JP2019146023A - 携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの意に反するキー情報交換処理の実行を抑制すること。【解決手段】プッシュボタン142は、第1操作と、第1操作を先頭部分に含む第2操作と、を受け付け可能である。時計100は、プッシュボタン142により第1操作が受け付けられると、記憶したキー情報に基づいて他機器との再接続の処理を行う。また、時計100は、再接続が失敗した場合はプッシュボタン142により第2操作が受け付けられたか否かを判断し、第2操作が受け付けられたと判断した場合は他機器とのキー情報の交換の処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯機器に関する。
従来、他機器との間でBluetooth(ブルートゥース)等の無線通信が可能な時計等の携帯機器が知られている。Bluetoothは登録商標である。Bluetooth等の無線通信を行う各機器は、たとえばペアリングによって互いのペアリングキーを交換し、交換したキー情報を用いて互いを認証する。また、従来、メモリに相手のキー情報がない場合はペアリング手続を行い、メモリに相手のキー情報がある場合はペアリング手続を行うことなく認証処理を行い、認証に失敗したらペアリングを実行したりキー情報をメモリから消去したりする技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2004−139295号公報
しかしながら、上述した従来技術では、無線通信を行う機器において、たとえば他機器との接続に失敗した場合に、ユーザの意に反してキー情報の交換処理が実行される場合がある。この場合は、たとえば、ユーザの意に反するキー情報の交換処理によって消費電力が増加したり、ユーザの意に反する他機器とのキー情報の交換や接続が発生したりするなどの問題がある。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ユーザの意に反するキー情報交換処理の実行を抑制することができる携帯機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる携帯機器は、第1操作と、前記第1操作を先頭部分に含む第2操作と、を受け付け可能な操作部と、他機器から受信したキー情報を記憶する記憶部と、前記操作部により前記第1操作が受け付けられると、前記記憶部に記憶されたキー情報に基づいて他機器との再接続の処理を行い、前記再接続が失敗した場合は前記操作部により前記第2操作が受け付けられたか否かを判断し、前記第2操作が受け付けられたと判断した場合は他機器とのキー情報の交換の処理を行う制御部と、を備える。
これにより、再接続に失敗しても第2操作を受け付けなかった場合はキー情報交換処理を行わないようにすることができる。
本発明の一側面によれば、ユーザの意に反するキー情報交換処理の実行を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる時計の外観の一例を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる時計による処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、実施の形態1にかかる時計の再接続失敗時の動作の例を示す図(その1)である。 図4は、実施の形態1にかかる時計の再接続失敗時の動作の例を示す図(その2)である。 図5は、実施の形態1にかかる時計の再接続失敗時の動作の例を示す図(その3)である。 図6は、実施の形態1にかかる時計および端末装置の一例を示すブロック図である。 図7は、実施の形態1にかかる端末装置において切断状態でペアリング用画面が起動された場合の端末装置の動作の一例を示す図である。 図8は、実施の形態1にかかる端末装置において接続状態でペアリング用画面が起動された場合の端末装置の動作の一例を示す図である。 図9は、実施の形態1にかかる端末装置のペアリング用画面が起動していない状態で時計を検出した場合の端末装置の動作の一例を示す図である。 図10は、実施の形態2にかかる時計による処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態2にかかる時計の再接続失敗時の動作の例を示す図(その1)である。 図12は、実施の形態2にかかる時計の再接続失敗時の動作の例を示す図(その2)である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる携帯機器の一例として時計の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(実施の形態1にかかる時計の外観)
図1は、実施の形態1にかかる時計の外観の一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる時計100は、外装(時計ケース)である胴内に、文字板110と、時針121、分針122および秒針123と、小窓130と、を備える腕時計である。時計100の外装はベゼルと胴の二体物から構成されてもよい。
時針121、分針122および秒針123は、文字板110に対する相対的な位置によって時刻を表示する指針である。また、たとえば秒針123は、時刻とは異なる情報の表示にも用いられてもよい。小窓130は、日付や曜日等を表示する表示窓である。また、文字板110の周囲には、「ON」、「BT」、「OFF」、「ACT」などの表記がある。これらは、たとえば後述のBluetoothの接続に関する時計100のモード等を示す。
たとえば、時計100のモード等を秒針123などの指針で示す場合、「ON」、「BT」、「OFF」、「ACT」の文字は、時計100の文字板110、見返しリング、ベゼル、風防等に表記される。また、時計100のモード等を指針以外で示す場合、「ON」、「BT」、「OFF」、「ACT」の文字は、たとえば小窓130の表示窓の回転表示板に表記され、小窓130から視認される。ただし、「ON」、「BT」、「OFF」、「ACT」の文字の表記方法はこれらに限らず任意に変更することができる。
また、時計100は、胴の側面に、時計100のユーザが種々の操作を行うための操作部として、リューズ(竜頭)141およびプッシュボタン142が配置されている。図1に示す例では、リューズ141は3時側に配置され、プッシュボタン142は4時側に配置されている。時計100の胴には、文字板110を覆うようにガラス等の透明材料により形成された風防が取り付けられている。また、時計100における風防の反対側には胴に裏蓋が取り付けられている。
また、時計100は、太陽などの光エネルギーを動力源とする太陽電池時計であってもよい。たとえば、文字板110の裏側には太陽電池が配置され、時計100の表側から入光した光により太陽電池において発電がなされる。そのため、文字板110はある程度光線を透過する材質で形成される。太陽電池によって発電された電力は二次電池に蓄積され、二次電池に蓄積された電力は時計100の電源として使用される。二次電池は、たとえばリチウムイオン電池等により実現することができる。
また、時計100は、スマートフォンなどの他機器(外部機器)との間でBluetooth等の無線通信が可能な通信インタフェースを備える。この通信インタフェースは、一例としては図6に示す通信部613である。
たとえば、上述のプッシュボタン142は、他機器との間でBluetoothの接続を行うための操作を受け付ける操作部である。具体的には、プッシュボタン142は、Bluetoothの接続に関する第1操作および第2操作を受け付け可能である。第2操作は、第1操作を先頭部分に含む。すなわち、第2操作は、第1操作の後にさらに操作を加えたものである。したがって、プッシュボタン142によって第2操作が受け付けられた場合は、プッシュボタン142によって第1操作も受け付けられている。
実施の形態1においては、一例として、第1操作が2秒押下であり、第2操作が4秒押下である場合について説明する。2秒押下は、プッシュボタン142を2秒間継続して押下する操作である。4秒押下は、プッシュボタン142を4秒間継続して押下する操作である。この場合は、プッシュボタン142を押下してから解放するまでの時間が2秒未満である場合は第1操作および第2操作は受け付けられない。また、プッシュボタン142を押下してから解放するまでの時間が2秒以上4秒未満である場合は第1操作が受け付けられ第2操作は受け付けられない。また、プッシュボタン142を押下してから解放するまでの時間が4秒以上である場合は第1操作および第2操作が受け付けられる。
また、時計100は、プッシュボタン142により受け付けられた操作に応じてBluetoothの接続に関する制御を行う制御部を備える。接続は、たとえば無線により仮想的な通信回路を確立することである。この制御部は、一例としては図6に示す接続制御部616である。具体的には、時計100は、プッシュボタン142により2秒押下(第1操作)を受け付けると、時計100の記憶部に記憶された他機器のキー情報に基づいて他機器との再接続の処理を行う。この記憶部は、一例としては図6に示すペアリングキー記憶部617である。
他機器のキー情報は、時計100がその他機器との間で通信を行うための認証情報であり、一例としてはBluetoothのペアリングキーである。ペアリングキーは、たとえばBluetoothの暗号化通信に使用される鍵情報であって、一例としては乱数で生成された128ビットの共有秘密情報である。また、ペアリングキーはリンクキーとも呼ばれる。再接続の処理は、一例としては、過去にBluetoothの接続を行っていた他機器と再度の接続を試みる処理である。
また、時計100は、再接続の処理において再接続が失敗した場合は、プッシュボタン142により4秒押下(第2操作)が受け付けられたか否かを判断する。そして、時計100は、4秒押下が受け付けられたと判断した場合は他機器とのキー情報の交換の処理(キー情報交換処理)を行い、4秒押下が受け付けられなかったと判断した場合はキー情報交換処理を行わない。キー情報交換処理は、一例としてはBluetoothのペアリングを試みる処理である。ペアリングは、たとえば、Bluetoothの無線通信を行う機器間で、ペアリングキー等を交換し、互いのペアリングキーを記憶する処理である。また、ペアリングはボンディングとも呼ばれる。
このように、時計100は、第1操作(2秒押下)を受け付けた時点で、記憶していた他機器のキー情報に基づいて再接続の処理を行い、その再接続に失敗し第2操作(4秒押下)を受け付けた場合はキー情報交換処理(ペアリングの処理)を行うとともに、再接続に失敗し第2操作を受け付けなかった場合はキー情報交換処理を行わない。
これにより、1つのプッシュボタン142に対する操作で接続に関する複数通りの制御(再接続の処理およびキー情報交換処理)を行うことができるとともに、再接続に失敗しても第2操作を受け付けなかった場合はキー情報交換処理を行わないようにし、ユーザの意に反するキー情報交換処理の実行を抑制することができる。このため、たとえばユーザの意に反するキー情報交換処理による消費電力の増加を抑制することができる。また、ユーザの意に反する他機器とのキー情報の交換や接続を抑制することができる。
また、時計100は、再接続の処理において再接続が成功した場合は、プッシュボタン142により第2操作が受け付けられてもキー情報交換処理を行わないようにしてもよい。これにより、ユーザが他機器との再接続のために第1操作を行うつもりが誤って第2操作を行ってしまっても、再接続済みの他機器とキー情報交換処理を行うことを抑制することができる。
また、時計100は、記憶していた他機器のキー情報に基づく再接続が失敗した後にキー情報交換処理においてキー情報の交換が失敗した場合に、記憶していた他機器のキー情報を削除しないようにしてもよい。これにより、ユーザが意図せず第2操作を行ってしまっても、再接続が可能な他機器のキー情報が消失することを抑制することができる。時計100が記憶していた他機器のキー情報が消失すると、たとえばその他機器において時計100のキー情報を削除してからキー情報交換処理を再度行うことになるが、上述のようにキー情報の消失を抑制することによりこのような処理が不要になる。
また、時計100は、再接続の処理において再接続が失敗した場合は、プッシュボタン142により受け付け済みの第1操作を先頭部分に含む第2操作を受け付けるか否かが確定するまで待機してから、その第2操作が受け付けられたか否かを判断してもよい。これにより、ユーザがキー情報交換処理のために第2操作を行う場合に、第2操作が受け付けられるかが確定する前に、第2操作が受け付けられなかったと判断してキー情報交換処理を行わないことを回避することができる。
たとえば、時計100は、プッシュボタン142が押下されてから2秒が経過した時点(2秒押下の時点)で再接続の処理を開始し、プッシュボタン142が押下されてから3秒が経過した時点で再接続が失敗した場合は、プッシュボタン142が押下されてから4秒が経過するまで待機してから、4秒押下を受け付けたか否かを判断する。ただし、第2操作を受け付けるか否かが確定した後に再接続の処理が完了する場合(たとえば再接続の処理に4秒以上かかる場合)は上述の待機する処理は行わなくてもよい。
また、時計100は、他機器のキー情報を記憶していない状態でプッシュボタン142により第1操作が受け付けられると、再接続の処理を行わずにキー情報交換処理を行ってもよい。これにより、再接続が不可能な状態においては第1操作を受け付けた時点でキー情報交換処理を開始し、ユーザ操作に対するレスポンスを向上させることができる。
第1操作が2秒押下であり、第2操作が4秒押下である場合について説明したが、第1操作および第2操作のそれぞれに対応するプッシュボタン142の押下時間は、これに限らず、たとえば第1操作に対応する押下時間より第2操作に対応する押下時間の方が長ければよい。たとえば、第1操作が1秒押下であり、第2操作が2秒押下であってもよい。
なお、図1に示した時計100の外観は一例であり、時計100の外観はこれに限らない。たとえば、胴を丸型でなく角型にしてもよいし、リューズ141等の操作部の有無、数、配置、形状も任意に変更することができる。また、指針として時針121、分針122、秒針123の3本を備える構成に限らず、たとえば秒針123を省略してもよい。または、曜日、サマータイムの有無、電波の受信状態や電池の残量、各種の表示を行う指針や、日付表示部等を追加したりしてもよい。
(実施の形態1にかかる時計による処理)
図2は、実施の形態1にかかる時計による処理の一例を示すフローチャートである。実施の形態1にかかる時計100は、切断状態において、たとえば図2に示す各ステップを実行する。切断状態とは、時計100が他機器との間でBluetoothの接続がなされていない状態である。
まず、時計100は、プッシュボタン142に対する2秒押下(第1操作)を受け付けたか否かを判断し(ステップS201)、2秒押下を受け付けるまで待つ(ステップS201:Noのループ)。たとえば、時計100は、プッシュボタン142が押下されるごとにプッシュボタン142の押下の継続時間を計時し、計時した継続時間が2秒に達すると2秒押下を受け付けたと判断する。
ステップS201において、2秒押下を受け付けると(ステップS201:Yes)、時計100は、自身のペアリングキー記憶部にペアリングキーを記憶しているか否かを判断する(ステップS202)。ペアリングキー記憶部は、時計100がペアリングにおいて他機器から受信したペアリングキーを記憶するための記憶領域であり、一例としては後述のペアリングキー記憶部617(図6参照)である。ペアリングキーを記憶していない場合(ステップS202:No)は、時計100は、他機器との間でペアリングキーを交換するペアリングを試みるペアリング処理を行う(ステップS203)。
つぎに、時計100は、ステップS203のペアリング処理によるペアリングが成功したか否かを判断する(ステップS204)。たとえば、時計100は、時計100と他機器との間のペアリングが成功した場合に他機器から送信される接続成功コマンドを受信したか否かを判断する。ペアリングが成功しなかった場合(ステップS204:No)は、時計100は、切断状態のまま一連の処理を終了する。
ステップS204において、ペアリングが成功した場合(ステップS204:Yes)は、時計100は、そのペアリングにおいて他機器から取得したペアリングキーを自身のペアリングキー記憶部に記憶する(ステップS205)。つぎに、時計100は、その他機器との間でBluetoothの通信を開始し(ステップS206)、一連の処理を終了する。この場合は、時計100は、この他機器との間で接続状態となる。
ステップS202において、ペアリングキーを記憶している場合(ステップS202:Yes)は、時計100は、記憶しているペアリングキーを用いて他機器との再接続を試みる再接続処理を行う(ステップS207)。つぎに、時計100は、ステップS207の再接続処理による再接続が成功したか否かを判断する(ステップS208)。たとえば、時計100は、時計100と他機器との間の再接続が成功した場合に他機器から送信される接続成功コマンドを受信したか否かを判断する。再接続が成功した場合(ステップS208:Yes)は、時計100は、ステップS206へ移行して他機器との間で通信を開始する。
ステップS208において、再接続が成功しなかった場合(ステップS208:No)は、時計100は、プッシュボタン142に対する操作が確定したか否かを判断し(ステップS209)、操作が確定するまで待つ(ステップS209:Noのループ)。この時点でプッシュボタン142は2秒押下を受け付け済みであるため、操作の確定とは、プッシュボタン142が4秒押下(第2操作)を受け付けるか否かの確定である。たとえば、時計100は、プッシュボタン142が解放される(2秒押下のみで確定)か、プッシュボタン142が押下された状態が4秒に達する(4秒押下が確定)まで待つ。
ステップS209において、操作が確定すると(ステップS209:Yes)、時計100は、プッシュボタン142に対する4秒押下を受け付けたか否かを判断する(ステップS210)。4秒押下を受け付けていない場合(ステップS210:No)、たとえばプッシュボタン142が押下された状態が4秒に達する前にプッシュボタン142が解放された場合は、時計100は、ペアリング処理を行わずに切断状態のまま一連の処理を終了する。これにより、再接続が失敗した場合に、ユーザが意図しないペアリング処理が実行されることを抑制することができる。
ステップS210において、4秒押下を受け付けた場合(ステップS210:Yes)は、時計100は、ステップS203へ移行してペアリング処理を行う。このペアリング処理のペアリングに成功した場合に、時計100は、ステップS205において、ペアリングにより新たに取得したペアリングキーを、ペアリングキー記憶部に記憶している過去のペアリングキーに上書きする。これにより、ペアリングキー記憶部に記憶するペアリングキーを有効なペアリングキーに更新することができる。
また、このペアリング処理のペアリングに失敗した場合に、時計100は、ペアリングキー記憶部に記憶している過去のペアリングキーを保持したまま一連の処理を終了する。これにより、ユーザが意図せず4秒押下(第2操作)を行ってしまった場合に、有効なペアリングキーが削除されることを抑制することができる。
(実施の形態1にかかる時計の再接続失敗時の動作)
図3〜図5は、実施の形態1にかかる時計の再接続失敗時の動作の例を示す図である。図3〜図5において、横軸は時間を示す。また、図3〜図5においては、切断状態の時計100が、過去のペアリングにおいて他機器から受信したペアリングキーを記憶している状態で図2に示した処理を開始し、図2に示したステップS207の再接続処理において再接続に失敗する場合について説明する。
図3〜図5に示すプッシュボタン操作状態310は、プッシュボタン142が押下されているか否かを示す。具体的には、プッシュボタン操作状態310の押下状態はプッシュボタン142が押下されている状態を示し、プッシュボタン操作状態310の非押下状態はプッシュボタン142が押下されていない状態を示す。図3〜図5に示す時計動作320は、プッシュボタン操作状態310に応じた時計100の動作を示す。
たとえば、時刻t0においてプッシュボタン操作状態310が非押下状態から押下状態に変化したとする。この場合に、時計100は、時計100が他機器と接続しているか否かをユーザに通知する接続状態通知処理321を開始する。一例としては、時計100は、時計100が他機器と接続している場合は、図1に示した「ON」を指すように秒針123を制御する。また、時計100は、時計100が他機器と接続していない場合は、「OFF」を指すように秒針123を制御する。図3〜図5に示す例では、接続状態通知処理321の時点で時計100は他機器と接続していないため、図1に示した「OFF」を指すように秒針123を制御する。ただし、接続状態通知処理321にはこれに限らず種々の通知処理を用いることができる。また、時計100の動作から接続状態通知処理321は省いてもよい。
図3〜図5に示す例では、少なくとも、時刻t0から2秒が経過した時刻t1までプッシュボタン操作状態310の押下状態が継続している。この場合は、時計100は、時刻t1において、第1操作(2秒押下)を受け付けたと判断し、接続状態通知処理321を終了して再接続処理322を開始する。再接続処理322は、たとえば図2に示したステップS207の再接続処理である。再接続処理322の開始時に、時計100は、第1操作を受け付けて再接続処理を開始したことをユーザへ通知してもよい。一例としては、時計100は、図1に示した「ACT」を指すように秒針123を制御する。図3〜図5に示す例では、上述したように再接続処理322の再接続が失敗する。
図3は、再接続処理322の終了前の時刻t2においてプッシュボタン操作状態310が押下状態から非押下状態に変化した場合を示している。この場合は、時計100は、第2操作(4秒押下)を受け付けないことが時刻t2において確定しているため、再接続処理322の終了後の時刻t3において、プッシュボタン142の操作に応じた一連の処理を終了する。
図4は、再接続処理322が終了した後かつ時刻t0から4秒が経過する前の時刻t4においてプッシュボタン操作状態310が押下状態から非押下状態に変化した場合を示している。この場合は、時計100は、再接続処理322が終了(失敗)した時点においては第2操作(4秒押下)を受け付けるか否かを判断できないため、第2操作を受け付けないことが確定する時刻t4において一連の処理を終了する。
図5は、時刻t0から4秒が経過した時刻t4より後の時刻t5においてプッシュボタン操作状態310が押下状態から非押下状態に変化した場合を示している。この場合は、時計100は、時刻t4において第2操作(4秒押下)を受け付けたことが確定しているため、時刻t4においてペアリング処理323を開始する。ペアリング処理323は、たとえば図2に示したステップS203に対応するペアリング処理である。ペアリング処理323の開始時に、時計100は、第2操作を受け付けてペアリング処理を開始したことをユーザへ通知してもよい。一例としては、時計100は、図1に示した「ON」と「OFF」とを交互に指すように秒針123を制御するデモ運針を行う。
また、時計100は、再接続またはペアリングの成否が確定するまで、秒針などによる状態表示を保留して、ユーザに過渡的なリンクのON/OFFの切り替わりを見せないようにしてもよい。たとえば、時計100は、4秒押下を受け付ける場合に、先に再接続処理322を実行してからペアリング処理323を実行するが、その際の過渡的な接続状況の変化(再接続の失敗によるリンク切れ等)をユーザには通知しない。これにより、ユーザに対して、内部の動作を隠蔽して動作を分かりやすく見せることができる。
図3〜図5においては再接続処理322の再接続に失敗する場合について説明したが、再接続処理322の再接続に成功した場合は、時計100は、第2操作(4秒押下)を受け付けるか否かに関わらず、再接続した他機器との通信を開始し、ペアリング処理323は行わない。
(実施の形態1にかかる時計および端末装置)
図6は、実施の形態1にかかる時計および端末装置の一例を示すブロック図である。図6において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図6に示すように、時計100は、指針611と、操作部612と、通信部613と、制御回路614と、を備える。
指針611は、たとえば図1に示した時針121、分針122および秒針123を含む。操作部612は、たとえば図1に示したリューズ141およびプッシュボタン142を含む。通信部613は、端末装置620との間でBluetoothの無線通信が可能な通信インタフェースである。
制御回路614は、時計100の動作を制御する。制御回路614は、たとえばCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)やメモリを1つのLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)チップに集積したマイクロコンピュータ等によって実現することができる。たとえば、制御回路614は、表示制御部615と、接続制御部616と、ペアリングキー記憶部617と、を備える。表示制御部615は、指針611による時刻の表示や、指針611による時計100の状態等の表示を制御する。
接続制御部616は、時計100と端末装置620との間のBluetoothの接続の制御を行う。たとえば、接続制御部616は、図2に示した各ステップを実行する。この際に、接続制御部616は、操作部612のプッシュボタン142に対するユーザからの操作を受け付ける。また、接続制御部616は、通信部613により、端末装置620との間のペアリングキーの送受信や、端末装置620からの接続成功コマンドの受信を行う。また、接続制御部616は、通信部613により端末装置620から受信したペアリングキーをペアリングキー記憶部617に記憶させる。
ペアリングキー記憶部617は、通信部613により端末装置620から受信したペアリングキーを記憶する。ペアリングキー記憶部617は、たとえば磁気ディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリにより実現することができる。
たとえば、図2のステップS202において、時計100は、ペアリングキー記憶部617に他機器(たとえば端末装置620)のペアリングキーを記憶しているか否かを判断する。また、図2のステップS205において、時計100は、ペアリングにおいて他機器から取得したペアリングキーをペアリングキー記憶部617に記憶する。また、図2のステップS207において、時計100は、ペアリングキー記憶部617に記憶しているペアリングキーを用いて他機器との再接続を試みる再接続処理を行う。
また、接続制御部616は、時計100の接続状態をユーザへ表示する制御(たとえば接続状態通知処理321)を行ってもよい。たとえば、接続制御部616は、表示制御部615を介して指針611を制御することにより、時計100が他機器と接続しているか否かをユーザへ表示する。
図6に示す端末装置620は、時計100との間でBluetoothによる無線通信が可能な他機器である。端末装置620は、ディスプレイ621と、操作部622と、通信部623と、制御回路624と、を備える。たとえば、端末装置620は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどの情報端末である。
ディスプレイ621は、端末装置620のユーザに対して情報を表示するユーザインタフェースである。操作部622は、端末装置620のユーザからの操作を受け付けるユーザインタフェースである。ディスプレイ621および操作部622は、それぞれ別の装置により実現されてもよいし、タッチパネル式のディスプレイなどによって実現されてもよい。通信部623は、時計100との間でBluetoothの無線通信が可能な通信インタフェースである。
制御回路624は、端末装置620の動作を制御する。制御回路624は、たとえばCPUやメモリ等によって実現することができる。たとえば、制御回路624は、表示制御部625と、接続制御部626と、ペアリングキー記憶部627と、を備える。表示制御部625は、ディスプレイ621による各種の情報の表示を制御する。ディスプレイ621による情報の表示には、たとえば接続制御部626による無線接続の制御に関する情報の表示が含まれる。
接続制御部626は、端末装置620と時計100とのBluetoothの接続の制御を行う。この際に、接続制御部626は、操作部622に対するユーザからの操作を受け付ける。また、接続制御部626は、通信部623により、時計100との間のペアリングキーの送受信や、時計100への接続成功コマンドの送信を行う。また、接続制御部626は、通信部623により時計100から受信したペアリングキーをペアリングキー記憶部627に記憶させる。
ペアリングキー記憶部627は、通信部623により時計100から受信したペアリングキーを記憶するメモリである。ペアリングキー記憶部627は、たとえば磁気ディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリにより実現することができる。
(実施の形態1にかかる端末装置において切断状態でペアリング用画面が起動された場合の端末装置の動作)
図7は、実施の形態1にかかる端末装置において切断状態でペアリング用画面が起動された場合の端末装置の動作の一例を示す図である。図7に示す例では、図6に示した端末装置620が、タッチパネル式のディスプレイ621を備えるスマートフォンである場合について説明する。ペアリング用画面とは、端末装置620にインストールされた、端末装置620と時計100との間でペアリングを行うためのアプリケーションの画面である。たとえば、端末装置620が時計100と接続していない切断状態において、ユーザが端末装置620を操作してペアリング用画面を起動すると、端末装置620は表示状態701へ移行する。
表示状態701において、ディスプレイ621は、ペアリング用画面として、時計100とペアリングするには端末装置620のペアリングキーを削除した後に時計100でペアリング操作(4秒押下)をすべきことを示すメッセージ711と、端末装置620のペアリングキーを削除するためのペアリングキー削除ボタン712と、を表示する。端末装置620のペアリングキー記憶部627にペアリングキーが記憶されている場合は、ユーザがペアリングキー削除ボタン712を指示(タッチ)するとペアリングキー記憶部627に記憶されたペアリングキーが削除される。
表示状態701において、ユーザが時計100に対してペアリング操作(4秒押下)を行うと、端末装置620は、時計100を検出し、時計100とともに、互いに接続するための接続処理720を行う。たとえば、端末装置620および時計100は、まず2秒押下の時点で上述の再接続処理322を開始し、再接続処理322の再接続に失敗した場合は4秒押下の時点で上述のペアリング処理323を開始する。
接続処理720において、時計100および端末装置620が過去に交換して記憶しておいた既存のペアリングキーにより時計100と端末装置620との間の再接続が成功した場合、たとえば図2に示したステップS207の再接続処理により再接続に成功した場合は、端末装置620は表示状態702へ移行する。表示状態702において、ディスプレイ621は、端末装置620が時計100と接続できたことと、時計100とは既にペアリング済みのためペアリング用画面を起動せずに再接続操作(2秒押下)で時計100と接続できることと、を示すメッセージ713と、を表示する。その後、端末装置620は、ペアリング用画面の表示を終了する。
接続処理720において、新規のペアリングにより交換したペアリングキーにより時計100と端末装置620との間の接続が成功した場合、たとえば図2に示したステップS203のペアリング処理によりペアリングに成功した場合は、端末装置620は表示状態703へ移行する。表示状態703において、ディスプレイ621は、端末装置620が時計100と接続できたことと、新たに時計100とペアリングできたため、次回からはペアリング用画面を起動せずに再接続操作(2秒押下)で時計100と接続できることと、を示すメッセージ714と、を表示する。その後、端末装置620は、ペアリング用画面の表示を終了する。
接続処理720のうちのたとえば図2に示したステップS203のペアリング処理において、時計100が端末装置620のペアリング済みデバイスに登録されており、かつペアリングキーの不一致により接続が失敗した場合は、端末装置620は表示状態704へ移行する。表示状態704において、ディスプレイ621は、ペアリングキーが不整合状態であることと、端末装置620(本端末)のペアリングキーを削除した後に時計100でペアリング操作(4秒押下)をすべきことを示すメッセージ715と、ペアリングキー削除ボタン712と、を表示する。
接続処理720のうちのたとえば図2に示したステップS203のペアリング処理において、時計100が端末装置620のペアリング済みデバイスに登録されていないことにより接続が失敗した場合はディスプレイ621がその旨のメッセージを表示してもよい。また、接続処理720のうちのたとえば図2に示したステップS203のペアリング処理において、ペアリングキーの不一致以外の要因により接続が失敗した場合はディスプレイ621がその旨のメッセージを表示してもよい。
(実施の形態1にかかる端末装置において接続状態でペアリング用画面が起動された場合の端末装置の動作)
図8は、実施の形態1にかかる端末装置において接続状態でペアリング用画面が起動された場合の端末装置の動作の一例を示す図である。図8において、図7に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。端末装置620が時計100と接続している接続状態において、ユーザが端末装置620を操作してペアリング用画面を起動すると、端末装置620は表示状態801へ移行する。
表示状態801においては、ディスプレイ621は、時計100とは既にペアリング済みで接続されているため、改めてペアリングする必要がないことを示すメッセージ811を表示する。その後、端末装置620は、ペアリング用画面の表示を終了する。
(実施の形態1にかかる端末装置のペアリング用画面が起動していない状態で時計を検出した場合の端末装置の動作)
図9は、実施の形態1にかかる端末装置のペアリング用画面が起動していない状態で時計を検出した場合の端末装置の動作の一例を示す図である。図9において、図7,図8に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。端末装置620においてペアリング用画面が起動しておらず(ペアリング用画面以外)、かつ端末装置620が時計100と接続していない切断状態においてユーザが時計100に対して再接続操作(2秒押下)を行ったとする。
この場合は、端末装置620は、時計100を検出し、時計100との間で互いに接続するための接続処理720を行う。なお、端末装置620は、端末装置620のペアリング済みデバイスに登録されていない時計を検出した場合は接続処理720を行わない。
図9の接続処理720のうちのたとえば図2に示したステップS203のペアリング処理において、ペアリングキーの不一致により接続が失敗した場合は、端末装置620は表示状態901へ移行する。表示状態901においては、ディスプレイ621は、時計100を検出したことと、ペアリングキーが不整合状態であるためペアリング用画面で改めてペアリングをすべきことと、を示すメッセージ911を表示する。その後、端末装置620は、ペアリング用画面を起動し、たとえば図7に示した表示状態701へ移行する。
このように、実施の形態1にかかる時計100によれば、2秒押下を受け付けた時点で、記憶していた他機器のキー情報に基づいて再接続処理322を行い、再接続に失敗し4秒押下を受け付けた場合はペアリング処理323を行うとともに、再接続に失敗し4秒押下を受け付けなかった場合はペアリング処理323を行わない。
これにより、1つのプッシュボタン142に対する操作で接続に関する複数通りの制御(再接続処理322およびペアリング処理323)を行うことができるとともに、再接続に失敗しても4秒押下を受け付けなかった場合はペアリング処理323を行わないようにし、ユーザの意に反するペアリング処理323の実行を抑制することができる。このため、たとえばユーザの意に反するペアリング処理323による消費電力の増加を抑制することができる。また、ユーザの意に反する他機器とのキー情報の交換や接続を抑制することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2について、実施の形態1と異なる部分について説明する。実施の形態1においては、プッシュボタン142に対する第1操作が2秒押下であり、プッシュボタン142に対する第2操作が4秒押下である例について説明した。これに対して、実施の形態2においては、プッシュボタン142に対する第1操作がシングルクリック(1度押し)であり、プッシュボタン142に対する第2操作がダブルクリック(2度押し)である例について説明する。
プッシュボタン142に対するクリックとは、たとえばプッシュボタン142を押下した後にプッシュボタン142を解放する操作である。プッシュボタン142に対するシングルクリックは、プッシュボタン142を1回クリックする操作である。プッシュボタン142に対するダブルクリックは、プッシュボタン142を1回クリックしてから所定時間内にプッシュボタン142を再度クリックする操作である。所定時間は、一例としては0.5秒程度とすることができる。
(実施の形態2にかかる時計による処理)
図10は、実施の形態2にかかる時計による処理の一例を示すフローチャートである。実施の形態2にかかる時計100は、たとえば図10に示す各ステップを実行する。図10に示すステップS1001〜S1010は、図2に示したステップS201〜S210と同様である。ただし、ステップS1001において、時計100は、プッシュボタン142に対するシングルクリック(第1操作)を受け付けたか否かを判断する(ステップS1001)。
また、ステップS1009において、時計100は、たとえば、ステップS1001でシングルクリックを受け付けてから所定時間が経過する(シングルクリックのみで確定)か、プッシュボタン142が再度クリックされる(ダブルクリックが確定)まで待つ(ステップS1009:Noのループ)。また、ステップS1010において、時計100は、ダブルクリック(第2操作)を受け付けたか否かを判断する(ステップS1010)。
(実施の形態2にかかる時計の再接続失敗時の動作)
図11および図12は、実施の形態2にかかる時計の再接続失敗時の動作の例を示す図である。図11,図12において、図3〜図5に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。また、図11,図12においては、切断状態の時計100が、過去のペアリングにおいて他機器から受信したペアリングキーを記憶している状態で図10に示した処理を開始し、図10に示したステップS1007の再接続処理において再接続に失敗する場合について説明する。
たとえば、時刻t0においてプッシュボタン142が1回クリックされたとする。この場合に、時計100は、時刻t0において、第1操作(1回クリック)を受け付けたと判断し、再接続処理322を開始する。ただし、図11,図12に示す例では上述したように再接続処理322の再接続が失敗する。
図11は、時刻t0から所定時間が経過する時刻t2までにプッシュボタン142が再度クリックされなかった場合を示している。この場合は、時計100は、時刻t2において第2操作(ダブルクリック)を受け付けないことが確定するため、時刻t2においてプッシュボタン142の操作に応じた一連の処理を終了する。
図12は、時刻t0から所定時間が経過する時刻t2より前の時刻t1においてプッシュボタン142が再度クリックされた場合を示している。この場合は、時計100は、時刻t1において第2操作(ダブルクリック)を受け付けたことが確定するため、時刻t1においてペアリング処理323を開始する。
図11,図12においては再接続処理322に失敗する場合について説明したが、再接続処理322の再接続に成功した場合は、時計100は、第2操作(ダブルクリック)を受け付けるか否かに関わらず、再接続した他機器との通信を開始し、ペアリング処理323は行わない。
このように、実施の形態2にかかる時計100によれば、プッシュボタン142に対する第1操作がシングルクリックでありプッシュボタン142に対する第2操作がダブルクリックであっても、実施の形態1にかかる時計100と同様の効果を得ることができる。
また、上述した各実施の形態において、時計100が端末装置620と無線接続する場合について説明したが、時計100が無線接続可能な他機器は1個に限らず複数あってもよい。この場合に、たとえば、時計100は、無線接続先の他機器を選択する操作をユーザから受け付けた後に、図2や図10に示した処理を実行する。
また、上述した各実施の形態において、第1操作および第2操作を受け付け可能な操作部としてプッシュボタン142を例に挙げて説明したが、本発明の操作部はプッシュボタン142に限らない。たとえば、本発明の操作部には、リューズ141、タッチボタン、タッチパネルに表示するボタン、時計100の加速度等を検出するモーションセンサ、ユーザの音声を検出する音声入力デバイスなど、第1操作と、第1操作を先頭部分に含む第2操作と、を受け付け可能な各種の操作部を適用することができる。
本発明の操作部にリューズ141を適用する場合は、一例として、リューズ141を一段引く操作を第1操作とし、リューズ141を二段引く操作を第2操作とすることができる。本発明の操作部にタッチボタンやタッチパネルに表示するボタンを適用する場合は、一例として、タッチボタン等に指で短時間タッチする操作を第1操作とし、タッチボタン等に指で長時間タッチする操作を第2操作とすることができる。
本発明の操作部にモーションセンサを適用する場合は、一例として、時計100を短時間振る操作を第1操作とし、時計100を長時間振る操作を第2操作とすることができる。本発明の操作部に音声入力デバイスを適用する場合は、一例として、時計100に向けて「OK、シチズン、Bluetooth」と発声する操作を第1操作とし、時計100に向けて「OK、シチズン、Bluetooth、ペアリング」と発声する操作を第2操作とすることができる。
また、上述した各実施の形態において、時計100が腕時計である構成について説明したが、このような構成に限らない。たとえば、時計100は、懐中時計、置き時計、掛け時計などの時計であってもよい。また、時計100が指針により時刻を表示するアナログ時計である構成について説明したが、このような構成に限らない。たとえば、時計100は、ディスプレイにより時間を表示するデジタル時計、または音声によって時間を通知する音声時計などであってもよい。
また、上述した各実施の形態において、本発明を適用した時計100の例について説明したが、本発明は、時計に限らず、たとえば他機器との間でBluetooth等の無線通信が可能な各種の携帯機器に適用可能である。たとえば、本発明は、他機器との間でBluetooth等の無線通信が可能なスマートフォン、イヤホン、ヘッドホン、各種のウェアラブルコンピュータなどにも適用可能である。また、本発明は、携帯機器に限らず、他機器との間でBluetooth等の無線通信が可能なキーボード、ポインティングデバイスなどの機器にも適用可能である。
以上説明したように、携帯機器によれば、ユーザの意に反するキー情報交換処理の実行を抑制することができる。
以上のように、本発明にかかる携帯機器は、他機器との間で無線通信を行う携帯機器に有用であり、特に、操作部が少ない時計等の携帯機器に適している。
100 時計
110 文字板
121 時針
122 分針
123 秒針
130 小窓
141 リューズ
142 プッシュボタン
310 プッシュボタン操作状態
320 時計動作
321 接続状態通知処理
322 再接続処理
323 ペアリング処理
611 指針
612,622 操作部
613,623 通信部
614,624 制御回路
615,625 表示制御部
616,626 接続制御部
617,627 ペアリングキー記憶部
620 端末装置
621 ディスプレイ
701〜704,801,901 表示状態
711,713〜715,811,911 メッセージ
712 ペアリングキー削除ボタン
720 接続処理

Claims (6)

  1. 第1操作と、前記第1操作を先頭部分に含む第2操作と、を受け付け可能な操作部と、
    他機器から受信したキー情報を記憶する記憶部と、
    前記操作部により前記第1操作が受け付けられると、前記記憶部に記憶されたキー情報に基づいて他機器との再接続の処理を行い、前記再接続が失敗した場合は前記操作部により前記第2操作が受け付けられたか否かを判断し、前記第2操作が受け付けられたと判断した場合は他機器とのキー情報の交換の処理を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする携帯機器。
  2. 前記制御部は、前記再接続が成功した場合は、前記操作部により前記第2操作が受け付けられても前記キー情報の交換の処理を行わないことを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記制御部は、前記再接続が失敗した後に前記キー情報の交換が失敗した場合に、前記記憶部に記憶された他機器のキー情報を削除しないことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯機器。
  4. 前記制御部は、前記再接続が失敗した場合は、前記操作部により受け付け済みの前記第1操作を含む前記第2操作が前記操作部により受け付けられるか否かが確定するまで待機してから前記第2操作が受け付けられたか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の携帯機器。
  5. 前記制御部は、前記記憶部に他機器のキー情報が記憶されていない状態で前記操作部により前記第1操作が受け付けられると、前記再接続の処理を行わずに前記キー情報の交換の処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯機器。
  6. 前記制御部は、前記再接続が失敗し、前記第2操作が受け付けられなかったと判断した場合は前記キー情報の交換の処理を行わないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の携帯機器。
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