JP2019144629A - 情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】触覚刺激をユーザに提示する際に触覚提示デバイスごとの特性の違いを吸収することが可能な仕組みを提供する。【解決手段】第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成する制御部、を備える情報処理装置。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体に関する。
振動等の触覚刺激をユーザに提示するための技術が各種提案されている。かかる技術は、ハプティクス技術とも称され、例えば仮想空間又は遠隔地における対象物への触覚刺激をユーザにフィードバックするために用いられる。
触覚刺激に関し、下記特許文献1には、圧電アクチュエータと振動モータとを組み合わせて、所望の触覚刺激に応じた振動をユーザに提示する技術が開示されている。
特開2006−136865号公報
近年、多様な触覚提示デバイスが登場している。触覚提示デバイスは、触覚刺激を出力する触覚刺激部を1つ以上有し、入力された制御情報に基づいて触覚刺激部を動作させることで、触覚刺激をユーザに提示する。ある触覚提示デバイスが使用されることを想定して設定された、所定の触覚刺激をユーザに知覚させるための制御情報が他の触覚提示デバイスに入力されると、想定と異なる触覚刺激がユーザに知覚されてしまうおそれがある。触覚提示デバイスごとに、異なる触覚刺激部が設けられる等、特性が相違し得るためである。このような現象は、ユーザ体験の劣化につながり得るので、抑制されることが望ましい。
そこで、本開示では、触覚刺激をユーザに提示する際に触覚提示デバイスごとの特性の違いを吸収することが可能な仕組みを提供する。
本開示によれば、第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成する制御部、を備える情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成すること、を含むプロセッサにより実行される情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成する制御部、として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体が提供される。
以上説明したように本開示によれば、触覚刺激をユーザに提示する際に触覚提示デバイスごとの特性の違いを吸収することが可能な仕組みが提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、又は上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する図である。 提案手法の概要を説明するための図である。 本実施形態に係る触覚提示デバイスの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態による触覚刺激部の位置を設定する設定画面40の一例を示す図である。 本実施形態による知覚効果の設定画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る変換処理の一例を説明するための図である。 本実施形態に係る変換処理の一例を説明するための図である。 本実施形態に係る触覚刺激部の特性の取得に関する通知画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置により実行される触覚刺激の出力制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じて触覚提示デバイス10A及び10Bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、触覚提示デバイス10A及び10Bを特に区別する必要が無い場合には、単に触覚提示デバイス10と称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要
2.構成例
2.1.触覚提示デバイス10の構成例
2.2.情報処理装置20の構成例
2.3.情報処理装置30の構成例
3.処理の流れ
4.まとめ
<<1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要>>
図1は、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する図である。図1に示すように、本実施形態による情報処理システムは、触覚提示デバイス10A及び10B、並びに情報処理装置20及び30、を含む。
(1)触覚提示デバイス10
触覚提示デバイス10(10A及び10B)は、ユーザに触覚刺激を提示するデバイスである。触覚提示デバイス10Aは第1のユーザに触覚刺激を提示し、触覚提示デバイス10Bは第2のユーザに触覚刺激を提示する。触覚提示デバイス10の形状は特に限定しないが、一例として、図1に示すような、ユーザに着用されるベスト型を挙げる。図1に示す触覚提示デバイス10は、内部に複数の触覚刺激部100(アクチュエータとも称す)、及び、2個の音声出力部102を有する。例えば、触覚提示デバイス10の内部において、ユーザの正面側及び背面側にそれぞれ所定の個数(例えば6個)ずつ触覚刺激部100が配置され得る。一例として、正面側に配置されている個々の触覚刺激部100と、背面側に配置されている個々の触覚刺激部100とが向かい合うような位置関係で、個々の触覚刺激部100は配置される。
なお、図1では、触覚提示デバイス10がベスト型(袖なしの服)である例を示しているが、かかる例に限定されず、触覚提示デバイス10は、袖を有したものであってもよい。この場合、触覚刺激部100は、ユーザの胸部及び腹部だけでなく、ユーザの両腕に対応する位置にも一以上配置され得る。また、触覚提示デバイス10は、図1に示すような上着に限定されず、ズボンや靴下、靴、ベルト、帽子、手袋、又はマスク等であってもよい。また、図1に示す触覚提示デバイス10には、肩の部分に左右にそれぞれ一つずつ音声出力部102を配置しているが、本実施例はこれに限定されず、音声出力部102が1個だけ配置されてもよいし、又は、3個以上配置されてもよい。また、音声出力部102は、触覚提示デバイス10に含まれる代わりに、独立した装置として当該所定の空間内に配置されてもよいし、又は、触覚提示デバイス10とは異なる装着型装置(例えばヘッドフォンやヘッドセットなど)や携帯型装置(例えば携帯型音楽プレーヤ、スマートフォン、携帯型ゲーム機など)に含まれてもよい。また、複数の触覚提示デバイス10が組み合わせて用いられてもよい。
さらに、触覚提示デバイス10は、上記例示した服飾品に限定されず、例えばコントローラ、銃型のコントローラ、ベッド、椅子等も挙げられる。
・触覚刺激部100
触覚提示デバイス10に含まれる複数の触覚刺激部100がそれぞれ単独で振動を発生する場合、発生された振動は、当該触覚刺激部100の周辺部でのみ知覚され得る。つまり、個々の触覚刺激部100が離れて配置されている場合には、個々の触覚刺激部100が別々に発生する振動は、ユーザの身体において離散的に知覚され得る。
一方、ファントムセンセーションという錯覚現象が医学的に解明されている。このファントムセンセーションは、皮膚上の異なる位置に対して同時に刺激が提示されると、人間は、提示された刺激位置の間において刺激を一つだけ知覚するような錯覚現象である。例えば、ユーザの身体上に配置された2個の触覚刺激部100に同時に刺激を出力させると、通常、ユーザに知覚される刺激の位置(以下、知覚位置と称する)は、2個の触覚刺激部100の間の位置になることが知られている。
また、複数の触覚刺激部100の出力強度を変化させることにより、個々の触覚刺激部100の配置間隔を変えることなく、複数の触覚刺激部100により提示可能な触覚刺激の範囲を連続的に拡大し得る。例えば2個の触覚刺激部100の各々の出力強度と、知覚位置との関係の例(ファントムセンセーションの例)について説明する。例えば、時間の経過に応じて、第1の触覚刺激部100の出力強度を例えば「1」、「0.6」、「0」のように連続的に弱くし、かつ、第2の触覚刺激部100の出力強度を「0」、「0.6」、「1」のように連続的に強くしたとする。この場合、(ユーザに知覚される)知覚位置は、第1の触覚刺激部100の接触位置から第2の触覚刺激部100の接触位置へと連続的に移動し得る。
なお、触覚提示デバイス10Aに設けられる触覚刺激部100を、以下では触覚刺激部100Aとも称する。また、触覚提示デバイス10Bに設けられる触覚刺激部100を、以下では触覚刺激部100Bとも称する。
(2)情報処理装置20
情報処理装置20は、第1のユーザによる操作に基づき、触覚提示デバイス10Aにより提示される触覚刺激を設定するための装置である。情報処理装置20は、知覚位置と知覚強度とを直観的に指定することが可能なGUIを提供する。情報処理装置20は、触覚刺激のデザイナによりGUI上で指定された知覚位置と知覚強度とに基づいて、対応する複数の触覚刺激部100Aに入力される触覚制御信号を自動生成する。詳しくは、知覚効果が指定(すなわち知覚位置及び知覚強度が指定)されると、その知覚効果が提示されるような触覚刺激を複数の触覚刺激部100Aに出力させるための触覚制御信号が自動的に生成される。このように、実際にどう感じさせるか(どの場所にどのくらいの強さで)を指定することで、個々の触覚刺激部100Aそのもののユーザによる制御を省略し、自動化することが可能となる。よって、デザイナは、知覚効果を直観的な操作で指定しながら触覚刺激を設定することが可能となる。
なお、触覚制御信号とは、触覚刺激部100を駆動させるための制御信号(駆動信号)である。触覚制御信号は、波形として捉えられてもよい。即ち、触覚制御信号は、周波数及び振幅等の情報を含み得る。
(3)情報処理装置30
情報処理装置30は、触覚提示デバイス10Bの出力制御を行う装置である。
・技術的課題
典型的には、ユーザが特定の触覚提示デバイスを使用することが想定された上で、触覚刺激が設定されている。そのため、想定と異なる触覚提示デバイスが使用されたり、触覚刺激部が付け替えられたりすると、本来提示すべき触覚刺激とは異なる触覚刺激がユーザに提示されてしまうおそれがある。その結果、本来知覚されるべき知覚効果と異なる知覚効果がユーザに知覚されて、ユーザ体験が劣化し得る。
このような課題への対処法のひとつとして、ユーザに使用され得る触覚提示デバイスごとに、触覚刺激を設定することが考えられる。しかしながら、このような対処法では同じ知覚効果を提供するための設定を複数回行うこととなり、デザイナにかかる負荷が過大となる。
他の対処法として、設定された知覚効果のパターンに対応する触覚制御信号を予め触覚刺激部100ごとに準備しておき、設定された知覚効果を触覚制御信号に置き換えることが考えられる。しかし、このような対処法では、置き換えの過程で設定内容の一部が欠落する場合がある上に、複数の触覚刺激部間で出力される触覚刺激の調和がとれない場合がある。
・提案手法
そこで、本実施形態に係る情報処理装置30は、触覚提示デバイス10Bの特性に応じた出力制御を行うことで、触覚提示デバイス10ごとの特性の違いを吸収する。具体的には、情報処理装置30は、情報処理装置20による設定結果を示す情報と、触覚提示デバイス10Bの特性とに基づいて、第1のユーザにより指定された知覚効果が提示されるような触覚刺激を複数の触覚刺激部100Bに出力させるための触覚制御信号を生成する。提案手法の概要を、図2を参照して説明する。
図2は、提案手法の概要を説明するための図である。図2の左図に示すように、触覚提示デバイス10Aには、触覚刺激部100A(100a〜100f)として、アクチュエータAのみが設けられている。そして、触覚提示デバイス10Aの第1のユーザの前面の右肩から左腰にかけての移動経路11上を知覚位置が移動するよう触覚刺激が、情報処理装置20により設定されたものとする。一方で、図2の右図に示すように、触覚提示デバイス10Bには、触覚刺激部100B(100a〜100f)として、アクチュエータA、B及びCが混在して設けられている。この場合、情報処理装置30は、アクチュエータA、B及びCの出力特性に基づいて、第2のユーザに対し、移動経路11と同様の移動経路12上を知覚位置が移動するよう触覚刺激が出力されるよう、触覚刺激部100Bの出力制御を行う。
このように、提案手法によれば、情報処理装置30により触覚提示デバイス10ごとの特性の違いが吸収される。よって、触覚提示デバイス10の特性によらず、画一的な知覚効果がユーザに提示されることとなり、ユーザ体験のばらつきを抑止することが可能である。また、特性の異なる触覚提示デバイス10ごとに触覚刺激を設定する必要がないので、デザイナにかかる負荷が軽減される。
<<2.構成例>>
以下、図3〜図10を参照しながら、本実施形態による情報処理システムに含まれる各装置の構成例を説明する。
<2.1.触覚提示デバイス10の構成例>
図3は、本実施形態に係る触覚提示デバイス10の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態による触覚提示デバイス10は、複数の触覚刺激部100a〜100c、制御部110、通信部120、及び音声出力部102を有する。
制御部110は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って触覚提示デバイス10内の動作全般を制御する。制御部110は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。また、触覚提示デバイス10は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
例えば制御部110は、通信部120を介して情報処理装置20又は情報処理装置30から受信した各触覚刺激部100に対応する触覚刺激を出力するための触覚制御信号に従って、複数の触覚刺激部100における触覚刺激(例えば振動)の出力を制御する。
通信部120は、他の装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部120は、情報処理装置20から、各触覚刺激部100に対応する触覚刺激を出力するための触覚制御信号を受信する。また、通信部120は、情報処理装置20又は情報処理装置30から、再生対象の音声を出力するための音声制御信号を受信する。通信部120は、例えば有線/無線LAN(Local Area Network)、又はWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信、携帯通信網(LTE(Long Term Evolution)、又は3G(第3世代の移動体通信方式))等により他の装置と通信接続する。
触覚刺激部100は、ユーザに対して触覚刺激を提示するアクチュエータである。例えば触覚刺激部100は、触覚刺激として、振動を発生する。触覚刺激部100は、偏心モータ、LRA(Linear Resonant Actuator)又はVCM(Voice Coil Motor)により実現され得る。なお、触覚刺激部100により提示される触覚刺激は、振動に限定されず、例えば、温度、力、電気、風、水、圧力等の刺激も想定される。
センサ部130は、触覚提示デバイス10に関する情報を検出する。例えば、センサ部130は、触覚刺激部100の出力特性に関する情報を検出する。検出される情報としては、触覚刺激部100から出力される振動の強度及び周波数、温度の変化範囲、及び電気刺激の強度等挙げられる。
音声出力部102は、音声信号を再生するスピーカと、スピーカに対するアンプ回路を有する。
以上、本実施形態による触覚提示デバイス10の構成の一例について説明した。なお本実施形態による触覚提示デバイス10の構成は、図3に示す例に限定されない。例えば、触覚提示デバイス10は、音声出力部102を有さない構成であってもよい。
<2.2.情報処理装置20の構成例>
図4は、本実施形態に係る情報処理装置20の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、情報処理装置20は、制御部200、通信部210、操作入力部220、表示部230、及び記憶部240を有する。
(制御部200)
制御部200は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置20内の動作全般を制御する。制御部200は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。また、制御部200は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
また、本実施形態による制御部200は、知覚位置・強度決定部201、画面生成部202、及び出力制御部203としても機能する。
・知覚位置・強度決定部201
知覚位置・強度決定部201は、指定された知覚位置及び知覚強度に応じて、(指定された知覚位置で指定された知覚強度を知覚するよう)目標の知覚位置に対応する複数の触覚刺激部100Aに対する振動強度を決定(算出)し、複数の触覚刺激部100Aに出力する触覚制御信号を生成する生成部として機能する。指定される知覚位置には、知覚位置の移動経路も含まれる。
知覚位置及び知覚位置の移動経路は、第1のユーザの身体の表面上に設定され得る。例えば、第1のユーザの身体上の始点となる位置から、終点となる位置まで知覚位置が連続的に移動するように、第1のユーザに触覚刺激を提示することが可能となる。若しくは、知覚位置の移動経路は、第1のユーザの身体の第1の面、第1のユーザの身体の内部、及び、当該第1の面と向かい合う第2の面を結ぶ経路として設定することも可能である。ここで、第1の面は、第1のユーザの正面であり、また、第2の面は、第1のユーザの背面であり得る。あるいは、第1の面は、例えば腕などの所定の部位の表側の面であり、また、第2の面は、当該部位の裏側の面であってもよい。例えば移動経路が、第1のユーザの正面における位置、第1のユーザの身体の内部、及び、第1のユーザの背面における位置を結ぶ経路である場合、正面から背面へと身体の内部に突き刺さるような感覚を第1のユーザに提示することができる。
また、知覚位置・強度決定部201は、知覚範囲を設定することも可能である。
さらに、知覚位置・強度決定部201は、知覚位置を、触覚刺激と同期して提供されるコンテンツ(映画やゲームコンテンツ等)に応じたタイミングに対応付けることも可能である。これにより、触覚提示デバイス10Aを用いて、コンテンツを視聴している第1のユーザに対し、所定のタイミングで所定の触覚刺激を与えることが可能となる。
知覚位置・強度決定部201は、まず、指定された知覚位置の近隣に位置する複数(例えば3個)の触覚刺激部100Aを特定する。そして、知覚位置・強度決定部201は、当該複数の触覚刺激部100Aの各々と当該指定された知覚位置との位置関係、及び、指定された知覚強度に基づいて、当該複数の触覚刺激部100Aの各々の出力強度を決定する。すなわち、知覚位置・強度決定部201は、指定された知覚位置及び知覚強度と、近隣に配置されている複数の触覚刺激部100Aとの距離に基づいて、当該複数の触覚刺激部100Aの出力強度を調整する(各触覚刺激部100Aに出力する出力制御信を生成する)。第1のユーザの身体上における目標位置に所定の触覚刺激を提示するための複数の触覚刺激部100Aの出力強度の調整に関しては、PCT/JP2017/14379に記載の技術を用い得る。
例えば、指定された知覚位置の近隣に第1の触覚刺激部100A及び第2の触覚刺激部100Aが位置する場合、知覚位置・強度決定部201は、第1のユーザの身体における第1の触覚刺激部100Aの接触位置と目標の知覚位置との距離に基づいて、第1の触覚刺激部100Aの出力強度を決定する。また、知覚位置・強度決定部201は、第1のユーザの身体における第2の触覚刺激部100Aの接触位置と目標の知覚位置との距離に基づいて、第2の触覚刺激部100Aの出力強度を決定する。
以下、上記の機能についてより詳細に説明する。まず、2個の触覚刺激部100Aの接触位置の間に目標の知覚位置が位置する場合における、当該2個の触覚刺激部100Aの出力強度の調整例について説明する。例えば、知覚位置・強度決定部201は、第1の触覚刺激部100Aの接触位置と第2の触覚刺激部100Aの接触位置との中間位置と、目標の知覚位置との位置関係に基づいて、第1の触覚刺激部100Aの出力強度及び第2の触覚刺激部100Aの出力強度をそれぞれ決定する。
例えば、知覚位置・強度決定部201は、当該中間位置と目標の知覚位置との距離が小さいほど、第1の触覚刺激部100Aの出力強度及び第2の触覚刺激部100Aの出力強度の合計値が大きくなるように、第1の触覚刺激部100A及び第2の触覚刺激部100Aの出力強度を決定してもよい。又は、第2の触覚刺激部100Aの接触位置よりも第1の触覚刺激部100Aの接触位置の近くに目標の知覚位置が位置する場合、知覚位置・強度決定部201は、第1の触覚刺激部100Aの接触位置と目標の知覚位置との距離が大きくなるほど第1の触覚刺激部100Aの出力強度が大きくなるように第1の触覚刺激部100Aの出力強度を決定してもよい。また、第2の触覚刺激部100Aに関しても同様である(つまり、逆の関係になる)。
同時に、知覚位置・強度決定部201は、当該中間位置と目標の知覚位置との位置関係に基づいて、第1の触覚刺激部100Aの出力強度と第2の触覚刺激部100Aの出力強度との比を変更する。
・画面生成部202
画面生成部202は、目標とする知覚位置及び知覚強度の設定画面を生成し得る。設定画面には、触覚提示デバイス10Aに関連する情報として、触覚提示デバイス10Aに設けられた複数の触覚刺激部100Aの位置を示す画像や、触覚提示デバイス10Aの外形を示す画像が表示され、これに対し、第1のユーザは、提示したい触覚刺激の位置(知覚位置)を指定し得る。複数の触覚刺激部100Aの位置は、仮想のものとして第1のユーザが自由に配置できるようにしてもよい。また、複数の触覚刺激部100Aの位置が予め設定されて既知の場合は、各触覚刺激部100Aの位置を示す画像が表示される。また、複数の触覚刺激部100Aの位置が予め設定されて既知であるが利用者には提示しない設定がされている場合(例えば、各触覚刺激部100Aの位置が企業秘密の場合)、触覚提示デバイス10Aの外形のみを示す画像が表示されるようにしてもよい。また、設定画面では、知覚位置の移動経路を入力することが可能である。また、複数の知覚位置(複数の知覚位置の移動経路)を設定することも可能である。また、所定のコンテンツの再生に対応する所定のタイミングで所定位置に触覚刺激を発生させるよう、知覚位置と知覚強度を設定することも可能である。このような設定画面における知覚位置及び知覚強度の指定は、例えば、マウス操作やタッチ操作、3Dポインタ等のコントローラで行われ得る。本実施形態による具体的な設定画面の例については、後に詳しく説明する。
なお、画面生成部202は、知覚位置・強度決定部201により生成された、各触覚刺激部100Aに出力される触覚制御信号(波形)を表示する画面を生成することも可能である。
・出力制御部203
出力制御部203は、知覚位置・強度決定部201の決定内容に従って、触覚提示デバイス10Aに対して触覚刺激の出力制御を行う。これにより、例えば第1のユーザが実際に触覚提示デバイス10Aを着用して体感することで、指定した触覚刺激の効果(知覚効果)を確認することが可能となる。具体的には、出力制御部203は、知覚位置・強度決定部201により決定された所定の複数の触覚刺激部100Aに対し、生成された触覚制御信号を出力(振動の発生を制御)する。また、出力制御部203は、表示装置(ディスプレイ、HMD、プロジェクター、PC、又はスマートフォン等)で再生するコンテンツ(映像)の再生制御、及び当該コンテンツの再生に応じて、設定された所定のタイミングで触覚提示デバイス10Aからの触覚刺激の出力制御を行うことも可能である。また、出力制御部203は、提示する触覚刺激に対応する衝撃音等の音声を、触覚提示デバイス10Aの音声出力部102から再生する制御を行うことも可能である。また、出力制御部203は、画面生成部202により生成された各種画面を、表示部230に表示する制御を行い得る。
(通信部210)
通信部210は、他の装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部210は、出力制御部203の制御に従って、触覚刺激を出力するための触覚制御信号を複数の触覚刺激部100Aの各々(又は触覚提示デバイス10A)へ送信する。また、通信部210は、出力制御部203の制御に従って、再生対象の画像を表示するための表示制御信号を表示装置(不図示)へ送信し、かつ、再生対象の音声を出力するための音声制御信号を触覚提示デバイス10Aの複数の音声出力部102の各々(又は触覚提示デバイス10A)へ送信する。
通信部210は、例えば有線/無線LAN(Local Area Network)、又はWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信、携帯通信網(LTE(Long Term Evolution)、又は3G(第3世代の移動体通信方式))等により他の装置と通信接続する。
(操作入力部220)
操作入力部220は、第1のユーザによる操作指示を受付け、その操作内容を制御部200に出力する。操作入力部220は、タッチセンサ、圧力センサ、若しくは近接センサであってもよい。あるいは、操作入力部220は、キーボード、マウス、ボタン、スイッチ、及びレバーなど、物理的構成であってもよい。
(表示部230)
表示部230は、知覚効果の設定を行える設定画面等を出力する表示装置である。この表示部230は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL((Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示装置であってもよい。
(記憶部240)
記憶部240は、制御部200の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)により実現される。
以上、本実施形態による情報処理装置20の構成について具体的に説明した。なお情報処理装置20の構成は、図4に示す例に限定されない。例えば、情報処理装置20は、複数の装置により構成されていてもよい。また、情報処理装置20は、音声入力部及び音声出力部をさらに有していてもよい。
また、情報処理装置20は、図1に示すようなPCに限定されず、スマートフォン、携帯電話端末、タブレット端末、又は専用端末等により実現されてもよい。また、情報処理装置20の制御部200の少なくとも一部が、ネットワーク上のサーバにより実現されていてもよい。また、表示部230がプロジェクターにより実現され、設定画面等が、壁やテーブル、スクリーン等に投影されるようにしてもよい。この場合、投影画面に対する第1のユーザの操作入力は、別途設けられたカメラにより投影画面に対するタッチ操作が検出されるようにしてもよい。
(知覚効果の設定画面例)
次に、本実施形態による知覚効果の設定画面例について、図5及び図6を参照して具体的に説明する。
図5は、本実施形態による触覚刺激部100Aの位置を設定する設定画面40の一例を示す図である。図5に示すように、設定画面40には、例えばジャケット型の触覚提示デバイス10Aの形状の表示401上に、触覚刺激部100Aを示す表示402a〜402gが表示されている。触覚刺激部100Aを示す表示402a〜402gは、マウス操作、タッチ操作、その他コントローラを用いてカーソル403を操作し、任意の位置に移動させることが可能である。なお、触覚刺激部100Aの位置は既知であってもよい。すなわち既に生成された触覚提示デバイス10Aの3Dデータを取り込み、触覚提示デバイス10Aの外形と、当該触覚提示デバイス10Aに配置されている触覚刺激部100Aの位置を表示するようにしてもよい。
図5に示す例では、一例として正面画像と側面画像を示しているが、さらに背面画像を表示してもよい。また、ユーザ操作に応じて正面画像、側面画像、及び背面画像が切り替えられてもよい。
図6は、本実施形態による知覚効果の設定画面42の一例を示す図である。図6に示すように、設定画面42には、複数の触覚刺激部100Aの配置を示す表示420が表示されている。第1のユーザは、触覚刺激を発生させたい位置(すなわち知覚位置)を、マウス操作等により指定する。指定された位置には、知覚位置表示423が表示される。また、第1のユーザは、知覚位置を連続的に移動させたい場合、その移動経路424も、マウス操作等により指定し得る。また、第1のユーザは、知覚位置の移動速度を設定することも可能である。
また、設定画面42の再生ボタン426を選択すると、知覚位置の移動軌跡を示す動画が再生される。すなわち、知覚位置表示423が移動経路424に沿って移動する動画が再生され得る。これにより第1のユーザは設定内容を確認することが可能となる。また、情報処理装置20は、再生ボタン426が選択された場合に、表示部230に表示する設定画面42で知覚位置の移動軌跡を示す動画を再生すると共に、接続する触覚提示デバイス10Aから、対応する触覚刺激の出力制御を行うようにしてもよい。これにより第1のユーザは、即座に知覚効果のフィードバックを受けることが可能となる。
<2.3.情報処理装置30の構成例>
図7は、本実施形態に係る情報処理装置30の構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、情報処理装置30は、制御部300、通信部310、操作入力部320、表示部330、及び記憶部340を有する。
(制御部300)
制御部300は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置30内の動作全般を制御する。制御部300は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。また、制御部300は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
また、本実施形態による制御部300は、第1の取得部301、第2の取得部302、信号処理部303、通知部304、及び出力制御部305としても機能する。
(1)第1の取得部301
第1の取得部301は、第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報を取得する。第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激とは、情報処理装置20において第1のユーザにより設定された知覚効果である。また、上記制御情報は、情報処理装置20における第1のユーザによる知覚効果の設定結果を示す情報である。以下では、この制御情報を、触覚制御情報とも称する。
触覚制御情報は、基準の触覚刺激部のための触覚制御信号を含む。基準の触覚刺激部とは、情報処理装置20における触覚制御情報の生成の際に、使用されることが想定された触覚刺激部である。典型的には、基準の触覚刺激部とは、触覚提示デバイス10Aの触覚刺激部100Aである。従って、触覚刺激部100Aの特性と触覚刺激部100Bの特性が同一である場合、基準の触覚刺激部のための触覚制御信号が触覚刺激部100Bに入力されると、第1のユーザにより指定された知覚効果が、設定された通りに第2のユーザにより知覚される。なお、基準の触覚刺激部は、触覚刺激部100A以外であってもよく、例えば、仮想的な触覚提示デバイス10の触覚刺激部100であってもよい。
触覚制御情報は、基準の触覚刺激部の特性を示す情報を含む。基準の触覚刺激部の特性は、触覚刺激の出力特性、触覚刺激の伝達特性、配置情報、及びバッテリ情報等を含む。触覚刺激の出力特性としては、例えば、立ち上がり時間及び立ち下り時間等の応答特性、振動の周波数特性、温度の変化特性、力覚の出力特性及び電気刺激の周波数特性等が挙げられる。触覚刺激の伝達特性としては、基準の触覚刺激部により出力される振動、温度又は電気刺激の第1のユーザへの伝達係数が挙げられる。配置情報としては、基準の触覚提示デバイス(例えば、触覚提示デバイス10A)における基準の触覚刺激部の位置、基準の触覚刺激部同士の相対的位置関係、及び基準の触覚刺激部が接触する第1のユーザの部位等が挙げられる。バッテリ情報としては、バッテリ容量、バッテリ残量及びバッテリ消費速度等が挙げられる。なお、バッテリは、基準の触覚刺激部の各々に設けられていてもよいし、複数の基準の触覚刺激部に対応付けて設けられてもよい。
触覚制御情報は、基準の触覚刺激部のための触覚制御信号及び当該基準の触覚刺激部の特性を示す情報が対応付けられた情報を含むことが望ましい。基準の触覚刺激部が複数ある場合には、触覚制御情報は、複数の触覚刺激部の各々の制御信号と特性とが対応付けられた情報を含む。これにより、後述する制御信号の変換処理が可能となる。
第1の取得部301は、触覚制御情報を情報処理装置20から取得してもよい。その場合、第1の取得部301は、第1のユーザにより設定された知覚効果をリアルタイムに取得することができる。他にも、触覚制御情報は、記憶部340に予め記憶されていてもよいし、ネットワーク上のサーバ等に記憶されていてもよい。その場合、第1の取得部301は、記憶部340又はネットワーク上のサーバ等から、触覚制御情報を取得する。第1の取得部301は、触覚制御情報と共に、触覚提示デバイス10Bからの触覚刺激の出力と同期して第2のユーザに提供される、映像又は音楽等のコンテンツを取得してもよい。
基準の触覚刺激部の特性を示す情報は、既知情報であってもよい。例えば、基準の触覚刺激部の特性を示す情報は、記憶部340に予め記憶されていてもよいし、ネットワーク上のサーバ等に記憶されていてもよい。その場合、第1の取得部301は、記憶部340又はネットワーク上のサーバ等から、基準の触覚刺激部の特性を示す情報を取得する。
なお、基準の触覚刺激部のための触覚制御信号を、以下では第1の触覚制御信号とも称する。
第1の取得部301は、触覚制御情報を信号処理部303に出力する。
(2)第2の取得部302
第2の取得部302は、前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部100Bの特性を取得する。触覚刺激部100Bの特性は、触覚刺激の出力特性、触覚刺激の伝達特性、配置情報、及びバッテリ情報等を含む。触覚刺激の出力特性としては、例えば、立ち上がり時間及び立ち下り時間等の応答特性、振動の周波数特性、温度の変化特性、力覚の出力特性及び電気刺激の周波数特性等が挙げられる。触覚刺激の伝達特性としては、触覚刺激部100Bにより出力される振動、温度又は電気刺激の第2のユーザへの伝達係数が挙げられる。配置情報としては、触覚提示デバイス10Bにおける触覚刺激部100Bの位置、触覚刺激部100B同士の相対的位置関係、及び触覚刺激部100Bが接触する第2のユーザの部位等が挙げられる。バッテリ情報としては、バッテリ容量、バッテリ残量及びバッテリ消費速度等が挙げられる。なお、バッテリは、触覚刺激部100Bの各々に設けられていてもよいし、複数の触覚提示デバイス10Bに対応付けて設けられてもよい。
第2の取得部302は、触覚刺激部100Bを動作させながら触覚刺激部100Bの特性を測定してもよい。例えば、第2の取得部302は、所定の触覚制御信号を触覚刺激部100Bに入力して触覚刺激を出力させつつ、出力された触覚刺激を触覚提示デバイス10Bに設けられたセンサ部130により検出させる。そして、第2の取得部302は、上記所定の触覚制御信号とセンサ部130による検出結果とを比較することで、触覚刺激部100Bの特性を測定する。
他にも、第2の取得部302は、電気的に触覚刺激部100Bの特性を測定してもよい。例えば、触覚刺激部100Bが温度を出力可能である場合、第2の取得部302は、電流値と電圧値との関係に基づいて抵抗値を計算し、抵抗値に基づいて触覚刺激部100Bの温度を測定する。
測定された触覚刺激部100Bの特性は、記憶部340に記憶される。その後、第2の取得部302は、測定処理をスキップして、記憶部340から触覚刺激部100Bの特性を取得する。
触覚刺激部100Bの特性を示す情報は、既知情報であってもよい、例えば、触覚刺激部100Bの特性を示す情報は、触覚刺激部100Bに設けられる記憶部(不図示)に予め記憶されていてもよいし、ネットワーク上のサーバ等に記憶されていてもよい。その場合、第2の取得部302は、触覚刺激部100Bに設けられる記憶部又はネットワーク上のサーバ等から、触覚刺激部100Bの特性を示す情報を取得する。
第2の取得部302による触覚刺激部100Bの特性の取得は、情報処理装置30に触覚提示デバイス10Bが接続されたタイミング、又は新たな触覚刺激部100Bが取り付けられたタイミング等に行われる。
第2の取得部302は、触覚提示デバイス10Bの特性を示す情報を信号処理部303に出力する。また、第2の取得部302は、触覚提示デバイス10の特性を測定中であるか否かを示す情報を通知部304に出力する。
(3)信号処理部303
信号処理部303は、触覚制御情報及び触覚刺激部100Bの特性に基づいて、触覚制御情報が示す触覚刺激を第2のユーザに知覚させるための、触覚刺激部100Bに入力される触覚制御信号を生成する。信号処理部303は、触覚刺激部100Bの特性に基づいて触覚制御情報に含まれる第1の触覚制御信号を変換(即ち、変調)することで、かかる触覚制御信号を生成する。生成された触覚制御信号が触覚刺激部100Bに入力されると、触覚刺激部100Bは、触覚制御情報が示す触覚刺激を第2のユーザに知覚させるための触覚刺激を出力する。このようにして、触覚刺激をユーザに提供する際に用いられる触覚提示デバイス10ごとの特性の違いが吸収されるので、第1のユーザにより設定された通りの知覚効果を第2のユーザに知覚させることが可能となる。信号処理部303により生成される触覚制御信号を、以下では第2の触覚制御信号とも称する。
信号処理部303は、基準の触覚刺激部の特性と触覚刺激部100Bの特性との差分に基づき触覚制御情報を変換することで、第2の触覚制御信号を生成する。より詳しくは、信号処理部303は、触覚刺激部100Bの特性と基準の触覚刺激部の特性との差分の逆特性に基づき第1の触覚制御信号を変換することで、第2の触覚制御信号を生成する。これにより、基準の触覚刺激部と触覚刺激部100Bとの特性の違いが吸収されるので、第1のユーザにより設定された通りの知覚効果を第2のユーザに知覚させることが可能となる。以下、変換処理について具体的に説明する。
・強さ
例えば、信号処理部303は、触覚制御情報が示す触覚刺激と強さが同一又は略同一の触覚刺激を第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。詳しくは、信号処理部303は、触覚刺激部100Bの出力特性に基づいて、触覚制御情報が示す触覚刺激の強さに関するひとつ以上の特性の少なくとも一部が同一である触覚刺激を、第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。これにより、第2のユーザに知覚される触覚刺激の強さの絶対値を、第1のユーザによる設定通りにすることが可能となる。触覚刺激の強さの特性としては、複数の周波数帯域の各々における振動強度、温度変化の最大値又は最小値、及び複数の周波数帯域の各々における電気刺激の強度等が挙げられる。
−振動
触覚刺激部100Bにより出力される触覚刺激が振動である場合について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る変換処理の一例を説明するための図である。グラフ50Aは、基準の触覚刺激部の周波数特性を示しており、グラフ50Bは、触覚刺激部100Bの周波数特性を示している。グラフ50A及び50Bの横軸は周波数であり、縦軸は振動強度(加速度)である。これらのグラフを比較すると、グラフ50Bに示した触覚刺激部100Bの周波数特性は、グラフ50Aに示した基準の触覚刺激部の周波数特性と比較して、一部の周波数帯域において大きい振動強度を有することが分かる。
グラフ51Aは、第1の触覚制御信号の周波数特性を示している。グラフ51Aの横軸は周波数であり、縦軸は振動強度である。信号処理部303は、基準の触覚刺激部の周波数特性と触覚刺激部100Bの周波数特性との差分の逆特性を、触覚制御情報に含まれる第1の触覚制御信号に適用(例えば、乗算)することで、第2の触覚制御信号を生成する。図8に示した例では、信号処理部303は、グラフ50Aに示した周波数特性とグラフ50Bに示した周波数特性との差分の逆特性を、グラフ51Aに示した周波数特性を有する第1の触覚制御信号に乗算する。その結果、信号処理部303は、グラフ51Bに示す周波数特性を有する第2の触覚制御信号を生成する。グラフ51Bの横軸は周波数であり、縦軸は振動強度である。グラフ51Aと51Bとを比較すると、グラフ51Bに示した第2の触覚制御信号は、グラフ51Aに示した第1の触覚制御信号と比較して、一部の周波数帯域において振動強度が小さいことが分かる。このような一部の周波数帯域における振動強度の小ささにより、グラフ52A及び52Bに示すように、グラフ50A及び50Bを参照して説明した、基準の触覚刺激部と触覚刺激部100Bとの周波数特性の差分が吸収される。
グラフ52Aは、グラフ51Aに示した第1の触覚制御信号が基準の触覚刺激部に入力された場合に出力される振動の周波数特性を示している。グラフ52Bは、グラフ51Bに示した第2の触覚制御信号が触覚刺激部100Bに入力された場合に出力される振動の周波数特性を示している。グラフ52A及び52Bの横軸は周波数であり、縦軸は振動強度である。図8に示すように、グラフ52Aに示した周波数特性とグラフ52Bに示した周波数特性とは一致している。従って、第2のユーザは、第1のユーザにより設定された通りの知覚効果を知覚することが可能となる。
−温度
触覚刺激部100Bにより出力される触覚刺激が温度である場合について、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る変換処理の一例を説明するための図である。グラフ60Aは、基準の触覚刺激部の温度変化特性を示しており、グラフ60Bは、触覚刺激部100Bの温度変化特性を示している。グラフ60A及び60Bの横軸は入力される電流又は信号の強度であり、縦軸は温度である。グラフ60Aによれば、基準の触覚刺激部は、入力される電流又は信号の強度に応じて温度が上がり、その電流又は信号の強度当たりの上がり幅は電流又は信号の強度によらず一定である。一方で、グラフ60Bによれば、触覚刺激部100Bは、入力される電流又は信号の強度に応じて温度が上がり、その電流又は信号の強度当たりの上がり幅は電流又は信号の強度が上がるほど減衰する。
グラフ61Aは、第1の触覚制御信号の特性を示している。グラフ51Aの横軸は時間であり、縦軸は第1の触覚制御信号として入力される電流又は信号の強度である。信号処理部303は、基準の触覚刺激部の温度変化特性と触覚刺激部100Bの温度変化特性との差分の逆特性を、触覚制御情報に含まれる第1の触覚制御信号に適用(例えば、乗算)することで、第2の触覚制御信号を生成する。図9に示した例では、信号処理部303は、グラフ60Aに示した温度変化特性とグラフ60Bに示した温度変化特性との差分の逆特性を、グラフ61Aに示した特性を有する第1の触覚制御信号に乗算する。その結果、信号処理部303は、グラフ61Bに示す特性を有する第2の触覚制御信号を生成する。グラフ61Bの横軸は時間であり、縦軸は第2の触覚制御信号として入力される電流又は信号の強度である。グラフ61Aによれば、第1の触覚制御信号として入力される電流又は信号の強度は時間の経過と共に上がり、その時間当たりの上がり幅は時間の経過によらず一定である。一方で、グラフ61Bによれば、第2の触覚制御信号として入力される電流又は信号の強度は時間の経過と共に上がり、その時間当たりの上がり幅は時間の経過と共に大きくなる。このような時間当たりの上がり幅の相違により、グラフ62A及び62Bに示すように、グラフ60A及び60Bを参照して説明した、基準の触覚刺激部と触覚刺激部100Bとの温度変化特性の差分が吸収される。
グラフ62Aは、グラフ61Aに示した第1の触覚制御信号が基準の触覚刺激部に入力された場合に出力される温度の時間変化を示している。グラフ62Bは、グラフ61Bに示した第2の触覚制御信号が触覚刺激部100Bに入力された場合に出力される温度の時間変化を示している。グラフ62A及び62Bの横軸は時間であり、縦軸は温度である。図9に示すように、グラフ62Aに示した温度の時間変化とグラフ62Bに示した温度の時間変化とは一致している。従って、第2のユーザは、第1のユーザにより設定された通りの温度の知覚効果を知覚することが可能となる。
・差分
例えば、信号処理部303は、触覚制御情報が示す触覚刺激と強さの最大値と最小値との差分が同一又は略同一の触覚刺激を第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。詳しくは、信号処理部303は、触覚刺激部100Bの出力特性に基づいて、触覚制御情報が示す触覚刺激の強さに関するひとつ以上の特性の最大値と最小値との差分の少なくとも一部が同一である触覚刺激を、第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。これにより、第2のユーザに知覚される触覚刺激の強さの相対値を、第1のユーザによる設定通りにすることが可能となる。
・タイミング
例えば、信号処理部303は、触覚制御情報が示す触覚刺激と同一又は略同一のタイミングで触覚刺激を第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。詳しくは、信号処理部303は、触覚刺激部100Bの応答特性に基づいて、触覚制御情報が示す触覚刺激のタイミングに関するひとつ以上の特性の少なくとも一部が同一である触覚刺激を、第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。なお、触覚刺激のタイミングに関する特性としては、触覚刺激の開始タイミング、触覚刺激の強さが所定の強さに至るタイミング、触覚刺激の強さが減衰するタイミング、及び触覚刺激の終了タイミング等が挙げられる。例えば、信号処理部303は、予め触覚刺激部100Bを動作させるためのオフセットを設定したり、初期動作時に印可される電圧を大きく設定したりする。これにより、第2のユーザに知覚される触覚刺激に関するタイミングを、第1のユーザによる設定通りにすることが可能となる。
・知覚位置
信号処理部303は、触覚制御情報が示す触覚刺激と知覚位置が同一又は略同一となる触覚刺激を第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。詳しくは、信号処理部303は、触覚刺激部100Bの出力特性に基づいて、触覚制御情報が示す触覚刺激と知覚位置の少なくとも一部が同一である触覚刺激を、第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。例えば、信号処理部303は、触覚提示デバイス10Bに設けられた複数の触覚刺激部100Bのうち最も出力強度が低い触覚刺激部100Bに合わせて、第2の触覚制御信号を生成する。詳しくは、信号処理部303は、最も出力強度が低い触覚刺激部100Bにより出力される触覚刺激の強度を基準に、他の触覚刺激部100Bにより出力される触覚刺激の強度を下げる。これにより、第2のユーザに知覚される触覚刺激に知覚位置を、第1のユーザによる設定通りにすることが可能となる。
以上、変換処理について具体的に説明した。信号処理部303は、触覚制御情報及び触覚刺激部100Bの特性以外にも、多様な情報に基づいて上述した変換処理を行い得る。この点について、以下に説明する。
信号処理部303は、触覚刺激部100Bの配置にさらに基づいて、第2の触覚制御信号を生成してもよい。例えば、基準の触覚刺激部と触覚刺激部100Bとで配置が異なる場合がある。その場合に、信号処理部303は、ファントムセンセーションを利用して、触覚制御情報が示す触覚刺激と知覚位置が同一又は略同一となるように、複数の触覚刺激部100Bに入力される第2の触覚制御信号を生成する。そのために、例えば、信号処理部303は、基準の触覚刺激部の特性に基づいて、触覚制御情報に含まれる第1の触覚制御信号を第1のユーザにより設定された知覚効果に逆変換する。そして、信号処理部303は、信号処理部303は、触覚刺激部100Bの特性を加味しつつ、情報処理装置20の知覚位置・強度決定部201と同様の動作を行う。詳しくは、信号処理部303は、逆変換の結果得られた知覚位置及び知覚強度に応じて、(指定された知覚位置で指定された知覚強度を知覚するよう)目標の知覚位置に対応する複数の触覚刺激部100Bに対する振動強度を決定(算出)し、複数の触覚刺激部100Bに出力する第2の触覚制御信号を生成する。これにより、基準の触覚刺激部と触覚刺激部100Bとで配置が異なる場合や、触覚提示デバイスの種類自体がそもそも異なる場合にも、第1のユーザによる設定通りの知覚効果を第2のユーザに知覚させることが可能となる。
信号処理部303は、触覚刺激部100Bにより出力される触覚刺激の第2のユーザへの伝達特性にさらに基づいて、第2の触覚制御信号を生成してもよい。より詳しくは、信号処理部303は、基準の触覚刺激部の伝達特性と触覚刺激部100Bの伝達特性との差分に基づき触覚制御情報を変換することで、第2の触覚制御信号を生成する。伝達特性は、触覚刺激部100Bとユーザとの接触面積、接触の圧力、触覚刺激部100Bとユーザとの間に介在する物体(例えば、ベスト型の触覚提示デバイス10Bであれば布)の材質等によって異なり得る。伝達特性に応じた変換処理が行われることで、基準の触覚刺激部と触覚刺激部100Bとの伝達特性の差分が吸収されるので、第1のユーザにより設定された通りの知覚効果を第2のユーザに知覚させることが可能となる。
信号処理部303は、触覚刺激部100Bに対応付けられたバッテリの残量に基づいて、第2の触覚制御信号を生成してもよい。例えば、信号処理部303は、触覚提示デバイス10Bに設けられた複数の触覚刺激部100Bのうち最もバッテリ残量が低い触覚刺激部100Bに合わせて、第2の触覚制御信号を生成する。詳しくは、信号処理部303は、最もバッテリ残量が低い触覚刺激部100Bが所定時間動作可能な程度に、複数の触覚刺激部100B全体で触覚刺激の強度を低める。これにより、過度なバッテリ消費が抑制されるので、安定的に触覚刺激を第2のユーザに知覚させることが可能となる。
・補足
触覚制御情報が示す触覚刺激の種類と触覚刺激部100Bにより出力される触覚刺激の種類とは、典型的には同一であるが、異なっていてもよい。例えば、触覚制御情報が示す触覚刺激の種類が振動であり、触覚刺激部100Bにより出力される触覚刺激が電気刺激であってもよい。その場合、信号処理部303は、例えば触覚制御情報が示す振動の周波数特性と同一又は略同一の周波数特性を有する電気刺激を第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する。これにより、基準の触覚刺激部と触覚刺激部100Bとで出力可能な触覚刺激の種類が異なる場合であっても、設定された通りの知覚効果を第2のユーザに疑似的に知覚させることが可能となる。
信号処理部303は、触覚制御情報から第2の触覚制御信号を生成する生成ルールを記録し、再利用してもよい。生成ルールとしては、例えば、上述した変換処理における、基準の触覚刺激部の周波数特性と触覚刺激部100Bの周波数特性との差分の逆特性が挙げられる。例えば、信号処理部303は、上述した変換処理を一旦実行すると、生成ルールを記憶部340に記憶しておき、触覚提示デバイス10Bが付け替えられるまで同じ生成ルールを流用する。これにより、上述した変換処理における処理負荷を軽減することが可能となる。
複数の触覚提示デバイス10Bが組み合わされて第2のユーザに使用される場合、信号処理部303は、かかる組み合わせに応じて第2の触覚制御信号を生成してもよい。その場合、信号処理部303は、例えば、最も能力の低い触覚提示デバイス10Bに合わせて他の触覚提示デバイス10Bも動作するよう、第2の触覚制御信号を生成する。
触覚提示デバイス10Bに設けられた複数の触覚刺激部100Bの一部は、動作しなくてもよい。換言すると、信号処理部303は、触覚提示デバイス10Bに設けられた複数の触覚刺激部100Bのうち一部を動作させるための第2の触覚制御信号を生成してもよい。触覚刺激部100Bの動作可否は、例えば、触覚刺激部100Bの能力や特性に応じて選択され得る。
(4)通知部304
通知部304は、触覚提示デバイス10Bの出力制御に関する情報を第2のユーザに通知する。例えば、新たな触覚刺激部100Bが触覚提示デバイス10Bに取り付けられた場合、通知部304は、その旨を示す情報を第2のユーザに通知してもよい。また、第2の取得部302により触覚刺激部100Bの特性が測定される場合、通知部304は、触覚刺激部100Bの特性を測定中であることを示す情報を第2のユーザに通知してもよい。測定の際には、測定のための触覚刺激が出力され得る。その場合、かかる情報が通知されることにより、ユーザは、触覚制御情報に従って出力される触覚刺激と測定のために出力される触覚刺激とを区別することが可能となる。第2の取得部302による触覚刺激部100Bの特性の取得の際に、表示部330に表示され得る通知画面の一例を、図10を参照して説明する。
図10は、本実施形態に係る触覚刺激部の特性の取得に関する通知画面の一例を示す図である。図10では、触覚刺激部100Bが付け替えられたタイミングに表示される通知画面の一例が示されている。通知画面70は、付け替え後の触覚刺激部100Bの候補である振動出力装置A、振動出力装置B及び電気刺激出力装置の各々を示すアイコン701〜703を含む。通知画面70では、振動出力装置Aのアイコン701以外はグレーアウトされているから、振動出力装置Aが新たに触覚提示デバイス10Bに取り付けられたことを示している。通知画面71は、付け替え後の触覚刺激部100Bの候補である振動出力装置A、振動出力装置B及び電気刺激出力装置の各々を示すアイコン711〜713を含み、ユーザによるアイコンの選択操作を受け付ける画面である。ユーザは、これらの中から付け替え後の触覚刺激部100Bに対応するアイコンを選択することができる。通知画面72は、付け替え後の触覚刺激部100Bの特性を測定中であること、及びその進捗を示すプログレスバー721を含む。なお、図10に示した各々の通知画面は、任意の画面を背景としてポップアップ表示されてもよい。
同様の通知画面は、情報処理装置20により表示されてもよい。即ち、触覚提示デバイス10Aに設けられた触覚刺激部100Aが変更されたタイミングで、図10に示した通知画面が同様に表示されてもよい。
通知部304は、第2のユーザに通知すべき情報(例えば、上述した通知画面の画像)を、出力制御部305に出力する。
(5)出力制御部305
出力制御部305は、信号処理部303により生成された第2の触覚制御信号に基づいて触覚提示デバイス10Bに対して触覚刺激の出力制御を行う。詳しくは、出力制御部305は、信号処理部303により生成された第2の触覚制御信号を、対象の触覚刺激部100Bに出力する。また、出力制御部305は、表示装置(ディスプレイ、HMD、プロジェクター、PC、又はスマートフォン等)で再生するコンテンツ(映像)の再生制御、及び当該コンテンツの再生に応じて、設定された所定のタイミングで触覚提示デバイス10Bからの触覚刺激の出力制御を行うことも可能である。また、出力制御部305は、提示する触覚刺激に対応する衝撃音等の音声を、触覚提示デバイス10Bの音声出力部102から再生する制御を行うことも可能である。また、出力制御部305は、通知部304により生成された通知画面を、表示部330に表示する制御を行い得る。
(通信部310)
通信部310は、他の装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部310は、出力制御部305の制御に従って、触覚刺激を出力するための触覚制御信号を複数の触覚刺激部100Bの各々(又は触覚提示デバイス10B)へ送信する。また、通信部310は、出力制御部305の制御に従って、再生対象の画像を表示するための表示制御信号を表示装置(不図示)へ送信し、かつ、再生対象の音声を出力するための音声制御信号を触覚提示デバイス10Bの複数の音声出力部102の各々(又は触覚提示デバイス10B)へ送信する。
通信部310は、例えば有線/無線LAN(Local Area Network)、又はWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信、携帯通信網(LTE(Long Term Evolution)、又は3G(第3世代の移動体通信方式))等により他の装置と通信接続する。
(操作入力部320)
操作入力部320は、ユーザによる操作指示を受付け、その操作内容を制御部300に出力する。操作入力部320は、タッチセンサ、圧力センサ、若しくは近接センサであってもよい。あるいは、操作入力部320は、キーボード、マウス、ボタン、スイッチ、及びレバーなど、物理的構成であってもよい。
(表示部330)
表示部330は、知覚効果の設定を行える設定画面等を出力する表示装置である。この表示部330は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL((Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示装置であってもよい。
(記憶部340)
記憶部340は、制御部300の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)により実現される。
以上、本実施形態による情報処理装置30の構成について具体的に説明した。なお情報処理装置30の構成は、図7に示す例に限定されない。例えば、情報処理装置30は、複数の装置により構成されていてもよい。
また、情報処理装置30は、図1に示すようなPCに限定されず、スマートフォン、携帯電話端末、タブレット端末、又は専用端末等により実現されてもよい。また、情報処理装置30の制御部300の少なくとも一部が、ネットワーク上のサーバにより実現されていてもよい。また、表示部330がプロジェクターにより実現され、通知画面等が、壁やテーブル、スクリーン等に投影されるようにしてもよい。この場合、投影画面に対するユーザの操作入力は、別途設けられたカメラにより投影画面に対するタッチ操作が検出されるようにしてもよい。
<<3.処理の流れ>>
以下、図11を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置30により実行される触覚刺激の出力制御処理の流れの一例を説明する。図11は、本実施形態に係る情報処理装置30により実行される触覚刺激の出力制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、第2の取得部302は、触覚提示デバイス10Bに設けられたひとつ以上の触覚刺激部100Bの特性を示す情報を取得する(ステップS102)。次いで、第1の取得部301は、第1のユーザによる知覚効果の設定結果を示す触覚制御情報を取得する(ステップS104)。触覚制御情報は、第1の触覚制御信号を含む。触覚制御情報は、第1の触覚制御信号及び基準の触覚刺激部の特性を示す情報が対応付けられた情報を含んでいてもよい。
そして、信号処理部303は、取得した触覚刺激部100Bの特性を示す情報、及び触覚制御情報に基づいて、触覚制御情報が示す触覚刺激を第2のユーザに知覚させるための第2の触覚制御信号を生成する(ステップS106)。詳しくは、信号処理部303は、基準の触覚刺激部の特性と触覚刺激部100Bの特性との差分に基づき触覚制御情報に含まれる第1の触覚制御信号を変換することで、第2の触覚制御信号を生成する。
その後、出力制御部305は、第2の触覚制御信号に基づく触覚刺激を触覚提示デバイス10Bに提示させる(ステップS108)。詳しくは、出力制御部305は、第2の触覚制御信号を触覚刺激部100Bに出力することで、触覚刺激部100Bにより触覚刺激を出力させる。
以上、触覚刺激の出力制御処理の流れの一例を説明した。以上説明した処理により、第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激を、設定された通りに第2のユーザに知覚させることが可能となる。
<<4.まとめ>>
以上、図1〜図11を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、本実施形態に係る情報処理装置30は、第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する触覚制御情報、及び第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部100Bの特性を示す情報を取得する。そして、情報処理装置30は、触覚制御情報及び触覚刺激部100Bの特性に基づいて、触覚制御情報が示す触覚刺激を第2のユーザに知覚させるための、触覚刺激部100Bに入力される第2の触覚制御信号を生成する。これにより、触覚刺激をユーザに提供する際に用いられる触覚提示デバイス10ごとの特性の違いを吸収されるので、第2のユーザは、第1のユーザにより設定された通りの知覚効果を知覚することが可能となる。このようにして、ユーザ体験の劣化が抑制される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、触覚制御情報は、第1の触覚制御信号を含むものとして説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、触覚制御情報は、第1の触覚制御信号に代えて、第1のユーザにより設定された知覚効果を示す情報を含んでいてもよい。その場合、情報処理装置30の信号処理部303は、触覚刺激部100Bの特性を加味しつつ、情報処理装置20の知覚位置・強度決定部201と同様の動作を行う。詳しくは、信号処理部303は、第1のユーザにより指定された知覚位置及び知覚強度に応じて、(指定された知覚位置で指定された知覚強度を知覚するよう)目標の知覚位置に対応する複数の触覚刺激部100Bに対する振動強度を決定(算出)し、複数の触覚刺激部100Bに出力する第2の触覚制御信号を生成する。
また、上記実施形態では、触覚提示デバイス10A及び10B、並びに情報処理装置20及び30がそれぞれ独立した装置であるものとして説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、触覚提示デバイス10Aと情報処理装置20とが一体的に構成されてもよいし、触覚提示デバイス10Bと情報処理装置30とが一体的に構成されてもよいし、情報処理装置20と情報処理装置30とが一体的に構成されてもよい。
また、上記実施形態では、触覚提示デバイス10A及び10B、並びに第1のユーザ及び第2のユーザがそれぞれ別体であるものとして説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、第1のユーザと第2のユーザとは同一人物であってもよく、触覚提示デバイス10Aと触覚提示デバイス10Bとは同一の触覚提示デバイス10であってもよい。その場合、ユーザは、触覚提示デバイス10を装着して、知覚効果を設定すると共に、設定した知覚効果をリアルタイムに体感する。その際、ユーザが装着した触覚提示デバイス10の触覚刺激部100の特性に基づいて、触覚刺激部100の特性を吸収した触覚制御信号が生成されて、触覚提示デバイス10の触覚刺激部100に入力される。これにより、ユーザは、触覚提示デバイス10の特性に依存しない、知覚効果を設定することができる。また、ユーザは、触覚提示デバイス10の触覚刺激部100を付け替えながら、反復的に知覚効果を調整することもできる。このようにして、ユーザは、あらゆる触覚提示デバイス10のための知覚効果を簡単にデザインすることが可能となる。
また、本明細書の装置(例えば、触覚提示デバイス10、情報処理装置20、又は情報処理装置30)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、制御部110、制御部200及び/又は制御部300)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、触覚提示デバイス10のためのモジュール、情報処理装置20のためのモジュール、又は情報処理装置30のためのモジュール)も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、制御部110、制御部200及び/又は制御部300など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、又は上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成する制御部、
を備える情報処理装置。
(2)
前記制御部は、基準の触覚刺激部の特性と前記触覚刺激部の特性との差分に基づき前記制御情報を変換することで、前記制御信号を生成する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御情報は、前記基準の触覚刺激部のための制御信号及び前記基準の触覚刺激部の特性を示す情報が対応付けられた情報を含む、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記制御情報が示す触覚刺激と強さが同一又は略同一の触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための前記制御信号を生成する、前記(2)又は(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記触覚刺激部により出力される触覚刺激は、振動であり、
前記制御部は、前記基準の触覚刺激部の周波数特性と前記触覚刺激部の周波数特性との差分の逆特性を、前記制御情報に含まれる制御信号に適用することで、前記制御信号を生成する、前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記触覚刺激部により出力される触覚刺激は、温度であり、
前記制御部は、前記基準の触覚刺激部の温度変化特性と前記触覚刺激部の温度変化特性との差分の逆特性を、前記制御情報に含まれる制御信号に適用することで、前記制御信号を生成する、前記(4)に記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、前記制御情報が示す触覚刺激と強さの最大値と最小値との差分が同一又は略同一の触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための前記制御信号を生成する、前記(2)〜(6)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、前記制御情報が示す触覚刺激と同一又は略同一のタイミングで触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための前記制御信号を生成する、前記(2)〜(7)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記制御情報が示す触覚刺激と知覚位置が同一又は略同一となる触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための前記制御信号を生成する、前記(2)〜(8)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、前記触覚刺激部の配置にさらに基づいて、前記制御信号を生成する、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
前記制御部は、前記触覚刺激部により出力される触覚刺激の前記第2のユーザへの伝達特性にさらに基づいて、前記制御信号を生成する、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(12)
前記制御部は、前記触覚刺激部に対応付けられたバッテリの残量に基づいて、前記制御信号を生成する、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(13)
前記制御部は、前記触覚刺激部を動作させながら前記触覚刺激部の特性を測定する、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(14)
前記制御部は、前記触覚刺激部の特性を測定中であることを示す情報を前記第2のユーザに通知する、前記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記制御情報が示す触覚刺激の種類と前記触覚刺激部により出力される触覚刺激の種類とは異なる、前記(1)〜(14)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(16)
前記制御部は、前記制御情報から前記制御信号を生成する生成ルールを記録し、再利用する、前記(1)〜(15)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(17)
第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成すること、
を含むプロセッサにより実行される情報処理方法。
(18)
コンピュータを、
第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成する制御部、
として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
10 触覚提示デバイス
100 触覚刺激部
102 音声出力部
110 制御部
120 通信部
130 センサ部
20 情報処理装置
200 制御部
201 知覚位置・強度決定部
202 画面生成部
203 出力制御部
210 通信部
220 操作入力部
230 表示部
240 記憶部
30 情報処理装置
300 制御部
301 第1の取得部
302 第2の取得部
303 信号処理部
304 通知部
305 出力制御部
310 通信部
320 操作入力部
330 表示部
340 記憶部

Claims (18)

  1. 第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成する制御部、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記制御部は、基準の触覚刺激部の特性と前記触覚刺激部の特性との差分に基づき前記制御情報を変換することで、前記制御信号を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御情報は、前記基準の触覚刺激部のための制御信号及び前記基準の触覚刺激部の特性を示す情報が対応付けられた情報を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記制御情報が示す触覚刺激と強さが同一又は略同一の触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための前記制御信号を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記触覚刺激部により出力される触覚刺激は、振動であり、
    前記制御部は、前記基準の触覚刺激部の周波数特性と前記触覚刺激部の周波数特性との差分の逆特性を、前記制御情報に含まれる制御信号に適用することで、前記制御信号を生成する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記触覚刺激部により出力される触覚刺激は、温度であり、
    前記制御部は、前記基準の触覚刺激部の温度変化特性と前記触覚刺激部の温度変化特性との差分の逆特性を、前記制御情報に含まれる制御信号に適用することで、前記制御信号を生成する、請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記制御情報が示す触覚刺激と強さの最大値と最小値との差分が同一又は略同一の触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための前記制御信号を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記制御情報が示す触覚刺激と同一又は略同一のタイミングで触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための前記制御信号を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記制御情報が示す触覚刺激と知覚位置が同一又は略同一となる触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための前記制御信号を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記触覚刺激部の配置にさらに基づいて、前記制御信号を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記触覚刺激部により出力される触覚刺激の前記第2のユーザへの伝達特性にさらに基づいて、前記制御信号を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、前記触覚刺激部に対応付けられたバッテリの残量に基づいて、前記制御信号を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記制御部は、前記触覚刺激部を動作させながら前記触覚刺激部の特性を測定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 前記制御部は、前記触覚刺激部の特性を測定中であることを示す情報を前記第2のユーザに通知する、請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記制御情報が示す触覚刺激の種類と前記触覚刺激部により出力される触覚刺激の種類とは異なる、請求項1に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、前記制御情報から前記制御信号を生成する生成ルールを記録し、再利用する、請求項1に記載の情報処理装置。
  17. 第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成すること、
    を含むプロセッサにより実行される情報処理方法。
  18. コンピュータを、
    第1のユーザにより設定された第2のユーザに知覚されるべき触覚刺激に関する制御情報、及び前記第2のユーザに触覚刺激を出力する触覚刺激部の特性に基づいて、前記制御情報が示す触覚刺激を前記第2のユーザに知覚させるための、前記触覚刺激部に入力される制御信号を生成する制御部、
    として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体。
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