JP2019130236A - 超音波診断装置及びその制御プログラム - Google Patents

超音波診断装置及びその制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019130236A
JP2019130236A JP2018017382A JP2018017382A JP2019130236A JP 2019130236 A JP2019130236 A JP 2019130236A JP 2018017382 A JP2018017382 A JP 2018017382A JP 2018017382 A JP2018017382 A JP 2018017382A JP 2019130236 A JP2019130236 A JP 2019130236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gradation
data
range
length matrix
run
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018017382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6556881B2 (ja
Inventor
谷川 俊一郎
Shunichiro Tanigawa
俊一郎 谷川
神山 直久
Naohisa Kamiyama
直久 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Priority to JP2018017382A priority Critical patent/JP6556881B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6556881B2 publication Critical patent/JP6556881B2/ja
Publication of JP2019130236A publication Critical patent/JP2019130236A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】スペックルパタンの影響が抑制されたランレングス行列の特徴量を算出することができる超音波診断装置を提供する。【解決手段】超音波診断装置は、被検体に対して送信された超音波のエコー信号の信号強度に関するデータのヒストグラムHを演算する統計情報演算部と、ヒストグラムHに基づいて、エコー信号の信号強度に関するデータを階調化して階調化データを作成し、階調化データに基づいてランレングス行列を算出するランレングス行列算出機能と、ランレングス行列の特徴量を算出する特徴量算出機能と、をプログラムによって実行する制御デバイスを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、被検体に対して送信された超音波のエコー信号の信号強度に関するデータからランレングス行列を算出する超音波診断装置及びその制御プログラムに関する。
超音波診断装置で得られる画像を用いてさまざまな診断が行われている。例えば、診断を目的として、Bモード画像を用いてテクスチャ解析を行ない、定量化を行なう手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
テクスチャ解析の一手法として、ランレングス(Run‐length)行列を用いた手法がある(例えば、非特許文献1参照)。この手法では、Bモード画像内において,θ方向の濃度iの点がj個続く頻度Pθ(i,j)を要素とするランレングス行列を求め,その行列から得られる5種類(+α)の特徴量を算出する。そして、この特徴量から、構造物の存在やその種類が推定される。ある方向θにピクセル間距離rで連続して並ぶ同一輝度値の画素をランと呼び、その長さをランレングスという。ランレングスを用いた特徴量を算出する場合、微妙な濃淡の変化を無視するためにBモード画像における輝度値の階調数を減らした階調化データを作成し、この階調化データを対象としてランレングス行列を算出する。
特開2016−77670号公報
U. Reach他、Journal of Clinical Ultrasound vol.13 No.2 Feburuary 1985、p.87−99、Diagnostic Accuracy of Computerized B−Scan Texture Analysis and Conventional Ultrasonography in Diffuse Parenchymal and Malignant Liver Disease
ところで、Bモード画像には構造物とは無関係であるランダムなスペックルパタン(speckle pattern)が存在し、これは超音波の干渉によって生じるいわゆる干渉縞である。スペックルパタンにより画像の輝度に変動が生じるが、ランレングス行列を用いた解析を行なうにあたり、スペックルパタンが含まれると、意味のないランレングスが得られることになるので望ましくない。特に、スペックルパタンによる輝度値の変動範囲が、階調化データにおいて異なる階調値にまたがると、肝組織の構造とは無関係なランレングス行列の変化が生じ、構造物の情報をできるだけ正確に反映した特徴量を得ることが困難になる。
本願発明者は、上記課題を解決すべく、エコー信号の信号強度に関するデータの統計情報において、スペックルパタンは、度数が比較的大きい部分に属することに注目して本願発明に至った。すなわち、上記課題を解決すべくなされた発明は、被検体に対して送信された超音波のエコー信号の信号強度に関するデータの統計情報を演算する統計情報演算機能と、前記統計情報に基づいて、前記エコー信号の信号強度に関するデータを階調化して階調化データを作成し、該階調化データに基づいてランレングス行列を算出するランレングス行列算出機能と、前記ランレングス行列の特徴量を算出する特徴量算出機能と、をプログラムによって実行する制御デバイスを有する超音波診断装置である。
上記観点の発明によれば、前記エコー信号の信号強度に関するデータの統計情報に基づいて前記階調化データを作成し、この階調化データに基づいてランレングス行列を算出するので、ランレングス行列の特徴量として、スペックルパタンの影響が抑制された特徴量を算出することができる。
本発明の実施形態における超音波診断装置を示すブロック図である。 制御デバイスによって機能的に実行される統計情報演算部、行列算出部、特徴量算出部を示すブロック図である。 実施形態の作用を示すフローチャートである。 Bモードデータのヒストグラムを示す図である。 階調化データの作成を説明するための図である。 第一変形例の階調化データの作成における階調幅を説明するための図である。 第二変形例の階調化データの作成における階調幅を説明するための図である。 第四変形例における第一及び第二の範囲と階調値を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1に示す超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4、表示処理部5、表示デバイス6、操作デバイス7、制御デバイス8及び記憶デバイス9を備える。超音波診断装置1は、コンピュータ(computer)としての構成を備えている。
超音波プローブ2は、被検体の生体組織に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信する。超音波プローブ2においては、特に図示しないが複数の超音波トランスデューサ(transducer)がアジマス(azimuth)方向に配列されている。
送受信ビームフォーマ3は、制御デバイス8からの制御信号に基づいて、超音波プローブ2を駆動させて所定の送信条件を有する超音波を送信させる。また、送受信ビームフォーマ3は、超音波のエコー信号について、整相加算処理等の信号処理を行なう。送受信ビームフォーマ3の一部は、制御デバイス8がプログラムを読み出して実行することにより、機能的に実現される。
エコーデータ処理部4は、送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに対し、超音波画像を作成するための処理を行なう。エコーデータ処理部4による処理は、例えば制御デバイス8がプログラムを読み出して実行することにより機能的に実現される。例えば、エコーデータ処理部4は、対数圧縮処理、包絡線検波処理等のBモード処理を行ってBモードデータを作成する。
ちなみに、後述のスキャンコンバータ(scan converter)によって走査変換されて超音波画像データとなる前のデータを、ローデータ(raw data)というものとする。ローデータには、RFデータ、対数圧縮されたデータ、IQデータ等が含まれる。Bモードデータは、ローデータである。
表示処理部5は、エコーデータ処理部4からのローデータをスキャンコンバータ(scan converter)によって走査変換して画像データを作成する。表示処理部5は、例えばBモードデータを走査変換してBモード画像データを作成する。また、表示処理部5は、画像データに基づく超音波画像を表示デバイス6に表示させる。表示処理部5は、例えばBモード画像データに基づくBモード画像を表示デバイス6に表示させる。表示処理部5による処理は、例えば制御デバイス8がプログラムを読み出して実行することにより機能的に実現される。
表示デバイス6は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。
操作デバイス7は、ユーザーからの指示や情報の入力を受け付けるデバイスである。操作デバイス7は、操作者からの指示や情報の入力を受け付けるボタン及びキーボード(keyboard)などを含み、さらにトラックボール(trackball)等のポインティングデバイス(pointing device)などを含んで構成されている。
制御デバイス8は、超音波診断装置1を制御する回路であり、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーである。制御デバイス8は、記憶デバイス9に記憶されたプログラムを読み出し、超音波診断装置1の各部を制御する。制御デバイス9は、本発明における制御デバイスの実施の形態の一例である。
例えば、制御デバイス8は、記憶部9に記憶されたプログラムを読み出し、読み出されたプログラムにより、上述した送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4及び表示処理部5の機能を実行させる。制御デバイス8は、送受信ビームフォーマ3の機能のうちの全て、エコーデータ処理部4の機能のうちの全て及び表示処理部5の機能のうちの全ての機能をプログラムによって実行してもよいし、一部の機能のみをプログラムによって実行してもよい。一部の機能のみがプログラムによって実行される場合、残りの機能は回路等のハードウェアによって実行されてもよい。
なお、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4及び表示処理部5の機能は、回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、制御デバイス8は、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4及び表示処理部5の機能のほか、記憶デバイス8に記憶されたプログラムによって、図2に示す統計情報演算部81、ランレングス行列算出部82、特徴量算出部83の機能を実行する。統計情報演算部81は、被検体に対して送信された超音波のエコー信号の信号強度に関するデータの統計情報を演算する。エコー信号の信号強度に関するデータは、例えばBモードデータやBモード画像データである。詳細は後述する。Bモードデータ及びBモード画像データを、Bモード画像のデータというものとする。また、統計情報演算部81の機能は、本発明における統計情報演算機能の実施の形態の一例である。
ランレングス行列算出部82は、統計情報に基づいて、エコー信号の信号強度に関するデータを階調化して階調化データを作成する。また、ランレングス行列算出部82は、階調化データに基づいてランレングス行列を算出する。詳細は後述する。ランレングス行列算出部82の機能は、本発明におけるランレングス行列算出機能の実施の形態の一例である。
特徴量算出部83は、ランレングス行列の特徴量を算出する。特徴量算出部83の機能は、本発明における特徴量算出機能の実施の形態の一例である。
記憶デバイス9は、非一過性の記憶媒体及び一過性の記憶媒体を含む。非一過性の記憶媒体は、例えば、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、ROM(Read Only Memory)などの不揮発性の記憶媒体である。非一過性の記憶媒体は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの可搬性の記憶媒体を含んでいてもよい。制御デバイス8によって実行されるプログラムは、非一過性の記憶媒体に記憶されている。
一過性の記憶媒体は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶媒体である。
制御デバイス8によって実行されるプログラムは、記憶デバイス9を構成するHDDやROMなどの非一過性の記憶媒体に記憶されている。また、プログラムは、記憶デバイス9を構成するCDやDVDなどの可搬性を有し非一過性の記憶媒体に記憶されていてもよい。
次に、本例の超音波診断装置の作用について図3のフローチャートに基づいて説明する。先ず、ステップS1では、超音波プローブ2によって被検体に対して超音波の送受信が行われ、エコー信号が取得される。このエコー信号に基づいてBモード画像が作成され、表示デバイス6に表示されてもよい。例えば、被検体における肝臓に対して超音波の送受信が行われ、肝臓のBモード画像が表示されてもよい。
次に、ステップS2では、統計情報演算部51が、ステップS1で取得されたエコー信号の信号強度に関するデータの統計情報を算出する。例えば、統計情報演算部51は、前記エコー信号の信号強度に関するデータとして、前記エコー信号に基づいて作成されたBモードデータを用い、Bモードデータの統計情報を算出する。
統計情報は、例えば図4に示すように、Bモードデータのデータ値を第一の軸(本例では横軸)とし、Bモードデータのデータ値の度数を第二の軸(本例では縦軸)とするヒストグラムHである。
次に、ステップS3では、ランレングス行列算出部82は、ヒストグラムHに基づいて、Bモードデータを階調化して階調化データを作成する。ランレングス行列算出部82は、例えば図5に示すように、階調1〜階調5までの階調値で階調化を行なう。より詳細に説明する。ランレングス行列算出部82は、Bモードデータにおいてスペックルパタンによって生じるデータの変動の範囲を、第一の範囲R1として設定する。ここで、Bモードデータにおけるスペックルパタンは、ヒストグラムHにおけるピーク部分Pの近傍のデータ値となる。従って、ランレングス行列算出部82は、先ずヒストグラムHにおいて、度数が最大となるピーク部分Pを特定する。そして、ランレングス行列算出部82は、ピーク部分Pに基づいて階調を設定する。
階調の設定について具体的に説明する。ランレングス行列算出部82は、ヒストグラムHにおけるピーク部分Pから第一の軸と平行な第一の方向D1に所定の幅W1を有し、かつ第一の方向D1とは反対の第二の方向D2に所定の幅W2を有する範囲を、第一の範囲R1として設定する。例えば、ヒストグラムHの標準偏差をσとすると、W1=W2=σであってもよいし、W1=W2=2σであってもよい。ただし、W1、W2は、これらに限られるものでない。ランレングス行列算出部82は、第一の範囲R1が同一の階調になるように、Bモードデータを階調化して階調化データを作成する。本例では、第一の範囲R1は、階調3である。第一の範囲R1は、本発明における第一の範囲の実施の形態の一例である。
ランレングス行列算出部82は、ヒストグラムHにおける第一の軸と平行な方向において、第一の範囲R1外の第二の範囲R2においては、複数の階調を設定してもよい。図5において、第二の範囲R2には、4つの階調が設定されている。第二の範囲R2における階調値は、階調1、階調2、階調4、階調5である。
ここで、第二の範囲R2の階調幅を第一の範囲R1の階調幅と同じ階調幅に設定すると、階調数が少なくなってしまう場合がある。そこで、ランレングス行列算出部82は、第一の範囲R1と第二の範囲R2とで、階調化における階調幅を変えて前記階調化データを作成してもよい。図5では、第二の範囲R2の階調幅が、第一の範囲R1の階調幅よりも狭くなっている。このような階調幅とすることで、階調数を確保することができる。
次に、ステップS4では、ランレングス行列算出部82は、ステップS3で作成された階調化データに基づいて、ランレングス行列を算出する。ランレングス行列は、同じ階調を有する画素が連続する長さと方向を要素とする行列である。ランレングス行列の算出手法は公知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、ステップS5では、特徴量算出部83は、ステップS4で算出されたランレングス行列の特徴量を算出する。ランレングス行列の特徴量の算出も公知であり、ここでは詳細な説明を省略する。
ステップS5において、ランレングス行列の特徴量が算出されることにより、Bモード画像を定量化することができ、被検体の診断が可能となる。本例では、Bモードデータの統計情報に基づいて、スペックルパタンによって生じるデータの変動の範囲が、同一の階調値の範囲になっているので、スペックルパタンの影響が抑制された階調化データが作成され、この階調化データに基づいたランレングス行列を算出することができる。従って、スペックルパタンの影響が抑制されたランレングス行列の特徴量を算出することができるので、被検体の生体組織における構造物の情報をより正確に反映した特徴量を算出することができる。
また、例えば、肝硬変や脂肪肝の診断には、生体組織内を伝搬するせん断弾性波を用いた弾性計測や生体組織における超音波の減衰量評価による診断手法があるが、本例のランレングス行列を用いた手法によるBモード画像の定量化手法によれば、これら弾性計測や減衰量評価の手法とは異なる物理量を評価することができる。また、本例は、Bモード情報からの解析手法なので、上述の弾性計測等と比べて簡便である。さらに、本例によれば、肝実質部の様々な変化、特に、肝硬変と脂肪肝の両方を、同じ手法にて定量化することができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。先ず、第一変形例について説明する。上述の実施形態において、Bモードデータを階調化して階調化データを作成する際の階調幅は一例にすぎない。例えば、ランレングス行列算出部82は、図6に示すように、階調1〜階調7までの階調値で階調化データを作成してもよい。ただし、第一の範囲R1は、上述と同様にして設定されており、第二の範囲R2における階調幅が、上述と異なっている。具体的には、ピーク部分Pから離れるほど、階調幅が小さくなっており、第二の範囲R2における階調は、階調1〜階調3及び階調5〜階調7となっている。階調1、階調2、階調6、階調7は、階調3及び階調5よりも階調幅が狭く、同じ階調幅になっている。
第二の範囲R2における階調数が異なっているため、第一の範囲R1の階調値は、階調4となっているが、その階調幅については、上述の実施形態と同一となっている。
次に、第二変形例について説明する。図7に示すように、第一の範囲R1の階調幅と第二の範囲R2の階調幅、すなわち階調1〜階調5の各々の階調幅が同じになっていてもよい。ただし、第一の範囲Rは、ピーク部分Pを含み、なおかつBモードデータにおいてスペックルパタンによって生じるデータの変動の範囲を含んでいる。
次に、第三変形例について説明する。本例では、ランレングス行列算出部82は、ピーク部分Pに基づいて、ランレングス行列の算出に用いない階調を特定する。具体的には、ランレングス算出部82は、第一の範囲R1に設定された階調におけるBモードデータ又は階調化データを用いずに、ランレングス行列を算出してもよい。この場合、第一の範囲R1及び第二の範囲R2におけるBモードデータを階調化して階調化データを作成した後に、第一の範囲R1の階調値を有する階調化データを用いずに、第二の範囲R2の階調化データを用いてランレングス行列を算出することが含まれる。また、第一の範囲R1におけるBモードデータは階調化せずに、第二の範囲R2におけるBモードデータを階調化して階調化データを作成し、この階調化データを用いてランレングス行列を算出することも含まれる。
この第三変形例において、第一の範囲R1及び第二の範囲R2は、例えば図5、図6、図7のいずれかに示されたものである。
次に、第四変形例について説明する。本例では、第三変形例と同様に、ランレングス行列算出部82は、第一の範囲R1におけるBモードデータを用いずに、ランレングス行列を算出するが、第一の範囲R1が、図5〜図7とは異なっている。本例では、第一の範囲R1は、図8に示すように異なる階調を含むように設定される。
具体的に説明する。第一の範囲R1は、階調4及び階調5を含んでいる。ヒストグラムHにおけるピーク部分Pから第一の方向D1に所定の幅W1を有する範囲が階調4である。また、ヒストグラムHにおけるピーク部分Pから第二の方向D2に所定の幅W2を有する範囲が階調5である。
第二の範囲R2における階調は、階調1〜階調3及び階調6〜階調8である。図8では、階調1〜階調8の各々は、互いに同じ階調幅となっている。
以上、本発明を前記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、上述の実施形態では、ローデータであるBモードデータを階調化して階調化データを作成したが、Bモード画像データを階調化して階調化データを作成してもよい。
また、第一の範囲R1の階調値を有する階調化データについては、ランレングス行列の算出において、同じ階調値が続く長さを減らしてもよい。
1 超音波診断装置
81 統計情報演算部
82 ランレングス行列算出部
83 特徴量算出部

Claims (14)

  1. 被検体に対して送信された超音波のエコー信号の信号強度に関するデータの統計情報を演算する統計情報演算機能と、
    前記統計情報に基づいて、前記エコー信号の信号強度に関するデータを階調化して階調化データを作成し、該階調化データに基づいてランレングス行列を算出するランレングス行列算出機能と、
    前記ランレングス行列の特徴量を算出する特徴量算出機能と、
    をプログラムによって実行する制御デバイスを有する超音波診断装置。
  2. 前記ランレングス行列算出機能は、前記エコー信号の信号強度に関するデータにおいてスペックルパタンによって生じるデータの変動の範囲が同一の階調となるように、前記階調化データを作成する、請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記ランレングス行列算出機能は、前記エコー信号の信号強度に関するデータにおいてスペックルパタンによって生じるデータの変動の範囲である第一の範囲と、該第一の範囲外の第二の範囲とで、前記階調化における階調幅を変えて前記階調化データを作成するものであり、前記第二の範囲の前記階調幅は、前記第一の範囲の前記階調幅よりも狭い、請求項2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記統計情報は、前記エコー信号の信号強度に関するデータの値を第一の軸とし、前記エコー信号の信号強度に関するデータの度数を第二の軸とするヒストグラムであり、
    前記ランレングス行列算出機能は、ヒストグラムにおいて前記度数が最大となるピーク部分を特定して、前記ランレングス行列を算出する、請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  5. 前記ランレングス行列算出機能は、前記ピーク部分に基づいて、前記階調化における階調を設定して前記階調化データを作成し、前記ランレングス行列を算出する、請求項4に記載の超音波診断装置。
  6. 前記ランレングス行列算出機能は、前記ヒストグラムにおいて、前記ピーク部分から前記第一の軸と平行な第一の方向に所定の幅を有し、かつ前記第一の方向とは反対の第二の方向に所定の幅を有する第一の範囲が同一の階調になるように前記階調の設定を行なって前記階調化データを作成する、請求項5に記載の超音波診断装置。
  7. 前記ランレングス行列算出機能は、前記第一の範囲と、該第一の範囲外の第二の範囲とで、前記階調化における階調幅を変えて前記階調化データを作成するものであり、前記第二の範囲の前記階調幅は、前記第一の範囲の前記階調幅よりも狭い、請求項6に記載の超音波診断装置。
  8. 前記ランレングス行列算出機能は、前記ピーク部分に基づいて、前記ランレングス行列の算出に用いない階調を特定する、請求項4に記載の超音波診断装置。
  9. 前記ランレングス行列の算出に用いない階調は、前記ヒストグラムにおいて、前記ピーク部分から前記第一の軸と平行な第一の方向に所定の幅を有し、かつ前記第一の方向とは反対の第二の方向に所定の幅を有する第一の範囲に設定された階調である、請求項8に記載の超音波診断装置。
  10. 前記ランレングス行列算出機能は、前記第一の範囲と、該第一の範囲外の第二の範囲とで、前記階調化における階調幅を変えて前記階調化データを作成するものであり、前記第二の範囲の前記階調幅は、前記第一の範囲の前記階調幅よりも狭い、請求項9に記載の超音波診断装置。
  11. 前記第二の範囲は、前記階調幅が異なる複数の階調を含んでいる、請求項3、7又は10のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  12. 前記エコー信号の信号強度に関するデータは、Bモード画像のデータである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  13. 前記Bモード画像のデータは、ローデータ又はBモード画像データである、請求項12に記載の超音波診断装置。
  14. 制御デバイスに、
    被検体に対して送信された超音波のエコー信号の信号強度に関するデータの統計情報を演算する統計情報演算機能と、
    前記統計情報に基づいて、前記エコー信号の信号強度に関するデータを階調化して階調化データを作成し、該階調化データに基づいてランレングス行列を算出するランレングス行列算出機能と、
    前記ランレングス行列の特徴量を算出する特徴量算出機能と、
    を実行させる超音波診断装置の制御プログラム。
JP2018017382A 2018-02-02 2018-02-02 超音波診断装置及びその制御プログラム Active JP6556881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018017382A JP6556881B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 超音波診断装置及びその制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018017382A JP6556881B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 超音波診断装置及びその制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6556881B2 JP6556881B2 (ja) 2019-08-07
JP2019130236A true JP2019130236A (ja) 2019-08-08

Family

ID=67539765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018017382A Active JP6556881B2 (ja) 2018-02-02 2018-02-02 超音波診断装置及びその制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6556881B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04236952A (ja) * 1991-01-18 1992-08-25 Olympus Optical Co Ltd 超音波画像解析装置および超音波画像解析方法
US5398290A (en) * 1993-05-03 1995-03-14 Kansas State University Research Foundation System for measurement of intramuscular fat in cattle
JPH08293025A (ja) * 1995-04-20 1996-11-05 Olympus Optical Co Ltd 画像分類装置
JP2015104477A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 セイコーエプソン株式会社 超音波測定装置および超音波測定方法
US20170236283A1 (en) * 2014-10-17 2017-08-17 Stichting Maastricht Radiation Oncology Image analysis method supporting illness development prediction for a neoplasm in a human or animal body
JP2017215876A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 富士通株式会社 類似画像検索プログラム、類似画像検索方法、及び類似画像検索装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04236952A (ja) * 1991-01-18 1992-08-25 Olympus Optical Co Ltd 超音波画像解析装置および超音波画像解析方法
US5398290A (en) * 1993-05-03 1995-03-14 Kansas State University Research Foundation System for measurement of intramuscular fat in cattle
JPH08293025A (ja) * 1995-04-20 1996-11-05 Olympus Optical Co Ltd 画像分類装置
JP2015104477A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 セイコーエプソン株式会社 超音波測定装置および超音波測定方法
US20170236283A1 (en) * 2014-10-17 2017-08-17 Stichting Maastricht Radiation Oncology Image analysis method supporting illness development prediction for a neoplasm in a human or animal body
JP2017215876A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 富士通株式会社 類似画像検索プログラム、類似画像検索方法、及び類似画像検索装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6556881B2 (ja) 2019-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7887485B2 (en) Ultrasonic image boundary extracting method, ultrasonic image boundary extracting apparatus, and ultrasonic imaging apparatus
US11715202B2 (en) Analyzing apparatus and analyzing method
US7713206B2 (en) Ultrasonic imaging apparatus
US11071525B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus and method
JP5638190B2 (ja) 超音波診断装置
JP7490840B2 (ja) 解析装置及び解析プログラム
US11432806B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and storage medium
JP6263372B2 (ja) 超音波診断装置
JP2018033670A (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
US20210267569A1 (en) Ultrasound diagnostic apparatus and control method of ultrasound diagnostic apparatus
JP6556881B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
US10492762B2 (en) Ultrasound diagnostic device, ultrasound diagnostic method, and program
JP6979853B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
CN110710989B (zh) 弹性成像方法、系统及计算机可读存储介质
JP6139242B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
JP6763667B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
CN113545806A (zh) 前列腺弹性成像方法和超声弹性成像系统
JP6554732B1 (ja) 超音波装置及びその制御プログラム
JP6855183B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
JP6646926B2 (ja) 超音波診断装置及びプログラム
JP6588733B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
CN114451914A (zh) 用于物理量的超声导出替代物
CN116077092A (zh) 一种声速与声衰减的双工测量方法及测量设备
TW201704774A (zh) 利用散射子分布統計量分析超音波回音信號之方法
JP2016083265A (ja) 超音波診断装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180726

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6556881

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250