JP2019144738A - 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 - Google Patents
情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】共有ファイルの利便性を向上させる。【解決手段】登録情報としての利用者ID、パスワードと、付加データとしての利用者名、メールアドレス、部署名、役職、社員番号とが登録された利用者情報管理テーブル22Bと、複数の利用者により共有される共有ファイルを記憶する共有ファイル管理テーブル22Dと、共有ファイルの印刷要求を受信する通信部21と、印刷要求により指定された共有ファイルに、認証された利用者に対応する付加データを付加し、付加データを付加した共有ファイルの印刷データを、印刷要求の送信元に送信させる制御部23と、を備える印刷制御サーバー20。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法に関する。
従来、ファイルを複数の利用者により共有する仕組みが知られている(例えば、特許文献1参照)。
引用文献1は、ジョブリストに登録された共有ジョブのうち、画像処理装置での実行を許可された共有ジョブのジョブデータを、ジョブ実行時に指定された出力形式に従って出力する画像処理装置を開示する。
引用文献1は、ジョブリストに登録された共有ジョブのうち、画像処理装置での実行を許可された共有ジョブのジョブデータを、ジョブ実行時に指定された出力形式に従って出力する画像処理装置を開示する。
しかしながら、複数の利用者により共有される共有ファイルは、利用者に関わらず同一の印刷内容で印刷される。このため、利用者は、共有ファイルを印刷した用紙に必要な事項を書き加えなければならず、利用者にとって煩わしい作業であり不便であった。
本発明は、共有ファイルの利便性を向上させることを目的とする。
本発明は、共有ファイルの利便性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、利用者の登録情報を記憶した登録情報記憶部と、前記登録情報を用いて利用者を認証する認証部と、複数の利用者により共有される共有ファイルを記憶する共有ファイル記憶部と、共有ファイルの印刷要求を受信する通信部と、前記印刷要求により指定された前記共有ファイルに、前記認証部により認証された利用者に対応する付加データを付加し、前記付加データを付加した前記共有ファイルの印刷データを、前記印刷要求の送信元に送信させる制御部とを備える。
この構成によれば、認証された利用者に対応する付加データを付加した共有ファイルを印刷することができる。このため、共有ファイルを印刷した用紙に利用者が書き加える事項を減らし、利便性を向上させることができる。
この構成によれば、認証された利用者に対応する付加データを付加した共有ファイルを印刷することができる。このため、共有ファイルを印刷した用紙に利用者が書き加える事項を減らし、利便性を向上させることができる。
また、本発明は、前記制御部は、前記通信部が共有ファイルとして登録するファイルを含む登録要求を受信した場合、前記登録要求に含まれる前記ファイルから、前記認証部により認証された利用者に対応する付加データを消去し、前記付加データを消去した前記ファイルを共有ファイルとして前記共有ファイル記憶部に記憶させる。
この構成によれば、利用者の付加データを消去して共有ファイル記憶部に共有ファイルとして記憶させることができる。このため、他の利用者が共有ファイルを利用する場合に、共有ファイルから利用者の付加データを消去する手間を省くことができる。
この構成によれば、利用者の付加データを消去して共有ファイル記憶部に共有ファイルとして記憶させることができる。このため、他の利用者が共有ファイルを利用する場合に、共有ファイルから利用者の付加データを消去する手間を省くことができる。
また、本発明は、前記登録情報記憶部は、登録された利用者ごとに前記共有ファイルに付加すべき付加データを記憶し、前記制御部は、前記認証部により認証された利用者に対応する付加データを前記登録情報記憶部から取得し、前記印刷要求により指定された前記共有ファイルに付加する。
この構成によれば、認証された利用者に対応する付加データを共有ファイルに付加して、印刷することができる。
この構成によれば、認証された利用者に対応する付加データを共有ファイルに付加して、印刷することができる。
また、本発明は、前記登録情報記憶部は、利用者ごとに複数の付加データを記憶し、前記制御部は、前記印刷要求に含まれる設定により選択された付加データを前記共有ファイルに付加し、前記付加データを付加した前記共有ファイルの印刷データを、前記印刷要求の送信元に送信させる。
この構成によれば、印刷要求に含まれる設定により選択された付加データを共有ファイルに付加して印刷することができる。従って、共有ファイルに付加する付加データを印刷要求により設定することができる。
この構成によれば、印刷要求に含まれる設定により選択された付加データを共有ファイルに付加して印刷することができる。従って、共有ファイルに付加する付加データを印刷要求により設定することができる。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置の制御方法は、利用者の登録情報を用いて利用者を認証するステップと、複数の利用者により共有される共有ファイルの印刷要求を受信するステップと、前記印刷要求により指定された前記共有ファイルに、前記認証するステップにより認証された利用者に対応する付加データを付加するステップと、前記付加データを付加した前記共有ファイルの印刷データを、前記印刷要求の送信元に送信させるステップと、を備える。
この構成によれば、認証された利用者に対応する付加データを付加した共有ファイルを印刷することができる。このため、共有ファイルを印刷した用紙に利用者が書き加える事項を減らし、利便性を向上させることができる。
この構成によれば、認証された利用者に対応する付加データを付加した共有ファイルを印刷することができる。このため、共有ファイルを印刷した用紙に利用者が書き加える事項を減らし、利便性を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態のシステム構成を示す図である。
本実施形態は、利用者端末10と、印刷制御サーバー20と、複数のプリンター30とを備える。これら各装置は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク3を介して相互にデータ通信可能に接続される。なお、本実施形態では、LANを介して通信するシステムを例にして説明するが、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワークを介するシステムとしてもよい。印刷制御サーバー20は、本発明の「情報処理装置」に対応した動作を行う。
本実施形態は、利用者端末10と、印刷制御サーバー20と、複数のプリンター30とを備える。これら各装置は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク3を介して相互にデータ通信可能に接続される。なお、本実施形態では、LANを介して通信するシステムを例にして説明するが、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワークを介するシステムとしてもよい。印刷制御サーバー20は、本発明の「情報処理装置」に対応した動作を行う。
図1には、1台の利用者端末10を示したが、利用者端末10の台数は任意であり、例えば、印刷制御サーバー20の提供するプリントサービスに利用者登録した利用者の数に応じた台数の利用者端末10が存在する。また、プリンター30の台数も任意である。
利用者端末10は、例えば、スマートフォンやタブレットPC(コンピューター)等の携帯端末や、ノートPC等のコンピューターを用いることができる。利用者端末10は、印刷制御サーバー20に登録要求を送信するクライアント端末として動作する。登録要求とは、プリンター30に印刷させる対象とするファイル(ジョブデータ)を印刷制御サーバー20に登録する要求、すなわちジョブを登録する要求である。
印刷制御サーバー20は、プリントサービスを提供するサーバーである。プリントサービスとは、利用者端末10から受信したファイルを登録し、プリンター30からの要求により、登録したファイルを印刷データに変換して該当のプリンター30に送信し、プリンター30で印刷する処理である。なお、印刷制御サーバー20は1つのサーバーにより構成されていてもよいし、複数のサーバーにより構成されていてもよい。
印刷制御サーバー20は、利用者端末10から受信した登録要求に含まれるファイルを所定の記憶領域に記憶する登録処理、ファイルを印刷データに変換する処理、プリンター30のユーザーを認証する処理、認証に成功した場合に認証ユーザーに対応するファイルの一覧データをプリンター30に送信する処理、ユーザーが選択したファイルを印刷データに変換して印刷データをプリンター30に送信して印刷を行わせる処理等を行う。
印刷制御サーバー20には、例えば、文書作成ソフトウェアや、表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェア等により作成されたドキュメントファイルや、画像ファイル、HTML(HyperText Markup Language)等で記述されたWebページのデータが、所定の画像フォーマット(例えば、PNG(Portable Network Graphics))に変換されたファイルとして登録される。また、ファイルには、伝票や帳簿等の帳票が含まれる。
プリンター30は、利用者が所有するICカードの読み取りや、利用者の入力操作により利用者の認証情報の入力を受けて、利用者の認証情報を印刷制御サーバー20に送信する。なお、認証情報としてはこれらに限られることなく、指紋認証や虹彩認証等の生体認証の認証情報を用いるようにしてもよい。また、印刷制御サーバー20による認証に成功した場合、認証した利用者に対応するファイルの一覧データを印刷制御サーバー20から受信し、ファイルの一覧を表示する処理、一覧のうち利用者により選択されたファイルの印刷データを印刷制御サーバー20に要求する処理等を行う。こうして、プリンター30は、印刷制御サーバー20から印刷データを取得すると、取得した印刷データを印刷媒体に印刷する。
次に、利用者端末10の構成について説明する。
利用者端末10は、通信部11、操作部12、表示部13、記憶部14及び制御部15を備える。
利用者端末10は、通信部11、操作部12、表示部13、記憶部14及び制御部15を備える。
通信部11は、印刷制御サーバー20等の外部装置とネットワーク3経由で通信を行うインターフェイスである。通信部11は、例えば、イーサネット(登録商標)等の通信規格に従って、有線LAN等のローカル通信ネットワークを通じて信号の送受信を行う。また、通信部11は、ネットワーク3に無線通信より接続する構成であってもよい。例えば、通信部11は、Wi−Fi(登録商標)に準拠した通信方式により無線通信を行い、不図示の無線LANルーター等を介してネットワーク3に接続する構成であってもよい。また、無線通信の場合の通信部11の通信方式は、Wi−Fiに限定されず、例えば、携帯電話回線網を利用したモバイル通信や、Bluetooth(登録商標)であってもよい。
操作部12は、利用者による種々の操作を受け付ける入力デバイスである。表示部13は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスである。
記憶部14は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や光ディスクドライブ等の記憶装置である。記憶部14は、制御プログラム14Aを記憶する。制御プログラム14Aは、印刷制御サーバー20を介した印刷を行うための印刷制御プログラムである。
制御部15は、ハードウェアとしてCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access memory)、不揮発性メモリー等の記憶部を含むその他周辺回路(いずれも不図示)を備える。CPUは、記憶部14に記憶された制御プログラムをRAMにロードして実行することにより様々な処理を実行する。CPUの数は1つに限らず、利用者端末10が複数のCPUを備える構成であってもよい。ROMは、制御プログラムを記憶する。RAMは、CPUが演算を行う際に演算結果等を記憶するワーキングメモリーとして使用される。
次に、印刷制御サーバー20の構成について説明する。
印刷制御サーバー20は、通信部21、記憶部22及び制御部23を備える。制御部23は、本発明の「認証部」及び「制御部」として動作する。
印刷制御サーバー20は、通信部21、記憶部22及び制御部23を備える。制御部23は、本発明の「認証部」及び「制御部」として動作する。
通信部21は、利用者端末10やプリンター30等の外部装置とネットワーク3経由で通信を行うインターフェイスである。通信部21は、例えば、イーサネット等の通信規格に従って、有線LAN等のローカル通信ネットワークを通じて信号の送受信を行う。
記憶部22は、例えば、HDDや光ディスク装置等の記憶装置である。記憶部22は、制御プログラム22A、利用者情報管理テーブル22B、ファイル管理テーブル22C、共有ファイル管理テーブル22D及びプリンター情報管理テーブル22Eを記憶する。
制御プログラム22Aは、制御部23が実行するプログラムである。制御部23が制御プログラム22Aを実行し、制御プログラム22Aに従って印刷制御サーバー20の各部を制御することで、印刷制御サーバー20が備える機能が実現される。
図2は、利用者情報管理テーブル22Bの構成を示す図である。利用者情報管理テーブル22Bは、本発明の「登録情報記憶部」に相当する。
利用者情報管理テーブル22Bには、利用者の情報が利用者ごとに登録される。利用者情報管理テーブル22Bは、利用者名、パスワード、メールアドレス、部署名、役職、社員番号等の情報が利用者IDに対応付けて登録される。利用者名は、利用者IDに対応した利用者(以下、簡単に利用者という)のメールアドレスである。部門名は、利用者の所属部門を示す情報である。役職は、利用者の役職を示す情報である。社員番号は、利用者の社員番号である。以下では、利用者名や、メールアドレス、部署名、役職、社員番号等を総称して、個人情報という。個人情報は、本発明の「付加データ」に相当するが、付加データは、利用者に紐付けられた情報であればよく、個人データ以外であってもよい。また、利用者情報管理テーブル22Bは、印刷制御サーバー20の内部にあってもよいし、印刷制御サーバー20の外部サーバーに記憶されていて、印刷制御サーバー20が外部サーバーの利用者情報管理テーブル22Bにアクセスする構成としてもよい。
利用者情報管理テーブル22Bには、利用者の情報が利用者ごとに登録される。利用者情報管理テーブル22Bは、利用者名、パスワード、メールアドレス、部署名、役職、社員番号等の情報が利用者IDに対応付けて登録される。利用者名は、利用者IDに対応した利用者(以下、簡単に利用者という)のメールアドレスである。部門名は、利用者の所属部門を示す情報である。役職は、利用者の役職を示す情報である。社員番号は、利用者の社員番号である。以下では、利用者名や、メールアドレス、部署名、役職、社員番号等を総称して、個人情報という。個人情報は、本発明の「付加データ」に相当するが、付加データは、利用者に紐付けられた情報であればよく、個人データ以外であってもよい。また、利用者情報管理テーブル22Bは、印刷制御サーバー20の内部にあってもよいし、印刷制御サーバー20の外部サーバーに記憶されていて、印刷制御サーバー20が外部サーバーの利用者情報管理テーブル22Bにアクセスする構成としてもよい。
図3は、ファイル管理テーブル22Cの構成を示す図である。
ファイル管理テーブル22Cは、利用者端末10からの登録要求により登録されたファイルを管理するテーブルである。ファイル管理テーブル22Cは、ファイルの識別情報としてのファイル名と、実データであるファイルとが利用者IDに対応付けて登録される。利用者IDは、ファイルを登録した利用者を示すIDである。
ファイル管理テーブル22Cは、利用者端末10からの登録要求により登録されたファイルを管理するテーブルである。ファイル管理テーブル22Cは、ファイルの識別情報としてのファイル名と、実データであるファイルとが利用者IDに対応付けて登録される。利用者IDは、ファイルを登録した利用者を示すIDである。
図4は、共有ファイル管理テーブル22Dの構成を示す図である。
共有ファイル管理テーブル22Dは、共有ファイルを管理するテーブルである。共有ファイルとは、複数の利用者による共有が許可されたファイルである。共有ファイル管理テーブル22Dは、利用者IDと、ページ数と、印刷設定と、実データであるファイルとがファイル名に対応付けて登録される。利用者IDは、ファイルを作成し、印刷制御サーバー20に共有ファイルとして登録した利用者を示すIDである。印刷設定は、利用者IDの利用者が印刷制御サーバー20にファイルを登録したときの印刷の設定であり、デフォルトの印刷設定である。なお、登録された共有ファイルを記憶する記憶部22が、本発明の「共有ファイル記憶部」に相当する。
共有ファイル管理テーブル22Dは、共有ファイルを管理するテーブルである。共有ファイルとは、複数の利用者による共有が許可されたファイルである。共有ファイル管理テーブル22Dは、利用者IDと、ページ数と、印刷設定と、実データであるファイルとがファイル名に対応付けて登録される。利用者IDは、ファイルを作成し、印刷制御サーバー20に共有ファイルとして登録した利用者を示すIDである。印刷設定は、利用者IDの利用者が印刷制御サーバー20にファイルを登録したときの印刷の設定であり、デフォルトの印刷設定である。なお、登録された共有ファイルを記憶する記憶部22が、本発明の「共有ファイル記憶部」に相当する。
図5は、プリンター情報管理テーブル22Eの構成を示す図である。
プリンター情報管理テーブル22Eは、利用者情報管理テーブル22Bに登録された利用者が使用可能なプリンター30を登録したテーブルである。
プリンター情報管理テーブル22Eには、プリンター30の名称と、IPアドレス、MACアドレス等のプリンター30の識別情報とが登録される。プリンターの識別情報は、印刷制御サーバー20が生成した印刷データの送信先等として使用される。
プリンター情報管理テーブル22Eは、利用者情報管理テーブル22Bに登録された利用者が使用可能なプリンター30を登録したテーブルである。
プリンター情報管理テーブル22Eには、プリンター30の名称と、IPアドレス、MACアドレス等のプリンター30の識別情報とが登録される。プリンターの識別情報は、印刷制御サーバー20が生成した印刷データの送信先等として使用される。
制御部23は、制御プログラム22Aを実行して、印刷制御サーバー20の各部を制御する。制御部23は、利用者端末10から登録要求を受信して、登録要求に含まれるファイルをファイル管理テーブル22C又は共有ファイル管理テーブル22Dに登録する。また、制御部23は、プリンター30から取得要求を受信し、取得要求により要求されたファイルを印刷データに変換し、変換した印刷データを取得要求の送信元のプリンター30に送信する。制御部23の動作の詳細は、後述するフローチャートを参照しながら説明する。
図1に戻り、プリンター30の構成について説明する。
プリンター30は、通信部31、表示部32、操作部33、制御部34及び印刷部35を備える。
プリンター30は、通信部31、表示部32、操作部33、制御部34及び印刷部35を備える。
通信部31は、印刷制御サーバー20等の外部装置とネットワーク3経由で通信を行うインターフェイスである。通信部31は、例えば、イーサネット等の通信規格に従って、有線LAN等の有線通信ネットワークを通じて信号の送受信を行うインターフェイス回路を備える。
表示部32は、例えば、LCD等の表示デバイスである。操作部33は、利用者による種々の操作を受け付ける入力デバイスである。制御部34は、印刷部35を制御して、通信部31が受信した印刷データに基づく画像を印刷媒体に印刷させる。印刷部35の印刷方式は、インクジェット方式、電子写真方式、熱昇華方式等、どのような方式でもよい。
図6は、利用者端末10の動作を示すフローチャートである。特に、図6は、印刷制御サーバー20にファイルを登録するときの利用者端末10の動作を示すフローチャートである。
まず、制御部15は、操作部12により操作を受け付け、受け付けた操作が印刷制御サーバー20にジョブを登録する登録要求の操作であった場合(ステップS1)、印刷対象とするファイルの選択を受け付ける(ステップS2)。ここでは、利用者は、操作部12を操作して、ドキュメントファイルや画像ファイル等の中から、所望のファイルを印刷対象として選択する。
まず、制御部15は、操作部12により操作を受け付け、受け付けた操作が印刷制御サーバー20にジョブを登録する登録要求の操作であった場合(ステップS1)、印刷対象とするファイルの選択を受け付ける(ステップS2)。ここでは、利用者は、操作部12を操作して、ドキュメントファイルや画像ファイル等の中から、所望のファイルを印刷対象として選択する。
次に、制御部15は、ファイルの選択を受け付けると、選択されたファイルの印刷設定を受け付ける(ステップS3)。図7は、利用者端末10の表示部13に表示された印刷設定画面40を示す図である。印刷設定画面40には、設定項目として、用紙サイズの設定欄41、印刷方向を設定するラジオボタン42、用紙種類の設定欄43、印刷品質の設定欄44が表示される。また、印刷設定画面40には、設定項目として、カラー印刷又は白黒印刷の印刷設定を行うラジオボタン45、両面印刷の設定欄46、割り付け印刷の設定欄47、印刷部数の設定欄48が表示される。また、印刷設定画面40には、設定項目として、ステップS2で受け付けたファイルを共有ファイルに設定するか否かを設定するチェックボックス49と、印刷ボタン50とが表示される。チェックボックス49にチェックが入力された場合、ステップS2で受け付けたファイルが共有ファイルに設定される。また、印刷ボタン50が押下された場合、制御部15は、登録要求を生成して印刷制御サーバー30に送信する。
利用者は、操作部12を操作して、印刷設定画面40に表示された各設定項目に設定を入力する。制御部15は、各設定項目に対する設定が入力され、印刷ボタン50の押下操作を受け付けると、登録要求を生成する。ここで、制御部15は、ステップS2で選択されたファイルを、印刷設定画面40で設定された各設定項目の設定値に対応する所定のフォーマットの画像ファイルに変換する処理を行い(ステップS5)、変換後の画像ファイルを含む登録要求を生成する。特に、チェックボックス49にチェックが入力された場合、制御部15は、変換後の画像ファイルを共有ファイルとして登録することを示す設定値を含む登録要求を生成する。登録要求には、少なくとも利用者IDや、設定値、所定のフォーマットの画像ファイルが含まれる。制御部15は、生成した登録要求を印刷制御サーバー20に送信する(ステップS6)。
図8は、印刷制御サーバー20の動作を示すフローチャートである。特に、図8は、利用者端末10から登録要求を受信した場合の印刷制御サーバー20の動作を示すフローチャートである。
制御部23は、利用者端末10から登録要求を受信した場合(ステップT1)、登録要求に含まれる利用者の利用者IDを取得し、取得した登録要求に、共有ファイルとして登録することを示す設定値があるか否かを判定する(ステップT2)。
制御部23は、共有ファイルとして登録することを示す設定値が含まれる場合(ステップT2/YES)、登録要求から取得した利用者IDに対応付けられた個人情報を示すデータを利用者情報管理テーブル22Bから取得する(ステップT3)。
制御部23は、個人情報を示すデータを取得すると、受信した登録要求からファイルを取得し、取得したファイルに、個人情報に対応した情報が含まれるか否かを判定する(ステップT4)。例えば、制御部23は、受信したファイルに、個人情報を示すデータと同一の氏名や、部署名、役職、メールアドレスのデータが含まれるか否かを判定する(ステップT4)。制御部23は、個人情報を示すデータと同一のデータがファイルに含まれる場合(ステップT4/YES)、このデータをファイルから消去する(ステップT5)。また、制御部23は、データを消去したファイルの領域を含む領域を挿入領域に設定する(ステップT6)。
図9は、制御部23による処理前のファイル60を示す図である。図9に示すファイル60は、休暇届を示すファイルであり、提出日を示す日付や、部署名、社員番号、氏名等のデータが含まれる。
制御部23は、取得した個人情報のデータに対応するデータをファイル60から消去する。すなわち、制御部23は、部署名や、社員番号、氏名等のデータをファイル60から消去する。また、制御部23は、日付等を示すデータをファイルから消去してもよい。図10は、データを消去後のファイル60を示す図である。制御部23は、データを消去すると、データを消去した領域を含む所定範囲の領域を挿入領域に設定する。図10に矩形の破線で示す領域61〜66が挿入領域に設定された領域である。
制御部23は、取得した個人情報のデータに対応するデータをファイル60から消去する。すなわち、制御部23は、部署名や、社員番号、氏名等のデータをファイル60から消去する。また、制御部23は、日付等を示すデータをファイルから消去してもよい。図10は、データを消去後のファイル60を示す図である。制御部23は、データを消去すると、データを消去した領域を含む所定範囲の領域を挿入領域に設定する。図10に矩形の破線で示す領域61〜66が挿入領域に設定された領域である。
制御部23は、データを消去して挿入領域61〜66を設定すると(ステップT6)、挿入領域61〜66に挿入するデータの属性値を挿入領域61〜66ごとに設定する。例えば、挿入領域61は、属性値として日付が設定され、挿入領域62は、属性値として部署名が設定され、挿入領域63は、属性値として社員番号が設定され、挿入領域64は、属性値として氏名が設定される。
また、制御部23は、受信したファイル60が加工や編集ができない形式のファイルである場合、ファイル60の背景色と同一色の画像を、ファイル60の個人情報を示すデータが表示された領域に重畳してもよい。
制御部23は、受信したファイルを共有ファイルとして共有ファイル管理テーブル22Dに登録する(ステップT7)。このとき、制御部23は、挿入領域61〜66ごとに設定した属性値を共有ファイルに対応付けて共有ファイル管理テーブル22Dに登録する。
また、制御部23は、ステップT4において、個人情報のデータに対応するデータが含まれないと判定した場合(ステップT4/NO)、受信したファイルを共有ファイルとして共有ファイル管理テーブル22Dに登録する(ステップT7)。
また、制御部23は、ステップT2において、共有ファイルとして登録することを示す設定値が含まれていない場合、受信したファイルを、処理要求に含まれる利用者IDに対応付けてファイル管理テーブル22Cに登録する(ステップT8)。
図11は、印刷制御サーバー20の動作を示すフローチャートである。特に、図11は、印刷データの取得要求を受信した場合の印刷制御サーバー20の動作を示すフローチャートである。
利用者は、印刷制御サーバー20に登録したファイルを印刷する場合、印刷を行うプリンター30の前に行き、利用者の利用者IDやパスワード等の認証情報を操作部33により入力する。また、プリンター10がICカードリーダー等の機能を備える場合、利用者は、ICカードリーダーにICカードをかざして、ICカードに記録された認証情報をプリンター10に入力する。プリンター30は、入力された認証情報を印刷制御サーバー20に送信する。
利用者は、印刷制御サーバー20に登録したファイルを印刷する場合、印刷を行うプリンター30の前に行き、利用者の利用者IDやパスワード等の認証情報を操作部33により入力する。また、プリンター10がICカードリーダー等の機能を備える場合、利用者は、ICカードリーダーにICカードをかざして、ICカードに記録された認証情報をプリンター10に入力する。プリンター30は、入力された認証情報を印刷制御サーバー20に送信する。
印刷制御サーバー20の制御部23は、認証情報を受信すると(ステップT11/YES)、受信した認証情報により認証処理を実行する(ステップT12)。制御部23は、認証処理に失敗した場合(ステップT13/NO)、認証に失敗した旨の情報を、プリンター30に送信する。また、制御部23は、認証処理に成功した場合(ステップT13/YES)、プリンター30にページデータを送信して、プリンター30の表示部32に利用者画面を表示させる。この利用者画面には、利用者により登録されたファイルと、共有ファイルとが一覧表示される(ステップT14)。図12は、利用者により登録されたファイルと、共有ファイルとが一覧表示された利用者画面を示す図である。
プリンター30の表示部32に利用者画面が表示されると、利用者は、操作部33を操作して、一覧表示されたファイルの中から印刷したいファイルを選択する。図12に示す利用者画面では、印刷したいファイルに対応したチェックボックにチェックを入力する。制御部34は、選択されたファイルを指定するファイル指定(ファイル名)を印刷制御サーバー20に送信する。
制御部23は、プリンター30からファイル指定を含む印刷要求を受信したか否かを判定する(ステップT15)。制御部23は、ファイル指定を含む印刷要求を受信していない場合(ステップT15/NO)、印刷要求を受信するまで処理の開始を待機する。また、制御部23は、ファイル指定を含む印刷要求を受信した場合(ステップT15/YES)、印刷要求に含まれるファイル指定により指定されたファイルが共有ファイルであるか否かを判定する(ステップT16)。制御部23は、指定されたファイルが共有ファイルではない場合(ステップT16/NO)、ステップT20の処理に移行する。
また、制御部23は、指定されたファイルが共有ファイルである場合(ステップT16/YES)、ログイン中の利用者の利用者IDに対応付けられた個人情報を示すデータを利用者情報管理テーブル22Bから取得する(ステップT17)。制御部23は、取得したデータを画像化する(ステップT18)。例えば、取得したデータが氏名を示すデータであった場合、制御部23は、氏名が表示された画像を生成する。このとき、制御部23は、属性値を参照して、データが挿入される挿入領域61〜66を特定し、特定した挿入領域61〜66のサイズに対応したサイズの画像を生成する。
次に、制御部23は、生成した画像を、共有ファイルの対応する挿入領域61〜66に挿入する(ステップT19)。次に、制御部23は、共有ファイルを印刷データに変換する(ステップT20)。ここで、ステップT16の判定が否定判定の場合、ステップT15で受信した印刷要求に含まれるファイル指定により指定されたファイルが印刷データに変換される。
次に、制御部23は、変換した印刷データを、該当のプリンター30に送信する(ステップT21)。プリンター30は、印刷制御サーバー20から受信した印刷データを印刷媒体に印刷する。
上述の説明では、共有ファイルに、利用者の個人情報を挿入してプリンター30により印刷する場合を説明したが、利用者端末10の表示部13に共有ファイルを表示させ、利用者が共有ファイルに挿入する個人情報を操作部12により設定してもよい。また、プリンター30の表示部32に共有ファイルを表示させ、利用者がプリンター30の操作部33を操作して共有ファイルに挿入する個人情報を設定してもよい。
図13は、利用者端末10の表示部13に表示された共有ファイル70の一例を示す図である。
共有ファイル70には挿入領域71〜77が設定されており、各挿入領域71〜77はそれぞれ異なる色で表示される。図13に示す例では、挿入領域71は赤色で表示され、挿入領域72は青色で表示され、挿入領域73は緑色で表示され、挿入領域74は黒色で表示され、挿入領域75は茶色で表示され、挿入領域76は黄色で表示され、挿入領域77は紫色で表示される。
共有ファイル70には挿入領域71〜77が設定されており、各挿入領域71〜77はそれぞれ異なる色で表示される。図13に示す例では、挿入領域71は赤色で表示され、挿入領域72は青色で表示され、挿入領域73は緑色で表示され、挿入領域74は黒色で表示され、挿入領域75は茶色で表示され、挿入領域76は黄色で表示され、挿入領域77は紫色で表示される。
例えば、利用者が操作部12を操作して、図13に示す挿入領域71〜77のいずれかを選択する操作が入力されると、図14に示す詳細設定画面80が表示される。
図14に示す詳細設定画面80には、印刷の詳細を設定する印刷設定81と、挿入領域71〜77に挿入する画像の詳細を設定した挿入設定91とが含まれる。
図14に示す詳細設定画面80の例では、印刷設定81の設定項目として、用紙サイズの設定欄82と、カラー/白黒印刷の設定欄83と、片面/両面印刷の設定欄84と、割り付け印刷の設定欄85とが表示される。
また、挿入設定91には、各挿入領域71〜77の色を示す表示が含まれる。また、挿入設定91には、挿入領域71〜77の色を示す表示に対応させて、挿入領域71〜74に挿入する文字列の属性値が表示される。挿入領域71〜74は、固定された文字列が挿入される領域であるため、各挿入領域71〜74に挿入する文字列の属性値が表示される。図14に示す例では、挿入領域71の属性値として「日付」が表示され、挿入領域72の属性値として「部署名」が表示され、挿入領域73の属性値として「社員番号」が表示され、挿入領域74の属性値として「氏名」が表示される。また、挿入領域75〜77に挿入される文字列は、利用者ごとに異なるため、文字列の入力欄93、95、97が表示される。利用者は、入力欄93、95、97に挿入したい文字列を入力する。また、挿入領域71〜77の色を示す表示に対応させて、文字列を挿入するか否かを設定するチェックボックス101〜107が表示される。利用者は、操作部12を操作して、挿入領域71〜77のうち文字列を挿入する挿入領域に対応したチェックボックス101〜107にチェックを入力する。
図14に示す詳細設定画面80には、印刷の詳細を設定する印刷設定81と、挿入領域71〜77に挿入する画像の詳細を設定した挿入設定91とが含まれる。
図14に示す詳細設定画面80の例では、印刷設定81の設定項目として、用紙サイズの設定欄82と、カラー/白黒印刷の設定欄83と、片面/両面印刷の設定欄84と、割り付け印刷の設定欄85とが表示される。
また、挿入設定91には、各挿入領域71〜77の色を示す表示が含まれる。また、挿入設定91には、挿入領域71〜77の色を示す表示に対応させて、挿入領域71〜74に挿入する文字列の属性値が表示される。挿入領域71〜74は、固定された文字列が挿入される領域であるため、各挿入領域71〜74に挿入する文字列の属性値が表示される。図14に示す例では、挿入領域71の属性値として「日付」が表示され、挿入領域72の属性値として「部署名」が表示され、挿入領域73の属性値として「社員番号」が表示され、挿入領域74の属性値として「氏名」が表示される。また、挿入領域75〜77に挿入される文字列は、利用者ごとに異なるため、文字列の入力欄93、95、97が表示される。利用者は、入力欄93、95、97に挿入したい文字列を入力する。また、挿入領域71〜77の色を示す表示に対応させて、文字列を挿入するか否かを設定するチェックボックス101〜107が表示される。利用者は、操作部12を操作して、挿入領域71〜77のうち文字列を挿入する挿入領域に対応したチェックボックス101〜107にチェックを入力する。
利用者端末10の制御部15は、詳細設定画面80が設定されると、共有ファイルの識別情報(ファイル名)と、詳細設定画面80で設定された各設定項目の設定値とを印刷制御サーバー20に送信する。印刷制御サーバー20は、利用者端末10から共有ファイルの識別情報と、各設定項目の設定値とを受信すると、受信した識別情報及び各設定項目の設定値とを、ログイン中の利用者の利用者IDに対応付けてファイル管理テーブル22Cに登録する。
また、印刷制御サーバー20は、プリンター30から共有ファイルの識別情報と、各設定項目の設定値とを含む印刷要求を受信した場合、各設定項目の設定値に従って個人情報を示すデータを利用者情報管理テーブル22Bから取得し、取得したデータを画像化する。設定項目の設定値が、本発明の「印刷要求に含まれる設定」に相当する。印刷制御サーバー20は、受信した識別情報に対応した共有ファイルを取得し、取得した共有ファイルに画像化したデータを挿入する。印刷制御サーバー20は、画像化したデータを挿入した共有ファイルを印刷データに変換してプリンター30に送信する。
以上説明したように本実施形態の印刷制御サーバー20は、利用者情報管理テーブル22Bと、共有ファイル管理テーブル22Dと、通信部21と、認証部及び制御部として動作する制御部23とを備える。
利用者情報管理テーブル22Bには、利用者IDやパスワードが利用者の登録情報として登録される。利用者情報管理テーブル22Bには、利用者名や、メールアドレス、部署名、役職、社員番号等が付加データとして登録される。
制御部23は、通信部21が印刷要求を受信すると、認証した利用者に対応した付加データを利用者情報管理テーブル22Bから取得する。また、制御部23は、印刷要求により指定された共有ファイルに取得した付加データを付加して、付加データを付加した共有ファイルを印刷データに変換する。そして、制御部23は、変換した印刷データを通信部21により印刷要求の送信元のプリンター30に送信する。
このため、共有ファイルを印刷した用紙に利用者が書き加える事項を減らし、利便性を向上させることができる。
利用者情報管理テーブル22Bには、利用者IDやパスワードが利用者の登録情報として登録される。利用者情報管理テーブル22Bには、利用者名や、メールアドレス、部署名、役職、社員番号等が付加データとして登録される。
制御部23は、通信部21が印刷要求を受信すると、認証した利用者に対応した付加データを利用者情報管理テーブル22Bから取得する。また、制御部23は、印刷要求により指定された共有ファイルに取得した付加データを付加して、付加データを付加した共有ファイルを印刷データに変換する。そして、制御部23は、変換した印刷データを通信部21により印刷要求の送信元のプリンター30に送信する。
このため、共有ファイルを印刷した用紙に利用者が書き加える事項を減らし、利便性を向上させることができる。
また、制御部23は、通信部21が共有ファイルとして登録するファイルを含む登録要求を受信した場合、登録要求に含まれるファイルから、認証した利用者に対応する付加データを消去する。また、制御部23は、付加データを消去したファイルを共有ファイルとして共有ファイル管理テーブル22Dに記憶させる。
従って、共有ファイルとして登録するファイルに付加データに対応したデータが含まれていても、このデータを消去して共有ファイルとして共有ファイル管理テーブル22Dに記憶させることができる。従って、共有ファイルを登録する場合は、利用者の名前や、部署名、社員番号を消去する手間を省くことができる。また、共有ファイルを利用する他の利用者は、共有ファイルを利用する場合に、共有ファイルから利用者の名前や、部署名、社員番号を消去する手間を省くことができる。
従って、共有ファイルとして登録するファイルに付加データに対応したデータが含まれていても、このデータを消去して共有ファイルとして共有ファイル管理テーブル22Dに記憶させることができる。従って、共有ファイルを登録する場合は、利用者の名前や、部署名、社員番号を消去する手間を省くことができる。また、共有ファイルを利用する他の利用者は、共有ファイルを利用する場合に、共有ファイルから利用者の名前や、部署名、社員番号を消去する手間を省くことができる。
また、利用者情報管理テーブル22Bは、登録された利用者ごとに共有ファイルに付加すべき付加データを記憶する。制御部23は、認証した利用者に対応する付加データを利用者情報管理テーブル22Bから取得して、印刷要求により指定された共有ファイルに付加する。
このため、認証された利用者に対応する付加データを共有ファイルに付加して、印刷することができる。
このため、認証された利用者に対応する付加データを共有ファイルに付加して、印刷することができる。
また、利用者情報管理テーブル22Bは、利用者名や、メールアドレス、部署名、役職、社員番号の複数の付加データを利用者ごとに記憶する。
制御部23は、印刷要求に含まれる設定により選択された付加データを共有ファイルに付加して、印刷データを生成する。
従って、共有ファイルに選択的に付加データを付加することができる。
制御部23は、印刷要求に含まれる設定により選択された付加データを共有ファイルに付加して、印刷データを生成する。
従って、共有ファイルに選択的に付加データを付加することができる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、登録された利用者であればすべての共有ファイルを利用できる場合について説明したが、共有ファイルごとに、共有ファイルの利用を許可する範囲を設定してもよい。例えば、共有ファイルの利用を許可する範囲として、課長以上とったように役職により利用を許可する範囲を設定してもよい。また、会議の参加者の利用者IDを記憶部22に記憶させて、会議の参加者だけが共有ファイルを利用できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、利用者名、メールアドレス、部署名、役職、社員番号等の付加データを印刷制御サーバー30に記憶させる場合を説明したが、これらの付加データを印刷制御サーバー30以外のサーバーに記憶させておく構成であってもよい。例えば、利用者情報管理テーブル22Bを記憶するサーバーと、ファイル管理テーブル22Cや、共有ファイル管理テーブル22D、プリンター情報管理テーブル22Eを記憶するサーバーとを別々のサーバーにより構成してもよい。
例えば、上述した実施形態では、登録された利用者であればすべての共有ファイルを利用できる場合について説明したが、共有ファイルごとに、共有ファイルの利用を許可する範囲を設定してもよい。例えば、共有ファイルの利用を許可する範囲として、課長以上とったように役職により利用を許可する範囲を設定してもよい。また、会議の参加者の利用者IDを記憶部22に記憶させて、会議の参加者だけが共有ファイルを利用できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、利用者名、メールアドレス、部署名、役職、社員番号等の付加データを印刷制御サーバー30に記憶させる場合を説明したが、これらの付加データを印刷制御サーバー30以外のサーバーに記憶させておく構成であってもよい。例えば、利用者情報管理テーブル22Bを記憶するサーバーと、ファイル管理テーブル22Cや、共有ファイル管理テーブル22D、プリンター情報管理テーブル22Eを記憶するサーバーとを別々のサーバーにより構成してもよい。
また、上述の実施形態では、印刷制御サーバー20を本発明の情報処理装置として動作させる場合を説明したが、プリンター30を本発明の情報処理装置として動作させることも可能である。この場合、プリンター30の記憶部に、印刷制御サーバー20の記憶部22に記憶させた利用者情報管理テーブル22B、ファイル管理テーブル22C、共有ファイル管理テーブル22D、プリンター情報管理テーブル22Eを記憶させる。また、プリンター30の制御部23は、図8及び図11に示すフローチャートに従って動作を行う。
また、図1に示す印刷制御サーバー20や、利用者端末10、プリンター30の各機能部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、また、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
また、上述した情報処理装置の制御方法が、印刷制御サーバー20が備えるコンピューターを用いて実現される場合、本発明を、上記制御方法を実現するためにコンピューターが実行するプログラムにより構成することも可能である。また、コンピューターが実行するプログラムをコンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、このプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。上記記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、画像表示装置が備える内部記憶装置であるRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。
また、図8及び図11に示すフローチャートの処理単位は、印刷制御サーバー20の制御部23の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図8及び図11のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、制御部23の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
1…プリンター、3…ネットワーク、10…利用者端末、11…通信部、12…操作部、14…記憶部、14A…制御プログラム、15…制御部、20…印刷制御サーバー、21…通信部、22…記憶部、22A…制御プログラム、22B…利用者情報管理テーブル、22C…ファイル管理テーブル、22D…共有ファイル管理テーブル、22E…プリンター情報管理テーブル、23…制御部、30…プリンター、31…通信部、33…操作部、34…制御部、35…印刷部、40…印刷設定画面、41、43、44、46、47、48…設定欄、42、45…ラジオボタン、49…チェックボックス、50…印刷ボタン、59…チェックボックス、60…ファイル、61〜66…挿入領域、70…共有ファイル、71〜77…挿入領域、80…詳細設定画面、81…印刷設定、82〜85…設定欄、91…挿入設定、93、95、97…入力欄、101〜107…チェックボックス。
Claims (5)
- 利用者の登録情報を記憶した登録情報記憶部と、
前記登録情報を用いて利用者を認証する認証部と、
複数の利用者により共有される共有ファイルを記憶する共有ファイル記憶部と、
共有ファイルの印刷要求を受信する通信部と、
前記印刷要求により指定された前記共有ファイルに、前記認証部により認証された利用者に対応する付加データを付加し、前記付加データを付加した前記共有ファイルの印刷データを、前記印刷要求の送信元に送信させる制御部と、
を備える情報処理装置。 - 前記制御部は、前記通信部が共有ファイルとして登録するファイルを含む登録要求を受信した場合、前記登録要求に含まれる前記ファイルから、前記認証部により認証された利用者に対応する付加データを消去し、前記付加データを消去した前記ファイルを共有ファイルとして前記共有ファイル記憶部に記憶させる、請求項1記載の情報処理装置。
- 前記登録情報記憶部は、登録された利用者ごとに前記共有ファイルに付加すべき付加データを記憶し、
前記制御部は、前記認証部により認証された利用者に対応する付加データを前記登録情報記憶部から取得し、前記印刷要求により指定された前記共有ファイルに付加する、請求項1又は2記載の情報処理装置。 - 前記登録情報記憶部は、利用者ごとに複数の付加データを記憶し、
前記制御部は、前記印刷要求に含まれる設定により選択された付加データを前記共有ファイルに付加し、前記付加データを付加した前記共有ファイルの印刷データを、前記印刷要求の送信元に送信させる、請求項1又は2記載の情報処理装置。 - 利用者の登録情報を用いて利用者を認証するステップと、
複数の利用者により共有される共有ファイルの印刷要求を受信するステップと、
前記印刷要求により指定された前記共有ファイルに、前記認証するステップにより認証された利用者に対応する付加データを付加するステップと、
前記付加データを付加した前記共有ファイルの印刷データを、前記印刷要求の送信元に送信させるステップと、
を備える情報処理装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018026976A JP2019144738A (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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-
2018
- 2018-02-19 JP JP2018026976A patent/JP2019144738A/ja active Pending
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