を認識する。なお、習熟度データD5は、外部のサーバー(不図示)に記憶されていてもよい。制御部1は、エラー発生時、制御部1は、習熟度データD5を通信部13に取得させてもよい。あるいは、制御部1は、サーバーに使用者の習熟度を問い合わせてもよい。この場合、制御部1は、サーバーから回答され、通信部13が受信した習熟度に基づき、使用者の習熟度を認識する。
制御部1は、使用者の習熟度に応じた作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。例えば、制御部1は、習熟度が高レベルの使用者には文字(手順の説明文)のみを表示させる。制御部1は、習熟度が中レベルの使用者には、作業手順の理解を助ける画像のみを表示させる。制御部1は、習熟度が低レベルの使用者には、文字(手順の説明文)と作業手順の理解を助ける画像の両方を表示させる。つまり、制御部1は、使用者の習熟度が高いほど、作業案内情報9を少なくする。制御部1は、使用者の習熟度が低いほど、作業案内情報9を多くする。
図6は、使用者の習熟度が低レベルの場合に表示される通知画面20(作業案内情報9)の一例を示す。使用者の習熟度が低レベルの場合、作業ごとに、説明文と作業を例示する画像を作業案内情報9に表示させる。使用者の習熟度が低い場合、制御部1は、エラー解消作業を説明するために用意されたデータの全てを作業案内情報9として表示させる。なお、エラー解消作業を説明するためのデータは、記憶部10に不揮発的に記憶される。
図7は、使用者の習熟度が中レベルの場合に表示される通知画面20(作業案内情報9)の一例を示す。ある程度、複合機100に慣れていれば、画像のみで以前に行ったエラー解消作業を思い出すことができる。そこで、使用者の習熟度が中レベルの場合、作業ごとに、作業を例示する画像のみを作業案内情報9に表示させる。使用者の習熟度が中レベルの場合、制御部1は、エラー解消作業を説明するために用意されたデータの一部を作業案内情報9として表示させる。
図8は、使用者の習熟度が高レベルの場合に表示される通知画面20(作業案内情報9)の一例を示す。複合機100に慣れていれば、文字のみでエラー解消のためにすべきことがわかる。そこで、使用者の習熟度が高レベルの場合、作業ごとの説明文のみを作業案内情報9に表示させる。使用者の習熟度が高レベルの場合、制御部1は、文字(文章)のみを表示させる。その結果、表示される画面数が少なくなる。
(変形例)
次に、図9を用いて、実施形態に係る複合機100の変形例を説明する。図9は、変形例に係る複合機100での通知画面20の一例を示す図である。上述の実施形態の説明では、制御部1は、使用者の現在位置を認識し、現在位置の方向からみた装置画像7を表示する例を説明した。変形例では、使用者がエラー発生場所から離れる方向に移動したとき、制御部1は、移動後の位置(方向)が誤っていることを表示パネル21に通知させる。
図9は、搬送ジャムエラーが発生したときに表示される通知画面20の一例を示す。上述の実施形態では、例えば、複合機100を正面からみて、使用者が正面又は右側面から左側面方向に移動したとき、制御部1は、装置画像7を変更(回転)させる例を説明した。変形例では、使用者がエラー発生場所から離れる方向に移動した場合、制御部1は移動方向が誤っていることを表示パネル21に通知させる。図9の例では、搬送ジャムエラーは、複合機100を正面からみて、右側面で生じている。使用者の位置が右側面から正面に変わったとき、又は、使用者の位置が正面から左側面に変わったとき、制御部1は移動方向が誤っていること通知させる。なお、変形例では、使用者がエラー発生場所に近づく方向に移動した場合、上述の実施形態と同様、制御部1は、装置画像7の表示を使用者の視点に応じて変更する(回転させる)。
具体的に、使用者がエラー発生場所から離れる方向に移動した場合、制御部1は、装置画像7を変化させない。制御部1は装置画像7を回転させない。制御部1は装置画像7の視点を移動させない。図9の上側の図は、複合機100を正面からみて、使用者が右側面側にいたときに表示される装置画像7の一例を示す。図9の下側の図は、右側面側にいた使用者が、左側面側まで移動したときの装置画像7の一例を示す。エラー発生場所から離れる方向に移動しても、装置画像7は変化しない。装置画像7が変化しないので、使用者は、移動方向が誤っていることに気づくことができる。
また、図9の下側の図に示すように、制御部1は、移動方向が誤っていることを知らせる文字を表示パネル21に表示させてもよい。また、制御部1は、移動方向が誤っていることを知らせるために通知画面20の一部の表示色を変化させてもよい。図9の下側の図に示すように、制御部1は、装置画像表示領域70のうち、装置画像7の外側の領域を赤色(白色以外)とする。また、制御部1は、装置画像表示領域70のうち、装置画像7の外側の領域を白と赤で点滅させてもよい。エラー解消に必要のない方向に移動していることを使用者に気づかせることができる。
このようにして、実施形態と変形例に係る表示装置(複合機100)は、エラー検知部5(給紙センサー51、複数の用紙センサー52、トナーセンサー53、用紙切れセンサー54)、位置検知部6(前方センサー61、右方センサー62、左方センサー63、カメラ60)、表示パネル21、制御部1を含む。エラー検知部5は、エラーの発生を検知する。位置検知部6は、エラーが発生した装置であるエラー発生装置に対するエラー解消作業を行う使用者の位置を検知する。表示パネル21は表示を行う。制御部1は、エラー検知部5の出力に基づきエラー発生とエラー発生場所を認識し、位置検知部6の出力に基づき、エラー発生装置に対する使用者の位置を認識し、表示パネル21の表示を制御する。エラー発生時、制御部1は、表示パネル21にエラー発生装置の画像である装置画像7を表示パネル21に表示させる。制御部1は、使用者の位置に応じた視点から見た装置画像7を表示パネル21に表示させる。
使用者の視点にあわせたエラー発生装置(画像形成装置)の画像を表示することができる。表示パネル21に表示される画像形成装置の画像の視点と、使用者の視点が一致又は近似する。使用者が見ているものと表示内容が近くなり、使用者の混乱を防ぐことができる。エラー発生時、見やすい表示を行うことができる。
使用者がエラー発生装置の正面に対して右側にいると認識したとき、制御部1は、エラー発生装置の正面に対して右側からみた装置画像7を表示パネル21に表示させる。使用者がエラー発生装置の正面にいると認識したとき、制御部1は、エラー発生装置を正面からみた装置画像7を表示パネル21に表示させる。使用者がエラー発生装置の正面に対して左側にいると認識したとき、制御部1は、エラー発生装置の正面に対して左側からみた装置画像7を表示パネル21に表示させる。エラー発生装置(画像形成装置)の周辺での使用者の移動にあわせて、表示される装置画像7を変化(回転)させることができる。
制御部1は、エラー発生場所を示す場所指示画像8を表示パネル21に表示させる。エラー発生場所を認識することができる。エラーを解消するためには、エラー発生装置(画像形成装置)の周囲のうち、どの位置に移動すればよいかを知らせることができる。
複合機100は、エラー解消作業の難易度を定義した作業難易度データD4を記憶する記憶部10を含む。複数のエラーが発生した場合、制御部1は、場所指示画像8を複数表示させる。作業難易度データD4に基づき、制御部1は、発生したエラーごとに、エラー解消作業の難易度を認識する。場所指示画像8に対応するエラー解消作業の難易度が高いほど、制御部1は、場所指示画像8を大きく、又は、小さくする。エラー解消作業の難易度に応じた場所指示画像8を表示することができる。場所指示画像8の大きさに基づき、エラー解消作業の難易度を知ることができる。
制御部1は、エラー検知部5の出力に基づき、エラーの解消を認識する。複数のエラーが発生した場合、1つのエラー解消を認識したとき、制御部1は、未解消のエラーのうち、現在の使用者の位置から最も近いエラーを表示パネル21に通知させる。次にエラー解消作業を行うべき位置(場所)を使用者に知らせることができる。発生したエラーが複数でも、エラー解消作業を迷うこと無く順番に行うことができる。1つずつエラーを効率よく解消することができる。
エラーが発生した場合、制御部1は、エラー解消作業の手順を説明する作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。作業案内情報9見ることにより、使用者は、エラー解消作業の手順を確認できる。エラー解消作業の手順を使用者に知らせることができる。エラー解消作業を使用者に円滑に行わせることができる。
複数のエラーが発生した場合、制御部1は、使用者の現在位置に最も近い位置で発生したエラーを解消するための作業案内情報9を表示パネル21に表示させる。使用者の現在位置から最も近い(移動しなくてよい)場所のエラー解消作業を使用者に行わせることができる。効率よくエラー解消作業を使用者に行わせることができる。画像形成装置の周りを右往左往することなく、エラーを解消することができる。
表示装置(複合機100)は、エラー発生装置の操作の習熟度を使用者ごとに定義した習熟度データD5を記憶する記憶部10を含む。制御部1は、習熟度データD5に基づき、使用者の習熟度を認識する。制御部1は、使用者の習熟度が高いほど、作業案内情報9に表示する情報を少なくする。使用者の習熟度が高いほど、制御部1は、作業案内情報9に表示する情報を多くする。エラー解消作業に慣れている使用者に向けて過剰に情報を通知した場合、使用者は煩わしく感じることがある。そこで、習熟度が高い使用者に対しては、作業案内情報9に表示する情報を少なくする。これにより、習熟度が高い使用者は煩わしさを感じない。一方、エラー解消作業にも慣れていない使用者の場合、作業案内情報9に含まれる情報が少ないとき、使用者は情報が足りないと不満を抱くことがある。そこで、習熟度が低い使用者に対しては、作業案内情報9に表示する情報を多くする。これにより、習熟度の低い使用者は、不満を感じない。
発生したエラーが1つの場合、使用者がエラーの発生場所から離れる方向に移動したとき、制御部1は移動方向が誤っていることの通知を表示パネル21に表示させる。移動方向(現在位置)が、エラー発生場所に対して逆方向であることを気づかせることができる。現在の移動方向と逆方向に移動すべきことを使用者に気づかせることができる。
表示装置(複合機100)は、位置検知部6としてカメラ60を含む。制御部1は、カメラ60の撮影により得られた撮影データに基づき、エラー発生装置に対する使用者の位置を認識する。使用者(作業者)の位置を正確に検知することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。上記の説明では、表示装置が複合機100である例を説明した。言い換えると、表示装置を含む複合機100を説明した。しかし、通知画面20を表示する表示装置は、複合機100(操作パネル2)に限られない。表示装置は、複合機100(無線通信部14)と通信する携帯通信装置300でもよい。この場合、制御部1は、携帯通信装置300に向けて、通知画面20を表示するための画像データを無線通信部14に送信させる。携帯通信装置300を所持する使用者は、無線通信装置を見ながらエラー解消作業を行うことができる。また、複合機100と使用者の位置関係に応じて、複合機100を示す装置画像7が回転する。使用者の現在位置から見た複合機100と同じ、又は、近い装置画像7を携帯通信装置300に表示させることができる。
また、印刷に関するエラー(搬送ジャムエラー、給紙エラー)が発生してから予め定められた猶予時間が経過してもエラーが解消されない場合、制御部1は、原稿読み取りの設定画面を表示パネルに表示させてもよい。例えば、猶予時間が経過してもエラーが解消されない場合、かつ、カメラ60の撮像データに用紙(一定サイズ以上の白領域)が写ったとき、制御部1は、原稿読み取りの設定画面を表示パネルに表示させてもよい。
本発明は、表示パネルを含む表示装置に利用可能である。
100 複合機(表示装置、エラー発生装置)
1 制御部 10 記憶部
21 表示パネル 5 エラー検知部
51 給紙センサー(エラー検知部) 52 用紙センサー(エラー検知部)
53 トナーセンサー(エラー検知部) 54 用紙切れセンサー(エラー検知部)
6 位置検知部 60 カメラ(位置検知部)
61 前方センサー(位置検知部) 62 右方センサー(位置検知部)
63 左方センサー(位置検知部) 7 装置画像
8 場所指示画像 9 作業案内情報
D4 作業難易度データ D5 習熟度データ

Claims (10)

  1. エラーの発生を検知するエラー検知部と、
    エラーが発生した装置であるエラー発生装置に対するエラー解消作業を行う使用者の位置を検知する位置検知部と、
    表示を行う表示パネルと、
    前記エラー検知部の出力に基づきエラー発生とエラー発生場所を認識し、前記位置検知部の出力に基づき、前記エラー発生装置に対する前記使用者の位置を認識し、前記表示パネルの表示を制御する制御部と、を含み、
    エラー発生時、
    前記制御部は、
    前記エラー発生装置の画像である装置画像を前記表示パネルに表示させ、
    前記使用者の位置に応じた視点から見た前記装置画像を前記表示パネルに表示させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、
    前記使用者が前記エラー発生装置の正面に対して右側にいると認識したとき、前記エラー発生装置の正面に対して右側からみた前記装置画像を前記表示パネルに表示させ、
    前記使用者が前記エラー発生装置の正面にいると認識したとき、前記エラー発生装置を正面からみた前記装置画像を前記表示パネルに表示させ、
    前記使用者が前記エラー発生装置の正面に対して左側にいると認識したとき、前記エラー発生装置の正面に対して左側からみた前記装置画像を前記表示パネルに表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記エラー発生場所を示す場所指示画像を前記表示パネルに表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. エラー解消作業の難易度を定義した作業難易度データを記憶する記憶部を含み、
    前記制御部は、
    複数のエラーが発生した場合、前記場所指示画像を複数表示し、
    前記作業難易度データに基づき、発生したエラーごとに、エラー解消作業の難易度を認識し、
    前記場所指示画像に対応する前記エラー解消作業の前記難易度が高いほど、前記場所指示画像を大きく、又は、小さくすることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、
    前記エラー検知部の出力に基づき、エラーの解消を認識し、
    複数のエラーが発生した場合、1つのエラー解消を認識したとき、未解消のエラーのうち、現在の前記使用者の位置から最も近い前記エラーを前記表示パネルに通知させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. エラーが発生した場合、
    前記制御部は、エラー解消作業の手順を説明する作業案内情報を前記表示パネルに表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の表示装置。
  7. 複数のエラーが発生した場合、
    前記制御部は、前記使用者の現在位置に最も近い位置で発生したエラーを解消するための前記作業案内情報を前記表示パネルに表示させることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記エラー発生装置の操作の習熟度を使用者ごとに定義した習熟度データを記憶する記憶部を含み、
    前記制御部は、
    前記習熟度データに基づき、前記使用者の前記習熟度を認識し、
    前記使用者の前記習熟度が高いほど、前記作業案内情報に表示する情報を少なくし、
    前記使用者の前記習熟度が高いほど、前記作業案内情報に表示する情報を多くすることを特徴とする請求項6又は7に記載の表示装置。
  9. 発生したエラーが1つの場合、
    前記使用者が前記エラー発生場所から離れる方向に移動したとき、前記制御部は、移動方向が誤っていることを知らせる通知を前記表示パネルに表示させることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の表示装置。
  10. 前記位置検知部としてカメラを含み、
    前記制御部は、前記カメラの撮影により得られた撮影データに基づき、前記エラー発生装置に対する前記使用者の位置を認識することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の表示装置。
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