JP2019139613A - 情報処理システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2には、顧客において既に稼働している画像処理装置夫々の動作履歴の情報を集計及び解析し、その解析結果に対して所定の条件を適用することによってアラートを生成すると共に、そのアラートに基づいて顧客へ提示するための書類を自動的に生成する情報処理システムが開示されている。
ここで、例えば、顧客の業務課題を解決するにあたって提案商品の機能に有用性が無い場合、この商品の商品提案文書を用いて営業活動を行ってもこの商品を顧客に売り込むことが困難である。このような場合に、この商品提案文書の生成を制限しないと、商品の購入に結びつかない提案をしてしまうことがある。
請求項2に記載の発明は、前記生成手段により前記商品提案文書の生成が制限された場合、制限された原因に関する原因情報を表示する表示手段をさらに備えた、請求項1記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記原因情報は、前記指示対象顧客が用いる設備に備えられている機能の評価に関する情報であることを特徴とする請求項2記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記生成手段は、前記指示対象顧客に対する前記商品に関する営業活動の履歴に基づいて、当該指示対象顧客が前記有用条件を満たすと判定された場合であっても、前記商品提案文書の生成を制限することを特徴とする請求項1記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記生成手段は、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たさないと判定された場合、前記商品提案文書の生成を制限した後における当該商品提案文書の生成指示を受け付けない一方、当該指示対象顧客が当該有用条件を満たすと判定された場合であって前記営業活動の履歴に基づいて当該商品提案文書の生成を制限した場合、当該制限の後における当該商品提案文書の生成指示を受け付けて当該商品提案文書を生成することを特徴とする請求項4記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記判定手段は、前記商品が、商品の導入に関する前記指示対象顧客の固有条件を満たすか否かを判定し、前記生成手段は、前記商品が前記固有条件を満たさないと判定された場合、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たすと判定された場合であっても、前記商品提案文書の生成を制限することを特徴とする請求項1記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記生成手段は、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たさないと判定された場合、前記商品提案文書の生成を制限した後における当該商品提案文書の生成指示を受け付けない一方、当該指示対象顧客が当該有用条件を満たすと判定された場合であって前記商品が前記固有条件を満たさないと判定された場合、当該商品提案文書の生成を制限した後における当該商品提案文書の生成指示を受け付けて当該商品提案文書を生成することを特徴とする請求項6記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記有用条件は、前記商品の機能と前記指示対象顧客が用いる設備に備えられている機能との比較に基づいて定められることを特徴とする請求項1記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記指示対象顧客が用いる前記設備に備えられている機能が属する分野ごとに、当該設備が課題を有するか否かを評価する評価手段をさらに備え、前記判定手段は、前記商品の機能が属する分野において、前記評価手段により前記設備が前記課題を有すると評価された場合、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たすと判定し、当該分野において当該設備が当該課題を有しないと評価された場合、当該指示対象顧客が当該有用条件を満たさないと判定することを特徴とする請求項8記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、利用者の指示に応じて、指示対象顧客に関しての商品についての商品提案文書を生成する生成手段と、前記指示対象顧客が、前記商品の機能の有用性に関する有用条件を満たすか否かを判定する判定手段と、を備え、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たすと前記判定手段により判定された場合、前記商品提案文書の生成指示を受け付ける受付部を第1表示態様により表示し、当該指示対象顧客が当該有用条件を満たさないと判定された場合、当該受付部を当該第1表示態様とは異なる第2表示態様により表示する表示手段と、を備えた、情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、利用者の指示に応じて、指示対象顧客に関しての商品についての商品提案文書を生成する機能と、前記指示対象顧客が、前記商品の機能の有用性に関する有用条件を満たすか否かを判定する機能と、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たさないと判定された場合、前記商品提案文書の生成を制限する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項2の発明によれば、商品提案文書の生成が制限された原因に関する情報が表示されない場合に比べて、商品提案文書の生成が制限されない商品を利用者が探しやすくなる。
請求項3の発明によれば、商品提案文書の生成が制限された場合において指示対象顧客が用いる設備に備えられている機能に関する情報が表示されない場合に比べて、指示対象顧客が用いる設備に関して機能に有用性がある商品を利用者が探しやすくなる。
請求項4の発明によれば、指示対象顧客が有用条件を満たす場合には営業活動の履歴に関わらず商品提案文書を生成する場合に比べて、商品の購入に結びつかない商品提案文書の作成を抑制できる。
請求項5の発明によれば、営業活動の履歴に基づいて商品提案文書の生成を制限した後にこの商品提案文書の生成指示を受け付けない場合に比べて、商品の購入に結びつく商品提案文書の作成を制限することが抑制される。
請求項6の発明によれば、指示対象顧客が有用条件を満たす場合には商品の導入に関する指示対象顧客の条件を商品が満たすか否かに関わらず商品提案文書を生成する場合に比べて、商品の購入に結びつかない商品提案文書の作成を抑制できる。
請求項7の発明によれば、商品が固有条件を満たさないと判定されたことにより商品提案文書の生成を制限した後にこの商品提案文書の生成指示を受け付けない場合に比べて、商品の購入に結びつく商品提案文書の作成を制限することが抑制される。
請求項8の発明によれば、指示対象顧客に応じて、有用条件の内容を変えることができる。
請求項9の発明によれば、商品の機能が属する全ての分野において指示対象顧客の設備に備えられている機能が課題を有しないにも関わらず商品提案文書の生成を制限しない構成に比べて、商品の購入に結びつかない商品提案文書の作成を抑制できる。
請求項10の発明によれば、顧客の業務課題を解決するにあたって商品の機能に有用性があるか否かに関わらず受付部の表示態様を変えない構成に比べて、商品の購入に結びつかない商品提案文書の作成を抑制できる。
請求項11の発明によれば、顧客の業務課題を解決するにあたって機能に有用性が無い商品に関する商品提案文書の生成を制限しない構成に比べて、商品の購入に結びつかない商品提案文書の作成を抑制できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態による情報処理システム100の全体構成を示す図である。本実施形態の情報処理システム100は、管理サーバ10と、ユーザが管理サーバ10にアクセスするために用いられるクライアント端末20と、顧客が管理サーバ10にアクセスするために用いられる顧客サーバ30とを備える。管理サーバ10とクライアント端末20、および管理サーバ10と顧客サーバ30とは、ネットワーク40を介してそれぞれ接続されている。
管理サーバ10は、例えば、コンピュータにより実現される。管理サーバ10は、単一のコンピュータにより構成しても良いし、複数のコンピュータによる分散処理により実現しても良い。
クライアント端末20は、例えば、コンピュータ、タブレット型情報端末、その他の情報処理装置により実現される。
顧客サーバ30は、例えば、コンピュータにより実現される。
次に、管理サーバ10の機能構成について説明する。図2は、管理サーバ10の機能構成を示す図である。
図2に示すように、管理サーバ10は、顧客情報データベース(DB)11と、商品情報データベース(DB)12とを備える。また、管理サーバ10は、送受信部13と、判定部14と、生成部15とを備える。
商品情報DB12は、商品の商品情報を保持するデータベースである。商品には、物品のみならず、ソフトウェアやサービスも含まれる。また、商品情報としては、商品名や、商品の属性等が挙げられる。商品の属性には、商品の種別、商品の販売価格、商品の機能が含まれる。
図3は、本実施形態のクライアント端末20の機能構成を示す図である。クライアント端末20は、送受信部21と、取得部22と、表示部23と、入力受け付け部24とを備える。
送受信部21は、外部装置に対してデータを送受信するための通信手段である。送受信部21は、管理サーバ10に対して、商品提案文書の生成依頼を送信する。また、送受信部21は、管理サーバ10から、商品提案文書や顧客情報を受信する。
識別情報の入力方式としては、例えば、ユーザごとに異なる識別情報が記録されたID(Identification)カードをIDカード読み取り機(不図示)にかざすことで識別情報が読み取られる方式や、ユーザごとに登録された識別番号やパスワードをユーザ自身が表示画面に入力する方式などを適用することができる。
入力受け付け部24は、ユーザが行う操作を受け付ける受付手段である。入力受け付け部24は、商品提案文書の生成依頼を行うためのユーザの操作を受け付ける。
図4は、管理サーバ10およびクライアント端末20として用いられるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図4に示すコンピュータ200は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)201と、記憶手段である主記憶装置(メインメモリ)202および外部記憶装置203とを備える。CPU201は、外部記憶装置203に格納されたプログラムを主記憶装置202に読み込んで実行する。主記憶装置202としては、例えばRAM(Random Access Memory)が用いられる。外部記憶装置203としては、例えば磁気ディスク装置やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。また、コンピュータ200は、ネットワークに接続するための通信インターフェイス204と、ディスプレイに表示出力を行うための表示機構205とを備える。また、コンピュータ200は、コンピュータ200の操作者による入力操作が行われる入力デバイス206を備える。なお、図4に示すコンピュータ200の構成は一例にすぎず、本実施形態で用いられるコンピュータは図4の構成例に限定されるものではない。例えば、記憶装置としてフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやROM(Read Only Memory)を備える構成としても良い。
また、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
次に、管理サーバ10に保持されている各種データテーブルの内容について説明する。
図5は、商品情報管理テーブルの構成例を示した図である。商品情報管理テーブルは、商品情報DB12に保持されている。
図5に示す商品情報管理テーブルでは、「商品名」に、商品の名称が示されており、「商品ID」に、商品を識別する識別番号が示されている。また、商品情報管理テーブルでは、「商品種別」に、商品の種別が示されている。また、「課題解決機能」に、商品の機能が示されている。具体的には、「課題解決機能」には、顧客の業務課題を解決するための商品の機能が分野ごとに示されている。本実施形態では、「課題解決機能」は、「ウィルス対策」、「迷惑メール対策」、「個人情報保護」、「不正侵入防止」、「モバイル端末保護」の5つの分野に分かれている。そして、商品が顧客の業務課題を解決するための機能を有する分野には、「〇」が示され、機能を有しない分野には、「−」が示される。なお、課題解決機能に示される各分野の内容は、商品の種別に応じて変えても良い。
図6に示す顧客情報管理テーブルでは、「顧客名」に、顧客の名称が示されており、「顧客ID」に、顧客を識別する識別番号が示されている。また、顧客情報管理テーブルでは、「営業員」に、顧客に対して商品の売り込みに関する営業活動を行うユーザ(以下、営業員と称する)の名称が示されている。また、「課題レベル」には、顧客の業務課題の程度の大きさが示されている。具体的には、「課題レベル」には、顧客の設備が有する課題の程度の大きさが段階的に示されている。本実施形態では、「課題レベル」は、「ウィルス対策」、「迷惑メール対策」、「個人情報保護」、「不正侵入防止」、「モバイル端末保護」の5つの分野に分かれている。すなわち、「課題レベル」は、図5に示した商品情報管理テーブルの「課題解決機能」と同じ分野ごとに分かれている。そして、顧客の業務課題に対して、顧客の設備により完全な対応ができている分野には「2」が示され、顧客の設備により部分的な対応ができている分野には「1」が示され、顧客の設備では対応できていない分野には「0」が示される。すなわち、顧客の設備が有する課題の程度が大きいほど、「課題レベル」に示されている値が小さくなる。
図7に示す受付画面には、「顧客名」に、商品の売り込み先としての顧客の名称が示されており、「営業員」に、顧客に対する営業活動を担当する営業員が示されている。また、「商品名」には、顧客に対して売り込もうとする商品の名称が示されており、「商品種別」には、商品の種別が示されている。また、「提案書」には、ユーザによる商品提案文書の生成指示を受け付ける商品提案文書アイコン301が示されている。
管理サーバ10は、クライアント端末20から商品提案文書の生成依頼を受けると、指示対象顧客および指示対象商品に係る判定処理を行う。
図8は、判定処理のフローチャートである。以下では、指示対象顧客が「B株式会社」、指示対象商品が「セキュリティソフトB」である場合における判定処理の例について説明する。
まず、管理サーバ10の判定部14は、商品情報管理テーブル(図5参照)から、指示対象商品の商品情報を取得する(S(ステップ)101)。この例では、判定部14は、図5における「セキュリティソフトB」の商品情報を取得する。
次に、判定部14は、顧客情報管理テーブル(図6参照)から、指示対象顧客の顧客情報を取得する(S102)。この例では、判定部14は、図6における「B株式会社」の顧客情報を取得する。
生成部15は、商品提案文書の生成依頼に応じて、指示対象顧客に関しての指示対象商品についての商品提案文書を生成する(S104)。商品提案文書は、指示対象顧客に関する顧客情報および指示対象商品に関する商品情報を、管理サーバ10にて保持されている予め定められた電子フォームに埋め込むことにより生成される。生成部15は、生成した商品提案文書をクライアント端末20の表示部23に送信する。表示部23は、受信した商品提案文書を表示する。
図9に示すように、生成不可画面302には、商品提案文書の生成指示が受け付けられなかったことを通知するための生成不可情報303と、商品提案文書を生成できない原因の詳細に関する詳細情報304とが表示される。
なお、生成不可情報303および詳細情報304は、商品提案文書の生成が制限された原因に関する原因情報として捉えられる。
ここで、例えば、特定の商品に関して、商品の機能によって解決できる業務課題を顧客が有しておらず、且つ顧客が有する業務課題を商品の機能によっては解決できない等の理由により、商品の機能に有用性が認められない場合がある。かかる場合に、機能に有用性が無い商品に関する商品提案文書を用いて顧客に対して営業活動を行うと、顧客による商品の購入に結びつかない提案をしてしまい、顧客に対する営業活動の機会を浪費するおそれがある。
かかる場合、指示対象顧客に応じて、有用条件の内容を変えられる。
かかる場合、指示対象商品の機能が属する分野において指示対象顧客の設備が課題を有しないと評価されると、指示対象商品についての商品提案文書の生成が制限される。そのため、指示対象商品の機能が属する全ての分野において指示対象顧客の設備に備えられている機能が課題を有しないにも関わらず商品提案文書の生成を制限しない場合に比べて、商品の購入に結びつかない商品提案文書の作成が抑制される。
かかる場合、ユーザは、商品提案文書の生成が制限された原因を把握することで、商品提案文書の生成が制限されない商品を探しやすくなる。
かかる場合、ユーザは、指示対象顧客が用いる設備に関して、機能に有用性がある商品を探しやすくなる。
また、本実施形態では、判定部14が、指示対象顧客の設備に備えられている機能の課題の程度を算出しているが、これに限定されない。例えば、指示対象顧客の設備に備えられている機能の課題の程度を算出する算出手段が判定部14とは別に管理サーバ10に設けられても良い。
例えば、指示対象顧客の設備における分野ごとの課題レベルの累計に基づいて、指示対象商品の商品種別が属する総合的な分野における顧客の業務課題の総合的な評価を「0」、「1」、「2」・・・のように段階的に示しても良い。この場合に、高い段階ほど指示対象顧客の設備における課題の程度が小さく、予め定められた値よりも高い段階(例えば、段階「1」よりも高い段階)である場合には、指示対象顧客の設備が課題を有しないと判定し、指示対象商品についての商品提案文書の生成を制限しても良い。
例えば、二つ以上の商品を指示対象商品として商品提案文書を生成するか否かの判定処理が行われても良い。この場合、例えば、商品提案文書のうち、指示対象顧客が満たす有用条件に関する指示対象商品に関するページが生成され、指示対象顧客が満たさない有用条件に関する指示対象商品に関するページが生成されないようにしても良い。この場合に、商品提案文書のうち、指示対象顧客が満たす有用条件に関する指示対象商品のページが生成され、指示対象顧客が満たさない有用条件に関する指示対象商品のページが生成されないことは、商品提案文書の生成を制限することの一例として捉えられる。
例えば、指示対象商品の機能が属する分野と指示対象商品の機能が属しない分野とをそれぞれ識別可能に表示しても良い。また、例えば、指示対象顧客の設備が課題を有する分野と課題を有しない分野とをそれぞれ識別可能に表示しても良い。
次に、商品提案文書の生成を制限する例の変形例について説明する。
本実施形態では、指示対象顧客が有用条件を満たさない場合に、指示対象商品についての商品提案文書を生成せずに生成不可画面302を表示するが、商品提案文書の生成を制限する態様は、これに限定されない。
図10は、商品提案文書の生成を制限する例の変形例としての受付画面を示した図である。
なお、商品提案文書アイコン301は、商品提案文書の生成指示を受け付ける受付部として捉えられる。言い換えると、商品提案文書アイコン301は、第1表示態様により表示される受付部として捉えられる。また、生成制限アイコン308は、商品提案文書の生成指示を受け付けない受付部として捉えられる。言い換えると、生成制限アイコン308は、第1表示態様とは異なる第2表示態様により表示される受付部として捉えられる。
また、生成制限アイコン308を選択した場合に、商品提案文書を生成するようにしても良い。このような場合であっても、生成制限アイコン308は、商品提案文書アイコン301とは異なる表示態様により表示されているため、商品の購入に結びつかない商品提案文書の作成が抑制される。
次に、第2の実施形態の判定処理について説明する。
第2の実施形態は、指示対象商品の機能と指示対象顧客が用いる設備の機能とを比較し、指示対象顧客が有用条件を満たさない場合には商品提案文書の生成を制限する点で、第1の実施形態と共通する。
すなわち、第2の実施形態では、指示対象顧客に対して指示対象商品に関する営業活動が既に行われたか否かを判断する。そして、既に営業活動が行われている場合には、指示対象顧客が有用条件を満たす場合であっても、指示対象商品についての商品提案文書の生成を制限する。
図11に示す営業活動履歴管理テーブルでは、「顧客名」に、顧客の名称が示されており、「顧客ID」に、顧客の識別番号が示されている。また、営業活動履歴管理テーブルでは、「営業活動日」に、営業活動が行われた日付が示されている。また、営業活動履歴管理テーブルでは、「営業員」に、営業活動を行った営業員の名称が示されており、「提案商品」に、営業活動において顧客に提案した商品の名称が示されている。さらに、「成約情報」には、顧客が「提案商品」を購入したか否かの情報が示されている。本実施形態では、「成約情報」に〇が示されている場合、顧客が「提案商品」を購入したことを意味する。また、「成約情報」に×が示されている場合、顧客が「提案商品」を購入しなかったことを意味する。
管理サーバ10の判定部14は、まず、指示対象商品の商品情報を取得し(S201)、続いて、指示対象顧客の顧客情報を取得する(S202)。さらに、判定部14は、営業活動履歴管理テーブル(図11参照)から、指示対象顧客に対する営業活動の履歴に関する情報を取得する(S203)。
この例では、指示対象商品「セキュリティソフトB」(図5参照)の機能が属する分野「迷惑メール対策」、「個人情報保護」において、指示対象顧客「D株式会社」(図6参照)の設備の課題レベルが何れも「1」であり、これらの分野において指示対象顧客の設備が課題を有すると評価される。そのため、判定部14は、指示対象顧客が有用条件を満たすと判定する(S204でYES)。
この例では、指示対象顧客「D株式会社」に対して指示対象商品「セキュリティソフトB」の営業活動を行った日が「2016/11/20」と示されているため、判定部14は、指示対象顧客に対して指示対象商品を提案済であると判定する(S207でYES)。
一方、指示対象顧客に対して指示対象商品を提案済である場合(S207でYES)、生成部15は、指示対象商品についての商品提案文書を生成しない(S209)。そして、判定部14は、指示対象顧客に対する営業活動の履歴を表示部23に送信する。表示部23は、商品提案文書の生成が制限されたことを通知するための生成制限画面を表示する(S210)。
図13に示すように、生成制限画面309には、商品提案文書の生成が制限されたことを通知する生成制限情報310と、商品提案文書の生成が制限された原因の詳細に関する詳細情報311とが表示される。
顧客が過去に商品の提案を受けてこの商品を購入している場合、この顧客が同じ商品の提案を再度受けても、新たにこの商品を必要としない等の理由によってこの商品の再度の購入には至らない場合がある。また、顧客が過去に商品の提案を受けてこの商品を必要としない等の理由により商品を購入しなかった場合、この顧客が同じ商品の提案を再度受けてもこの商品が購入されにくい場合がある。すなわち、顧客に対して既に商品を提案済である場合、この顧客に同じ商品を再度提案しても、商品の購入に結びつかないことがある。
一方、指示対象商品を提案済である場合に表示される生成制限画面309(図13参照)において、ユーザは、商品提案文書の生成指示を行える。すなわち、指示対象顧客が有用条件を満たす場合であって営業活動の履歴に基づいて商品提案文書の生成が制限された場合、この制限の後に指示対象商品についての商品提案文書の生成指示を受け付けられ商品提案文書が生成される。
例えば、指示対象顧客が有用条件を満たす場合において、この指示対象顧客に対して提案した指示対象商品が購入されている場合には指示対象商品の商品提案文書を生成し、この指示対象顧客に対して提案した指示対象商品が購入されていない場合には指示対象商品についての商品提案文書の生成を制限しても良い。
この場合、例えば、図11に示した営業活動履歴管理テーブルの「成約情報」に、指示対象顧客に対して商品を提案中でありこの商品の購入の有無の結論に至っていないことを意味する「△」の記号が示されても良い。そして、指示対象顧客が有用条件を満たす場合において、この指示対象顧客に対して行われた営業活動の履歴に関して「成約情報」に「△」が示されている場合には指示対象商品についての商品提案文書を生成し、「成約情報」に「〇」または「×」が示されている場合には指示対象商品についての商品提案文書の生成を制限しても良い。
具体的には、指示対象顧客が有用条件を満たす場合において、指示対象顧客に対して最後に指示対象商品を提案した日から予め定められた期間が経過した場合には指示対象商品についての商品提案文書を生成し、予め定められた期間が経過していない場合には指示対象商品についての商品提案文書の生成を制限しても良い。この場合、指示対象顧客に対して最後に指示対象商品を提案した日から予め定められた期間が経過したか否かは、例えば、判定処理が行われた日が、図11に示した営業活動管理テーブルの「営業活動日」から予め定められた期間を経過したか否かにより判断される。
次に、第3の実施形態の判定処理について説明する。
第2の実施形態では、指示対象顧客が有用条件を満たす場合に、指示対象顧客に対して指示対象商品を提案済であるか否かを判断していた。
これに対し、第3の実施形態では、指示対象顧客が有用条件を満たす場合に、指示対象商品が、指示対象顧客による商品の導入に関して定められた条件を満たすか否かを判断する。
図14に示す商品情報管理テーブルでは、第1の実施形態と同様に、「商品名」、「商品ID」、「商品種別」、「課題解決機能」が示されている。また、本実施形態の商品情報管理テーブルでは、「販売価格」に、商品の販売価格が示されている。
図15に示す提案条件管理テーブルでは、「条件ID」に、顧客に対して商品を提案するための提案条件を識別する識別番号が示されており、「顧客名」に、顧客の名称が示されており、「顧客ID」に、顧客の識別番号が示されている。また、提案条件管理テーブルでは、「提案条件の有無」に、顧客について設定された提案条件が存在するか否かが示されている。また、提案条件管理テーブルに示されている「提案条件」は、「項目」と「内容」とに分けられている。「項目」には、提案条件の内容が属する項目が示されており、「内容」には、提案条件の内容が示されている。
管理サーバ10の判定部14は、まず、指示対象商品の商品情報を取得し(S301)、続いて、指示対象顧客の顧客情報を取得する(S302)。さらに、判定部14は、提案条件管理テーブルから、指示対象顧客に関連付けられた提案条件を取得する(S303)。
この例では、上述した通り、指示対象顧客「D株式会社」は、指示対象商品「セキュリティソフトB」に関する有用条件を満たすと判定する(S304でYES)。
なお、本実施形態では、指示対象顧客に提案条件が設定されていない場合、判定部14は、指示対象商品が指示対象顧客に関連付けられた提案条件を満たすと判定するものとする。
一方、指示対象商品が指示対象顧客に関連付けられた提案条件を満たさない場合(S307でNO)、生成部15は、指示対象商品についての商品提案文書を生成しない(S309)。そして、判定部14は、指示対象商品の商品情報および指示対象顧客に関連付けられた提案条件を表示部23に送信する。表示部23は、指示対象商品についての商品提案文書の生成が制限されたことをユーザに通知するための生成制限画面を表示する(S310)。
図17に示すように、生成制限画面315には、指示対象商品についての商品提案文書の生成が制限されたことを通知する生成制限情報316と、商品提案文書の生成が制限された原因の詳細に関する詳細情報317とが表示される。
上述の通り、提案条件は、顧客からの要望や、顧客が用いる設備の属性等に基づいて設定されており、顧客に関連付けられた提案条件を満たさない商品を提案しても、この商品の購入に結びつかないことがある。
一方、指示対象商品が指示対象顧客に関連付けられた提案条件を満たさない場合に表示される生成制限画面315(図17参照)において、ユーザは、指示対象商品についての商品提案文書の生成指示を行える。すなわち、指示対象顧客が指示対象商品に関する有用条件を満たすと判定された場合であって指示対象商品が指示対象顧客に関する提案条件を満たさないと判定された場合、指示対象商品についての商品提案文書の生成が制限された後にこの商品提案文書の生成指示が受け付けられ商品提案文書が生成される。
そこで、本実施形態では、指示対象顧客が指示対象商品に関する有用条件を満たす場合には、指示対象商品が指示対象顧客に関連付けられた提案条件を満たさない場合であっても、指示対象商品についての商品提案文書の生成を制限した後にこの商品提案文書の生成を可能としている。この場合、商品の購入に結びつく商品提案文書の作成を制限することが抑制される。
Claims (11)
- 利用者の指示に応じて、指示対象顧客に関しての商品についての商品提案文書を生成する生成手段と、
前記指示対象顧客が、前記商品の機能の有用性に関する有用条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記生成手段は、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たさないと前記判定手段により判定された場合、前記商品提案文書の生成を制限することを特徴とする情報処理システム。 - 前記生成手段により前記商品提案文書の生成が制限された場合、制限された原因に関する原因情報を表示する表示手段をさらに備えた、請求項1記載の情報処理システム。
- 前記原因情報は、前記指示対象顧客が用いる設備に備えられている機能の評価に関する情報であることを特徴とする請求項2記載の情報処理システム。
- 前記生成手段は、前記指示対象顧客に対する前記商品に関する営業活動の履歴に基づいて、当該指示対象顧客が前記有用条件を満たすと判定された場合であっても、前記商品提案文書の生成を制限することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
- 前記生成手段は、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たさないと判定された場合、前記商品提案文書の生成を制限した後における当該商品提案文書の生成指示を受け付けない一方、当該指示対象顧客が当該有用条件を満たすと判定された場合であって前記営業活動の履歴に基づいて当該商品提案文書の生成を制限した場合、当該制限の後における当該商品提案文書の生成指示を受け付けて当該商品提案文書を生成することを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
- 前記判定手段は、前記商品が、商品の導入に関する前記指示対象顧客の固有条件を満たすか否かを判定し、
前記生成手段は、前記商品が前記固有条件を満たさないと判定された場合、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たすと判定された場合であっても、前記商品提案文書の生成を制限することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。 - 前記生成手段は、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たさないと判定された場合、前記商品提案文書の生成を制限した後における当該商品提案文書の生成指示を受け付けない一方、当該指示対象顧客が当該有用条件を満たすと判定された場合であって前記商品が前記固有条件を満たさないと判定された場合、当該商品提案文書の生成を制限した後における当該商品提案文書の生成指示を受け付けて当該商品提案文書を生成することを特徴とする請求項6記載の情報処理システム。
- 前記有用条件は、前記商品の機能と前記指示対象顧客が用いる設備に備えられている機能との比較に基づいて定められることを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
- 前記指示対象顧客が用いる前記設備に備えられている機能が属する分野ごとに、当該設備が課題を有するか否かを評価する評価手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記商品の機能が属する分野において、前記評価手段により前記設備が前記課題を有すると評価された場合、前記指示対象顧客が前記有用条件を満たすと判定し、当該分野において当該設備が当該課題を有しないと評価された場合、当該指示対象顧客が当該有用条件を満たさないと判定することを特徴とする請求項8記載の情報処理システム。 - 利用者の指示に応じて、指示対象顧客に関しての商品についての商品提案文書を生成する生成手段と、
前記指示対象顧客が、前記商品の機能の有用性に関する有用条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記指示対象顧客が前記有用条件を満たすと前記判定手段により判定された場合、前記商品提案文書の生成指示を受け付ける受付部を第1表示態様により表示し、当該指示対象顧客が当該有用条件を満たさないと判定された場合、当該受付部を当該第1表示態様とは異なる第2表示態様により表示する表示手段と、
を備えた、情報処理システム。 - コンピュータに、
利用者の指示に応じて、指示対象顧客に関しての商品についての商品提案文書を生成する機能と、
前記指示対象顧客が、前記商品の機能の有用性に関する有用条件を満たすか否かを判定する機能と、
前記指示対象顧客が前記有用条件を満たさないと判定された場合、前記商品提案文書の生成を制限する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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