JP2019132600A - 空気流量計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気の脈動にかかわらず、吸気量を高精度に計測可能な空気流量計測装置を提供する。【解決手段】処理部80は、内燃機関の吸気流路を流れる吸気の量である吸気量に応じた信号を出力可能なセンサ部70が出力した信号を処理する。処理部80は、進み処理部810およびなまし処理部830を有している。進み処理部810は、センサ部70が出力した信号に対し、応答遅れを補償する進み処理を行う。なまし処理部830は、進み処理部810により処理された後の信号をなますなまし処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、空気流量計測装置に関する。
従来、内燃機関の吸気流路を流れる吸気の量である吸気量を計測可能な空気流量計測装置が知られている。例えば特許文献1に記載された空気流量計測装置は、吸気量に応じた信号を出力するセンサ部から出力された信号について応答遅れを補償する進み処理を行い、当該信号に基づき、吸気量を計測している。これにより、計測される吸気量と実際の吸気量との差を低減しようとしている。
特開2000−320391号公報
特許文献1の空気流量計測装置では、応答遅れ補償を行った信号を流量に変換する際、脈動信号の振幅が増幅された信号を流量に変換することになる。しかしながら、実際には、信号と流量の変換範囲である変換マップは有限であり、より高振幅の脈動信号が入力された場合、変換可能なレンジを超え、信号を流量に変換できなくなるおそれがある。
本発明の目的は、吸気の脈動にかかわらず、吸気量を高精度に計測可能な空気流量計測装置を提供することにある。
本発明は、処理部(80)を備えている。処理部は、内燃機関(5)の吸気流路(2)を流れる吸気の量である吸気量に応じた信号を出力可能なセンサ部(70)が出力した信号を処理する。処理部は、進み処理部(810)およびなまし処理部(830)を有している。進み処理部は、センサ部が出力した信号に対し、応答遅れを補償する進み処理を行う。なまし処理部は、進み処理部により処理された後の信号をなますなまし処理を行う。
本発明では、センサ部が出力した信号に対し応答遅れを補償する進み処理部により、算出される吸気量と実際の吸気量との差を低減することができる。また、進み処理部により処理された後の信号をなまし処理部によりなますことで、吸気の脈動が大きくセンサ部から進み処理部に入力される信号が高振幅であっても、なまし処理部から出力される信号を、吸気量を算出可能なレンジ内に収めることができる。したがって、吸気の脈動にかかわらず、吸気量を高精度に計測することができる。
第1実施形態による空気流量計測装置を適用したエンジンシステムを示す図。 第1実施形態による空気流量計測装置を示す断面図。 第1実施形態による空気流量計測装置を示すブロック図。 第1実施形態による空気流量計測装置の進み処理部における処理について説明するための図。 第1実施形態による空気流量計測装置の変換処理部における処理について説明するための図。 第1実施形態による空気流量計測装置のなまし処理部における処理について説明するための図。 第1実施形態による空気流量計測装置の進み処理部、変換処理部、なまし処理部における処理について説明するための図。 第1実施形態による空気流量計測装置の進み処理部で用いる時定数の求め方を説明するための図。 第1実施形態による空気流量計測装置のなまし処理部で用いる吸気の脈動率を説明するための図。 第1実施形態による空気流量計測装置のなまし処理部で用いる時定数の範囲を示す図。 第2実施形態による空気流量計測装置を示すブロック図。 第2実施形態による空気流量計測装置の進み処理部およびなまし処理部により処理される信号の範囲を説明するための図。 第3実施形態による空気流量計測装置を示すブロック図。 第4実施形態による空気流量計測装置を示すブロック図。 第5実施形態による空気流量計測装置を示すブロック図。 第6実施形態による空気流量計測装置を示すブロック図。
以下、複数の実施形態による空気流量計測装置を図面に基づき説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位は、同一または同様の作用効果を奏するものとする。
(第1実施形態)
第1実施形態による空気流量計測装置を図1〜3に示す。まず、空気流量計測装置1が適用されるエンジンシステム10について、図1に基づき説明する。図1に示すように、車両に搭載されるエンジンシステム10は、火花点火式のエンジン5を備えている。エンジン5は、内燃機関に対応し、例えば、四気筒等の多気筒エンジンである。図1では、エンジン5のうち1気筒の断面のみを示している。
エンジン5は、エアクリーナ12とスロットル弁14を経由して吸気マニホールド15から供給される吸気とインジェクタ16から噴射される燃料との混合気を燃焼室17内で燃焼させ、その燃焼時の爆発力によりピストン18を往復運動させる。燃焼ガスは、排気マニホールド20等を経由して大気中に放出される。
燃焼室17の入口であるシリンダヘッド21の吸気ポートには、吸気弁22が設けられている。燃焼室17の出口であるシリンダヘッド21の排気ポートには、排気弁23が設けられている。吸気弁22および排気弁23は、バルブ駆動機構24により開閉駆動される。吸気弁22のバルブタイミングは、可変バルブ機構25により調整される。
燃焼室17の混合気の点火は、点火コイル19から点火プラグ11に高電圧を印加することにより、燃焼室17で火花放電を発生させて行う。
車両は、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)27を備えている。ECU27は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROM、RAM、EEPROM、入出力手段としてのI/O等を有する小型のコンピュータである。ECU27は、車両の各部に設けられた各種センサからの信号等の情報に基づき、ROM等に格納されたプログラムに従い演算を実行し、車両の各種装置および機器の作動を制御する。このように、ECU27は、ROM等の非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行する。このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。
図1に破線矢印で示すように、ECU27には、スロットル開度センサ28及び空気流量計測装置1からの信号が入力される。ECU27は、これらのセンサからの信号に基づき、燃焼噴射時間等を算出し、実線矢印で示すように、スロットル弁14およびインジェクタ16を駆動してエンジン5の運転状態を制御する。このように、空気流量計測装置1からの信号は、エンジンシステム10での運転状態を高精度に制御する上で、重要な情報である。
次に、空気流量計測装置1の構成について、図2に基づき説明する。空気流量計測装置1は、筐体7、センサ部70、処理部80等を備えている。図2に示すように、筐体7のバイパス形成部30には、吸気が流通可能なバイパス流路60が形成されている。筐体7は、筐体7と一体に形成されたセンサコネクタ90を有している。筐体7は、例えば、樹脂成形時にセンサコネクタ90と同時に成形される。当該樹脂としては、例えば、ポリエステル系樹脂やエポキシ樹脂やフェノール樹脂等が用いられるが、もちろんこれらに限定される訳では無い。
筐体7は、バイパス流路60を形成して吸気流路2に突出するバイパス形成部30、バイパス形成部30の根元である嵌合部31、吸気流路2を形成するエアダクト4にネジ締結される取付け部32を有している。
図2に示すように、バイパス流路60を形成するバイパス形成部30は、吸気流路2において吸気の流れの上流側に向かって開口するバイパス流路60の入口61を有している。また、バイパス形成部30は、吸気流路2において吸気の流れの下流側に向かって開口するバイパス流路60の出口62を有している。さらに、バイパス形成部30は、入口61から吸気を直進させる直進路63、直進路63を直進した吸気をバイパス流路60に沿って周回させる周回路64を有している。
これにより、バイパス流路60の流路長は、バイパス流路60に取り込まれずに直進路63を直進した場合の流路長よりも長くなる。周回路64は下流側で2つに分岐しており、出口62は2つ設けられている。直進路63には、ダストを排出するためのダスト排出路65が直線的に接続している。ダスト排出路65の下端部は、吸気流路2において吸気の流れの下流側にむかって開口するダスト排出口66を形成している。センサ部70は、バイパス流路60に露出するよう設けられている。
筐体7のバイパス形成部30は、嵌合部31の軸方向両面のうち、一方の端面から垂直に伸びており、エアダクト4の路壁3に設けられた挿入口34から吸気流路2に挿入される。これにより、センサ部70は、吸気流路2に位置する。すなわち、筐体7は、センサ部70が吸気流路2に位置するようセンサ部70を支持する。バイパス形成部30は、筐体7の中核部分をなし、吸気流路2を流れる吸気の一部をバイパス流路60に取り込んで通過させる。
嵌合部31は、略円筒状に形成され、外周面にはOリング35が嵌まる環状の溝が設けられている。嵌合部31がエアダクト4の路壁3の挿入口34に嵌まることで、Oリング35により吸気流路2と外部との間を気密に保持可能である。取付け部32は、嵌合部31に対しバイパス形成部30とは反対側に形成され、エアダクト4にネジ締結される。
センサコネクタ90は、電源端子92、グランド端子93、センサモジュール用端子91、95、信号出力端子94等を有している。センサコネクタ90は、取付け部32に対し嵌合部31とは反対側に形成されている。電源端子92、グランド端子93、センサモジュール用端子91、95、信号出力端子94は、センサコネクタ90の内部にあり、外部と接続可能な外部端子と結線されている。
センサ部70は、バイパス流路60に設けられ、バイパス流路60を流れる吸気との伝熱により吸気の流量に応じた信号を出力可能である。センサ部70は、例えば、半導体基板の表面に薄膜抵抗体で形成された発熱素子および感温素子を有している。センサ部70は、周回路64の最も奥側であって直進路63から最も遠い位置においてバイパス流路60に露出している。なお、周回路64においてセンサ部70が設けられる位置では、吸気の流れは、直進路63における流れや吸気流路2における流れとは逆向きである。
電源端子92は電源に接続され、グランド端子93はアースに接続される。これにより、センサ部70は、吸気流路2を流れる吸気の流量である吸気量に応じた信号を出力可能になる。センサ部70から出力された信号は、後述する処理部80の筐体側処理部81に入力され、信号出力端子94を経由してECU27に出力される。
処理部80は、筐体側処理部81および筐体外処理部82を有している。筐体側処理部81は、例えば筐体7のうち取付け部32に対しバイパス形成部30とは反対側に設けられている。筐体側処理部81は、例えば筐体7内の専用IC等の電子部品である。筐体側処理部81は、筐体7の内部にモールドされている。筐体側処理部81は、センサ部70から出力された信号を入力および処理し、処理した信号を、信号出力端子94を経由してECU27に出力する。筐体外処理部82は、ECU27に設けられている。筐体外処理部82は、例えばECU27内の上記CPU等の電子部品、または、専用IC等の電子部品である。筐体外処理部82は、筐体側処理部81により処理された信号を入力および処理する。
図3に示すように、本実施形態では、筐体側処理部81は、概念的な機能部として、進み処理部810、変換処理部820、なまし処理部830を有している。また、筐体外処理部82は、概念的な機能部として、算出部840を有している。センサ部70は、吸気流路2を流れる吸気の量、すなわち、バイパス流路60を流れる吸気の量に応じた信号Xを進み処理部810に出力する。進み処理部810は、センサ部70から出力された信号Xを処理し、処理した信号X’を変換処理部820に出力する。変換処理部820は、進み処理部810から出力された信号X’を処理し、処理した信号Yをなまし処理部830に出力する。なまし処理部830は、変換処理部820から出力された信号Yを処理し、処理した信号Y’を算出部840に出力する。算出部840は、なまし処理部830から出力された信号Y’に基づき、吸気流路2を流れる吸気の量である吸気量を算出すなわち計測する。
次に、各処理部における具体的な処理について説明する。図4に示すように、進み処理部810は、センサ部70から入力された信号である入力信号(実線)に対し、応答遅れを補償する進み処理を行い、当該処理後の信号を進み処理後信号(破線)として変換処理部820に出力する。具体的には、図7に示すように、進み処理部810は、下記式1で表される1次遅れの式の逆モデルすなわち1次遅れの逆演算(式2)により進み処理を行う。
Sig_n=(Cmp_n−Sig_n−1)×(1−e^(−Δt/τ))+Sig_n−1 ・・・式1
Cmp_n=(Sig_n−Sig_n−1)÷(1−e^(−Δt/τ))+Sig_n−1 ・・・式2
上記式1、2において、Sig_nは、入力信号の今回値を表し、Sig_n−1は、入力信号の前回値を表し、Cmp_nは、進み処理後信号の今回値を表す。また、eは、自然対数の底(ネイピア数)を表し、^は、べき乗を表し、Δtは、進み処理部810における処理間隔(計算間隔)を表し、τは、時定数を表す。図7に示すように、進み処理部810による処理(式2)は、入力信号のSig_nの点、および、Sig_n−1の点の情報から進み処理後信号のCmp_nの点を算出する処理である。
本実施形態では、進み処理部810による処理(式2)に用いる時定数τを、吸気流路2を流れる吸気の速度である流量(G)に応じて変更する。具体的には、時定数τを、下記式3または式4に基づき変更する。
τ=a×G+b ・・・式3
τ=a×log(G)+b ・・・式4
上記式3、4において、a>0、b≧0である。時定数τは、流量(G)に対し正比例の関係にある。なお、実際の時定数τの算出は、実験的に求める。具体的には、図8に示すように、非常に応答性の高い高応答流量計測器と空気流量計測装置(エアフロメーター)の両方で流速(流量)を測定、例えば低流速から高流速へステップ変化させながら測定し、その結果に基づき時定数τを求める。図8において、実線は高応答流量計測器による測定結果を示し、破線はエアフロメーターによる測定結果を示している。
図5に示すように、変換処理部820は、進み処理部810から入力された信号である進み処理後信号を、流量に対し線形な相関のある信号に変換し、当該変換後の信号を変換後信号(破線)としてなまし処理部830に出力する(図6参照)。具体的には、図7に示すように、変換処理部820は、進み処理後信号の今回値Cmp_nを、流量とリニアな相関のある信号Mdl_nに変換する。
図6に示すように、なまし処理部830は、変換処理部820から入力された信号である進み処理後変換後信号(破線)をなますなまし処理を行い、当該処理後の信号をなまし処理後信号(一点鎖線)として算出部840に出力する。具体的には、図7に示すように、なまし処理部830は、下記式5に基づき、なまし処理を行う。
Flt_n=(Mdl_n−Flt_n−1)÷(1−e^(−Δt/τ))+Flt_n−1 ・・・式5
上記式5において、Mdl_nは、進み処理後変換後信号の今回値を表し、Flt_n−1は、なまし処理後信号の前回値を表し、Flt_nは、なまし処理後信号の今回値を表す。また、Δtは、なまし処理部830における処理間隔を表し、τは、時定数を表す。図7に示すように、なまし処理部830による処理(式5)は、進み処理後変換後信号のMdl_nの点、および、なまし処理後信号のFlt_n−1の点の情報からなまし処理後信号のFlt_nの点を算出する処理である。
本実施形態では、なまし処理(式5)を行うための値であるMdl_n、すなわち、Sig_n−1、Sig_nには、吸気の脈動率、吸気が脈動するときの周波数である脈動周波数、および、吸気の平均流量の情報が含まれている。つまり、なまし処理部830は、吸気の脈動率、吸気の脈動周波数、および、吸気の平均流量に基づき、進み処理部810により処理された後の信号をなます。ここで、吸気の脈動率Aは、下記式6により表される。
A=ΔG/2/G_ave ・・・式6
上記式6において、ΔGは、吸気の流量の全振幅を表し、G_aveは、吸気の平均流量を表す(図9参照)。すなわち、脈動率Aは、吸気の流量の振幅を半分にした値(ΔG/2)を吸気の平均流量(G_ave)で除した値である。
本実施形態では、なまし処理部830は、進み処理部810において進み処理(式2)をするときに用いた時定数τ以下の時定数τを用いて、進み処理後変換後信号をなます(式5)。すなわち、なまし処理部830がなまし処理(式5)で用いる時定数τは、図10に示す網掛けの範囲内の値である。
算出部840は、なまし処理部830から入力された信号であるなまし処理後信号(Flt_n)に基づき、例えば、信号と流量の変換範囲を表す変換マップにより、吸気流路2を流れる吸気の量である吸気量を算出すなわち計測する。
以上説明したように、(1)本実施形態は、処理部80を備えている。処理部80は、エンジン5の吸気流路2を流れる吸気の量である吸気量に応じた信号を出力可能なセンサ部70が出力した信号を処理する。処理部80は、進み処理部810およびなまし処理部830を有している。進み処理部810は、センサ部70が出力した信号に対し、応答遅れを補償する進み処理を行う。なまし処理部830は、進み処理部810により処理された後の信号をなますなまし処理を行う。
本実施形態では、センサ部70が出力した信号に対し応答遅れを補償する進み処理部810により、算出すなわち計測される吸気量と実際の吸気量との差を低減することができる。また、進み処理部810により処理された後の信号をなまし処理部830によりなますことで、吸気の脈動が大きくセンサ部70から進み処理部810に入力される信号が高振幅であっても、なまし処理部830から出力される信号を、吸気量を算出可能なレンジ内に収めることができる。したがって、吸気の脈動にかかわらず、吸気量を高精度に計測することができる。
また、(2)本実施形態では、処理部80は、変換処理部820をさらに有している。変換処理部820は、進み処理部810により処理された信号を、流量に対し線形な相関のある信号に変換し、なまし処理部830に出力する。ところで、なまし処理部830に入力される信号と流量とが非線形の関係にある場合、なまし処理後の信号が歪むおそれがある。本実施形態では、上述のように、変換処理部820は、進み処理部810により処理された信号を、流量に対し線形な相関のある信号に変換し、なまし処理部830に出力する。これにより、なまし処理部830によるなまし処理後の信号が歪むのを抑制することができる。したがって、吸気量をより高精度に計測することができる。
また、(3)本実施形態では、進み処理部810は、センサ部70が出力した信号に対し、1次遅れの逆演算をすることにより、応答遅れを補償する。これにより、進み処理部810は、比較的簡単な演算により進み処理を行うことができる。よって、進み処理部810の回路構成を簡単にすることができる。
また、(4)本実施形態では、進み処理部810は、センサ部70が出力した信号に対し1次遅れの逆演算をするときに用いる時定数を、吸気流路2を流れる吸気の速度である流量に応じて変更する。一般に、吸気の流量が大きいほど、脈動時の応答性が高く、時定数は小さくなる。本実施形態では、上述したように、進み処理部810は、1次遅れの逆演算をするときに用いる時定数を、流量に応じて変更する。そのため、吸気量をより高精度に計測することができる。
また、(5)本実施形態では、なまし処理部830は、吸気の脈動率、吸気が脈動するときの周波数である脈動周波数、および、吸気の平均流量に基づき、進み処理部810により処理された後の信号をなます。このように、なまし処理部830が吸気の状態に基づき、なまし処理を行うため、なまし処理部830から出力される信号を、吸気量を算出可能なレンジ内に適切に収めることができる。
また、(6)本実施形態では、なまし処理部830は、進み処理部810において進み処理をするときに用いた時定数以下の時定数を用いて、進み処理部810により処理された後の信号をなます。これにより、なまし処理部830から出力される信号を、吸気量を算出可能なレンジ内に、より適切に収めることができる。
また、(8)本実施形態は、センサ部70と筐体7とをさらに備える。筐体7は、センサ部70が吸気流路2に位置するようセンサ部70を支持する。処理部80は、筐体7に設けられた筐体側処理部81、および、筐体7以外の位置に設けられた筐体外処理部82を有している。このように、本実施形態では、センサ部70と処理部80の一部である筐体側処理部81とを一体にすることでモジュール化している。
また、(9)本実施形態では、筐体側処理部81は、進み処理部810およびなまし処理部830を含む。本実施形態では、筐体7に設けられる筐体側処理部81に進み処理部810、変換処理部820およびなまし処理部830を配置し、筐体7以外の位置であるECU27に設けられる筐体外処理部82に算出部840を配置している。このように、センサ部70から出力される信号のなまし処理までを筐体7側で行い、吸気量の算出をECU27側で行うというように、各処理が実行される部位を特定している。この構成では、処理部80の処理についてECU27側の処理負担を軽くすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による空気流量計測装置を図11に示す。第2実施形態は、処理部80の構成等が第1実施形態と異なる。
本実施形態では、処理部80は、判断部805をさらに有している。判断部805は、筐体側処理部81に含まれている。判断部805は、センサ部70から出力された信号Xが計測レンジ内の所定の上限値を超えたか否かを判断し、進み処理部810または算出部840のどちらに信号Xを出力するかを判断する。
図12に示すように、センサ部70から出力された信号Xが計測レンジ内の所定の上限値を超えた範囲r1の値であった場合、判断部805は、信号Xが計測レンジ内の所定の上限値を超えたと判断し、信号Xを進み処理部810に出力する。その後、第1実施形態と同様の方法により、進み処理部810、変換処理部820、なまし処理部830において信号の処理が行われ、算出部840において、なまし処理部830から出力された信号Y’に基づき、吸気量が算出すなわち計測される(図11参照)。
一方、センサ部70から出力された信号Xが計測レンジ内の所定の上限値以下の範囲r0の値であった場合、判断部805は、信号Xは計測レンジ内の所定の上限値を超えていないと判断し、信号Xを算出部840に出力する。その後、算出部840は、信号Xに基づき、吸気量を算出すなわち計測する(図11参照)。
このように、処理部80は、センサ部70が出力した信号Xが計測レンジ内の所定の上限値を超えた場合のみ、進み処理部810、変換処理部820、および、なまし処理部830による処理を実行し、信号Xが計測レンジ内の所定の上限値を超えていない場合、進み処理部810、変換処理部820、および、なまし処理部830による処理を実行することなく、信号Xに基づき算出部840により吸気量を算出する。
以上説明したように、(7)本実施形態では、処理部80は、センサ部70が出力した信号が所定の上限値を超えた場合のみ、進み処理部810、および、なまし処理部830による処理を実行する。つまり、処理部80は、センサ部70が出力した信号が、算出部840により吸気量を算出可能なレンジを超えるおそれがある場合のみ、進み処理部810、および、なまし処理部830による処理を実行し、それ以外の場合は、進み処理部810、および、なまし処理部830による処理を実行しない。これにより、状況に応じて処理部80による処理負担を軽くすることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態による空気流量計測装置を図13に示す。第3実施形態は、処理部80の構成等が第1実施形態と異なる。
本実施形態では、筐体7に設けられる筐体側処理部81は、進み処理部810および変換処理部820を含んでいる。一方、ECU27に設けられる筐体外処理部82は、なまし処理部830および算出部840を含んでいる。本実施形態では、センサ部70から出力された信号Xは、筐体側処理部81の進み処理部810および変換処理部820において、第1実施形態と同様の方法により処理される。変換処理部820から出力された信号Yは、筐体外処理部82のなまし処理部830において、第1実施形態と同様の方法により処理される。そして、算出部840において、なまし処理部830から出力された信号Y’に基づき、吸気量が算出すなわち計測される(図13参照)。
以上説明したように、(10)本実施形態では、筐体側処理部81は、進み処理部810を含む。筐体外処理部82は、なまし処理部830を含む。本実施形態では、筐体7に設けられる筐体側処理部81に進み処理部810および変換処理部820を配置し、筐体7以外の位置であるECU27に設けられる筐体外処理部82になまし処理部830および算出部840を配置している。このように、センサ部70から出力される信号の変換処理までを筐体7側で行い、信号のなまし処理および吸気量の算出をECU27側で行うというように、各処理が実行される部位を特定している。この構成では、処理部80の各処理について筐体7側とECU27側との間でバランスよく分担させることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による空気流量計測装置を図14に示す。第4実施形態は、処理部80の構成等が第1実施形態と異なる。
本実施形態では、筐体7に設けられる筐体側処理部81は、進み処理部810を含んでいる。一方、ECU27に設けられる筐体外処理部82は、変換処理部820、なまし処理部830および算出部840を含んでいる。本実施形態では、センサ部70から出力された信号Xは、筐体側処理部81の進み処理部810において、第1実施形態と同様の方法により処理される。進み処理部810から出力された信号X’は、筐体外処理部82の変換処理部820、および、なまし処理部830において、第1実施形態と同様の方法により処理される。そして、算出部840において、なまし処理部830から出力された信号Y’に基づき、吸気量が算出すなわち計測される(図14参照)。
以上説明したように、(10)本実施形態では、筐体側処理部81は、進み処理部810を含む。筐体外処理部82は、なまし処理部830を含む。本実施形態では、筐体7に設けられる筐体側処理部81に進み処理部810を配置し、筐体7以外の位置であるECU27に設けられる筐体外処理部82に変換処理部820、なまし処理部830および算出部840を配置している。このように、センサ部70から出力される信号の進み処理を筐体7側で行い、信号の変換処理およびなまし処理ならびに吸気量の算出をECU27側で行うというように、各処理が実行される部位を特定している。この構成では、処理部80の各処理について筐体7側とECU27側との間でバランスよく分担させることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態による空気流量計測装置を図15に示す。第5実施形態は、処理部80の構成等が第1実施形態と異なる。
本実施形態では、処理部80は、出力部800をさらに有している。出力部800は、筐体7に設けられる筐体側処理部81に含まれている。ECU27に設けられる筐体外処理部82は、進み処理部810、変換処理部820、なまし処理部830および算出部840を含んでいる。出力部800は、センサ部70から出力された信号Xをそのまま筐体外処理部82の進み処理部810に出力する。
図15に示すように、センサ部70から出力された信号Xは、出力部800によりそのまま進み処理部810に出力される。その後、第1実施形態と同様の方法により、進み処理部810、変換処理部820、なまし処理部830において信号の処理が行われ、算出部840において、なまし処理部830から出力された信号Y’に基づき、吸気量が算出すなわち計測される(図15参照)。
以上説明したように、(11)本実施形態では、筐体外処理部82は、進み処理部810およびなまし処理部830を含む。本実施形態では、筐体7に設けられる筐体側処理部81に出力部800を配置し、筐体7以外の位置であるECU27に設けられる筐体外処理部82に進み処理部810、変換処理部820、なまし処理部830および算出部840を配置している。このように、センサ部70から出力される信号の出力処理のみを筐体7側で行い、信号の進み処理、変換処理およびなまし処理ならびに吸気量の算出をECU27側で行うというように、各処理が実行される部位を特定している。この構成では、処理部80の処理について筐体7側の処理負担を軽くすることができる。
(第6実施形態)
第6実施形態による空気流量計測装置を図16に示す。第6実施形態は、処理部80の構成等が第1実施形態と異なる。
本実施形態では、処理部80は、第1実施形態で示した変換処理部820を有していない。本実施形態では、進み処理部810から出力された信号X’は、第1実施形態と同様の方法により、なまし処理部830においてなまし処理される。なまし処理部830においてなまし処理された信号X’’は、算出部840に出力される。そして、算出部840において、なまし処理部830から出力された信号X’’に基づき、吸気量が算出すなわち計測される(図16参照)。
以上説明したように、本実施形態では、処理部80は、変換処理部820を有していない。しかしながら、本実施形態では処理部80が進み処理部810およびなまし処理部830を有しているため、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(他の実施形態)
上述の第2〜5実施形態では、処理部80が変換処理部820を有する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、上記各実施形態において、第6実施形態のように、処理部80が変換処理部820を有さないこととしてもよい。
また、上述の実施形態では、進み処理部810が、センサ部70が出力した信号に対し、1次遅れの逆演算をすることにより、応答遅れを補償する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、進み処理部810は、センサ部70が出力した信号に対し、1次遅れの逆演算以外の方法により、応答遅れを補償することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、進み処理部810が、センサ部70が出力した信号に対し1次遅れの逆演算をするときに用いる時定数を、吸気流路2を流れる吸気の速度である流量に応じて変更する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、進み処理部810は、センサ部70が出力した信号に対し1次遅れの逆演算をするときに用いる時定数を所定の値に固定してもよい。
また、上述の実施形態では、なまし処理部830が、吸気の脈動率、吸気が脈動するときの周波数である脈動周波数、および、吸気の平均流量に基づき、進み処理部810により処理された後の信号をなます例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、なまし処理部830は、吸気の脈動率、吸気が脈動するときの周波数である脈動周波数、および、吸気の平均流量の少なくとも1つに基づき、進み処理部810により処理された後の信号をなますこととしてもよい。すなわち、センサ部70から出力される信号には、吸気の脈動率、吸気の脈動周波数、および、吸気の平均流量の情報がすべて含まれていなくてもよい。また、本発明の他の実施形態では、なまし処理部830は、吸気の脈動率、吸気の脈動周波数、および、吸気の平均流量のいずれにも基づくことなく、進み処理部810により処理された後の信号をなますこととしてもよい。
また、上述の実施形態では、なまし処理部830が、進み処理部810において進み処理をするときに用いた時定数以下の時定数を用いて、進み処理部810により処理された後の信号をなます例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、なまし処理部830は、進み処理部810において進み処理をするときに用いた時定数より大きい時定数を用いて、進み処理部810により処理された後の信号をなますこととしてもよい。また、本発明の他の実施形態では、なまし処理部830は、例えば処理後の信号の振幅が処理前の信号の振幅より小さくなるよう、なまされるのであれば、どのような処理により信号をなましてもよい。
また、上述の実施形態では、算出部840が筐体外処理部82に含まれる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、算出部840は、筐体外処理部82ではなく、筐体側処理部81に含まれることとしてもよい。この場合、筐体7側で吸気量の算出すなわち計測まで行われる。
また、上述の第5実施形態では、筐体側処理部81が出力部800を有する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、筐体側処理部81は出力部800を有さず、センサ部70が信号をそのまま筐体外処理部82の進み処理部810に出力することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、処理部80の各機能部である出力部800、判断部805、進み処理部810、変換処理部820、なまし処理部830、算出部840を、プログラム等によりソフトウェア的に実現する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、処理部80の上記各機能部のうち少なくとも1つを専用回路等によりハードウェア的に実現することとしてもよい。
このように、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 空気流量計測装置、70 センサ部、80 処理部、810 進み処理部、830 なまし処理部

Claims (11)

  1. 内燃機関(5)の吸気流路(2)を流れる吸気の量である吸気量に応じた信号を出力可能なセンサ部(70)が出力した信号を処理する処理部(80)を備え、
    前記処理部は、
    前記センサ部が出力した信号に対し、応答遅れを補償する進み処理を行う進み処理部(810)、および、
    前記進み処理部により処理された後の信号をなますなまし処理を行うなまし処理部(830)を有する空気流量計測装置(1)。
  2. 前記処理部は、
    前記進み処理部により処理された信号を、流量に対し線形な相関のある信号に変換し、前記なまし処理部に出力する変換処理部(820)をさらに有する請求項1に記載の空気流量計測装置。
  3. 前記進み処理部は、前記センサ部が出力した信号に対し、1次遅れの逆演算をすることにより、応答遅れを補償する請求項1または2に記載の空気流量計測装置。
  4. 前記進み処理部は、前記センサ部が出力した信号に対し1次遅れの逆演算をするときに用いる時定数を、前記吸気流路を流れる吸気の速度である流量に応じて変更する請求項3に記載の空気流量計測装置。
  5. 前記なまし処理部は、前記吸気の脈動率、前記吸気が脈動するときの周波数である脈動周波数、および、前記吸気の平均流量の少なくともいずれか1つに基づき、前記進み処理部により処理された後の信号をなます請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気流量計測装置。
  6. 前記なまし処理部は、前記進み処理部において進み処理をするときに用いた時定数以下の時定数を用いて、前記進み処理部により処理された後の信号をなます請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気流量計測装置。
  7. 前記処理部は、前記センサ部が出力した信号が所定の上限値を超えた場合のみ、前記進み処理部および前記なまし処理部による処理を実行する請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気流量計測装置。
  8. 前記センサ部と、
    前記センサ部が前記吸気流路に位置するよう前記センサ部を支持する筐体(7)と、をさらに備え、
    前記処理部は、前記筐体に設けられる筐体側処理部(81)、および、前記筐体以外の位置に設けられる筐体外処理部(82)を有している請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気流量計測装置。
  9. 前記筐体側処理部は、前記進み処理部および前記なまし処理部を含む請求項8に記載の空気流量計測装置。
  10. 前記筐体側処理部は、前記進み処理部を含み、
    前記筐体外処理部は、前記なまし処理部を含む請求項8に記載の空気流量計測装置。
  11. 前記筐体外処理部は、前記進み処理部および前記なまし処理部を含む請求項8に記載の空気流量計測装置。
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