JP2019138557A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵室内の特に手前側に収納物があっても、容量変更が容易である冷蔵庫を提供する。【解決手段】この発明に係る冷蔵庫は、手前側が開放可能な冷蔵室7の内部を上下に仕切る冷蔵室棚板30を備える。冷蔵室棚板30は、それぞれが平板状の手前側棚板31と奥側棚板32とに分割される。手前側棚板31は、奥側棚板32の手前側に水平に配置される。奥側棚板32は、上面が手前側棚板31の上面と面一な第1の状態と、上面と手前側棚板31の上面とのなす角度が第1の状態とは異なる第2の状態とをとり得る。【選択図】図4

Description

この発明は、冷蔵庫に関するものである。
バルーンを貯蔵室に着脱可能に配設し、貯蔵室を減容化する冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−075167号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような冷蔵庫においては、貯蔵室の容量を変更するためには、貯蔵室内に奥側にバルーンを入れる必要がある。このため、貯蔵室内の特に手前側に収納物があると、容量変更が困難である。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、貯蔵室内の特に手前側に収納物があっても、容量変更が容易である冷蔵庫を提供することにある。
この発明に係る冷蔵庫は、手前側が開放可能な貯蔵室の内部を上下に仕切る棚板を備え、前記棚板は、それぞれが平板状の第1の部分と第2の部分とに分割され、前記第1の部分は、前記第2の部分の手前側に水平に配置され、前記第2の部分は、上面が前記第1の部分の上面と面一な第1の状態と、上面と前記第1の部分の上面とのなす角度が前記第1の状態とは異なる第2の状態とをとり得る。
この発明に係る冷蔵庫によれば、貯蔵室内の特に手前側に収納物があっても、容量変更が容易であるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の側方断面図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の冷蔵室内に設けられた棚板の構成を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の冷蔵室内に設けられた棚板の構成を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の側方断面図である。 この発明の実施の形態1に係る棚板の回転ストッパーの構成を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る棚板の回転ストッパーの構成を模式的に示す断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図6は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は冷蔵庫の側方断面図、図2及び図3は冷蔵庫の冷蔵室内に設けられた棚板の構成を模式的に示す斜視図、図4は冷蔵庫の側方断面図、図5及び図6は棚板の回転ストッパーの構成を模式的に示す断面図である。
この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫は、図1に示すように、断熱箱体50を有している。断熱箱体50は、前面(正面)が開口されて内部に貯蔵空間が形成されている。断熱箱体50は、外箱、内箱及び断熱材を有している。外箱は鋼鉄製である。内箱は樹脂製である。内箱は外箱の内側に配置される。断熱材は、例えば発泡ウレタン、真空断熱材等であり、外箱と内箱との間の空間に充填されている。断熱箱体50の内部に形成された貯蔵空間は、1つ又は複数の仕切り部材により、食品を収納保存する複数の貯蔵室に区画されている。
図1に示すように、ここでは、冷蔵庫1は、複数の貯蔵室として、例えば、冷蔵室7、切替室9、製氷室10、冷凍室11及び野菜室12を備えている。これらの貯蔵室は、断熱箱体50において上下方向に4段構成となって配置されている。
冷蔵室7は、断熱箱体50の最上段に配置されている。冷蔵室7の前面に形成された開口部には、当該開口部を開閉する回転式の冷蔵室扉51が設けられている。この実施の形態1における冷蔵室7は、手前側が開放可能な貯蔵室の一例である。冷蔵室扉51は例えば両開き式(観音開き式)であり、右扉及び左扉により構成されている。冷蔵庫1の前面の冷蔵室扉51(例えば、左扉)の外側表面には、操作パネル5が設けられている。
冷蔵室7の内部には、複数の冷蔵室棚板30が設けられている。冷蔵室7の内部は、これらの冷蔵室棚板30によって、上下方向に複数の空間(棚)に仕切られている。この実施の形態1における冷蔵室棚板30は、貯蔵室の内部を上下に仕切る棚板の一例である。最下段の冷蔵室棚板30の下側の空間は、チルド室8になっている。
切替室9は冷蔵室7の下方における左右の一側に配置されている。切替室9の保冷温度帯は、複数の温度帯のうちのいずれかを選択して切り替えることができる。切替室9の保冷温度帯として選択可能な複数の温度帯は、例えば、冷凍温度帯(例えば−18℃程度)、冷蔵温度帯(例えば3℃程度)、チルド温度帯(例えば0℃程度)及びソフト冷凍温度帯(例えば−7℃程度)等である。製氷室10は、切替室9の側方に隣接して切替室9と並列に、すなわち、冷蔵室7の下方における左右の他側に配置されている。
冷凍室11は、切替室9及び製氷室10の下方に配置されている。冷凍室11は、主に貯蔵対象を比較的長期にわたって冷凍保存する際に用いるためのものである。野菜室12は、冷凍室11の下方の最下段に配置されている。野菜室12は、主に野菜や容量の大きな(例えば2L等)の大型ペットボトル等を収納するためのものである。
冷蔵室7以外の各貯蔵室(切替室9、製氷室10、冷凍室11及び野菜室12)は、それぞれ引き出し式の扉によって開閉される。これらの引き出し式の扉は、扉に固定して設けられたフレームを各貯蔵室の左右の内壁面に水平に形成されたレールに対してスライドさせることにより、冷蔵庫1の奥行き方向(前後方向)に開閉できるようになっている。
また、切替室9の内部及び冷凍室11の内部には、食品等を内部に収納できる切替室収納ケース及び冷凍室収納ケースがそれぞれ引き出し自在に格納されている。同様に、野菜室12内には、食品等を内部に収納できる野菜ケースが引き出し自在に格納されている。
冷蔵庫1は、各貯蔵室へ供給する空気を冷却する冷凍サイクル回路を備えている。冷凍サイクル回路は、圧縮機2、凝縮器(図示せず)、絞り装置(図示せず)及び冷却器3等によって構成されている。圧縮機2は、冷凍サイクル回路内の冷媒を圧縮し吐出する。凝縮器は、圧縮機2から吐出された冷媒を凝縮させる。絞り装置は、凝縮器から流出した冷媒を膨張させる。冷却器3は、絞り装置で膨張した冷媒によって各貯蔵室へ供給する空気を冷却する。圧縮機2は、例えば、冷蔵庫1の背面側の下部に配置される。
冷蔵庫1には、冷凍サイクル回路によって冷却された空気を各貯蔵室へ供給するための風路20が形成されている。この風路20は、主に冷蔵庫1内の背面側に配置されている。冷凍サイクル回路の冷却器3は、この風路20内に設置される。また、風路20内には、冷却器3で冷却された空気を各貯蔵室へ送るための送風機4も設置されている。送風機4が動作すると、冷却器3で冷却された空気(冷気)が風路20を通って冷凍室11、切替室9、製氷室10及び冷蔵室7へと送られ、これらの貯蔵室内を冷却する。
風路20は、冷蔵室送風ダクト21に通じている。冷蔵室送風ダクト21は、冷蔵室7の背面側から冷蔵室7の上側にまで回り込むようにして配置されている。冷蔵室送風ダクト21の内部は、冷蔵室奥側吹出口22と冷蔵室手前側吹出口23と介して冷蔵室7の内部と通じている。冷蔵室奥側吹出口22は、冷蔵室7内の背面部に形成されている。冷蔵室奥側吹出口22は、冷蔵室棚板30により仕切られた各棚に対応して設けられる。冷蔵室手前側吹出口23は、冷蔵室7内の上面部における冷蔵室棚板30の前端より手前側に形成されている。
冷蔵室7内の下面部、ここでは冷蔵室7内でも特にチルド室8内の下面部には、冷蔵室吸込口24が形成されている。この冷蔵室吸込口24を介して、冷蔵室7の内部は野菜室12の内部と通じている。冷蔵室7内の冷気を冷蔵室吸込口24で吸い込んで野菜室12内に導入することで、野菜室12が冷却される。野菜室12を冷却した冷気は、図示しない野菜室用帰還風路を通って冷却器3のある風路20内へと戻される。そして、冷却器3によって再度冷却されて、冷蔵庫1内を冷気が循環する。
冷却器3及び送風機4が設けられた風路20から冷凍室11、切替室9、製氷室10及び冷蔵室7の各貯蔵室内へと通じる中途の箇所には、図示しないダンパが設けられている。各ダンパは、風路20の各貯蔵室へと通じる箇所を開閉する。ダンパの開閉状態を変化させることで、各貯蔵室へと供給する冷気の送風量を調節することができる。また、冷気の温度は圧縮機2の運転を制御することにより調節することができる。
以上のようにして設けられた圧縮機2及び冷却器3からなる冷凍サイクル回路、送風機4、風路20及びダンパは、貯蔵室の内部を冷却する冷却手段を構成している。
冷蔵庫1の例えば背面側の上部には、制御装置6が収容されている。制御装置6には、冷蔵庫1の動作に必要な各種の制御を実施するための制御回路等が備えられている。制御装置6が備える制御回路として、例えば、各貯蔵室内の温度及び操作パネル5に入力された情報等に基づいて圧縮機2及び送風機4の動作並びにダンパの開度を制御するための回路が挙げられる。すなわち、制御装置6は前述した冷却手段等を制御して、冷蔵庫1の動作を制御する。なお、各貯蔵室内の温度は、それぞれの貯蔵室に設置されたサーミスタ等により検知することができる。
また、制御装置6は、冷蔵庫1と外部機器との通信についても制御する。外部機器との通信とは、具体的に例えば、スマートフォンからの設定温度変更指示の受信や、スマートフォンへの庫内状況に関する情報の送信等である。
次に、図2及び図3を参照しながら、冷蔵室棚板30の構成について説明する。なお、図2及び図3では、理解を容易にするため、冷蔵室棚板30と後述する手前側棚受け34及び奥側棚受け35とを上下に離して示している。冷蔵室棚板30は、手前側棚板31、奥側棚板32及びヒンジ部33を備えている。手前側棚板31は、棚板の第1の部分である。奥側棚板32は、棚板の第2の部分である。したがって、冷蔵室棚板30は、第1の部分と第2の部分とに分割されている。第1の部分である手前側棚板31は、平板状である。第2の部分である奥側棚板32も、平板状である。
手前側棚板31は、奥側棚板32の手前側に水平に配置される。奥側棚板32は、第1の状態と第2の状態の2つの配置状態を少なくともとり得る。第1の状態は、奥側棚板32の上面が手前側棚板31上面と面一な配置状態である。第2の状態は、奥側棚板32の上面と手前側棚板31上面とのなす角度が前述した第1の状態とは異なっている配置状態である。すなわち、第2の状態では、奥側棚板32の上面が手前側棚板31上面と面一でない。
ヒンジ部33は、手前側棚板31の後端部と奥側棚板32の前端部とは、ヒンジ部33により連結されている。ヒンジ部33は、手前側棚板31と奥側棚板32とを回転可能に連結している。ヒンジ部33を軸にして、手前側棚板31に対して奥側棚板32を両方向に回転させることができる。
それぞれの冷蔵室棚板30は、冷蔵室7の内側壁に設けられた手前側棚受け34及び奥側棚受け35により支持されている。手前側棚受け34は、各冷蔵室棚板30につき左右一対設けられている。奥側棚受け35も、各冷蔵室棚板30につき左右一対設けられている。手前側棚受け34は、手前側棚板31を支持する第1の支持具である。奥側棚受け35は、奥側棚板32を支持する第2の支持具である。特に、第2の支持具である奥側棚受け35は、少なくとも前述した第1の状態の奥側棚板32を支持するように構成されている。
手前側棚受け34は、中空な角柱状を呈する。奥側棚受け35は、この中空な手前側棚受け34の内側に収容されることができる。そして、奥側棚受け35は、この手前側棚受け34の内側に収容された位置と、手前側棚受け34から奥側に向けて突出した位置との間でスライド移動可能になっている。
図2に示すのは、奥側棚受け35が手前側棚受け34から奥側に向けて突出した位置にある状態である。同図に示す状態では、奥側棚受け35は、奥側棚板32を前述した第1の状態で支持している。この状態では、手前側棚板31の上面と奥側棚板32の上面とが面一である。したがって、手前側棚板31及び奥側棚板32の全体にわたって、収納物を載置できる。
図3に示すのは、奥側棚受け35が手前側棚受け34内に収容された位置にある状態である。同図に示す状態では、奥側棚受け35は、奥側棚板32を支持していない。支持を失った奥側棚受け35は重力により下に引かれ、冷蔵室棚板30はヒンジ部33を中心にして折れ曲がる。この状態では、ヒンジ部33を中心に手前側棚板31に対し奥側棚板32が下側に垂直になる。この状態が前述した第2の状態である。すなわち、この実施の形態1では、前述した第2の状態は、ヒンジ部33を中心に手前側棚板31に対し奥側棚板32が下側に垂直になった配置状態である。
この第2の状態においては、冷蔵室棚板30のうち手前側棚板31にのみ収納物を載置でき、奥側棚板32には収納物を載置できない。このため、冷蔵室7内の容量を容易に減少させることができる。そして、この際、奥側棚板32の配置状態を変更すれば容量を変更できることから、貯蔵室内の特に手前側に収納物があっても、容量変更が容易である。
また、前掲の特許文献1(特開2011−075167号公報)に記載のものでは、貯蔵室内の容量を変更しない場合には、使用しないバルーンを冷蔵庫の外で保管しておかねばならない。これに対し、以上のように構成された実施の形態1に係る冷蔵庫1によれば、冷蔵室7内の容量の変更は、冷蔵室7内に元々ある冷蔵室棚板30の配置状態を変更することで実現される。すなわち、冷蔵庫常設品以外の物体を利用することなく庫内容積を変更でき、容量を変更しない場合に使用しない部材を冷蔵庫の外で保管する必要もない。
なお、奥側棚受け35の例えば下面部には、スライドつまみ36が設けられている。使用者は、このスライドつまみ36を持って奥側棚受け35を移動させることで、容易に前述の第1の状態と第2の状態とを切り替えることができる。
なお、第2の状態は、前述したように、奥側棚板32の上面と手前側棚板31上面とのなす角度が前述した第1の状態とは異なっている配置状態である。したがって、第2の状態は、ヒンジ部33を中心に手前側棚板31に対し奥側棚板32が下側に垂直になった配置状態に限られない。例えば、手前側棚板31に対し奥側棚板32が上側に垂直になってもよい。また、第2の状態における奥側棚板32の上面と手前側棚板31の上面とのなす角度は、180°(面一)以外でさえあれば90°(垂直)でなくともよい。このような場合でも、奥側棚板32の上面が水平でないため、収納物を載置できるのは手前側棚板31だけである。したがって、前述と同様に冷蔵室7内の容量を容易に減少させることができる。
ここで、奥側棚板32の奥行き方向の寸法は、冷蔵室棚板30同士の上下方向の間隔に合わせられている。このため、図4に示すように、前述した第2の状態の奥側棚板32により、その下の棚の空間が前後に仕切られる。すなわち、前述した第2の状態の奥側棚板32は、冷蔵室7の内部を前後に仕切ることが可能である。なお、前述したように、第2の状態において奥側棚板32と手前側棚板31とは垂直でなくともよい。例えば、奥側棚板32の奥行き方向の寸法が、冷蔵室棚板30同士の上下方向の間隔以上であれば、奥側棚板32と手前側棚板31とが垂直でなくともその下の棚の空間を前後に仕切ることが可能である。
最上段の棚より上には冷蔵室棚板30が存在しないため、最上段の棚を冷蔵室棚板30の奥側棚板32では前後に仕切ることができない。そこで、この実施の形態1の構成例では、図1に示すように、冷蔵室7内の最上部に最上段棚遮蔽板40が設けられている。最上段棚遮蔽板40は、冷蔵室棚板30と同構造の最上段棚遮蔽手段である。そして、最上段棚遮蔽板40は、例えば手前側棚受け34及び奥側棚受け35と同構造の支持具により支持されている。このため、図4に示すように最上段棚遮蔽板40の奥側遮蔽板を垂直に下ろすことで、最上段の棚についても前後に仕切ることができる。このようにすることで、冷蔵室7内のチルド室8を除く全ての棚で、前後に仕切ることが可能である。
前述したように、冷蔵室7内には、冷蔵室奥側吹出口22と冷蔵室手前側吹出口23の2種類の冷気吹出口が設けられている。この実施の形態における冷蔵室奥側吹出口22は、第1の冷気吹出口の一例である。そして、この実施の形態における冷蔵室手前側吹出口23は、第2の冷気吹出口の一例である。
第1の冷気吹出口である冷蔵室奥側吹出口22は、前述した第1の状態の奥側棚板32より奥側に配置されている。このため、各奥側棚板32が前述の第1の状態である場合には、図1に示すように冷蔵室奥側吹出口22から吹き出した冷気が冷蔵室7内の各棚に行き渡る。
一方、各奥側棚板32が前述の第2の状態となり冷蔵室7内が前後に仕切られると、図4に示すように、冷蔵室奥側吹出口22からの冷気は奥側棚板32及び最上段棚遮蔽板40により遮られる。第2の冷気吹出口である冷蔵室手前側吹出口23は、前述したように、冷蔵室棚板30の前端より手前側、すなわち、前述した第2の状態の奥側棚板32より手前側に配置されている。このため、奥側棚板32及び最上段棚遮蔽板40により冷蔵室7内が前後に仕切られた図4に示すような状況であっても、各棚の奥側棚板32より手前側、すなわち、手前側棚板31上の収納物に冷気を行き渡らせることができる。
なお、図1及び図4に示すように、冷蔵室送風ダクト21内における、冷蔵室奥側吹出口22と冷蔵室手前側吹出口23との間の箇所には、切替ダンパ25が設けられている。切替ダンパ25は、冷蔵室送風ダクト21の冷蔵室手前側吹出口23へと通じる箇所を開閉する。
各奥側棚板32が前述の第1の状態である場合には、図1に示すように、切替ダンパ25は閉じている。このため、冷蔵室送風ダクト21に送られた冷気は、冷蔵室手前側吹出口23からでなく冷蔵室奥側吹出口22から吹き出す。よって、それぞれの冷蔵室奥側吹出口22から冷蔵室7内の各棚に冷気を行き渡らせることができる。
一方、各奥側棚板32が前述の第2の状態となり冷蔵室7内が前後に仕切られている場合には、図4に示すように、切替ダンパ25が開かれる。この状態においては、冷蔵室7内の奥側棚板32及び最上段棚遮蔽板40よりも奥側は、密閉されている。このため、冷蔵室送風ダクト21に送られた冷気は、主に冷蔵室手前側吹出口23から吹き出す。したがって、収納物のない奥側を不必要に冷却することなく、収納物のある手前側だけを効率的に冷却できる。そして、消費エネルギーの低減を図ることが可能である。
切替ダンパ25の切り替えは、操作パネル5で使用者が行ってもよいし、自動で行ってもよい。自動で行う場合、例えば、冷蔵室7内の奥側に受光センサを設けることで各奥側棚板32が前述の第2の状態となっているか否かを検出することが考えられる。例えば、奥側棚受け35が手前側棚受け34から突出しているか手前側棚受け34内に入っているかで、冷蔵室7内の図示しない庫内灯からの光の受光状態が異なるような位置に受光センサを設置する。そして、扉開閉検知センサ13が冷蔵室扉51が開いていることを検出している時における受光センサの検出結果によって、各奥側棚板32が前述の第2の状態となっているか否かを検出する。
なお、以上で説明した構成例では、同一の冷蔵室送風ダクト21に冷蔵室奥側吹出口22及び冷蔵室手前側吹出口23の両方を設けていた。この構成に関しては、他に例えば、風路20から冷蔵室奥側吹出口22に通じるダクトと冷蔵室手前側吹出口23に通じるダクトとに分岐させるようにしてもよい。そして、これらのダクトの分岐部分に切替ダンパ25を設けるようにしてもよい。このようにすることで、各奥側棚板32を前述の第2の状態にして冷蔵室7内を前後に仕切った場合に、より確実に冷蔵室7の奥側への冷気送風を遮断できる。したがって、消費エネルギーの低減をより確実に図ることが可能である。
また、以上で説明した構成例において、一部の冷蔵室棚板30の奥側棚板32のみを前述の第2の状態にし、他の冷蔵室棚板30の奥側棚板32を前述の第1の状態のままで使用する場合も考えられる。この場合には、より上段にある冷蔵室棚板30の奥側棚板32から下段に向かって順番に第2の状態にするのがよい。例えば、当該段の1つ上段の奥側棚板32が前述の第1の状態のまま、当該段の奥側棚板32を前述の第2の状態にした場合、当該段では手前側棚板31のみにした収納物を載置できない一方で、当該段の奥側の空間は開放されている。このため、収納物がない当該段の奥側の空間にも冷蔵室奥側吹出口22から冷気が供給され、無駄が多くなってしまう。また、当該段の手前側棚板31上の物が奥側に転落する可能性もある。
そこで、当該段の1つ上段の奥側棚板32が前述の第2の状態でないと、当該段の奥側棚板32を前述の第2の状態にできないようにする機構を備えてもよい。図5及び図6に示すのは、そのような機構の一例である。この例では、スライド軸37と回転ストッパー38とが設けられている。
回転ストッパー38は、例えば円弧状の部材である。回転ストッパー38は、奥側棚受け35の突起の周囲に回転可能に設けられている。回転ストッパー38が手前側にあるとき、奥側棚受け35の突起が回転ストッパー38に当たり、奥側棚受け35の手前側への移動が阻止される。回転ストッパー38が奥側に移動すると、奥側棚受け35の突起が回転ストッパー38に当たらなくなり、奥側棚受け35の手前側への移動が可能となる。
スライド軸37は棒状の部材である。スライド軸37の一端は、1つ上段の奥側棚受け35に回転可能に連結されている。スライド軸37の他端は、当該段の回転ストッパー38に連結されている。
図5に示すように1つ上段の奥側棚受け35が奥側棚板32を支持する位置にあるとき、スライド軸37によって当該段の回転ストッパー38は手前側に位置する。したがって、当該段の奥側棚受け35の手前側への移動が阻止される。
一方、図6に示すように、1つ上段の奥側棚受け35を手前側に移動させると、スライド軸37と回転ストッパー38とにより、奥側棚受け35の直線移動が回転ストッパー38の回転移動に変換され、当該段の回転ストッパー38は奥側に位置する。したがって、奥側棚板32の手前側への移動が可能となる。このような機構を備えることで、上段の棚から順番に前後に仕切られていくため、前述したような無駄な冷気の供給及び収納物の転落を抑制できる。
1 冷蔵庫
2 圧縮機
3 冷却器
4 送風機
5 操作パネル
6 制御装置
7 冷蔵室
8 チルド室
9 切替室
10 製氷室
11 冷凍室
12 野菜室
13 扉開閉検知センサ
20 風路
21 冷蔵室送風ダクト
22 冷蔵室奥側吹出口
23 冷蔵室手前側吹出口
24 冷蔵室吸込口
25 切替ダンパ
30 冷蔵室棚板
31 手前側棚板
32 奥側棚板
33 ヒンジ部
34 手前側棚受け
35 奥側棚受け
36 スライドつまみ
37 スライド軸
38 回転ストッパー
40 最上段棚遮蔽板
50 断熱箱体
51 冷蔵室扉

Claims (7)

  1. 手前側が開放可能な貯蔵室の内部を上下に仕切る棚板を備え、
    前記棚板は、それぞれが平板状の第1の部分と第2の部分とに分割され、
    前記第1の部分は、前記第2の部分の手前側に水平に配置され、
    前記第2の部分は、上面が前記第1の部分の上面と面一な第1の状態と、上面と前記第1の部分の上面とのなす角度が前記第1の状態とは異なる第2の状態とをとり得る冷蔵庫。
  2. 前記第2の状態の前記第2の部分は、前記貯蔵室の内部を前後に仕切ることが可能である請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記貯蔵室内には、
    前記第1の状態の前記第2の部分より奥側に配置された第1の冷気吹出口と、
    前記第2の状態の前記第2の部分より手前側に配置された第2の冷気吹出口と、が設けられた請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記棚板は、前記第1の部分と前記第2の部分とを連結するヒンジ部をさらに備えた請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記第2の状態は、前記ヒンジ部を中心に前記第1の部分に対し前記第2の部分が下側に垂直になった状態である請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記第1の部分を支持する第1の支持具と、
    少なくとも前記第1の状態の前記第2の部分を支持する第2の支持具と、をさらに備えた請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記貯蔵室内の最上部に設けられ、前記棚板と同構造の最上段棚遮蔽手段をさらに備えた請求項5又は請求項6に記載の冷蔵庫。
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