JP2019133427A - 情報処理装置、画面表示方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、画面表示方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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知明 山田
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卓人 松本
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【課題】1台のディスプレイに2つの画面を並べて同時に表示した場合に、ユーザがスワイプインを従来よりも行いやすい情報処理装置、画面表示方法、およびコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】MFP画面7Aとサーバ画面7Bとを互いに隣接させてディスプレイモジュールに表示させる複合機であって、MFP画面7Aからサーバ画面7Bへユーザが指をスライドさせることによって用いられる横オブジェクト8BがMFP画面7Aにある場合は、MFP画面7Aの一部分でありかつサーバ画面7Bに隣接する隣接領域41Lに重ならないように横オブジェクト8Bを配置した状態でMFP画面7Aをサーバ画面7Bと隣接させてディスプレイモジュールに表示させる、画面出力部、を有する。【選択図】図11

Description

本発明は、画像形成装置の画面およびサーバの画面を同時に表示する複合機の技術に関する。
コピー、スキャン、ファックス、およびボックスなどの様々な機能を備えた画像形成装置が普及している。このような画像形成装置は「MFP(Multi Function Peripherals)」と呼ばれることがある。
また、近年、画像形成装置を物理的なサーバ(いわゆるサーバ機またはサーバユニット)と一体的に構成する技術が提案されている。これにより、画像形成装置の機能の拡張性を従来よりも容易に向上させることができる。以下、画像形成装置とサーバとを一体化した装置を「複合機」と記載する。
このような複合機のタッチパネルディスプレイは、画像形成装置およびサーバそれぞれの画面を並べて同時に表示し、ユーザによる画像形成装置およびサーバそれぞれに対する操作を受け付ける。特許文献1および特許文献2には、1台のディスプレイに複数の画面を同時に複数表示する技術が開示されている。
特許文献1に記載の情報処理装置は、画面の境界線付近にサイズ変更指示領域と画面分割指示領域を定義する。ユーザーがサイズ変更指示領域からタッチを開始したときには、サイズ変更の指示と判定し、その後の指先の移動方向に従って画面のサイズ変更処理を行なう。一方、画面分割指示領域からタッチを開始したときには、画面分割の指示と判定し、その後の指先の移動方向に従って画面の分割処理を行なう。また、その他の領域からタッチを開始したときには通常の挙動と判定する。
特許文献2に記載の携帯情報端末は、複数のディスプレイ画面を有し、複数のディスプレイ画面が並ぶ方向に個別画像が並んだ行を2行以上含む全体画像を、それぞれの行において個別画像同士の間隙を通る分割線で複数の分割画像に分割し、ディスプレイ画面のそれぞれに該分割画像のそれぞれを表示するものであり、行において間隙が複数存在する場合、ディスプレイ画面のそれぞれの幅によって定まる初期分割線に近い間隙を他の間隙より優先して分割線を定める。
特開2014−132427号公報 特許第5811847号公報
タッチパネルディスプレイの操作の1つに、スワイプインがある。スワイプインは、画面の外から内へユーザが所定の方向(例えば、横方向または縦方向)に指をスライドさせて、画面内に新たなオブジェクトなどを表示させるための操作である。1台のディスプレイに2つの画面を並べて同時に表示すると、ユーザはうまくスワイプインができないことがあった。上述の特許文献1、2に開示される発明では、この課題を解決することができない。
本発明は、このような問題点に鑑み、1台のディスプレイに2つの画面を並べて同時に表示した場合に、ユーザがスワイプインを従来よりも行いやすくすることを、目的とする。
本発明の一形態に係る情報処理装置は、1つまたは複数のオブジェクトを有する第一の画面と第二の画面とを互いに隣接させてタッチパネルディスプレイに表示させるものであって、前記1つまたは複数のオブジェクトの中に、前記第一の画面から前記第二の画面へ向かう方向へユーザが指示体をスライドさせることによって用いられるスライドオブジェクトが含まれる場合は、当該第一の画面の一部分でありかつ当該第二の画面に隣接する隣接領域に重ならないように当該スライドオブジェクトを配置した状態で当該第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、表示処理手段、を有する。
本発明の他の形態に係る情報処理装置は、複数のオブジェクトを有する第一の画面と第二の画面とを互いに隣接させてタッチパネルディスプレイに表示させるものであって、前記複数のオブジェクトの中に、前記第一の画面から前記第二の画面へ向かう方向へユーザが指示体をスライドさせることによって用いられる複数のスライドオブジェクトが含まれる場合に、当該複数のスライドオブジェクトのうちの、当該第一の画面の一部分でありかつ当該第二の画面に隣接する隣接領域に重なるスライドオブジェクトのいずれかを当該隣接領域に重ならないように配置した状態で、当該第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、表示処理手段、を有する。
本発明の他の形態に係る情報処理装置は、1つまたは複数のオブジェクトを有する第一の画面と第二の画面とを互いに隣接させてタッチパネルディスプレイに表示させるものであって、前記1つまたは複数のオブジェクトの中に、前記第一の画面から前記第二の画面へ向かう第一の方向へユーザが指示体をスライドさせることによって用いられるスライドオブジェクトが含まれ、かつ、当該第一の画面の一部分でありかつ当該第二の画面に隣接する隣接領域に当該スライドオブジェクトが重なる場合は、当該第一の方向以外の方向である第二の方向へ当該ユーザが当該指示体をスライドさせることによって当該スライドオブジェクトを用いられるようにして当該第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、表示処理手段、を有する。
本発明の他の形態に係る情報処理装置は、第一の画面の一部分である第一の部分画面と第二の画面とをタッチパネルディスプレイに表示させるものであって、前記第一の部分画面において当該第一の部分画面から前記第二の画面へ向かう方向へユーザが指示体をスライドさせることによって、当該第一の部分画面に代えて当該第一の部分画面以外の前記第一の画面の一部分である第二の部分画面を表示させることができる場合に、当該第一の部分画面および当該第二の画面を、隙間を開けて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、表示処理手段、を有する。
本発明によると、1台のディスプレイに2つの画面を並べて同時に表示した場合に、ユーザがスワイプインを従来よりも行いやすくすることができる。
複合機の全体の例を示す図である。 複合機のハードウェア構成の例を示す図である。 MFPユニットのハードウェア構成の例を示す図である。 サーバユニットのハードウェア構成の例を示す図である。 パネルマイコンのハードウェア構成の例を示す図である。 MFPユニット、サーバユニット、およびパネルマイコンの機能的構成の例を示す図である。 コピージョブ画面の例を示す図である。 コピージョブ画面における、左スワイプイン検知領域および横オブジェクトの位置の例を示す図である。 デスクトップ画面の例を示す図である。 表示面およびタッチ面の例を示す図である。 合成画面の例を示す図である。 メニュー画像の例を示す図である。 メニュー画像がサーバ画面の上に現れる様子の例を示す図である。 MFPユニットおよびサーバユニットの全体的な処理の流れの例を示す図である。 パネルマイコンの全体的な処理の流れの例を示す図である。 横オブジェクトが変形する例を示す図である。 横オブジェクトの位置および形状が変化する例を示す図である。 横オブジェクトの位置が変化する例を示す図である。 横オブジェクトの位置が変化する例を示す図である。 横オブジェクトの位置が変化する例を示す図である。
図1は、複合機1の全体の例を示す図である。図2は、複合機1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、MFPユニット2のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、サーバユニット3のハードウェア構成の例を示す図である。図5は、パネルマイコン5のハードウェア構成の例を示す図である。図6は、MFPユニット2、サーバユニット3、およびパネルマイコン5の機能的構成の例を示す図である。
図1に示す複合機1は、様々な機能を集約した装置である。複合機1は、図1または図2に示すように、MFPユニット2、サーバユニット3、タッチパネルディスプレイ4、およびパネルマイコン5などによって構成される。
サーバユニット3は、MFPユニット2の筐体に収納されている。タッチパネルディスプレイ4は、表示面およびタッチ面がやや水平になるようにスキャンユニット20gの正面に配置されている。
MFPユニット2は、一般に「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれる画像形成装置に相当する装置であって、コピー、PCプリント、ファックス、スキャン、およびボックスなどの機能を有する。
PCプリント機能は、複合機1の外部の装置またはサーバユニット3から受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
サーバユニット3は、サーバ機またはパーソナルコンピュータに相当する装置であって、ウェブサーバまたはFTP(File Transfer Protocol)サーバなどの機能を有する。サーバユニット3として、組込みコンピュータ(例えば、組込みLinux(登録商標)または組込みWindows(登録商標)など)が用いられる。組込みコンピュータは、「組込みコンピュータシステム」または「ビルトインサーバ」などと呼ばれることもある。
タッチパネルディスプレイ4は、MFPユニット2およびサーバユニット3によって共用される。そして、複合機1を直接操作するユーザを対象に、MFPユニット2の画面およびサーバユニット3の画面を左右に並べて表示面4AS(図10参照)に表示する。また、タッチ面4BSのタッチされた位置の座標を示すデータをパネルマイコン5へ送信する。
パネルマイコン5は、MFPユニット2およびサーバユニット3とタッチパネルディスプレイ4とを連携させるためのコンピュータである。MFPユニット2またはサーバユニット3から受信した、画面を表示するための画面データを、映像信号に変換し、タッチパネルディスプレイ4へ送信する。または、MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれの画面を並べることによって合成画面を生成し、それを表示するための映像信号をタッチパネルディスプレイ4へ送信する。また、タッチパネルディスプレイ4から受信した座標データを、MFPユニット2またはサーバユニット3へ送信する。
MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれの機能によって基本的なサービスがユーザへ提供される。さらに、これらの機能を組み合わせることによって、応用的なサービスがユーザへ提供される。
MFPユニット2は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)20a、RAM(Random Access Memory)20b、ROM(Read Only Memory)20c、補助記憶装置20d、NIC(Network Interface Card)20e、モデム20f、スキャンユニット20g、プリントユニット20h、およびフィニッシャ20iなどによって構成される。
CPU20aは、MFPユニット2のメインCPUである。RAM20bは、MFPユニット2のメインメモリである。
NIC20eは、サーバユニット3のハブ30f(図4参照)にツイストペアケーブルで繋がれており、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルでサーバユニット3またはパネルマイコン5と通信する。さらに、ハブ30fを介して複合機1の外部の装置と通信する。
モデム20fは、ファクシミリ端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
スキャンユニット20gは、プラテンガラスの上にセットされたシートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット20hは、スキャンユニット20gによって読み取られた画像のほか、複合機1の外部の装置またはサーバユニット3から受信した画像データに示される画像を用紙に印刷する。
フィニッシャ20iは、プリントユニット20hによって得られた印刷物に対して、必要に応じて後処理を施す。後処理は、ステープルで綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、または折り曲げる処理などである。
ROM20cまたは補助記憶装置20dには、オペレーティングシステムのほか、上述のコピーなどの機能を実現したりサービスを提供したりするためのアプリケーションが記憶されている。さらに、第一のクライアントプログラム20P(図6参照)が記憶されている。第一のクライアントプログラム20Pは、タッチパネルディスプレイ4をサーバユニット3と共用するサービスを受けるためのプログラムである。
これらのプログラムは、RAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。補助記憶装置20dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
サーバユニット3は、図4に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、補助記憶装置30d、NIC30e、およびハブ30fなどによって構成される。
NIC30eは、ハブ30fにケーブルで繋がれており、ハブ30fを介してTCP/IPなどのプロトコルでMFPユニット2およびパネルマイコン5のほか、複合機1の外部の装置と通信する。
ハブ30fには、上述の通り、NIC30eおよびMFPユニット2のNIC20eがケーブルで繋がれている。さらに、ルータおよびパネルマイコン5のNIC50e(図5参照)がケーブルで繋がれている。そして、ハブ30fは、これらの機器の間でやり取りされるデータを中継する。
ROM30cまたは補助記憶装置30dには、オペレーティングシステムのほか、上述の機能を実現しまたはサービスを提供するためのアプリケーションなどのプログラムが記憶されている。さらに、第二のクライアントプログラム30P(図6参照)が記憶されている。第二のクライアントプログラム30Pは、タッチパネルディスプレイ4をMFPユニット2と共用するサービスを受けるためのプログラムである。
これらのプログラムは、RAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。補助記憶装置30dとして、ハードディスクドライブまたはSSDなどが用いられる。
タッチパネルディスプレイ4は、図2に示すように、ディスプレイモジュール4Aおよびタッチパネルモジュール4Bなどによって構成される。
ディスプレイモジュール4Aは、パネルマイコン5から送信された映像信号に基づいて画面を表示する。ディスプレイモジュール4Aとして、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイまたは液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイが用いられる。
タッチパネルモジュール4Bは、タッチ面4BS(図10参照)がタッチされたことを検知するごとに、タッチされた位置の座標を示す座標データをパネルマイコン5へ送信する。
パネルマイコン5は、図5に示すように、CPU50a、RAM50b、ROM50c、補助記憶装置50d、NIC50e、VRAM(Video RAM)50f、ビデオボード50g、および入力インタフェース50hなどによって構成される。
NIC50eは、サーバユニット3のハブ30f(図4参照)にツイストペアケーブルで繋がれており、TCP/IPなどのプロトコルでMFPユニット2またはパネルマイコン5と通信する。
VRAM50fは、タッチパネルディスプレイ4に表示させる画面の画面データを記憶するためのグラフィックメモリである。
ビデオボード50gは、画面データを映像信号に変換して、ディスプレイモジュール4Aへ送信する。「グラフィックボード」、「LCD(liquid crystal display)コントローラ」、または「ビデオカード」などと呼ばれることもある。VRAM50fがビデオボード50gに内蔵されている場合がある。
ビデオボード50gのインタフェースとして、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)またはD−SUB(D-Subminiature)などが用いられる。
入力インタフェース50hは、タッチパネルモジュール4Bにケーブルによって繋がれており、タッチパネルモジュール4Bから信号が入力される。
入力インタフェース50hのインタフェースとして、IEEE1394またはUSB(Universal Serial Bus)などが用いられる。
ROM50cまたは補助記憶装置50dには、オペレーティングシステムなどが記憶されている。補助記憶装置50dとして、ハードディスクドライブまたはSSDなどが用いられる。
さらに、ROM50cまたは補助記憶装置50dには、中継プログラム50P(図6参照)が記憶されている。中継プログラム50Pは、MFPユニット2の画面およびサーバユニット3の画面を合成して映像信号としてディスプレイモジュール4Aへ送信する処理、ならびに、タッチパネルモジュール4Bから入力されたデータを、MFPユニット2およびサーバユニット3のいずれかへ、適宜補正して送信する処理を行うための、プログラムである。
これらのプログラムは、必要に応じてRAM50bにロードされ、CPU50aによって実行される。
第一のクライアントプログラム20Pによると、図6に示す構成データ記憶部201ないし次処理決定部204がMFPユニット2に実現される。第二のクライアントプログラム30Pによると、図6に示す構成データ記憶部301ないし次処理決定部304がサーバユニット3に実現される。中継プログラム50Pによると、図6に示す画面合成部501ないし第二の座標データ送信部504がパネルマイコン5に実現される。
以下、MFPユニット2の各部、サーバユニット3の各部、およびパネルマイコン5の各部の処理を説明する。
図7は、コピージョブ画面7A1の例を示す図である。図8は、コピージョブ画面7A1における、左スワイプイン検知領域41Lおよび横オブジェクト8Bの位置の例を示す図である。図9は、デスクトップ画面7B1の例を示す図である。図10は、表示面4ASおよびタッチ面4BSの例を示す図である。図11は、合成画面7Cの例を示す図である。
MFPユニット2において、構成データ記憶部201には、ユーザがMFPユニット2を操作するための画面であるMFP画面7Aごとに、MFP画面7Aを構成するオブジェクトごとの属性を示しかつオブジェクトごとの画像データを含む画面構成データ6A1が予め記憶されている。
例えば、MFP画面7Aの1つであるコピージョブ画面7A1には、図7のようにボタン群8B1およびスクロールバー8B2などのオブジェクトが配置されている。コピージョブ画面7A1の画面構成データ6A1には、これらのオブジェクトそれぞれの属性が示され、これらのオブジェクトそれぞれの画像データが含まれる。
なお、ボタン群8B1およびスクロールバー8B2に対しては、ユーザは、指示体を左右にスライドさせる操作つまりフリックまたはドラッグを行うことによって指令を与えまたは情報を入力することができる。それ以外のオブジェクトに対しては、指示体を左右にスライドさせる操作では指令を与えまたは情報を入力することができず、他の操作によって指令を与えまたは情報を入力することができる。以下、指示体がユーザの指である場合を例に説明する。
画面構成データ6A1に示される属性として、オブジェクトのMFP画面7Aにおける位置およびオブジェクトが受け付けることができるユーザの操作(例えば、指を上下にスライドさせる操作、左右にスライドさせる操作、またはタップする操作)などがある。
なお、本実施形態では、各MFP画面7Aのサイズ(縦、横それぞれの長さ)は予め共通に決められており、ディスプレイモジュール4Aの表示面4ASと同じサイズである。後述するサーバ画面7Bも、同様である。また、説明の簡単のため、表示面4ASの解像度およびタッチパネルモジュール4Bのタッチ面4BSの解像度が同じである場合を例に説明する。また、表示面4AS、タッチ面4BS、および後述するいずれの画面においても、左上の頂点を原点とし、縦方向の軸をY軸とし、横方向をX軸とする。
画面生成部202は、MFP画面7Aの表示対象部分の画面データ6A2を、そのMFP画面7Aの画面構成データ6A1に基づいて生成する処理を、次のように行う。ここで、「表示対象部分」は、ある画面のうちのディスプレイモジュール4Aに表示させる部分である。
第一のクライアントプログラム20Pが起動した当初は、MFP画面7A(図7参照)を左右に二等分した左半分が表示対象部分である。よって、第一のクライアントプログラム20Pの起動後、最初に、この表示対象部分の画面データ6A2が画面生成部202によって生成される。なお、MFP画面7Aの表示対象部分を切り替えるための画面切替ボタンを設け、ユーザがそのボタンをタップすることによって、MFP画面7Aの表示対象部分を左半分から右半分(または、右半分から左半分)に変更するようにしてもよい。
画面生成部202は、表示対象部分の中に左スワイプイン検知領域41L(図8参照)を設定する。左スワイプイン検知領域41Lは、矩形の領域であって、高さが表示対象部分の高さと等しく、右辺が表示対象部分の右辺と一致し、かつ、幅が所定の幅である領域である。「所定の幅」は、表示対象部分よりも狭く、例えば、一般的なユーザの指の幅よりも少し広い程度の幅であって、1〜2センチメートルである。
左スワイプイン検知領域41Lに、ユーザが横方向に指をスライドさせることによって用いられるオブジェクト(以下、「横オブジェクト8B」と記載する。)が配置される場合、画面生成部202は、横オブジェクト8Bの位置を、左スワイプイン検知領域41Lにまったく重ならない位置に変更する。
例えば、MFP画面7Aがコピージョブ画面7A1であり、かつMFP画面7Aの表示対象部分が左半分である場合は、図8(A)に示すように、左スワイプイン検知領域41Lに横オブジェクト8Bとしてボタン群8B1およびスクロールバー8B2が重なっている。そのため、画面生成部202は、図8(B)に示すように、これらの横オブジェクト8Bの位置を左側にずらすことによって、横オブジェクト8Bの位置を左スワイプイン検知領域41Lに重ならない位置に変更する。
なお、画面生成部202は、左スワイプイン検知領域41Lに重なっているオブジェクトが、ユーザが横方向に指をスライドさせることでは用いられないオブジェクト(例えば、タップのみで動作するオブジェクト)である場合は、その位置を変更しない。
画面データ6A2のフォーマットは、例えばビットマップである。GIF(Graphics Interchange Format)またはJPEG(Joint Photographic Experts Group)などであってもよい。または、画面生成部202は、所定のフレームレートでMFP画面7Aの表示対象部分を描画することによって動画像のデータを画面データ6A2として生成してもよい。後述する画面データ6B2についても、同様である。
画面データ送信部203は、画面生成部202によって生成された画面データ6A2をパネルマイコン5へ送信する。画面データ6A2が動画像のデータである場合は、ライブストリーミングによって送信する。
サーバユニット3において、構成データ記憶部301には、ユーザがサーバユニット3を操作するための画面であるサーバ画面7Bごとに、サーバ画面7Bを構成するオブジェクトごとの配置などを示す画面構成データ6B1が予め記憶されている。
例えば、サーバ画面7Bの1つであるデスクトップ画面7B1には、図9のように複数のアイコンがオブジェクトとして配置されている。デスクトップ画面7B1の画面構成データ6B1には、これらのオブジェクトそれぞれの属性が示され、これらのオブジェクトそれぞれの画像データが含まれる。なお、以下、説明の簡単のため、サーバ画面7Bには、横方向に指をスライドさせることによって用いられるオブジェクトが1つも配置されていない場合を例に説明する。
画面生成部302は、サーバ画面7Bの表示対象部分をディスプレイモジュール4Aに表示させるための画面データ6B2を、そのサーバ画面7Bの画面構成データ6B1に基づいて生成する。生成された画面データ6B2は、パネルマイコン5へ送信される。
第二のクライアントプログラム30Pが起動した当初は、サーバ画面7Bを左右に2等分した左半分が表示対象部分であり、この表示対象部分の画面データ6B2が生成される。
画面データ送信部303は、画面生成部302によって生成された画面データ6B2をパネルマイコン5へ送信する。画面データ6B2が動画像のデータである場合は、ライブストリーミングによって送信する。
ところで、ディスプレイモジュール4Aの表示面4ASおよびタッチパネルモジュール4Bのタッチ面4BSは、図10のように、境界40Dによって左右2つの領域に分割される。そして、左側の領域である左領域40Lは、原則として、MFP画面7Aの表示または操作のために用いられる。右側の領域である右領域40Rは、原則として、サーバ画面7Bの表示および操作のために用いられる。
画面合成部501は、MFPユニット2から受信した画面データ6A2およびサーバユニット3から受信した画面データ6B2に基づいて合成画面7Cの画面データ6C2を生成する。合成画面7Cは、図11に示すような、MFP画面7Aとサーバ画面7Bとを左右に並べた画面である。
画面出力部502は、画面合成部501によって画面データ6C2が生成されると、画面データ6C2を映像信号6C3に変換してディスプレイモジュール4Aへ出力する処理をビデオボード50gに実行させる。
そして、ディスプレイモジュール4Aは、映像信号6C3に基づいて合成画面7Cを表示する。
図12は、メニュー画像8Aの例を示す図である。図13は、メニュー画像8Aがサーバ画面7Bの上に現れる様子の例を示す図である。
あるユーザは、タッチ面4BSをタッチしてタップ、フリック、またはドラッグなどを行うことによって、MFPユニット2またはサーバユニット3のいずれかを操作することができる。
タッチパネルモジュール4Bは、タッチ面4BSがタッチされている間、定期的に、例えば、0.1秒ごとに、タッチされた位置の座標を示す座標データ6Eをパネルマイコン5へ送信する。
パネルマイコン5において、座標データ6Eが受信されるごとに、第一の座標データ送信部503および第二の座標データ送信部504は、次のように処理を行う。
座標データ6Eに示される座標が左領域40Lのいずれかの座標である場合は、第一の座標データ送信部503は、この座標データ6EをMFPユニット2へそのまま送信する。
一方、座標データ6Eに示される座標が右領域40Rのいずれかの座標である場合は、第二の座標データ送信部504は、この座標データ6Eをサーバユニット3へ送信する。
ただし、タッチ面4BSの原点とサーバ画面7Bの原点とが一致しないので、座標データ6Eを境界40Dの座標に基づいて補正して送信する。例えば、境界40DのX座標が「Xd」であり、受信された座標データ6Eに示される座標が(Xa1,Ya1)であるならば、(Xa1−Xd,Ya1)を示すようにこの座標データ6Eを補正し、送信する。以下、このように境界40DのX座標に応じて座標データ6Eに示されるX座標を補正する処理を「補正処理」と記載する。
なお、第二の座標データ送信部504は、補正処理を行わずに座標データ6Eをサーバユニット3へ送信し、補正処理をサーバユニット3が行ってもよい。
MFPユニット2において、次処理決定部204は、パネルマイコン5から受信した座標データ6Eに示される座標に基づいて、次に実行すべき処理(以下、「次処理」と記載する。)を決定する。例えば、コピージョブ画面7A1がMFP画面7Aとして現在表示されており、1回または数回連続して座標データ6Eが受信され、これらの座標データ6Eがコピージョブ画面7A1の中のゴミ箱のアイコンの座標を示す場合は、次処理決定部204は、次処理を、ゴミ箱の画面を開く処理に決定する。そして、次処理決定部204によって決定された次処理がMFPユニット2において実行される。
サーバユニット3において、次処理決定部304は、パネルマイコン5から受信した座標データ6Eに示される座標に基づいて、次処理を決定する。そして、決定された次処理がサーバユニット3において実行される。
例えば、次処理決定部304は、1番目に受信した座標データ6Eに示されるX座標が「0」であり、その後に連続して受信した座標データ6Eに示されるX座標が徐々に大きくなる場合、次処理をスワイプイン処理に決定する。
スワイプイン処理の一例は、図12に示すようなメニュー画像8Aをディスプレイモジュール4Aに表示されているサーバ画面7Bに重畳する処理である。
メニュー画像8Aは、サーバユニット3の状態を確認しまたはサーバユニット3を使用するための設定を決定するメニューを含む画像であり、縦に長い長方形である。メニュー画像8Aの幅Lbは表示対象部分の幅の約1/3であり、メニュー画像8Aの高さは表示対象部分の高さと等しい。
次処理決定部304によって次処理がスワイプイン処理に決定されると、画面生成部302は、メニュー画像8Aの全部分または一部分が配置された状態の表示対象部分の画面データ6B2を生成する処理を、次のように行う。
画面生成部302は、最後に受信された座標データ6Eに示される座標の位置とサーバ画面7Bの表示対象部分の左辺との距離Laに基づいてメニュー画像8Aの画像データを生成し、そのメニュー画像8Aをサーバ画面7Bの表示対象部分に配置した画面データを生成する。
例えば、画面生成部302は、距離Laが幅Lb未満である場合は、メニュー画像8Aのうちの、メニュー画像8Aの右端から距離Laだけ左の位置までの部分の画像データを生成する。距離Laが幅Lb以上である場合は、メニュー画像8Aのすべての部分の画像データを生成する。さらに、メニュー画像8Aの上記の部分(全部分または一部分)を配置する前の表示対象部分の画面データを生成する。そして、生成した画像データおよび画面データに基づいて、左辺に内接するようにメニュー画像8Aの上記の部分が配置された状態の表示対象部分の画面データを画面データ6B2として生成する。
画面データ送信部303は、新たに生成されたサーバ画面7Bの画面データ6B2をパネルマイコン5へ送信する。
その後、パネルマイコン5において、画面データ6A2および新たな画面データ6B2に基づいて、メニュー画像8Aがサーバ画面7B側に表示された合成画面7Cが生成され、ディスプレイモジュール4Aによって表示される。
このような処理によって、図13に示すように、距離Laに応じて、メニュー画像8Aの表示される部分が横方向(X軸方向)に変化する。つまり、ユーザが左から右へ指をスライドさせ始めると、図13(A)のように、距離Laに応じてメニュー画像8Aの一部分がサーバ画面7Bの上に現れる。そして、距離Laが幅Lbに達すると、図13(B)のように、メニュー画像8Aの全部分がサーバ画面7Bの上に現れる。
なお、距離Laが幅Lbを越える前に座標データ6Eが受信されるのが途切れると、画面生成部302はメニュー画像8Aを配置するのを止める。これにより、メニュー画像8Aが隠れる。距離Laが幅Lbに達した後で座標データ6Eが受信されるのが途切れると、画面生成部302はメニュー画像8Aを配置したまま画面データ6B2を生成し続ける。これにより、メニュー画像8Aが表示されたままの状態になる。
図14は、MFPユニット2およびサーバユニット3の全体的な処理の流れの例を示す図である。図15は、パネルマイコン5の全体的な処理の流れの例を示す図である。
次に、MFPユニット2、サーバユニット3、およびパネルマイコン5それぞれの全体的な処理の流れの例を、フローチャートを参照しながら説明する。
MFPユニット2は、オペレーティングシステムの起動後、第一のクライアントプログラム20Pに基づいて、図14に示す手順で処理を実行する。サーバユニット3も、オペレーティングシステムの起動後、第二のクライアントプログラム30Pに基づいて、基本的に図14に示す手順で処理を実行する。
パネルマイコン5は、オペレーティングシステムの起動後、中継プログラム50Pに基づいて、図15に示す手順で処理を実行する。
MFPユニット2は、MFP画面7A(図7参照)の表示対象部分の画面データ6A2を生成しパネルマイコン5へ送信することを開始する(図14の#903)。ただし、左スワイプイン検知領域41Lに横オブジェクト8Bが重なっていれば(#901でYes)、左スワイプイン検知領域41Lに重ならない位置へ横オブジェクト8Bの位置をずらすようにMFP画面7Aの表示対象部分を補正し(#902)、補正後の表示対象部分の画面データ6A2を生成しパネルマイコン5へ送信することを開始する(#903)。
サーバユニット3は、サーバ画面7B(図9参照)の表示対象部分の画面データ6B2を生成し、パネルマイコン5へ送信する(#903)。なお、本実施形態では、サーバ画面7Bには横方向へのスライドの操作に対応するオブジェクトが配置されていないので、ステップ#902の処理がスキップされる。
パネルマイコン5は、MFPユニット2およびサーバユニット3それぞれから画面データ6A2および画面データ6B2を受信すると(図15の#951でYes)、画面データ6A2および画面データ6B2に基づいてMFP画面7Aおよびサーバ画面7Bそれぞれの表示対象部分を左右に並べて合成することによって合成画面7C(図11参照)の画面データ6C2を生成する(#952)。生成した画面データ6C2の映像信号6C3を、ディスプレイモジュール4Aへ出力する(#953)。
パネルマイコン5は、タッチパネルモジュール4Bから座標データ6Eを受信すると(#954でYes)、受信した座標データ6Eの送信先を判別する(#955)。
送信先がMFPユニット2であると判別した場合は(#956でYes)、パネルマイコン5は、受信した座標データ6EをMFPユニット2へ送信する(#957)。
または、送信先がサーバユニット3であると判別した場合は(#956でNo)、パネルマイコン5は、受信した座標データ6Eを、補正処理を施してサーバユニット3へ送信する(#958、#959)。
パネルマイコン5は、中継プログラム50Pを終了するまで適宜、ステップ#951〜#959の処理を実行する(#960でNo)。
サーバユニット3は、パネルマイコン5から座標データ6Eを受信すると(図14の#904でYes)、次処理を決定する(#905)。このとき、決定した次処理がスワイプイン処理である場合(#906でYes)、スワイプイン処理を実行する(#907)。スワイプイン処理でない場合(#906でNo)、決定した次処理を実行する(#908)。
MFPユニット2は、パネルマイコン5から座標データ6Eを受信すると(#904でYes)、次処理を決定して実行する(#905、#908)。
MFPユニット2およびサーバユニット3のそれぞれは、第一のクライアントプログラム20Pおよび第二のクライアントプログラム30Pのそれぞれを終了するまで適宜、ステップ#901〜#908の処理を実行する(#909でNo)。
本実施形態によると、1台のディスプレイに2つの画面を並べて同時に表示した場合に、ユーザがスワイプインを従来よりも行いやすくすることができる。
図16は、横オブジェクト8Bが変形する例を示す図である。図17は、横オブジェクト8Bの位置および形状が変化する例を示す図である。図18は、横オブジェクト8Bの位置が変化する例を示す図である。図19は、横オブジェクト8Bの位置が変化する例を示す図である。図20は、横オブジェクト8Bの位置が変化する例を示す図である。
本実施形態では、画面生成部202は、すべての横オブジェクト8Bを、左スワイプイン検知領域41Lに全く重ならないように移動させた。しかし、これらの横オブジェクト8Bのうちのいずれかのみを重ならないように移動させ、残りを移動させないようにしてもよい。または、これらの横オブジェクト8Bのうちのいずれかのみを重ならないように変形させ、残りを変形させないようにしてもよい。
例えば、図16(A)のように、MFP画面7Aに横オブジェクト8Bとしてボタン群8B1およびスクロールバー8B2が配置され、かつ、ボタン群8B1およびスクロールバー8B2がともに左スワイプイン検知領域41Lに重なる場合に、図16(B)に示すように、左スワイプイン検知領域41Lにまったく重ならないようにスクロールバー8B2の長さを短くし、ボタン群8B1をそのまま残しておいてもよい。
画面生成部202は、複数の横オブジェクト8Bのうちのどれを左スワイプイン検知領域41Lに重ならないように移動させまたは変形させ、どれを重なったまま残すのかを、所定の規則に基づいて決定すればよい。例えば、最も小さい横オブジェクト8Bのみを移動させまたは変形させるようにしてもよい。または、異動させるための余白が左側になる横オブジェクト8Bのみを移動させてもよい。
本実施形態において、境界40Dの位置をユーザが変更することができるようにしてもよい。この場合、以下のような処理が行われる。
パネルマイコン5は、境界40Dの座標を記憶する。タッチパネルモジュール4Bから複数の座標データ6Eを連続して受信すると、最初に受信した座標データ6Eに示される座標が境界40Dの座標であるか否かを判別する。境界40Dの座標であると判別すると、最後に受信した座標データ6Eに示される座標を通るように、境界40Dをシフトさせる。つまり、境界40DのX座標を、この座標のX座標に更新する。シフト後の境界40Dに基づいて、MFP画面7Aの表示対象部分およびサーバ画面7Bの表示対象部分のそれぞれの新たなサイズを決定する。そして、決定したサイズを示すサイズデータを、MFPユニット2およびサーバユニット3のそれぞれへ送信する。
画面生成部202および画面生成部302のそれぞれは、受信したサイズデータに基づいて、表示対象部分の画面データ6A2および画面データ6B2をそれぞれ新たに生成する。このとき、表示対象部分が変更されることで左スワイプイン検知領域41Lが変更され、その結果、横オブジェクト8Bが左スワイプイン検知領域41Lに重なることがある。このような場合、画面生成部202は、横オブジェクト8Bの形状を変形しまたはその位置を変更して、表示対象部分の画面データ6A2を生成してもよい。
例えば、図17(A)に示すようなMFP画面7Aの表示対象部分が、境界40Dが変更されることで図17(B)に示すようになり、それに伴い横オブジェクト8B(つまりボタン群8B1およびスクロールバー8B2)が左スワイプイン検知領域41Lに配置されるようになったとする。この場合に、画面生成部202は、図17(C)に示すように、横オブジェクト8Bのうちのボタン群8B1の配置される方向を縦向きにし、スクロールバー8B2の長さを短くする。または、図17(D)に示すように、ボタン群8B1の形状およびボタン群8B1の中の各ボタンの配置ならびにスクロールバー8B2の形状を変更する。
ただし、第一のユーザがMFPユニット2にログインし第二のユーザがサーバユニット3にログインしている場合、つまり、第一のユーザがMFP画面7Aを使用し第二のユーザがサーバ画面7Bを使用している場合は、境界40Dが変更されても、横オブジェクト8Bが左スワイプイン検知領域41Lに重ならないようにする処理を行わないようにしてもよい。
本実施形態では、サーバユニット3は、スワイプイン処理として、メニュー画像8Aをサーバ画面7Bに重畳する処理を実行した。しかし、他の処理を実行してもよい。例えば、直近に終了させたアプリケーションを再度起動する処理を実行してもよい。または、サーバユニット3の電源を切断する処理を実行してもよい。
本実施形態では、ユーザが画面切替ボタンをタップすることによって、MFP画面7Aの表示対象部分を変更した。しかし、ユーザが横方向にMFP画面7A(図7参照)の中の横オブジェクト8B以外のオブジェクトの上または余白で指をスライドさせることによって、MFP画面7Aをスクロールさせながら表示対象部分を変更することができるようにしてもよい。
この場合、表示対象部分のいずれの位置に対しても横方向へのスライドの操作が有効になる。そこで、画面生成部202は、表示対象部分のうちの左スワイプイン検知領域41Lに重ならない部分の画面データ6A2を生成する。
例えば、MFP画面7A(図7参照)の左半分が表示対象部分である場合、画面生成部202は、図18(A)に示すように、表示対象部分のうちの左スワイプイン検知領域41Lに重ならない部分の、表示対象部分の画面データ6A2を生成する。
なお、この場合において、左スワイプイン検知領域41Lによって横オブジェクト8Bが見切れてしまうときは、図18(B)に示すような、横オブジェクト8Bの位置を左スワイプイン検知領域41Lにまったく重ならない位置に変更してもよい。横オブジェクト8B以外のオブジェクトも同様に、左スワイプイン検知領域41Lにまったく重ならない位置に変更してもよい。
また、次処理決定部204は、左スワイプイン検知領域41Lの部分を、MFP画面7Aに属さないものとして取り扱う。したがって、サーバ画面7Bへのスワイプインのためのスライドが左スワイプイン検知領域41Lの部分から始まっても、MFP画面7Aに対する操作であると認識しない。これにより、ユーザの予期せぬ処理が実行されることを防止することができる。なお、左スワイプイン検知領域41Lの部分の背景は、MFP画面7Aの残った部分の背景と同じにすればよい。これにより、ユーザには、左スワイプイン検知領域41Lの部分がMFP画面7Aの一部であるように見える。
または、表示対象部分のうちの左スワイプイン検知領域41Lに重ならない部分の画面データ6A2を生成するのではなく、MFP画面7Aの中の横オブジェクト8B以外のオブジェクト上または余白に対して縦方向へのスライドの操作を有効にし、かつ、横方向へのスライドの操作を無効にしてもよい。この場合、次の処理が行われる。
画面生成部202は、横長の状態のMFP画面7Aの全体を90度回転させて縦長の状態にする。MFP画面7Aの上半分または下半分を表示対象部分とした画面データ6A2を生成する。ユーザが縦方向に指をスライドさせると、MFP画面7Aを縦方向にスクロールさせて、表示対象部分の画面データ6A2を生成する。さらに、この場合において、オブジェクトを90度回転させる前の状態に戻してもよい、つまり元の向きに戻してもよい。
例えば、画面生成部202は、図19(A)に示すようなMFP画面7Aを、図19(B)に示すように、90度回転させた状態にする。さらに、このような状態から、図19(C)に示すように、ボタン81ないしボタン92を元の向きに戻してもよい。
本実施形態では、横オブジェクト8Bが左スワイプイン検知領域41Lに配置される場合に、横オブジェクト8Bの位置を、左スワイプイン検知領域41Lにまったく重ならない位置に変更した。しかし、横オブジェクト8Bに対するユーザの操作を受け付ける方向を変更してもよい。すなわち、横オブジェクト8Bを、ユーザが縦方向に指をスライドさせることによって用いられるようにしてもよい。
例えば、図20(A)に示すように横オブジェクト8Bが左スワイプイン検知領域41Lに配置されている場合に、横オブジェクト8Bの配置されている方向を図20(B)に示すように縦向きに変更することで、ユーザが縦方向に指をスライドさせることによって用いられるようにしてもよい。なお、横オブジェクト8Bを縦向きに変更した後に、左スワイプイン検知領域41Lにまったく重ならない位置に変更してもよい。
または、図20(C)に示すように、スクロールバー8B2の向きを縦向きに変更して左スワイプイン検知領域41Lに配置し、これに伴ってボタン群8B1を左へ移動させてもよい。
本実施形態では、横オブジェクト8Bとして、左右どちらかの方向へのスライドにも対応しているオブジェクトを例に説明した。しかし、一般に、一方へのスライドのみに対応しているオブジェクトが存在する。MFPユニット2は、左方向および右方向のうちの右方向へのスライドのみに対応しているオブジェクトを、左スワイプイン検知領域41Lに重ならないように移動させるが、左方向へのスライドのみに対応しているオブジェクトを左スワイプイン検知領域41Lに残してもよい。
本実施形態および変形例では、画面生成部202が左スワイプイン検知領域41LをMFP画面7Aの表示対象部分に設定し、画面生成部302がメニュー画像8Aをサーバ画面7Bに配置した。しかし、画面生成部302がサーバ画面7Bの表示対象部分に右スワイプイン検知領域41Rを設定し、画面生成部202がメニュー画像8AをMFP画面7Aに配置するつまりMFP画面7Aに対してスワイプイン処理が行われるようにしてもよい。
この場合、右スワイプイン検知領域41Rに横オブジェクト8Bが配置されると、画面生成部302は、横オブジェクト8Bの位置を、右スワイプイン検知領域41Rにまったく重ならない位置に変更する。
次処理決定部204が次処理をスワイプイン処理に決定すると、画面生成部202は、上述の画面生成部302と同様に、メニュー画像8Aの全部分または一部分が配置された表示対象部分の画面データ6B2を生成する処理を行う。
または、画面生成部202がMFP画面7Aの表示対象部分に左スワイプイン検知領域41Lを設定し、さらに、画面生成部302がサーバ画面7Bの表示対象部分に右スワイプイン検知領域41Rを設定してもよい。
その他、複合機1、MFPユニット2、およびサーバユニット3の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、画面の構成、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 複合機(情報処理装置)
7A MFP画面(第一の画面)
7B サーバ画面(第二の画面)
8B 横オブジェクト(スライドオブジェクト)
8B1 ボタン群(第二のスライドオブジェクト)
8B2 スクロールバー(第二のスライドオブジェクト)
41L 左スワイプイン検知領域(隣接領域)
502 画面出力部(表示処理手段)

Claims (11)

  1. 1つまたは複数のオブジェクトを有する第一の画面と第二の画面とを互いに隣接させてタッチパネルディスプレイに表示させる情報処理装置であって、
    前記1つまたは複数のオブジェクトの中に、前記第一の画面から前記第二の画面へ向かう方向へユーザが指示体をスライドさせることによって用いられるスライドオブジェクトが含まれる場合は、当該第一の画面の一部分でありかつ当該第二の画面に隣接する隣接領域に重ならないように当該スライドオブジェクトを配置した状態で当該第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、表示処理手段、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 複数のオブジェクトを有する第一の画面と第二の画面とを互いに隣接させてタッチパネルディスプレイに表示させる情報処理装置であって、
    前記複数のオブジェクトの中に、前記第一の画面から前記第二の画面へ向かう方向へユーザが指示体をスライドさせることによって用いられる複数のスライドオブジェクトが含まれる場合に、当該複数のスライドオブジェクトのうちの、当該第一の画面の一部分でありかつ当該第二の画面に隣接する隣接領域に重なるスライドオブジェクトのいずれかを当該隣接領域に重ならないように配置した状態で、当該第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、表示処理手段、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記隣接領域に重なるスライドオブジェクトは、第一のスライドオブジェクトおよび当該第一のスライドオブジェクトより大きい第二のスライドオブジェクトであり、
    前記表示処理手段は、前記第一のスライドオブジェクトのみを前記隣接領域に重ならないように配置した状態で、前記第一の画面を前記第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示処理手段は、さらに、前記第一の画面が変更されることによって前記隣接領域が変更された場合は、当該変更後の隣接領域に重ならないように当該スライドオブジェクトを配置した状態で当該変更後の第一の画面を前記第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記表示処理手段は、前記ユーザによって前記第一の画面が使用されていないが当該ユーザとは異なる第二のユーザによって前記第二の画面が使用されているときに当該第一の画面が変更されることで前記隣接領域が変更された場合は、当該変更後の隣接領域に重ならないように前記スライドオブジェクトを配置した状態で当該変更後の第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記スライドオブジェクトは、前記方向へ前記ユーザが前記指示体をスライドさせることによって動作するスクロールバーである、
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 1つまたは複数のオブジェクトを有する第一の画面と第二の画面とを互いに隣接させてタッチパネルディスプレイに表示させる情報処理装置であって、
    前記1つまたは複数のオブジェクトの中に、前記第一の画面から前記第二の画面へ向かう第一の方向へユーザが指示体をスライドさせることによって用いられるスライドオブジェクトが含まれ、かつ、当該第一の画面の一部分でありかつ当該第二の画面に隣接する隣接領域に当該スライドオブジェクトが重なる場合は、当該第一の方向以外の方向である第二の方向へ当該ユーザが当該指示体をスライドさせることによって当該スライドオブジェクトを用いられるようにして当該第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、表示処理手段、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記スライドオブジェクトが、前記第一の方向へ前記ユーザが前記指示体をスライドさせることによって動作するスクロールバーである、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 第一の画面の一部分である第一の部分画面と第二の画面とをタッチパネルディスプレイに表示させる情報処理装置であって、
    前記第一の部分画面において当該第一の部分画面から前記第二の画面へ向かう方向へユーザが指示体をスライドさせることによって、当該第一の部分画面に代えて当該第一の部分画面以外の前記第一の画面の一部分である第二の部分画面を表示させることができる場合に、当該第一の部分画面および当該第二の画面を、隙間を開けて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、表示処理手段、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 1つまたは複数のオブジェクトを有する第一の画面と第二の画面とを互いに隣接させてタッチパネルディスプレイに表示させる画面表示方法であって、
    前記1つまたは複数のオブジェクトの中に、前記第一の画面から前記第二の画面へ向かう方向へユーザが指示体をスライドさせることによって用いられるスライドオブジェクトが含まれる場合は、当該第一の画面の一部分でありかつ当該第二の画面に隣接する隣接領域に重ならないように当該スライドオブジェクトを配置した状態で当該第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる、
    ことを特徴とする画面表示方法。
  11. 1つまたは複数のオブジェクトを有する第一の画面と第二の画面とを互いに隣接させてタッチパネルディスプレイに表示させるコンピュータを制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記1つまたは複数のオブジェクトの中に、前記第一の画面から前記第二の画面へ向かう方向へユーザが指示体をスライドさせることによって用いられるスライドオブジェクトが含まれる場合は、当該第一の画面の一部分でありかつ当該第二の画面に隣接する隣接領域に重ならないように当該スライドオブジェクトを配置した状態で当該第一の画面を当該第二の画面と隣接させて前記タッチパネルディスプレイに表示させる処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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