JP2019138253A - テールパイプ構造 - Google Patents

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邦治 戸部
Kuniharu Tobe
邦治 戸部
寛明 塩野
Hiroaki Shiono
寛明 塩野
雅彦 真弓
Masahiko Mayumi
雅彦 真弓
浩史 頓宮
Hiroshi Tonmiya
浩史 頓宮
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Abstract

【課題】コストの高騰や美観の悪化を招くことなく、簡易な構造変更によりテールパイプから排出される排気ガスを効果的に温度低下させ得るテールパイプ構造を提供する。【解決手段】テールパイプ1の出口3の手前に、排気ガス4を直線状に導く助走部5と、該助走部5の直後で屈曲して前記テールパイプ1の出口3を前記助走部5の軸心方向と直交する向きに開口せしめる屈曲部6とを備え、該屈曲部6の曲がり方向内側に、外気7を取り込む穴8を開口部として形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、テールパイプ構造に関するものである。
例えば、近年におけるディーゼルエンジンにあっては、酸素共存下でも選択的にNOx(窒素酸化物)を還元剤と反応させる性質を備えた選択還元型触媒を排気系の途中に装備し、その上流側に必要量の還元剤を添加して該還元剤を選択還元型触媒上で排気ガス中のNOxと還元反応させ、これによりNOxの排出濃度を低減し得るようにしたものがある。
他方、プラント等における工業的な排煙脱硝処理の分野では、還元剤にアンモニア(NH3)を用いてNOxを還元浄化する手法の有効性が既に広く知られているところであるが、自動車の場合には、アンモニアそのものを搭載して走行することに関し安全確保が困難であるため、毒性のない尿素水を選択還元型触媒の還元剤として使用するようにしている。
即ち、尿素水を選択還元型触媒の上流側で排気ガス中に添加すれば、該排気ガスの熱によって尿素水が次式によりアンモニアと炭酸ガスに加水分解され、選択還元型触媒上で排気ガス中のNOxがアンモニアにより良好に還元浄化されることになる。
[化1]
(NH22CO+H2O→2NH3+CO2
ここでは選択還元型触媒を一例として説明したが、選択還元型触媒以外にも各種の後処理装置において所定の活性温度が必要となることは共通しており、必要な活性温度が得られないような運転状況下では、排気昇温モードに切り替えて排気温度を積極的に高める措置が取られるようになってきている。
尚、本発明に関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
特開2004−11521号公報
しかしながら、排気温度を積極的に高める措置が取られることでテールパイプから排出される排気ガスの温度が従来よりも高くなってきており、これまでも、対人、対地、対物の熱害が引き起こされないようテールパイプの出口の位置や角度が調整されてきたが、それだけでは十分に対応できなくなってきている。
また、上記の特許文献1等においては、テールパイプの出口に排気用熱ガードを装備することも提案されているが、このような排気用熱ガードの装備は、構造の複雑化を招いてコストを高騰させてしまうという課題があり、見た目からしても美観を大きく損なう虞れがあった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、コストの高騰や美観の悪化を招くことなく、簡易な構造変更によりテールパイプから排出される排気ガスを効果的に温度低下させ得るテールパイプ構造を提供することを目的とする。
本発明は、テールパイプの出口の手前に、排気ガスを直線状に導く助走部と、該助走部の直後で屈曲して前記テールパイプの出口を前記助走部の軸心方向と直交する向きに開口せしめる屈曲部とを備え、該屈曲部の曲がり方向内側に、外気を取り込む開口部を形成したことを特徴とするテールパイプ構造、に係るものである。
而して、このようにすれば、テールパイプの出口の手前で助走部により直線状に導かれて直進する排気ガスの流れが屈曲部にて急激に向きを変えられ、これにより前記屈曲部における曲がり方向内側で排気ガスの流れが流路壁面から剥離して圧力降下が起こり、ここに負圧領域が形成されて外気が開口部を通し効果的にテールパイプ内に吸引される結果、該テールパイプの出口から排出される排気ガスの温度が常温の外気との混合により大幅に下げられる。
更に、本発明においては、前記屈曲部の曲がり方向内側に形成される開口部を穴により形成したり、スリットにより形成したりすることが可能であり、何れの場合も外気を良好にテールパイプ内に吸引することが可能となる。
上記した本発明のテールパイプ構造によれば、テールパイプの出口の手前に助走部と屈曲部とを備えて該屈曲部の曲がり方向内側に開口部を形成するだけの非常に簡易な構造変更により、前記テールパイプの出口から排出される排気ガスを効果的に温度低下させることができ、しかも、従来の排気用熱ガードの如き付属物を装備することなくシンプルな構造を維持することができてコストの高騰や美観の悪化を未然に回避することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明を実施する形態の一例を示す概略図である。 図1のII−II方向の矢視図である。 図2の要部の詳細を示す断面図である。 本発明の別の形態例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図中1は排気系の下流側に装備されたマフラ2から張り出すテールパイプを示し、該テールパイプ1の出口3の手前に、排気ガス4を直線状に導く助走部5と、該助走部5の直後で屈曲して前記テールパイプ1の出口3を前記助走部5の軸心方向と直交する向きに開口せしめる屈曲部6とが形成されており、屈曲部6の曲がり方向内側には、外気7を取り込む穴8が開口部として形成されている。
また、ここに図示している例では、車両の前後方向に配置されたマフラ2の後端から車両後方にテールパイプ1が張り出し、そこから車幅方向外側へ屈曲して助走部5が形成され、該助走部5の直後で再び車両後方に屈曲して出口3が開口されるようにした例を示しているが、前記助走部5の曲がり方向は前後左右上下の何れの方向であっても良く、前記助走部5の上流側が図示例のように曲げられていなくても良いことは勿論である。
而して、このようにすれば、特に図3に示す如く、テールパイプ1の出口3の手前で助走部5により直線状に導かれて直進する排気ガス4の流れが屈曲部6にて急激に向きを変えられ、これにより前記屈曲部6における曲がり方向内側で排気ガス4の流れが流路壁面から剥離して圧力降下が起こり、ここに負圧領域Aが形成されて外気7が前記穴8を通し効果的にテールパイプ1内に吸引される結果、該テールパイプ1の出口3から排出される排気ガス4の温度が常温の外気7との混合により大幅に下げられる。
従って、上記形態例によれば、テールパイプ1の出口3の手前に助走部5と屈曲部6とを備えて該屈曲部6の曲がり方向内側に穴8を開口部として形成するだけの非常に簡易な構造変更により、前記テールパイプ1の出口3から排出される排気ガス4を効果的に温度低下させることができ、しかも、従来の排気用熱ガードの如き付属物を装備することなくシンプルな構造を維持することができてコストの高騰や美観の悪化を未然に回避することができる。
図4は本発明の別の形態例を示すもので、図1〜図3における穴8を開口部とすることに替えて、スリット9を開口部として形成した場合を示しており、このように開口部がスリット9により形成されていても、図1〜図3の例の場合と同様に、スリット9を通し外気7を効果的にテールパイプ1内に吸引することができ、これにより前記テールパイプ1の出口3から排出される排気ガス4を温度低下させることができる。
尚、本発明のテールパイプ構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 テールパイプ
3 出口
4 排気ガス
5 助走部
6 屈曲部
7 外気
8 穴(開口部)
9 スリット(開口部)

Claims (3)

  1. テールパイプの出口の手前に、排気ガスを直線状に導く助走部と、該助走部の直後で屈曲して前記テールパイプの出口を前記助走部の軸心方向と直交する向きに開口せしめる屈曲部とを備え、該屈曲部の曲がり方向内側に、外気を取り込む開口部を形成したことを特徴とするテールパイプ構造。
  2. 前記開口部が穴により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテールパイプ構造。
  3. 前記開口部がスリットにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテールパイプ構造。
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