JP2019139055A - 映写用スクリーン装置又は反射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的大きなサイズであっても正しい設置を容易に行なうことができる映写用スクリーン装置又は反射装置を提供する。【解決手段】 スクリーン体2又は反射体と、少なくとも一部に気体が充填されることでスクリーン体2又は反射体を起立使用状態で保持するベース本体3とを有し、ベース本体3が、起立使用状態において接地する接地面を構成する基体部4と、スクリーン体2又は反射体を保持する支持部5とを備え、基体部4の気体充填部4aと支持部5の気体充填部5aとが互いに独立していることで、設置する際、これらに対して気体の充填を順次行なうことができるものとした。【選択図】図1

Description

本発明は、気体充填部を有し、不使用時には気体充填部内の気体を脱気して嵩を小さくすることができる気体充填式の映写用スクリーン装置又は反射装置であって、比較的大きなサイズであっても容易に正しく設置することができる映写用スクリーン装置又は反射装置に関する。
従来、未使用時には小さく折り畳むことができ、使用時には自立し画像投影装置から投影された画像が映し出されるようにしたスクリーン装置として、スクリーンと、チューブ体からなる、内周部にスクリーンの外周部が接合されたスクリーン保持体とから構成されるものがある(特許文献1参照)。このスクリーン保持体は、チューブ体に気体が充填されて膨らむことにより、スクリーンを展開した状態に自立・保持することができるものである。
また、同じくスクリーンとして、スクリーン本体と、エアチューブからなる枠状支持体とを備え、展開時には、枠状支持体がスクリーン本体を周囲から引っ張ってしわを伸ばす役割を有するものがある(特許文献2参照)。このスクリーンは、枠状支持体を構成する一対のロールピラー部と、台座部とが、気密に連結されていることで、台座部に設けられたパイプを介して給気すると、スクリーン本体を周囲から引っ張った状態で自立することができるものである。
特開平8−286277号公報 特開2006−53289号公報
しかし、特許文献1及び2記載のスクリーン装置は、スクリーン支持体や枠状支持体といったスクリーンの支持体が一体的に構成され、この内部に気体を充填することで、スクリーン装置が形成されるものであるため、気体充填中に設置場所や角度にズレが生じると、気体充填の完了を待ってスクリーン装置全体を移動させる必要があるものであった。このとき、比較的小さなサイズのものであれば、その移動も行い得るが、比較的大きなサイズのものとなると、全体の重量も大きく、気体充填後の移動自体が困難なものとなっていた。また、気体の充填状況によっては、例えばスクリーン装置の上部に先に基体が流れ込むような場合には、そのバランスが崩れて転倒してしまう可能性があった。また、これらの問題は、同様の構造を備えた反射装置においても起こり得るものであった。
本発明が前述の状況に鑑み解決しようとするところは、比較的大きなサイズであっても正しい設置を容易に行なうことができる映写用スクリーン装置又は反射装置を提供する点にある。
本発明に係る映写用伸縮スクリーン装置及び反射装置は、前記課題解決のために、スクリーン体又は反射体と、少なくとも一部に気体が充填されることで前記スクリーン体又は反射体を起立使用状態に保持するベース本体とを有する映写用スクリーン装置又は反射装置であって、前記ベース本体が、起立使用状態において接地する接地面を有する基体部と、前記スクリーン体又は反射体を保持する支持部とを備え、前記基体部に設けられた気体充填部と、前記支持部に設けられた気体充填部とが互いに独立していることで、気体の充填をこれらに対して順次行なうことができることを特徴とするものである。
この構成によれば、設置作業において、まず基体部の充填作業を行ない、この時点で設置位置・角度を調整した後に、支持部の充填作業を行なうことで、比較的大きなサイズのものであっても設置を正しく容易に行なうことができる。
また、前記基体部が、起立使用状態における接地面の周縁に前記気体充填部を有するものであってもよい。
この構成によれば、接地面の周縁を含めた基体部の気体充填部に気体を充填することで、設置位置・向きの確認や、微調整のための移動も行い易いものとなる。
さらに、前記支持部が、前記スクリーン体又は前記反射体を展張状態に保持する第一支持部と、前記スクリーン体又は前記反射体を使用姿勢に保持する第二支持部とを備え、前記第一支持部と前記第二支持部の夫々に独立した気体充填部を有するものであってもよい。
この構成によれば、設置作業において、映写用スクリーン装置又は反射装置の立ち上げにおいて装置全体の膨らみ方を制御することができ、映写用スクリーン装置又は反射装置の傾倒等の問題を生じないものとすることができる。
さらにまた、前記第一支持部が、前記スクリーン体又は反射体の周囲における前記基体部側を除いた部分に形成された気体充填部を有するものであってもよい。
この構成によれば、スクリーン体を周囲で適切に保持し、スクリーン体又は反射体を効率よく綺麗に展張することができる。
また、前記第二支持部が、前記スクリーン体又は反射体の保持角度を調整可能とする角度調整手段を有してなるものであってもよい。
この構成によれば、使用目的、用途に応じてスクリーン体又は反射体の角度を変更することができる。特に反射装置として用いる場合には、太陽の位置に合わせて反射体の角度を変更することができるため、反射装置としてより好適なものとなる。
さらに、前記角度調整手段が、前記基体部又は前記第二支持部に、複数の気体充填部を備え、これらの気体充填部の充填又は脱気によって前記スクリーン体又は反射体の角度を変更するものであってもよい。
この構成によれば、スクリーン体又は反射体の角度の変更をより簡易に行なうことができる。
本発明に係る映写用スクリーン装置又は反射装置によれば、充填・設置作業において、まず基体部の充填作業を行ない、この時点で設置位置・角度を調整したうえで、支持部の充填作業を行なうことで、比較的大きなサイズのものであっても設置を正しく容易に行なうことができる。
本発明の実施形態に係る映写用スクリーン装置又は反射装置1の構成を示す後側斜視図である。 同じく映写用スクリーン装置又は反射装置1の構成を示す前側斜視図である。 同じく映写用スクリーン装置又は反射装置1の気体の充填手順を示す側面図であり、(a)は充填前の状態、(b)は基体部を充填した状態、(c)は基体部と第二支持部を充填した状態、(d)は全てを充填した状態を示す。 本発明の第二実施形態に係る映写用スクリーン装置又は反射装置1A(角度調整手段を有するもの)の構成を示す説明図であり、(a)は角度調整用の気体充填部にも気体を充填した状態の側面断面図、(b)は角度調整用の気体充填部を脱気した状態の側面図を示す。 本発明の第三実施形態に係る映写用スクリーン装置又は反射装置1B(別の角度調整手段を有するもの)の構成を示す側面断面図である。 本発明の第四実施形態に係る映写用スクリーン装置又は反射装置1C(更に別の角度調整手段を有するもの)の構成を示す側面図である。 本発明の第五実施形態に係る映写用スクリーン装置又は反射装置1D(フロート手段を有するもの)の構成を示す後側斜視図である。 本発明の実施形態に係る反射装置1Bの起立使用状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。本明細書において、接地面とは、映写用スクリーン装置又は反射装置を設置する際、設置対象面に対し当該映写用スクリーン装置又は反射装置が接面する部分、又はこの部分を含む底面等をいう。また、独立とは、二以上のものが分かれて存在することをいうものとし、気体充填部が互いに独立しているとは、二以上の気体充填部が互いに分かれて存在することをいい、これらが連結されているか否かは問わず、例えば、二以上の気体充填部が通気・非通気の切り替え可能や、一方向のみ通気可能に連結されているものも含むものとする。さらに、スクリーン体又は反射体の起立使用状態とは、スクリーン体又は反射体が展張状態で且つ使用姿勢であることをいい、展張状態とは、スクリーン体又は反射体の少なくとも一部が投影された映像等を映し出す、又は反射することができる程度に展開され張られた状態をいい、使用姿勢とは、スクリーン体又は反射体が使用される向きや角度にある姿勢のことをいうものとする。
本発明に係る映写用スクリーン装置又は反射装置1の実施形態を、図1乃至図3に沿って説明する。ここで、この映写用スクリーン装置又は反射装置1は、スクリーン体2を設けることで、映写用スクリーン装置として機能する状態であるが、このスクリーン体2を反射体とすることで、反射装置1として機能するものとなる。
図1及び図2に示すように、映写用スクリーン装置又は反射装置1(第一実施形態)は、スクリーン体2と、少なくとも一部に気体が充填されることで前記スクリーン体2を起立使用状態で保持するベース本体3とを有し、ベース本体3が、起立使用状態において接地する接地面を構成する基体部4(図1において濃ドットを付した部分)と、スクリーン体2を保持する支持部5とを備え、基体部4の気体充填部4aと支持部5の気体充填部5aとが互いに独立していることで、設置する際、これらに対して気体の充填を順次行なうことができるものである。また、支持部5は、スクリーン体2のスクリーン面2aを展張状態に保持する第一支持部51(図1において薄ドットを付した部分)と、スクリーン体2を使用姿勢に保持する第二支持部52(図1においてドットを付していない部分)とを備えたものである。
スクリーン体2は、可撓性シート材よりなるものであって、起立使用状態の映写用スクリーン装置及び1において正面側の大部分に配置され、その形状は略横長長方形状となっている。このスクリーン体2の正面はスクリーン面2aとして構成されているため、例えば、前方から投影された映像を前側に映し出すことができる。また、このスクリーン体2はベース本体3によって起立使用状態に保持されている。ここで、スクリーン体2は、少なくとも一部に投影された映像を映し出すことができるものであれば種々の形態のものを採用することができ、当然に平面的なものに限らず立体的なものであってもよく、例えば気体を充填することによってその形状が変化するものであってよい。
ベース本体3は、各部に設けられた気体充填部に気体が充填されることで、図示するように、スクリーン体2を起立使用状態に保持するものである。このベース本体3は内部を気体充填部とする複数のチューブ体により構成されるものであって、これらのチューブ体に気体が充填されることによって、スクリーン体2を起立使用状態で保持するベース本体3が形成されるものとなっている。これらのチューブ体は、可撓性シート材で略円柱状に構成されるとともに、気体の充填口及び排気口が設けられている。この充填口及び排気口は別々に設けてもよいが、一体型とすることで構造をより簡易なものとしてもよい。ベース本体3を構成する全てのチューブ体の気体を抜くと、ベース本体3の全体が小さく萎むと同時に、スクリーン体2も折り畳まれ、映写用スクリーン装置又は反射装置1が極めて小さいものなるため、運搬や保管において有利なものとなっている。ベース本体3は、基体部4と支持部5に区分される。
基体部4は、ベース本体3の底面を構成するものであって、接地面を有するものである。この基体部4は、外形が横長長方形状に形成されるとともに、内側に二本の補強バーを設け、全体が略倒目の字状に形成されたものである。また、基体部4は一体的に構成され、基体部4の気体充填部も全てが連通する状態で構成されている。このため、一つの充填口から気体を充填することで、基体部4の全ての気体充填部が充填され、基体部4を使用状態に形成することができる。この構成により、横長長方形状の映写用スクリーン装置又は反射装置1の底面に位置する基体部4が高い剛性を有するものとなっており、装置全体がより安定するものとなっている。基体部4の上側には、スクリーン体2を支持する支持部5が連結されている。
支持部5は、基体部4とは別の気体充填部を備える。このため、映写用スクリーン装置又は反射装置1の充填・設置作業において、まず基体部4を充填し、この状態で設置場所や向きを調整して、支持部5を充填することができる。
また、支持部5は、スクリーン体2のスクリーン面2aを展張状態に保持する第一支持部51と、スクリーン体2を使用姿勢に保持する第二支持部52とを備えてなるものである。つまり、支持部5に気体を充填した状態では、第一支持部51がスクリーン体2のスクリーン面2aを展張した状態とし、この展張されたスクリーン面2aを含むスクリーン体2を、第二支持部52によって起き上らせた使用姿勢で保持することで、スクリーン体2を起立使用状態に保持することができるものとなっている。
第一支持部51は、独立した一つの気体充填部を備え、この気体充填部に気体が充填されることでスクリーン体2のスクリーン面2aを展張状態に保持するものとなっている。この第一支持部51は、略倒コ字状の外枠とこの外枠の内側に二本の補強部が形成されている。また、外枠の内側にはスクリーン体2の外周縁が取り付けられている。ここで、二本の補強バーは外形を形成する棒体よりも若干細くなっているため、スクリーン体2の展張の妨げとならず、且つ展張されたスクリーン体2の後側に配置されることでスクリーン体2自体の弛みを防ぐことができるものとなっている。このような構成によって、スクリーン体2のスクリーン面2aはフラットで撓みの少ないものとして保持される。
第二支持部52は、夫々独立した気体充填部を備える合計五本のチューブ体よりなるものであって、これらの気体充填部に気体が充填されることで、全てのチューブ体が棒状体に形成されてスクリーン体2を使用姿勢に保持するものとなっている。この第二支持部5は、各棒状体が夫々独立した気体充填部を備えるものとなっているが、これらを連結して一つの気体充填部として構成してもよい。
上述の通り、映写用スクリーン装置又は反射装置1は、基体部4と、第一支持部51と、複数の第二支持部52,52,…を備え、これらが連結されていることで、気体充填後には、映写用スクリーン装置又は反射装置1を形成するものである。ここで、これらの各部の連結については、図示するように互いを直接的に連結することもできるし、また、各部の間に連結部材を設けて、連結強度を高くしたり、連結角度を規制したりすることもできる。
映写用スクリーン装置又は反射装置1の充填・設置作業の手順について図3に沿って説明する。
まず、図3(a)に示すように、充填前の映写用スクリーン装置又は反射装置1を、基体部4の接地面が設置予定位置となるように載置する。このとき、支持部3とスクリーン体2は、スクリーン体2側に倒しておく。
次に、図3(b)に示すように、基体部4に気体を充填する。この充填を完了すると、基体部4が形成されるが、この時点で基体部4の位置や向きにズレが生じている場合は、この基体部4をスクリーン体2及び支持部3と共に移動させて載置位置や向きの微調整を行なう。この微調整は、基体部4のみが膨らんだ状態で行うため、比較的大きなサイズの映写用スクリーン装置又は反射装置であっても行ない易いものとなっている。
その後、図3(c)に示すように、第二支持部52に気体を充填する。第二支持部52は基体部4の最後部から斜め前方に向かって傾斜するように設けられるため、この第二支持部52を、直立する第一支持部51よりも先に充填することで、充填中の転倒を防ぐことができる。
最後に、図3(d)に示すように、第一支持部51に気体を充填する。第一支持部51にはスクリーン体2が取り付けられているため、これが充填されて図示するように直立することでスクリーン体2が起立使用状態に支持されるものとなる。
上述のように、各部の気体充填部を区分けして構成していることで、充填・設置作業において、映写用スクリーン装置又は反射装置1の立ち上がり方を制御することができ、充填・設置作業時の転倒などの問題を起こすことなく、また、位置や向きの微調整も効率よく行うことができるものとなっている。
なお、使用後の収納作業においては、充填作業とは反対に、第一支持部51、第二支持部52、基体部4の順に排気することで、転倒などの問題が起きず安全且つ迅速に、映写用スクリーン装置又は反射装置1を収納することができる。
次に、本発明の別の実施形態に係る映写用スクリーン装置又は反射装置1A(第二実施形態),1B(第三実施形態)の構成について、図4及び図5に沿って説明する。
図4(a)及び(b)に示すように、映写用スクリーン装置又は反射装置1Aは、第二支持部52Aの最下部に角度調整手段6を備える。この角度調整手段6は、第二支持部52Aの最下部の内部に、他の部分の気体充填部52aとは別に、独立した気体充填部6aを更に設けて構成されている。このため、第二支持部52Aの各棒状体は、この最下部の気体充填部6aと、これよりも上側に位置する気体充填部52aとの二つの気体充填部6a,52aを備えることとなる。この最下部の気体充填部6aは、スクリーン体2のスクリーン面2aの角度を調整する場合に用いるものである。つまり、スクリーン体2を直立状態で使用する場合は、この最下部の気体充填部6aにも気体を充填することで、図4(a)に示すように用いることができ、スクリーン体2のスクリーン面2aを斜め上に向けて使用する場合は、この最下部の気体充填部6aに気体を充填しない、又は脱気することで、図4(b)に示すように、第二支持部52Aの各棒状体が少し短く形成され、スクリーン体2が傾斜した状態で支持されることとなる。なお、この最下部の気体充填部6aは、図示するように一つ設ければ角度調整手段6として機能することとなるが、複数設けることで、角度調整を段階的に行なうことができるものとしてもよい。
図5には、角度調整手段6Aとして、第二支持部52Bの最下部に楔形状の気体充填部6aを設けた映写用スクリーン装置又は反射装置1Bを示す。この構成によれば、より適切なスクリーン体又は反射体の角度調整を行い得るものとなる。
なお、映写用スクリーン装置又は反射装置1A,1Bのように、角度調整手段6として第二支持部52Aの最下部の気体充填部6aがあると、例えば、強風や落雷等の影響によっての使用中の映写用スクリーン装置又は反射装置1Dを迅速に安全な状態とする必要がある場合にも、この最下部の気体充填部を先に脱気することで、適切な対応が可能となる。
角度調整手段については、図6に示すように、基体部4の底面側に更に独立した気体充填部を有する角度調整手段7を設けてなるもの(第四実施形態)としても良い。このような構成によれば、映写用スクリーン装置又は反射装置1Cのスクリーン体2と支持部3の連結の強度を高く維持したまま、スクリーン体2の角度を変更することができる。また、基体部4は、角度調整手段7を複数設けたものや、角度調整手段7が複数の気体充填部を設けたものであってもよく、このような構成によれば、角度調整を段階的に行なうことができるものとなる。
図7には、本発明の更に別の実施形態(第五実施形態)に係る映写用スクリーン装置又は反射装置1Dを示す。
映写用スクリーン装置又は反射装置1Dは、基体部4の上側の開口の全てを塞ぐカバー8を設けるとともに、このカバー8の下側に形成される空間に気体を送り込むための送気口8aをカバー8に設けてなるものである。この構成によれば、図示するように、コンプレッサCを用いて送気口8aからカバー8で塞がれた基体部4の内側に気体を送り込むことで、送り込まれた気体が常に基体部4の底面から、基体部4の外側へ漏れ出るため、映写用スクリーン装置又は反射装置1Dが空中浮揚し、又はこれに近い状態となり、映写用スクリーン装置又は反射装置1Dと設置面との摩擦力が減少して、位置や向きの微調整を容易に行なうことができるものとなる。また、この位置や向きの微調整は、図3の充填・設置作業において、図3(b)の状態、つまり、基体部4のみを充填した状態にて行なうこともできる。
図8には、映写用スクリーン装置及反射装置1Aを反射装置としての起立使用状態を示す。
天然芝の球技場では、日光Sが観覧席Sの屋根R等に遮られることで、芝Tに日光Sが当たらず、芝Tが枯れてしまうため、これを解消すべく、映写用スクリーン装置又は反射装置1Bを用いる。この映写用スクリーン装置又は反射装置1Bは、スクリーン体ではなく反射体を備える。反射体は上記各実施形態の映写用スクリーン装置又は反射装置1,1A,1B,1C,1Dのスクリーン体2と同じ位置に、同様の縦横寸法を有する反射体を、スクリーン体2の代わりに、又はスクリーン体2の上から設けられている。このような反射体を設けた映写用スクリーン装置又は反射装置1Bを図示するように、日光が当たらない芝Tに、反射体によって反射された日光Sが当たるように、配置することで芝Tを正常に育成し、グラウンドGを良い状態に保つことができる。なお、反射体は、少なくとも太陽光を反射できるものであればよいため、スクリーン体と同様の形状のものに限らず、また、その素材も当然に種々のものを採用することができる。
1,1A,1B,1C,1D 映写用スクリーン装置又は反射装置
2 スクリーン体
2a スクリーン面
3 ベース本体
4 基体部
4a 気体充填部
5 支持部
5 第二支持部
5a 気体充填部
6 角度調整手段(第二支持部追加型 基本形状)
6A 角度調整手段(第二支持部追加型 楔形状)
7 角度調整手段(基体部追加型)
8 カバー
8a 送気口
51 第一支持部
52,52A,52B 第二支持部
52a 気体充填部
C コンプレッサ
G グラウンド
R 屋根
B 観覧席
S 日光
T 芝

Claims (6)

  1. スクリーン体又は反射体と、少なくとも一部に気体が充填されることで前記スクリーン体又は反射体を起立使用状態に保持するベース本体とを有する映写用スクリーン装置又は反射装置であって、
    前記ベース本体が、起立使用状態において接地する接地面を有する基体部と、前記スクリーン体又は反射体を保持する支持部とを備え、
    前記基体部に設けられた気体充填部と、前記支持部に設けられた気体充填部とが互いに独立していることで、気体の充填をこれらに対して順次行なうことができることを特徴とする映写用スクリーン装置又は反射装置。
  2. 前記基体部が、起立使用状態における接地面の周縁に前記気体充填部を有するものとしてなる請求項1記載の映写用スクリーン装置又は反射装置。
  3. 前記支持部が、前記スクリーン体又は前記反射体を展張状態に保持する第一支持部と、前記スクリーン体又は前記反射体を使用姿勢に保持する第二支持部とを備え、前記第一支持部と前記第二支持部の夫々に独立した気体充填部を有するものとしてなる請求項1又は2記載の映写用スクリーン装置又は反射装置。
  4. 前記第一支持部が、前記スクリーン体又は反射体の周囲における前記基体部側を除いた部分に形成された気体充填部を有するものとしてなる請求項3記載のスクリーン装置及び反射装置。
  5. 前記第二支持部が、前記スクリーン体又は反射体の保持角度を調整可能とする角度調整手段を有してなる請求項3又は4記載の映写用スクリーン装置又は反射装置。
  6. 前記角度調整手段が、前記基体部又は前記第二支持部に、複数の気体充填部を備え、これらの気体充填部の充填又は脱気によって前記スクリーン体又は反射体の角度を変更するものとしてなる請求項5記載の映写用スクリーン装置又は反射装置。
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