JP2019140498A - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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高道 吉川
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Abstract

【課題】装置の切替時のトラフィック断時間を短縮する。【解決手段】エッジルータ10で、受信したパケットを選別するルールと、該ルールに応じたパケットの振分先であるクラウド境界ルータ20を特定する情報とを対応付けたルール格納テーブル11aを記憶し、パケット選択部10aが、受信したパケットのヘッダの一部の情報を、パケットを選別するルールとしてルール格納テーブル11aを検索し、対応付けられているクラウド境界ルータ20を特定する情報を取得し、トンネル化部10bが、取得された情報を用いてクラウド境界ルータ20へ転送するパケットのヘッダを生成し、パケット選択部10aが受信したパケットに付加してクラウド境界ルータ20へ転送し、クラウド境界ルータ20のトンネル化解除部20aが、転送されたパケットから付加されたヘッダを除去してエッジルータ10が受信したパケットを取得し、該パケットをヘッダに従って転送する。【選択図】図2

Description

本発明は、通信システムおよび通信方法に関する。
IP(Internet Protocol)ネットワークにおいて、仮想的なパスであるトンネルを確立してトラフィックを引き込む技術が知られている。従来、この技術には、BGP(Border Gateway Protocol) FlowSpec(非特許文献1参照)やGRE(Generic Routing Encapsulation)(非特許文献2参照)等が用いられている。従来の技術において、トンネルは、装置固有のIPアドレス等を用いたトンネルIDによって識別されている。
"Dissemination of Flow Specification Rules",[online]、2009年、[2018年1月16日検索]、インターネット<URL: https://tools.ietf.org/html/rfc5575> "Generic Routing Encapsulation",[online]、2000年、[2018年1月16日検索]、インターネット<URL: https://tools.ietf.org/html/rfc2784>
しかしながら、従来の技術では、エッジルータの再起動時や切替時にトラフィック断時間が長くなる場合があるという課題があった。例えば、エッジルータからクラウド境界ルータへのトンネルが生成される通信システムにおいて、エッジルータの冗長切替のたびに、トンネルの送信元IPアドレスが変化するため、異なるトンネルとして識別され、トンネルが再生成されていた。そのため、冗長切替に要する時間すなわちトラフィック断時間が長くなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置の切替時のトラフィック断時間を短縮することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る通信システムは、第一の通信装置と第二の通信装置とを有する通信システムであって、前記第一の通信装置は、受信したパケットを選別するルールと、該ルールに応じたパケットの振分先である前記第二の通信装置を特定する情報とを対応付けたルール格納テーブルを記憶する記憶部と、受信したパケットのヘッダの一部の情報を、前記パケットを選別するルールとして用いて、前記ルール格納テーブルを検索し、該ヘッダの一部の情報に対応する前記第二の通信装置を特定する情報を取得するパケット選択部と、取得された前記第二の通信装置を特定する情報を用いて該第二の通信装置へ転送するパケットのヘッダを生成し、前記パケット選択部が受信したパケットに付加して該第二の通信装置へ転送するトンネル化部と、を備え、前記第二の通信装置は、前記第一の通信装置から転送されたパケットから該第一の通信装置が生成し付加したヘッダを除去して前記第一の通信装置が受信したパケットを取得し、該パケットをヘッダに従って転送するトンネル化解除部を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、装置の切替時のトラフィック断時間を短縮することができる。
図1は、本実施形態に係る通信システムの処理概要を説明するための説明図である。 図2は、本実施形態に係る通信システムの概略構成を例示する模式図である。 図3は、ルール格納テーブルのデータ構成を例示する図である 図4は、本実施形態に係る通信システムの処理を説明するための説明図である。 図5は、通信処理手順を例示するシーケンス図である。 図6は、他の実施形態に係る通信システムの処理を説明するための説明図である。 図7は、通信プログラムを実行するコンピュータを例示する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
[通信システムの処理概要]
図1は、本実施形態に係る通信システムの処理概要を説明するための説明図である。本実施形態の通信システム1において、第一の通信装置は、エッジルータ10であり、第二の通信装置は、クラウド境界ルータ20である。
エッジルータ10は、ユーザ端末が接続されるルータであり、ユーザ端末から受信したパケットをIPネットワークを介して他の通信装置に転送する。クラウド境界ルータ20は、VNF(Virtual Network Function)に接続されるルータであり、受信したパケットをVNFに転送する。
エッジルータ10とクラウド境界ルータ20とは、IPネットワークを介して相互に接続されている。そして、エッジルータ10が、所定のパケット選択ルールに基づいてユーザ端末から受信したパケットを選別し、トラフィックを引き込むクラウド境界ルータ20を決定し、決定したクラウド境界ルータ20に対するトンネルTを生成してトラフィックを振り分ける。
例えば、エッジルータ10は、受信したパケットの送信先ポート番号等によりサービスを識別し、サービスごとに異なるVNFに振り分ける。図1に示す例では、ユーザ端末#1のトラフィックが、vCPE(virtual Customer Premises Equipment)またはvSBC(virtual Session Border Controller)に対応するクラウド境界ルータ20に振り分けられている。
この通信システム1において、エッジルータ10は、MC−LAG(Multi-Chassis Link-AGgregation)と呼ばれる技術により冗長接続されている。ここで、図1に例示するように、エッジルータ10の切替時には、図1に破線で示すトンネルから実線で示すトンネルTに変更される。従来では、トンネルは、装置固有のIPアドレス等で識別されていたため、トンネルの送信元IPアドレスが異なれば、異なるトンネルとして識別されていた。そのため、対向装置であるクラウド境界ルータ20では、切替前のトンネルと切替後のトンネルTとは、異なるトンネルとして識別され、トンネルの再生成が必要となっていた。
そこで、本実施形態に係る通信システム1では、エッジルータ10が、パケット選択ルールに基づいて、トンネルグループIDを決定する。これにより、クラウド境界ルータ20は、トンネルTの送信元IPアドレスが変更されても、同一のトンネルとみなして、ユーザ端末から受信したユーザパケットを継続して受け取ることが可能となる。このように、装置の切替時に送信元IPアドレスが変更されても、トンネルの再生成が不要となり、切替の処理に要する時間を短縮することができる。
[通信システムの構成]
次に、図2〜図4を参照して、本実施形態に係る通信システム1について説明する。図2は、本実施形態に係る通信システム1の概略構成を例示する模式図である。図3は、ルール格納テーブルのデータ構成を例示する図である。また、図4は、本実施形態に係る通信システム1の処理を説明するための説明図である。
図2に例示するように、本実施形態の通信システム1においては、エッジルータ10と、クラウド境界ルータ20とがIPネットワークに接続されている。
[エッジルータの構成]
エッジルータ10は、NP(Network Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等で実現され、メモリに記憶された処理プログラムを実行して、パケット選択部10aおよびトンネル化部10bとして機能する。また、エッジルータ10は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子で実現される記憶部11を備え、ルール格納テーブル11aが記憶される。
ルール格納テーブル11aは、受信したパケットを選別するパケット選択ルールと、ルールに応じたパケットの振分先であるクラウド境界ルータ20を特定する情報とを対応付けた情報であり、複数のエッジルータ10のそれぞれに予め設定される。
本実施形態では、パケット選択ルールは、サービスを識別するための送信先UDP(User Datagram Protocol)ポート番号である。また、振分先のクラウド境界ルータ20を特定する情報は、トンネルグループIDである。
すなわち、図3に例示するように、本実施形態のルール格納テーブル11aは、ルール番号と送信先UDPポート番号とトンネルグループIDとを含んで構成される。ルール番号は、各パケット選択ルールを識別する情報である。送信先UDPポート番号は、ユーザのサービスを識別するための情報であり、ユーザ端末から送信されるパケットのヘッダに設定される。
図3には、例えば、ルール番号「#1」のパケット選択ルールでは、送信先UDPポート番号「aaa」のパケットが、トンネルグループID「#1」で特定されるクラウド境界ルータ20に振り分けられることが示されている。
ここで、トンネルグループIDは、パケット振分先のクラウド境界ルータ20のIPアドレスの一部の値である。すなわち、クラウド境界ルータ20のIPアドレスは、前半の複数ビットが所定の固定値であり、後半がトンネルグループIDで表される。
例えば、図4には、送信先UDPポート番号「aaa」で識別されるサービスに対応するクラウド境界ルータ20のIPアドレスt1は、前半の複数ビットが所定の固定値であり、後半がトンネルグループID「#1」で表される値であることが示されている。
図2の説明に戻る。パケット選択部10aは、受信したパケットのヘッダの一部の情報を、パケットを選別するルールとして用いて、ルール格納テーブル11aを検索し、該ヘッダの一部の情報に対応するクラウド境界ルータ20を特定する情報を取得する。
例えば、パケット選択部10aは、ユーザ端末から受信したパケットのヘッダを参照してサービスを識別し、ルール格納テーブル11aに登録されている、サービスに対応したクラウド境界ルータ20を特定する情報を取得する。
図4に示すように、パケット選択部10aは、受信したパケットのヘッダの送信先UDPポート番号をサービス識別情報として用いて、ルール格納テーブル11aを検索し、これに対応付けられているトンネルグループIDを取得する。
図4に示す例では、パケット選択部10aは、例えば、受信したパケットのヘッダの送信先UDPポート番号「aaa」を用いてルール格納テーブル11aを検索し、この送信先UDPポート番号「aaa」に対応付けされているトンネルグループID「#1」を取得している。
トンネル化部10bは、取得されたクラウド境界ルータ20を特定する情報を用いてこのクラウド境界ルータ20へ転送するパケットのヘッダを生成し、パケット選択部10aが受信したパケットに付加してクラウド境界ルータ20へ転送する。
例えば、図4に示すように、トンネル化部10bは、トンネルグループIDを用いて、送信先IPアドレスを生成する。図4に示す例では、トンネル化部10bは、送信先IPアドレスとして、トンネルグループID「#1」を用いて、クラウド境界ルータ20のIPアドレスt1を生成する。クラウド境界ルータ20のIPアドレスt1は、上記のとおり、前半の複数ビットが所定の固定値であり、後半がトンネルグループID「#1」で表される値である。
また、トンネル化部10bは、送信元IPアドレスをエッジルータ10のインタフェースのIPアドレスzとして、図4に破線で囲んで示したヘッダを生成する。ここで、送信元UDPポート番号xおよび送信先UDPポート番号yは、クラウド境界ルータ20に依らず、予め設定されている所定の値である。そして、トンネル化部10bは、ユーザ端末から受信したパケットに生成したヘッダを付加し、クラウド境界ルータ20へ転送する。
[クラウド境界ルータの構成]
クラウド境界ルータ20は、NPやFPGA等で実現され、メモリに記憶された処理プログラムを実行して、トンネル化解除部20aとして機能する。
トンネル化解除部20aは、エッジルータ10から転送されたパケットからこのエッジルータ10が生成し付加したヘッダを除去してエッジルータ10が受信したパケットを取得する。また、トンネル化解除部20aは、このパケットをヘッダに従って転送する。
具体的には、トンネル化解除部20aは、エッジルータ10が生成し付加したヘッダの情報が所定の情報である場合に、このヘッダを除去してエッジルータ10が受信したパケットを取得し、このパケットをヘッダに従って転送する。
例えば、トンネル化解除部20aは、まず、図4に破線で囲んで示したヘッダのうち、送信先IPアドレスが自装置を示す値であること、また、送信元UDPポート番号および/または送信先UDPポート番号が、予め設定された所定の値であることを確認する。
そして、トンネル化解除部20aは、破線で囲んで示したヘッダを除去してユーザ端末から受信したユーザパケットを取得する。また、トンネル化解除部20aは、ユーザパケットのヘッダに基づいて、ユーザパケットをサービスに対応するVNFに転送する。
図4に示した例において、例えば、IPアドレスがt1のクラウド境界ルータ20のトンネル化解除部20aは、破線で囲んで示したヘッダの送信先IPアドレスがt1、送信元UDPポート番号がx、および/または送信先UDPポート番号がyであることを確認する。
トンネル化解除部20aは、送信先IPアドレスと、送信元UDPポート番号、および送信先UDPポート番号の全て、または、少なくとも送信先IPアドレスが所定の値であることを確認した場合に、ユーザパケットが認証されたものとする。
ユーザパケットが認証されたものである場合に、トンネル化解除部20aは、破線で囲んで示したヘッダを除去し、送信先UDPポート番号「aaa」が指定されたヘッダとペイロードからなるユーザパケットを取得する。そして、トンネル化解除部20aは、送信先UDPポート番号「aaa」で識別されるサービスに対応するVNFにユーザパケットを転送する。
ここで、トンネル化解除部20aは、エッジルータ10が付加したヘッダの送信元IPアドレスzを評価せずに除去している。このように、トンネルでは送信元IPアドレスが評価されない。これにより、本実施形態の通信システム1では、装置の切替時に、トンネルの送信元IPアドレスに関わらず同一のトンネルとみなされるので、送信元IPアドレスが変更されても、トンネルの再生成が不要となる。
[通信処理]
次に、図5を参照して、本実施形態に係る通信システム1による通信処理について説明する。図5は、通信処理手順を例示するシーケンス図である。図5のシーケンス図は、エッジルータ10がユーザ端末からパケットを受信したタイミング(ステップS1)で開始される。
その場合に、パケット選択部10aが、受信したパケットのヘッダを参照し、パケット選択ルールとして用いて、ルール格納テーブル11aを検索する(ステップS2)。そして、パケット選択部10aは、該ヘッダの一部の情報すなわち受信したパケットのルールに対応付けられているクラウド境界ルータ20を特定する情報を取得する。
次に、トンネル化部10bは、パケット選択部10aが取得したクラウド境界ルータ20を特定する情報を用いて、このクラウド境界ルータ20のIPアドレスを送信先IPアドレスとして設定したヘッダを生成する。また、トンネル化部10bは、生成したヘッダをパケット選択部10aが受信したパケットに付加して、クラウド境界ルータ20へ転送する(ステップS3)。
クラウド境界ルータ20では、トンネル化解除部20aが、まず、エッジルータ10から転送されたパケットのヘッダの情報が所定の情報であるかを検証する。例えば、トンネル化解除部20aは、送信先IPアドレスが自装置を示す値であることや、送信元UDPポート番号および/または送信先UDPポート番号が所定の値であることを確認する。
ヘッダの情報が所定の情報である場合に、エッジルータ10が受信したパケットが認証されたものとして、付加されているヘッダを除去する(ステップS4)ことにより、エッジルータ10が受信したパケットを取得する。また、トンネル化解除部20aは、エッジルータ10が受信したパケットをヘッダに従ってVNFに転送する(ステップS5)。これにより、一連の通信処理が終了する。
以上、説明したように、本実施形態の通信システム1のエッジルータ10では、記憶部11が、受信したパケットを選別するパケット選択ルールと、ルールに応じたパケットの振分先であるクラウド境界ルータ20を特定する情報とを対応付けたルール格納テーブル11aを記憶する。また、パケット選択部10aが、受信したパケットのヘッダの一部の情報を、パケットを選別するルールとして用いて、ルール格納テーブル11aを検索し、該ヘッダの一部の情報に対応するクラウド境界ルータ20を特定する情報を取得する。
また、トンネル化部10bが、取得されたクラウド境界ルータ20を特定する情報を用いてこのクラウド境界ルータ20へ転送するパケットのヘッダを生成し、パケット選択部10aが受信したパケットに付加してクラウド境界ルータ20へ転送する。
また、クラウド境界ルータ20では、トンネル化解除部20aが、エッジルータ10から転送されたパケットからこのエッジルータ10が生成し付加したヘッダを除去してエッジルータ10が受信したパケットを取得し、このパケットをヘッダに従って転送する。
このように、クラウド境界ルータ20は、送信元IPアドレスを評価することなく、ユーザ端末から受信したユーザパケットを受け取ってVNFに転送する。これにより、本実施形態の通信システム1では、装置の切替時にトンネルの再生成が不要となる。したがって、装置の切替時のトラフィック断時間を短縮することができる。
なお、トンネル化部10bは、受信したパケットにユーザ端末の属するVLAN(Virtual Local Area Network)の識別情報が付加されている場合に、生成するヘッダにこのVLANの識別情報を含めてもよい。この場合に、クラウド境界ルータ20では、トンネル化解除部20aは、ユーザ端末から受信したユーザパケットを参照することなく、エッジルータ10が生成し付加したヘッダを参照するだけで、VLAN単位のユーザパケットの転送が可能となる。
これにより、従来は、トンネルは(サービス×VLAN)単位で確立されるところ、本実施形態の通信システム1では、異なるVLANでトンネルを共有することが可能となる。これにより、装置の起動時や再起動時等に、設定する情報が減少するので、処理負荷が軽減され、トラフィック断時間が短縮される。
[他の実施形態]
図6は、他の実施形態に係る通信システムの処理を説明するための説明図である。エッジルータ10は、クラウド境界ルータ20からルール格納テーブル11aの情報を取得して記憶部11に記憶してもよい。
例えば、図6に例示するように、各クラウド境界ルータ20が、自装置に関するルール格納テーブル21aの情報を全エッジルータ10に広告し、エッジルータ10が、広告された情報を取得してルール格納テーブル11aに蓄積する。その場合には、各クラウド境界ルータ20は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子で実現される記憶部21を備え、自装置に関するルール格納テーブル21aを記憶部21に記憶させればよい。なお、その他の処理については、上記実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図6に示す例では、IPアドレスがt1のクラウド境界ルータ20は、自装置が送信先UDPポート番号「aaa」のサービスに対応し、トンネルグループID「#1」であることを示すルール#1を、全エッジルータ10に広告する。同様に、IPアドレスがt2のクラウド境界ルータ20は、自装置が送信先UDPポート番号「bbb」のサービスに対応し、トンネルグループID「#2」であることを示すルール#2を、全エッジルータ10に広告する。
そして、各エッジルータ10は、IPアドレスがt1のクラウド境界ルータ20からルール#1を、またIPアドレスがt2のクラウド境界ルータ20からルール#2をそれぞれ取得して、ルール格納テーブル11aに蓄積する。すなわち、各エッジルータ10は、定期的に、あるいは適当なタイミングで、各クラウド境界ルータ20が広告するルールを収集してルール格納テーブル11aに蓄積する。これにより、エッジルータ10は、サービスに対応するクラウド境界ルータ20の情報を容易に取得して、ルール格納テーブル11aの更新を容易に行うことが可能となる。
[プログラム]
上記実施形態に係る通信システム1が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。一実施形態として、通信システム1を構成するエッジルータ10およびクラウド境界ルータ20は、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の通信処理を実行する通信プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、上記の通信プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を通信システム1のエッジルータ10およびクラウド境界ルータ20として機能させることができる。以下に、通信システム1のエッジルータ10およびクラウド境界ルータ20と同様の機能を実現する通信プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図7は、通信プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。ディスクドライブ1041には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1051およびキーボード1052が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1061が接続される。
ここで、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。処理に使用される各テーブルは、例えばハードディスクドライブ1031やメモリ1010に記憶される。
また、通信プログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、ハードディスクドライブ1031に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明した通信システム1が実行する各処理が記述されたプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、通信プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータ1094として、例えば、ハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、通信プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、通信プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 通信システム
10 エッジルータ
10a パケット選択部
10b トンネル化部
11 記憶部
11a ルール格納テーブル
20 クラウド境界ルータ
20a トンネル化解除部
21 記憶部
21a ルール格納テーブル
T トンネル

Claims (5)

  1. 第一の通信装置と第二の通信装置とを有する通信システムであって、
    前記第一の通信装置は、
    受信したパケットを選別するルールと、該ルールに応じたパケットの振分先である前記第二の通信装置を特定する情報とを対応付けたルール格納テーブルを記憶する記憶部と、
    受信したパケットのヘッダの一部の情報を、前記パケットを選別するルールとして用いて、前記ルール格納テーブルを検索し、該ヘッダの一部の情報に対応する前記第二の通信装置を特定する情報を取得するパケット選択部と、
    取得された前記第二の通信装置を特定する情報を用いて該第二の通信装置へ転送するパケットのヘッダを生成し、前記パケット選択部が受信したパケットに付加して該第二の通信装置へ転送するトンネル化部と、を備え、
    前記第二の通信装置は、
    前記第一の通信装置から転送されたパケットから該第一の通信装置が生成し付加したヘッダを除去して前記第一の通信装置が受信したパケットを取得し、該パケットをヘッダに従って転送するトンネル化解除部を備える、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記トンネル化部は、受信したパケットにユーザ端末の属するVLAN(Virtual Local Area Network)の識別情報が付加されている場合に、生成するヘッダに該VLANの識別情報を含めることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第一の通信装置は、前記第二の通信装置から前記ルール格納テーブルの情報を取得して前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記トンネル化解除部は、前記第一の通信装置が生成し付加したヘッダの情報が所定の情報である場合に、該ヘッダを除去して前記第一の通信装置が受信したパケットを取得し、該パケットをヘッダに従って転送することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 第一の通信装置と第二の通信装置とを有する通信システムにおいて実行される通信方法であって、
    前記第一の通信装置における、受信したパケットを選別するルールと、該ルールに応じたパケットの振分先である前記第二の通信装置を特定する情報とを対応付けたルール格納テーブルを記憶する記憶部を参照し、受信したパケットのヘッダの一部の情報を、前記パケットを選別するルールとして用いて、前記ルール格納テーブルを検索し、該ヘッダの一部の情報に対応する前記第二の通信装置を特定する情報を取得するパケット選択工程と、
    取得された前記第二の通信装置を特定する情報を用いて該第二の通信装置へ転送するパケットのヘッダを生成し、前記パケット選択工程において受信されたパケットに付加して該第二の通信装置へ転送するトンネル化工程と、
    前記第二の通信装置における、前記第一の通信装置から転送されたパケットから該第一の通信装置において生成され付加されたヘッダを除去して前記第一の通信装置において受信されたパケットを取得し、該パケットをヘッダに従って転送するトンネル化解除工程と、
    を含んだことを特徴とする通信方法。
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