JP2019147062A - 医用画像処理装置 - Google Patents

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安則 田口
隆介 平井
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隆介 平井
幸辰 坂田
Koshin Sakata
幸辰 坂田
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京佳 杉浦
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Abstract

【課題】信頼性を向上させることができる医用画像処理装置、治療システム、医用画像処理方法、および医用画像処理プログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の医用画像処理装置は、取得部と、第1の特徴部位検出部と、推定部とを持つ。取得部は、撮像装置により撮像された被検体の透視画像を取得する。第1の特徴部位検出部は、前記取得部により取得された透視画像における特徴部位の位置を検出する。推定部は、特徴部位の位置と探索部位の位置との対応関係を示す対応情報に基づいて、前記第1の特徴部位検出部により検出された特徴部位の位置から前記被検体の探索部位の位置を推定する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、医用画像処理装置、治療システム、医用画像処理方法、および医用画像処理プログラムに関する。
放射線治療では、まず計画段階において患部付近のCT(Computed Tomography)画像が事前に撮影され、治療計画が立てられる。治療段階では、治療計画に沿って患部に治療ビームを照射することで、患者の治療が行われる。患者の患部は、呼吸や心拍、腸の動きなどによって移動する場合がある。これに対応する治療法として、ゲーテッド照射法や追尾照射法が知られている。これらの照射法により、治療ビームが患部以外の正常部位に照射される量を減らすことができる。
また、治療の直前に、治療計画用とは別に、様々な呼吸位相のCT画像を撮影する場合がある。この場合、様々な呼吸位相のCT画像から治療計画用CT画像と類似したものが選択される。そして、選択されたCT画像を生成するために利用した透視画像と、治療中に撮影した透視画像とで、横隔膜周辺の画像情報がほぼ一致したときに治療ビームが自動的に照射される。
しかしながら、従来の自動化技術では、治療段階あるいはリハーサル段階において、患部そのものの位置を追跡して治療支援を行うものではないため、信頼性が十分でない場合があった。
特開2008−154861号公報
Ying Cui, Jennifer G Dy, Gregory C Sharp, Brain Alexander and Steve B Jiang, "Multiple template-based fluoroscopic tracking of lung tumor mass without implanted fiducial markers," Physics in Medicine and Biology, vol.52, no.20, pp.6229-6242, 2007.
本発明が解決しようとする課題は、信頼性を向上させることができる医用画像処理装置、治療システム、医用画像処理方法、および医用画像処理プログラムを提供することである。
実施形態の医用画像処理装置は、取得部と、第1の特徴部位検出部と、推定部とを持つ。取得部は、撮像装置により撮像された被検体の透視画像を取得する。第1の特徴部位検出部は、前記取得部により取得された透視画像における特徴部位の位置を検出する。推定部は、特徴部位の位置と探索部位の位置との対応関係を示す対応情報に基づいて、前記第1の特徴部位検出部により検出された特徴部位の位置から前記被検体の探索部位の位置を推定する。
実施形態の治療装置10および医用画像処理装置100を含む治療システム1の構成例を示す図。 第1の実施形態に係る治療システム1を利用して行われる治療の流れを示すフローチャートの一例を示す図。 治療計画の流れを示すフローチャートの一例を示す図。 学習処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図。 学習段階の特徴部位検出部112により実行される処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図。 選択された1つのDRRの一例を示す図。 DRR上で指定されたROIを示す図。 分割位置Sと、分割された着目箇所ROI(1)、ROI(2)との関係を示す図。 特徴部位として検出された分割位置Sを示す図。 横隔膜の輪郭上にある特徴部位1と、心壁の輪郭上にある特徴部位2とを示す図。 特徴部位の位置と患部の位置との対応関係の一面を示す図。 特徴部位の位置と患部の位置との対応関係の他の一面を示す図。 リハーサルにおいて行われる処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図。 リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120により実行される処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図。 リハーサル段階の表示画面IMrの一例を示す図。 治療において行われる処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図。 治療段階の表示画面IMcの一例を示す図。 DRR上で指定されたROIの他の例を示す図。 DRR上で指定されたROIの他の例を示す図。 DRR上で指定されたROIの他の例を示す図。 DRR上で指定されたROIの他の例を示す図。 分割位置Sと、分割された着目箇所ROI(1)、ROI(2)との関係を示す図。 特徴部位として検出された分割位置Sを示す図。 第2の実施形態に係る治療システム1を利用して行われる治療の流れを示すフローチャートの一例を示す図。
以下、実施形態の医用画像処理装置、治療システム、医用画像処理方法、および医用画像処理プログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態の治療装置10および医用画像処理装置100を含む治療システム1の構成例を示す図である。
[治療装置]
治療装置10は、例えば、寝台11と、放射線源12−1、12−2と、放射線検出器13−1、13−2と、照射門14と、制御部15と、入力部16と、表示部17とを備える。以下、符号におけるハイフンおよびこれに続く数字は、いずれの放射線源および放射線検出器の組による透視用の放射線、或いは透視画像であるかを示すものとする。
寝台11には、治療を受ける被検体(患者)Pが固定される。放射線源12−1は、被検体Pに対して透視用の放射線r−1を照射する。放射線源12−2は、放射線源12−1とは異なる角度から、被検体Pに対して透視用の放射線r−2を照射する。透視用の放射線r−1およびr−2は、例えばX線である。
透視用の放射線r−1は放射線検出器13−1によって検出され、透視用の放射線r−2は放射線検出器13−2によって検出される。放射線検出器13−1および13−2は、例えばフラット・パネル・ディテクタ(FPD;Flat Panel Detector)やイメージインテンシファイアやカラーイメージインテンシファイアである。放射線検出器13−1は、放射線r−1のエネルギーを検出してデジタル変換し、透視画像TI−1として医用画像処理装置100に出力する。放射線検出器13−2は、放射線r−2のエネルギーを検出してデジタル変換し、透視画像TI−2として医用画像処理装置100に出力する。図1では、2組の放射線源および放射線検出器を示したが、治療装置10は、3組以上の放射線源および放射線検出器を備えてもよい。
照射門14は、治療段階において、被検体Pに対して治療ビームBを照射する。治療ビームBには、例えば、X線、γ線、電子線、陽子線、中性子線、重粒子線などが含まれる。図1では、1つの照射門14のみ示したが、治療装置10は複数の照射門を備えてもよい。図1では、被検体Pの垂直方向に照射門がある場合を示したが、治療装置10は被検体Pの水平方向に照射門を備えてもよい。
制御部15は、例えば、治療装置10が設置される治療室内に置かれるコンピュータ装置により実現される。制御部15は、治療計画に応じて、透視用の放射線r−1およびr−2の照射を行うように放射線源12−1および12−2を制御する。入力部16は、例えば専用キーやダイヤル、タッチパネル、汎用キーボード、マウスなどの入力デバイスである。また、制御部15は、治療段階において、治療計画に基づいて治療ビームBの照射を行うように照射門14を制御する。表示部17は、医用画像処理装置100から送られる画像等を表示する。
[医用画像処理装置]
以下、医用画像処理装置100の構成について説明する。医用画像処理装置100は、例えば、計画データ記憶部102と、取得部104−1、104−2と、レジストレーション部106と、DRR(Digitally Reconstructed Radiograph)生成部108と、入力・表示部110と、学習段階の特徴部位検出部112−1、112−2と、患部位置計算部114と、学習部116−1、116−2と、対応情報記憶部118と、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120−1、120−2と、推定部122−1、122−2とを備える。
これらの機能部のうち一部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサが記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やLSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェア機能部であってもよい。医用画像処理装置100は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)によって治療装置10と接続される。取得部104−1、104−2は、ネットワークに接続するためのインターフェースを含む。計画データ記憶部102および対応情報記憶部118は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどの記憶装置により実現される。CPUやGPUなどのプロセッサが実行するプログラムは、予め医用画像処理装置100の記憶装置に格納されていてもよいし、他のコンピュータ装置からネットワークを介してダウンロードされてもよい。また、可搬型記憶装置に格納されたプログラムが医用画像処理装置100にインストールされてもよい。
以下、医用画像処理装置100の各機能部について、治療の流れを参照しつつ説明する。図2は、第1の実施形態に係る治療システム1を利用して行われる治療の流れを示すフローチャートの一例である。
まず、治療が行われる前(例えば1週間程度前)に、治療計画が立てられる(ステップS200)。これについては図3を参照して説明する。図3は、治療計画の流れを示すフローチャートの一例である。
治療計画段階において、まず、被検体Pの4DCT撮影が行われる(ステップS202)。次に、4DCT画像を医用画像処理装置100の計画データ記憶部102に記憶させる(ステップS204)。4DCT画像は、3次元ボリュームデータであるCT画像を時系列にn個並べたものである。このn個および時系列画像の時間間隔を乗算して求められる期間は、例えば、呼吸位相が1周期分変化する期間をカバーするように設定される。例えば、n=10である。
次に、n個のCT画像のうち、例えば1つのCT画像を表示し、そのCT画像に対して、利用者による輪郭の入力を受け付ける(ステップS206)。利用者とは、医師や診療放射線技師など、医用画像処理装置100を利用する者である。本ステップにおいて、医用画像処理装置100は、被検体Pが息を吐いた状態のCT画像における断面像を入力・表示部110に表示する。利用者は、表示する断面を変化させながら、患部である腫瘍の輪郭や治療ビームBを照射したくない臓器の輪郭等を、入力・表示部110を用いて入力する。なお、「患部」は、医用画像処理装置100が位置推定の対象とする探索部位の一例である。入力・表示部110は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、ラジオボタンその他の入力デバイスと、LCDや有機EL表示装置などの表示装置を含む。
次に、医用画像処理装置100は、輪郭情報を生成し、計画データ記憶部102に記憶させる(ステップS208)。本ステップにおいて、医用画像処理装置100は、ステップS206で利用者が輪郭を入力したCT画像以外の(n−1)個のCT画像それぞれに対する輪郭をデフォーマブルレジストレーションによって設定する。図1において、デフォーマブルレジストレーションを実行するブロックの図示は省略してある。
次に、医用画像処理装置100において、治療計画が立案される(ステップS210)。具体的には、ステップS206、S208において入力、生成された輪郭情報に基づいて、患部がどの位置にあるときに、どこに、どの方向から、どれだけの治療ビームBを照射するかが、ゲーテッド照射法や追尾照射法などの治療法に基づいて計画される。この計画は、医用画像処理装置100に記憶された治療計画プログラムによって立案される。立案された計画は、入力・表示部110に表示され、利用者によって確認される。治療計画の情報は、例えば、制御部15が有する記憶部等に記憶される。図1において、計画を立案するブロックの図示は省略してある。
なお、図3のフローチャートにおいて、医用画像処理装置100が実行する処理として説明した各種処理の一部は、外部装置によって実行されてもよい。例えば、CT画像の断面像を表示する処理や、輪郭に関する利用者の入力を受理する処理、デフォーマブルレジストレーションを実行する処理、治療計画を立案する処理などは、医用画像処理装置100の外部の治療計画装置によって実行されてもよい。
治療計画が立てられると、医用画像処理装置100は、被検体Pの特徴部位の位置と、患部の位置との対応関係を学習する学習処理を行う(ステップS300)。学習処理は、例えば、ステップS500の治療と同じ日において、ステップS400のリハーサルの直前に行われる。治療が複数日に及ぶ場合、学習は最初の治療日だけ行われてもよい。また、学習は、治療およびリハーサルとは別の日に行われてもよい。
学習処理段階において、被検体Pは寝台11に寝かされ、シェル等で固定される。そして、図4に示す流れで処理が行われる。図4は、学習処理の流れを示すフローチャートの一例である。
まず、寝台位置の粗い調整が行われる(ステップS302)。この段階において、利用者が、被検体Pの位置と姿勢を目視で確認し、照射門14からの治療ビームBが当たりそうな位置へ寝台11を動かす。これにより、寝台11の位置が粗く調整される。
次に、寝台位置を細かく調整するために利用する透視画像TI−1、TI−2が撮影される(ステップS304)。透視画像TI−1、TI−2は、例えば被検体Pが息を吐き切ったタイミングで、放射線源12−1および放射線検出器13−1の組と、放射線源12−2および放射線検出器13−2の組とによって、それぞれ撮影される。寝台11の位置が、ステップS302で粗く調整済みであるため、透視画像TI−1、TI−2には、被検体Pの患部付近が写る。医用画像処理装置100の取得部104−1は透視画像TI−1を、取得部104−2は透視画像TI−2を、それぞれ取得してレジストレーション部106に出力する(ステップS306)。
そして、レジストレーション部106は、計画データ記憶部102から4DCT画像のうち呼気位相のCT画像を読み出し、透視画像TI−1、TI−2と比較し、3D−2Dレジストレーションにより、寝台11上の被検体Pの位置と姿勢の情報を算出する。(ステップS308)。呼気位相とは、被検体Pが息を吐き切った状態の呼吸位相をいう。3D−2Dレジストレーションは、寝台11上に仮想的にCT画像データを設置して、仮想的に生成した透視画像であるDRRの画角が、透視画像TI−1、TI−2と一致する、CT画像データの位置と姿勢を計算する処理である。これにより、寝台11上の被検体Pの位置と姿勢の情報が算出される。この位置と姿勢の情報に基づいて、寝台11の位置が、自動的に或いは人の操作により精密に調整される。この調整後の位置と姿勢は、DRR生成部108と患部位置推定部114に出力される。
次に、DRR生成部108が、ステップS308で得られた位置と姿勢の情報に基づいて、4DCT画像から時系列の(n個の)DRRを生成する(ステップS310)。ステップS308において、寝台11の位置が精密に調整済みであるため、本ステップで生成されるDRRは、透視画像TI−1、TI−2と画角が一致する。
次に、学習段階の特徴部位検出部112−1、112−2が、ステップS310で生成された時系列のDRR上で、入力・表示部110からの入力を加味して、特徴部位の位置を検出する。(ステップS320)。
[特徴部位の検出]
ここで、特徴部位の位置検出手法について説明する。特徴部位の位置検出手法として、学習段階の特徴部位検出部112−1、112−2と、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120−1、120−2とで共通する手法が採用されてよい(入力画像の種類は異なる)。なお、以下では、いずれの放射線検出器により生成された透視画像に対応するかを示す、ハイフン以下の符号を省略して説明することがある。
学習段階の特徴部位検出部112は、時系列のDRRから選択された1つのDRRにおいて、利用者が入力・表示部110を用いて指定した着目箇所ROI(Region Of Interest)上で、または着目箇所ROIの領域内で、或いは着目箇所ROI付近で、特徴部位の位置を検出する。
図5は、学習段階の特徴部位検出部112により実行される処理の流れを示すフローチャートの一例である。まず、学習段階の特徴部位検出部112は、時系列のDRRから1つのDRRを選択する(ステップS322)。学習段階の特徴部位検出部112は、例えば呼気でも吸気でもない呼吸位相のDRRを選択する。図6は、選択された1つのDRRの一例を示す図である。
次に、学習段階の特徴部位検出部112は、入力・表示部110の表示装置にDRRを表示させながら、DRR上で利用者による着目箇所ROIの指定を受け付ける(ステップS324)。着目箇所ROIは、入力画像から特徴部位を検出する際の計算領域として利用される幾何的情報であり、線分、領域、その他の情報として指定される。図7は、DRR上で指定されたROIを示す図である。図7の例では、ROIは線分として指定されている。また、図7〜図9では、横隔膜を特徴部位として検出する例について説明し、他の部位を特徴部位として検出する例については後述する。
利用者は、着目箇所ROIの形状を線分にするか、矩形にするかを、例えば、ラジオボタンで選択し、その入力を入力・表示部110が受け付ける。そして、利用者は、例えば、DRR上を眺めながらマウスを操作し、ドラッグすることで着目箇所ROIを指定する。学習段階の特徴部位検出部112は、ステップS324で指定された着目箇所ROIを、時系列のDRRのうちステップS322で選択されたDRR以外のDRRにも同様に適用する。
次に、学習段階の特徴部位検出部112は、例えば所定の刻み幅で分割位置を変えて、着目箇所ROIを2つに分割する(ステップS326)。図8は、分割位置Sと、分割された着目箇所ROI(1)、ROI(2)との関係を示す図である。
そして、学習段階の特徴部位検出部112は、分割された着目箇所ROI(1)、ROI(2)の濃淡値から分離度を計算する(ステップS327)。分離度とは、例えば、着目箇所ROI(1)、ROI(2)のそれぞれの濃淡値の平均の差等である。そして、所定の刻み幅で変化させられるすべての分割位置Sでの分離度がすべて計算されたか否かを判定する(ステップS328)。計算されていない場合は、ステップS326に戻る。計算されている場合は、ステップS329へ進む。ステップS329では、様々な分割位置Sでそれぞれ計算した分離度が最大の分割位置Sを、特徴部位として検出する。図9は、特徴部位として検出された分割位置Sを示す図である。特徴部位の位置は、例えば、入力画像の座標系で表現される。特徴部位の位置は、(x,y)座標で表現されても良いし、x座標だけ或いはy座標だけで表現されても良い。また、特徴部位の位置は、線分、或いは領域等で表現されてもよい。特徴部位の検出手法の他の例については、後述する。
学習段階の特徴部位検出部112は、全てのDRRについて特徴部位を検出したか否かを判定する(ステップS330)。全てのDRRについて特徴部位を検出していない場合、学習段階の特徴部位検出部112は、次のDRRを選択し(ステップS332)、ステップS326以下の処理を実行する。着目箇所ROIについては、最初にステップS324で指定を受け付けたものを、全てのDRRに適用してよい。全てのDRRについて特徴部位を検出すると、本フローチャートの処理が終了される。
特徴部位の位置が検出されると、患部位置計算部114が、計画データ記憶部102に記憶された患部の輪郭情報と、ステップS308において得られた位置と姿勢の情報とに基づいて、時系列のDRRにおける患部の位置を計算する(図4;ステップS340)。患部位置計算部114は、例えば、n個のCT画像それぞれについて、患部の質量が均一であると仮定して輪郭情報から患部の3次元的な重心位置を計算し、計算した重心位置を対応するDRRに射影した位置を患部の位置とする。
このように、透視画像TIと同じ画角の複数の画像(時系列のDRR)は、3次元ボリュームデータの動画から生成した画像であり、患部位置計算部114は、3次元ボリュームデータの動画のうち少なくとも1つの呼吸位相を有する3次元ボリュームデータについて利用者によって指定された情報を、他の呼吸位相の画像に展開することで、透視画像TIと同じ画角の複数の画像における被検体Pの患部の位置を導出する。
[対応関係の学習]
次に、学習部116が、ステップS320において検出されたDRR上の特徴部位の位置と、ステップS340において計算されたDRR上の患部の位置との対応関係を学習する(ステップS342)。学習部116は、学習した対応関係を、対応情報として対応情報記憶部118に記憶させる(ステップS344)。なお、本実施形態において、学習部116は省略されても良い。
以下、対応関係の学習手法について説明する。前述したように、医用画像処理装置100は、利用者の入力操作を受け付ける入力・表示部110と、利用者が入力・表示部110を用いて指定した着目領域内または着目領域付近で、透視画像TIと同じ画角の複数の画像(時系列のDRR)における特徴部位の位置を検出する学習段階の特徴部位検出部112を備え、学習部116は、学習段階の特徴部位検出部112から、呼吸位相が異なる複数の画像における複数の特徴部位の位置を取得する。
ここでは、時系列で得られた特徴部位の位置が横隔膜と心壁の輪郭の一部であり、対応関係の学習に用いられる情報が横隔膜のy座標と心壁のx座標であるものとして説明する。対応関係の学習に、横隔膜のy座標と心壁のx座標を用いるのは、患部が例えば肺である場合、患部の主な移動量は、呼吸による横隔膜のy方向の移動に応じたy方向の移動量と、心拍による心壁のx方向の移動に応じたx方向の移動量とで表されるからである。
図10は、横隔膜の輪郭上にある特徴部位1と、心壁の輪郭上にある特徴部位2とを示す図である。図中、特徴部位1の座標を(xd,yd)と、特徴部位2の座標を(xh,yh)と表している。以下、時系列で得られる横隔膜のy座標をyd(p)と、心壁のx座標をxh(p)と表記する。ここで、pは、n個のDRRのうちいずれに関するものであるかを表すインデックスであり、p=0,1,…,n−1である。時系列のDRRのそれぞれは呼吸位相に対応しているため、呼吸位相pと表現して説明する場合がある。また、時系列で得られる患部の位置を(xt(p),yt(p))で表す。
このようにyd(p)、xh(p)、および(xt(p),yt(p))を定義し、全てのインデックスpに関して(xh、yd、xt)を座標とする3次元プロファイルを作成すると、例えば図11のように表される。図11は、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係の一面を示す図である。
また、全てのインデックスpに関して(xh、yd、yt)を座標とする3次元プロファイルを作成すると、例えば図12のように表される。図12は、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係の他の一面を示す図である。
学習部116は、図11、12により表される傾向に基づいて、例えば、横隔膜のy座標ydおよび心壁のx座標xhを入力すると患部のx座標xtを返す関数fと、横隔膜のy座標ydおよび心壁のx座標xhを入力すると患部のy座標ytを返す関数gとを、対応情報として作成する(式(1)、(2)参照)。なお、ここでは、学習部116は、関数f、gを対応情報として作成するものとしたが、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係を示すテーブルデータ、マップその他の情報を対応情報として作成してもよい。
ここで、関数のモデルを2次多項式とした場合、式(1)、(2)をまとめて式(3)で表現することができる。式中、Aは、2行6列の係数行列である。
学習部116は、例えば、図11、12で表される点座標群を訓練データとして、最小二乗法等の統計的手法を用いて係数行列Aを学習する。具体的には、学習部116は、式(4)で表される二乗誤差Eを最小にする係数行列Aを求めることで、係数行列Aを学習する。
また、学習部116は、式(5)で表される二乗誤差Eを最小にする係数行列Aを求めることで、係数行列Aを学習してもよい。式中、w(p)は呼吸位相に関する重み係数である。w(p)は、pが呼気位相に近いほど大きい値をとる。これによって、特に呼吸位相での誤差を小さくするように係数行列Aを求めることができる。式(5)による学習は、治療法として呼気位相でのゲーテッド照射法を採用する場合に有効である。また、w(p)は、特徴部位の検出段階において、分離度が大きかった場合に大きい値をとるように設定してもよい。これによって、時系列のDRRのうち、検出結果が信頼できるDRRのウエイトを大きくして係数行列Aを学習することができ、学習精度を向上させることができる。
上記説明したように、学習部116は、呼吸位相が異なる複数の画像(DRR)における複数の特徴部位の位置を取得し、複数の特徴部位の位置と、複数の特徴部位のそれぞれに対応する呼吸位相における複数の患部の位置とに基づいて、特徴部位の位置と被検体Pの患部の位置との対応関係を示す対応情報を学習する。
[リハーサル]
学習処理が終了すると、リハーサルが行われる(図2;ステップS400)。リハーサルでは、被検体Pの患部を透視画像TIの動画で追跡できるか否かを確認する。リハーサルは、ステップS500の治療と同じ日の、その治療の直前に行われる。治療が複数日に及ぶ場合、リハーサルは最初の治療日だけに行われてもよい。また、リハーサルの直前には、被検体Pの位置決めが行われるが、本実施形態では、既に被検体Pの位置決めが済んでいるため、位置決めを改めて行う必要はない。
図13は、リハーサルにおいて行われる処理の流れを示すフローチャートの一例である。リハーサルでは、まず、放射線源12−1および放射線検出器13−1の組と、放射線源12−2および放射線検出器13−2の組とによって透視画像TI−1、TI−2の動画(例えばX線動画)の撮影が開始される(ステップS402)。動画の各フレームは、取得部104−1、104―2により順次、透視画像TI−1、TI−2として取得され、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120−1、120−2に順次、出力される。以下、再度、ハイフン以下の符号を省略して説明する。
次に、推定部122が、学習処理において学習された対応情報を、対応情報記憶部118から読み出しておく(ステップS404)。
次に、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120が、特徴部位の位置を検出する(ステップS410)。以下、これについて図14を参照して説明する。図14は、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120により実行される処理の流れを示すフローチャートの一例である。
まず、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120には、1フレーム分の透視画像TIが入力される(ステップS412)。次に、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120は、学習処理において指定された着目箇所をコピーする(ステップS414)。そして、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120は、学習段階の特徴部位検出部112と同様、例えば所定の刻み幅で分割位置を変えて、着目箇所ROIを2つに分割し(ステップS416)、分割された着目箇所ROI(1)、ROI(2)の濃淡値から分離度を計算する(ステップS418)。そして、所定の刻み幅で変化させられるすべての分割位置Sでの分離度がすべて計算されたか否かを判定する(ステップS420)。計算されていない場合は、ステップS416に戻る。計算されている場合は、ステップS422へ進む。ステップS422では、様々な分割位置Sでそれぞれ計算した分離度が最大の分割位置Sを、特徴部位として検出する。
特徴部位の位置が検出されると、推定部122が、特徴部位の位置と対応情報とに基づいて、被検体Pの患部の位置を推定する(図13;ステップS430)。前述したように、対応情報は、例えば、横隔膜のy座標ydおよび心壁のx座標xhを入力すると患部のx座標xtを返す関数fと、横隔膜のy座標ydおよび心壁のx座標xhを入力すると患部のy座標ytを返す関数gとを含む。推定部122は、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120により検出される横隔膜のy座標ydおよび心壁のx座標xhを、これらの関数に入力値として入力することで、患部のx座標xtとy座標ytとを推定する。なお、患部位置は点であっても良いし、二次元領域であっても良いし、三次元領域であっても良い。以降の例では患部位置は点であるものとして説明を行う。
次に、推定部122は、推定した患部の位置を透視画像TIに重畳させて、入力・表示部110の表示装置に表示させる(ステップS432)。図15は、リハーサル段階の表示画面IMrの一例を示す図である。図示するように、リハーサル段階の表示画面IMrでは、例えば、透視画像TI−1、TI−2が並べて表示される。それぞれの透視画像TIには、患部の位置を示すオブジェクトA−1、A−2、患部の位置推定の元となった特徴部位を示すオブジェクトC−1、C−2などが重畳表示される。このように、推定部122は、推定した患部の位置を示すオブジェクトを、透視画像TIに重畳表示するように入力・表示部110の表示装置を制御する。表示画面IMrは、例えば、図13のフローチャートにおけるループ処理(ステップS410〜S442)において繰り返し更新されるため、利用者から見ると、特徴部位の位置や患部の位置が示された透視画像TIの動画が表示されているように映る。また、表示画面IMrには、動画の一時停止を指示するためのGUIスイッチである一時停止スイッチSSが設けられる。
利用者は、この表示画面IMrを視認して、2方向からの透視画像TI−1、TI−2上で、自ら目視により確認した患部の位置と、推定結果として表示される患部の位置を示すオブジェクトA−1、A−2とが合致しているか否かを確認することができる。これによって、治療の信頼性を向上させることができる。
次に、医用画像処理装置100は、一次停止スイッチSSが操作されたか否かを判定する(ステップS434)。一次停止スイッチSSが操作されると、医用画像処理装置100は、修正指示がなされたか否かを判定する(ステップS436)。修正指示は、例えば、利用者が正しい患部の位置をマウスでクリックすることにより行われる。修正指示がなされた場合、推定部122は、患部の位置を補正する(ステップS438)。修正指示は、透視画像TI−1、TI−2の一方または双方に対してなされる。推定部122は、例えば、表示していたオブジェクトO1と修正指示された位置との差分を補正量(修正量)として求め、以降、患部の位置を推定する際に、補正量を加味して推定結果を確定する。この補正量は、治療段階にも引き継がれる。また、推定部122は、差分に基づいて、対応情報自体を修正してもよい。これによって、表示していたオブジェクトO1の位置も併せて修正される。すなわち、医用画像処理装置100は、オブジェクトO1の位置の修正操作を受け付ける入力・表示部110上の一時停止スイッチSSを備え、入力・表示部110は、修正装置に従って位置を変更したオブジェクトO1を透視画像TIに重畳表示する。
修正指示は、再度一次停止スイッチSSが操作されることで一時停止が解除されるまで受け付けられる(ステップS440)。また、医用画像処理装置100は、利用者によって終了指示がなされるまで、表示画面IMrにおける動画の表示を継続する(ステップS442)。
係る制御によって、治療段階において治療システム1が照射門14の制御に用いる患部の位置を、利用者が確認することができる。透視画像TI上では、患部の位置を直接的に求めるのが困難である場合がある。そこで、本実施形態の医用画像処理装置100では、まずDRR上で、被検体の横隔膜、心壁、胸壁、骨のうちの少なくとも1つを含む特徴部位の位置と患部の位置との対応関係を求めておき、透視画像TI上で特徴部位の位置から患部の位置を再現するようにしている。すなわち、本実施形態の医用画像処理装置100は、透視画像TI上でもコンピュータ処理で認識可能な特徴部位の位置と、上記対応関係とに基づいて患部の位置を推定する。これによって、リハーサル段階や治療段階において患部の位置が利用者の意図に沿っているかどうかを確認することができる。
[治療段階]
リハーサルにおいて、患部の位置の確認、修正が行われると、治療が開始される(図2;ステップS500)。治療段階では、被検体Pの患部に治療ビームBが照射される。また、治療の直前には、被検体Pの位置決めが行われるが、本実施形態では、既に被検体Pの位置決めが済んでいるため、位置決めを改めて行う必要はない。
図16は、治療において行われる処理の流れを示すフローチャートの一例である。まず、リハーサル段階と同様に、透視画像TI−1、TI−2の動画(例えばX線動画)の撮影が開始される(ステップS502)。次に、推定部122が、学習処理において学習された対応情報を、対応情報記憶部118から読み出しておく(ステップS504)。
次に、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120が、特徴部位の位置を検出する(ステップS510)。特徴部位の位置の検出処理は、例えば図14で説明した処理と同様である。特徴部位の位置が検出されると、推定部122が、特徴部位の位置と対応情報とに基づいて、被検体Pの患部の位置を推定する(ステップS530)。具体的には、推定部122は、入力される横隔膜のy座標ydおよび心壁のx座標xhに対して関数fを適用して患部のx座標xtを導出し、横隔膜のy座標ydおよび心壁のx座標xhに対して関数gを適用して患部のy座標ytを導出する。
次に、治療装置10の制御部15が、ステップS530で推定された患部の位置が、予め設定された設定範囲内であるか否かを判定する(ステップS532)。患部の位置が、予め設定された設定範囲内である場合、制御部15は、治療ビームBを照射するように照射門14を制御する(ステップS534)。患部の位置が、予め設定された設定範囲外である場合、制御部15は、治療ビームBを照射門14に照射させない。これにより、被検体Pの患部がゲーテッド照射法で治療される。
ステップS510〜S534の処理は、患部に照射した治療ビームBの累計の量が、予め定められた量に至ったときに終了するように制御される(ステップS536)。なお、ゲーテッド照射法での治療の流れを例示したが、動画において患部の位置を推定することで追跡し、治療用ビームBをその患部の位置に追尾させて照射することで、追尾照射法が実現される。
治療段階における「患部の位置」は、まずは透視画像TI−1、TI−2上の座標として求められるが、ステップS532で判定処理の対象となる「患部の位置」は、3次元の位置であってもよい。そして、設定範囲は、透視画像TI−1、TI−2上の範囲として設定されてもよいし、3次元の範囲として設定されてもよい。後者の場合、学習部116が、2つの画像上における特徴部位の位置と3次元の患部の位置との対応関係を学習してよい。この場合、推定部122は1つの構成に統合される。また、推定部122−1、122−2がそれぞれ推定した患部の位置に基づいて、3次元の患部の位置を導出する機能部を備えてもよい。
治療システム1は、治療段階において、患部の位置と設定範囲とを対比可能な表示画面を、表示部17に表示させてもよい。図17は、治療段階の表示画面IMcの一例を示す図である。図示するように、表示画面IMcでは、透視画像TI−1に対応する設定範囲Ta−1と、透視画像TI−1に対応する患部の位置を示すオブジェクトA−1がと対比可能となっている。また、表示画面IMcでは、透視画像TI−2に対応する設定範囲Ta−2と、透視画像TI−2に対応する患部の位置A−2を示すオブジェクトとが対比可能となっている。
係る制御によって、本実施形態の医用画像処理装置100は、治療の信頼性を向上させることができる。従来は、治療段階で撮影した透視画像における横隔膜周辺の画像情報に基づいて治療ビームを照射するといった制御がなされていた。しかしながら、この従来の手法では、患部そのものの位置を追跡して治療支援を行うものではないため、信頼性が十分でない場合があった。これに対し、本実施形態の医用画像処理装置100は、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係に基づいて、透視画像TIから患部の位置を推定することで、治療の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態の医用画像処理装置100は、治療の省力化を図ることができる。従来は、治療の直前に治療計画用とは別に、様々な呼吸位相の画像を撮影し、所望の呼吸位相の画像を選択するといった作業が行われており、利用者の負担となっていた。これに対し、本実施形態の医用画像処理装置100は、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係を学習することにより、上記のような手間を省略し、治療の省力化を図ることができる。
以上説明した第1の実施形態に係る医用画像処理装置100によれば、透視画像における特徴部位の位置を検出するリハーサル・治療段階の特徴部位検出部120と、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係を示す対応情報に基づいて、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120により検出された特徴部位の位置から被検体Pの患部の位置を推定する推定部122とを備えることにより、治療の信頼性を向上させることができる。
また、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100によれば、推定部122により推定された被検体Pの患部の位置を示すオブジェクトAを透視画像TIに重畳表示するように表示部17を制御することにより、治療の信頼性を更に高めることができる。
また、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100によれば、被検体Pの患部の位置を示すオブジェクトAが透視画像TIに重畳表示されている状態で、利用者による被検体Pの患部の位置の修正操作が入力・表示部110に対してなされた場合、以降の処理において修正操作による修正量を反映させて被検体Pの患部の位置を推定するため、利便性を高めると共に、治療の信頼性を更に高めることができる。
また、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100によれば、透視画像TIと同じ画角を有し、呼吸位相が異なる複数のDRRにおける特徴部位の位置を検出する学習段階の特徴部位検出部112を備え、学習段階の特徴部位検出部112により複数のDRRにおいて検出された特徴部位の位置と、複数のDRRにおける被検体Pの患部の位置とに基づいて、対応情報を学習する学習部116を備えることにより、治療の省力化を図ることができる。
また、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100によれば、学習段階の特徴部位検出部112が、利用者が入力・表示部110を用いて指定した着目領域ROI内で、複数のDRRにおける特徴部位の位置を検出するため、特徴部位の位置の検出に要するコンピュータ処理の負担を低減することができる。
上記説明した治療システム1は、医用画像処理装置100と、被検体Pに治療ビームBを照射する照射部(照射門14)と、推定部122により推定された被検体Pの患部の位置が設定範囲内である場合に、治療ビームBを照射するように照射部を制御する制御部15と、を備える。
また、医用画像処理装置100は、撮像装置により撮像された被検体の透視画像を取得する取得部104−1、104−2と、CPUやGPUなどのプロセッサと、ROMやRAM、HDD、フラッシュメモリなどの記憶装置とを備え、記憶装置には、プロセッサを、取得部104−1、104−2により取得された透視画像TIにおける特徴部位の位置を検出するリハーサル・治療段階の特徴部位検出部120−1、120−2、および、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係を示す対応情報に基づいて、リハーサル・治療段階の特徴部位検出部120−1、120−2により検出された特徴部位の位置から被検体Pの患部の位置を推定する推定部122−1、122−2として機能させるためのプログラムが記憶された装置である。
また、医用画像処理装置100は、CPUやGPUなどのプロセッサと、ROMやRAM、HDD、フラッシュメモリなどの記憶装置とを備え、記憶装置には、プロセッサを、呼吸位相が異なる複数の画像における複数の特徴部位の位置を取得し、複数の特徴部位の位置と、複数の特徴部位のそれぞれに対応する呼吸位相における複数の患部の位置とに基づいて、特徴部位の位置と被検体Pの患部の位置との対応関係を示す対応情報を学習する学習部として機能させるためのプログラムが記憶された装置である。
(変形例)
上記実施形態で例示したフローチャートにおける各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序が変更され、複数同時に実施され、あるいは実施毎に異なった順序で実施されてもよい。
また、上記実施形態では、治療装置10と医用画像処理装置100が別体の装置であるように説明したが、治療装置10と医用画像処理装置100は一体の装置であってもよい。また、治療装置10と医用画像処理装置100が別体の装置である場合において、制御部15は、医用画像処理装置100に内蔵される機能であってもよい。
また、着目箇所ROIは、図7に例示したものに限らず、様々な態様で指定され得る。図18〜図21は、DRR上で指定されたROIの他の例を示す図である。図18の例では、心壁が特徴部位として検出される。また、図19の例では、胸壁が特徴部位として検出される。また、図20の例では、骨(肋骨)が特徴部位として検出される。このように、入力画像中に比較的鮮明に写っている部分を特徴部位とするのが好ましい。前述したように、特徴部位は1種類である必要はなく、複数ある方が好ましい。
また、図21に示すように、着目箇所ROIは矩形などの領域として指定されてもよい。この場合、図22に示すように、学習段階の特徴部位検出部112またはリハーサル・治療段階の特徴部位検出部120は、例えば所定の刻み幅で分割位置Sを変えながら、着目箇所ROIを2つに分割する。そして、図23に示すように、分割された着目箇所ROI(1)、ROI(2)の間で分離度が最も大きい分割位置Sが、特徴部位として検出される。なお、着目箇所ROIが矩形などの領域として指定された場合、着目箇所ROIを上下に分割するか、左右に分割するかを利用者によって選択可能としてよい。この場合、その分割方法を、ラジオボタンでユーザに選択させると良い。あるいは、着目箇所ROIが縦長の矩形の場合は上下に、横長の矩形の場合は左右に分割するように、自動的に設定してもよい。また、着目箇所ROIをサイズが均等な左右2つの部分領域に分割した場合と、上下2つの部分領域に分割した場合とで、部分領域間の濃淡値の平均値の差が大きい方に分割するように設定してもよい。
また、2つの部分領域ROI(1)、ROI(2)の濃淡値の平均の差を分離度としたが、他の計算方法を採用してもよい。例えば、入力画像において、横隔膜の境界線より上部が明るく、下部が暗く写るため、これと逆の傾向だった場合、値が小さくなる分離度を定義してもよい。また、2つの部分領域ROI(1)、ROI(2)の濃淡値に関する相関比を分離度としてもよい。
また、医用画像処理装置100は、利用者による着目箇所ROIに関する入力なしで、透視画像TI−1、TI−2あるいはDRRから、画像処理によって自動で特徴部位を検出してもよい。例えば、医用画像処理装置100は、透視画像TI−1、TI−2やDRRからコーナーを抽出し、その位置を特徴部位の位置として検出してもよい。あるいは、医用画像処理装置100は、透視画像TI−1、TI−2やDRRから画像処理によってエッジを検出し、x軸やy軸や所定の傾きの直線と接する位置を特徴部位の位置として検出してもよい。あるいは、医用画像処理装置100は、透視画像TI−1、TI−2やDRRから画像処理によってエッジを検出し、所定の直線と交わる位置を特徴部位の位置として検出してもよい。あるいは、医用画像処理装置100は、肺のCT画像からCT値に基づいて空気の部分を検出することで肺野を検出し、肺野の下部の位置をDRRに射影することで、DRRにおける横隔膜の位置を特徴部位として検出してもよい。
また、前述の通り、治療ビームBには、例えば、X線、γ線、電子線、陽子線、中性子線、重粒子線などが含まれる。また、治療計画用に用いる画像は、4DCT画像に限られず、他の3次元ボリュームデータの動画を用いてもよい。例えば、磁気共鳴画像(MRI:Magnetic Resonance Imaging)の動画でもよい。
また、ゲーテッド照射法で治療する場合、学習部116は、ゲーテッド照射を行う呼気についてだけ別の関数を学習しても良い。具体的には、横隔膜のy座標が小さい場合、すなわち、横隔膜が頭足方向の頭側にある場合、別の関数を学習すれば良い。これにより、ゲーテッド照射を行う呼気での誤差を小さくすることができる。また、学習部116は、関数のモデルを2次多項式とするものとしたが、1次多項式、3次以上の多項式、或いは三角多項式を関数のモデルとしてもよい。また、学習部116は、呼吸位相によらず共通の関数を学習するものとしたが、被検体Pが息を吸っているときと吐いているときとで、別の関数を学習しても良い。被検体Pが息を吸っているか吐いているかは、横隔膜等の特徴部位の位置を表す値が、時間の経過で増えるか減るかで判別できる。したがって、その値が増えたときと減ったときとで、異なる関数を学習しても良い。
また、上記実施形態では、学習部116は、横隔膜のy座標ydと心壁のx座標xhを用いて学習を行うものとしたが、それよりも少ない特徴部位の位置を利用して学習を行ってもよいし、より多くの特徴部位の位置を用いて学習を行ってもよい。例えば、横隔膜のx座標、心壁のy座標、胸壁のx座標、胸壁のy座標、骨のx座標、骨のy座標などを用いて学習を行ってもよい。また、被検体Pに呼吸センサをとりつけて、そのセンサからの出力値を、対応関係の入力側に追加してもよい。すなわち、学習部116は、特徴部位の位置およびセンサの出力値と、患部の位置との対応関係を学習してもよい。ただし、呼吸センサを利用する場合、医師や技師や看護師が被検体Pに呼吸センサをとりつける手間が必要になる。逆に言えば、呼吸センサを利用しない場合の実施形態では、被検体Pに呼吸センサをとりつける手間が必要ないため、呼吸センサを利用する従来の治療法と比較して、治療の省力化を図ることができる。
また、上記実施形態では、被検体Pの患部の位置は、利用者によって指定された患部の輪郭の情報からデフォーマブルレジストレーションによって生成された輪郭の情報を利用して設定されるものとしたが、利用者が被検体Pの患部の透視画像TI−1、TI−2における中心位置を直接的に指定するようにしてもよい。利用者は、マウスやキーボードの十字キーなどを使用して、呼吸位相が異なる複数の透視画像TI上で被検体Pの患部の中心位置を指定する。この場合、処理の順は、治療計画、透視画像TI−1、TI−2の動画の撮影、対応関係の学習、リハーサル、治療という順になる。これにより、治療計画時よりも治療に時間が近い画像から学習できるようになるため、治療で腫瘍を追跡する際の誤差が小さくなることが期待できる。
また、上記実施形態において、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係を示す対応情報は、時系列の特徴部位の位置と患部の位置との対応関係を示すものであってもよい。この場合、推定部122は、推定時点よりも前に入力された過去の特徴部位の位置と、推定時点に入力された特徴部位の位置との双方に基づいて、被検体Pの患部の位置を推定する。これにより、推定に用いられる入力情報を増加させ、推定精度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。
患部の動きを追跡する方式として、非特許文献1の方式が知られている。この方式では、治療前に撮影した透視画像の動画から所定の位置の部分画像と、その部分画像における腫瘍の位置の組を複数、作成しておく。そして、複数の部分画像と、治療中の透視画像の動画の各フレームにおける同じ位置の部分領域とをマッチングする。その結果、誤差が最小となった部分画像と組になっている腫瘍の位置を、腫瘍の推定位置とする。これにより、治療中の透視画像の動画から、腫瘍を追跡する。
この方式では、治療前に撮影した透視画像の動画における腫瘍の位置を教示する必要がある。この教示作業を手作業で行う場合、利用者に手間がかかることになる。第2の実施形態では、教示作業を自動化するために、第1の実施形態で説明した各種機能を利用する。図24は、第2の実施形態に係る治療システム1を利用して行われる治療の流れを示すフローチャートの一例である。治療計画(ステップS600)、学習処理(ステップS700)については、図2のステップS200、S300と同様であるため説明を省略する。
教示・リハーサル処理(ステップS800)において、透視画像TI−1、TI−2の動画の各フレームが撮影され、被検体Pの患部の中心位置が推定される。そして、入力・表示部110または表示部17によって、透視画像TI−1、TI−2の動画の各フレームと、その各フレームで推定された患部の位置にオブジェクトが重畳されて表示される。動画のフレームは、利用者がマウス操作やキーボード操作を行うことで、自在に変更することができる。以下、ユーザ入力は、入力・表示部110または入力部16が受け付けるものとする。
利用者は、表示画面を見ながら、各フレームで推定された患部の位置を示すオブジェクトの位置が適切か否かを判断し、適切でない場合は、マウスやキーボードの十字キーを利用して、患部の真の位置を指定する。また、利用者は、マウスを使用して、着目したい部分画像の位置、大きさ、形状などを指定する。
制御部15には、透視画像TI−1、TI−2の動画の各フレームが送られる。制御部15は、付設される記憶部(不図示)に、透視画像TI−1、TI−2動画の各フレームにおける部分画像と、患部の位置の組を記憶する。
制御部15は、記憶した部分画像と腫瘍位置の組を用いて、非特許文献1の方式で透視画像TI−1、TI−2の動画から患部の位置を追跡する。その追跡の様子は、入力・表示部110または表示部17によって表示される。
治療段階(ステップS900)において、被検体Pの患部に治療ビームBが照射される。そのために、透視画像TI−1、TI−2の動画が撮影される。制御部15は、透視画像TI−1、TI−2の動画の各フレームを取得し、記憶部に記憶させている部分画像と患部の位置の組を用いて、非特許文献1の方式で患部の位置を追跡する。そして、制御部15は、記憶部に記憶させている治療計画に関する情報に基づき、治療ビームBを照射するように、照射門14に制御信号出力する。照射門14は、その制御信号に従い、治療ビームBを照射する。これにより、被検体Pの患部がゲーテッド照射法や追尾照射法で治療される。
第2の実施形態に係る治療システムは、非特許文献1の方式で患部の位置を追跡すると共に、医用画像処理装置100が出力する患部の中心位置に基づいて、治療ビームBが照射されるように制御する。この結果、第2の実施形態に係る治療システムは、治療の直前に治療計画用とは別に、様々な呼吸位相のCT画像を撮影する必要がないため、その手間を利用者に課すことなく、被検体Pを治療することができる。また、非特許文献1の方式で患部の位置を教示する手間を、軽減することができる。
第2の実施形態では、非特許文献1に記載の方式で患部の位置を教示するために医用画像処理装置100を用いるものとしたが、非特許文献1の方式に限らず、患部の位置を教示する必要がある他の追跡方式にも同様に医用画像処理装置100を利用することができる。
上記実施形態で説明した医用画像処理方法は、コンピュータが、撮像装置により撮像された被検体の透視画像を取得し、前記取得された透視画像における特徴部位の位置を検出し、特徴部位の位置と探索部位の位置との対応関係を示す対応情報に基づいて、前記検出された特徴部位の位置から前記被検体の探索部位の位置を推定する、医用画像処理方法である。
上記実施形態で説明した医用画像処理プログラムは、コンピュータに、撮像装置により撮像された被検体の透視画像における特徴部位の位置を検出させ、特徴部位の位置と探索部位の位置との対応関係を示す対応情報に基づいて、前記検出させた特徴部位の位置から前記被検体の探索部位の位置を推定させる、医用画像処理プログラムである。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、撮像装置(13−1、13−2)により撮像された被検体の透視画像を取得する取得部(104−1、104−2)と、取得部により取得された透視画像TI−1、TI−2における特徴部位の位置を検出する第1の特徴部位検出部(120−1、120―2)と、特徴部位の位置と患部の位置との対応関係を示す対応情報に基づいて、第1の特徴部位検出部により検出された特徴部位の位置から被検体(P)の患部の位置を推定する推定部(122−1、122−2)とを持つことにより、治療の信頼性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…治療システム、10…治療装置、11…寝台、12−1、12−2…放射線源、13−1、13−2…放射線検出器、14…照射門、15…制御部、16…入力部、17…表示部、100…医用画像処理装置、102…計画データ記憶部、104−1、104−2…取得部、106…レジストレーション部、108…DRR生成部、110…入力・表示部、112−1、112−2…学習段階の特徴部位検出部、114…患部位置計算部、116−1、116−2…学習部、118…対応情報記憶部、120−1、120−2…リハーサル・治療段階の特徴部位検出部、122−1、122−2…推定部
実施形態の医用画像処理装置は、4次元データ取得部と、輪郭取得部と、輪郭計算部と、仮想動画生成部と、第1位置検出部と、学習部と、記憶部とを持つ。4次元データ取得部は、被検体の患部を含む範囲を撮影した、呼気位相を含む複数の呼吸位相にそれぞれ対応する複数の3次元ボリュームデータからなる4次元データを取得する。輪郭取得部は、前記4次元データのうち、少なくとも一つに設定された前記患部の輪郭の情報を取得する。輪郭計算部は、前記4次元データのうち、前記輪郭の情報が設定されていない3次元ボリュームデータにおける前記患部の輪郭の情報をレジストレーションによって計算する。仮想動画生成部は、前記4次元データから、呼吸位相が互いに異なる複数の画像であって、画角が前記患部の治療時に撮影される透視画像の動画である透視動画に画角を一致させた複数の画像からなる仮想動画を生成する。第1位置検出部は、前記仮想動画に含まれる複数の画像のそれぞれにおいて、前記被検体の特徴部位の位置を検出する。学習部は、前記輪郭取得部により取得された輪郭の情報と、前記輪郭計算部により計算された輪郭の情報と、前記第1位置検出部により検出された位置とに基づいて、前記特徴部位の位置と前記患部の位置との対応関係を学習する。記憶部は、前記対応関係を示す情報を記憶する。

Claims (1)

  1. 撮像装置により撮像された被検体の透視画像を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された透視画像における特徴部位の位置を検出する第1の特徴部位検出部と、
    特徴部位の位置と探索部位の位置との対応関係を示す対応情報に基づいて、前記第1の特徴部位検出部により検出された特徴部位の位置から前記被検体の探索部位の位置を推定する推定部と、
    を備える医用画像処理装置。
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