JP2019135924A - 自動細胞培養装置 - Google Patents

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久人 中嶋
Hisato Nakajima
久人 中嶋
健 安藤
Takeshi Ando
健 安藤
ジュイヒン グエン
Duyhinh Nguyen
ジュイヒン グエン
徳啓 柴田
Noritaka Shibata
徳啓 柴田
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Abstract

【課題】培養容器を装置から取出さずに、攪拌培養を行うことが可能な自動細胞培養装置を提供する。【解決手段】自動細胞培養装置50は、装置内のインキュベータ71の庫内のストッカは、回転軸を中心に回転するテーブル72、テーブル72上に設置された培養容器61を格納する複数のラック73、テーブル72と複数のラック73の間に設置され、各ラック73を回転中心へ向かう方向である求心方向と、回転中心から離れる方向である遠心方向とに直線動作させる複数のスライド機構部74を備え、スライド機構部74の直線動作とテーブル72の回転動作を組み合わせることで、各ラック73を遥動させることで、自動細胞培養装置50から培養容器61を取出さず、攪拌培養を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、細胞を培養するための、薬液の吸上げ/注入、培養容器の搬出入といった作業を自動化した装置で、培養容器を収納し、細胞を培養する細胞培養装置に関するものである。
細胞を培養するための作業を自動化した自動細胞培養装置としては、例えば、特許文献1に示されているようなものがある。
図8および図9は、それぞれ特許文献1に記載された装置の平面図、側面図である。細胞が培養されている培養容器は、培養時はインキュベータ4に格納されており、細胞培養についての各種作業をおこなう際は、インキュベータ4の搬出入手段12、第1ロボット6、第2ロボット7によって、ロータリストッカ8、遠心分離手段9、液体給排手段10、検査手段11などに移送される。
そして、所定の作業を終えた培養容器は、第1ロボット6、第2ロボット7、インキュベータ4の搬出入手段12によって、インキュベータ4へ移送、格納される。
特開2016−13059号公報
しかしながら、前記従来の構成では、培養容器は静置の状態でしか培養することが出来ず、培養容器を遥動させて培養する攪拌培養をおこなう場合は、細胞培養装置から培養容器を取出し、外部の振とう機へ培養容器を移動させてから培養する必要がある、という課題を有している。
本発明は、培養容器を装置から取出さずに、攪拌培養をおこなうことが可能な自動細胞培養装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動細胞培養装置は、
細胞を培養する環境を維持するインキュベータと、
前記インキュベータの庫内に設置されたテーブルと、
前記テーブルを回転させる回転機構部と、
前記テーブル上に設置された培養容器を格納する複数のラックと、
前記テーブルと前記ラックの間に設置され各ラックを回転中心へ向かう方向である求心方向と前記回転中心から離れる方向である遠心方向とに直線動作させる複数のスライド機構部を備え、
前記回転機構部と前記スライド機構部は、両部の動作である前記テーブルの回転および前記ラックの直線動作を組み合わせて円運動に近似した動作を生成し、前記インキュベータ内で攪拌培養を行う。
本発明の自動細胞培養装置によれば、自動細胞培養装置から取出さず、インキュベータ内部のラックに培養容器を格納した状態で、攪拌培養を行うことができる。攪拌培養をおこなう場合でも、装置内で攪拌培養が可能であるため、培養容器を装置から取出し、外部の振とう機へ培養容器を移動させて培養する作業が不要となり、人手を介さずに長時間の無人連続稼動を実現することができる。
培養容器中の薬液を入れ替える培地交換の作業は、一般的には毎日必要な作業である。そのため、本発明の自動細胞培養装置により、攪拌培養をおこなう場合でも、培養作業従事者の休日確保や、培養容器の装置からの取出し、及び装置への投入忘れを防止することができる。
本発明の実施の形態における自動細胞培養装置の斜視図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータ内の構造を示す平面図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータ内の構造を示す側面図 本発明の実施の形態における自動培養装置の培養容器受け渡し部の構造を示す平面図 本発明の実施の形態における自動培養装置の培養容器受け渡し部の構造を示す側面図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータから培養容器を搬出する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータから培養容器を搬出する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータから培養容器を搬出する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータから培養容器を搬出する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータから培養容器を搬出する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータから培養容器を搬出する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータから培養容器を搬出する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータへ培養容器を搬入する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータへ培養容器を搬入する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータへ培養容器を搬入する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータへ培養容器を搬入する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータへ培養容器を搬入する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータへ培養容器を搬入する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータへ培養容器を搬入する際の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータでの攪拌培養の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータでの攪拌培養の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータでの攪拌培養の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータでの攪拌培養の動作を示した図 本発明の実施の形態における自動培養装置のインキュベータでの攪拌培養の動作を示した図 攪拌培養の円運動の直径と回転機構部、及びスライド機構部の動作量の関係 を示した図 特許文献1に記載された従来の自動細胞培養装置の平面図 特許文献1に記載された従来の自動細胞培養装置の側面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態における自動細胞培養装置50の斜視図である。
図1において、図示は省略しているが、自動細胞培養装置50の全体はカバーで覆われている。
同様に、図1において、図示は省略しているが、自動細胞培養装置50は各部の動作を制御する全体制御部を有する。
図1において、ロボット51は水平方向(以下、X軸)、奥行き方向(以下、Y軸)、垂直方向(以下、Z軸)に駆動が可能な3軸の直交ロボットで、吊り下げて設置されている。
ロボット51は、Z軸の先端にツールチェンジャー52を備える。
また、自動細胞培養装置50は、培養容器把持ツール53および薬液吸上げ/注入ツール54を備えている。培養容器把持ツール53は、ツールチェンジャー52と着脱可能であって、培養容器61を把持する。薬液吸上げ/注入ツール54は、シリンジを有し、シリンジの先端にチップを装着して培養に使用する薬液の吸上げ/注入をおこなう。ロボット51は、ツールチェンジャー52で培養容器把持ツール53や薬液吸上げ/注入ツール54を着脱し、自動での培養容器61の搬送や薬液の吸上げ/注入をおこなう。
また、自動細胞培養装置50は、細胞の培養に適した環境を維持し、培養容器61を複数個、格納するインキュベータ71を備える。
インキュベータ71の構造を図2A、Bに示す。
インキュベータ71は、その庫内に、テーブル72と、テーブル72を回転軸中心に回転させる回転機構部と、テーブル72上に設置された培養容器61を格納する複数(本実施の形態では3個)のラック73a、73b、73cと、テーブル72とラック73a〜cの間に設置され、各ラックを回転中心へ向かう方向である求心方向と回転中心から離れる方向である遠心方向とに直線動作させる複数(ラックと同じ個数なるため、本実施の形態では3個)のスライド機構部74a、74b、74cと、を備える。
本実施の形態において、回転機構部は、回転の駆動源であるモータ75とテーブル72に直結されたプーリー76をベルト77で連結した構成となっている。
また、スライド機構部74a、74b、74cには、直線動作をおこなう電動アクチュエータが用いられる。
さらにインキュベータ71は、培養容器61を搬出入するために、培養容器搬出入口78、培養容器搬出入機構を備える。
培養容器搬出入機構は、培養容器61を保持する第1培養容器保持部79と、第1培養容器保持部79の水平面の位置決めをおこなう水平面位置決め機構80と、第1培養容器保持部79の上下方向の位置決めをおこなう上下位置決め機構81と、を備えている。
本実施の形態において、水平面位置決め機構80には、ロータリアクチュエータが用いられている。また、上下位置決め機構81は、テーブル72を回転軸中心に回転させる回転機構部の構成と、ボールねじとを組み合わせたものとなっているが、電動アクチュエータなどでもよい。
図2Bにおいては、図が煩雑となるため、複数のラックの内、ラック73b、73c、複数のスライド機構部の内、スライド機構部74b、74cの図示を、省略している。
インキュベータ71は、これら以外に細胞培養部内の雰囲気を保つためのガス、水の供給手段、熱の加温手段も備えるが、それらの図示も省略している。
培養容器把持ツール53を装着したロボット51とインキュベータ71は、培養容器61を直接、受け渡しせず、培養容器受け渡し部82を介して受け渡しをおこなう。
培養容器受け渡し部82の構造を図3A、Bに示す。
培養容器受け渡し部82は、第2培養容器保持部(受け渡し部)83と、これの上下昇降機構84から構成される。
インキュベータ71より培養容器61を搬出する際の動作を、培養容器61の収納段数が8段のラック73aの最下段から2段目の培養容器61a2の搬出を例に図4−a)〜g)に示す。ただし、図が煩雑となるため、水平面位置決め機構80、上下位置決め機構81については、前面にあっても点線で図示する。
1)全体制御部(図示略)は、培養容器61a2をラック73aから取出すため、搬出する培養容器61a2が収納されているラック73aの培養容器の列が第1培養容器保持部79と培養容器61a2を受け渡しする位置となるように、回転機構部およびスライド機構部74を動作させる。
2)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、搬出する培養容器61a2の底面と一段下の培養容器61a1の上面との間の高さとなるように、上下位置決め機構81を動作させる(図4−a)。
3)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、ラック73aと培養容器61a2を受け渡しする位置となるように、水平面位置決め機構80を動作させる(図4−b)
4)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、搬出する培養容器61a2をラック73aから取出し可能な高さとなるように、上下位置決め機構81を動作させる(図4−c)。
5)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、培養容器61a2をインキュベータ71内で昇降させる位置となるように、水平面位置決め機構80を動作させる(図4−d)。
6)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、培養容器搬出入口78から培養容器61a2を搬出する高さとなるように、上下位置決め機構81を動作させる(図4−e)。
7)全体制御部は、培養容器搬出入口78の扉を開かせる。
8)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、培養容器受け渡し部82と培養容器61a2を受け渡す位置となるように、水平面位置決め機構80を動作させる(図4−f)。
9)上下昇降機構84が、第2培養容器保持部(受け渡し部)83を上昇(上昇後、培養容器61a2はロボット51が搬送)させる。
10)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、培養容器61をインキュベータ71内で昇降させる位置へ、水平面位置決め機構80を動作させる(図4−g)。
11)全体制御部は、培養容器搬出入口78の扉を閉動作させる。
次に、インキュベータ71へ培養容器61を搬入する際の動作を、培養容器61の収納段数が8段のラック73aの最上段から3段目への培養容器61a6の搬入を例に図5−a〜図5−g)に示す。ただし、図が煩雑となるため、水平面位置決め機構80、上下位置決め機構81については、前面にあっても点線で図示する。
21)全体制御部は、培養容器をラック73aに投入するため、搬入する培養容器61a6を収納しようとするラック73aの培養容器の列が第1培養容器保持部79と培養容器61a6を受け渡しする位置となるように、回転機構部およびスライド機構部74を動作させる。
22)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、培養容器搬出入口78から培養容器61a6を搬入する高さとなるように、上下位置決め機構81を動作させる(図5−a)
23)全体制御部は、培養容器搬出入口78の扉を開かせる。
24)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、培養容器受け渡し部82と培養容器61a6を受け渡す位置となるように、水平面位置決め機構80を動作させる(図5−b)。
25)全体制御部は、第2培養容器保持部(受け渡し部)83を下降させる(下降前に、培養容器61a6をロボット51が搬送)。
26)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、培養容器61a6をインキュベータ71内で昇降させる位置となるように、水平面位置決め機構80を動作させる(図5−c)。
27)全体制御部は、培養容器搬出入口78の扉を閉じさせる。
28)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、搬入する培養容器61a6をラック73aへ投入可能な高さとなるように、上下位置決め機構81を動作させる(図5−d)。
29)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、ラック73aと培養容器61a6を受け渡しする位置となるように、水平面位置決め機構80を動作させる(図5−e)。
30)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、搬入する培養容器61a6の底面と一段下の培養容器61a5の上面との間の高さとなるように、上下位置決め機構81を動作させる(図5−f)。
31)全体制御部は、第1培養容器保持部79が、培養容器61をインキュベータ71内で昇降させる位置へ、水平面位置決め機構80を動作させる(図5−g)。
この装置のインキュベータ71において、攪拌培養をおこなう際は、テーブル72を回転軸中心に回転させている回転機構部、スライド機構部74を以下の様に動作させる。
i)全体制御部は、各ラック73a〜cがテーブル72の回転中心へ近づいた位置(回転中心の内側)から遠心方向へ離れる外側(回転中心の外側)に、一定の長さ移動するように、スライド機構部74a〜cを動作させる(図6−a)。
ii)全体制御部は、i)の動作の途中で、テーブル72が反時計回りに、一定の角度回転するように、回転機構部を動作(図6−b)させる。
iii)全体制御部は、ii)の動作の途中で、各ラック73a〜cがテーブル72の回転中心の外側から内側に、i)で移動させた長さと同じ長さ移動するように、スライド機構部74a〜cを動作させる(図6−c)。
iv)全体制御部は、iii)の動作の途中で、テーブル72が時計回りに、ii)で回転させた角度と同じ角度回転するように、回転機構部を動作させる(図6−d)。
v)全体制御部は、iv)の動作が完了する途中で、i)の動作を開始させる。
以降、ii)〜v)の動作を繰返すことで、各ラック73a〜cに収納された培養容器の水平面内での円運動に近似した動作(図6−e)が生成され、攪拌培養を行うことができる。
攪拌培養の動作は円運動であるため、円運動の直径と周期により決定される。
そこで、所望する攪拌培養での円運動の直径をD、周期をTとすると、本発明の自動細胞培養装置50のインキュベータ71において、この円運動に近似した動作を実現する回転機構部及びスライド機構部の動作は以下の様に決定される。
スライド機構部74については、i)の動作においてテーブル72の回転中心の内側から回転中心の外側に、及びiii)の動作においてテーブル72の回転中心の外側から内側に移動する長さが、直径Dに相当する。
また、i)の動作とiii)の動作に要する時間のあわせたものが周期Tに相当し、i)の動作、及びiii)の動作に要する時間はそれぞれ、T/2となる。
一方、テーブル72を回転軸中心に回転させている回転機構部については、ii)の動作、及びiv)の動作において円弧状に動作する長さが、直径Dに相当するとして近似する。ただし、テーブル72が回転中心の内側にある時と回転中心の外側にある時で回転半径は異なるため、回転中心の内側にある時の回転半径をr1、回転中心の外側にある時の回転半径をr2とすると、その中間の半径r(=(r1+r2)/2)が、ii)の動作、及びiv)の動作における回転半径とすることにより、回転角度αが決定される。
スライド機構部74と同様に、ii)の動作とiv)の動作に要する時間のあわせたものが周期Tに相当し、ii)の動作、及びiv)の動作に要する時間はそれぞれ、T/2となる。ii)〜v)の動作を繰返しによって、培養容器の水平面内での挙動が円運動に近いものになるためには、それぞれ直前の動作(例えば、ii)についてはi)の動作、iii)の動作についてはii)の動作)が円弧状に動作する長さの半分の長さ、及び角度だけ動作したタイミングで動作を開始すればよく、そのズレはT/4となる。
攪拌培養での円運動の直径D、回転機構部の回転半径r1、r2、回転角度αの関係を図7に示す。
本実施の形態では、スライド機構部74には、直線動作をおこなう電動アクチュエータを用いたが、撹拌の周期Tを変更することが無い場合は、空圧バルブとシリンダで代用することも可能である。
また、攪拌培養の必要がない培養工程に対しては、自動細胞培養装置50の全体制御部により、スライド機構部74、及びテーブル72を回転軸中心に回転させている回転機構部を共に動作させないことで対応できる。
一般的な攪拌培養は毎分10〜200回程度の回転数、0.3〜6秒周期の動作となる。つまり、インキュベータ71内で各ラック73a〜cが上記の周期で動作することになり、動作にともなう振動を考慮すると、インキュベータ71は装置の低い位置に設置することが好ましい。本実施の形態においても、インキュベータ71を装置の架台下に設置し、培養容器搬出入口78をインキュベータ71本体よりも上側に設置した。
上記実施の形態における自動細胞培養装置によれば、細胞を培養する環境を維持するインキュベータ71と、インキュベータ71の庫内に設置されたテーブル72と、テーブル72を回転軸中心に回転させる回転機構部と、テーブル72上に設置された培養容器61a1〜8を格納する複数のラック73a〜cと、テーブル72とラック73a〜cの間に設置され各ラック73a〜cを回転中心へ向かう方向である求心方向と回転中心から離れる方向である遠心方向とに直線動作させる複数のスライド機構部74a〜cを備え、回転機構部とスライド機構部74a〜cとは、両部の動作である回転および直線動作を組み合わせて円運動に近似した動作を生成し、インキュベータ71内で攪拌培養を行う。これにより、培養容器61a1〜8を自動細胞培養装置から取出さずに、撹拌培養をおこなうことができる。
本発明の自動細胞培養装置は、攪拌培養をおこなう場合でも、装置内での攪拌培養が可能であるため、培養容器を装置から取出す作業が不要となり、人手を介さずに長時間の無人連続稼動を実現することができる。
培養容器中の薬液を入れ替える培地交換の作業は、一般的には毎日必要な作業である。そのため、本発明の自動細胞培養装置により、攪拌培養をおこなう場合でも、培養作業従事者の休日確保や、培養容器の装置からの取出し、及び装置への投入忘れを防止することができる。
50 自動細胞培養装置
51 ロボット
52 ツールチェンジャー
53 培養容器把持ツール
54 薬液吸上げ/注入ツール
61a1〜8 ラック73aの最下段(1段目)〜最上段(8段目)から取出し、及びラック73aの最下段〜最上段へ投入される培養容器
71 インキュベータ
72 テーブル
73a〜c ラック
74a〜c スライド機構部
75 モータ
76 プーリー
77 ベルト
78 培養容器搬出入口
79 第1培養容器保持部
80 水平面位置決め機構
81 上下位置決め機構
82 培養容器受け渡し部
83 第2培養容器保持部(受け渡し部)
84 上下昇降機構
91 培養作業部
92 薬液保存部
93 チップ供給部
94 廃棄部

Claims (4)

  1. 細胞を培養する環境を維持するインキュベータと、
    前記インキュベータの庫内に設置されたテーブルと、
    前記テーブルを回転させる回転機構部と、
    前記テーブル上に設置された培養容器を格納する複数のラックと、
    前記テーブルと前記ラックの間に設置され各ラックを回転中心へ向かう方向である求心方向と前記テーブルの回転中心から離れる方向である遠心方向とに直線動作させる複数のスライド機構部を備え、
    前記回転機構部と前記スライド機構部とは、両部の動作である前記テーブルの回転および前記ラックの直線動作を組み合わせて円運動に近似した動作を生成し、前記インキュベータ内で攪拌培養を行う、自動細胞培養装置。
  2. 前記回転機構部と前記スライド機構部とは、攪拌培養の動作の調整を、予め定められた攪拌の周期、振幅、及び前記両部の動作開始のタイミングのズレの3つのパラメータに基づいておこなう、
    請求項1に記載の自動細胞培養装置。
  3. 前記スライド機構部は、攪拌の周期が固定であり、空圧バルブとシリンダで構成されている、
    請求項1に記載の自動細胞培養装置。
  4. 前記回転機構部と前記スライド機構部は、攪拌培養が必要のない培養工程においては、前記両部を共に動作させない、
    請求項1に記載の自動細胞培養装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110628581A (zh) * 2019-10-31 2019-12-31 东海县裕隆医学检验实验室有限公司 一种便携式细菌培养临时操作台
KR102640929B1 (ko) * 2023-06-02 2024-02-27 (주) 멥스젠 미세생체조직시스템 형성 장치

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