JP2019141992A - 傘歯車のバリ取り方法および対応ソフトウェアを有するバリ取り用のcnc歯車切削機 - Google Patents

傘歯車のバリ取り方法および対応ソフトウェアを有するバリ取り用のcnc歯車切削機 Download PDF

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Abstract

【課題】バリ取り工具を破損することなく少ない労力で可能な限り効率的にバリ取りを実行できるような傘歯車のバリ取り方法および対応ソフトウェアを有するCNC傘歯車用歯車切削機を提供する。【解決手段】バリ取りスピンドル軸まわりにバリ取り工具を回転駆動する。ワークピーススピンドル軸まわりに傘歯車10を回転駆動する。バリ取り工具の回転駆動と傘歯車10の回転駆動とが、逆カップリング伝達比を伴う連結態様で生じる。刃先が傘歯車10に対して相対的な飛行移動を行う連続的なバリ取り方法である。相対的な飛行移動は、ハイポサイクロイドによって定義される。歯縁11.1,11.2と刃先との切削接触によって、傘歯車の踵Feおよび/または傘歯車のつま先Zeの領域内で歯隙間14の少なくとも1つの歯縁11.1,11.2のバリを除去する。【選択図】図2

Description

本発明は、傘歯車のバリ取り方法および対応ソフトウェアを有するバリ取り用のCNC歯車切削機に関する。
傘歯車の製造においては、バリ(ここでは一次バリとも呼ばれる)が、例えば切削加工によって歯の外端に生じることがある。けがの危険性が高いだけでなく、傘歯車を硬化させたときに完全に硬化する危険性もあるため、これらの歯縁は面取り/バリ取りの範囲内で面取部としてよく除去される。
ここで記載されている面取りでは、配置にもよるが、一次バリの除去の際に二次バリが傘歯車に生じることがある。その刃先が歯隙間から出て外側へ案内されたバリ取り工具を使用して一次バリ取りを行うと、図1Aに示されるように、二次バリが傘歯車の外周に生じることとなる。対照的に、一次バリ取り中にバリ取り工具が傘歯車10の基部Fから頭部Kに(歯隙間14内へ)案内される場合、二次バリは傘歯車10の機能領域に生じる。したがって、大量生産では、一次バリ取りは、図1Aにおいてブロック矢印P1によって示されるように、ほとんどの場合内側から外側へと行われる。
対応例を図1Aに示す。一次バリは、主に凹状の側面16.rの歯縁11.1で発生する。なぜなら、この凹状の側面16.rは、傘歯車の歯10の後面17と相対的に鋭角γを一般に形成するからである。この歯縁11.1で(例えばブラシを使用することによって)除去された場合のみ、非常に鋭い歯縁11.1が立ったままとなる。従って、面取部は、通常、少なくとも歯縁11.1の領域で面取りされることによって形成される。
歯縁11.1の面取り後の状況が図1Aの傘歯車10に基づいて図1Bに示されている。第1の面取部12の輪郭は、図1Bで概略的に見ることができる。図1Bからも確認できるように、二次バリ21は第1の面取部12に沿って形成され得る。
しかしながら、二次バリ21は、常に発生するわけではない。例えば、ここではバリ取り工具の刃先の品質との関係を示す。バリ取り工具が鋭い刃先を有する限り、一次バリ取りは比較的確実に行われる。刃先が鈍くなるにつれて、傘歯車10の材料は切削されずに変位する。この場合、二次バリが発生しやすくなる。歯縁は通常、傘歯車の歯15.r,15.l間の例えば傘歯車10の踵Feに線形的な輪郭を有していないので、面取り中に除去される切削屑の厚さは様々である。このため、二次バリが発生することがある。
反対に、バリ取り中にバリ取り工具を歯隙間14内へ移動させると、傘歯車10の機能領域に二次ばりが生じることがある。従って、この方法は、大量生産ではあまり選択されない。
バリ取りに重大な影響を及ぼし得るさらなる特徴がある。連続的に運転する方法でバリ取りの実行を可能にするためには、バリ取り工具と傘歯車10の回転運動を決める正カップリングが必要である。しかしながら、バリ取り工具の駆動の種類(ここではベルト駆動が使用されることがある)によっては、バリ取り工具の回転運動が遅れ始めることがあり得る。バリ取り中にバリ取り工具に過度に大きな切削力がかかると、この遅れが起こり得る。しかし、正カップリングでは、バリ取り工具の遅れが生じると、バリ取り工具が傘歯車の材料の中にさらに食い込むこととなる。遅れる場合には、バリ取り工具は面取部を切削しようとし、面取部はより大きくなり、切削力はさらに大きくなる。この結果、バリ取り工具が破損するおそれがある。
傘歯車の製造において重要な役割を果たすさらなる特徴がまだある。経済的境界条件のために、少なくとも大量生産に関するものでは、傘歯車の製造は、一方では慎重に資源を使用すべきであるが、他方では単位時間あたり可能な限り多くの傘歯車を機械加工できるように全工程において最適化されるべきである。
冒頭に記載したバリ取りは、傘歯車製造の一部の工程である。この一部の工程における結果にはさらなる改善の余地がある。
従って、一方では、傘歯車を確実かつ安全にバリ取りする必要がある。特に例えば自動車製造における傘歯車の大量生産では、一次バリおよび二次バリに関連して生じる問題を回避する必要がある。
他方では、より効率的にバリ取りを行う必要もある。
従って、本発明は、バリ取り工具を破損することなく少ない労力で可能な限り効率的にバリ取りを実行できるような傘歯車のバリ取り方法および対応ソフトウェアを有するCNC傘歯車用歯車切削機を提供する目的に基づいている。
この目的は、請求項1に記載の方法と、請求項1に記載の方法を実行すべく備えられた請求項8に記載のソフトウェアモジュールを有するCNC傘歯車用歯車切削機とによる本発明に従って達成される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題を形成する。
この目的は、少なくとも1つの刃先であって好ましくはバリ取り用の刃先を有するバリ取り工具が使用される、傘歯車のバリ取り方法による本発明に従って達成される。
この傘歯車のバリ取り方法は、
バリ取りスピンドル軸まわりにバリ取り工具を回転駆動し、
ワークピーススピンドル軸まわりに傘歯車を回転駆動する
ことを含み、
バリ取り工具の回転駆動と傘歯車の回転駆動とが、逆カップリング伝達比を伴う連結態様で生じ、
刃先が傘歯車に対して相対的な飛行移動を行う連続的なバリ取り方法であり、
相対的な飛行移動は、ハイポサイクロイドによって定義され、
歯縁と前記刃先との切削接触によって、傘歯車の踵および/または傘歯車のつま先の領域内で歯隙間の少なくとも1つの前記歯縁のバリを除去する。
少なくとも一部の実施形態では、刃先の相対的な飛行移動は傘歯車の歯隙間内へ至り、即ちバリ取りは外側から内側への相対的な飛行移動によって行われる。
少なくとも一部の実施形態では、刃先は、傘歯車の歯隙間から外側へと誘導される移動方向を有するような傘歯車に対しての相対的な飛行移動を実行する。
傘歯車ピニオンのバリ取りでは、歯基部から歯頭部に至る刃先の移動方向を有する相対的な飛行移動が行われることが好ましい。
傘歯車クラウンホイールのバリ取りでは、歯頭部から歯基部に至る刃先の移動方向を有するような相対的な飛行移動が行われることが好ましい。
少なくとも一部の実施形態では、ハイポサイクロイドカップリングは、逆カップリング伝達比として使用される。このようなハイポサイクロイドカップリングは、一方ではバリ取りが外側から内側へ行われ、他方では刃先の飛行移動が明確なねじれを有するという利点を有する。即ち、バリ取りは、バリ取り後に急峻な飛行経路上で傘歯車の(衝突)領域から刃先が外れるように行われる。
少なくとも一部の実施形態では、傘歯車の歯数と、バリ取り工具のねじの数とに起因する逆カップリング伝達比を有するハイポサイクロイドカップリングが使用される。
少なくとも一部の実施形態では、バリ取りミーリングカッター、例えば、ワンピースバリ取りミーリングカッター、カッタープレートを有するバリ取りカッターヘッド、またはバーカッターを有するバリ取りカッターヘッドが使用される。
少なくとも一部の実施形態では、刃先の相対的な飛行移動は傘歯車の歯隙間内へ至り、そこでは刃先と傘歯車の歯隙間の歯縁との切削接触が生じ、この切削接触によって当該歯縁の領域でバリを除去する。
少なくとも一部の実施形態では、刃先の相対的な飛行移動は、切削接触後に歯縁が刃先から離れるように移動すべく方向付けられる。これは、トレーリングバリ取り工具の場合には、バリ取り工具の刃先が傘歯車の材料の中に自動的に食い込むことがないという利点を有する。
少なくとも一部の実施形態では、バリ取りは、傘歯車がフライス削り、研削、打撃(pounding)、または剥離によって機械加工された後に行われる。
少なくとも一部の実施形態では、バリの除去中に歯縁に沿って面取部が形成されるようにバリ取りが行われる。
少なくとも一部の実施形態では、バリ取り工具が遅れ始めると、逆カップリング伝達比によって、バリ取り中に面取部が自動的に小さくなるように、刃先の相対的な飛行移動が方向付けられる。
全ての実施形態において、バリ取り工具として少なくとも1つのバリ取りカッターヘッドを使用するのが好ましい。バリ取り工具は、以降、より一般的な用語として使用され、特に明記しない限り、バリ取り工具の用語は、それぞれの場合において、バリ取りカッターヘッドの用語に置き換えられてもよい。
バリ取りスピンドルを有するバリ取り装置と、それに応じてプログラムされたソフトウェアモジュールとを有するCNC機械(例えば、傘歯車用歯車切削機)が、本発明による全ての実施形態においてバリ取りに使用されることが好ましい。
硬質金属製の(例えばバーカッターの形態の)カッターインサートを備えたバリ取りカッターヘッドが、全ての実施形態において使用されることが好ましい。硬質金属製のインサートの使用によって、これらのカッターインサートの刃先の設計において自由度が与えられる。
本発明の利点は、対応する傘歯車用歯車切削機を柔軟に使用でき、バリ取りを確実に行えることである。
本発明の本質的な利点は、傘歯車のほぼ任意の形状の輪郭縁が、CNC機械(例えば、傘歯車用歯車切削機)のソフトウェアモジュールおよびCNCコントローラによって数値的に制御可能な軸(NC軸)を使用するバリ取り工具の1つまたは複数の刃先を使用して達成されることである。
本発明は、6軸のCNC制御された傘歯車用歯車切削機であって、少なくとも1つの追加の軸が割り当てられているバリ取り装置を備えるものにおいて特に有利に実施できる。少なくとも1つの直線軸およびバリ取りスピンドル軸は、全ての実施形態においてバリ取り装置に関連付けられることが好ましい。
単一の歯隙間が示されており、歯縁に一次バリが形成されている例示的な傘歯車(ここではクラウンホイール)を示す概略斜視図。 バリ取りによって歯縁に面取部が形成された後であって、上部領域において新たに生じた面取部に二次バリが形成された図1Aの傘歯車の概略斜視図。 バリ取り工具の飛行経路の一部がその包絡面によって示され、本発明に従ってバリ取りされた別の傘歯車(ここではクラウンホイール)の概略斜視図。 バリ取り工具の飛行経路の一部がその包絡面によって示され、本発明に従ってバリ取りされた別の傘歯車(ここではピニオン)の概略斜視図。 時間t=t0において単一のバリ取りカッターを使用してバリ取り中の他の傘歯車(ここではクラウンホイール)の概略斜視図。 時間t=t1における図4Aの傘歯車とバリ取りカッターとを示す概略斜視図。 時間t=t2における図4Aの傘歯車とバリ取りカッターとを示す概略斜視図。 時間t=t3における図4Aの傘歯車とバリ取りカッターとを示す概略斜視図。 時間t=t4における図4Aの傘歯車とバリ取りカッターとを示す概略斜視図。 本発明の範囲内で使用され得る例示的なハイポサイクロイドの模式図。 図5のハイポサイクロイドのループの詳細を示す図。 図5のハイポサイクロイドと同じパラメータを使用して生成された例示的なエピサイクロイドの詳細を示す図。 本発明のバリ取り装置を備える例示的な歯車切削機の部分的な斜視図。 本発明に係る歯車切削機に使用するバリ取り装置の斜視図。
以降では、図面を参照して本発明の例示的な実施形態をより詳細に説明する。
傘歯車10の概略斜視図を図1Aおよび図1Bに示しており、これら2つの図に基づいて従来のバリ取り方法の例示的なステップを説明した。本明細書で使用される要素および用語もまた、図1Aおよび図1Bに基づいて定義される。
図2は、本発明の一実施形態に従ってバリ取りされた別の傘歯車10(ここではクラウンホイール)の概略斜視図を示している。
前述の各図では、傘歯車ピニオン10の本体の一部のみが概略的に示されている。単一の歯隙間14が本体の材料内に示されている。例として図示されているのは、歯15.rおよび歯15.lの輪郭から確認できるように、湾曲した側面の縦走線を有する傘歯車10である。図1A,図1B,図2,および図4A〜4Eの傘歯車10は、右側へ湾曲する側面の縦走線(右螺旋)を有し、図3の傘歯車10は、左側へ湾曲する側面の縦走線(左螺旋)を有する。
本発明は、螺旋状歯の傘歯車10だけでなく、他の傘歯車10、円筒状の平歯車、ベビロイド(beveloid)、クラウン歯車、さらには内歯(inner gear teeth)にも適用できる。
傘歯車ピニオン10は、示された例の各々において、対応する円錐側面を有する2つの円錐台によって規定される本体を有する。正確には、これらの円錐側面は円錐台側面である。2つの円錐台は、ワークピーススピンドル軸Bと同軸に配置されている。ワークピーススピンドル軸Bは、図7にて確認できる。
傘歯車10の歯15.rおよび歯15.lは、頭部円錐台側面に沿って延びている。図1A,図1B,図2,図3,および図4A〜4Eにおいて参照符号17で識別される円錐台側面は、ここでは(リング形状の)踵側の側面17としても識別される。傘歯車のつま先Zeまたは単につま先Ze、および、傘歯車の踵Feまたは基部Feも使用される。図1A,図1B,図2,および図4A〜4Eでは、傘歯車10のつま先Zeは歯隙間14の上端に位置し、踵Feは円錐台側面17の側部に(ここでは歯隙間14の下端に)位置している。
例えば、歯15.rおよび歯15.lから円錐台側面17への移行領域において、すでに説明したように、切削加工(ここでは歯車切削または歯車切削加工と呼ばれる)中に一次バリ20が発生する可能性がある(図1A参照)。凹状の歯側面16.rから円錐台側面17への移行領域では、第1の歯縁11.1(第1の輪郭縁とも呼ばれる)が歯の切削中に生じ、凸状の歯側面16から円錐台側面17への移行領域では、第2の歯縁11.2(第2の輪郭縁とも呼ばれる)が歯の切削中に生じる。
バリ20は、とりわけ、踵Feの領域の凹状の歯側面16.rと、つま先Zeの領域の凸状の歯側面16.lとに形成されている。しかしながら、バリ20は、両方の歯側面に生じ得るものであり、また歯隙間14の歯基部18にも生じ得ることに留意されたい。
バリ20を除去できるようにするために、傘歯車10は、傘歯車用歯車切削機200でバリ取りされる(例えば、図7参照)。本発明によれば、バリ取りは、例えば以下のステップを含む。
−バリ取りスピンドル軸Q1まわりにバリ取り工具40を回転駆動する(例えば図7参照)。
−ワークピーススピンドル軸Bまわりに傘歯車10を回転駆動する(例えば図7参照)。
バリ取り工具40の回転駆動および傘歯車10の回転駆動は、全ての実施形態において逆カップリング伝達比を伴う連結態様にて行われる。カップリング伝達比は、例えば、回転円半径rの基本円半径Rに対する比として定義できる。
また、注目すべきことに、これはバリ取りのための連続的な方法であり、この方法では、バリ取り工具40の少なくとも1つの刃先41は、傘歯車10に対して、刃先41が基部Fから頭部Kまで(外側から内側への歯隙間14内へのバリ取り)または頭部Kから基部Fまで(内側から外側への歯隙間14外へのバリ取り)の移動方向を有する相対的な飛行移動を実行する。ここで、飛行移動は、3次元空間内のハイポサイクロイドHyによって数学的に定義される。
連続的なバリ取り方法の範囲において、面取部12は、刃先41と歯縁11.1または歯縁11.2との切削接触によって、歯隙間14の少なくとも1つの歯縁(例えば歯縁11.1または歯縁11.2)に形成され、例えば踵Feの領域に形成される(この面取部12は、それを明確に強調できるように、図2では灰色に着色されている)。具体的には、図2に示されている例では、凹状の歯側面16.6の歯縁11.1は、傘歯車10の踵Feの領域においてバリ取りされている。
バリ取り工具40もバリ取り工具40の刃先41も図2には図示されていない。代わりに、図2は、刃先41またはカッティングヘッド63の飛行経路をそれぞれ包絡面EFの形式で示している。この包絡面EFは、歯隙間14を通って外側から内側へとコイル状に巻かれている。
バリ取りカッター61は、図4A〜4Eの5つの異なる位置で概略的に示されている。簡単化するために、バリ取りカッター61はここでは長方形のカッターシャフト62とカッティングヘッド63のみを含む。バリ取りされるべき歯縁11.1の一部は、図4A〜4Dにおいて灰色の領域によって示されている。この歯縁11.1は、包絡面EFを一定程度貫通する。
本実施形態ではバリ取りカッター61が外側から内側に向けて歯隙間14内に案内されるので、図4Aでは、時間t=t0(図4A参照)および時刻t=t1(図4B参照)での歯隙間14の直前にバリ取りカッター61が位置している。図4Cは、時間t=t2でのバリ取りカッター61を示しているが、ほぼこの時点で歯縁11.1のバリを除去し始めているか、または面取部を生成し始めている。
時刻t=t3における状態が図4Dに示されている。歯縁11.1はすでにほぼ完全にバリ取りされている。時刻t=t4での状態が図4Eに示されている。歯縁11.1は完全にバリ取りされ、バリ取りカッター61は反転点(ハイポサイクロイドHyのループの頂点Ax)に接近している。この反転点に達すると、バリ取りカッター61は歯隙間から上方へ巻き始める。
瞬間的な移動方向は、図4Aから図4Eのそれぞれにおいてブロック矢印P2によって示されている。この例示的な実施形態では、歯縁11.1は、歯の基部から歯の頭部に向かってバリ取りされている。
すでに述べたように、これは連続的なバリ取り方法である。連続的なバリ取り方法は、傘歯車10とバリ取り工具40とが互いに噛み合って回転連結される方法である。この場合、傘歯車10はワークピーススピンドル軸Bまわりに回転し、バリ取り工具40はバリ取りスピンドル軸Q1まわりに回転する。即ち、傘歯車10とバリ取り工具40との間に運動連結(運動学的連結)がある。バリ取りの間、バリ取り工具40および傘歯車10は、互いに正確に適合したカップリング伝達比で回転する。
少なくとも一部の実施形態では、傘歯車10の2つの回転駆動装置とバリ取り工具40との間に電子カップリングが使用される。
すべての実施形態において、逆カップリング伝達比が使用され、バリ取りカッター61のカッティングヘッド63が3次元空間で描くツールトラック(ここでは飛行経路とも呼ばれる)はハイポサイクロイドHyに従う。図2および図4A〜4Eは、すでに述べたように、(その包絡面EHによって示される)ハイポサイクロイド飛行経路の短い一部を示す。
バリ取り工具40の第1のバリ取りカッター61が、例えば、傘歯車10の第1の歯隙間14を通って外側から内側へ移動するようにカップリング伝達比は選択される。バリ取り工具40の第2のバリ取りカッター61は、例えば傘歯車10の次の歯隙間14を通るなどして外側から内側へ移動される。
少なくとも一部の実施形態において、刃先41はバリ取り工具40の円上にある。切削くさび(ここではカッティングヘッド63という)は、バリ取りカッター61の棒状シャフト62上に配置され、そのため合理的なすくい角と正の逃げ角が得られる。
本発明の他の実施形態が図3に示されている。円錐後部19または踵側Feに向かって見た傘歯車10(ここではピニオン)の一部が示されている。図3では、切削機200のワークピーススピンドル205に傘歯車10を固定するために使用されるクランプ装置13の一部も見られる。
図2、図3、および図4A〜4Eに示されているように、バリ取り工具40のバリ取りカッター61は、それ自体がコイル状であるかまたはねじれたハイポサイクロイドの飛行経路をたどる。すなわち、(静止した非回転の傘歯車10の視点から進むと、)ハイポサイクロイド飛行経路の強いねじれのために、バリ取り工具40は、バリ取りカッター61とともにバリ取りスピンドル軸Q1まわりにそれ自体ねじれた回転運動を完了する。
基本円の外側にて回転円を回転させることによって生成されるエピサイクロイドとは対照的に、ハイポサイクロイドHyは、基本円GKの内側にて回転円RKを回転させることによって生成される(詳細は例示的な図5から示される)。エピサイクロイドをハイポサイクロイドHYと比較すると、両方が同じパラメータを使用して生成された場合、ハイポサイクロイドHYは、(同一の基本円と回転円の半径を持つ)対応するエピサイクロイドよりも基本円GKの全周あたりの回転数(ループ数)が多いことがわかる。そこから必然的に、ハイポサイクロイドHYは対応するエピサイクロイドよりもループの領域においてより強い曲率を有することになる。
少なくとも一部の実施形態では、ハイポサイクロイドHYが半径方向外側に向かう複数のループを有する一方、エピサイクロイドにおいてはループが半径方向内側に向かうようにハイポサイクロイドHYのパラメータが選択される。
ハイポサイクロイドHyが図5の例として示されている。以下のパラメータを使用して、このハイポサイクロイドHy:R=6×r;ポインタ長(飛行円半径とも呼ばれる)=2×r(Rは基本円GKの半径、rは回転円RKの半径)を生成した。図5では、ポインタはZGで特定されている。ポインタZGは半径rよりも大きいポインタ長を有するので、図5のハイポサイクロイドHyは引き延ばされたハイポサイクロイドHyである。概して例として示されているこのハイポサイクロイドHyは、半径方向外側に向かう7つのループを含んでいる。実際には、ハイポサイクロイドHyの定義のためのパラメータは、完全な1回転の後にループが繰り返されないようにしばしば選択される。図4Aから図4Eの包絡面は、例えば図5のループの一部を表すものであり得る。
図3において、飛行経路の強い湾曲は、他の傘歯車10(ここではピニオン)に基づいて確認できる。具体的には、飛行経路の包絡面EHの短い一部が図3に示されている。傘歯車10は、ここでは下から斜めに示されている。クランプ装置13の一部と傘歯車10の踵Fe上の端面19とを見ることができる。さらに、円錐台側面17の領域において、歯隙間14が傘歯車10の材料からどのように出るかを見ることができる。この領域には、2つの歯縁11.1および歯縁11.2が配置されている。
図示の包絡面EHは、本質的に、歯隙間14の外側から歯隙間14内へのカッティングヘッド63の移動を記載している。図3で明確に見ることができるのは、比較的小さい半径のために飛行経路が強い曲率を有することである。このため、バリ取りカッター61は、切削接触後まもなく歯隙間14から外れる。また、図3から示され得ることは、バリ取りはここで基部Fから頭部Kに向かって起こり、カッティングヘッド63の刃先41は、バリ取り直後に歯縁11.2から離れて歯隙間14から外れることである。
既に説明したように、バリ取り中の他の傘歯車10の一部が図4Aから図4Eに示されている。バリ取りカッター61は、螺旋状に延びる包絡面EHによって示されるように、ハイポサイクロイドの飛行経路に沿って右から左へ移動する。
移動シーケンスおよび関係をよりよく示すことができるように、バリ取り工具40および傘歯車10の回転方向は、湾曲した矢印ω1およびω2によって示されている。
図3に示す左螺旋状に延びる歯隙間14を有する例示的な実施形態では、傘歯車10は反時計回りに回転駆動され(この回転方向は、傘歯車10に対してワークピーススピンドル軸Bの視野方向に観察される)、バリ取り工具40は時計回りに回転駆動される(この回転方向はまたワークスピンドル軸Bの視野方向に観察される)。回転方向ω2は回転方向ω1に対して先行している。2つの回転方向ω1およびω2のこの相対的な向きは、ここでは逆カップリングと呼ばれる。2つの回転方向ω1およびω2の逆カップリングもまた図4A〜4Eに示されている。両方の場合において、これは、ハイポサイクロイドの飛行経路に沿って外側から内側へバリ取り工具40を案内するための逆カップリングである。
バリ取りされる歯縁11.1または歯縁11.2が逆カップリングにより包絡面EHから離れる方向に移動することが確認できる。仮にバリ取り工具40が遅れても、カッティングヘッド63の刃先41は傘歯車10の材料内へより深く食い込むことはない。
内側から外側へのバリ取り方法が選択された場合、バリ取り工具40は、ハイポサイクロイドの飛行経路に沿って歯隙間14から外側へ案内される。図4A〜4Eの移動方向ω2を維持する場合、移動方向ω1は逆カップリングを達成するためには反転されなければならない。
図2、図3、図4A〜4E、および図5において、留意すべきことは、静止した回転していない傘歯車ワークピース10の視点でこれらの図が示されていることである。即ち、図5において、基本円GKは静止し、回転円RKは基本円GKに沿って内側を回転する。この場合、ポインタZGは、図の平面内にハイポサイクロイドHyを描く。
例えばCNC歯車切削機200では、図7に示されるように、必要な相対運動は、例えば、回転円RKの中心点が空間内に固定される一方で、基本円が空間内に固定されることによって生成される。回転円RKは、基本円GKの内側で回転し、回転する傘歯車10に対してハイポサイクロイドHYが生成される。
逆カップリングまたはカップリング伝達比はそれぞれ、バリ取り工具40と傘歯車10との間のバリ取りされるべき歯縁(11.1または11.2)の領域の各場合で短い切削接触のみが生じるように選択される。カップリング伝達比は、2つの半径Rとrの比によって定義される。
少なくとも一部の実施形態において、ハイポサイクロイド飛行経路が同じパラメータを使用して生成されたエピサイクロイド飛行経路と比較してループの領域においてより長く延長されるように逆カップリング伝達比が選択される。これについて、ハイポサイクロイドHyとエピサイクロイドEpのループの例示的な比較に基づいて以下でさらに説明する。図6Aでは、図6AのハイポサイクロイドHyのループの1つが拡大図で示されている。このハイポサイクロイドHyは、以下のパラメータを用いて生成されている:R=6×r;ポインタ長=2×r。エピサイクロイドEpのループの1つは、図6Bの拡大図に示されている。このエピサイクロイドEpは、同じパラメータを使用して生成されたものである。既に述べたように、ハイポサイクロイドHyのループは、(基本円GKに対して)半径方向外側に向かうのに対し、エピサイクロイドEpのループは、(基本円GKに対して)半径方向内側に向かう。図6Aと図6Bとを比較して見ると、ハイポサイクロイドHyのループは、水平方向に延びる軸と平行な長手方向の約3rの延伸部(頂点Axから交点Sまでを測定)を有している。エピサイクロイドEpのループの長手方向の延伸部は明らかにより短い(それは約2.5rである)。実際の用途では、これは、バリ取りカッター61の刃先41が、対応するエピサイクロイドの場合よりも切削接触後により速くより遠くに傘歯車10から離れることを意味する。従って、衝突は回避される。
図7は、螺旋状の歯の付いた傘歯車10の歯切削およびバリ取りのために設計されたCNC歯車切削機200の基本構造の斜視図を示している。このような切削機200は、傘歯車10のバリ取りがバリ取りスピンドル51上にバリ取り工具40を支持するバリ取り工具50を用いて行うことができるように、本発明に従って設計されているか、または改善されている。
しかしながら、本発明の原理は、例えば図7に示すように、バリ取り装置50を備えた他のCNC歯車切削機200にも適用できる。
CNC歯車切削機200は、次のように構成できる。CNC歯車切削機200は、マシンハウジング201を備え、マシンハウジング201によってCNC歯車切削機200が座標軸X(第1軸)に沿って直線的に鉛直に、座標軸Y(第2軸)に沿って直線的に水平に、そして座標軸Z(第3軸)に沿って直線的に水平に工具スピンドル204を案内することが可能となる。上述の工具スピンドル204は、例えば、対応する工具スピンドル軸A(第4軸)が空間内で鉛直にぶら下がるように、CNC歯車切削機200にぶら下げて配置できる。工具スピンドル204は、工具を支持し、ここでは例として複数のバーカッターを有するカッターヘッド204を支持する(バーカッターは不図示)。
第1の旋回装置203はCNC歯車切削機200に設けられてもよく、例えば、第1の旋回装置203はワークピーススピンドル軸B(第5軸)を有するワークピーススピンドル205を支持する。ワークピーススピンドル軸Bを含むワークピーススピンドル205は、第1の旋回装置203の旋回軸(C軸;第6軸)まわりに旋回できる。旋回軸Cは、工具スピンドル軸Aに対して垂直であり、ここでは空間内で水平に延びている。図7の機械200を正面から旋回軸Cの方向に見ると、図示の瞬間ではワークピーススピンドル205は14時の位置に傾斜して配置されている。この位置では、例えばバリ取り装置50のバリ取り工具40を傘歯車ワークピース10と相互作用させることができる。
ワークピーススピンドル205は、図示の例ではワークピース10として螺旋状の歯の付いた傘歯車ピニオンを支持している。傘歯車10をワークピーススピンドル205に接続するためにクランプ装置13が使用されてもよい。
第1の旋回装置203は、それが例えばC軸まわりに旋回可能であるように取り付けることができる。これにより傘歯車10は歯車切削工具202の下方の加工位置に旋回可能である。また、傘歯車10は、第1の旋回装置203によってバリ取り用のバリ取り装置50のバリ取り工具40に対して適切な位置に移送され得る。
また、バリ取り装置50は、例えば、バリ取り装置40を傘歯車10に対して移動させることができ、それと相互作用させることができるようにインフィード装置を備えてもよい。
インフィード装置は、図2に例として示されるように、例えば全ての実施形態において直線軸X2を含んでもよい。
バリ取りカッターヘッド40を備える本発明のバリ取り装置50は、図7に示すように、例えば直線軸X2(第7軸)とバリ取りスピンドル軸Q1(第8軸)とを含んでもよい。
CNC歯車切削機200は、全ての実施形態において、傘歯車10とバリ取り工具40とが逆方向に連結された態様で回転駆動され得るように設計されており、この連結はカップリング伝達比によって規定される。
1つまたは複数の上述の軸を使用して、バリ取り工具40は、傘歯車10に対してバリ取りに適した開始位置に移動され得る。
次に、傘歯車10がワークピース主軸Bまわりに回転駆動され、バリ取り工具40がバリ取りスピンドル軸Q1まわりに回転駆動され、それらは互いに対して移動する。連続的な方法では、バリ取り工具40の刃先(例えば、バリ取りカッターヘッド40のバリ取りカッター61の刃先41)は、所定の歯縁11.1および/または歯縁11.2の外側から内側への対応するバリ取り移動を実行する。
しかしながら、本発明の全ての実施形態において、旋回軸Dは、空間内で異なる向きを有してもよい。追加的な旋回軸Dの特定の配置は、ワークピース10とバリ取り工具40とを互いに関連して移動させてハイポサイクロイドHyに沿って適切なバリ取り移動を可能にすることが最終的に重要であるため、CNC歯車切削機200の全軸の全体配置に依存する。
連続的な方法で面取り/バリ取りを実行できるようにするために、図7に例として示されるように、少なくとも6つの数値制御軸を有する傘歯車用歯車切削機200が好ましい。
しかしながら、図7に基づいて既に説明したように、7つ、8つ、または9つの数値制御軸を有する機械が好ましい場合には、他のCNC傘歯車用歯車切削機200もまた本発明に従って改善または装備されてもよい。
バリ取り装置50は、例えば、全ての実施形態において、図示の例では水平方向を有する上述のバリ取りスピンドル軸Q1を有するバリ取りスピンドル51を含む。図7に示すように、バリ取り工具40をバリ取りスピンドル51に固定できる。図7に示すバリ取り工具40は、具体的にはカッターインサートがバリ取り工具40の外周から半径方向外側に突出するように(例えばバーカッター61の形で)カッターインサートを備えたバリ取りカッターヘッド40である。
少なくとも一部の実施形態では、バーカッター61はバリ取りカッターヘッド40上でわずかに斜めにオフセットして配置されているので、カッターシャフト62の長手方向軸はスピンドル軸Q1と交差しない。一方では個々のバーカッター61はこのオフセット配置によりバリ取りカッターヘッド40により良く固定され、他方ではカッティングヘッド63上のすくい面は切削方向に関して最適に整列され得る。
ここでの数値制御可能な軸とは、プログラム可能なコントローラを介して制御可能な軸である。数値制御可能な軸は少なくとも1つの軸を調整することによって傘歯車10を備えるワークピーススピンドル205がバリ取り工具40に対して可動であるように設計および配置されるため、バリ取り工具40の刃先41は、同時に連結された、ワークピーススピンドル軸Bまわりのワークピーススピンドル205およびバリ取りスピンドル軸Q1まわりのバリ取り工具40の逆回転を伴って、外側から内側に向かって傘歯車10の隣接する歯15.r,15.lの歯隙間14へと連続的に進入し、傘歯車10の所定の歯縁11.1,11.2に対してバリ取り運動を行う。
図7に示すように、バリ取り装置50のバリ取りスピンドル軸Q1は、例えば、Y軸と平行に延びてもよい。しかし、他の軸配置も可能である。
本発明によれば、ワークピース10に対してバリ取り工具40の刃先41を移動させるために、全ての実施形態において1つ以上の数値制御軸を使用することが好ましい。
傘歯車10はワークピース軸Bまわりに所定の第1の角速度ω2で回転し、バリ取り工具60.1はバリ取りスピンドル軸Q1まわりに第2の角速度ω1で回転するので、かつ、2つの回転運動は(電気的に)連結された態様では反対方向に起こるので、包絡面EHに基づいて示されるように、バリ取り工具40のカッターインサート61に対して3次元空間内の複雑な螺旋状の飛行経路が生じる。
適切なバリ取りカッターヘッド40の例は、欧州特許第1598137号から推測できる。対応するバリ取りカッターヘッド40が図8に示されている。ここに記載されていない詳細は、引用された特許EP1598137B1から推測できる。
図8に示すように、バリ取りカッターヘッド40の実施形態は、モジュール構造を有することが好ましい。下部領域にn個(好ましくはn=1,2,3,4,5,6)の長方形の凹部を有する円筒形のメインホルダ51が使用され、その大きさはバー62の横断面に対して設計されている。図8に見られるように、リング52をメインホルダ51の下方領域に押し付けることができる。リング52は、バーカッター61のまわりに部分的に延びる凹部を有することが好ましい。図8に示すように、バリ取りカッターヘッド40の下部領域を覆うクランプカバー53を設けてもよい。
10 傘歯車,傘歯車ワークピース
11.1 第1の歯縁,第1の輪郭縁
11.2 第2の歯縁,第2の輪郭縁
12 第1の面取部
13 クランプ装置
14 歯隙間
15.r 右歯
15.l 左歯
16.r 凹状の歯側面
16.l 凸上の歯側面
17 円錐台側面,後面
18 歯基部
19 円錐後部
20 一次バリ
21 二次バリ
40 バリ取り工具,バリ取りカッターヘッド
41 刃先
50 バリ取り装置
51 バリ取りスピンドル,メインホルダ
52 リング
53 クランプカバー
61 カッターインサート,バリ取りカッター
62 カッターシャフト
63 カッティングヘッド
200 傘歯車用歯車切削機,CNC歯車切削機
201 マシンハウジング
202 (歯車切削)工具,カッターヘッド
203 旋回装置
204 工具スピンドル
205 ワークピーススピンドル
A 工具スピンドル軸
Ax 頂点
B ワークピーススピンドル軸
C 旋回軸,回転軸
GK 基本円
γ 角度
EF 包絡面
EP エピサイクロイド
F 歯基部,基部
Fe 傘歯車踵,踵
Hy ハイポサイクロイド
K 歯頭部,頭部
n 数
P1,P2 切削方向
Q1 バリ取りスピンドル軸
r 回転円の半径
R 基本円の半径
RK 回転円
t 時間
S 交点
SM ソフトウェアモジュール
t0,t1,t2 時間
ω1,ω2 回転運動
X 座標軸,直線軸
X2 座標軸,直線軸
Y 座標軸,直線軸
Z 座標軸,直線軸
Ze 傘歯車つま先,つま先
ZG ポインタ
z1 歯数

Claims (9)

  1. 少なくとも一つの刃先(41)を備えるバリ取り工具(40)を使用した傘歯車のバリ取り方法であって、
    前記傘歯車のバリ取り方法は、
    バリ取りスピンドル軸(Q1)まわりに前記バリ取り工具(40)を回転駆動し、
    ワークピーススピンドル軸(B)まわりに傘歯車(10)を回転駆動する
    ことを含み、
    前記バリ取り工具(40)の回転駆動と前記傘歯車(10)の回転駆動とが、逆カップリング伝達比を伴う連結態様で生じ、
    前記刃先(41)が前記傘歯車(10)に対して相対的な飛行移動を行う連続的なバリ取り方法であり、
    前記相対的な飛行移動は、ハイポサイクロイド(Hy)によって定義され、
    歯縁(11.1,11.2)と前記刃先(41)との切削接触によって、前記傘歯車の踵(Fe)および/または前記傘歯車のつま先(Ze)の領域内で歯隙間(14)の少なくとも1つの前記歯縁(11.1,11.2)のバリを除去する、傘歯車のバリ取り方法。
  2. 前記刃先(41)の前記相対的な飛行移動は、前記傘歯車(10)の歯基部(F)の近傍の領域から歯頭部(K)の方向で前記歯隙間(14)内へと至ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記逆カップリング伝達比は、ハイポサイクロイドカップリングであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記逆カップリング伝達比は、前記傘歯車(10)の歯数(z1)と、前記バリ取り工具(40)のねじ数とに起因することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記傘歯車(10)の前記歯隙間(14)への前記刃先(41)の前記相対的な飛行移動によって、前記傘歯車(10)の前記歯隙間(14)の前記歯縁(11.1,11.2)と前記刃先(41)との切削接触が生じ、前記切削接触によって当該歯縁の領域でバリを除去することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  6. 前記刃先(41)の前記相対的な飛行移動は、前記歯縁(11.1,11.2)が前記切削接触後に前記刃先(41)から離れるように移動すべく方向付けられることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記バリ取り工具(40)が遅れ始めた場合、バリ取り中の前記逆カップリング伝達比によって、前記歯縁(11.1,11.2)の領域で面取部を自動的に小さくすることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 少なくとも6軸(X,Y,Z,B,C,Q1)を有し、ワークピース(10)を収容するとともに回転駆動するワークピーススピンドル(205)と、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法を実行するように設計されたソフトウェアモジュール(SM)と
    を備える、CNC歯車切削機(200)。
  9. 前記ソフトウェアモジュール(SM)は、ハイポサイクロイドの飛行経路を有する逆カップリング伝達比を予め定義するように設計されていることを特徴とする、請求項8に記載のCNC歯車切削機(200)。
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