JP2019133213A - コード生成プログラムおよびファイル移行方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラウドストレージサービスを利用する場合の、ファイルの移行作業の手間を軽減する技術を提供すること。【解決手段】第1ストレージサーバから第2ストレージサーバへ画像ファイルの保存先を移行する際、移行するファイルのコードが含まれるラベルファイルを読み出し、そのコードに格納されるURLを抽出する。そして抽出したURL用いて、第1ストレージサーバからファイルをダウンロードする。そして、ダウンロードしたファイルを新たな保存先である第2ストレージサーバにアップロードする。さらに、アップロードしたファイルへのアクセスに用いるURLを格納するコードを新たに生成し、ラベルファイルに含まれるコードを、新たに生成したコードに書き換える。【選択図】図9

Description

本発明は、各種の情報を格納するコードを生成するコード生成プログラムおよびファイル移行方法に関する。さらに詳細には、ストレージサーバに記憶したファイルの移行に関する技術である。
従来、URL(Uniform Resource Locator)等の各種情報をコードに格納し、そのコードをラベル等の印刷媒体に印刷する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ウェブサイトのURLから、そのURLに関連付けられ、かつ、そのURLよりも短いURLである短縮URLを生成し、その短縮URLを記憶するQRコード(登録商標)を生成する構成が開示されている。
また近年、画像ファイル、動画ファイル、音楽ファイル等、各種のファイルをインターネット上のストレージサーバに記憶させるクラウドストレージサービスが知られている。例えば、ストレージサーバに画像ファイルを記憶し、その画像ファイルにアクセスするためのURLを格納したコードを生成すると、そのコードを読み取ることで、ストレージサーバに記憶された画像ファイルに容易にアクセスできる。
特開2007−304652号公報
クラウドストレージサービスは、契約期間の満了やサービス自体の終了によって利用不可になることがある。クラウドストレージサービスが利用不可になると、ストレージサーバに記憶したファイルにアクセスできなくなる。そのため、クラウドストレージサービスを利用するユーザは、そのサービスが利用不可になるまでに、ストレージサーバに記憶したファイルを別のストレージサーバに移行させる必要が有る。このファイルの移行作業はユーザにとって手間になる。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、クラウドストレージサービスを利用する場合の、ファイルの移行作業の手間を軽減する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムは、ネットワークに接続する通信インターフェースを備える情報処理装置に、コードが含まれる特定ファイルを読み出す読出処理と、前記読出処理にて読み出した前記特定ファイルに含まれる前記コードである第1のコードに格納されるURLを抽出する抽出処理と、前記抽出処理にて抽出された前記URLを用いて、前記ネットワークを介して接続される第1のストレージサーバからファイルをダウンロードするダウンロード処理と、前記ダウンロード処理にてダウンロードした前記ファイルを、前記ネットワークを介して接続される第2のストレージサーバにアップロードするアップロード処理と、前記アップロード処理の後、アップロードした前記ファイルへのアクセスに用いるURLを格納する第2のコードを生成し、前記特定ファイルに含まれる前記第1のコードを、前記第2のコードに書き換える書換処理と、を実行させることを特徴としている。
本明細書に開示されるプログラムが組み込まれる情報処理装置は、第1のストレージサーバに記憶されたファイルの保存先を移行する際、コードが含まれる特定ファイルを読み出し、そのコードに格納されるURLを用いて、第1のストレージサーバからファイルをダウンロードする。そして、ダウンロードしたファイルを新たな保存先である第2のストレージサーバにアップロードする。そして、アップロードしたファイルへのアクセスに用いるURLを格納するコードを新たに生成し、読み出した特定ファイルに含まれるコードを、新たに生成したコードに書き換える。このプログラムによれば、移行対象のファイルの選択やURLの入力の手間が無く、移行対象のファイルへのアクセスが行われる。また、コードが含まれる特定ファイルも更新されるため、その特定ファイルを移行後も利用できる。従って、ストレージサーバに記憶され、コードに紐付けられたファイルの移行を簡単に完了できる。
上記装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本発明によれば、クラウドストレージサービスを利用する場合の、ファイルの移行作業の手間を軽減する技術が実現される。
実施の形態にかかる二次元コード印刷システムの概略構成図である。 情報処理装置と外部サーバとの通信構成の例を示す説明図である。 編集画面の例を示す説明図である。 画像ファイルを紐付ける例を示す説明図である。 画像ファイルの移行時に表示される画面の例を示す説明図である。 第1の形態における紐付け処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態におけるファイルアップロード処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態におけるデータベースの構成を示す図である。 第1の形態におけるファイル移行処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態におけるファイルアップロード処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態におけるデータベースの構成を示す図である。 第2の形態におけるファイル移行処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかるコード生成プログラムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、互いに通信可能な情報処理装置とストレージサーバとラベルライタとを含む二次元コード印刷システムに用いられるアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)に本発明を適用したものである。
本形態の二次元コード印刷システム100は、図1に示すように、情報処理装置1と、ラベルライタ2とを有し、互いに通信可能に接続されている。情報処理装置1は、ラベルライタ2にて印刷させる画像データの生成及び編集、ラベルライタ2への印刷実行指示と画像データとの送信等を行う装置であり、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータである。
情報処理装置1は、図1に示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発性メモリ14と、を含むコントローラ10を備えている。そして、情報処理装置1は、さらに、操作パネル15と、通信インターフェース(通信IF)16と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。
ROM12には、情報処理装置1を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM13は、各種処理が実行される際に作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ14は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラムやデータを記憶する。不揮発性メモリ14は、記憶部の一例である。CPU11は、ROM12や不揮発性メモリ14から読み出したプログラムに従って、各種の処理を実行する。
本形態の情報処理装置1は、画像を編集して、編集した画像に基づく印刷をラベルライタ2に行わせるためのアプリケーションプログラム(以下、画像編集アプリ)141と、画像編集アプリ141に用いられるデータベース142とを、不揮発性メモリ14に記憶している。画像編集アプリ141は、コード生成プログラムの一例である。CPU11は、ユーザの指示に基づいて、画像編集アプリ141の各処理を実行する。この他、不揮発性メモリ14には、ウェブページを表示するブラウザや、デジタルカメラで撮影した画像データを表示する写真アプリや、電子メールの送受信を行うメールアプリ等、各種のアプリが記憶されている。
操作パネル15は、例えば、タッチパネルであり、ユーザによる入力を受け付けるとともに情報の表示を行う。情報処理装置1は、操作パネル15に代えて、キーボード、マウス、ディスプレイ等を備えていてもよい。
通信IF16は、ネットワークを介して接続された外部装置と通信を行うためのハードウェアである。情報処理装置1は、通信IF16を介して、図2に示すように、インターネット200に接続される。インターネット200には、例えば、第1ストレージサーバ201と、第2ストレージサーバ202と、が接続されている。第1ストレージサーバ201および第2ストレージサーバ202は、画像ファイル等の各種のファイルを保存するクラウドストレージサービスを実現するためのネットワーク上のデバイスである。具体的に第1ストレージサーバ201は、第1クラウドストレージサービスCSS1が有するデバイスであり、第2ストレージサーバ202は、第2クラウドストレージサービスCSS2が有するデバイスである。
通信IF16は、また、ラベルライタ2と通信を行うためのハードウェアを含む。インターネット200に接続する通信IF16と、ラベルライタ2と通信する通信IF16とは、別のハードウェアでもよい。また、それぞれの通信方式は、USB、イーサネット(登録商標)、WiFi(登録商標)など、どのような規格の方式でもよいし、無線でも有線でもよい。
本形態のラベルライタ2は、連続した帯状の被記録媒体である印刷テープに対し、熱転写方式にて印刷を行って、ラベルを製造する装置である。ラベルライタ2は、プリンタの一例である。なお、プリンタはラベルライタに限らない。また、プリンタの印刷方式は、熱転写方式に限らず、例えば、インクジェット方式、電子写真方式、感熱方式でもよい。また、被記録媒体は、印刷テープに限らず、例えば、普通紙、はがき、カードでもよい。被記録媒体の大きさや材質は、何でもよい。
続いて、画像編集アプリ141について説明する。本形態の画像編集アプリ141は、ユーザの指示に基づいて、ラベルライタ2で印刷させるための画像を編集する。情報処理装置1にて画像編集アプリ141が起動されると、操作パネル15には、編集画面が表示される。本形態の画像編集アプリ141は、例えば、文字、図形、二次元コードを、編集中の画像に付加する指示を受け付ける。
二次元コードは、矩形状の領域内に配置された複数のセルによって情報を表現するコードであり、QRコード、DataMatrix、PDF417など、様々な種類のものがある。二次元コードは、矩形の領域内に、オンまたはオフを示す1区画であるセルが複数配置されたものであり、セルの配置によって情報を格納する。なお、二次元コードに格納できる情報量は、セルの数が多いほど多い。
本形態の画像編集アプリ141は、URLを格納した二次元コードを編集中の画像に付加する指示を受け付ける。格納されるURLは、所定のストレージサーバにアップロードした画像ファイルへのアクセスやウェブサイトへのアクセスに用いられる。以下の説明では、画像ファイルへのアクセスに用いられるURLを二次元コードに格納するものとする。画像編集アプリ141は、編集画面の表示中に、二次元コードを含むテンプレートの選択指示や二次元コードオブジェクトの追加指示を受け付けた場合、例えば、図3(A)に示すように、二次元コード用の領域を付加した編集画面151を表示する。図3(A)の編集画面151には、印刷テープの外形線31、二次元コード印刷領域32、印刷ボタン33、保存ボタン37が表示されている。この二次元コード印刷領域32は、二次元コードを印刷するための領域であり、編集画面151の表示直後では二次元コードが生成されていない。なお、画像編集アプリ141は、URLが未格納の二次元コードをデフォルトとして用意し、その二次元コードを二次元コード印刷領域32に表示してもよい。
その後、画像編集アプリ141は、二次元コード印刷領域32へのタップを受け付けた場合、例えば、図3(B)に示すように、二次元コードに格納する情報の指定を受け付ける編集画面152を表示する。図3(B)の編集画面152には、外形線31、二次元コード印刷領域32に加え、「画像を紐付ける」ボタン34、「画像を移行する」ボタン35、「戻る」ボタン36が表示されている。そして、画像編集アプリ141は、「画像を紐付ける」ボタン34がタップされることにより、画像ファイルの選択を開始する指示を受け付ける。また、画像編集アプリ141は、「画像を移行する」ボタン35がタップされることにより、所定のストレージサーバに保存されている画像ファイルを別のストレージサーバに移行する指示を受け付ける。また、「戻る」ボタン36がタップされることにより、図3(A)の編集画面151に表示を戻す指示を受け付ける。
その後、画像編集アプリ141は、「画像を紐付ける」ボタン34へのタップを受け付けた場合、例えば、画像ファイルを保存している所定のフォルダを開き、画像ファイルの選択を受け付ける。そして、画像編集アプリ141は、例えば、図4(A)に示すように、フォルダに保存されている画像ファイル41、42、43のサムネイルを編集画面153に表示する。画像ファイルは、例えば、自装置のカメラにて撮影した静止画や動画、スクリーンショット、他装置から送信された画像を記憶するデータファイルである。
画像編集アプリ141は、1つ以上の画像ファイルが選択されると、例えば、図4(B)に示すように、選択された画像ファイルのサムネイルに、選択されたことを示すチェックマークMを合成して表示する。画像ファイルは、非選択状態でその画像ファイルに対応するサムネイルがタップされることで選択状態になり、選択状態でその画像ファイルに対応するサムネイルがタップされると非選択状態になる。図4(B)の編集画面154には、さらに、「紐付ける」ボタン45と、「キャンセル」ボタン46と、が表示されている。図4(B)の編集画面154は、画像ファイル41と画像ファイル42とが選択され、画像ファイル43が選択されていない状態を示している。画像編集アプリ141は、「紐付ける」ボタン45がタップされることにより、選択されている画像ファイルをアップロードする指示を受け付ける。また、「キャンセル」ボタン46がタップされることにより、図3(A)の編集画面151に表示を戻す指示を受け付ける。
その後、画像編集アプリ141は、「紐付ける」ボタン45がタップされた場合、選択中の画像ファイルを、所定のストレージサーバにアップロードする。ストレージサーバは、例えば、Dropbox(登録商標)によって提供されるサーバが適用可能である。そして、そのアップロードされた画像ファイルへのアクセスに用いるURLを取得する。なお、URLは、画像ファイルの格納場所そのものを示す情報である必要はなく、画像ファイルが格納されている場所へのリンク情報が格納されている場所にアクセスするための情報等、アップロードされた画像ファイルと紐づく情報であればよい。そして、画像編集アプリ141は、取得したURLを格納した二次元コードQを生成し、図4(C)に示すように編集画面151の二次元コード印刷領域32にその二次元コードQを合成して表示する。
画像編集アプリ141は、画像ファイルのアップロード先として指定されている所定のストレージサーバへのログイン操作を受け付ける。そして、ログインが成功していることを条件として、その所定のストレージサーバへのアクセスが可能になる。つまり、画像編集アプリ141は、画像ファイルをアップロードするにあたって、予めログイン操作を受け付け、所定のストレージサーバにログイン済みの状態で、そのログインユーザに割り当てられた格納場所に画像ファイルをアップロードすることになる。具体的にログイン操作は、画像編集アプリ141の起動時に受け付けてもよいし、画像の編集中に受け付けてもよいし、二次元コード印刷領域32へのタップを受け付けた後に受け付けてもよい。また、「紐付ける」ボタン45がタップされた場合に受け付けてもよい。
二次元コードQの生成が完了し、図4(C)に示すように編集画面151に二次元コードQが表示された状態で、印刷ボタン33がタップされると、画像編集アプリ141は、二次元コードQを含む画像に基づく印刷データを生成し、その印刷データをラベルライタ2に送信する。ラベルライタ2は、受信した印刷データに基づいて、二次元コードQを含む画像の印刷を実行する。これにより、二次元コードが印刷されたラベルが作成される。
また、編集画面151に二次元コードQが表示された状態で、保存ボタン37がタップされると、画像編集アプリ141は、二次元コードQを含む画像を記憶する画像ファイルを生成して不揮発性メモリ14に保存する。なお、画像編集アプリ141によって生成されたラベルライタ2用の画像ファイルを、「ラベルファイル」とする。ラベルファイルは、特定ファイルの一例である。このように画像編集アプリ141によって画像ファイルがアップロードされると、アップロード先のストレージサーバには、画像ファイルが記憶され、情報処理装置1には、その画像ファイルへのアクセスに用いるURLを格納した二次元コードを含むラベルファイルが記憶される。なお、二次元コードQを生成した後、二次元コードQを含む画像を自動的に保存するように構成してもよい。その場合、保存ボタン37は不要である。
一方、図3(B)の編集画面152で、「画像を移行する」ボタン35がタップされた場合、画像編集アプリ141は、所定のストレージサーバにアップロード済みの画像ファイルを、別のストレージサーバに移行させる。具体的には、画像編集アプリ141によって以前に所定のストレージサーバにアップロードした画像ファイルを、別のストレージサーバに移行させる。
例えば、クラウドストレージサービスは、契約期間の満了やサービス自体の終了によって利用不可になる。クラウドストレージサービスが利用不可になると、ストレージサーバに記憶した画像ファイルにアクセスできなくなる。この場合、その画像ファイルへのアクセスに用いるURLを格納する二次元コードも利用できなくなる。そのため、画像編集アプリ141は、利用不可になる予定のストレージサーバに記憶したファイルを、新たなストレージサーバに自動的に移行させるための移行処理を実行する。なお、本形態では、移行元となるストレージサーバおよび移行先となるストレージサーバを、画像編集アプリ141が自動的に決定しているが、移行元と移行先との両方あるいはいずれか一方がユーザによって選択されるものであってもよい。以下の説明では、移行元のクラウドストレージサービスを第1クラウドストレージサービスCSS1とし、移行先のクラウドストレージサービスを第2クラウドストレージサービスCSS2とする(図2参照)。この場合、第1ストレージサーバ201は、第1のストレージサーバの一例であり、第2ストレージサーバ202は、第2のストレージサーバの一例である。
画像編集アプリ141は、画像ファイルのアップロード時に用いた情報を画像ファイルと関連付けてデータベース142(図1参照)に記憶しており、以前に第1ストレージサーバ201にアップロードした全ての画像ファイルを第2ストレージサーバ202に移行させる。
具体的に画像編集アプリ141は、「画像を移行する」ボタン35がタップされると、図5(A)に示すように移行状態を確認する確認画面156を表示する。確認画面156には、移行元の第1クラウドストレージサービスCSS1の名称と移行先の第2クラウドストレージサービスCSS2の名称とを表示し、ユーザに移行元と移行先を認識させる。そして、OKボタン38がタップされると、画像編集アプリ141は、画像ファイルの移行処理を開始する。すなわち、移行元の第1ストレージサーバ201にアクセスし、移行元の第1ストレージサーバ201から画像ファイルをダウンロードし、ダウンロードした画像ファイルを移行先の第2ストレージサーバ202にアップロードする。なお、確認画面156にキャンセルボタンを設け、移行処理を開始する前のキャンセルを可能にしてもよい。
移行処理の実行中、画像編集アプリ141は、図5(B)に示すように移行処理を実行中であることを示す確認画面157を表示する。移行元の第1ストレージサーバ201へのアクセスは、画像ファイルのアップロード時に記憶した情報に基づいて可能になる。つまり、画像編集アプリ141は、画像ファイルのアップロード時に用いた情報をデータベース142(図1参照)に記憶しており、データベース142に記憶した情報を用いて移行元の第1ストレージサーバ201にアップロードされた画像ファイルにアクセスする。データベース142の詳細は後述する。また、移行先の第2ストレージサーバ202へのアクセスは、「紐付ける」ボタン45がタップされた場合の画像ファイルのアップロードと同様である。すなわち、予め移行先の第2ストレージサーバ202へのログイン操作を受け付け、移行先の第2ストレージサーバ202にログイン済みの状態で移行処理を開始し、そのログインユーザに割り当てられた格納場所に、移行元の第1ストレージサーバ201からダウンロードした画像ファイルをアップロードすることになる。なお、移行処理の開始時までにログイン操作が行われていない場合、移行処理の開始時あるいはアップロードが開始されるまでに、移行先の第2ストレージサーバ202へのログイン操作を受け付ける。
画像ファイルの移行が完了すると、移行元の第1ストレージサーバ201のURLを使用したとしても画像ファイルを読み出すことができない。つまり、移行元の第1ストレージサーバ201のURLを格納した二次元コードQを利用することができなくなる。そのため、画像編集アプリ141は、移行先の第2ストレージサーバ202のURLを格納した二次元コードQを生成し、移行元の第1ストレージサーバ201のURLを格納した二次元コードQを含むラベルファイルを自動的に書き換える。これにより、画像ファイルの移行後も、ユーザはそのラベルファイルを利用できる。
移行処理の完了後、画像編集アプリ141は、図5(C)に示すように移行処理の完了を示す確認画面158を表示する。前述したように画像ファイルの移行が完了することで二次元コードQが書き換えられるが、二次元コードQが書き換えられていたとしても、ユーザから見た外観は殆ど変わらないため、ユーザはその旨を気付き難い。そこで、画像編集アプリ141は、確認画面158に、移行処理の完了を示すメッセージの他、二次元コードQが書き換えられた旨のメッセージおよび移行元の第1ストレージサーバ201のURLを格納した二次元コードQが使用できなくなった旨のメッセージを表示する。このメッセージには、二次元コードQが書き換えられた画像ファイルのファイル名あるいはその画像ファイルをユーザが識別できる情報を表示してもよい。これにより、二次元コードが書き換えられたこと、および印刷済みの二次元コードが利用できなくなったこと、をユーザが把握できる。
なお、二次元コードQが書き換えられた旨の通知および移行元の第1ストレージサーバ201のURLを格納した二次元コードQが使用できなくなった旨の通知の各態様は、メッセージの表示に限らず、例えば音声ガイダンスであってもよい。
図5(C)の確認画面158で、OKボタン39がタップされた場合、画像編集アプリ141は、図3(B)の編集画面152を表示する。このとき、編集画面152の「画像を移行する」ボタン35を非表示としてもよい。すなわち、「画像を移行する」ボタン35の表示は、移行が必要な画像ファイルが存在するとき、つまり移行処理を行っていないときに行い、それ以外のときは行わないとしてもよい。画像編集アプリ141は、画像ファイルの移行が必要か否かを、例えば、画像編集アプリ141を提供するメーカから、利用不可になるストレージサーバの情報を受信し、その受信した情報によって特定されるストレージサーバに画像ファイルをアップロードした情報が、データベース142に含まれているか否かによって判断できる。
続いて、本形態の二次元コード印刷システム100において、前述の画像ファイルの移行処理を実現するために、情報処理装置1にて実行される紐付け処理およびファイル移行処理の手順について、2つの実施形態に分けて説明する。どちらの形態でも、紐付け処理およびファイル移行処理は、情報処理装置1のCPU11にて実行される。つまり、紐付け処理およびファイル移行処理は、いずれも、画像編集アプリ141に含まれる処理である。
始めに、第1の形態の紐付け処理について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。ファイルアップロード処理は、ユーザによって選択された画像ファイルをアップロードする条件を満たした場合に、実行される。ユーザによって選択された画像ファイルをアップロードする条件には、例えば、編集画面154の「紐付ける」ボタン45(図4(B)参照)がタップされたことが含まれる。なお、以下の説明では、第1ストレージサーバ201に画像ファイルをアップロードするものとする。
第1の形態の紐付け処理では、CPU11は先ず、画像ファイルを所定のストレージサーバにアップロードするファイルアップロード処理を実行する(S101)。図7は、S101のファイルアップロード処理の手順を示している。
ファイルアップロード処理では、CPU11は先ず、編集画面154で選択されている画像ファイルを取得する(S121)。そして、CPU11は、予めログインしておいた第1ストレージサーバ201に、S121にて取得した画像ファイルをアップロードする(S122)。なお、第1ストレージサーバ201にログインしていない場合には、アップロードを開始する前にログイン操作を受け付け、第1クラウドストレージサービスCSS1のアカウントを用いてログインが成功したことを条件として、画像ファイルのアップロードを開始する。
S122の後、CPU11は、アップロードした画像ファイルに基づく共有リンクを生成する(S123)。なお、1つの画像ファイルをアップロードした場合には、その画像ファイルへの直接の共有リンクを生成し、複数の画像ファイルを纏めてアップロードした場合には、それらの画像ファイルを記憶するフォルダへの共有リンクを生成する。S123では、共有リンクを生成することで、CPU11は、共有リンクに基づくURLを取得する。このURLが、アップロードした画像ファイルへのアクセスに用いるURLとなる。共有リンクを生成することで、第1ストレージサーバ201が属する第1クラウドストレージサービスCSS1のアカウントを有していないユーザであっても、アップロードした画像ファイルにアクセスできるようになる。
S123の後、CPU11は、アップロードした画像ファイルへのアクセスに用いる各種の情報を取得する(S124)。具体的には、アップロードした画像ファイルを特定するためのアイテムIDと、ユーザ認証に用いられるトークンと、を取得する。これらの情報は、付加情報の一例である。
S124の後、CPU11は、S123にて取得したURLに基づいて、短縮URLを生成する(S125)。CPU11は、例えば、短縮URLを生成するサービスを提供する外部サーバにアクセスして短縮URLの生成を依頼し、外部サーバによって生成された短縮URLを取得する。
S125の後、CPU11は、S125にて生成した短縮URLを、S123にて取得したURLおよびS124にて取得した各種の情報と関連付けてデータベース142に登録する(S126)。具体的にCPU11は、図8に示すように、登録ID、短縮URL、URL、トークン、アイテムID、を1つのレコードとして、データベース142に登録する。アップロードした画像ファイルが複数ある場合には、画像ファイルごとのレコードが生成されて登録される。S126は、第1登録処理の一例である。なお、URLは、短縮URLから復元可能であるため、登録しなくてもよい。S126の後、ファイルアップロード処理を終了する。
図6の紐づけ処理の説明に戻り、S101の後、CPU11は、CPU11は、ファイルアップロード処理中のS125で生成された短縮URLを格納する二次元コードを生成する(S111)。CPU11は、例えば、不揮発性メモリ14に記憶された二次元コード生成プログラムに二次元コードの生成を依頼し、その二次元コード生成プログラムによって生成された二次元コードを取得する。
S111の後、CPU11は、編集画面151の二次元コード印刷領域32に、S121にて生成した二次元コードを合成する(S112)。そして、その二次元コードが合成された画像を、編集画面151に表示する(S113)。
S113の後、CPU11は、編集画面151に表示中の二次元コードを含む画像を記憶するラベルファイルを生成し、そのラベルファイルを不揮発性メモリ14の所定のフォルダに保存する(S114)。S111、S112およびS114は、記憶処理の一例である。S114の後、紐付け処理を終了する。
次に、第1の形態のファイル移行処理について、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。ファイル移行処理は、画像ファイルを移行する条件を満たした場合に実行される。画像ファイルを移行する条件には、例えば、編集画面152の「画像を移行する」ボタン35がタップ(図3(B)参照)がタップされたことが含まれる。なお、以下の説明では、第1ストレージサーバ201を、移行元のストレージサーバとする。この場合、第1ストレージサーバ201は、第1のストレージサーバの一例である。また、第2ストレージサーバ202を、移行先のストレージサーバとする。この場合、第2ストレージサーバ202は、第2のストレージサーバの一例である。
第1の形態のファイル移行処理では、CPU11は先ず、図5(A)に示した確認画面156を表示し、さらにOKボタン38がタップされると、図5(B)に示した確認画面157を表示する(S151)。
S151の後、CPU11は、不揮発性メモリ14の所定のフォルダに記憶されているファイルの中から二次元コードを記憶するラベルファイルを選択する(S152)。ラベルファイルか否かは、例えばファイルの拡張子によって判断でき、二次元コードを記憶するか否かは、各ラベルファイルに記憶されているオブジェクトの情報によって判断できる。そして、選択したラベルファイルの1つを読み出す(S153)。S153は、読出処理の一例である。なお、二次元コードを記憶するラベルファイルが1つも選択されなければ、S191に移行する。
S153の後、CPU11は、S153によって読み出したラベルファイルの二次元コードに格納された短縮URLを抽出する(S154)。S154は、抽出処理の一例である。なお、二次元コードにはURL(短縮URL)の他、各種の情報を格納することができる。そのため、画像編集アプリ141が、画像ファイルへのアクセスやウェブサイトへのアクセスに用いられるURLの他、製品情報や認証情報等、URL以外の情報を二次元コードに格納することもできる。この場合、S154にて抽出した情報がURL(短縮URL)か否かを判断し、URLであればS155に移行し、URLでなければS181に移行する。
S154の後、CPU11は、データベース142を参照して、S154にて抽出した短縮URLが記憶されたレコードを抽出し、そのレコードに記憶されている各種の情報、すなわちURLとトークンとアイテムIDとを取得する(S155)。なお、画像編集アプリ141が、ウェブサイトへのアクセスに用いられるURLを二次元コードに格納していた場合、そのURLに対応するレコードはデータベース142に登録されていない。その場合、レコードが抽出されないため、S181に移行する。
S155の後、CPU11は、S155にて取得したURLに基づいて、今回の移行対象となる第1ストレージサーバ201に対応するURLか否かを判断する(S156)。画像ファイルのアップロード先となったストレージサーバが複数有る場合があり、URLを取得した場合であっても、今回の移行対象のストレージサーバに対応するものでなければ移行対象とならない。そのため、今回の移行対象となる第1ストレージサーバ201に対応するURLでなければ(S156:NO)、後述するS157以降の画像ファイルの移行手続をスキップし、S181に移行する。第1ストレージサーバ201に対応するか否かは、URLに特定の文字列(例えば、“https://www.第1クラウドストレージサービス”)が含まれるか否かによって判断できる。
今回の移行対象となる第1ストレージサーバ201に対応するURLである場合(S156:YES)、CPU11は、S155にて取得したURLとトークンとアイテムIDとを用いて、移行元の第1ストレージサーバ201にアクセスし、所定の画像ファイルをダウンロードする(S157)。S157は、ダウンロード処理の一例である。
S157の後、CPU11は、図7に示したファイルアップロード処理を実行する(S161)。ファイルアップロード処理によって、S157によってダウンロードした画像ファイルが、新たな移行先の第2ストレージサーバ202にアップロードされる。S161は、アップロード処理の一例である。なお、移行先の第2ストレージサーバ202にアクセスするためには移行先の第2ストレージサーバ202に予めログインしておく必要がある。そのため、第2ストレージサーバ202にログインしていない場合には、S161の実行中に、第2ストレージサーバ202へのログイン操作を受け付ける。
S161の後、CPU11は、S161のファイルアップロード処理でのS125で取得した短縮URLを格納する二次元コードを生成する(S171)。そして、CPU11は、S153によって読み出したラベルファイルに記憶される二次元コードを、S171にて生成した二次元コードに書き換える(S172)。S171およびS172は、書換処理の一例である。
S172の後、CPU11は、S152にて選択したラベルファイルを全て移行したか否かを判断する(S181)。移行していないラベルファイルが残っている場合(S181:NO)、CPU11は、S153に移行し、移行していないラベルファイルの1つを読み出して、そのラベルファイルに記憶される二次元コードから抽出されるURLに基づいて画像ファイルを移行する。選択したラベルファイルを全て移行した場合(S181:YES)、CPU11は、図5(C)に示した確認画面158を表示する(S191)。S191は、通知処理の一例である。S191の後、ファイル移行処理を終了する。
なお、第1の形態では、データベースに登録する付加情報として、トークンとアイテムIDとを登録しているが、これはストレージサーバにアップロードした画像ファイルへのアクセスに利用できる情報の一例であり、ストレージサーバによって、アップロードした画像ファイルへのアクセスに利用できる情報は異なる。そのため、ストレージサーバごとにデータベース142を設けてもよい。
また、画像ファイルの移行後、データベース142に記憶されている移行元の第1ストレージサーバ201に関するレコードを削除してもよい。レコードを削除することで、メモリの負荷を軽減できる。
次に、第2の形態について説明する。第2の形態は、トークンやアイテムIDを用いずにストレージサーバから画像ファイルをダウンロードする形態である。この点、画像ファイルのダウンロードにトークンやアイテムIDを必要とする第1の形態と異なる。なお、第2の形態の紐付け処理は、ファイルアップロード処理以外の処理が第1の形態と同じであるため、第2の形態のファイルアップロード処理について、図10のフローチャートを参照しつつ説明する。また、以下の第2の形態の説明では、第1の形態と同じ処理については同じ符号を付している。
第2の形態のファイルアップロード処理では、CPU11は、第1の形態と同様に、編集画面154で選択されている画像ファイルを取得し(S121)、予めログインしておいた第1ストレージサーバ201に、S121にて取得した画像ファイルをアップロードする(S122)。そして、アップロードした個々の画像ファイルに共有リンクを生成する(S123)。共有リンクの生成によって、CPU11は、画像ファイルへのアクセスに用いられるURLを取得する。
S123の後、CPU11は、取得したURLに基づいて、短縮URLを生成する(S125)。そして、生成した短縮URLを、S123にて取得したURLと関連付けてデータベース142に登録する(S226)。具体的には、図11に示すように、登録ID、短縮URLとURLとを1つのレコードとして、データベース142に登録する。S226は、第2登録処理の一例である。なお、URLは、短縮URLから復元可能であるため、登録しなくてもよい。S226の後、ファイルアップロード処理を終了する。
次に、第2の形態のファイル移行処理について、図12のフローチャートを参照しつつ説明する。
第2の形態のファイル移行処理では、CPU11は先ず、確認画面156を表示し、さらにOKボタン38がタップされると、確認画面157を表示する(S151)。S151の後、CPU11は、不揮発性メモリ14の所定のフォルダに記憶されているファイルの中から、二次元コードを記憶するラベルファイルを選択する(S152)。そして、選択したラベルファイルの1つを読み出す(S153)。
S153の後、CPU11は、S153によって読み出したラベルファイルの二次元コードに格納された短縮URLを抽出する(S154)。そして、CPU11は、データベース142を参照して、S154にて抽出した短縮URLが記憶されたレコードを抽出し、そのレコードに記憶されているURLを取得する(S255)。このとき、レコードが抽出されなければ、画像編集アプリ141のファイルアップロード処理によって生成された二次元コードではないため、S181に移行する。
S255の後、CPU11は、S255にて取得したURLに基づいて、移行元の第1ストレージサーバ201に対応するURLか否かを判断する(S156)。移行元の第1ストレージサーバ201に対応するURLでなければ(S156:NO)、画像ファイルの移行手続をスキップし、S181に移行する。
移行元の第1ストレージサーバ201に対応するURLである場合(S156:YES)、CPU11は、S255にて取得したURLにダウンロードフラグを設定して画像ファイルをダウンロードする(S257)。その後、CPU11は、図10に示したファイルアップロード処理を実行する(S261)。ファイルアップロード処理によって、S257によってダウンロードされた画像ファイルが、移行先の第2ストレージサーバ202にアップロードされる。
S261の後、CPU11は、S261のファイルアップロード処理でのS125で取得した短縮URLを格納する二次元コードを生成する(S171)。そして、CPU11は、S153によって読み出したラベルファイルに記憶される二次元コードを、S171にて生成した二次元コードに書き換える(S172)。
S172の後、CPU11は、S152にて選択したラベルファイルを全て移行したか否かを判断する(S181)。移行していないラベルファイルが残っている場合(S181:NO)、CPU11は、S153に移行し、移行していないラベルファイルの1つを読み出して、そのラベルファイルの二次元コードからURLを取得し、そのURLを用いてアクセスできる画像ファイルの保存先を移行する。選択したラベルファイルを全て移行した場合(S181:YES)、CPU11は、確認画面158を表示し(S191)、ファイル移行処理を終了する。
以上詳細に説明したように画像編集アプリ141が組み込まれる情報処理装置1は、第1ストレージサーバ201に記憶された画像ファイルの保存先を移行する際、二次元コードが記憶されるラベルファイルを読み出し、その二次元コードに格納される短縮URLや短縮URLに関連付けられた付加情報を用いて、第1ストレージサーバ201から画像ファイルをダウンロードする。そして、ダウンロードした画像ファイルを新たな保存先である第2ストレージサーバ202にアップロードし直す。そして、アップロードした画像ファイルへのアクセスに用いるURLを格納する二次元コードを新たに生成し、読み出したラベルファイルに含まれる二次元コードを、新たに生成した二次元コードに書き換える。この画像編集アプリ141によれば、画像ファイルの選択やURLの入力の手間が無く、移行対象の画像ファイルへのアクセスが行われる。また、二次元コードが含まれるラベルファイルも更新されるため、そのラベルファイルを画像ファイルの移行後も利用できる。従って、ストレージサーバに記憶され、コードに紐付けられた画像ファイルの移行を簡単に完了できる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、二次元コード印刷システム100を構成する情報処理装置1やラベルライタ2は、それぞれ1台に限らず、複数台有ってもよい。また、各ボタンの表現は、いずれも一例であり、選択内容が伝わるものであればよい。
また、本形態では、データベース142が情報処理装置1の不揮発性メモリ14に記憶されているが、データベース142は外部装置に記憶されていてもよい。
また、本形態の画像編集アプリ141は、二次元コードを画像に付加することが可能であるが、付加するコードは二次元コードに限るものではない。例えば、バーコードのような一次元コードであってもよい。
また、本形態では、画像ファイルをアップロードするとしたが、アップロード対象のデータは画像ファイルに限らず、画像編集アプリ141がファイルとして認識できるデータファイルであればよい。データファイルは、例えば、動画ファイル、音声ファイル、文書や図表等を含むドキュメントファイル、または、各種のアプリケーションプログラムの実行ファイルであってもよい。
また、本形態では、編集画面152で「画像を移行する」ボタン35を表示しているが、所定の条件を満たした場合に、「画像を移行する」ボタン35を非表示としてもよい。例えば、クラウドストレージサービスの移行期間を過ぎてしまった場合、つまり移行元のストレージサーバにアクセスできなくなってしまった場合、「画像を移行する」ボタン35を非表示としてもよい。また、画像ファイルを移行済みの場合や、移行対象の画像ファイルが存在しない(移行対象の画像ファイルがデータベース142に登録されていない)場合、「画像を移行する」ボタン35を非表示としてもよい。
また、本形態では、画像ファイルの移行を、ユーザ指示の入力(「画像を移行する」ボタン35のタップ)を条件に行っているが、移行タイミングはこれに限るものではない。例えば、クラウドストレージサービスの移行期間に配信される画像編集アプリ141のバージョンアップ版であれば、初回起動時に自動的に画像ファイルの移行を実行してもよい。
また、本形態では、移行元のストレージサーバと移行先のストレージサーバとが特定されているが、複数の移行先ないし移行元のストレージサーバがあり、それらの中からユーザによって選択される構成であってもよい。この場合、画像ファイルをアップロードする前に予めユーザによって複数のストレージサーバの中の1つに対するログイン操作を受け付ける。そして、そのログインが完了したストレージサーバへのアップロードを行う。また、画像ファイルを移行する際には、画像ファイルの移行条件を満たした後、複数のストレージサーバの中から移行元となるストレージサーバの選択が受け付けられ、選択されたストレージサーバにある画像ファイルのダウンロードを行う。そして、その画像ファイルについて、ログインが完了したストレージサーバにアップロードを行う。
また、本形態の画像編集アプリ141では、印刷指示を受け付けるとしているが、本発明は、二次元コードを生成するのみで、印刷指示を受け付けないアプリにも適用可能である。例えば、QRコード等の二次元コードを含む画像データを作成して、作成した画像データを他の印刷用のアプリに渡すプラグインアプリ等であってもよい。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 情報処理装置
2 ラベルライタ
100 二次元コード印刷システム
141 画像編集アプリ
142 データベース
201 第1ストレージサーバ
202 第2ストレージサーバ

Claims (10)

  1. ネットワークに接続する通信インターフェースを備える情報処理装置に、
    コードが含まれる特定ファイルを読み出す読出処理と、
    前記読出処理にて読み出した前記特定ファイルに含まれる前記コードである第1のコードに格納されるURLを抽出する抽出処理と、
    前記抽出処理にて抽出された前記URLを用いて、前記ネットワークを介して接続される第1のストレージサーバからファイルをダウンロードするダウンロード処理と、
    前記ダウンロード処理にてダウンロードした前記ファイルを、前記ネットワークを介して接続される第2のストレージサーバにアップロードするアップロード処理と、
    前記アップロード処理の後、アップロードした前記ファイルへのアクセスに用いるURLを格納する第2のコードを生成し、前記特定ファイルに含まれる前記第1のコードを、前記第2のコードに書き換える書換処理と、
    を実行させることを特徴とするコード生成プログラム。
  2. 請求項1に記載するコード生成プログラムにおいて、
    ファイルをアップロードした場合に、
    アップロードした前記ファイルへのアクセスに用いるURLを格納するコードを生成し、生成されたコードを含む前記特定ファイルを前記情報処理装置の記憶部に記憶する記憶処理と、
    アップロードした前記ファイルへのアクセスに用いる前記URLを、付加情報と関連付けてデータベースに登録する第1登録処理と、
    を前記情報処理装置に実行させ、
    前記ダウンロード処理では、
    前記抽出処理にて抽出された前記URLが前記データベースに登録されているか否かを判断し、前記抽出処理にて抽出された前記URLが前記データベースに登録されている場合に、前記URLに関連付けられた前記付加情報を前記データベースから読み出し、読み出した前記付加情報を用いて、前記ファイルをダウンロードする、
    ことを特徴とするコード生成プログラム。
  3. 請求項2に記載するコード生成プログラムにおいて、
    前記付加情報には、アップロードした前記ファイルの特定情報と、アップロードした前記ファイルへのアクセスに必要となる認証情報と、の少なくとも一方が含まれる、
    ことを特徴とするコード生成プログラム。
  4. 請求項1に記載するコード生成プログラムにおいて、
    ファイルをアップロードした場合に、
    アップロードした前記ファイルへのアクセスに用いるURLを格納するコードを生成し、生成されたコードを含む前記特定ファイルを記憶する記憶処理と、
    アップロードした前記ファイルへのアクセスに用いる前記URLをデータベースに登録する第2登録処理と、
    を前記情報処理装置に実行させ、
    前記ダウンロード処理では、
    前記抽出処理にて抽出された前記URLが前記データベースに登録されているか否かを判断し、前記抽出処理にて抽出された前記URLが前記データベースに登録されている場合に、前記URLを用いて、前記ファイルをダウンロードする、
    ことを特徴とするコード生成プログラム。
  5. 請求項4に記載するコード生成プログラムにおいて、
    前記ダウンロード処理では、
    前記抽出処理にて抽出された前記URLにダウンロードフラグを付加して前記ファイルをダウンロードする、
    ことを特徴とするコード生成プログラム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載するコード生成プログラムにおいて、
    前記ダウンロード処理では、
    前記抽出処理にて抽出された前記URLが前記第1のストレージサーバに対応するか否かを判断し、前記URLが前記第1のストレージサーバに対応する場合に、前記第1のストレージサーバから前記ファイルをダウンロードする、
    ことを特徴とするコード生成プログラム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するコード生成プログラムにおいて、
    前記書換処理の後、前記特定ファイルに含まれるコードが書き換えられた旨を通知する通知処理を実行する、
    ことを特徴とするコード生成プログラム。
  8. ネットワークに接続する通信インターフェースを備える情報処理装置に、
    所定のファイルが関連付けられたコードを生成する場合、
    前記ネットワークを介して接続される第1のストレージサーバに前記所定のファイルをアップロードする第1アップロード処理と、
    アップロードした前記所定のファイルへのアクセスに用いるURLを格納する第1のコードを生成し、前記第1のコードを含む特定ファイルを記憶する記憶処理と、
    を実行させ、
    前記第1のストレージサーバに記憶される前記所定のファイルを、前記ネットワークを介して接続される第2のストレージサーバに移行させる場合、
    前記特定ファイルを読み出す読出処理と、
    前記特定ファイルの前記第1のコードに格納されるURLを抽出する抽出処理と、
    前記抽出処理にて抽出された前記URLを用いて、前記第1のストレージサーバから前記所定のファイルをダウンロードするダウンロード処理と、
    前記ダウンロード処理にてダウンロードした前記所定のファイルを、前記第2のストレージサーバにアップロードする第2アップロード処理と、
    前記第2アップロード処理の後、アップロードした前記所定のファイルへのアクセスに用いるURLを格納する第2のコードを生成し、前記特定ファイルに含まれる前記第1のコードを、前記第2のコードに書き換える書換処理と、
    を実行させることを特徴とするコード生成プログラム。
  9. 第1のストレージサーバに記憶されるファイルを第2のストレージサーバに移行するファイル移行方法であって、
    コードが含まれる特定ファイルを読み出す読出ステップと、
    前記読出ステップにて読み出した前記特定ファイルに含まれる前記コードである第1のコードに格納されるURLを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにて抽出された前記URLを用いて、前記第1のストレージサーバから情報処理装置に、ファイルをダウンロードするダウンロードステップと、
    前記ダウンロードステップにてダウンロードした前記ファイルを、前記情報処理装置から前記第2のストレージサーバにアップロードするアップロードステップと、
    前記アップロードステップの後、アップロードした前記ファイルへのアクセスに用いるURLを格納する第2のコードを生成し、前記特定ファイルに含まれる前記第1のコードを、前記第2のコードに書き換える書換ステップと、
    を含むことを特徴とするファイル移行方法。
  10. 第1のストレージサーバに記憶されるファイルを第2のストレージサーバに移行するファイル移行方法であって、
    所定のファイルが関連付けられたコードを生成する際、
    情報処理装置から前記第1のストレージサーバに前記所定のファイルをアップロードする第1アップロードステップと、
    アップロードした前記所定のファイルへのアクセスに用いるURLを格納する第1のコードを生成し、前記第1のコードを含む特定ファイルを情報処理装置に記憶する記憶ステップと、
    を含み、
    前記第1のストレージサーバに記憶される前記所定のファイルを、前記第2のストレージサーバに移行させる際、
    前記情報処理装置に記憶される前記特定ファイルを読み出す読出ステップと、
    前記特定ファイルの前記第1のコードに格納される前記URLを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにて抽出された前記URLを用いて、前記第1のストレージサーバから前記情報処理装置に、前記所定のファイルをダウンロードするダウンロードステップと、
    前記ダウンロードステップにてダウンロードした前記所定のファイルを、前記情報処理装置から前記第2のストレージサーバにアップロードする第2アップロードステップと、
    前記第2アップロードステップの後、アップロードした前記所定のファイルへのアクセスに用いるURLを格納する第2のコードを生成し、前記特定ファイルに含まれる前記第1のコードを、前記第2のコードに書き換える書換ステップと、
    を含むことを特徴とするファイル移行方法。
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