JP2019144017A - 電流センサ - Google Patents

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竜麿 堀
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エイドリアン ロー
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功 松本
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尚宏 ▲浜▼村
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Takashi Osada
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正史 上
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Abstract

【課題】外乱磁界の影響を受けにくい小型の電流センサを提供する。【解決手段】y方向を感磁方向とし、x方向におけるサイズよりもz方向におけるサイズの方が大きい可飽和磁性体Mと、y方向が軸方向となるよう可飽和磁性体Mに巻回された検出コイルCと、測定対象電流Iによって可飽和磁性体Mにy方向の磁束を発生させるバスバーBと、磁束の磁路であり、z方向から可飽和磁性体Mを覆うことなく、x方向及びy方向から可飽和磁性体Mを取り囲む環状のコア20と備える。本発明によれば、コア20が環状構造を有していることから、x方向に及びy方向からの外乱磁界をコア20によって遮蔽することができるとともに、z方向から見た可飽和磁性体Mの露出面積が低減されていることから、z方向からの外乱磁界の影響が抑えられる。これにより、外乱磁界の影響を受けにくい小型の電流センサを提供することが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は電流センサに関し、特に、測定対象電流によって発生する磁束の磁路となるコアと磁気センサを備えた電流センサに関する。
磁気センサを用いた電流センサとしては、特許文献1及び2に記載された電流センサが知られている。特許文献1及び2に記載された電流センサは、測定対象電流が流れるバスバーと、バスバーからの磁束を受ける磁気センサと、磁束の磁路となるコアを備えている。
しかしながら、特許文献1に記載された電流センサは、コアに設けられたギャップ間に磁気センサが配置される構成を有していることから、コアに外乱磁界が侵入すると、その一部が磁気センサに印加されてしまう。このため、特許文献1に記載された電流センサは、外乱磁界の影響を受けやすいという問題を有している。
これに対し、特許文献2に記載された電流センサは、コアが箱形形状を有しており、磁気センサのほぼ全面がコアによって覆われる構成を有していることから、外乱磁界の影響を受けにくい。
特許第3301526号公報 特許第5006511号公報
しかしながら、特許文献2に記載された電流センサは、箱形形状を有する大型のコアを使用する必要があることから、小型化に適さないという問題があった。
したがって、本発明は、外乱磁界の影響を受けにくい小型の電流センサを提供することを目的とする。
本発明による電流センサは、第1の方向を感磁方向とし、第1の方向と直交する第2の方向におけるサイズが第1の大きさであり、第1及び第2の方向と直交する第3の方向におけるサイズが第1の大きさよりも大きい第2の大きさである可飽和磁性体と、第1の方向が軸方向となるよう、可飽和磁性体に巻回された検出コイルと、測定対象電流によって可飽和磁性体に第1の方向の磁束を与えるバスバーと、磁束の磁路であり、第3の方向から可飽和磁性体を覆うことなく、第1及び第2の方向から可飽和磁性体を取り囲む環状のコアと備えることを特徴とする。
本発明によれば、コアが環状構造を有していることから、第1及び第2の方向からの外乱磁界をコアによって遮蔽することができるとともに、第3の方向から見た可飽和磁性体の露出面積が低減されていることから、第3の方向からの外乱磁界の影響が抑えられる。これにより、外乱磁界の影響を受けにくい小型の電流センサを提供することが可能となる。
本発明において、バスバーは、測定対象電流が互いに逆方向に流れ、可飽和磁性体を第2の方向から挟む第1及び第2の電流経路を有していても構わない。これによれば、バスバーによって発生する磁束を効率よく可飽和磁性体に印加することが可能となる。
本発明において、可飽和磁性体はアモルファス磁性金属からなるものであっても構わない。これによれば、高い検出感度を得ることが可能となる。
このように、本発明によれば、外乱磁界の影響を受けにくい小型の電流センサを提供することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態による電流センサ10の構成を示す略斜視図である。 図2は、電流センサ10をx方向から見た側面図である。 図3は、電流センサ10をy方向から見た正面図である。 図4は、電流センサ10をz方向から見た上面図である。 図5は、磁気センサSの構造を説明するための略斜視図である。 図6は、測定対象電流Iによって生じる磁束φiの流れを説明するための模式図である。 図7は、x方向の外乱磁界が生じた場合における磁束φxの流れを説明するための模式図である。 図8は、y方向の外乱磁界が生じた場合における磁束φyの流れを説明するための模式図である。 図9は、電流センサ10の効果を説明するためのグラフである。 図10は、比較例による電流センサ10Aの構成を示す略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による電流センサ10の構成を示す略斜視図である。また、図2は電流センサ10をx方向から見た側面図であり、図3は電流センサ10をy方向から見た正面図であり、図4は電流センサ10をz方向から見た上面図である。
本実施形態による電流センサ10は、フラックスゲート型の磁気センサを用いた電流センサであり、図1〜図4に示すように、y方向を感磁方向とするフラックスゲート型の磁気センサSと、磁気センサSをx方向及びy方向から取り囲む環状のコア20と、測定対象電流Iが流れるバスバーBを備えている。
磁気センサSは、図5に示すように、y方向を長手方向とする可飽和磁性体Mに検出コイルCが巻回された構成を有している。可飽和磁性体Mの材料については特に限定されないが、アモルファス磁性金属を用いることが好ましい。アモルファス磁性金属は、単層構造であっても構わないし、複数のアモルファス磁性金属膜を厚み方向に積層した構造であっても構わない。ここで、可飽和磁性体Mのx方向におけるサイズをLx、y方向におけるサイズをLy、z方向におけるサイズをLzとした場合、Ly>Lz>Lxである。
磁気センサSは、y方向を長手方向とする可飽和磁性体Mに検出コイルCが巻回された構成を有していることから、y方向の磁界に応じて検出コイルCのインダクタンスが変化する。つまり、磁気センサSの感磁方向はy方向である。検出コイルCの両端S1,S2は、図示しない検出回路に接続される。
コア20は、フェライトやパーマロイなどの高透磁率材料からなる環状体であり、測定対象電流Iによって発生する磁束の磁路として機能する。コア20は、磁気センサSをy方向における両側から覆う壁状部21,22と、磁気センサSをx方向における両側から覆う壁状部23,24からなり、これにより、磁気センサSはコア20によってx方向及びy方向から取り囲まれる。これに対し、コア20は磁気センサSをz方向から覆う部分を有しておらず、このためz方向から見ると磁気センサSが露出した状態である。
バスバーBは、測定対象電流Iが流れる電流経路であり、z方向に延在する第1及び第2の電流経路B1,B2と、x方向に延在し、電流経路B1と電流経路B2を接続する第3の電流経路B3とを有している。これにより、第1の電流経路B1と第2の電流経路B2には、測定対象電流Iが互いに逆方向に流れる。バスバーBの電流経路B1は、磁気センサSとコア20の壁状部24の間に配置され、バスバーBの電流経路B2は、磁気センサSとコア20の壁状部23の間に配置される。これにより、可飽和磁性体Mは、電流経路B1,B2によってx方向から挟まれることになる。
そして、バスバーBに測定対象電流Iが流れると、図6に示すように、z方向から見て、バスバーBの電流経路B1には左回り(反時計回り)の磁束φiが発生し、バスバーBの電流経路B2には右回り(時計回り)の磁束φiが発生する。磁束φiの大部分はコア20に沿って流れるため、壁状部23,24における磁束φiの向きは互いに同じとなる。そして、壁状部22に達した磁束φiは、壁状部22のx方向における略中央部でぶつかり、磁気センサSを構成する可飽和磁性体Mに印加される。そして、可飽和磁性体Mをy方向に通過した磁束φiは、壁状部21のx方向における略中央部に印加され、左右に分配される。これにより、バスバーBから生じる磁束φiが効率よく可飽和磁性体Mに印加される。そして、可飽和磁性体Mのインダクタンスの変化は、検出コイルCの両端S1,S2に接続された図示しない検出回路によって検出され、これにより、測定対象電流Iの電流量が算出される。
図7及び図8は、それぞれx方向及びy方向の外乱磁界が生じた場合における磁束φx,φyの流れを説明するための模式図である。
図7に示すように、x方向の外乱磁界による磁束φxがコア20の壁状部24に与えられた場合、コア20の壁状部21,22には同方向に磁束φxが流れ、その後、壁状部23から磁束φxが抜けていく。また、図8に示すように、y方向の外乱磁界による磁束φyがコア20の壁状部21に与えられた場合、コア20の壁状部23,24には同方向に磁束φyが流れ、その後、壁状部22から磁束φyが抜けていく。このように、本実施形態においては、x方向又はy方向の外乱磁界が生じている場合であっても、環状構造を有するコア20を介して磁束φx,φyがバイパスすることから、外乱磁界による磁束φx,φyが磁気センサSに印加されることがない。つまり、x方向又はy方向の外乱磁界については、コア20によって効果的にシールドされる。
これに対し、コア20はz方向が開放されていることから、z方向の外乱磁界についてはコア20によってシールドすることができない。しかしながら、本実施形態による電流センサ10は、感磁方向をy方向に向けた状態で、z方向から見た可飽和磁性体Mの露出面積が最小となるよう、可飽和磁性体Mを立てて配置していることから、可飽和磁性体Mがz方向の外乱磁界に晒される面積が最小限となる。これにより、z方向の外乱磁界による影響を最小限に抑えることが可能となる。
図9は、本実施形態の効果を説明するためのグラフであり、特性aは本実施形態による電流センサ10の特性を示し、特性bは図10に示す比較例による電流センサ10Aの特性を示す。図10に示すように、比較例による電流センサ10Aは、Ly>Lx>Lzであり、本実施形態による電流センサ10と比べると、可飽和磁性体Mを90°寝かせた状態で配置している点において相違している。
図9は、外乱磁界の強度と電流センサ10のオフセット量、つまり、検出誤差との関係を示している。図9に示すように、本実施形態による電流センサ10は、比較例による電流センサ10Aと比べてオフセット量が小さく、これにより、外乱磁界の影響を受けにくいことが分かる。
以上説明したように、本実施形態による電流センサ10は、コア20が環状構造を有していることから、x方向及びy方向からの外乱磁界をコア20によって遮蔽することができるとともに、コア20のサイズを小型化することができる。しかも、z方向から見た可飽和磁性体Mの露出面積が低減されていることから、z方向からの外乱磁界が可飽和磁性体Mに印加されにくい。小型化を実現しつつ、バスバーBに流れる測定対象電流Iをより正確に測定することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、z方向から見た可飽和磁性体Mの露出面積が最小となるよう、可飽和磁性体Mを立てて配置しているが、可飽和磁性体Mを厳密に立てて配置することは必須でなく、感磁方向であるy方向を軸として多少の傾きを持って配置しても構わない。
10,10A 電流センサ
20 コア
21〜24 壁状部
24 壁状部
B バスバー
B1 第1の電流経路
B2 第2の電流経路
B3 第3の電流経路
C 検出コイル
I 測定対象電流
M 可飽和磁性体
S 磁気センサ
S1,S2 検出コイルの両端
φi,φx,φy 磁束

Claims (3)

  1. 第1の方向を感磁方向とし、前記第1の方向と直交する第2の方向におけるサイズが第1の大きさであり、前記第1及び第2の方向と直交する第3の方向におけるサイズが前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさである可飽和磁性体と、
    前記第1の方向が軸方向となるよう、前記可飽和磁性体に巻回された検出コイルと、
    測定対象電流によって前記可飽和磁性体に前記第1の方向の磁束を与えるバスバーと、
    前記磁束の磁路であり、前記第3の方向から前記可飽和磁性体を覆うことなく、前記第1及び第2の方向から前記可飽和磁性体を取り囲む環状のコアと、備えることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記バスバーは、前記測定対象電流が互いに逆方向に流れ、前記可飽和磁性体を前記第2の方向から挟む第1及び第2の電流経路を有していることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記可飽和磁性体がアモルファス磁性金属からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の電流センサ。
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