JP2019138751A - 地図補完装置および地図補完プログラム - Google Patents

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吉田 光伸
Mitsunobu Yoshida
光伸 吉田
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Abstract

【課題】1次元レーザを用いて基盤地図を安価に補完できるようにする。1次元レーザとSLAMとの組み合わせを基盤地図の更新に適用する。【解決手段】記憶部120は、基盤三次元点群と、1次元レーザを搭載した補完車両が前記地域を走行することによって得られる補完三次元点群とを記憶する。点群抽出部111は、前記補完車両の走行時間帯における走行時刻毎に、走行時刻が含まれる参照時間帯に行われた複数回のレーザ計測によって得られた参照三次元点群を前記補完三次元点群から抽出する。位置推定部112は、参照時間帯毎に、前記参照三次元点群と前記基盤三次元点群とのマッチングによって、参照時間帯に含まれる基準時刻における前記補完車両の位置を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、基盤地図を補完するための技術に関するものである。
MMS(モービルマッピングシステム)によって基盤地図が生成される。
基盤地図には、高い精度の絶対位置が求められる。そのため、MMSでは、計測精度が高い一次元レーザが使用される。しかし、MMSでは、各種の高価な計測機器が使用される。
そのため、MMSの使用コストは高く、地図の変化を基盤地図に反映するためにMMSを毎回利用することはコストに見合わない。
一方、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)と呼ばれる技術によって、3次元レーザを使用して地図を生成することができる。
しかし、SLAMで使用される3次元レーザの精度は、MMSで使用される1次元レーザの精度に比べて低い。
そのため、3次元レーザとSLAMとの組み合わせを基盤地図の補完に適用すると、基盤地図の精度が低下してしまう。
SLAMでは、三次元点群のマッチングが行われる。
3次元レーザは、三次元点群のマッチングのために必要な数の計測点を1度に計測することができる。
一方、1次元レーザでは、三次元点群のマッチングのために必要な数の計測点を1度に計測することができない。
特許文献1には、三次元点群の生成および三次元点群の表示について記述されている。三次元点群はMMSによって得られ、基盤地図は三次元点群に基づいて生成される。
国際公開2016/185637号公報
本発明は、1次元レーザを用いて基盤地図を安価に補完できるようにすることを目的とする。
本発明の地図補完装置は、
地域に存在していた地物の形状を表す基盤三次元点群と、1次元レーザを搭載した補完車両が前記地域を走行することによって得られる補完三次元点群と、が記憶される記憶部と、
前記補完車両の走行時間帯における走行時刻毎に、走行時刻が含まれる参照時間帯に行われた複数回のレーザ計測によって得られた参照三次元点群を前記補完三次元点群から抽出する点群抽出部と、
参照時間帯毎に、前記参照三次元点群と前記基盤三次元点群とのマッチングによって、参照時間帯に含まれる基準時刻における前記補完車両の位置を推定する位置推定部とを備える。
本発明によれば、1次元レーザを用いて基盤地図を安価に補完することが可能となる。
実施の形態1における地図補完装置100の構成図。 実施の形態1における記憶部120を示す図。 実施の形態1における計測車両200の構成図。 実施の形態1における補完車両300の構成図。 実施の形態1における天板310の平面図。 実施の形態1における天板310の側面図。 実施の形態1における地図補完方法のフローチャート。 実施の形態1における基盤点群画像400を示す図。 実施の形態1における基盤点群画像400Pを示す図。 実施の形態1における計測点群画像401を示す図。 実施の形態1における計測点群画像401Pを示す図。 実施の形態1における重畳画像402を示す図。 実施の形態1における重畳画像402Pを示す図。 実施の形態1における参照点群画像411を示す図。 実施の形態1における参照点群画像411Pを示す図。 実施の形態1における重畳画像412を示す図。 実施の形態1における重畳画像412Pを示す図。 実施の形態1における参照点群画像411を示す図。 実施の形態1における参照点群画像411Pを示す図。 実施の形態1における参照点群画像411を示す図。 実施の形態1における参照点群画像411Pを示す図。 実施の形態1における参照点群画像411を示す図。 実施の形態1における参照点群画像411Pを示す図。 実施の形態1における基盤点群画像420Pを示す図。 実施の形態1における補完点群画像421Pを示す図。
実施の形態および図面において、同じ要素および対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
基盤地図を補完するための形態について、図1から図25に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、地図補完装置100の構成を説明する。
地図補完装置100は、プロセッサ101とメモリ102と補助記憶装置103と入出力インタフェース104と通信装置105といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ101は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、またはGPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ102は揮発性の記憶装置である。メモリ102は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ102はRAM(Random Access Memory)である。メモリ102に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置103に保存される。
補助記憶装置103は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置103は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはフラッシュメモリである。補助記憶装置103に記憶されたデータは必要に応じてメモリ102にロードされる。
入出力インタフェース104は入力装置および出力装置が接続されるポートである。例えば、入出力インタフェース104はUSB端子であり、入力装置はキーボードおよびマウスであり、出力装置はディスプレイである。USBはUniversal Serial Busの略称である。
通信装置105はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置105は通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
地図補完装置100は、点群抽出部111と位置推定部112と再生成部113と差分抽出部114と地図修正部115といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置103には、点群抽出部111と位置推定部112と再生成部113と差分抽出部114と地図修正部115としてコンピュータを機能させるための地図補完プログラムが記憶されている。地図補完プログラムは、メモリ102にロードされて、プロセッサ101によって実行される。
さらに、補助記憶装置103にはOS(Operating System)が記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ102にロードされて、プロセッサ101によって実行される。
つまり、プロセッサ101は、OSを実行しながら、地図補完プログラムを実行する。
地図補完プログラムを実行して得られるデータは、メモリ102、補助記憶装置103、プロセッサ101内のレジスタまたはプロセッサ101内のキャッシュメモリといった記憶装置に記憶される。
補助記憶装置103は記憶部120として機能する。但し、他の記憶装置が、補助記憶装置103の代わりに、又は、補助記憶装置103と共に、記憶部120として機能してもよい。
記憶部120は、地図補完プログラムによって制御される。つまり、地図補完プログラムは、さらに記憶部120としてコンピュータを機能させる。
地図補完装置100は、プロセッサ101を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ101の役割を分担する。
地図補完プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータで読み取り可能に記録(格納)することができる。
図2に基づいて、記憶部120を説明する。
記憶部120は、主に、基盤三次元点群121と補完三次元点群122と補完レーザ点群123と補完測位データ124と基盤地図125とを記憶する。
基盤三次元点群121は、基盤地図125の生成に用いられる三次元点群である。
補完三次元点群122は、基盤三次元点群121の補完に用いられる三次元点群である。
三次元点群は、三次元点の集合であり、レーザ計測が行われた地域に存在していた地物の形状を表す。
三次元点は、計測点の三次元座標値を示す。つまり、三次元点群は、各計測点の三次元座標値を示す。
計測点は、レーザ計測によって計測された地点である。つまり、計測点は、レーザ光が照射された地点である。
各三次元点は、計測点と計測時刻とに対応付けられている。
補完レーザ点群123は、補完三次元点群122に対応するレーザ点群である。
レーザ点群は、レーザ点の集合である。
レーザ点は、レーザスキャナから計測点への距離方位ベクトルを示す。距離方位ベクトルは距離と方位とを示す。
各レーザ点は、計測点と計測時刻とに対応付けられている。
補完測位データ124は、後述する補完車両300の各時刻における位置(三次元座標値)および姿勢角を示す。
補完三次元点群122は、補完レーザ点群123と補完測位データ124とに基づいて生成される。
具体的には、各計測点の三次元座標値は、計測時のレーザスキャナの三次元座標値に計測時の距離方位ベクトルを加えることによって算出される。各時刻におけるレーザスキャナの三次元座標値は、各時刻における補完車両300の三次元座標値に基づいて算出される。
基盤地図125は、基盤三次元点群121に基づいて生成される地図である。つまり、基盤地図125は、基盤三次元点群121に対応する地図である。
基盤地図125は、自動車の自動運転制御に用いられる。
基盤三次元点群121は、計測車両200が地域を走行することによって得られる。
補完三次元点群122は、補完車両300が地域を走行することによって得られる。
計測車両200は、基盤三次元点群121を生成するための計測車両である。
補完車両300は、補完三次元点群122を生成するための計測車両である。
計測車両は、MMS(モービルマッピングシステム)とも呼ばれる。
図3に基づいて、計測車両200の構成を説明する。
計測車両200は、受信機201とIMU202とレーザスキャナ203とカメラ204とオドメータ205とを備える。
受信機201、IMU202、レーザスキャナ203およびカメラ204は、天板210に取り付けられる。天板210は、計測車両200の上に設けられる。
受信機201は、GPS(Global Positioning System)の受信機である。
具体的には、受信機201は二周波受信機である。二周波受信機は二周波を受信することが可能である。そのため、二周波受信機の測位精度は高い。但し、二周波受信機は高価である。
IMU202は慣性計測装置である。
具体的には、IMU202は、高性能な慣性計測装置である。高性能な慣性計測装置は高価である。
レーザスキャナ203は一次元レーザである。
一次元レーザは、1回のレーザ計測で1つのライン上の各点を計測する。一方、1回のレーザ計測で複数ラインに対する計測を行うレーザスキャナを三次元レーザと呼ぶ。例えば、三次元レーザはSLAMで用いられる。
一次元レーザは、1回のレーザ計測で複数ラインに対する計測を行うことができない。しかし、一次元レーザの計測精度は高い。
三次元レーザは、1回のレーザ計測で複数ラインに対する計測を行うことができる。しかし、三次元レーザの計測精度は低い。
カメラ204は計測車両200の周辺を撮影する。
オドメータ205は計測車両200の走行距離を計測する。
二周波受信機(201)と高性能な慣性計測装置(202)とオドメータ205とを用いることによって、高精度の車両位置データを得ることができる。
図4に基づいて、補完車両300の構成を説明する。
補完車両300は、受信機301とIMU302とレーザスキャナ303とカメラ304とを備える。レーザスキャナ(303D、303U)を特定しない場合、それぞれをレーザスキャナ303と称する。
受信機301、IMU302、レーザスキャナ303およびカメラ304は、天板310に取り付けられる。天板310は、補完車両300の上に設けられる。
受信機301は、GPSの受信機である。
具体的には、受信機301は一周波受信機である。一周波受信機は一周波だけ受信することができる。そのため、一周波受信機の測位精度は低い。但し、一周波受信機は、二周波受信機に比べて安価である。
IMU302は慣性計測装置である。
低性能な慣性計測装置がIMU302として用いられてもよい。つまり、安価な慣性計測装置がIMU302として用いられてもよい。
レーザスキャナ303は一次元レーザである。
つまり、レーザスキャナ303は、計測車両200に用いられるレーザスキャナ203と同じ種類のレーザスキャナである。
カメラ304は補完車両300の周辺を撮影する。
但し、カメラ304は必須の構成要素ではない。つまり、補完車両300は、カメラ304を備えなくてもよい。
図5は、天板310の平面図である。
レーザスキャナ303Dとレーザスキャナ303Uとのそれぞれは、1回のレーザ計測で左右に180度の範囲を計測する。
破線は、レーザスキャナ303Dとレーザスキャナ303Uとのそれぞれの計測範囲を示している。
図6は、天板310の側面図である。
レーザスキャナ303Dは、前方下向きに取り付けられ、前方の斜め下方を計測する。
レーザスキャナ303Uは、前方上向きに取り付けられ、前方の斜め上方を計測する。
破線は、レーザスキャナ303Dとレーザスキャナ303Uとのそれぞれの計測方向を示している。
補完車両300は、オドメータを備えなくてもよい。
***動作の説明***
地図補完装置100の動作は地図補完方法に相当する。また、地図補完方法の手順は地図補完プログラムの手順に相当する。
図7に基づいて、地図補完方法を説明する。
ステップS110において、点群抽出部111は、補完車両300の走行時間帯から、未選択の走行時刻を1つ選択する。
例えば、点群抽出部111は、1秒単位で時刻順に走行時刻を選択する。
ステップS110およびステップS120は、ステップS110で選択された走行時刻に対して実行される。
ステップS120において、点群抽出部111は、補完三次元点群122から参照三次元点群を抽出する。
参照三次元点群は、参照時間帯に行われた複数回のレーザ計測によって得られた三次元点群である。
参照時間帯は、走行時刻を含み参照時間長を有する時間帯である。
参照時間長は、補完車両300が規定距離の走行に要する時間の長さである。規定距離は、予め決められた距離である。
参照時間長は、通常、数秒程度であり、長くても数十秒程度である。規定距離は、通常数メートルであり、長くても数十メートルである。
ステップS120の手順を説明する。
まず、点群抽出部111は、補完車両300の走行速度に基づいて、参照時間長を算出する。
具体的には、点群抽出部111は、規定距離を補完車両300の走行速度で割る。これによって算出される時間長が参照時間長である。
例えば、点群抽出部111は、規定速度を補完車両300の走行速度として使用する。規定速度は予め決められた速度である。
例えば、補完車両300の走行速度データが記憶部120に記憶される。この場合、点群抽出部111は、補完車両300の走行速度データから、走行時刻における補完車両300の走行速度を取得する。
但し、参照時間長は予め決められてもよい。この場合、点群抽出部111による参照時間長の算出は不要である。
次に、点群抽出部111は、参照時間長に基づいて、参照時間帯を決定する。
具体的には、点群抽出部111は、走行時刻を含み参照時間長を有する時間帯を参照時間帯に決定する。より具体的には、点群抽出部111は、走行時刻が中央の時刻になる時間帯を参照時間帯に決定する。
例えば、走行時刻が時刻tであり、参照時間長が2秒である。点群抽出部111は、時刻tから時刻t+2までの時間帯を参照時間帯に決定する。
但し、点群抽出部111は、各時間帯の補完車両300の走行距離に基づいて、参照時間帯を決定してもよい。この場合、点群抽出部111は、走行時刻を含み補完車両300が規定距離を走行した時間帯を参照時間帯に決定する。例えば、規定距離が距離Dである。また、走行時刻tにおける補完車両300の位置から走行時刻t+2における補完車両300の位置までの走行距離が距離Dである。この場合。点群抽出部111は、時刻t+時刻t+2までの時間帯を参照時間帯に決定する。
そして、点群抽出部111は、参照時間帯の各時刻に対応付けられた三次元点を補完三次元点群122から抽出する。抽出される三次元点の集合が参照三次元点群である。
ステップS130において、位置推定部112は、参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングによって、基準時刻における補完車両300の位置および姿勢角を推定する。
参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングは、基盤三次元点群121に参照三次元点群を重ねる処理である。
具体的には、位置推定部112は、SLAM(スラム)と呼ばれる技術によって、参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングを行う。その結果、基準時刻における補完車両300の位置が推定される。
基準時刻は、参照時間帯に含まれる1つの時刻である。
具体的には、位置推定部112は、参照時間帯の中央の時刻を基準時刻に決定する。
例えば、参照時間帯が時刻tから時刻t+2である。この場合、位置推定部112は、時刻t+1を基準時刻に決定する。
例えば、位置推定部112は、基準時刻における補完車両300の位置を以下のように推定する。
まず、位置推定部112は、参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングによって、参照三次元点群と基盤三次元点群121とのずれ量を算出する。
次に、位置推定部112は、基準時刻における補完車両300の位置および姿勢角を補完測位データ124から取得する。
そして、位置推定部112は、ずれ量に基づいて、基準時刻における補完車両300の位置及び姿勢角を補正する。つまり、位置推定部112は、基準時刻における補完車両300の三次元座標値にずれ量に相当する三次元ベクトルを加え、基準時刻における補完車両300の姿勢角にずれ量に相当する姿勢角を加える。補正によって得られる位置および姿勢角が推定された位置および姿勢角である。
ステップS140において、点群抽出部111は、未選択の走行時刻が有るか判定する。ステップS140において、未選択の走行時刻を未選択時刻と呼ぶ。
未選択時刻が有る場合、処理はステップS110に進む。
未選択時刻が無い場合、処理はステップS150に進む。
ステップS110からステップS140までの処理により、各基準時刻における補完車両300の位置および姿勢角が推定される。
図8に、基盤点群画像400を示す。
基盤点群画像400は、基盤三次元点群121に対応する点群画像である。
点群画像は、三次元点群を平面に投影することによって得られる画像である。
図9に、基盤点群画像400Pを示す。
基盤点群画像400Pは、基盤点群画像400の絵である。
図10に、計測点群画像401を示す。
計測点群画像401は、計測三次元点群に対応する点群画像である。
計測三次元点群は、1回のレーザ計測で得られる三次元点群である。
図11に、計測点群画像401Pを示す。
計測点群画像401Pは、計測点群画像401の絵である。
計測三次元点群は、レーザスキャナ303Dによって得られる三次元点群とレーザスキャナ303Uによって得られる三次元点群とを含んでいる。
そのため、図10と図11とにおいて、三次元点群が上下に分離されている。
図12に、重畳画像402を示す。
重畳画像402は、基盤点群画像400に計測点群画像401を重畳して得られる画像である。
図13に、重畳画像402Pを示す。
重畳画像402Pは、重畳画像402の絵である。
重畳画像402において、計測三次元点群は基盤三次元点群121にマッチングされている。
しかし、計測三次元点群に含まれる三次元点の数が少ないため、計測三次元点群を基盤三次元点群121にマッチングさせることは困難である。
図14に、参照点群画像411を示す。
参照点群画像411は、参照三次元点群に対応する点群画像である。
図15に、参照点群画像411Pを示す。
参照点群画像411Pは、参照点群画像411の絵である。
図16に、重畳画像412を示す。
重畳画像412は、基盤点群画像400に参照点群画像411を重畳して得られる画像である。
図17に、重畳画像412Pを示す。
重畳画像412Pは、重畳画像412の絵である。
重畳画像412において、参照三次元点群は基盤三次元点群121にマッチングされている。
参照三次元点群は、十分な数の三次元点を含んでいる。そのため、参照三次元点群を基盤三次元点群121にマッチングさせることが可能である。
参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングにより、基準時刻における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。
図18に、参照時間帯[t〜t+2]の参照点群画像411と参照時間帯[t+1〜t+3]の参照点群画像411とを示す。
図19に、参照時間帯[t〜t+2]の参照点群画像411Pと参照時間帯[t+1〜t+3]の参照点群画像411Pとを示す。
参照時間帯[T]の参照点群画像411は、参照時間帯[T]の参照三次元点群の点群画像である。
参照時間帯[T]の参照点群画像411Pは、参照時間帯[T]の参照点群画像411の絵である。
参照時間帯[t〜t+2]の参照三次元点群と基盤三次元点群121とをマッチングさせることにより、基準時刻t+1における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。
参照時間帯[t+1〜t+3]の参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングにより、基準時刻t+2における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。
図20に、参照時間帯[t+2〜t+4]の参照点群画像411と参照時間帯[t+3〜t+5]の参照点群画像411とを示す。
図21に、参照時間帯[t+2〜t+4]の参照点群画像411Pと参照時間帯[t+3〜t+5]の参照点群画像411Pとを示す。
参照時間帯[t+2〜t+4]の参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングにより、基準時刻t+3における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。
参照時間帯[t+3〜t+5]の参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングにより、基準時刻t+4における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。
図22に、参照時間帯[t+4〜t+6]の参照点群画像411と参照時間帯[t+5〜t+7]の参照点群画像411とを示す。
図23に、参照時間帯[t+4〜t+6]の参照点群画像411Pと参照時間帯[t+5〜t+7]の参照点群画像411Pとを示す。
参照時間帯[t+4〜t+6]の参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングにより、基準時刻t+5における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。
参照時間帯[t+5〜t+7]の参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングにより、基準時刻t+6における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。
図18から図23において説明したように、各参照時間帯の参照三次元点群と基盤三次元点群121とのマッチングにより、各基準時刻における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。例えば、秒単位で、各時刻における補完車両300の位置および姿勢角を推定することができる。
図7に戻り、ステップS150から説明を続ける。
ステップS150において、再生成部113は、各基準時刻における補完車両300の位置に基づいて、新たな補完三次元点群122を生成する。
具体的には、再生成部113は、補完レーザ点群123と各基準時刻における補完車両300の位置とを用いて、新たな補完三次元点群122を生成する。つまり、再生成部113は、補完測位データ124の代わりに各基準時刻における補完車両300の位置を用いることによって、新たな補完三次元点群122を生成する。新たな補完三次元点群122を生成する方法は、三次元点群を生成する従来の方法と同じである。
ステップS160において、差分抽出部114は、新たな補完三次元点群122と基盤三次元点群121との差分を抽出する。
具体的には、差分抽出部114は、新たな補完三次元点群122と基盤三次元点群121とのマッチングを行う。マッチングの方法はSLAMにおける方法と同じである。
新たな補完三次元点群122と基盤三次元点群121とにおいて、互いに異なる形状を表す部分の三次元点群が、新たな補完三次元点群122と基盤三次元点群121との差分である。
図24に、基盤点群画像420Pを示す。
基盤点群画像420Pは、基盤三次元点群121の点群画像の絵である。
図25に、補完点群画像421Pを示す。
補完点群画像421Pは、新たな補完三次元点群122の点群画像の絵である。
基盤点群画像420Pにおいて、右側の破線の中に信号機は存在しない。一方、補完点群画像421Pにおいて、右側の破線の中に信号機が存在する。
基盤点群画像420Pにおいて、左側の破線の中に看板が存在する。一方、補完点群画像421Pにおいて、左側の破線の中に看板が存在しない。
この場合、信号機の形状を表す三次元点群と看板の形状を表す三次元点群とが、新たな補完三次元点群122と基盤三次元点群121との差分である。
図7に戻り、ステップS170を説明する。
ステップS170において、地図修正部115は、新たな補完三次元点群122と基盤三次元点群121との差分に基づいて、基盤地図125を修正する。
具体的には、地図修正部115は、新たな補完三次元点群122において存在するが基盤三次元点群121において存在しない地物の情報を基盤地図125に追加する。また、地図修正部115は、補完三次元点群122において存在するが新たな補完三次元点群122において存在しない地物の情報を基盤地図125から削除する。
***実施の形態1の効果***
1次元レーザによって得られる三次元点群のマッチングを行うことができる。そのため、1次元レーザを用いて基盤地図を安価に補完することができる。
1次元レーザが用いられるため、基盤地図の精度は低下しない。
補完用の計測車両に、1次元レーザと各種の安価な計測機器とを搭載することができる。補完用の計測車両に、SLAMで使用される3次元レーザを搭載する必要は無い。
補完用の計測車両には安価なIMUが搭載されるが、基盤地図の精度は以下の理由によって低下しない。
IMUの計測値(加速度および角速度)を積分する時間が長ければ、三次元点群の精度が低下する。しかし、参照時間長(積分時間)が短いため、参照三次元点群の精度が低下しない。
さらに、参照三次元点群と高精度な基盤三次元点群とのマッチングが行われるため、各時刻における計測車両の位置を正しく推定することができる。
その後、各時刻における計測車両の位置に基づいて、新たな補完三次元点群が生成される。各時刻における計測車両の位置は正しいため、新たな補完三次元点群の精度は高い。
そして、新たな補完三次元点群と基盤三次元点群との差分が基盤地図に反映される。そのため、基盤地図の精度は低下しない。
***実施の形態の補足***
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
100 地図補完装置、101 プロセッサ、102 メモリ、103 補助記憶装置、104 入出力インタフェース、105 通信装置、111 点群抽出部、112 位置推定部、113 再生成部、114 差分抽出部、115 地図修正部、120 記憶部、121 基盤三次元点群、122 補完三次元点群、123 補完レーザ点群、124 補完測位データ、125 基盤地図、200 計測車両、201 受信機、202 IMU、203 レーザスキャナ、204 カメラ、205 オドメータ、210 天板、300 補完車両、301 受信機、302 IMU、303 レーザスキャナ、304 カメラ、400,400P 基盤点群画像、401,401P 計測点群画像、402,402P 重畳画像、411,411P 参照点群画像、412,412P 重畳画像、420P 基盤点群画像、421P 補完点群画像。

Claims (9)

  1. 地域に存在していた地物の形状を表す基盤三次元点群と、1次元レーザを搭載した補完車両が前記地域を走行することによって得られる補完三次元点群と、が記憶される記憶部と、
    前記補完車両の走行時間帯における走行時刻毎に、走行時刻が含まれる参照時間帯に行われた複数回のレーザ計測によって得られた参照三次元点群を前記補完三次元点群から抽出する点群抽出部と、
    参照時間帯毎に、前記参照三次元点群と前記基盤三次元点群とのマッチングによって、参照時間帯に含まれる基準時刻における前記補完車両の位置を推定する位置推定部と
    を備える地図補完装置。
  2. 前記点群抽出部は、前記走行時刻を含み参照時間長を有する時間帯を前記参照時間帯に決定する
    請求項1に記載の地図補完装置。
  3. 前記点群抽出部は、前記補完車両が規定距離の走行に要する時間の長さを前記参照時間長として算出する
    請求項2に記載の地図補完装置。
  4. 前記点群抽出部は、前記走行時刻を含み前記補完車両が規定距離を走行した時間帯を前記参照時間帯に決定する
    請求項1に記載の地図補完装置。
  5. 前記位置推定部は、前記参照時間帯の中央の時刻を前記基準時刻に決定する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の地図補完装置。
  6. 各基準時刻における前記補完車両の位置に基づいて、新たな補完三次元点群を生成する再生成部
    を備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の地図補完装置。
  7. 前記新たな補完三次元点群と前記基盤三次元点群との差分を抽出する差分抽出部
    を備える請求項6に記載の地図補完装置。
  8. 前記基盤三次元点群に対応する基盤地図を前記差分に基づいて修正する地図修正部
    を備える請求項7に記載の地図補完装置。
  9. 地域に存在していた地物の形状を表す基盤三次元点群と、1次元レーザを搭載した補完車両が前記地域を走行することによって得られる補完三次元点群と、を用いる地図補完プログラムであって、
    前記補完車両の走行時間帯における走行時刻毎に、走行時刻が含まれる参照時間帯に行われた複数回のレーザ計測によって得られた参照三次元点群を前記補完三次元点群から抽出する点群抽出部と、
    参照時間帯毎に、前記参照三次元点群と前記基盤三次元点群とのマッチングによって、参照時間帯に含まれる基準時刻における前記補完車両の位置を推定する位置推定部
    としてコンピュータを機能させるための地図補完プログラム。
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