JP2017215876A - 類似画像検索プログラム、類似画像検索方法、及び類似画像検索装置 - Google Patents

類似画像検索プログラム、類似画像検索方法、及び類似画像検索装置 Download PDF

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Abstract

【課題】特定の画像と類似する画像の検索精度を向上できる類似画像検索プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】類似画像検索プログラムは、特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定し、特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する、処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図12

Description

本件は、類似画像検索プログラム、類似画像検索方法、及び類似画像検索装置に関する。
医療分野において、Computed Tomography(CT)やMagnetic Resonance Imaging(MRI)などによって撮影された特定の画像に基づいて、その特定の画像に類似する過去の症例を検索する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、胸部のCT画像を用いて、びまん性肺疾患に類似する過去の症例画像を検索する技術が知られている(例えば非特許文献1参照)。
尚、びまん性肺疾患とは、病変部分が肺の広範囲にわたって分布することにより肺の機能が損なわれる疾患である(例えば非特許文献2参照)。びまん性肺疾患を患った患者のCT画像上には病変部分を表す異常な陰影が発生することが知られている。
特開2015−191285号公報
山下洋平、外6名、「3次元胸部CT画像を用いたびまん性肺疾患に対する類似画像検索」、信学技報、一般社団法人電子情報通信学会、2014年1月、MI2013−125、pp.361−364 四方秀則、外1名、「テクスチャ解析とSVMを用いた三次元胸部X線CT画像におけるびまん性肺疾患に起因する異常陰影のパターン分類」、電子情報通信学会論文誌D、一般社団法人電子情報通信学会、2008年、Vol.J91−D、No.7、pp.1895−1903
ところで、上述した異常な陰影はいくつかのカテゴリに分類される。例えば異常な陰影は浸潤影、すりガラス影、蜂巣影、嚢胞影、粒状影といったカテゴリに分類される。ここで、蜂巣影のように他の陰影に比べて比較的特徴がある陰影であれば、上述した技術により蜂巣影が発生している症例画像を精度良く検索することができる。
ところが、例えばすりガラス影と浸潤影はカテゴリ間の境界が明確ではないため、例えば浸潤影が発生しているCT画像に基づいて、そのCT画像に類似する症例画像を検索しても、すりガラス影が発生している症例画像が検索される場合がある。すなわち、異常な陰影がカテゴリ間の境界付近に存在するCT画像に基づいて症例画像を検索すると、検索精度が低下するという問題がある。
そこで、1つの側面では、特定の画像と類似する画像の検索精度を向上できる類似画像検索プログラム、類似画像検索方法、及び類似画像検索装置を提供することを目的とする。
本明細書に開示の類似画像検索プログラムは、特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定し、特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する、処理をコンピュータに実行させるための類似画像検索プログラムである。
本明細書に開示の類似画像検索方法は、特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定し、特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する、処理をコンピュータが実行する類似画像検索方法である。
本明細書に開示の類似画像検索装置は、特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定する特定手段と、前記特定手段が特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する出力手段と、を有する類似画像検索装置である。
本明細書に開示の類似画像検索プログラム、類似画像検索方法、及び類似画像検索装置によれば、特定の画像と類似する画像の検索精度を向上することができる。
図1は類似画像検索システムの一例である。 図2は検索サーバのハードウェア構成の一例である。 図3はDBサーバ及び検索サーバの機能ブロック図の一例である。 図4は症例画像記憶部の一例である。 図5は特徴量記憶部の一例である。 図6は症例画像の一例である。 図7はクエリ分布特徴特定部の機能ブロック図の一例である。 図8は症例分布特徴特定部の機能ブロック図の一例である。 図9は症例画像出力部の機能ブロック図の一例である。 図10はクエリ分布特徴特定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図11はクエリ画像の一例である。 図12はクエリ画像の他の一例である。 図13は症例分布特徴特定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図14(a)は症例画像に出現する異常な陰影の特徴ベクトルを配置した特徴空間の一例である。図14(b)はクエリ分布特徴の特徴ベクトルを重畳して示した特徴空間の一例である。 図15はK−meansクラスタリングを実行しなかった特徴空間の一例である。 図16(a)はK−meansクラスタリングを実行した特徴空間の一例である。図16(b)はK−meansクラスタリングを実行した特徴空間の他の一例である。 図17は症例画像出力部の動作の一例を示すフローチャートである。 図18は比較例に係る検索結果の一例を説明するための図である。 図19は実施例に係る検索結果の一例を説明するための図である。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は類似画像検索システムSの一例である。類似画像検索システムSは特定の画像(以下、クエリ画像という)に基づいて、そのクエリ画像に類似する症例画像を検索するコンピュータシステムである。類似画像検索システムSは、DBサーバ100、類似画像検索装置としての検索サーバ200、及び端末装置300を含んでいる。図1に示すモダリティ400は類似画像検索システムSの構成要素に含めてもよいし、含めなくてもよい。DBサーバ100及び検索サーバ200としては、例えばサーバ装置が利用される。端末装置300としては、例えばPersonal Computer(PC)やタブレット端末などが利用される。モダリティ400としては、例えばCT、MRIなどが利用される。
DBサーバ100、検索サーバ200、端末装置300、及びモダリティ400は通信ネットワークNWを介して互いに接続されている。通信ネットワークNWとしては例えばLocal Area Network(LAN)やインターネットなどがある。
DBサーバ100は患者の症例画像を記憶するデータベースである。詳細は後述するが、DBサーバ100は読影医による読影が完了し、診断が済んだ一又は複数の症例画像を記憶する。DBサーバ100は検索サーバ200から送信された検索要求を受け付けると、検索要求に応じた症例画像を抽出し、抽出した症例画像を検索サーバ200に送信する。
端末装置300はモダリティ400によって撮影された画像をクエリ画像としてモダリティ400から取得する。尚、モダリティ400からDBサーバ100にクエリ画像を送信する設定がモダリティ400になされている場合には、端末装置300はDBサーバ100からクエリ画像を取得してもよい。クエリ画像は読影医による読影がまだ行われていない診断前の画像である。すなわち、クエリ画像が診断対象になる。詳細は後述するが、端末装置300はクエリ画像を表示し、所定の大きさを有する格子(例えばグリッド又はメッシュ)をクエリ画像に重畳して表示する。読影医は端末装置300に表示されたクエリ画像から、クエリ画像の格子を表す局所領域(以下、クエリブロックという)を選択する。選択するクエリブロックの数は1ブロックでもよいし複数ブロックであってもよい。端末装置300はクエリブロックの選択が完了したと判断すると、選択されたクエリブロック(以下、選択クエリブロックという)をクエリ画像と併せて検索サーバ200に送信する。
検索サーバ200はDBサーバ100から症例画像を取得する。詳細は後述するが、検索サーバ200は端末装置300から送信された選択クエリブロックとクエリ画像などを利用して検索要求を生成し、DBサーバ100に検索要求を送信する。検索サーバ200はクエリ画像に類似する症例画像をDBサーバ100から取得すると、取得した検索結果としての症例画像を端末装置300に送信する。端末装置300は検索サーバ200から送信された症例画像を受け付けると、受け付けた症例画像を表示する。読影医は端末装置300に表示された症例画像を確認し、症例画像を利用してクエリ画像に出現する異常な陰影の診断を行う。クエリ画像に対する診断が完了すると、端末装置300は診断後のクエリ画像をDBサーバ100に送信する。DBサーバ100は端末装置300から送信された診断後のクエリ画像を症例画像として記憶する。
次に、図2を参照して、検索サーバ200のハードウェア構成について説明する。尚、上述したDBサーバ100及び端末装置300については基本的に検索サーバ200と同様のハードウェア構成であるため、説明を省略する。
図2は検索サーバ200のハードウェア構成の一例である。図2に示すように、検索サーバ200は、少なくともCentral Processing Unit(CPU)200A、Random Access Memory(RAM)200B、Read Only Memory(ROM)200C及びネットワークI/F(インタフェース)200Dを含んでいる。検索サーバ200は、必要に応じて、Hard Disk Drive(HDD)200E、入力I/F200F、出力I/F200G、入出力I/F200H、ドライブ装置200Iの少なくとも1つを含んでいてもよい。CPU200Aからドライブ装置200Iまでは、内部バス200Jによって互いに接続されている。少なくともCPU200AとRAM200Bとが協働することによってコンピュータが実現される。
入力I/F200Fには、入力装置710が接続される。入力装置710としては、例えばキーボードやマウスなどがある。
出力I/F200Gには、表示装置720が接続される。表示装置720としては、例えば液晶ディスプレイがある。
入出力I/F200Hには、半導体メモリ730が接続される。半導体メモリ730としては、例えばUniversal Serial Bus(USB)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F200Hは、半導体メモリ730に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
入力I/F200F及び入出力I/F200Hは、例えばUSBポートを備えている。出力I/F200Gは、例えばディスプレイポートを備えている。
ドライブ装置200Iには、可搬型記録媒体740が挿入される。可搬型記録媒体740としては、例えばCompact Disc(CD)−ROM、Digital Versatile Disc(DVD)といったリムーバブルディスクがある。ドライブ装置200Iは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムやデータを読み込む。
ネットワークI/F200Dは、例えばLANポートを備えている。ネットワークI/F200Dは上述した通信ネットワークNWと接続される。
上述したRAM200Bには、ROM200CやHDD200Eに記憶されたプログラムがCPU200Aによって格納される。RAM200Bには、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムがCPU200Aによって格納される。格納されたプログラムをCPU200Aが実行することにより、後述する各種の機能が実現され、また、後述する各種の処理が実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、図3から図6を参照して、DBサーバ100及び検索サーバ200の機能について説明する。
図3はDBサーバ100及び検索サーバ200の機能ブロック図の一例である。図4は症例画像記憶部110の一例である。図5は特徴量情報記憶部210の一例である。図6は症例画像の一例である。図3に示すように、DBサーバ100は症例画像記憶部110を備えている。また、検索サーバ200は特徴量情報記憶部210、特定手段としてのクエリ分布特徴特定部220、症例分布特徴特定部230、及び出力手段としての症例画像出力部240を備えている。
症例画像記憶部110は一又は複数の症例画像を記憶する。より詳しくは、症例画像記憶部110は症例画像を含む一又は複数の症例画像情報を記憶する。症例画像情報は、図4に示すように、症例画像、症例画像ID、患者名、ファイル名、及びスライス番号特定情報を構成要素として含んでいる。症例画像は例えば胸部のCT画像により表される。症例画像の各々には症例画像ID、患者名、ファイル名及びスライス番号特定情報が関連付けられている。症例画像IDは症例画像を患者毎に識別する識別情報である。患者名は患者の名前である。したがって、例えば患者名「Y」の各症例画像は症例画像ID「IM−1」によって特定される。例えば患者名「Z」の各症例画像は症例画像ID「IM−2」によって特定される。例えば患者名「V」の各症例画像は症例画像ID「IM−N」によって特定される。このように、患者毎に複数の症例画像が関連付けられている。
ここで、患者毎に関連付けられた複数の症例画像はそれぞれ注目するスライス画像とその前後数個のスライス画像により表されている。注目するスライス画像とその前後数個のスライス画像はスライス番号特定情報によって特定される。スライス番号特定情報は症例画像のスライス番号を特定する情報である。例えば患者名「Y」の注目するスライス画像はスライス番号特定情報「3」によって特定される。また、注目するスライス画像の前のスライス画像はスライス番号特定情報「1」及び「2」によって特定され、その後のスライス画像はスライス番号特定情報「4」及び「5」によって特定される。他の患者名「Z」、「V」についても患者名「Y」と同様である。ファイル名は各症例画像を表す電子ファイルの名称である。したがって、症例画像IDとスライス番号特定情報の組み合わせ、又は、ファイル名によって症例画像を一意に特定することができる。尚、症例画像は1つのスライス画像によって表されていてもよい。
特徴量情報記憶部210は上述した各症例画像の局所領域(以下、症例ブロックという)を特徴付ける特徴ベクトルを記憶する。より詳しくは、図5に示すように、特徴量情報記憶部210は症例画像ID、症例ブロックID及び特徴ベクトルを構成要素とする症例特徴量情報を記憶する。症例画像IDは上述したように症例画像を患者毎に識別する識別情報である。症例ブロックIDは症例ブロックを識別する識別情報である。症例ブロックIDとして例えば位置座標が利用されてもよい。
ここで、図6に示すように、症例画像は格子状(例えばグリッド状又はメッシュ状)に複数の症例ブロック10に分割されている。本実施形態ではM個の症例ブロック10に分割されている。このため、症例画像はM個の症例ブロック10を含んでいる。症例ブロック10のサイズは予め所定の値に設定されている。各症例ブロック10の画像の特徴は特徴ベクトルによって特徴付けられている。図5に示すように、特徴ベクトルはp次元(pは自然数)によって表される。特徴ベクトルを構成する要素x1,x2,・・・,xpとしては、例えば、同時共起行例に基づく特徴量、ランレングス行列に基づく特徴量、構造に基づく特徴量といった種々の特徴量がある。これらは注目する画像の前後のスライス画像を含む複数の画像から得ることができる。また、注目する画像1枚から得られる特徴を採用してもよい。このため、例えば図6に示す肺Lの病変部分を表す症例ブロック11は正常部分を表す症例ブロック12と異なる特徴ベクトルにより特徴付けられる。
このように、特徴量情報記憶部210は症例画像ID、症例ブロックID、及び特徴ベクトルの組を症例特徴量情報として記憶する。例えば症例画像IDのID数がN個であり、症例画像ごとに設定される症例ブロック10のブロック数がM個である場合、特徴量情報記憶部210はN×Mの症例特徴量情報を記憶する。尚、症例特徴量情報は、症例画像記憶部110に記憶された各症例画像を利用して事前に特徴量情報記憶部210に登録される。
図3に戻り、クエリ分布特徴特定部220は端末装置300から送信された選択クエリブロックとクエリ画像を受け付けると、選択クエリブロックと比較して所定の基準を満たすクエリ画像内における一又は複数のクエリブロック(以下、類似クエリブロックという)を抽出する。詳細は後述するが、クエリ分布特徴特定部220は類似クエリブロックを抽出すると、類似クエリブロックを端末装置300に送信する。端末装置300はクエリ分布特徴特定部220から送信された類似クエリブロックを受け付けると、選択クエリブロックと受け付けた類似クエリブロックをクエリ画像上に表示する。
この際、選択クエリブロックと類似クエリブロックの視認を容易とするために、例えば選択クエリブロック及び類似クエリブロックの色を変えて表示することが望ましい。例えば選択クエリブロックを第1の色で表示し、類似クエリブロックを第1の色と異なる第2の色で表示し、選択クエリブロック及び類似クエリブロック以外のクエリブロックに色を付さないで表示してもよい。
読影医は端末装置300に表示された選択クエリブロックと類似クエリブロックを確認する。そして、読影医は類似クエリブロックの中から不要な類似クエリブロックを消去したり、クエリブロックをさらに選択したりするなど、必要に応じて所要の修正を行い、クエリブロックの集合を診断対象として確定する。すなわち、確定したクエリブロックの集合は選択クエリブロックと類似クエリブロックを含んでいる。
ここで、クエリブロックの集合は、クエリ画像上におけるクエリブロックの分布の状態を特定している。すなわち、クエリブロックの分布の状態によってクエリブロックの分布は特徴付けられている。したがって、以下では、クエリブロックの集合をクエリ分布特徴と呼ぶ。クエリ分布特徴特定部220は確定したクエリブロックの集合であるクエリ分布特徴を特定すると、特定したクエリ分布特徴を症例分布特徴特定部230及び症例画像出力部240に送信する。
症例分布特徴特定部230はクエリ分布特徴特定部220から送信されたクエリ分布特徴と特徴量情報記憶部210に記憶された症例特徴量情報とに基づいて、クエリ分布特徴の各クエリブロックに類似する症例ブロック10の集合を特定する。症例ブロック10の集合はクエリブロックの集合と同様に症例画像上における症例ブロック10の分布の状態を特定している。したがって、以下では、症例ブロック10の集合を症例分布特徴と呼ぶ。症例分布特徴特定部230は症例ブロック10の集合である症例分布特徴を症例画像出力部240に送信する。
症例画像出力部240はクエリ分布特徴特定部220から送信されたクエリ分布特徴と症例分布特徴特定部230から送信された症例分布特徴とに基づいて、症例画像とクエリ画像の類似度を評価する。より詳しくは、症例画像出力部240はクエリ分布特徴と症例分布特徴とに基づいて、クエリ分布特徴と症例分布特徴の類似度を評価する。症例画像出力部240は類似度を評価すると、症例画像記憶部110から所定値以上の類似度を有する症例画像を取得し、評価した類似度の大きな順に取得した症例画像を並べ替えて送信する。尚、症例画像出力部240は類似度を評価する前に症例画像を取得してもよい。端末装置300は症例画像出力部240から送信された症例画像を受け付けると、受け付けた症例画像を表示する。症例画像は類似度の大きな順に並んで表示される。読影医は端末装置300に表示された症例画像を確認し、クエリ画像に出現する異常な陰影の診断を行う。読影医による診断が完了すると、治療方針などが決定される。
次に、図7を参照して、上述したクエリ分布特徴特定部220の詳細な機能について説明する。
図7はクエリ分布特徴特定部220の機能ブロック図の一例である。図7に示すように、クエリ分布特徴特定部220は特徴抽出部221とクエリブロック照合部222を含んでいる。
特徴抽出部221は端末装置300からクエリ画像と選択クエリブロックが送信されると、クエリ画像に含まれる全てのクエリブロックの特徴ベクトルを抽出する。特徴ベクトルは複数の特徴量を要素として含むため、特徴抽出部221は各特徴ベクトルの特徴量を抽出する。特徴抽出部221は各クエリブロックを識別するクエリブロックIDと抽出した特徴量を要素として含む特徴ベクトルを関連付けてクエリ特徴量情報を生成する。特徴抽出部221はクエリ特徴量情報を生成すると、選択クエリブロックとクエリ特徴量情報をクエリブロック照合部222に送信する。
クエリブロック照合部222は特徴抽出部221から選択クエリブロックとクエリ特徴量情報が送信されると、選択されなかったクエリブロックを照合対象ブロックとして選択クエリブロックと照合し、照合対象ブロックと選択クエリブロックの類否を判断する。より詳しくは、クエリブロック照合部222は照合対象ブロックのクエリ特徴量情報に含まれる特徴ベクトルと選択クエリブロックのクエリ特徴量情報に含まれる特徴ベクトルを照合して、照合対象ブロックと選択クエリブロックの類否を判断する。
具体的に説明すると、クエリブロック照合部222は照合対象ブロックの特徴ベクトルと選択クエリブロックの特徴ベクトルの距離を算出する。クエリブロック照合部222は算出した距離が所定の閾値よりも小さい距離の場合に、照合対象ブロックが選択クエリブロックに類似すると判断する。クエリブロック照合部222は選択クエリブロックに類似すると判断した照合対象ブロックを類似クエリブロックと認定し、端末装置300に送信する。これにより、端末装置300には選択クエリブロックと類似クエリブロックがクエリ画像上に表示される。上述したように、読影医は端末装置300に表示された選択クエリブロックと類似クエリブロックを確認し、必要に応じて所要の修正を行い、診断対象のクエリ分布特徴を確定する。クエリブロック照合部222は確定したクエリ分布特徴をクエリ特徴量情報とともに出力する。
次に、図8を参照して、上述した症例分布特徴特定部230の詳細な機能について説明する。
図8は症例分布特徴特定部230の機能ブロック図の一例である。図8に示すように、症例分布特徴特定部230は特徴ベクトルクラスタリング部231と症例ブロック照合部232を含んでいる。
特徴ベクトルクラスタリング部231はクエリ分布特徴のクエリ特徴量情報に含まれる特徴ベクトルを分類する。より詳しくは、特徴ベクトルクラスタリング部231は特徴空間でK−meansクラスタリング(K−平均法)を実行して特徴ベクトルを分類する。ここで、特徴空間はクエリ画像や症例画像上に出現する特徴的な陰影(具体的には浸潤影、すりガラス影、粒状影などの異常な陰影)の特徴ベクトルを配置した空間である。特徴空間に特徴的でない陰影(具体的には正常な陰影)の特徴ベクトルを配置してもよい。特徴空間としては例えば症例ブロック10の平均CT値と標準偏差を要素として含む特徴ベクトルを配置した空間などがある。
K−meansクラスタリングは以下のアルゴリズムによって実現される。
1.各データ(具体的には特徴ベクトル)に対して無作為(ランダム)に複数のクラスタを割り振る。
2.割り振った各クラスタの中心を、各データをもとに計算する。
3.各データについて各クラスタの中心との距離を算出し、最も近い中心のクラスタをそのデータ対して割り振り直す。
4.1〜3の処理で全てのデータのクラスタの割り振りが変化しなかったら処理を終了する。逆に、割り振りが変化したら2〜3の処理を繰り返す。
特徴ベクトルクラスタリング部231はK−meansクラスタリングを実行して、K個のクラスタに関する中心座標cと半径rを算出する。特徴空間におけるクエリ分布特徴は算出したK個の中心座標cと半径rに近似される。すなわち、特徴ベクトルクラスタリング部231はクエリ分布特徴について特徴空間を占有する占有領域を推定している。詳細は後述するが、クエリ分布特徴をK個の中心座標cと半径rに近似することにより、False Positive(偽陽性)が抑制される。特徴ベクトルクラスタリング部231はK個の中心座標cと半径rを症例ブロック照合部232に出力する。
症例ブロック照合部232は各クエリブロックを全ての症例ブロック10と照合して、クエリブロックと症例ブロック10の類似度を評価する。より詳しくは、症例ブロック照合部232はクエリ分布特徴に含まれる全てのクエリブロックの特徴ベクトルと特徴量情報記憶部210に記憶された全ての症例ブロック10の特徴ベクトルとを照合して、クエリブロックと症例ブロック10の類似度を評価する。
ここで、症例ブロック照合部232は特徴ベクトルを照合する際、全てのクエリブロックの特徴ベクトルに代えて、特徴ベクトルクラスタリング部231から出力されたK個の中心座標cと半径rを利用する。症例ブロック照合部232はK個の中心座標cと半径rによって特定される占有領域の範囲内でクエリブロックと症例ブロック10を照合する。そして、症例ブロック照合部232は占有領域に属する症例ブロック10の特徴ベクトルをクエリブロックの特徴ベクトルに類似すると判断し、類似する特徴ベクトルを有する症例ブロック10を類似症例ブロックと認定する。症例ブロック照合部232は全ての類似症例ブロックを認定すると、全ての類似症例ブロックをそれぞれの症例画像IDと関連付けて症例ブロック10の集合である症例分布特徴として出力する。これにより、確定したクエリブロックの集合のどのブロックとも特徴が類似しないブロックのみを有する症例画像が検索対象から除外され、確定したクエリブロックの集合のいずれかのブロックと特徴が類似するブロックを有する症例画像に検索対象が絞られる。
次に、図9を参照して、上述した症例画像出力部240の詳細について説明する。
図9は症例画像出力部240の機能ブロック図の一例である。図9に示すように、症例画像出力部240は分布特徴照合部241と画像出力部242を含んでいる。
分布特徴照合部241はクエリ分布特徴と症例分布特徴を照合して、クエリ分布特徴と症例分布特徴の分布の類似度を算出する。分布特徴照合部241は類似度を算出する際、既存の類似度算出手法を利用する。類似度算出手法としては例えばEarth Mover’s Distance(EMD)といった分布の類似度を算出する手法がある。分布特徴照合部241は算出した類似度を画像出力部242に出力する。
画像出力部242は分布特徴照合部241から類似度が出力されると、症例画像記憶部110に症例画像IDを含む検索要求を送信し、検索要求に基づいて抽出された症例画像を取得する。画像出力部242は症例画像を取得すると、類似度の大きい順に症例画像を並び替える。画像出力部242は症例画像を並び替えると、症例画像を端末装置300に出力する。これにより、端末装置300は類似度の大きな順に並んだ症例画像を表示する。読影医は端末装置300に表示された症例画像を確認し、クエリ画像に出現する異常な陰影の診断を行う。
次に、検索サーバ200の動作について説明する。
まず、図10から図12までを参照して、クエリ分布特徴特定部220の動作について説明する。図10はクエリ分布特徴特定部220の動作の一例を示すフローチャートである。図11はクエリ画像の一例である。図12はクエリ画像の他の一例である。図10に示すように、特徴抽出部221は端末装置300からクエリ画像と選択クエリブロックが送信されると、照合対象ブロックの特徴ベクトルxと選択クエリブロックの特徴ベクトルqとの距離dを算出する(ステップS101)。例えば、図11に示すように、クエリ画像に含まれる複数のクエリブロック20の中から病変部分を表すクエリブロック21の1つが選択されると、端末装置300はクエリブロック21の1つを選択クエリブロック21Aとして送信する。特徴抽出部221はクエリ画像と選択クエリブロック21Aを受け付けると、選択クエリブロック21A及びクエリ画像に含まれる選択クエリブロック21A以外のクエリブロック20である照合対象ブロックの特徴ベクトルxを全て抽出する。特徴抽出部221は全ての特徴ベクトルxを抽出すると、照合対象ブロックにおける1つの特徴ベクトルxと選択クエリブロックにおける1つの特徴ベクトルqとの距離dを算出する。
ステップS101の処理が完了すると、次いで、クエリブロック照合部222は特徴抽出部221が算出した距離dが所定の閾値以下であるか否かを判断する(ステップS102)。ここで、クエリブロック照合部222は距離dが所定の閾値以下であると判断した場合(ステップS102:YES)、照合対象ブロックを類似クエリブロックと認定する(ステップS103)。すなわち、クエリブロック照合部222は選択クエリブロック21Aと照合対象ブロックが類似していると判断した場合、照合対象ブロックを類似クエリブロックと認定する。一方、クエリブロック照合部222は距離dが所定の閾値より大きいと判断した場合(ステップS102:NO)、ステップS103の処理をスキップする。すなわち、クエリブロック照合部222は選択クエリブロック21Aと照合対象ブロックが類似していないと判断した場合、照合対象ブロックを類似クエリブロックと認定しない。
ステップS103の処理が完了した場合、又は、ステップS102の処理で距離dが所定の閾値より大きいと判断された場合、クエリブロック照合部222は照合未処理ブロックがあるか否かを判断する(ステップS104)。照合未処理ブロックは、選択クエリブロック21Aとの照合がまだ済んでいない照合対象ブロックである。クエリブロック照合部222は照合未処理ブロックがあると判断した場合(ステップS104:YES)、次の照合対象ブロックを指定し(ステップS105)、ステップS101の処理に戻る。一方、クエリブロック照合部222は照合未処理ブロックがないと判断した場合(ステップS104:NO)、処理を終了する。
この結果、図12に示すように、選択クエリブロック21Aに類似する類似クエリブロック22が動的に抽出され、クエリブロック照合部222は類似クエリブロック22を端末装置300に送信する。抽出される類似クエリブロック22のブロック数は1ブロックの場合もあれば、複数ブロックの場合もある。読影医は端末装置300に表示された選択クエリブロック21A及び類似クエリブロック22を確認し、必要に応じて所要の修正を行う。例えば、図12に示す選択クエリブロック21A及び類似クエリブロック22を確認した結果、読影医が修正の必要がないと判断した場合、選択クエリブロック21A及び類似クエリブロック22がクエリ分布特徴として確定する。
次に、図13を参照して、症例分布特徴特定部230の動作について説明する。
図13は症例分布特徴特定部230の動作の一例を示すフローチャートである。まず、症例ブロック照合部232は変数iに0を設定し(ステップS201)、照合対象としての症例ブロック10の特徴ベクトルxと0番目のクラスタの中心cとの距離Dを算出する(ステップS202)。より詳しくは、特徴ベクトルクラスタリング部231がK−meansクラスタリングを実行して、K個のクラスタに関する中心座標cと半径rを算出すると、症例ブロック照合部232は変数iに0を設定し、距離Dを算出する。尚、変数iは0,1,・・・,K−1である。
ステップS202の処理が完了すると、次いで、症例ブロック照合部232は距離Dが半径r以下であるか否かを判断する(ステップS203)。すなわち、症例ブロック照合部232は距離Dが半径r以下であるか否かを判断する。症例ブロック照合部232は距離Dが半径r以下でないと判断した場合(ステップS203:NO)、変数iをインクリメントし(ステップS204)、変数iがK未満であるか否かを判断する(ステップS205)。そして、症例ブロック照合部232は変数iがK未満であると判断した場合(ステップS205:YES)、ステップS202の処理に戻る。すなわち、ステップS202からステップS205までの処理により、照合対象としての症例ブロック10の特徴ベクトルxが複数のクラスタのいずれの範囲内に含まれるのかが判断される。
ここで、症例ブロック照合部232は距離Dが半径r以下であると判断した場合(ステップS203:YES)、症例ブロック10を類似症例ブロックと認定する(ステップS206)。すなわち、症例ブロック照合部232は照合対象としての症例ブロック10を類似症例ブロックと認定する。症例ブロック照合部232はステップS206の処理が完了した場合、又は、変数iがK未満でないと判断した場合(ステップS205:NO)、照合未処理ブロックがあるか否かを判断する(ステップS207)。照合未処理ブロックは、クラスタとの照合がまだ済んでいない症例ブロック10である。
症例ブロック照合部232は照合未処理ブロックがあると判断した場合(ステップS207:YES)、次の症例ブロック10を指定し(ステップS208)、ステップS201の処理に戻る。すなわち、症例ブロック照合部232は次の症例ブロック10を照合対象として指定して、ステップS201の処理に戻る。一方、症例ブロック照合部232は照合未処理ブロックがないと判断した場合(ステップS207:NO)、処理を終了する。この結果、複数の類似症例ブロックが認定され、症例分布特徴として出力される。
ここで、図14から図16までを参照して、症例分布特徴特定部230についてさらに詳しく説明する。
図14(a)は症例画像に出現する異常な陰影の特徴ベクトルを配置した特徴空間の一例である。図14(b)はクエリ分布特徴の特徴ベクトルを重畳して示した特徴空間の一例である。図15はK−meansクラスタリングを実行しなかった特徴空間の一例である。図16(a)はK−meansクラスタリングを実行した特徴空間の一例である。図16(b)はK−meansクラスタリングを実行した特徴空間の他の一例である。
まず、症例画像によっては複数種類の異常な陰影が出現する場合がある。図14(a)では、3種類の異常な陰影の特徴ベクトルが特徴ベクトルマークA1,A2,A3により特徴空間に配置されている。マーク〇で示された特徴ベクトルマークA1は例えば浸潤影の特徴ベクトルを表している。マーク+で示された特徴ベクトルマークA2はすりガラス影の特徴ベクトルを表している。マーク△で示された特徴ベクトルマークA3は蜂巣影の特徴ベクトルを表している。
ここで、図14(b)に示すように、浸潤影を表すマーク●で特徴分布として示された選択クエリブロック21A及び類似クエリブロック22の各特徴ベクトルマークB1と上述した特徴ベクトルマークA1,A2,A3を照合する際、各特徴ベクトルマークB1と類似する特徴ベクトルマークA1,A2,A3を抽出すると、図15に示すように、特徴ベクトルマークB1の類似範囲に特徴ベクトルマークA2,A3の一部A2´,A3´が属し、特徴ベクトルマークA2,A3の一部A2´,A3´が特徴ベクトルマークB1と類似すると判断される。すなわち、蜂巣影の特徴ベクトルを表す特徴ベクトルマークA2の一部A2´及びすりガラス影の特徴ベクトルを表す特徴ベクトルマークA3の一部A3´が浸潤影の特徴ベクトルを表す特徴ベクトルマークB1と類似すると判断され、多数のFalse Positiveが発生する。
しかしながら、本実施形態では、特徴ベクトルマークB1は複数のクラスタに近似されている。具体的には、図16(a)に示すように、中心c、半径rによって特定されるクラスタCL0、中心c、半径rによって特定されるクラスタCL1、及び中心c、半径rによって特定されるクラスタCL2に特徴ベクトルマークB1は近似されている。この結果、図16(b)に示すように、クラスタCL0,CL1,CL2の範囲内で特徴ベクトルマークA1,A2,A3が照合されると、特徴ベクトルマークA2,A3はクラスタCL0,CL1,CL2の範囲内に含まれず、特徴ベクトルマークA1だけがクラスタCL0,CL1,CL2の範囲内に含まれ、False Positiveが抑制される。尚、図16(b)では、クラスタCL0,CL1,CL2の範囲内に含まれた特徴ベクトルマークA1をマーク◎で示された特徴ベクトルマークA1´により示している。
次に、図17を参照して、症例画像出力部240の動作について説明する。
図17は症例画像出力部240の動作の一例を示すフローチャートである。まず、分布特徴照合部241はクエリ分布特徴と症例分布特徴との類似度を評価する(ステップS301)。上述したように、分布特徴照合部241は例えばEMDなどを利用して分布間の類似度を評価する。ステップS301の処理が完了すると、次いで、画像出力部242は症例画像を類似度の順に並べ替え(ステップS302)、症例画像を出力する(ステップS303)。より詳しくは、画像出力部242は症例画像IDを含む検索要求に基づいて症例画像記憶部110から取得した症例画像を類似度の大きい順に並べ替え、症例画像を出力する。これにより、端末装置300には類似度の大きい順に並んだ症例画像が表示される。
最後に、図18及び図19を参照して、比較例と対比しながら本件の実施例を説明する。
図18は比較例に係る検索結果の一例を説明するための図である。図19は実施例に係る検索結果の一例を説明するための図である。尚、図18及び図19では、肺Lの一方である右肺LRが示されており、肺Lの他方である左肺は省略されている。
まず、図18及び図19に示すように、DBサーバ100(より詳しくは症例画像記憶部110)には第1カテゴリ(例えばすりガラス影)に属する複数の症例画像と第2カテゴリ(例えば浸潤影)に属する複数の症例画像が記憶されている。ここで、図18に示すように、右肺LRに出現する異常な陰影50が第1カテゴリと第2カテゴリの境界付近に存在する陰影である場合、陰影が誤って識別される可能性がある。例えば、異常な陰影50が第2カテゴリにより表される陰影(すなわち浸潤影)であるにも関わらず、読影医が第2カテゴリにより表される陰影を十分に抽出しなかったり、誤って第1カテゴリにより表される陰影を抽出したりすると、第1カテゴリにより表される陰影(すなわちすりガラス影)であると識別される。この結果、図18に示すように、右肺LRの画像をクエリ画像としてDBサーバ100を検索すると、DBサーバ100から検索結果として第1カテゴリに属する症例画像が出力される。すなわち、浸潤影と類似しないすりガラス影の症例画像が出力されるため、読影医は出力された症例画像を利用しても異常な陰影に対する診断を行えないおそれがある。
しかしながら、図19に示すように、検索サーバ200は異常な陰影50を選択クエリブロック21A及び類似クエリブロック22により表されるクエリ分布特徴として特定する。選択クエリブロック21Aに類似する類似クエリブロック22が認定されているため、同じカテゴリに属する異常な陰影の抽出漏れが回避されている。そして、このように特定したクエリ分布特徴を利用して症例分布特徴を特定する。特定したクエリ分布特徴と症例分布特徴では特徴ベクトルが互いに類似する。すなわち、検索サーバ200は特徴ベクトルが類似しない症例分布特徴を検索対象から排除する。言い換えれば、検索サーバ200はDBサーバ100が記憶する症例画像からクエリ分布特徴に特徴ベクトルが類似する症例分布特徴に絞り込む。そして、検索サーバ200は絞り込んだ症例分布特徴とクエリ分布特徴の類似度を評価し、評価した類似度の順に検索結果として症例画像を出力する。この結果、異常な陰影50が第1カテゴリと第2カテゴリの境界付近に存在する陰影である場合であっても、特徴ベクトルが類似しない症例画像は出力対象から除外され、症例画像を精度良く検索することができる。
以上、本実施形態によれば、検索サーバ200はクエリ分布特徴特定部220と症例画像出力部240を備えている。クエリ分布特徴特定部220はクエリ画像におけるクエリブロック20の選択を受け付けた場合、選択された選択クエリブロック21Aと比較して所定の基準を満たすクエリ画像における一または複数の類似クエリブロック22を抽出する。そして、クエリ分布特徴特定部220は選択クエリブロック21Aと類似クエリブロック22のクエリ画像におけるクエリ分布特徴を特定する。一方、症例画像出力部240はクエリ分布特徴特定部220が特定したクエリ分布特徴を用いて予め症例画像記憶部110に記憶した一または複数の症例画像とクエリ画像の類似度を評価し、評価した類似度の順に一または複数の症例画像を出力する。これにより、クエリ画像と類似する症例画像の検索精度を向上することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上述した特徴量情報記憶部210は検索サーバ200に代えてDBサーバ100に含まれていてもよし、検索サーバ200及びDBサーバ100と異なるサーバ装置に含まれていてもよい。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定し、特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する、処理をコンピュータに実行させるための類似画像検索プログラム。
(付記2)選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴が、前記局所領域の特徴を配置する特徴空間に占める領域を特徴分布として推定し、推定した前記特徴分布の範囲を前記一または複数の画像における局所領域の特徴と照合する、処理を含むことを特徴とする付記1に記載の類似画像検索プログラム。
(付記3)前記特徴分布の範囲を照合する処理は、選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴に基づいて、該特徴を近似した一又は複数の円を特定する中心及び半径により前記領域を推定する、ことを特徴とする付記2に記載の類似画像検索プログラム。
(付記4)前記特徴分布の範囲を照合する処理は、選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴に対して、前記特徴空間においてk−meansクラスタリングを実行し、実行結果に基づいて得られるクラスタの中心と前記クラスタの半径により前記領域を推定する、ことを特徴とする付記2又は3に記載の類似画像検索プログラム。
(付記5)前記一または複数の画像を出力する処理は、特定の画像に所定範囲より広い範囲に出現する異常な陰影の分布が類似する画像を前記一または複数の画像として出力する、ことを特徴とする付記1から4のいずれか1項に記載の類似画像検索プログラム。
(付記6)前記特定の画像及び前記一又は複数の画像は、びまん性肺疾患で出現する異常な陰影を含む画像である、ことを特徴とする付記1から5のいずれか1項に記載の類似画像検索プログラム。
(付記7)特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定し、特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する、処理をコンピュータが実行する類似画像検索方法。
(付記8)特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定する特定手段と、前記特定手段が特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する出力手段と、を有する類似画像検索装置。
(付記9)選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴が、前記局所領域の特徴を配置する特徴空間に占める領域を特徴分布として推定し、推定した前記特徴分布の範囲を前記一または複数の画像における局所領域の特徴と照合する照合手段を含むことを特徴とする付記8に記載の類似画像検索装置。
(付記10)前記照合手段は、選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴に基づいて、該特徴を近似した一又は複数の円を特定する中心及び半径により前記領域を推定する、ことを特徴とする付記9に記載の類似画像検索装置。
(付記11)前記照合手段は、選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴に対して、前記特徴空間においてk−meansクラスタリングを実行し、実行結果に基づいて得られるクラスタの中心と前記クラスタの半径により前記領域を推定する、ことを特徴とする付記9又は10に記載の類似画像検索装置。
(付記12)前記出力手段は、特定の画像に所定範囲より広い範囲に出現する異常な陰影の分布が類似する画像を前記一または複数の画像として出力する、ことを特徴とする付記8から11のいずれか1項に記載の類似画像検索装置。
(付記13)前記特定の画像及び前記一又は複数の画像は、びまん性肺疾患で出現する異常な陰影を含む画像である、ことを特徴とする付記8から12のいずれか1項に記載の類似画像検索装置。
S 類似画像検索システム
100 DBサーバ
200 検索サーバ
210 特徴量情報記憶部
220 クエリ分布特徴特定部
230 症例分布特徴特定部
240 症例画像出力部
300 端末装置
400 モダリティ

Claims (8)

  1. 特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、
    選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定し、
    特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、
    評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する、
    処理をコンピュータに実行させるための類似画像検索プログラム。
  2. 選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴が、前記局所領域の特徴を配置する特徴空間に占める領域を特徴分布として推定し、推定した前記特徴分布の範囲を前記一または複数の画像における局所領域の特徴と照合する、
    処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の類似画像検索プログラム。
  3. 前記特徴分布の範囲を照合する処理は、選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴に基づいて、該特徴を近似した一又は複数の円を特定する中心及び半径により前記領域を推定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の類似画像検索プログラム。
  4. 前記特徴分布の範囲を照合する処理は、選択された前記局所領域及び抽出した前記他の局所領域の特徴に対して、前記特徴空間においてk−meansクラスタリングを実行し、実行結果に基づいて得られるクラスタの中心と前記クラスタの半径により前記領域を推定する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の類似画像検索プログラム。
  5. 前記一または複数の画像を出力する処理は、特定の画像に所定範囲より広い範囲に出現する異常な陰影の分布が類似する画像を前記一または複数の画像として出力する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の類似画像検索プログラム。
  6. 前記特定の画像及び前記一又は複数の画像は、びまん性肺疾患で出現する異常な陰影を含む画像である、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の類似画像検索プログラム。
  7. 特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、
    選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定し、
    特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、
    評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する、
    処理をコンピュータが実行する類似画像検索方法。
  8. 特定の画像における局所領域の選択を受け付けた場合、選択された前記局所領域と比較して所定の基準を満たす前記特定の画像における一または複数の他の局所領域を抽出し、選択された前記局所領域と抽出した前記他の局所領域の前記特定の画像における分布状態を特定する特定手段と、
    前記特定手段が特定した分布状態を用いて予め記憶部に記憶した一または複数の画像と前記特定の画像の類似度を評価し、評価した前記類似度に応じて前記一または複数の画像を出力する出力手段と、
    を有する類似画像検索装置。
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