JP2019138511A - 冷蔵庫及び保冷機器扉の製造方法 - Google Patents
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Description
外板と、
該外板の周縁に設けられた枠部材と、を備える冷蔵庫であって、
化粧部材を有し、
該化粧部材及び前記枠部材の間には、発泡断熱材が配されていることを特徴とする。
外板と、該外板の周縁に設けられた枠部材と、を準備するステップと、
前記外板と前記枠部材との間に化粧部材を設けるステップと、
発泡断熱材の原液を注入して、前記化粧部材及び前記枠部材の間に発泡断熱材を発泡させて、前記外板と前記枠部材と前記化粧部材とを該発泡断熱材の粘着力で互いに取付けるステップと、有する保冷機器扉の製造方法である。
図1は本実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。冷蔵庫1は、冷蔵室2、製氷室3、切替室(上段冷凍室、急速冷凍室)4、下段冷凍室5(引出室、第1貯蔵室/以下、「冷凍室5」とする)、及び、野菜室6(引出室、第2貯蔵室)を備えている。
図2は本実施形態の冷蔵庫1の引き出し式の断熱扉の一例として断熱扉5aを示す斜視図、図3aは断熱扉5aの上方側の側面断面図である図2のA−A拡大断面図、図3bは図3aのうち上枠部材23と化粧部材25との組立構成部分を拡大した図、図4は本実施形態の引き出し式の断熱扉5aの拡大断面斜視図、図5は図4の化粧部材を外した状態の、要部断面斜視図、図6は図3のB−B拡大断面図である。
図3は、後述する係合孔23hが設けられている箇所で断面をとっている。
外板10は、断熱扉5aの前面として設けられた平板形状の部材である。外板10は例えば矩形、樹脂又はガラス製で透明または半透明であり、後面側(即ち、発泡断熱材50が充填される側の面)には、不透明な塗料(不図示)または塗料を塗布したフィルム(不図示)が貼り付けられている。
扉枠は、外板10の周縁に設けられた略四角形状の樹脂製の枠材である。扉枠は、左枠部材21と、右枠部材22と、上枠部材23と、下枠部材24とが外板10の左側、右側、上側、及び下側それぞれに取付けられて、外板10を囲んで連結されている。上枠部材23には、利用者が扉5aを開閉する際に手を掛けることが可能な、ポケット状の手掛部23aが形成されている。手掛部23aは、断熱扉5aの側面断面視で、凹形状の空間を形成している。上枠部材23の詳細な構造は後述する。
化粧部材25は、上枠部材23の幅寸法と略同じ幅寸法であり、前面部25bを含んでメッキや塗装等が施される。例えば、外板10とは異なる材質、色、光沢、等を有する外観にすることができる。これにより扉5aの意匠性の自由度を向上させることができる。なお、化粧部材25の材料としては、例えば発泡断熱材50(ウレタン)との接着性が良好なABS樹脂を用いることができる。
化粧部材25の詳細は後述する。
内板60は、扉枠21−24の後側に空間40を挟んで設けられ、貯蔵室を形成する空間を向く面を形成する、例えば樹脂製の板材である。
真空断熱材30は、空間40内のうち外板10の後面側に設けられている。本実施形態では、真空断熱材30は平板の矩形状であり、飛散防止フィルム90の後面に貼着されている。真空断熱材30の上端と上枠部材23に設けられた底部23xとの間を10m以上の離間とすることで発泡断熱材50の原液50aを好適に流動させることができるが、好ましくは30mm以上である。これだけの離間を確保しており、発泡断熱材50が後述する狭小空間40a−40cに流動しやすいようにしている。この離間は、狭小空間40a−40cの厚み(発泡断熱材50aの流動方向に直交する方向の寸法)より大きい。
発泡断熱材50は、空間40を含んで充填されている。発泡断熱材50は、自己接着性を有する硬質ウレタンフォーム等にすることができ、空間40やその近傍に原液50aを注入させて発泡中の発泡断熱材50aを生成し、これが固化するまで待機することで充填可能である。
図7は本実施形態の引き出し式の断熱扉5aの内板60を外した状態の背面図である。組立構造の詳細の前に、組立法の説明を通じてその概要を説明する。引出式の断熱扉5aを組み立てる場合は、まず、枠部材21,22,24それぞれを貼付部21a,22a,24aに、例えば両面テープ等によって貼着する。次に、外板10の上端部を当接空間50に挿入する。次いで上枠部材23の係合孔23hに化粧部材25の爪部25aを挿通するとともに上枠部材23の上延在部23f下面と化粧部材25の上縁部25cの上面とを略摺接させて、上枠部材23及び化粧部材25を仮に組立てる。
<上枠部材23>
上枠部材23は、手掛け部23aとしての凹空間の底を形成する底部23xと、底部23xから後方上側に向けて延在する後傾斜部23yと、後傾斜部23yから後方に延在した後下方に延在するL字部23zと、底部23xの前端から前方上側に向けて延在する前傾斜部23iと、前傾斜部23iの途中から分岐して前方に延在する下延在部23gと、下延在部23gから下方に延在する外板後面押え部23c1と、外板後面押え部23c1から前方に延在する外板上面押え部23c2と、傾斜部23iの上端から前方に向けて延在する上延在部23fと、を有する。
化粧部材25は、意匠面として露出する前面部25bと、前面部25bの後面側で上下寸法の中央側から後方に延在する爪部25aと、爪部25aより上側から後方に延在する上縁部25cとを有する。爪部25aから上縁部25cまでの間(発泡断熱材50が形成されて接する面積)は、外板後面押え部23c1に接触して形成される発泡断熱材50の面積よりも小さくなるように構成されている。これにより、後述する化粧部材25にはたらくモーメントを効果的に支持することができる。
外板10の上端部は、外板後面押え部23c1及び前面部25b下端側との間に形成された当接空間70に配されている。当接空間70は、断面コ字状の隙間として形成されており、当接空間70の上端には外板上面押え部23c2が設けられているが、必ずしもこれは必須ではない。
爪部25aは、外板上面押え部23c2の上側に配されて、係合孔23hを通って外板後面押え部23c1の後方に達している。これにより、第1狭小空間40aに進入した発泡断熱材50、例えば外板後面押え部23c1後方の発泡断熱材50からの押圧力を受けて外板10に対して前方向への押圧力を付与することができる。また、第2狭小空間40bに進入した発泡断熱材50からの押圧力を受けて外板10に対して下方向への(下枠部材24への)押圧力を付与することができる。
第3狭小空間40cに存在する発泡断熱材50が押圧力を付与して化粧部材25と上枠部材23との取付に寄与している。具体的には、この発泡断熱材50は、上縁部25cを上延在部23fに向けて押圧させたり、下延在部23g上側に密着する。
図3bに例示するように、外板10の上端と外板上面押え部23c2下面との間には、隙間Gを設けている。組立の過程で外板後面押え部23c1等を通じて発泡断熱材50の押圧力が外板10に作用すると、外板10に上方への力が分力として作用することがある。このため、或る程度の移動代として隙間Gを有するようにして発泡断熱材50aの発泡を開始させると、外板10に残留応力が残ったり破損したりする虞を低減できる。隙間Gは、発泡終了後でも残っていることが好ましい。後述のように、上枠部材23と化粧部材25の上下関係は逆でもよいから、隙間Gは、外板10と例えば爪部25aとの間のものであっても良い。
図3aに示すように、空間40内で充填発泡する発泡断熱材は破線矢印のように流動し、このときの発泡圧を受けて外板10は実線矢印aの方向(断熱扉5aから離れる方向)に押される。この外板10が前方向へ押される力によって、外板10の上端部に掛かっている化粧部材25の下端部が押され、上縁部25cが支点となり手前側に向かって回転し(実線矢印b)、化粧部材25が変形したり外れたり、外板10と当接空間50との間の隙間が大きくなり意匠性が低下したり、隙間から発泡断熱材50aが漏れる虞がある。
上記構成は、自動販売機、保冷宅配輸送箱、釣り具クーラー、食品配送箱、検体輸送用保冷ボックス、特殊冷蔵・冷凍庫、特殊冷凍車、冷凍コンテナ、ショーケース等の種々な用途に用いられる保冷機器の扉や、壁材として使用することも可能である。
2a,3a,4a,5a,6a 断熱扉
10 外板
21 枠部材(右側)
22 枠部材(左側)
23 枠部材(上側)
23a 手掛部
23c1 外板後面押え部(押え部)
23c2 外板上面押え部(押え部)
23f 上延在部
23g 下延在部
23h 係合孔部
23i 前傾斜部
23x 底部
23y 後傾斜部
23z L字部
24 枠部材(下側)
25 化粧部材
25a 爪部
25b 前面部
25c 上縁部
30 真空断熱材
40 狭小空間
50 発泡断熱材
60 内板
70 当接空間
90 飛散防止フィルム
Claims (9)
- 外板と、
該外板の周縁に設けられた枠部材と、を備える冷蔵庫であって、
化粧部材を有し、
該化粧部材及び前記枠部材の間には、発泡断熱材が配されていることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記外板のうち、前記化粧部材が設けられた側の端部は、前記枠部材又は前記化粧部材に隙間を介して対向していることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記化粧部材は、前記外板に比して、外観、又は色、光沢、若しくは材質の1つ又は2つ以上が異なることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記化粧部材及び前記枠部材の一方は、前記化粧部材及び前記枠部材の他方に向かって延在する爪部を有し、
前記化粧部材及び前記枠部材の他方は、前記爪部が係合した係合孔を有し、
前記係合孔は、前記爪部よりも大きい寸法であり、
前記係合孔には、前記爪部に加えて発泡断熱材が配されていることを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記化粧部材及び前記枠部材の、一方の上面と他方の下面とが接した領域があり、
該上面を有する部材の他の面は、発泡断熱材が発泡していく過程で通過する空間に対向しており、
発泡中の発泡断熱材が充填されていく過程で、該発泡断熱材が前記領域を進む方向と前記空間を進む方向とが互いに逆向きになるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記化粧部材及び前記枠部材の一方は、前記化粧部材及び前記枠部材の他方に向かって延在する爪部を有し、
前記化粧部材及び前記枠部材の、一方の上面と他方の下面とが接した領域があり、
前記爪部及び前記領域の間に位置する下延在部を有し、
該下延在部及び前記爪部の間に配された発泡断熱材と、
該下延在部及び前記領域の間に配された発泡断熱材と、を有することを特徴とする請求項1乃至5何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記外板及び前記枠部材の間に位置する押え部を有し、
該押え部及び前記枠部材の間に発泡断熱材が配されていることを特徴とする請求項1乃至6何れか一項に記載の冷蔵庫。 - 外板と、該外板の周縁に設けられた枠部材と、を準備するステップと、
前記外板と前記枠部材との間に化粧部材を設けるステップと、
発泡断熱材の原液を注入して、前記化粧部材及び前記枠部材の間に発泡断熱材を発泡させて、前記外板と前記枠部材と前記化粧部材とを該発泡断熱材の粘着力で互いに取付けるステップと、有する保冷機器扉の製造方法。 - 前記外板の端部と前記枠部材又は前記化粧部材との間に、前記発泡断熱材の発泡後にも残存する隙間を設けるステップを有することを特徴とする請求項8に記載の保冷機器扉の製造方法。
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