JP2019147230A - ロボットシステム及び調整方法 - Google Patents

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健太郎 塚本
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Abstract

【課題】撮像部が撮像した画像に基づいて対象物の高さを計測し、視野内の対象物の高さを一度にまとめて計測することで、計測に要する時間が軽減されたロボットシステム及び調整方法を提供する。【解決手段】ロボットシステム100は、対象物71を撮像する撮像部41と、エンドエフェクター19を有するロボット1と、制御装置2と、を有し、制御装置2は、撮像部41が撮像した画像に基づいて対象物71の所定部位の高さを計測し、所定部位の高さが設定した目標高さになるよう、エンドエフェクター19を制御して、所定部位の高さを変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットシステム及び調整方法に関する。
従来、ねじ締め管理装置は、生産設備のひとつとして多くの工場に導入されている。品質管理上、ねじ締め管理装置には、締めたねじについてのねじ浮きの有無を的確に判定することが求められる。
例えば、特許文献1に記載されているように、対象物の高さ寸法のばらつきが大きい場合であってもねじ締めの良否を判定できるねじ締め管理装置及び管理方法が知られていた。
特開2017−6994号公報
しかしながら、特許文献1に記載のねじ締め管理装置及び管理方法では、管理対象となるねじ1つ1つに対して高さ計測を行う必要があり、ねじの数の増加に伴い全体の処理時間も増加するという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るロボットシステムは、対象物を撮像する撮像部と、エンドエフェクターを有するロボットと、制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記撮像部が撮像した画像に基づいて前記対象物の所定部位の高さを計測し、前記所定部位の高さが設定した目標高さになるよう、前記エンドエフェクターを制御して、前記所定部位の高さを変更することを特徴とする。
本適用例によれば、撮像部が撮像した画像に基づいて対象物の高さを計測するため、視野内の対象物の高さを一度にまとめて計測することができる。これにより、計測に要する時間が軽減されたロボットシステムを提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載のロボットシステムにおいて、前記制御装置は、前記撮像部が撮像した画像に基づいて複数の前記所定部位を指定することが好ましい。
本適用例によれば、一度の計測で複数の所定部位に対して、目標高さになるように変化させる高さを算出することができ、計測に要する時間を軽減することができる。
[適用例3]上記適用例に記載のロボットシステムにおいて、前記制御装置は、複数の前記所定部位に対してそれぞれ前記目標高さを設定することが好ましい。
本適用例によれば、一度の計測で複数の所定部位に対して、目標高さになるように変化させる高さを算出することができ、計測に要する時間を軽減することができる。
[適用例4]上記適用例に記載のロボットシステムにおいて、前記目標高さは、前記対象物上に設定した基準領域の高さに対する前記所定部位の高さであることが好ましい。
本適用例によれば、対象物と設置した台等の高さにばらつきがあるとき、ばらつきの影響を軽減することができる。
[適用例5]上記適用例に記載のロボットシステムにおいて、前記制御装置は、前記エンドエフェクターの制御量と、前記制御量による前記所定部位の高さ変化量と、を結びつけることが好ましい。
本適用例によれば、目標高さと計測結果との差異が分かるので、目標高さになるような高さの変更を容易に行うことができる。
[適用例6]上記適用例に記載のロボットシステムにおいて、前記撮像部は、光源を含むことが好ましい。
本適用例によれば、対象物の表面に光源より、例えば、パターン光を照射することで、対象物の高さを計測する精度を向上できる。
[適用例7]上記適用例に記載のロボットシステムにおいて、前記撮像部は、ステレオカメラであることが好ましい。
本適用例によれば、視野内の対象物の高さを一度にまとめて計測することができる。これにより、計測に要する時間を軽減できる。
[適用例8]上記適用例に記載のロボットシステムにおいて、前記所定部位は、ねじ締め領域、押しつけ領域、液体塗布領域のうち、少なくとも1つを含むことが好ましい。
本適用例によれば、作業者は、ねじ締め、押しつけ、液体塗布の内、少なくとも1つの中から所望の処理を容易に選択することができる。
[適用例9]本適用例に係る調整方法は、エンドエフェクターを有するロボットを使用して対象物の所定部位の高さを調整する調整方法であって、前記対象物を含む撮像領域を撮像して画像を取得すること、前記画像に基づいて前記対象物の所定部位の高さを計測すること、前記所定部位の高さが設定した目標高さになるよう、前記エンドエフェクターを制御して、前記所定部位の高さを変更すること、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、撮像した画像に基づいて対象物の高さを計測するため、視野内の対象物の高さを一度にまとめて計測することができる。これにより、計測に要する時間が軽減された調整方法を提供することができる。
第1実施形態に係るロボットシステムを示す図。 図1に示すロボットシステムのブロック図。 第1実施形態に係る対象物を示す斜視図。 第1実施形態に係る対象物を示す平面図。 第1実施形態に係る事前準備の方法を示すフローチャート。 第1実施形態に係る所定部位を示す平面図。 第1実施形態に係る所定部位と基準領域とを示す平面図。 第1実施形態に係る所定部位の高さを調整するまでの流れを示すフローチャート。 第2実施形態に係る対象物を示す斜視図。 第2実施形態に係る所定部位を示す平面図。 変形例1のハードウェア(プロセッサー)を中心として説明するためのブロック図。 変形例2のロボットシステムを示すブロック図。 変形例3のロボットシステムを示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせて表示している。
(第1実施形態)
(ロボットシステム)
図1は、本実施形態に係るロボットシステム100を示す図である。
図1に示すロボット1には、互いに直交する3つの軸として、xt軸、yt軸、及びzt軸を備えるツール座標系(ロボット座標系)(座標系)が設定されている。また、撮像部41(撮像部41の視野)(撮像部41で撮像して得られる画像)には、互いに直交する3つの軸として、xr軸、yr軸、及びzr軸を備える撮像部座標系(座標系)が設定されており、各軸を示す矢印の先端側を「+(正)」、基端側を「−(負)」とする。また、図1中のzr軸方向を「鉛直方向」とし、xr−yr平面に沿った方向を「水平方向」とする。また、+zr軸側を「上方」とし、−zr軸側を「下方」とする。そして、撮像部41とロボット1とのキャリブレーションは、終了しているものとする。すなわち、ツール座標系、本実施形態では、ツールセンターポイントPを原点とするツール座標系と、撮像部座標系との対応付けがなされているものとする。これにより、撮像部41が撮像して得られた画像(撮像画像)における各部(各点)の位置の情報は、ツール座標系における座標(ロボット座標)として取得することが可能である。
また、以下では、説明の都合上、図1及び図3中の上側を「上」又は「上方」、下側を「下」又は「下方」と言う。また、図1及び図3中の基台側を「基端」又は「上流」、その反対側を「先端」又は「下流」と言う。また、図1及び図3中の上下方向が鉛直方向である。
また、本明細書において、「水平」とは、完全に水平な場合のみならず、水平に対して±5°以内で傾斜している場合も含む。同様に、本明細書において、「鉛直」とは、完全に鉛直な場合のみならず、鉛直に対して±5°以内で傾斜している場合も含む。また、本明細書において、「直交」とは、2つの線(軸を含む)又は面が、互いに完全な直交である場合のみならず、±5°以内で傾斜している場合も含む。
本実施形態に係るロボットシステム100は、図1に示すように、対象物71を撮像する撮像部41と、エンドエフェクター(ツール)としての締緩工具19を備えるロボット1と、ロボット1の動作(駆動)と画像処理とを制御する制御装置2と、制御装置2と通信可能なコンピューター5と、を備える。
制御装置2は、撮像部41が撮像した画像に基づいて対象物71の所定部位73(図6参照)の高さを計測する。制御装置2は、所定部位73の高さが設定した目標高さになるよう、締緩工具19を制御して、所定部位73の高さを変更する。
以下、ロボットシステム100が備える各部を順次説明する。
〈ロボット〉
ロボット1は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットであり、例えば、精密機器等を製造する製造工程等で用いられ、精密機器や部品等の対象物71の保持や搬送等の種々の作業(本実施形態では、例えば、ねじ締めや液体塗布等)を行う。ロボット1は、基台110と、基台110に接続されたロボットアーム10と、を備える。なお、対象物71としては、ロボット1が行う作業で用いられるものであればよく、特に限定されない。
基台110は、ロボット1を例えば、床等の任意の設置箇所70に取り付ける部分である。ロボットアーム10は、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15、及び第6アーム16を備える。また、第5アーム15及び第6アーム16によりリストが構成される。また、第6アーム16は、円盤状を成しており、その第6アーム16には、締緩工具19を着脱可能に設ける(取り付ける)ことが可能になっている。これら第1アーム11〜第6アーム16は、基台110側から締緩工具19側に向かってこの順に連結されている。また、各第1アーム11〜第6アーム16は、隣り合うアーム又は基台110に対して図示しない所定の回動軸(第1回動軸〜第6回動軸)周りに回動可能になっている。すなわち、基台110と第1アーム11とは、第1関節171を介して連結されている。また、第1アーム11と第2アーム12とは、第2関節172を介して連結されている。また、第2アーム12と第3アーム13とは、第3関節173を介して連結されている。また、第3アーム13と第4アーム14とは、第4関節174を介して連結されている。また、第4アーム14と第5アーム15とは、第5関節175を介して連結されている。また、第5アーム15と第6アーム16とは、第6関節176を介して連結されている。
締緩工具19は、例えば、ねじ回しであり、その先端部は、ねじ頭部の係合溝と係合する形状を備える。締緩工具19は、ねじ頭部の係合溝に垂直に先端部を係合し、回転することで、ねじ72を締めつけて固定したり緩めて外したりすることができる。なお、締緩工具19は、ロボットアーム10の回転駆動により操作されてもよく、図示しないモータードライバーにより回転駆動により操作されてもよい。
また、締緩工具19は、本実施形態では、第6アーム16の先端中心に配置されているが、これに限らず、例えば、第6アーム16の中心からずれた位置に配置されていてもよい。また、締緩工具19は、本実施形態では、第6アーム16に設けられているが、これに限らず、例えば、第5アーム15等に設けられていてもよく、また、ロボット1以外の部分、例えば、作業台や壁等に設けられていてもよい。また、締緩工具19は、本実施形態では、ロボット1の構成要素ではないが、これに限らず、ロボット1の構成要素として捉えてもよい。
また、締緩工具19の先端中心をツールセンターポイントPという。
また、ロボット1は、一方のアームを他方のアーム(又は基台110)に対して回動させるモーター及び減速機等を備える駆動部130を備える(図2参照)。モーターとしては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いることができる。減速機としては、例えば、遊星ギア型の減速機、波動歯車装置等を用いることができる。なお、減速機は、省略されていてもよい。また、ロボット1は、モーター又は減速機の回転軸の回転角度を検出する角度センサー140を備える(図2参照)。角度センサー140としては、例えば、ロータリーエンコーダー等を用いることができる。また、駆動部130及び角度センサー140は、各第1アーム11〜第6アーム16に対応して設けられており、本実施形態では、ロボット1は、6つの駆動部130及び6つの角度センサー140を備える。
また、各駆動部130は、図示はしないが、例えば、図1に示す基台110に内蔵されたモータードライバーと電気的に接続(以下、単に「接続」とも言う)されている。各駆動部130は、対応するモータードライバーを介して制御装置2により制御される。また、各角度センサー140は、制御装置2に電気的に接続されている。
以上、ロボット1の構成について簡単に説明した。このようなロボット1は、後述する制御装置2によって制御される。これにより、ロボット1は、適切な動作を行うことができる。
〈制御装置〉
図2は、図1に示すロボットシステム100のブロック図である。
制御装置2は、図2に示すように、撮像部41により取得された画像に基づき制御する画像制御部20と、ロボット1の動作を制御するロボット制御部21と、画像制御部20とロボット制御部21とに通信可能に接続されたメモリー等を備える記憶部22と、外部インターフェイス(I/F)を備える外部入出力部23と、を備える。制御装置2の各構成要素は、種々のバスを介して相互通信可能に接続されている。
制御装置2とロボット1とは、例えば、ケーブル等を用いて有線方式で通信可能に接続されていてもよく、また、無線方式で通信可能に接続されていてもよい。また、制御装置2は、ロボット1と別体であってもよく、また、ロボット1(例えば、基台110等)にその一部又は全部が内蔵されていてもよい。
また、制御装置2とコンピューター5とは、例えば、ケーブル等を用いて有線方式で通信可能に接続されていてもよく、また、無線方式で通信可能に接続されていてもよい。
制御装置2は、撮像部41が撮像した画像に基づいて所定部位73(図6参照)を指定する。このとき、制御装置2は、撮像部41が撮像した画像に基づいて、複数の所定部位73を指定してもよい。複数の所定部位73を指定することにより、一度の計測で複数の所定部位73に対して、目標高さになるように変化させる高さを算出することができ、計測に要する時間を削減することができる。
所定部位73は、ねじ締め領域、押しつけ領域、液体塗布領域のうち、少なくとも1つを含んでもよい。これにより、作業者は、ねじ締め、押しつけ、液体塗布の内、少なくとも1つの中から所望の処理を容易に選択することができる。
制御装置2は、所定部位73に対して目標高さを設定する。なお、複数の所定部位73を設定した場合には、それぞれの所定部位73に対して目標高さを設定してもよい。これにより、一度の計測で複数の所定部位73に対して、目標高さになるように変化させる高さを算出することができ、計測に要する時間を削減することができる。
目標高さは、所定部位73と、対象物71上に設けられた基準領域74(図7参照)と、の高さの差異である。これにより、対象物71と設置した台等の高さにばらつきがあるとき、ばらつきの影響を軽減することができる。
制御装置2は、締緩工具19の制御量と、制御量による所定部位73の高さ変化量と、を結びつける。これにより、目標高さと計測結果との差異が分かるので、所定部位73の高さが目標高さになるように、所定部位73の高さの変更を容易に行うことができる。
画像制御部20は、撮像部41で撮像して得られた画像データに対して各種の画像処理を行う。これにより、対象物71の情報として、高さや位置、姿勢を得ることができる。
ロボット制御部21は、記憶部22に記憶された各種プログラム等を実行する。これにより、ロボット1及び締緩工具19の動作の制御や各種演算及び判断等の処理を実現できる。
記憶部22には、画像制御部20及びロボット制御部21により実行可能な各種プログラムが保存(記憶)されている。また、記憶部22には、外部入出力部23で受け付けた各種データの保存が可能である。記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリーや、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー等を含んで構成されている。なお、記憶部22は、非着脱式に限らず、着脱式の外部記憶装置(図示せず)を備える構成であってもよい。
各種プログラムとしては、コンピューター5から出力された動作プログラムや、動作プログラムの修正や変更をするプログラム等が挙げられる。各種データとしては、例えば、ツールセンターポイントPの位置姿勢、各第1アーム11〜第6アーム16の回動角度等に関するデータ等が挙げられる。
外部入出力部23は、外部インターフェイス(I/F)を備え、ロボット1及びコンピューター5の各接続のために用いられる。
このような制御装置2は、例えば、コンピューター5で作成した動作プログラムに基づいて(を用いて)ロボット1を制御する。これにより、コンピューター5で作成した動作プログラムを用いて、ロボット1に適切な動作を行わせることができる。
なお、制御装置2は、前述した構成に加えて、さらに他の構成が付加されていてもよい。また、制御装置2には、ディスプレイ等を備える表示装置31や、例えば、マウスやキーボード等の入力装置32が接続されていてもよい。また、記憶部22に保存されている各種プログラムやデータ等は、予め記憶部22に記憶されたものであってもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体(図示せず)に格納されており、この記録媒体から提供されたものでもよいし、ネットワーク等を介して提供されたものであってもよい。
〈撮像部〉
撮像部41は、2つの撮像素子(図示せず)及び2つレンズ群(図示せず)等を備えている。撮像部41は、任意の設置個所、例えば、ロボット1のアーム上や、壁や天井等の任意の設置箇所に取り付けられている(固定されている)。また、撮像素子としては、特に限定されず、例えば、CCDイメージセンサー、CMOSイメージセンサー等が挙げられる。この撮像部41は、撮像を行って、画像データを生成する。
撮像部41は、ステレオカメラであってもよい。撮像部41にステレオカメラを使用することにより、視野内の対象物71の高さを一度にまとめて計測することで、計測に要する時間を軽減できる。
撮像部41は、2つの撮像素子を有しており、互いに異なる向きから対象物71を撮像する。互いに異なる向きから撮像された対象物71の画像データは、ケーブルを介して制御装置2に送られ、制御装置2の画像制御部20にて対象物71の情報として高さ及び位置、姿勢を得ることができる。互いに異なる向きから撮像された対象物71の画像に基づいて高さを計測する手法は、一般的なステレオブロックマッチング法を使っているため、詳細については言及しない。
撮像部41は、光源54を含んでもよい。これにより、対象物71の表面に光源54より、例えば、パターン光を照射することで、対象物71の高さを計測する精度を向上できる。撮像部41は、2つの撮像素子に加えて、光源54を含んでもよい。光源54は、例えば、投射画像を投影するための液晶ライトバルブ、投射レンズ、液晶駆動部を備えるプロジェクターである。撮像部41は、光源54より対象物71にランダムなパターン光像を投射することで、対象物71の表面形状が平面であるような場合でも高さ計測を精度良く行うことができる。
撮像部41は、2つの撮像素子のうち1つを光源54に代えた構成でもよい。撮像部41は、光源54より異なる複数の位相パターンを対象物71に対し投射し、異なる位相パターンの投射された対象物71を撮像し、複数の画像データを生成する。複数の画像データは、ケーブルを介して制御装置2に送られ、制御装置2の画像制御部20にて対象物71の情報として高さ及び位置、姿勢を得ることができる。異なる複数の位相パターンが投射された対象物71の画像データに基づいて高さを計測する手法は、一般的な位相シフト法を使っているため、詳細については言及しない。
〈コンピューター〉
図2に示すコンピューター5としては、例えば、PC(Personal Computer)等の種々のコンピューターを用いることが可能であり、制御装置2に対して通信可能に接続されている。
コンピューター5は、プロセッサーを備える制御部51と、制御部51に通信可能に接続されたメモリー等を備える記憶部52と、外部I/F(インターフェイス)を備える外部入出力部53と、を備える。外部入出力部53は、コンピューター5の受付部の1例である。コンピューター5の各構成要素は、種々のバスを介して相互通信可能に接続されている。
また、コンピューター5と制御装置2とは、例えば、ケーブル等を用いて有線方式で通信可能に接続されていてもよく、また、無線方式で通信可能に接続されていてもよい。
制御部51は、記憶部52に記憶された各種プログラム等を実行する。これにより、制御装置2の制御や各種演算及び判断等の処理を実現できる。
記憶部52には、制御部51により実行可能な各種プログラムが保存されている。また、記憶部52には、外部入出力部53で受け付けた各種データの保存が可能である。記憶部52は、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリーや、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー等を含んで構成されている。なお、記憶部52は、非着脱式に限らず、着脱式の外部記憶装置(図示せず)を備える構成であってもよい。
外部入出力部53は、外部I/F(インターフェイス)を備え、制御装置2、表示装置31、及び入力装置32との各接続のために用いられる。したがって、外部入出力部53は、作業者による入力装置32の操作(指令)を受け付ける受付部としての機能を備える。また、外部入出力部53は、表示装置31のモニターに各種画面に関する信号を出力する出力部としての機能を備える。
また、コンピューター5は、前述した構成に加えて、さらに他の構成が付加されていてもよい。また、記憶部52に保存されている各種プログラムやデータ等は、予め記憶部52に記憶されたものであってもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体(図示せず)に格納されており、この記録媒体から提供されたものでもよいし、ネットワーク等を介して提供されたものであってもよい。
〈表示装置及び入力装置〉
図2に示す表示装置31は、ディスプレイを備えており、例えば、各種画面を表示する機能を備える。また、表示装置31としては、特に限定されず、例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置等の直視型の表示装置、プロジェクター等の投射型表示装置等が挙げられる。この表示装置31は、コンピューター5に接続されているが、制御装置2に接続されてもよい。また、2つの表示装置31を用意し、その表示装置31をコンピューター5及び制御装置2に接続してもよい。ここでは、表示装置31がコンピューター5に接続されている場合を例に挙げて説明する。
入力装置32は、例えば、マウスやキーボード等を含んで構成されている。この入力装置32は、コンピューター5に接続されているが、制御装置2に接続されてもよい。また、2つの入力装置32を用意し、その入力装置32をコンピューター5及び制御装置2のそれぞれに接続してもよい。ここでは、入力装置32がコンピューター5に接続されている場合を例に挙げて説明する。入力装置32は、作業者により操作されることで、コンピューター5に対して各種の処理等の指示(入力)を行うことができる。
具体的には、表示装置31に表示される各種画面(ウィンドウ等)に対して入力装置32のマウスでクリックする操作や、入力装置32のキーボードで文字や数字等を入力する操作により、コンピューター5に対する指示が行われる。以下、入力装置32を用いた指示(入力装置32による入力)を「操作指示」とも言う。この「操作指示」は、入力装置32により、表示装置31に表示された内容から所望の内容を選択する「選択操作」や、入力装置32により、文字や数字等を入力する「入力指示」等を含む。また、入力には、選択も含まれる。
なお、コンピューター5には、表示装置31及び入力装置32がそれぞれ1つ接続されていてもよいし、それぞれ複数接続されていてもよい。また、表示装置31及び入力装置32の代わりに、表示装置31及び入力装置32の機能を兼ね備えた表示入力装置(図示せず)を用いてもよい。表示入力装置としては、例えば、タッチパネル等を用いることができる。
以上、ロボットシステム100の基本的な構成について簡単に説明した。
《ロボットシステムの動作》
次に、調整方法としての対象物71の所定部位73の高さを調整する際のロボットシステム100の動作について説明する。
本実施形態に係るロボットシステム100の動作は、締緩工具19を備えるロボット1を使用して対象物71の所定部位73の高さを調整する調整方法である。ロボットシステム100の動作は、対象物71を含む撮像領域を撮像して画像を取得すること、画像に基づいて対象物71の所定部位73の高さを計測すること、所定部位73の高さが設定した目標高さになるよう、締緩工具19を制御して、所定部位73の高さを変更すること、を含んでいる。このようなロボットシステム100の動作によれば、撮像した画像に基づいて対象物71の高さを計測するため、視野内の対象物71の高さを一度にまとめて計測することができ、計測に要する時間を削減することができる。
以下、ロボット1が行う作業としては、締緩工具19を用い、図1に示す対象物71のねじ72の締め具合を変更する作業を例に説明する。
図3は、本実施形態に係る対象物71を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る対象物71を示す平面図である。
対象物71は、図3に示すように、ねじ穴75を備える蓋状のワーク76と、ねじ穴75を備える箱状のワーク77と、ねじ72と、が組み合わされたものを総称する。対象物71は、図4に示すように、対象物71の平面視で、長方形の形状を成している。また、対象物71の4隅には、ねじ穴(図示しない)があり、十字の係合溝を有したねじ72がねじ穴に一定量だけ締められている状態である。なお、ロボット1が行う作業及び対象物71は、上記のものには限定されない。
〈事前準備〉
図5は、本実施形態に係る事前準備の方法を示すフローチャートである。図6は、本実施形態に係る所定部位73を示す平面図である。図7は、本実施形態に係る所定部位73と基準領域74とを示す平面図である。
以下、この図を用いて、対象物71の所定部位73の高さを調整するために必要な、事前準備の流れを説明する。なお、事前準備は、対象物71、所定部位73、目標高さ等の条件を変更しない限りは、ねじ締め作業において1度だけ行われればよい。
先ず、ステップS10において、制御装置2は、表示装置31に表示される複数の処理項目から、入力装置32を介して所望の処理の選択を受け付けることで、処理の設定を行う。ここでは、処理としてねじ締め作業を設定する。
次に、ステップS20において、制御装置2は、ロボット1が行う動作によりねじ72の高さがどれだけ変化するか対応付けを行う。ねじ72を締めるねじ締め作業においてロボット1が行う動作とは、締緩工具19の先端部をねじ72の位置へ移動させ、ツール座標系におけるzt軸中心に回転することである。すなわち、制御装置2は、締緩工具19の回転量と、ねじ72の高さ変化量と、を対応付ける。
具体的には、制御装置2は、撮像部41により対象物71を撮像し、取得された画像データに基づいて制御装置2の画像制御部20により対象物71上のねじ72の位置(高さを含む)を撮像部座標系として取得する。撮像部座標系は、ツール座標系との対応付けはなされているので、次に、制御装置2のロボット制御部21によりツールセンターポイントPをねじ72の位置に移動させる。
そして、制御装置2は、ツール座標系のzt方向を軸として締緩工具19を一定量θだけ回転させ、ねじ72を回転させることで、ねじ72の高さを変化させる。
そして、制御装置2は、高さの変化したねじ72を改めて撮像するため、ツールセンターポイントPを、撮像部41から見てねじ72と重ならないように移動させる。
そして、制御装置2は、撮像部41により対象物71を撮像し、取得された画像データに基づいて制御装置2の画像制御部20により対象物71上のねじ72の位置(高さを含む)を撮像部座標系として取得する。
そして、制御装置2は、ねじ72が回転した前後での高さより、締緩工具19の回転量と、ねじ72の高さ変化量と、を対応付ける。
なお、締緩工具19の回転量と、ねじ72の高さ変化量と、の対応付けは、表示装置31に表示される入力欄に、入力装置32を介して、ピッチの値を入力することで行われてもよい。
また、ねじ72の高さ変化量と、ステップS20における締緩工具19の回転量と、の対応付けにおいて、利用される対象物71は、対象物71のねじ72と同じ寸法のねじをもった異なる対象物であってもよい。
次に、ステップS30において、制御装置2は、対象物71を含む画像データを取得し、取得した画像データを表示装置31に表示することで、ねじ締め作業の対象となる所定部位73の設定を受け付ける。所定部位73の設定は、表示装置31に表示される対象物71の画像に、入力装置32を介して領域を設定することで行われる(図6参照)。
具体的には、制御装置2は、作業者が表示装置31に表示される対象物71の画像上でねじ72を含む範囲を確認させ、入力装置32を用いてねじ72を含む範囲を所定部位73として設定する。
なお、所定部位73は、図6中では四角形で表されているが、それ以外の形状であってもよい。
なお、所定部位73の設定は、画像データより得られるねじ72の幾何形状情報に基づいて、撮像部座標系におけるねじ72の位置を特定し、特定されたねじ72の位置に基づいて行われてもよい。幾何形状情報を用いるこの手段に限らず、ねじ72の位置を画像データ上で特定する別の手段を用い、所定部位73の設定が行われてもよい。
次に、ステップS40において、制御装置2は、ステップS30で設定された所定部位73に対する目標高さの設定を受け付ける。目標高さは、あらかじめ良品のサンプルの高さを計測しておき、その高さで設定されることが好ましい。なお、目標高さは、上限と下限とを備える範囲として指定されてもよい。
なお、目標高さの設定に際し、図7に示すように、別途、基準領域74を指定することで、その基準領域74からの高さとして目標高さを設定されてもよい。
また、基準領域74の面積は、所定部位73の面積と同じ面積であってもよく、異なる面積であってもよい。また、基準領域74の形状は、所定部位73の形状と同じ形状であっても異なる形状であってもよい。
以上、事前準備の流れを説明した。
なお、事前準備は、事前準備の終了後、例えば、ステップS40の目標高さのみを変更したい場合、ステップS10〜ステップS30に該当する途中のステップは、省略されてもよい。
〈対象物の所定部位の高さを調整する方法〉
図8は、本実施形態に係る所定部位73の高さを調整するまでの流れを示すフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて、対象物71の所定部位73の高さを調整する際の流れを説明する。
先ず、ステップS110において、制御装置2は、高さを計測する対象物71を撮像部41の視野内に配置し、所定部位73の高さを計測する。
具体的には、制御装置2は、撮像の操作指示を受け付けることで、撮像部41により、撮像部41の視野内に配置された対象物71を撮像させる。撮像部41により対象物71の画像データが複数取得され、この複数の画像データが制御装置2の画像制御部20に送られる。制御装置2は、取得された画像データに基づいて、画像制御部20により、各ピクセルに対して高さを算出する。
次に、ステップS120において、制御装置2は、ステップS130〜ステップS160の手順を、所定部位73毎に繰り返し行う。所定部位73の高さを調整する流れは、すべての所定部位73に対するねじ締め作業が終了するまで行われる。
次に、ステップS130において、制御装置2は、所定部位73内の高さを、所定部位73内の各ピクセルがもつ高さで平均化する。
次に、ステップS140において、制御装置2は、所定部位73内の高さと、設定された目標高さと、を比較し、所定部位73が目標高さからどれだけ離れているか差異を算出する。
次に、ステップS150において、制御装置2は、算出された差異が一定以上あるか判定する。算出された差異が一定以上である場合(ステップS150:YES)、ステップS160へ移行する。算出された差異が一定以上でない場合(ステップS150:NO)、ステップS160を迂回し、次の所定部位73に対するねじ締め作業を行う。
次に、ステップS160において、制御装置2は、ステップS140で算出された差異に基づき、ロボット1による制御を行う。
具体的には、制御装置2は、締緩工具19の先端が所定部位73の中心位置及び中心位置の高さに位置するようにロボット1を制御し、目標高さまでの差異に応じて締緩工具19を回転させる。
以降、所定部位73の数だけステップS130〜ステップS160を繰り返し、ねじ締め作業を終了する。
以上述べたように、本実施形態に係るロボットシステム100によれば、撮像部41が撮像した画像に基づいて対象物71の高さを計測するため、撮像部41の視野内の対象物71の高さを一度にまとめて計測することができ、計測に要する時間を削減することができる。
(第2実施形態)
以下、本実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態に係るロボットシステム100は、図1に示すように、エンドエフェクター(ツール)として塗布器具18を備えている。
塗布器具18は、例えば、ディスペンサーで構成されており、その先端部からは塗布剤750が吐出される。塗布器具18は、先端部から塗布剤750を吐出し、対象物78に対して塗布剤750を塗布することができる。なお、塗布器具18により塗布するものは、塗布剤750に限らず、例えば、塗料等であってもよい。
本実施形態の塗布器具18は、第6アーム16の先端中心に配置されているが、これに限らず、例えば、第6アーム16の中心からずれた位置に配置されていてもよい。また、塗布器具18は、本実施形態では、第6アーム16に設けられているが、これに限らず、例えば、第5アーム15等に設けられていてもよく、また、ロボット1以外の部分、例えば、作業台や壁等に設けられていてもよい。また、本実施形態の塗布器具18は、ロボット1の構成要素ではないが、これに限らず、ロボット1の構成要素として捉えてもよい。
〈制御装置〉
制御装置2は、図2に示すように、塗布器具18が吐出する塗布剤750の量を制御する塗布量制御部24を備える。
塗布量制御部24は、塗布器具18が備える各部の機能を制御する。これにより、塗布剤750の塗布量の制御を行うことができる。また、塗布する塗布剤750の温度を制御することで、塗布するものの粘性を一定に保つことができる。
図9は、本実施形態に係る対象物78の斜視図である。図10は、本実施形態に係る所定部位73を示す平面図である。
対象物78は、図9に示すように、ワーク760と、ワーク760に開けられた4つの開口部720と、開口部720に塗布された塗布剤750と、の総称である。なお、ロボット1が作業を行う対象物78は、上記のものには限定されない。
本実施形態に係るロボットシステム100において、塗布器具18が対象物78に対して塗布を行う場合について説明する。
先ず、制御装置2は、表示装置31に表示される複数の処理項目から、入力装置32を介して所望の処理の選択を受け付けることで、処理の設定を行う。ここでは、処理として液体塗布作業を設定する。
次に、制御装置2は、撮像の操作指示を受け付けることで、撮像部41により対象物78を撮像させ、取得された画像データに基づいて制御装置2の画像制御部20により対象物78上の開口部720の位置(高さを含む)を取得する。
そして、制御装置2は、ロボット制御部21によりツールセンターポイントPを開口部720の位置に移動させる。
そして、制御装置2は、塗布量制御部24を制御することで塗布器具18から一定量の塗布剤750を開口部720へ塗布し、開口部720の高さを変化させる。
そして、制御装置2は、高さの変化した開口部720を改めて撮像するため、ツールセンターポイントPを、撮像部41から見て開口部720と重ならないように移動させる。
そして、制御装置2は、撮像部41により対象物78を撮像し、取得された画像データに基づいて制御装置2の画像制御部20により対象物78上の開口部720の位置(高さを含む)を撮像部座標系として取得する。制御装置2は、開口部720へ塗布剤750が塗布される前後の高さより、塗布量の制御量と、開口部720の高さ変化量とを対応付ける。
次に、制御装置2は、対象物78を含む画像データを取得し、図10に示すように、画像上で液体塗布作業の対象となる所定部位73を指定する。この指定は表示装置31に表示される対象物78の画像に、入力装置32を介して領域を設定することで行われる。
次に、制御装置2は、所定部位73に対して目標高さを設定する。また、目標高さは上限と下限とを備える範囲として指定されてもよい。
次に、制御装置2は、撮像部41の撮像により得られた所定部位73の高さが、目標高さとする範囲内でなければ、ロボット1により所定部位73の高さを目標高さの範囲内とするための高さ変更を行わせる。制御装置2は、塗布器具18の先端を所定部位73の中心位置及び中心位置の高さに合わせて移動させ、目標高さまでの差異に応じて塗布剤750を塗布する。
以上のような本実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<変形例1>
図11は、本変形例のハードウェア(プロセッサー)を中心として説明するためのブロック図である。以下、変形例について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図11には、ロボット1とコントローラー61とコンピューター62とが接続されたロボットシステム100Aの全体構成が示されている。ロボット1の制御は、コントローラー61に存在するプロセッサーにより、メモリーに記憶されている指令を読みだして実行されてもよいし、コンピューター62に存在するプロセッサーにより、メモリーに記憶されている指令を読みだしてコントローラー61を介して実行されてもよい。
<変形例2>
図12は、本変形例のロボットシステム100Bを示すブロック図である。
図12には、ロボット1に直接コンピューター63が接続されたロボットシステム100Bの全体構成が示されている。ロボット1の制御は、コンピューター63に存在するプロセッサーにより、メモリーに記憶されている指令を読みだして直接実行されてもよい。
<変形例3>
図13は、本変形例のロボットシステム100Cを示すブロック図である。
図13には、コントローラー61が内蔵されたロボット1とコンピューター66とが接続され、コンピューター66がLAN等のネットワーク65を介してクラウド64に接続されているロボットシステム100Cの全体構成が示されている。ロボット1の制御は、コンピューター66に存在するプロセッサーにより、メモリーに記憶されている指令を読みだして実行されてもよいし、クラウド64上に存在するプロセッサーにより、コンピューター66を介してメモリーに記憶されている指令を読みだして実行されてもよい。
また、ロボットシステム100A,100B,100Cでは、各プロセッサーは、それぞれ、1つの装置で構成されていてもよく、また、複数の装置で構成されていてもよい、すなわち、複数の単位プロセッサーに分かれていてもよい。
以上、本発明のロボットシステム及び調整方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を備える任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、上記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した実施形態では、ロボット1として、6軸の垂直多関節ロボットを例示したが、上記ロボット1は、これに限らず、例えば、スカラーロボット等の水平多関節ロボット、脚部を備える脚式歩行(走行)ロボット等の他の形態のロボットであってもよい。また、上記ロボット1は、単腕ロボットに限定されず、例えば、双腕ロボット等の他のロボットであってもよい。したがって、ロボットアームの数は、1つに限定されず、2つ以上であってもよい。また、ロボットアームが備えるアームの数は、前述した実施形態では、6つであるが、1つ〜5つ又は7つ以上であってもよい。
1…ロボット 2…制御装置 5…コンピューター 10…ロボットアーム 11…第1アーム 12…第2アーム 13…第3アーム 14…第4アーム 15…第5アーム 16…第6アーム 18…塗布器具(エンドエフェクター) 19…締緩工具(エンドエフェクター) 20…画像制御部 21…ロボット制御部 22…記憶部 23…外部入出力部 24…塗布量制御部 31…表示装置 32…入力装置 41…撮像部 51…制御部 52…記憶部 53…外部入出力部 54…光源 61…コントローラー 62,63…コンピューター 64…クラウド 65…ネットワーク 66…コンピューター 70…設置箇所 71…対象物 72…ねじ 73…所定部位 74…基準領域 75…ねじ穴 76,77…ワーク 78…対象物 100,100A,100B,100C…ロボットシステム 110…基台 130…駆動部 140…角度センサー 171…第1関節 172…第2関節 173…第3関節 174…第4関節 175…第5関節 176…第6関節 720…開口部 750…塗布剤 760…ワーク P…ツールセンターポイント。

Claims (9)

  1. 対象物を撮像する撮像部と、
    エンドエフェクターを有するロボットと、
    制御装置と、
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて前記対象物の所定部位の高さを計測し、
    前記所定部位の高さが設定した目標高さになるよう、前記エンドエフェクターを制御して、前記所定部位の高さを変更することを特徴とするロボットシステム。
  2. 請求項1に記載のロボットシステムにおいて、
    前記制御装置は、前記撮像部が撮像した画像に基づいて複数の前記所定部位を指定することを特徴とするロボットシステム。
  3. 請求項2に記載のロボットシステムにおいて、
    前記制御装置は、複数の前記所定部位に対してそれぞれ前記目標高さを設定することを特徴とするロボットシステム。
  4. 請求項1〜3にいずれか一項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記目標高さは、前記対象物上に設定した基準領域の高さに対する前記所定部位の高さであることを特徴とするロボットシステム。
  5. 請求項1〜4にいずれか一項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記制御装置は、前記エンドエフェクターの制御量と、前記所定部位の高さ変化量と、を結びつけることを特徴とするロボットシステム。
  6. 請求項1〜5にいずれか一項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記撮像部は、光源を含むことを特徴とするロボットシステム。
  7. 請求項1〜6にいずれか一項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記撮像部は、ステレオカメラであることを特徴とするロボットシステム。
  8. 請求項1〜7にいずれか一項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記所定部位は、ねじ締め領域、押しつけ領域、液体塗布領域のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とするロボットシステム。
  9. エンドエフェクターを有するロボットを使用して対象物の所定部位の高さを調整する調整方法であって、
    前記対象物を含む撮像領域を撮像して画像を取得すること、
    前記画像に基づいて前記対象物の所定部位の高さを計測すること、
    前記所定部位の高さが設定した目標高さになるよう、前記エンドエフェクターを制御して、前記所定部位の高さを変更すること、
    を含むことを特徴とする調整方法。
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