JP2019144849A - 自律走行掃除機 - Google Patents

自律走行掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019144849A
JP2019144849A JP2018028325A JP2018028325A JP2019144849A JP 2019144849 A JP2019144849 A JP 2019144849A JP 2018028325 A JP2018028325 A JP 2018028325A JP 2018028325 A JP2018028325 A JP 2018028325A JP 2019144849 A JP2019144849 A JP 2019144849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaner
autonomous
image
autonomous traveling
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018028325A
Other languages
English (en)
Inventor
村井 亮介
Ryosuke Murai
亮介 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018028325A priority Critical patent/JP2019144849A/ja
Publication of JP2019144849A publication Critical patent/JP2019144849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】撮影した対象物との距離を精度良く算出できる自律走行掃除機を提供する。【解決手段】自律走行掃除機100は、進行方向に直交する面の画像を生成するカメラ275と、フロア上に位置する矩形の対象物について、画像中の対象物におけるフロアマップに対応付けられた基準軸に平行な一辺を含む外接矩形を算出し、当該外接矩形の基準軸に平行な一辺と接する画素であって、対象物の最も自律走行掃除機100に近い箇所に対応する画素の画素位置を算出する画像処理部110と、基準軸に直交する方向の最近接画素の画素位置から、対象物までの第1推定距離を算出する距離算出部120と、フロアマップに規定された第1仮想軸と、進行方向に対応付けられた第2仮想軸とのなす仮想角度を算出し、算出した仮想角度と、基準軸に平行な方向の最近接画素の画素位置とを用いて、第1推定距離を補正する補正部140と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、フロアを自律的に走行して掃除する自律走行掃除機に関する。
近年、自律的に走行して掃除をしながら、掃除機が備えるカメラからの情報を用いて、自己の動きや周囲との位置関係を元に、自己のいる相対位置を推定して部屋の中のどの位置にいるかを把握し、その情報を元に動作内容を決定する自律走行掃除機が提案されている。
また、カメラが撮影することで生成した画像を画像処理することで、対象物との距離を算出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、単眼カメラによって得られる画像から、当該単眼カメラの撮影地点から画像に含まれる対象物までの距離を算出する技術が開示されている。
特許第4839330号公報
自律走行掃除機に搭載されるメモリの容量を削減する、計算時間を短縮する等の目的のために、画像から対象物との距離を算出する方法には、簡便であることが求められる。画像から対象物を抽出する簡便な方法としては、画像中の対象物の外接矩形を算出する方法がある。
画像中の対象物における外接矩形を算出して、当該外接矩形から対象物との距離を算出する場合、対象物を撮影する方向によっては、当該カーペットに最初に接触する点とは異なる点との距離が算出される場合がある。
本発明は、撮影した対象物との距離を精度良く算出できる自律走行掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る自律走行掃除機は、フロアを自律的に走行して掃除する自律走行掃除機であって、前記フロアの間取りを示すフロアマップを記憶するメモリと、前記フロアに対する前記自律走行掃除機の進行方向を取得する方向取得部と、前記進行方向に直交する面における複数の画素を含む画像を生成するカメラと、前記フロア上に位置する矩形の対象物について、前記画像中の前記対象物における前記フロアマップに対応付けられた基準軸に平行な一辺を含む外接矩形を算出し、前記外接矩形の前記基準軸に平行な一辺と接する画素であって、前記進行方向において前記対象物の最も前記自律走行掃除機に近い箇所に対応する画素である最近接画素の画素位置を算出する画像処理部と、前記画像における前記基準軸に直交する方向の前記最近接画素の画素位置から、前記進行方向における前記自律走行掃除機から前記対象物までの第1推定距離を算出する距離算出部と、前記フロアマップに規定された前記フロアの所定の一辺に平行な第1仮想軸と、前記進行方向に対応付けられた第2仮想軸とのなす仮想角度を算出し、算出した前記仮想角度と、前記画像における前記基準軸に平行な方向の前記最近接画素の画素位置とを用いて、前記第1推定距離を補正する補正部と、を備える。
本発明によれば、撮影した対象物との距離を精度良く算出できる自律走行掃除機を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る自律走行掃除機の外観を示す上面図である。 図2は、実施の形態に係る自律走行掃除機の外観を示す底面図である。 図3は、実施の形態に係る自律走行掃除機の特徴的な機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る自律走行掃除機の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図5Aは、実施の形態に係る自律走行掃除機の動作の一例を示す模式図である。 図5Bは、図5Aに示す実施の形態に係る自律走行掃除機が撮影することで得られる画像の一例を示す図である。 図6は、画像中心からの画素数に対する対象物との距離の関係の一例を説明するためのグラフである。 図7は、実施の形態に係る自律走行掃除機が対象物との距離を算出する際に用いるパラメータについて説明するための図である。 図8Aは、実施の形態に係る自律走行掃除機の動作の別の一例を示す模式図である。 図8Bは、図8Aに示す実施の形態に係る自律走行掃除機が撮影することで得られる画像の一例を示す図である。 図9Aは、実施の形態に係る自律走行掃除機が算出する対象物との距離の算出方法を説明するための、自律掃除機が撮影した画像の一例を示す図である。 図9Bは、実施の形態に係る自律走行掃除機が算出する対象物との距離の算出方法を説明するための上面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る自律走行掃除機について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ及びステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
また、以下の実施の形態において、方向を示す表現を用いている。例えば、直交する方向とは、完全に直交することを意味するだけでなく、実質的に直交する、すなわち、例えば数%程度の角度の差異を含むことも意味する。他の方向を用いた表現についても同様である。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る自律走行掃除機の構成について説明する。
図1は、実施の形態に係る自律走行掃除機100の外観を示す上面図である。図2は、実施の形態に係る自律走行掃除機100の外観を示す底面図である。
実施の形態に係る自律走行掃除機100は、家屋内等のフロア上を自律的に走行し、フロア上のごみを吸引するロボット型の掃除機である。
自律走行掃除機100は、各種の構成要素が搭載されるボディ220と、ボディ220を移動させる駆動ユニット230と、フロア上に存在するごみを集める掃除ユニット240と、ごみをボディ220の内部に吸引する吸引ユニット250と、駆動ユニット230、掃除ユニット240及び吸引ユニット250を制御する制御ユニット270と、カメラ275を含む各種センサとを備えている。
ボディ220は、駆動ユニット230、制御ユニット270等を収容する筐体であり、下部に対し上部が取り外し可能な構成となっている。ボディ220の外周部にはボディ220に対して変位可能なバンパが取り付けられている。また、図2に示すように、ボディ220は、ごみをボディ220の内部に吸引するための吸込口221が設けられている。
駆動ユニット230は、制御ユニット270からの指示に基づき自律走行掃除機100を走行させる。本実施の形態においては、駆動ユニット230は、ボディ220の平面視における幅方向の中心に対して左側及び右側にそれぞれ1つずつ配置されている。なお、駆動ユニット230の数は、2つに限られず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
また、駆動ユニット230は、フロア上を走行するホイール、ホイールにトルクを与える走行用モータ、及び、走行用モータを収容するハウジングを有する。ホイールは、ボディ220の下面に形成される凹部に収容され、ボディ220に対して回転できるように取り付けられている。また、駆動ユニット230は、自律走行掃除機100の進行方向を算出するために用いられるオドメトリ情報を検出するためのセンサを有してもよい。本明細書において、自律走行掃除機100の進行方向(自律走行掃除機100が進行する方向)とは、実際に進行している方向のみならず、これから進行する方向も意味する。
本実施の形態に係る自律走行掃除機100の駆動方式は、キャスター279を補助輪として備えた対向二輪型であり、2つのホイールの回転を独立して制御することで、直進、後退、左回転、右回転等自律走行掃除機100を自在に走行させることができる。
掃除ユニット240は、吸込口221からごみを吸い込ませるためのユニットであり、吸込口221内に配置されるメインブラシ、メインブラシを回転させるブラシ駆動モータ等を備えている。
吸引ユニット250は、ボディ220の内部に配置されており、ファンケース、及び、ファンケースの内部に配置される電動ファンを有する。電動ファンは、ごみ箱ユニット251の内部の空気を吸引し、ボディ220の外方に空気を吐出させることにより、吸込口221からごみを吸い込み、ごみ箱ユニット251内にごみを収容する。
制御ユニット270は、ボディ220の内部に配置されており、メモリと、当該メモリに記憶されている制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)とを有する。
カメラ275は、自律走行掃除機100の進行方向を撮影する装置である。本実施の形態において、カメラ275は、単眼カメラである。また、本実施の形態に係る自律走行掃除機100は、カメラ275で撮影された画像を処理することで、障害物センサ273、測距センサ274等によって検出できないカーペット等の低背な対象物との距離を算出する。
なお、カメラ275は、例えば、ボディ220の上部空間の全周画像を撮影してもよい。自律走行掃除機100は、カメラ275で撮影された画像を、画像処理部で処理し、画像内の特徴点の位置から自律走行掃除機100の現在位置を把握してもよい。
また、自律走行掃除機100が備える各種センサとしては、以下の様なセンサを例示できる。
障害物センサ273は、ボディ220の前方に存在する周囲の壁、家具等の走行の障害となる障害物を検出するセンサである。本実施の形態においては、障害物センサ273には、超音波センサが用いられる。障害物センサ273は、ボディ220の前方の中央に配置される発信部271、及び、発信部271の両側にそれぞれ配置される受信部272を有し、発信部271から発信されて障害物によって反射して帰ってきた超音波を受信部272がそれぞれ受信することで、障害物の距離、位置等を検出することができる。
測距センサ274は、ボディ220の周囲に存在する障害物等の物体とボディ220との距離を検出する。本実施の形態においては、測距センサ274は、発光部及び受光部を有する赤外線センサであり、障害物に反射した赤外線が戻ってくるまでの時間に基づき距離を測定する。測距センサ274は、例えば、右側の前方頂部、及び、左側の前方頂部にそれぞれ配置されている。右側の測距センサ274は、ボディ220の右斜め前方に向けて光を出力する。また、左側の測距センサ274は、ボディ220の左斜め前方に向けて光を出力する。このような構成により、自律走行掃除機100が旋回するときに、測距センサ274は、ボディ220の輪郭と最も接近した周囲の物体とボディ220との距離を検出する。
床面センサ276は、ボディ220の底面の複数箇所に配置され、フロアの状態を検出する。本実施の形態においては、床面センサ276は、発光部及び受光部を有する赤外線センサであり、発光部から放射した赤外線光が戻ってくる光量に基づいて、例えば、フロアが濡れている等のフロアの状態を検出する。
塵埃量センサ277は、例えば、発光素子及び受光素子からなり、受光素子が発光素子から放出された光の量を検出して出力する。出力された情報に基づいて、受光した光の量と塵埃量とを対応させる。具体的には、光の量が少なくなるほど塵埃量が多くなると判断され、その旨を示す塵埃量情報が生成される。
以上の障害物センサ273、測距センサ274、衝突センサ、床面センサ276、及び、塵埃量センサ277は、例示であり、自律走行掃除機100は、全てのセンサを備えなくてもかまわない。また、上記とは異なるセンサを自律走行掃除機100が備えてもかまわない。
例えば、自律走行掃除機100は、さらに、衝突センサと、エンコーダと、加速度センサと、角速度センサとを備えてもよい。
衝突センサは、ボディ220の周囲に取り付けられているバンパが、障害物に接触してボディ220に対して押し込まれることに伴いオンされるスイッチ接触変位センサである。
エンコーダは、駆動ユニット230に備えられており、走行用モータによって回転する一対のホイールのそれぞれの回転角を検出する。エンコーダからの情報により、自律走行掃除機100の走行量、旋回角度、速度、加速度、角速度等を算出することができる。
加速度センサは、自律走行掃除機100が走行する際の加速度を検出する。
角速度センサは、自律走行掃除機100が旋回する際の角速度を検出する。
加速度センサ及び角速度センサにより検出された情報は、ホイールの空回りによって発生する誤差を修正するための情報等に用いられる。
図3は、実施の形態に係る自律走行掃除機100の特徴的な機能構成を示すブロック図である。
自律走行掃除機100は、機能的には、カメラ275と、画像処理部110と、距離算出部120と、方向取得部130と、補正部140と、走行制御部150と、走行部151と、掃除制御部160と、バッテリ170と、メモリ180と、を備える。
カメラ275は、自律走行掃除機100の進行方向を撮影することで、当該進行方向に直交する面であって、自律走行掃除機100が走行するフロアの面に垂直な面の画像を生成する装置である。具体的には、カメラ275は、自律走行掃除機100の進行方向を撮影することで、マトリクス状に配置された複数の画素で構成される画像を生成する。
画像処理部110は、フロア上に位置する矩形の対象物について、カメラ275が生成した画像中の対象物におけるフロアマップ183に対応付けられた基準軸に平行な一辺を含む外接矩形を算出し、外接矩形の基準軸に平行な一辺と接する画素であって、自律走行掃除機100の進行方向において対象物の最も自律走行掃除機100に近い箇所に対応する画素である最近接画素の画素位置を算出する。基準軸は、フロアマップ183の平面に平行な方向に対応する、画像に規定される軸である。画像処理部110は、カメラ275が生成した画像における、任意の画素の画素位置に対する当該画素の実空間における推定サイズを示す相関情報181、及び、画像における対象物の外接矩形に接する画素であって、進行方向において対象物の最も掃除機に近い側に位置する箇所に対応する画素の画素位置(以降、最近接点の画素位置と呼称する)を用いて、(i)複数の画素の縦並び方向(言い換えると、基準軸に直交する方向)における画像中心から当該画素位置までの画素数、及び、(ii)複数の画素の横並び方向(言い換えると、基準軸に平行な方向)における画像中心から当該画素位置までの画素数を算出する処理部である。本実施の形態において、画像処理部110は、制御ユニット270により実現される。なお、画像処理部110が実行する処理の詳細については、後述する。
距離算出部120は、画像処理部110が算出した最近接点の画素位置を用いて、進行方向における自律走行掃除機100から対象物までの推定距離(第1推定距離)を算出する処理部である。具体的には、距離算出部120は、画像における基準軸に直交する方向の最近接画素の画素位置から、自律走行掃除機100の進行方向における自律走行掃除機100から対象物までの第1推定距離を算出する。本実施の形態において、距離算出部120は、制御ユニット270により実現される。
方向取得部130は、フロアに対する自律走行掃除機100の進行方向を取得する。方向取得部130が進行方向を取得する方法は、特に限定されないが、例えば、駆動ユニット230から取得されるオドメトリ情報に基づいてもよいし、自律走行掃除機100が加速度センサを備える場合、当該加速度センサから取得される情報に基づいてもよい。本実施の形態において、方向取得部130は、制御ユニット270により実現される。
補正部140は、フロアの間取りを示すフロアマップ183に規定されたフロアの所定の一辺に平行な第1仮想軸と、方向取得部130が取得した進行方向に対応付けられた第2仮想軸とのなす仮想角度を算出し、算出した仮想角度を用いて、距離算出部120が算出した第1推定距離を補正する処理部である。具体的には、補正部140は、フロアマップ183に規定されたフロアの所定の一辺に平行な第1仮想軸と、自律走行掃除機100の進行方向に対応付けられた第2仮想軸とのなす仮想角度を算出し、算出した仮想角度と、画像における基準軸に平行な方向の最近接画素の画素位置とを用いて、第1推定距離を補正する。
なお、補正部140は、さらに、自律走行掃除機100の幅を示すサイズ情報182を用いて、第1推定距離を補正してもよい。具体的には、補正部140は、さらに、上面視で進行方向に直交する方向における自律走行掃除機100の幅と、カメラ275が生成した画像における基準軸に平行な方向の最近接画素の画素位置とを用いて、進行方向と直交する方向において対象物の最も自律走行掃除機100に近い箇所と自律走行掃除機100との第2推定距離を算出し、算出した第2推定距離を用いて、第1推定距離を補正してもよい。本実施の形態において、補正部140は、制御ユニット270により実現される。第1仮想軸は、具体的には、フロアの外周の任意の一辺に対して平行な方向として設定される。
走行制御部150は、例えば、各種センサが検出した情報から算出される自律走行掃除機100の位置に基づいて、走行部151を制御することで、自律走行掃除機100の進行方向等を制御する処理部である。走行部151は、走行制御部150に制御されて自律走行掃除機100を移動させるためのモータ等である。走行制御部150及び走行部151は、例えば、駆動ユニット230によって実現される。
掃除制御部160は、ごみを吸い込ませる等、フロアの掃除を制御する。本実施の形態において、掃除制御部160は、掃除ユニット240と、吸引ユニット250と、ごみ箱ユニット251とにより実現される。
走行制御部150及び掃除制御部160は、例えば、画像処理部110によって、フロア上に所定の対象物が検出された場合、距離算出部120が算出され、補正部140によって補正された第1推定距離に基づいて、走行部151、吸引ユニット250等の制御を行う。
バッテリ170は、自律走行掃除機100が有する電子機器と電気的に接続され、当該電子機器に電力を供給するための電池である。
メモリ180は、各種処理部が実行する制御プログラムが記憶されているROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリである。メモリ180は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。また、メモリ180には、カメラ275が生成した画像の画素位置に対する当該画素の実空間における推定サイズを示す相関情報181と、自律走行掃除機100のサイズ(具体的には、ボディ220の横幅)の情報であるサイズ情報182と、フロアの間取りを示す情報であるフロアマップ183が記憶されている。なお、ボディ220の横幅とは、上面視で、自律走行掃除機100の進行方向に直交する方向における自律走行掃除機100の幅である。
なお、フロアマップ183は、自律走行掃除機100が作成してもよいし、外部の通信機器等から取得してもよい。また、自律走行掃除機100は、外部の通信装置等と通信するための、通信アダプタ等の図示しない通信インターフェースを備えてもよい。自律走行掃除機100がフロアマップ183を作成する場合、自律走行掃除機100は、さらに、マップ生成部を備えてもよい。
マップ生成部は、自律走行掃除機100が走行中、掃除中等において自律走行掃除機100が備える各種センサから取得した情報に基づき、自己位置推定技術により得られる複数箇所における自己位置情報を生成する処理部である。本実施の形態において、マップ生成部は、例えば、カメラ275等を含む各種センサと、各種センサから取得された情報に基づいてフロアマップ183を生成し、生成したフロアマップ183における自律走行掃除機100の位置を算出する処理部である制御ユニット270とにより実現される。また、マップ生成部は、自己位置情報の集合である走行実績を用いてフロアマップを生成し、メモリ180に保存する。例えば、フロアマップは、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)により得られる環境地図等である。
[動作]
続いて、自律走行掃除機100の動作について説明する。
図4は、実施の形態に係る自律走行掃除機100の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、自律走行掃除機100は、フロア上を移動しながら、フロアマップ183を作成して、作成したフロアマップ183をメモリ180に記憶する(ステップS101)。上記したように、フロアマップ183は、例えば、外部の通信機器等から取得してもよい。
次に、方向取得部130は、フロアに対する自律走行掃除機100の進行方向を取得する(ステップS102)。ステップS102において、方向取得部130は、例えば、駆動ユニット230から取得されるオドメトリ情報に基づいて、自律走行掃除機100の進行方向を取得する。
次に、カメラ275は、自律走行掃除機100の進行方向を撮影することで、進行方向に直交する面における複数の画素を含む画像を生成する(ステップS103)。ステップS103で生成される画像は、例えば、マトリクス状に配置された複数の画素により構成されている。
次に、画像処理部110は、カメラ275が生成した画像を画像処理することにより、当該画像に対象物が含まれているか否かを判定する(ステップS104)。ここで、対象物とは、例えば、フロア上に配置された矩形な物品である。より具体的には、対象物とは、例えば、障害物センサ273、測距センサ274等の各種センサで検出することができない予め定められた低背な物体であり、例えば、カーペット等である。また、ディープラーニング等を用いることで、画像中の対象物を識別する。
自律走行掃除機100は、画像処理部110によって、カメラ275が生成した画像に対象物が含まれていないと判定した場合(ステップS104でNo)、ステップS103に戻り、カメラ275を用いて進行方向を撮影する。
一方、自律走行掃除機100は、画像処理部110によって、カメラ275が生成した画像に対象物が含まれていると判定した場合(ステップS104でYes)、画像処理部110は、カメラ275が撮影した画像における対象物の外接矩形を算出する(ステップS105)。ステップS105において、画像処理部110は、例えば、フロア上に位置する矩形の対象物について、画像中の対象物におけるフロアマップ183に対応付けられた基準軸に平行な一辺を含む外接矩形を算出する。
次に、画像処理部110は、自律走行掃除機100の進行方向における、対象物が自律走行掃除機100と最も近い点である最近接点の画素位置をカメラ275が生成した画像から算出する(ステップS106)。具体的には、ステップS106において、画像処理部110は、外接矩形の基準軸に平行な一辺と接する画素であって、進行方向において対象物の最も自律走行掃除機100に近い箇所である最近接点に対応する画素である最近接画素の画素位置を算出する。
次に、距離算出部120は、ステップS105で算出した最近接点の画素位置と、上記した相関情報181とを用いて、進行方向における自律走行掃除機100から対象物までの距離を示す第1推定距離を算出する(ステップS107)。
次に、補正部140は、フロアの間取りを示すフロアマップ183に規定されたフロアの所定の一辺に平行な第1仮想軸と、方向取得部130が取得した進行方向に対応付けられた第2仮想軸とのなす仮想角度を算出する(ステップS108)。なお、第1仮想軸は、外部の通信装置から取得したフロアマップ183に予め設けられていてもよいし、補正部140がフロアマップ183に基づいて規定してもよい。
次に、補正部140は、算出した仮想角度を用いて、距離算出部120が算出した第1推定距離を補正する(ステップS109)。
次に、自律走行掃除機100(例えば、走行制御部150及び掃除制御部160の少なくとも一方)は、ステップS109で補正部140が補正した第1推定距離に基づいて、制御を行う(ステップS110)。ステップS110において、例えば、自律走行掃除機100は、対象物の一例であるカーペットに乗り上げる際には、カーペットの周縁のフリンジを巻き込むことを防止するために、吸引ユニット250を制御して吸引を止める等の制御をする。
なお、補正部140は、ステップS109において、さらに、自律走行掃除機100の幅を示すサイズ情報182を用いて、第1推定距離を補正してもよい。具体的には補正部140は、さらに、上面視で進行方向に直交する方向における自律走行掃除機100の幅と、カメラ275が生成した画像における基準軸に平行な方向の最近接画素の画素位置とを用いて、進行方向と直交する方向において対象物の最も自律走行掃除機100に近い箇所と自律走行掃除機100との第2推定距離を算出し、算出した第2推定距離を用いて、第1推定距離を補正してもよい。
[距離の算出方法]
続いて、自律走行掃除機100が実行する対象物との距離の具体的な算出方法の詳細について説明する。
図5Aは、実施の形態に係る自律走行掃除機100の動作の一例を示す模式図である。図5Bは、図5Aに示す実施の形態に係る自律走行掃除機100が進行方向Dを撮影することで得られる画像300の一例を示す図である。なお、図5A及び図5Bにおいては、対象物400を、フロア410の一辺と平行な一辺を有する上面視で矩形であり、フロアの任意の一辺と平行な一辺を有するカーペットを例に説明する。また、自律走行掃除機100は、ステップS108において、フロアマップ183に規定される第1仮想軸S1を、図5Aに示す紙面左右方向に規定したものとして説明する。また、図5A及び図5Bには、説明のために対象物400にハッチングを付して図示している。フロアマップ183には、例えば、自律走行掃除機100の走行の障害となる、図5Aに示すフロア410の外形の情報が含まれており、走行制御部150は、当該情報に基づいて、自律走行掃除機100の走行を制御する。
図5Aに示すように、上面視で、自律走行掃除機100が対象物400における最も近い一辺に対して直交する方向から侵入する(つまり、対象物400に乗り上げる)とする。この場合、進行方向Dに対応付けられる第2仮想軸S2と第1仮想軸S1とは平行な方向となる。また、図5Bに示すように、画像300に含まれる対象物400の下辺と、対象物400の外接矩形401の下辺とは、一致する。そのため、対象物400の最近接点の画素位置から、図5Aに示す実際の自律走行掃除機100と対象物400との距離L1(第1推定距離)が算出される。具体的には、距離算出部120は、対象物400の外接矩形401の下辺の画素位置と相関情報181とから自律走行掃除機100と対象物400との距離L1を算出する。
また、画像処理部110は、カメラ275が生成した画像について、フロアマップ183に対応付けられた基準軸Sを規定する。基準軸Sは、フロアマップ183の平面に平行な方向に対応する、画像における基準軸であり、本実施の形態において、基準軸Sは、図5Bに示すように、画像300の横方向(複数の画素の横並び方向)と平行に規定される。
図6は、画像中心からの画素数に対する対象物400との距離の関係の一例を説明するためのグラフである。言い換えると、図6は、相関情報181の一例を示すグラフである。図7は、実施の形態に係る自律走行掃除機100が対象物400との距離L1を算出する際に用いるパラメータについて説明するための図である。なお、図7には、説明のために、自律走行掃除機100に関しては、カメラ275のみを図示している。
図6に示すように、自律走行掃除機100は、カメラ275が進行方向Dを撮影することで生成する画像に含まれる画素の位置に対する、進行方向Dにおける自律走行掃除機100と対象物400(具体的には、対象物400の最近接点)との距離を予めメモリ180に記憶している。これにより、画像処理部110によって画像300中の最近接点の画素位置(図5Bにおいては、外接矩形401の下辺の任意の一点)と、図7に示す相関情報181とを用いることにより、距離L1を算出することができる。
具体的には、図7に示す自律走行掃除機100に搭載されるカメラ275の高さd、カメラ275の焦点距離f、撮影角度φ、カメラ275が撮影して生成する画像における複数の画素の縦並び方向(言い換えると、基準軸Sに直交する方向)の総画素数h、カメラ275が生成した画像における対象物400が自律走行掃除機100から最も近い点(最近接点の画素)から当該点の、複数の画素の縦並び方向における画像中心までの画像数h1と、図6に示す相関情報181とから、対象物400までの距離L1は、算出される。カメラ275は、画像位置300aの画像300を生成する。
なお、図6には、図7に示すd=55(mm)、φ=70(°)、h=480(mm)の場合の相関情報181を示している。
具体的には、距離L1は、以下の式(1)から算出される。
L1=(d/h1)×f 式(1)
また、焦点距離fは、以下の式(2)から算出される。
f=(h/2)×1/tan(φ/2) 式(2)
例えば、φ=70(°)、h=480(mm)となるように設計されたカメラ275を、d=55(mm)となる位置で、自律走行掃除機100に搭載させた場合、上記式(2)から、焦点距離f=342.9となる。また、算出した焦点距離fと、式(1)と、図6に示す相関情報181とから、L1=(55/240)×342.9=78.9(mm)となる。
上記算出方法を用いることで、最近接点の画素位置(外接矩形401の下辺)と、相関情報181とから、進行方向Dにおける、自律走行掃除機100と、対象物400との距離L1(第1推定距離)を算出できる。
図8Aは、実施の形態に係る自律走行掃除機100の動作の別の一例を示す模式図である。図8Bは、図8Aに示す実施の形態に係る自律走行掃除機100が進行方向Dを撮影することで得られる画像の一例を示す図である。なお、図8A及び図8Bにおいては、対象物400を、フロア410の一辺と平行な一辺を有する上面視で矩形であり、フロアの任意の一辺と平行な一辺を有するカーペットを例に説明する。また、自律走行掃除機100は、ステップS108において、フロアマップ183に規定される第1仮想軸S1を、図8Aに示す紙面左右方向に規定したものとして説明する。また、図8A及び図8Bには、説明のために対象物400にハッチングを付して図示している。フロアマップ183には、例えば、自律走行掃除機100の走行の障害となる、図8Aに示すフロア410の外形の情報が含まれており、走行制御部150は、当該情報に基づいて、自律走行掃除機100の走行を制御する。
図8Aに示すように、上面視で、自律走行掃除機100が対象物400における最も近い一辺に対して傾斜する方向から侵入する(つまり、対象物400に乗り上げる)とする。この場合、進行方向Dに対応付けられた第2仮想軸S2と第1仮想軸S1とは交差する方向となる。本実施の形態においては、第1仮想軸S1と第2仮想軸S2がなす仮想角度を仮想角度θとした。
また、図8Bに示すように、図5Bとは異なり、画像301に含まれる対象物400の下辺と、対象物400の外接矩形402の下辺とは、一致しない。そのため、図5Bに示す対象物400との距離を算出する方法を用いた場合、対象物400の最近接点403に対応する、進行方向Dにおける実空間での対象物400の箇所までの距離V(図9B参照)が算出される。
しかしながら、自律走行掃除機100が対象物400に乗り上げる際に、上面視で最初に接触する(重なる)箇所は、図8Aにおいては、自律走行掃除機100の左端であり、対象物400との接触点は接触点404となる。このように、算出したい距離(自律走行掃除機100から接触点404までの距離)と、画像処理にて算出される距離(自律走行掃除機100から最近接点403までの距離)とが異なる。また、接触点404に対応する画像301中の接触点画素404aを画像処理によって算出するには、膨大な計算が必要となり、コスト面等の観点から、例えば、家庭用に用いられる自律走行掃除機100には、現状では問題点がある。
そこで、自律走行掃除機100は、仮想角度θを用いることにより、対象物400までの距離を簡便に補正する。
図9Aは、実施の形態に係る自律走行掃除機100が算出する対象物400との距離の算出方法を説明するための、自律走行掃除機100が撮影した画像の一例を示す図である。図9Bは、実施の形態に係る自律走行掃除機100が算出する対象物400との距離の算出方法を説明するための上面図である。なお、図9Aにおいては、説明のために、画像301中の対象物400を図示し、周囲の壁等の図示を省略している。
画像処理部110は、相関情報181と外接矩形402とから算出される、画像301中の複数の画素の縦並び方向における最近接画素403aの画素位置V1とを用いて、上記説明と同様の算出方法で、自律走行掃除機100の進行方向Dにおける自律走行掃除機100と対象物400における最近接点403までの距離V(第1推定距離)を算出できる。
同様に、画像処理部110は、相関情報181と外接矩形402とから算出される、画像301中の複数の画素の横並び方向(言い換えると、基準軸Sに平行方向)における最近接画素403aの画素位置U1とを用いて、上記説明と同様の算出方法で、上面視で進行方向Dに直交する方向における、自律走行掃除機100の中心から対象物400における最近接点403までの距離U(第2推定距離)を算出できる。
図9Bに示すように、上面視で進行方向Dに直交する方向における、最近接点403と、自律走行掃除機100との距離yは、以下の式(3)で算出される。
y=x/tanθ 式(3)
なお、xは、進行方向Dにおける、最近接点403と接触点404との間の距離である。
また、上面視で進行方向Dに直交する方向における、最近接点403と、自律走行掃除機100との距離yは、以下の式(4)でも算出される。
y=U−(W/2) 式(4)
なお、Wは、上面視で自律走行掃除機100の進行方向Dに直交する方向における自律走行掃除機の幅を示す。
上記式(3)及び式(4)を用いて、以下の式(5)を算出できる。
x=(U−(W/2))×tanθ 式(5)
よって、進行方向Dにおける接触点404と自律走行掃除機100との推定距離である補正距離Lは、以下の式(6)で算出される。
L=V+x=V+(U−(W/2))×tanθ 式(6)
このような計算方法により、補正部140は、算出した仮想角度θと算出した距離Uとを用いることで、距離算出部120が算出した距離Vを補正した推定距離である補正距離Lを簡便に算出することができる。
なお、メモリ180には、自律走行掃除機100のサイズの情報であるサイズ情報182(自律走行掃除機100の幅W)が予め記憶されていることで、進行方向Dにおける自律走行掃除機100と対象物400との距離を、幅Wを用いて算出したが、上記算出には、幅Wを用いてもよいし、用いなくてもよい。補正距離Lの算出に幅Wを用いることで、より精度良く対象物との距離を算出することができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る自律走行掃除機100は、フロア410を自律的に走行して掃除する自律走行掃除機である。自律走行掃除機100は、メモリ180と、方向取得部130と、カメラ275と、画像処理部110と、距離算出部120と、補正部140とを備える。メモリ180は、フロア410の間取りを示すフロアマップ183を記憶する。方向取得部130は、フロア410に対する自律走行掃除機100の進行方向Dを取得する。カメラ275は、進行方向Dに直交する面における複数の画素を含む画像(例えば、画像301)を生成する。画像処理部110は、フロア410上に位置する矩形の対象物400について、画像301中の対象物400におけるフロアマップ183に対応付けられた基準軸に平行な一辺を含む外接矩形402を算出し、外接矩形402の基準軸に平行な一辺と接する画素であって、進行方向Dにおいて対象物400の最も自律走行掃除機100に近い箇所(最近接点403)に対応する画素である最近接画素403aの画素位置を算出する。距離算出部120は、画像301における基準軸に直交する方向の最近接画素403aの画素位置から、進行方向Dにおける自律走行掃除機100から対象物400までの第1推定距離(距離V)を算出する。補正部140は、フロアマップ183に規定されたフロア410の所定の一辺に平行な第1仮想軸S1と、進行方向Dに対応付けられた第2仮想軸S2とのなす仮想角度θを算出し、算出した仮想角度θと、画像301における基準軸に平行な方向の最近接画素403aの画素位置とを用いて、第1推定距離を補正する。
このような構成によれば、自律走行掃除機100は、複雑な画像処理を行うことなく、対象物400との距離を精度良く補正することができる。つまり、自律走行掃除機100によれば、撮影した対象物400との距離をより精度良く算出することができる。
また、補正部140は、さらに、上面視で進行方向Dに直交する方向における自律走行掃除機100の幅Wと、画像301における基準軸に平行な方向の最近接画素403aの画素位置とを用いて、進行方向Dと直交する方向において対象物400の最も自律走行掃除機100に近い箇所(最近接点403)と自律走行掃除機100との第2推定距離(距離U)を算出し、算出した第2推定距離を用いて、第1推定距離を補正してもよい。
このような構成によれば、自律走行掃除機100は、複雑な画像処理を行うことなく、対象物400との距離をさらに精度良く補正することができる。
(その他の実施の形態)
以上、本実施の形態に係る自律走行掃除機について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、画像処理部、距離算出部、方向取得部、補正部等の処理部は、CPUと制御プログラムとによって構成されると説明した。しかしながら、これら処理部の構成は、これに限定されない。これら処理部は、専用の電子回路としてハードウェア的に実現されてもよい。
また、画像処理部、距離算出部、方向取得部、補正部等の処理部は、1つのCPUとメモリとによって実現されてもよいし、CPUとメモリとをそれぞれ2以上備えてもよい。
また、本発明は、自律走行掃除機の処理部が実行するステップとする方法として実現されてもよい。また、本発明は、上記ステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、そのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能なCD−ROM等の記録媒体として実現されてもよい。また、本発明は、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現されてもよい。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、家屋内等のフロアを自動的に掃除する自律走行掃除機に適用可能である。
100 自律走行掃除機
110 画像処理部
120 距離算出部
130 方向取得部
140 補正部
150 走行制御部
151 走行部
160 掃除制御部
170 バッテリ
180 メモリ
181 相関情報
182 サイズ情報
183 フロアマップ
220 ボディ
221 吸込口
230 駆動ユニット
240 掃除ユニット
250 吸引ユニット
251 ごみ箱ユニット
270 制御ユニット
271 発信部
272 受信部
273 障害物センサ
274 測距センサ
275 カメラ
276 床面センサ
277 塵埃量センサ
279 キャスター
300、301 画像
300a 画像位置
400 対象物
401、402 外接矩形
403 最近接点
403a 最近接画素
404 接触点
404a 接触点画素
410 フロア
D 進行方向
S 基準軸
S1 第1仮想軸
S2 第2仮想軸

Claims (2)

  1. フロアを自律的に走行して掃除する自律走行掃除機であって、
    前記フロアの間取りを示すフロアマップを記憶するメモリと、
    前記フロアに対する前記自律走行掃除機の進行方向を取得する方向取得部と、
    前記進行方向に直交する面における複数の画素を含む画像を生成するカメラと、
    前記フロア上に位置する矩形の対象物について、前記画像中の前記対象物における前記フロアマップに対応付けられた基準軸に平行な一辺を含む外接矩形を算出し、前記外接矩形の前記基準軸に平行な一辺と接する画素であって、前記進行方向において前記対象物の最も前記自律走行掃除機に近い箇所に対応する画素である最近接画素の画素位置を算出する画像処理部と、
    前記画像における前記基準軸に直交する方向の前記最近接画素の画素位置から、前記進行方向における前記自律走行掃除機から前記対象物までの第1推定距離を算出する距離算出部と、
    前記フロアマップに規定された前記フロアの所定の一辺に平行な第1仮想軸と、前記進行方向に対応付けられた第2仮想軸とのなす仮想角度を算出し、算出した前記仮想角度と、前記画像における前記基準軸に平行な方向の前記最近接画素の画素位置とを用いて、前記第1推定距離を補正する補正部と、
    を備える自律走行掃除機。
  2. 前記補正部は、さらに、
    上面視で前記進行方向に直交する方向における前記自律走行掃除機の幅と、前記画像における前記基準軸に平行な方向の前記最近接画素の画素位置とを用いて、前記進行方向と直交する方向において前記対象物の最も前記自律走行掃除機に近い箇所と前記自律走行掃除機との第2推定距離を算出し、算出した第2推定距離を用いて、前記第1推定距離を補正する
    請求項1に記載の自律走行掃除機。
JP2018028325A 2018-02-20 2018-02-20 自律走行掃除機 Pending JP2019144849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028325A JP2019144849A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 自律走行掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028325A JP2019144849A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 自律走行掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019144849A true JP2019144849A (ja) 2019-08-29

Family

ID=67773839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018028325A Pending JP2019144849A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 自律走行掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019144849A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102426578B1 (ko) 로봇청소기 및 그 제어방법
KR102459151B1 (ko) 로봇청소기 및 그 제어방법
JP7141220B2 (ja) 自走式電気掃除機
CN108481327B (zh) 一种增强视觉的定位装置、定位方法及机器人
KR102565250B1 (ko) 로봇 청소기
KR101697857B1 (ko) 이동 로봇 및 그의 위치인식방법
US10067511B2 (en) Automatic operation vehicle
JPWO2018123321A1 (ja) 自律走行型掃除機
US10054952B2 (en) Automatic operation vehicle
US20210274987A1 (en) Self-propelled vacuum cleaner
US20210153707A1 (en) Self-propelled vacuum cleaner
JP2014106638A (ja) 移動装置および制御方法
JP2020052601A (ja) 自律走行掃除機及び制御方法
KR102293657B1 (ko) 이동 로봇
JP6690904B2 (ja) 自動走行車両
WO2020059292A1 (ja) 自律走行掃除機
JP2019144849A (ja) 自律走行掃除機
WO2019049657A1 (ja) 自律走行掃除機、および、マップ補正方法
KR102203438B1 (ko) 이동 로봇 및 이동 로봇의 제어방법
CN111225592B (zh) 自主行走吸尘器和扩展区域识别方法
JP7325058B2 (ja) 自走式掃除機
JP2020013486A (ja) 自走式掃除機及び自走式掃除機の制御方法
WO2019049655A1 (ja) 自律走行掃除機、および、累積床面確率更新方法
JP7065449B2 (ja) 自走式掃除機
JP6964275B2 (ja) 移動ロボット、およびロボットシステム