JP2019133353A - 撮像制御装置、撮像制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像制御装置、撮像制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特別な手間をかけることなく画像のゆがみを低減させた撮像画像を得ることができる撮像制御装置を提供する。【解決手段】手続きに必要な帳票に存在する特徴点が、画像のゆがみを補正する補正領域に対応する位置に含まれるように、前記帳票を撮像する撮像部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像制御装置、撮像制御方法、及びプログラムに関する。
携帯電話やスマートフォンによって運転免許証等の各種証明書を撮像して得られた撮像データと、当該撮像データを文字認識することで得られる文字情報とを用いて各種申込手続を電子的に行なうことが行なわれている。携帯電話のカメラで撮像して文字認識するものとしては、例えば、特許文献1に記載された画像管理装置がある。
特開2011−70601号公報
携帯電話やスマートフォンのカメラに用いられているレンズは、一般に、広い画角で撮像可能なレンズが用いられている。そのため、撮像領域の中心近傍は画像のゆがみが少ないが、撮像領域の中心から離れるほど、レンズの特性の影響を受けて、画像がゆがむ。例えば、撮像画像は、レンズの歪曲収差の影響を受け、周縁側においていわゆる樽型に歪曲する。
この場合、撮像領域の中心から離れた位置において撮像された文字は、ゆがんだ状態の画像となるため、その画像をOCR(光学的文字認識)処理をすると、文字を正しく認識することができず、誤認識してしまう可能性がある。
このような誤認識を回避するため、レンズに補正フィルタを装着してレンズの特性をハード面から改善させる方法がある。また、補正用の画像を事前に撮像しておき、その補正用の画像における撮像画像のゆがみに基づいてソフト面から画像を補正する方法も考えられる。補正用の画像には、例えば、縦横に等間隔で丸印が並んだボッツパターンの画像が用いられる。
しかしながら、補正フィルタを用いる場合、補正フィルタを用意したり、補正フィルタを装着したりする手間がかかる。また、補正用の画像を用いる場合、補正用の画像を準備したり、事前に撮像したりしなければならないため、手間がかかってしまう。このような手間は、各種申込手続を行なおうとするユーザにとって、利用し難くなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、特別な手間を掛けることなく画像のゆがみを低減させた撮像画像を得ることができる撮像制御装置、撮像制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、手続きに必要な帳票に存在する特徴点が、画像のゆがみを補正する補正領域に対応する位置に含まれるように、前記帳票を撮像する撮像部を有する撮像制御装置である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、端末装置における撮像制御方法であって、撮像ガイド枠表示制御部が、手続きに必要な帳票に存在する特徴点が、画像のゆがみを補正する補正領域に対応する位置に含まれるように、前記帳票を撮像する撮像制御方法である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、撮像を制御するコンピュータに、手続きに必要な帳票に存在する特徴点が、画像のゆがみを補正する補正領域に対応する位置に含まれるように、前記帳票を撮像させるプログラムである。
以上説明したように、この発明によれば、帳票に存在する特徴点が画像のゆがみを補正しようとする補正領域に含まれるように撮像することができる。このため、補正領域における帳票に存在する特徴点のゆがみ度合を抽出することが可能となる。そして、抽出した特徴点のゆがみ度合に基づいて補正領域のゆがみを補正することができる。また、撮像する対象となる帳票は手続きに必要なものであることから、もともと手続に必要なOCR対象の帳票を撮像する作業をするだけで補正領域のゆがみを補正することができる。つまり、補正フィルタをレンズに装着させたり、補正用の画像を撮像したりといった特別な手間をかけることなく補正領域のゆがみを補正することができる。
この発明の一実施形態による帳票データ管理システム1の構成を示す概略構成図である。 撮像される画像の概念を説明する概念図である。 撮像される画像の概念を説明する概念図である。 撮像される画像の概念を説明する概念図である。 撮像ガイド枠表示制御部103により撮像ガイド枠が表示された画面例を示す図である。 端末装置10の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態による撮像制御装置を用いた帳票データ管理システムについて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態による帳票データ管理システム1の構成を示す概略構成図である。
帳票データ管理システム1は、複数の端末装置10と帳票データ管理装置20とOCRサーバ30とがネットワーク40を介して接続される。ここで、端末装置10は、「撮像制御装置」の一例である。
端末装置10は、例えば、スマートフォンや携帯電話等であり、ネットワークに接続されたサービス提供サーバに接続するか、当該サービス提供サーバからダウンロードした所定のアプリケーションを実行することで、帳票の撮像を行なって撮像データを生成して帳票データ管理装置20に送信し、銀行の口座開設や、各種保険の申込、各種サービスの会員登録等の手続を電子的に行なうことができる。以下、端末装置10が1つである場合について説明するが、複数台であってもよい。
また、ここで帳票は、例えば、運転免許証、保険証(健康保険証)、住民票等の公的機関が発行した書面や、上述の手続のサービスを行なうにあたり利用可能として指定された書面(例えば、電気やガスや水道等の料金の支払証明書、クレジット支払明細書など)であって、手続を申し込みするユーザの氏名や住所等が記載され、これら氏名や住所が正しいことを証明可能な書面である。このような帳票を撮像し、OCRサーバ30によって文字認識処理を行なって、帳票から文字情報を取得することで、この文字情報を利用して各種申込手続等を電子的に行なうことができる。例えば、この文字情報を利用することで、ユーザは、氏名や住所等を自分自身で全て入力する必要がなく、得られた文字情報を確認して間違いが無ければ、帳票データ管理装置20に送信し、各種申込手続を進めることができる。また、ユーザによってタッチパネルやキーボード等を介して入力された氏名等の文字列と文字認識処理結果の文字情報とが一致するか否かの判定を行なうことで、ユーザの氏名等の入力情報が正しいかを判定することもできる。
端末装置10は、例えば携帯電話やスマートフォン、タブレット等であり、カメラ101、表示部102、撮像ガイド枠表示制御部103、及び補正部104を含んで構成され、ネットワーク40を介して通信を行なう機能を有する。ここで、カメラ101は、「撮像部」の一例である。
カメラ101は、光学系であるレンズを介して撮像素子(例えばCCD(固体撮像素子))によって光を受光し、撮像データを生成する。
表示部102は、例えば液晶表示装置やタッチパネル等であり、各種情報を表示する。
撮像ガイド枠表示制御部103は、手続きに必要な帳票を撮像する撮像ガイド枠を、画像のゆがみを補正する補正領域に応じて表示部102の表示画面に表示する。
補正部104は、カメラ101により撮像された撮像データを用いて、撮像された画像のゆがみを補正する。ここで、補正部104は、手続きに必要な帳票の撮像データを用いて、画像のゆがみ度合を抽出し、抽出したゆがみ度合を用いて画像を補正する。補正部104は、カメラ101により撮像された画像を補正の対象とする。
帳票データ管理装置20は、例えば、Webサーバとしてネットワーク40に接続される。帳票データ管理装置20は、端末装置10から送信される撮像データを受信し、送信元の端末装置10あるいは送信をしたユーザの識別情報とともに記憶する。端末装置10から送信される撮像データには、例えば、身分証明書の画像や、印影の画像が含まれる。
また、帳票データ管理装置20はさらに、OCRサーバ30から送信される文字認識処理が行なわれた結果である文字情報を受信して文字認識処理を行なった対象の撮像データに対応付けて記憶することもできる。この文字情報は、例えば、部分画像に含まれる文字情報が文字認識されることで生成されるテキスト情報が含まれており、例えば、ユーザの氏名や住所、郵便番号等を表す文字列が用いられる。
OCRサーバ30は、端末装置10から送信される撮像データを受信し、撮像データを対象として文字認識処理を行ない、文字情報を取得する機能を有する。OCRサーバ30は、取得した文字情報を帳票データ管理装置20に送信する。
ネットワーク40は、インターネットやLAN(ローカルエリアネットワーク)等であり、一部に無線の区間があってもよい。
以下の実施形態において、撮像データに基づく文字認識処理は、OCRサーバ30が行なう場合について説明するが、文字認識処理の機能を端末装置10に設け、端末装置10が文字認識処理を行なうようにすることもできる。
ここで、図2から図4は、撮像される画像の概念を説明する概念図である。一般的な方法で帳票(例えば、運転免許証)を撮像する場合、ユーザは、例えば、机等の台の上に帳票を置き、例えば図2のように、表示画面(符号200)において、運転免許証(符号201)の全体が収まり、かつ、運転免許証の外周部が表示画面の端部から少しの間隔を空けた状態で撮像する。このような場合、端末装置が有するカメラのレンズの特性によっては歪曲収差の影響を受け、例えば、符号202に示す縦方向及び横方向のそれぞれ曲線のように、撮像対象の中心部分の画像に比べて撮像領域の外周側に近づくほど画像がゆがむ(いわゆる樽型歪曲)。このような状態でシャッターを切って撮像データが得られた場合、撮像領域の中心部分(例えば、符号203に示す領域)は歪曲収差の影響が少ないため、文字認識処理を精度よく行なうことができる。その一方で、画像の中心部分の外側においては、歪曲収差の影響が中心部分に比べて大きいため、運転免許証の画像がゆがんだ状態となり、そのため文字認識処理を行なったとしても、文字認識精度が中心部分に比べて低下し、誤認識あるいは文字の認識自体できない場合がある。
また、各種手続きにおいては、例えば、図3に示すように、表示画面(符号200)に運転免許証(符号210)と印影(符号211)とが収まるように撮像された画像が要求される場合がある。運転免許証のサイズは一律であることから、サイズが既知である運転免許証と一緒に印影を撮像させることで、印影を同一の基準にて正確に確認することができるようにする。
このような場合、一般的な印影のサイズが運転免許証のサイズと比較して小さい場合が多いことから、画像の中心部分に運転免許証、画像の中心部分の外側の領域で印影を撮像させることが考えられる。このような状態で撮像された画像では、ゆがみが大きい領域において印影を撮像することになり、印影の画像がゆがんだ状態となり、そのため印影の画像が正しく取得できず、手続きに必要な確認ができない場合がある。
また、既知である運転免許証のサイズに基づいて印影のサイズを確認しようとした場合、運転免許証の画像がゆがんだ状態で撮像されていれば、そのゆがんだ運転免許証の画像から検出する印影サイズが不正確なものとなってしまい、印影を同一の基準にて正確に確認することができない。
そこで、本実施形態における端末装置10の補正部104は、帳票に存在する特徴点を用いて画像のゆがみを補正する。帳票に存在する特徴点とは、帳票において既知の位置に統一的に記載される罫線および枠線等の図形や、特徴的な文字、文字列、あるいは記号等であり、例えば、図4に示すような運転免許証の裏面(符号220)に設けられた備考欄における破線(符号221〜223で示されるマル印で記された部分)、エッジ(符号224で示される三角形で記された部分)、又はエッジを接続させた線、エッジで囲まれる図形等である。運転免許証の裏面の備考欄におけるエッジ間の距離、エッジで囲まれた矩形の形状、破線を構成する線と線との間の隙間の距離、破線と破線との間隔は、いずれも統一された固有の値を持つ。このため、運転免許証の裏面に存在する特徴点を撮像した画像から画像のゆがみ具合を抽出する。
補正部104は、始点と終点との間に、もう一点が少なくとも含まれる点群が、直線上に配置される画像において、これらの点群を接続させた接続線を基準線として用いることができる。この場合、補正部104は、始点と終点との間の点が、始点と終点とを接続した直線との線上の点となるように、画像のゆがみを補正する。
また、補正部104は、例えば、備考欄においてエッジで囲まれた矩形の形状は実物では長方形であるのに対し、撮像画像では平行四辺形の形状として検出された場合、平行四辺形の四隅の角を直角に補正するように画像全体を補正する。あるいは、撮像画像では台形の形状として検出された場合、台形の上辺と下辺とを同じ長さになるように補正することで画像のゆがみを補正する(いわゆる、台形補正)。
また、補正部104は、例えば、備考欄における破線を構成する線の各々を補正点とし、撮像画像における各補正点の位置座標を抽出し、実物の備考欄の破線の各線の間の相対的な位置関係を基準として、基準の位置からの差分を画像のゆがみ度合として抽出するようにしてもよい。この場合、補正部104は、各補正点における基準の位置からの差分を低減させるように撮像画像における各補正点の位置を補正することで画像のゆがみを補正する。
補正部104は、帳票に存在する特徴点が複数ある場合には、複数の特徴点におけるそれぞれのゆがみを抽出することで、より精度よく画像のゆがみを補正することができる。例えば、帳票のエッジ間の長さのみを用いた場合より、帳票のエッジ間の距離と、破線を構成する線と線との間の隙間の長さとを用いた方が、補正点(画面上のゆがみ度合を抽出する点)が増える。補正部104は、より多くの補正点に対するゆがみを抽出することでより精度よく画像のゆがみを補正することが可能となる。
また、補正部104は、画像のゆがみについて歪曲収差に起因するゆがみが支配的である場合、画像の中心(符号225)に対して点対称である領域に対し、同じ補正値を用いて補正する。歪曲収差に起因するゆがみは画像の中心を対称点として対称な位置関係にある領域において、同等のゆがみ度合を有すると考えられるためである。この場合、補正部104は、中心部分(符号225)から同心円(符号226、及び227)にある領域において同じ補正値を適用させて補正する。例えば、補正部104は、同心円(符号226)の外周に位置する破線のゆがみ度合を抽出し、抽出したゆがみ度合をその同心円(符号226)の他の外周部に対応させて補正を行う。
このように、補正部104は、少なくとも補正しようとする領域(例えば、印影が撮像された領域)における補正度合を抽出することが可能な帳票の画像を用いて、補正対象画像において補正しようとする領域のゆがみを補正する。ここで、補正しようとする領域における補正度合を抽出することが可能な帳票の画像とは、補正しようとする領域に帳票に存在する特徴点が撮像されている画像、或いは補正しようとする領域に対応する領域に帳票に存在する特徴点が撮像されている画像である。補正しようとする領域に対応する領域とは、例えば、画像の中心部分を対称点として、補正しようとする領域に対して対称的な位置関係にある領域である。
さらに、撮像ガイド枠表示制御部103が、帳票を撮像する撮像ガイド枠を画像のゆがみを補正しようとする補正領域に応じて表示画面に表示するようにした。このため、運転免許証が表示画面内に収まるように撮像することで、画像のゆがみを補正しようとする補正領域に帳票に存在する特徴点がくるようにすることができ、当該特徴点のゆがみ具合に基づいて補正領域を補正することができる。
また、各種手続きにおいては、身分証明書として運転免許証が用いられる場合が多く、身分証明書として運転免許証が用いられた場合、運転免許証の表面と裏面とを両方とも提出するのが一般的である。つまり、運転免許証の裏面は、もともと各種手続きにおいて提出するものであり、画像のゆがみを補正するか否かに関わらず、運転免許証の裏面を撮像して送付する必要がある。このため、ユーザは、もともとの手続に必要な画像を撮像しているにすぎず、画像のゆがみを補正するために特別な手間をかけさせる必要がない。
図5は、撮像ガイド枠表示制御部103により撮像ガイド枠が表示された画面例を示す図である。図5(a)は、運転免許証の表面と印影との各々を撮像する撮像ガイド枠が表示された画面例である。図5(b)は、運転免許証の裏面を撮像する撮像ガイド枠が表示された画面例である。
図5(a)において、端末装置10の表示部102の表示画面には、表示画面の外周に接しないサイズであって、表示画面の表示領域の端部から中心側に向かって所定の距離に設定された略矩形形状の身分証明書枠(符号232)が、運転免許証の表面を撮像する撮像ガイド枠として表示される。
また、身分証明書枠の隣には、略円形形状の印影枠(符号233)が、印影を撮像する撮像ガイド枠として表示される。印影枠のサイズは、身分証明書枠に運転免許証が収まる場合、運転免許証のサイズに対して一般的な印影が収まる大きさとすることができる。ユーザは、印影(符号231)を用紙に押印し、この印影が印影枠(符号233)内に収まった状態で、身分証明書枠符号232)に運転免許証(符号230)が収まるように配置して撮像を行う。
なお、図5(a)及び図5(b)の例では、印象枠(符号233)が円型の形状である場合を例示しているが、印象枠の形状はこれに限定されない。印象枠の形状は、四角形のであってよいし、楕円型や、四角形以外の多角形であってもよい。
図5(b)において、端末装置10の表示部102の表示画面には、表示画面の外周に接しないサイズであって、表示画面の表示領域の端部から中心側に向かって所定の距離に設定された略矩形形状の身分証明書枠(符号241)が、運転免許証の裏面を撮像する撮像ガイド枠として表示される。
ここで、撮像ガイド枠表示制御部103は、画像のゆがみを補正しようとする補正領域が含まれるように撮像ガイド枠を表示する。例えば、図5(a)における印影(符号231)が撮像された領域の画像のゆがみを補正しようとする場合、撮像ガイド枠表示制御部103は、運転免許証の裏面を撮像する身分証明書枠(符号241)として、印影枠(符号233)が含まれるようにする。補正領域が含まれるように帳票の撮像ガイド枠を表示することで、帳票を撮像した場合に、補正領域におけるゆがみの度合を取得することが可能となる。補正領域におけるゆがみの度合を取得することにより、補正領域における画像のゆがみを補正することができる。
ユーザは、運転免許証の裏面(符号240)がこの撮像ガイド枠に沿うように端末装置10の水平方向の位置と、高さ方向の位置を調整し、撮像ガイド枠と運転免許証の外周が概ね一致した際にシャッターを切ることで、撮像データを取得することができる。
なお、撮像ガイド枠の形状は、撮像対象が予め解っている場合であって、帳票の輪郭形状が矩形である場合、その帳票の輪郭のアスペクト比とほぼ同様のアスペクト比である撮像ガイド枠を表示することができる。これにより、ユーザにとっては、撮像ガイド枠に帳票の輪郭を合わせやすいメリットがある。
また、撮像ガイド枠表示制御部103は、撮像ガイド枠とともに撮像を行うユーザに通知するメッセージを表示するようにしてもよい。
図5(a)では、身分証明書枠(符号232)の上部に当該枠が身分証明書を撮像するための枠であることを示す「運転免許証(表)」とのメッセージ(符号234)、印影枠(符号231)の上部に当該枠が印影を撮像するための枠であることを示す「印影」とのメッセージ(符号235)をそれぞれ表示した例を示している。また、身分証明書枠(符号232)、及び印影枠(符号231)の下部に撮像のやり方を示す「枠線に収まるように真上から撮像してください」とのメッセージ(符号236)を表示した例を示している。
図5(b)では、身分証明書枠(符号232)の上部に当該枠が身分証明書を撮像するための枠であることを示す「運転免許証(裏)」とのメッセージ(符号242)、身分証明書枠(符号232)の下部に撮像のやり方を示す「枠線に収まるように真上から撮像してください」とのメッセージ(符号243)をそれぞれ表示した例を示している。
次に、上述した帳票データ管理システム1における端末装置10の動作を説明する。図6は、端末装置10の動作を説明するフローチャートである。
端末装置10の撮像ガイド枠表示制御部103は、撮像ガイド枠を表示する(ステップS101)。撮像ガイド枠表示制御部103は、例えば、帳票の手続きにおいて予め定められた表示サイズで身分証明書枠(符号232)、及び印影枠(符号233)を表示させる。
端末装置10は、シャッターボタンが押下されたか否かを判定し(ステップS102)、シャッターボタンが押下されない場合には、一定時間後に、再度、ステップS102の判定を繰り返し、シャッターボタンが押下された場合には、撮像された画像を撮像データとして取り込む。
端末装置10の補正部104は、撮像された画像の撮像データから画像の補正領域のゆがみ度合を抽出する(ステップS103)。ゆがみ度合を抽出する画像は、ステップS102で撮像された画像であってもよいし、別のタイミングにおいて撮像され、手続き上撮像する必要がある他の画像であってもよい。
補正部104は、抽出したゆがみ度合に基づいて、補正領域における画像のゆがみを補正する(ステップS104)。補正領域は、例えば、撮像ガイド枠表示制御部103により表示された印影枠で囲まれた領域、或いは、印影枠の内部における印影が撮像された領域である。
端末装置10は、補正した画像の撮像データを、帳票データ管理装置20、及びOCRサーバ30に送信する(ステップS105)。
なお、図5(b)において撮像ガイド枠(符号241)を、図5(a)における印影枠(符号233)の全体が含まれる大きさである場合を例示して説明したが、これに限定されることはない。補正しようとする補正領域に対応する領域が撮像ガイド枠に含まれていればよく、例えば、実際に印影が撮像された領域が撮像ガイド枠に含まれていればよい。印影枠は印影よりも大きめに作成されると考えられることから、撮像ガイド枠に印影枠の全体ではなく一部のみが含まれるようにしてもよい。
以上説明した実施形態における端末装置10によれば、補正しようとする補正領域に対応する位置に帳票に存在する特徴点が含まれるように撮像することにより、帳票に存在する特徴点を用いて補正領域の画像のゆがみ度合を抽出することができるため、抽出したゆがみ度合に基づいて画像のゆがみを補正することが可能となるため、補正領域における画像のゆがみを低減させることができる。さらに、帳票は手続に必要な書面であることから、補正フィルタをレンズに装着したり、補正用の画像を撮像したりする手間を必要とせず、ユーザに特別な手間をかけさせることがない。
また、上述した実施形態によれば、帳票が運転免許証である場合、裏面の備考欄において予め定められた固有の位置に記された破線やエッジを帳票に存在する特徴点として用いることができ、撮像ガイド枠表示制御部103が、このような特徴点が補正領域に対応する位置に含まれるように撮像ガイド枠を表示することで、より精度よく画像のゆがみを補正することが可能となる。
また、画像のゆがみにおいてレンズの歪曲収差によるゆがみが支配的である場合、画像の中心からの距離に対応する補正量を検出すれば、画像の中心から等距離にある位置の全てを抽出した補正量を用いて補正することが可能となる。このため、補正領域に帳票に存在する特徴点が含めるように撮像ガイド枠を表示することができない場合であっても、補正領域に対応する領域、つまり画像の中心から補正領域と同じ距離にある領域に、帳票に存在する特徴点が含まれるように撮像ガイド枠を表示することにより、補正領域の画像のゆがみを補正することが可能となる。
また、上述した実施形態において、OCRサーバ30は、撮像対象が運転免許証など、文字等が記載された欄の寸法や、レイアウトが予め決められている帳票を撮像する場合には、枠線に対して文字が存在しうる位置、氏名に相当する文字列や住所に相当する文字列が記載された位置を把握することができる。そのため、OCRサーバ30では、撮像データにおける枠線の矩形形状を検出することで、その矩形形状内にある画像から文字認識をする機能を有するものもある。そのようなOCRサーバ30である場合、上述した端末装置10によって撮像された撮像データを対象として文字認識する場合、撮像データは、ゆがみが少ないため、その撮像データ内の枠線の矩形形状についても、ゆがみが低減された状態の撮像データが得られる。そのため、枠線の矩形形状の検出・認識率も向上させることができる。
また、上述した実施形態では、帳票の特徴点が補正領域に含まれるように撮像する場合を例示して説明したが、これに限定されることはない。帳票の特徴点が補正領域に含まれていなくとも、帳票の特徴点が撮像された領域におけるゆがみの度合に基づいて、補正領域におけるゆがみの度合を推定し、推定したゆがみ度合を用いて補正領域における画像のゆがみを補正することも可能である。これにより、帳票を用いた手続き上、帳票の特徴点を補正領域に含めて撮像することが困難である場合であっても、補正領域におけるゆがみ度合を推定することにより、補正領域における画像のゆがみを補正することが可能となる。
また、補正部104は、補正領域だけを補正してもよいし、補正領域を含む画像全体を補正してもよい。画像全体を補正した場合、端末装置10は、補正した画像から補正領域(例えば、印影が撮像された領域)の画像を切り取り、切り取った画像を帳票データ管理装置20や、OCRサーバ30に送信するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態では、端末装置10の補正部104が画像のゆがみを補正する場合を例示して説明したが、これに限定されることはない。例えば、OCRサーバ30が文字情報を取得する際に、端末装置10から受信した撮像データを用いて、画像のゆがみを補正し、補正した画像から文字情報を取得するようにしてもよい。この場合、OCRサーバ30が、補正部104に相当する機能部を有する。この場合、端末装置10は、図6のステップS102に示す処理により撮像データを取得した後、ステップS105に示す処理により取得した撮像データを帳票データ管理装置20等に送信する。或いは、端末装置10は、図6のステップS103に示す処理により画像のゆがみ度合を抽出した後、ステップS105に示す処理により撮像データを画像のゆがみ度合と対応づけて帳票データ管理装置20等に送信する。
また、補正部104に相当する機能部を、帳票データ管理装置20が有するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、帳票として運転免許証が用いられる場合を一例として説明したが、これに限定されることはなく、帳票として健康保険証が用いられてもよい。この場合、補正部104は、例えば、健康保険証の裏面の備考欄の矩形を特徴点として画像のゆがみ度合を抽出し、抽出したゆがみ度合に基づいて画像を補正する。
また、端末装置10は、撮像対象である帳票の真上から帳票が撮像されるように誘導するようにしてもよい。帳票が真上から撮像されることにより、帳票の画像から文字を認識する際の精度を向上させることができる。この場合、例えば、端末装置10は、端末装置10のジャイロセンサ(不図示)により、端末装置10の撮像面の水平面に対する角度を検出させ、検出された角度が所定の閾値以上である場合、「機器が傾いています」とのメッセージを表示部102に表示させる。
また、端末装置10は、検出された角度が所定の閾値以上である場合、カメラ101による撮像を無効とするようにしてもよい。この場合、例えば、表示部102は、表示画面に撮像対象(帳票)を表示せず、「機器が傾いています」とのメッセージを表示する。このようにすることで、ユーザにこのままでは帳票が撮像できないことを示し、端末装置10の撮像面の角度を調整するように促すことができる。
上述した実施形態における端末装置10をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…帳票データ管理システム、10…端末装置、20…帳票データ管理装置、30…OCRサーバ、40…ネットワーク、101…カメラ、102…表示部、103…撮像ガイド枠表示制御部、104…補正部。

Claims (4)

  1. 手続きに必要な帳票に存在する特徴点が、画像のゆがみを補正する補正領域に対応する位置に含まれるように、前記帳票を撮像する撮像部
    を有する撮像制御装置。
  2. 前記帳票は運転免許証であり、
    前記運転免許証の裏面に記載された破線部分が前記補正領域に対応する位置に含まれるように、前記帳票を撮像する撮像ガイド枠を表示する撮像ガイド枠表示制御部
    を更に備える
    請求項1記載の撮像制御装置。
  3. 端末装置における撮像制御方法であって、
    撮像部が、手続きに必要な帳票に存在する特徴点が、画像のゆがみを補正する補正領域に対応する位置に含まれるように、前記帳票を撮像する
    撮像制御方法。
  4. 撮像を制御するコンピュータに、
    手続きに必要な帳票に存在する特徴点が、画像のゆがみを補正する補正領域に対応する位置に含まれるように、前記帳票を撮像させる
    プログラム。
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