JP2019128270A - 携帯型電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナの受信感度の低下を低減しつつ、装飾性に優れる携帯型電子機器を提供する。【解決手段】携帯型電子機器は、アンテナ71、72と、筒状の側壁部と、側壁部の一方の開口を塞ぐ底部と、他方の開口を塞ぐカバー部材とを有し、アンテナ71、72を収容する絶縁性のケース1と、側壁部の外側で側壁部に設けられ、露出する面に金属材料を用いた第1外装部材21と、側壁部の外側で第1外装部材21に対して離間して側壁部に設けられ、露出する面に金属材料を用いた第2外装部材22と、第1外装部材21と第2外装部材22との間に設けられた絶縁性を有する第1絶縁部91および第2絶縁部92と、を備え、アンテナ71、72は、第1絶縁部91と第2絶縁部92との間の領域に配置されている。【選択図】図9

Description

本発明は、携帯型電子機器に関する。
従来、GPS(Global Positioning System)衛星信号を受信するGPSアンテナ等の各種アンテナを備えた電子時計が知られている。このような電子時計として、例えば、特許文献1には、アンテナと、アンテナを収容するケースと、ケースに連結されたバンドとを備える時計が開示されている。かかる時計の外装は、アンテナの受信感度が低下することを低減するべくプラスチック等で構成されている。
特開2005−147689号公報
しかし、特許文献1に記載の電子時計では、外装がプラスチックで構成されているため、金属調の装飾性に乏しいという問題がある。仮に、特許文献1に記載の電子時計において、ケースを金属材料で構成すると、装飾性は向上するもののアンテナが金属製のケースで囲まれてしまうことでアンテナの受信感度が低下してしまう。それゆえ、従来の構成の電子時計では、アンテナの受信感度の低下を防ぎつつ、金属調の装飾性(美観)を有する電子時計を得ることが難しいという課題があった。
本発明は、アンテナの受信感度(アンテナが受信または送信する電波の強度)の低下を低減しつつ、装飾性に優れる携帯型電子機器を提供することを解決課題の一つとする。
本発明の一態様に係る携帯型電子機器は、アンテナと、筒状の側壁部と、前記側壁部の一方の開口を塞ぐ底部と、他方の開口を塞ぐカバー部材とを有し、前記アンテナを収容する絶縁性のケースと、前記側壁部の外側で前記側壁部に設けられ、露出する面に金属材料を用いた第1外装部材と、前記側壁部の外側で前記第1外装部材に対して離間して前記側壁部に設けられ、露出する面に金属材料を用いた第2外装部材と、前記第1外装部材と前記第2外装部材との間に設けられた絶縁性を有する第1絶縁部および第2絶縁部と、を備え、前記アンテナは、前記第1絶縁部と前記第2絶縁部との間の領域に配置されていることを特徴とする。
本発明の一態様では、絶縁性のケースの一部が、外部に露出する面に金属材料を用いた第1外装部材および第2外装部材で覆われているため、携帯型電子機器の外装を装飾性の高い金属調のデザインにすることができる。また、一般に、アンテナを導体で環状に囲むと、環状の導体によって電波が遮られ、アンテナの感度が大幅に低下する。これに対し、本発明の一態様では、第1絶縁部および第2絶縁部によって、第1外装部材と第2外装部材とを電気的に分離でき、しかも第1絶縁部および第2絶縁部を介して電波がアンテナに届くので、アンテナの感度の低減を抑制できる。さらには、第1絶縁部と第2絶縁部との間の領域にアンテナが配置されているため、アンテナと第1外装部材または第2外装部材とが干渉して、アンテナの特性に影響を及ぼすことを低減できる。このようなことから、アンテナの受信感度の低下を低減しつつ、装飾性を高めることができる。
また本発明の一態様では、前記ケースを使用者に装着する装着部材を備え、前記第1絶縁部および前記第2絶縁部は、前記装着部材であることが好ましい。
この態様によれば、比較的簡単な構成で、第1外装部材と第2外装部材とを分離して配置することができる。また、使用者が携帯型電子機器を身に着けて持ち歩くことができるため、利便性に優れている。
また本発明の一態様では、前記底部は、前記使用者に接触する接触面を有しており、前記接触面は、樹脂材料で構成されることが好ましい。
この態様によれば、接触面の材料に樹脂材料が用いられているため、携帯型電子機器の軽量化を図ることができる。
また本発明の一態様では、前記カバー部材は、前記側壁部の内側に設けられ、金属材料を含む固定部材が前記カバー部材と前記側壁部とを前記側壁部の外側から固定し、前記固定部材は、互いに離間して配置された第1固定部および第2固定部を有することが好ましい。
この態様によれば、例えば固定部材が金属材料で構成されている場合であっても、固定部材のアンテナへの干渉を低減できる。
また本発明の一態様では、前記ケースの内部には、前記アンテナが配置された回路基板が設けられており、前記アンテナは、前記回路基板の前記カバー部材側に設けられていることが好ましい。
この態様によれば、例えば、使用者が携帯型電子機器を装着した場合にアンテナの受信強度が使用者によって減衰することを低減することができる。
また本発明の一態様では、前記カバー部材は、透光性を有し、前記ケースの内部には、前記回路基板の前記カバー部材側に太陽電池が設けられており、前記太陽電池と前記アンテナとは、前記回路基板の法線方向から見て、互いに重ならないことが好ましい。
この態様によれば、太陽電池の受光面積の低下を低減しつつ、アンテナの受信感度の低下を低減することができる。
また本発明の一態様では、前記アンテナは第1のアンテナであり、第2のアンテナを備え、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとは、前記回路基板の法線方向から見て、重ならないことが好ましい。
この態様によれば、複数のアンテナ同士の干渉を低減または防止することができ、各アンテナの受信感度の低下を低減することができる。
第1実施形態にかかる携帯型電子機器の表側から見た斜視図である。 図1に示す携帯型電子機器の裏側から見た斜視図である。 図1に示す携帯型電子機器の一部分解図である。 図1に示す携帯型電子機器のA1−A1線断面図である。 図1に示す携帯型電子機器のA2−A2線断面図である。 図1に示す携帯型電子機器が有する回路基板を示す平面図である。 図6に示す回路基板に固定されたGPSアンテナを示す斜視図である。 図7に示すGPSアンテナを他の方向から見た図である。 図1に示す携帯型電子機器が有するケースの内部を示す平面図である。 第2実施形態にかかる携帯型電子機器の一部分解図である。 第3実施形態にかかる携帯型電子機器の一部分解図である。 第4実施形態にかかる携帯型電子機器が有するケースの内部を示す平面図である。 第5実施形態にかかる携帯型電子機器の表側から見た平面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法や縮尺は実際のものと適宜異なる。また、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態にかかる携帯型電子機器の表側から見た斜視図である。図2は、図1に示す携帯型電子機器の裏側から見た斜視図である。図3は、図1に示す携帯型電子機器の一部分解図である。図4は、図1に示す携帯型電子機器のA1−A1線断面図である。図5は、図1に示す携帯型電子機器のA2−A2線断面図である。図6は、図1に示す携帯型電子機器が有する回路基板を示す平面図である。
図1および図2に示す携帯型電子機器100は、時刻等の情報を表示する機能を備え、使用者の手首に装着可能な腕時計型のリスト機器である。なお、携帯型電子機器100では、時刻等の情報を使用者が視認する側である図1中の紙面手間側を「表側」とし、その反対側に位置し、手首に接触する側である図2中の紙面手間側を「裏側」とする。
図1〜図3に示すように、携帯型電子機器100は、ケース1と、ケース1の外表面に設けられた第1外装部材21および第2外装部材22と、ケース1の外表面に設けられ、使用者に装着するために用いられる装着部材としての一対のベルト91、92(第1絶縁部および第2絶縁部)と、を備える。言い換えると、携帯型電子機器100は、ケース1と、ケース1(側壁部112)の外側に設けられた第1外装部材21および第2外装部材22と、ケース1(側壁部112)の外側に設けられ、使用者に装着するために用いられる装着部材としての一対のベルト91、92と、を備える。また、図4に示すように、ケース1の内部空間Sには、二次電池32と、表示部4と、回路基板5と、光電センサーで構成された脈拍センサー61と、加速度センサー62と、磁気センサーで構成された方位センサー63と、無線通信用アンテナ71(第1のアンテナ)と、が収納されている。また、図5に示すように、内部空間Sには、は、GPSアンテナ72(第2のアンテナ)が収容されている。また、図1および図4に示すように、内部空間Sには、複数の太陽電池31が収容されている。
この携帯型電子機器100は、太陽電池31または二次電池32からの電力により駆動し、各種センサーおよび各種アンテナからの信号に基づく時刻等の情報を表示部4に表示する。以下、携帯型電子機器100が有する各部について順次説明する。なお、以下の説明では、回路基板5の板面の法線方向(回路基板5の厚さ方向)から見ることを、平面視という。
〈携帯型電子機器の外部構成〉
[ケース]
図4および図5に示すように、ケース1は、内部空間Sを有する中空の偏平形状をなしており、内部空間Sに設けられた各部品を保護する部材ある。このケース1は、表面側に開口した凹部101を有するケース本体11と、ケース本体11の開口を塞ぐように設けられたカバー部材12と、カバー部材12をケース本体11に対して固定するためのベゼル13(固定部材)と、を有する。また、ケース1は、後述する無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の特性への影響を低減するために、絶縁性を有している。
(ケース本体)
ケース本体11は、円板状の底部(裏蓋)111と、底部111の外縁部を囲むように底部111の表面側に設けられた筒状をなす側壁部112と、を有する。言い換えると、2つの開口を備え筒状の側壁部112の一方の開口を底部111が塞いでいる。また、カバー部材12は側壁部112の内側(筒状の側壁部112の内周側)に設けられる。なお、本実施形態では、底部111と側壁部112とは、別体で構成されているが、これらは一体的に形成されていてもよい。
底部111の外表面は、携帯型電子機器100を使用者の手首に装着したときに接触する接触面1110を構成している。接触面1110の外縁部は、縁から中央に向かって縮径したテーパー面1111を有する。また、接触面1110の中央部は、その周囲よりも裏面側に向かって突出しており、後述する脈拍センサー61の光の出入りを可能とする透光性を有する窓部1112を構成している。
側壁部112の表面側の部分には、上側に向かって突出した突条部1121が形成されている。この突条部1121は、平面視で円環状をなしており、後述するカバー部材12を支持するために用いられる。
このような側壁部112および底部111の各構成材料としては、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の特性への影響を低減するために、絶縁性を有する材料であればよいが、例えば、ガラス材料や、アクリル樹脂およびポリカーボネート樹脂等のプラスチックを含む各種樹脂材料等を用いることができる。これらの中でも、プラスチックを用いることが好ましい。これにより、ケース本体11の軽量化を図ることができる。
(カバー部材)
カバー部材12は、ケース本体11に対してパッキン等で構成された円環状のシール部材120を介して接続されている。このカバー部材12は、外部から内部空間Sへの埃等の侵入を防ぐ風防性を有するとともに、外部から内部を視認し得る透過性を有している。また、カバー部材12は、外部の光を内部空間Sに入射させることが可能な透光性を有する。
このようなカバー部材12の構成材料としては、絶縁性を有し、かつ、透光性を有する材料であることが好ましく、具体的には、ガラス材料や、アクリル樹脂およびポリカーボネート樹脂等のプラスチックを含む各種樹脂材料等を用いることができる。なお、透光性とは、ケース本体11に収容された表示部4が視認できる状態を示す。
(ベゼル)
ベゼル13は、円環状をなしており、前述した突条部1121に嵌合している。ベゼル13は、カバー部材12を側壁部112に対して固定するための固定部材である。具体的には、ベゼル13の裏面側の内径は、突条部1121の外径とほぼ同等の寸法で形成されており、突条部1121が外周側に向かって変形することを抑制している。これにより、カバー部材12をケース1に対して安定して固定することができる。
このようなベゼル13は、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の特性への影響を低減するために、本実施形態では絶絶縁性を有している。ベゼル13の構成材料としては、例えば各種樹脂材料またはセラミックが用いられている。
[外装部材]
第1外装部材21および第2外装部材22は、それぞれ、側壁部112の外表面に設けられている(図1〜図3参照)。具体的には、第1外装部材21および第2外装部材22は、側壁部112の外表面に沿った形状をなしており、互いに離間し、ケース1を介して対向配置されている。また、第1外装部材21および第2外装部材22は、側壁部112の外表面のベルト91、92を除く部分の全てを覆うように設けられている。また、本実施形態では、第1外装部材21および第2外装部材22は、ネジ202によってベルト91、92に対して接続されている。
また、第1外装部材21および第2外装部材22は、使用者が押下可能な複数のボタン201を有する。使用者は、これらボタン201を用いて、携帯型電子機器100に対して各種表示内容の指示等を行うことができる。
このような第1外装部材21および第2外装部材22の外部に露出する面には、それぞれ、金、銀、チタン、ステンレス等の金属材料が用いられている。特に、本実施形態では、第1外装部材21および第2外装部材22は、金属材料で構成されている。これにより、携帯型電子機器100の外観の重厚感を高め、装飾性を高めることができる。また、第1外装部材21および第2外装部材22の外部に露出する面は、それぞれ、鏡面であることが好ましい。これにより、携帯型電子機器100の外観の装飾性をより高めることができる。また、第1外装部材21および第2外装部材22は、重厚感を高めるためには金属材料で構成されていることが好ましいが、これらは、一部に非金属材料が用いられてもよい。例えば、樹脂に金属をめっきして第1外装部材21および第2外装部材22を構成してもよい。めっき処理を樹脂に施すことで、金属材料を用いた場合と同様に装飾性を向上させることができ、かつ、重量を減らすことができる。
[バンド]
図1および図2に示すベルト91およびベルト92は、それぞれ側壁部112に対して着脱可能に接続されている。また、ベルト91、92がケース1に対して接続されることで、ベルト91にネジ202で接続された第1外装部材21、および、ベルト92にネジ202で接続された第2外装部材22は、ケース1の側壁部112の一部を覆うように配置される。なお、図3に示すように、ベルト91のケース1とは反対側の端部には、ベルト91に対してベルト92を留めるためのバックル911が設けられており、これにより、携帯型電子機器100を使用者に装着することができる。
このようなベルト91、92は、本実施形態では、絶縁性を有している。後で詳述するが、絶縁性を有するベルト91、92の配置との関係を考慮して、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72を配置することで、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の特性への影響を低減することができる。また、ベルト92、92の構成材料としては、例えば、樹脂材料を用いることができる。樹脂材料を用いることで、ベルト91、92の軽量化を図ることができる。
〈携帯型電子機器の内部構成〉
[太陽電池]
図4および図5に示すように、複数の太陽電池31は、それぞれ、受光面311を有するパネルで構成されており、内部空間Sのカバー部材12の近傍に設けられている。また、図1に示すように、本実施形態では、太陽電池31の数は4つであり、これら太陽電池31は、平面視で側壁部112の外周側に位置し、かつ、外周に沿って円環状に配置されている。このような太陽電池31は、太陽光等の光のエネルギーを電力に変換する機能を有する。
[二次電池]
図4および図5に示すように、二次電池32は、内部空間Sの底部111側に設けられている。二次電池32は、複数の太陽電池31からの電力によって充電され、回路基板5に固定された電子部品等に電力を供給する。このような二次電池32の具体例としては、例えば、リチウムイオン二次電池等が挙げられる。
[表示部]
表示部4は、例えば、液晶パネル、電子ペーパーパネルおよび有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示パネルで構成されており、図示しない配線等を介して回路基板5に電気的に接続されている。また、表示部4は、板状をなしていて、回路基板5とカバー部材12との間でこれらに対してほぼ平行に配置されている。このような表示部4は、例えば、GPSアンテナ72で受信した衛星信号に基づく携帯型電子機器100の位置情報や時刻情報等の各種データ等を表示することができる(図1参照)。
[回路基板]
回路基板5は、内部空間Sのケース1の厚さ方向(図4中の上下方向)のほぼ中央に位置し、表示部4に対してほぼ平行に設けられている。この回路基板5は、携帯型電子機器100が有する各部の駆動を制御する機能を有し、例えばMPU51(Micro Controller Unit)等を備える。回路基板5は、例えば、表示部4の表示の制御およびGPSアンテナ72で受信した衛星信号の処理等を行う。
図6は、図1に示す携帯型電子機器が有する回路基板を示す平面図である。図6に示すように、回路基板5には、複数のスイッチ52が電気的に接続されている。これらスイッチ52は、図5に示すように、それぞれ、前述したボタン201に対応して設けられており、使用者によるボタン201の操作を受け付ける。また、スイッチ52は、金属材料で構成されたシャフト232と、シャフト232とボタン201との間に介在する樹脂材料で構成されたベース部材231とを介して、ボタン201に接続されている。
ここで、回路基板5の厚さ方向の中心とボタン201の中心は、一直線上に位置していることが好ましい。すなわち、図5に示すように、これら中心は、線分B上に位置していることが好ましい。これにより、ボタン201が使用者による押圧されることによるボタン201の実装剥がれ等を低減することができる。
[脈拍センサー]
図4および図5に示すように、脈拍センサー61は、内部空間Sの底部111側に設けられている。この脈拍センサー61は、光電センサーで構成されており、血管の拡張時と収縮時とで光の反射率が異なる現象を利用して使用者の脈拍を計測する。詳細な図示はしないが、脈拍センサー61は、LED等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子とを有しており、発光素子からの光は、窓部1112を透過して使用者の手首に対して照射され、使用者で反射した光は窓部1112を透過して受光素子で受光される。
(加速度センサー)
図4に示すように、加速度センサー62は、回路基板5の表面側に搭載されている。この加速度センサー62は、例えば、MEMS技術を用いて製造された加速度センサー素子を含んで構成されており、携帯型電子機器100に加わる加速度を3軸で検出する機能を有する。
(方位センサー)
方位センサー63は、回路基板5の表面側に搭載されている。この方位センサー63は、磁気を検知するホール素子とその信号処理回路とを含む磁気センサーで構成されており、地磁気を2軸または3軸で検出する機能を有し、携帯型電子機器100の向いている方角を測定する。
(無線通信用アンテナ)
図5に示すように、無線通信用アンテナ71は、回路基板5の表面側に搭載されている。この無線通信用アンテナ71は、無線通信機能を有する。例えば、無線通信用アンテナ71は、各センサーからの検出結果等の各種情報を無線送信する機能を有する。これにより、使用者は、例えば、当該各種情報を外部のパーソナルコンピューター等(図示せず)で受信して利用することができる。無線通信用アンテナ71の無線通信方式としては、例えば、Wi−Fi(登録商標)を含む無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、NFC(near field communication)等の近距離無線通信方式が挙げられる。
(GPSアンテナ)
図4に示すように、GPSアンテナ72は、回路基板5の表面側に搭載されている。また、GPSアンテナ72は、内部空間Sのベルト92側に配置されている。このGPSアンテナ72は、人工衛星を利用した全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の1つであるGPSに用いるGPS衛星から送信された衛星信号を受信する機能を有する。
図7は、図6に示す回路基板に固定されたGPSアンテナを示す斜視図である。図8は、図7に示すGPSアンテナを他の方向から見た図である。図7および図8に示すように、GPSアンテナ72は、絶縁性を有する支持用部品50の表面にLDS(Laser Direct Structuring)技術により形成された導電パターンを有する薄膜状のアンテナ本体721と、アンテナ本体721に接続された配線部722と、を有している。また、GPSアンテナ72は、アンテナ本体721が回路基板5の板面に対して垂直な方向に沿って設けられている(図4参照)。なお、アンテナ本体721は、LDS技術により形成された導電パターンに限らず、板金を用いた構成であってもよい。また、GPSアンテナ72は、衛星信号を受信できるのであれば、図示の構成に限定されず、いかなる構成であってもよい。
このようなGPSアンテナ72で受信した衛星信号に重畳されている軌道情報や時刻情報に基づいて、前述した回路基板5は携帯型電子機器100の現在位置や時刻情報を算出する。
ここで、前述した第1外装部材21および第2外装部材22の配置等を考慮した無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の配置について説明する。図9は、図1に示す携帯型電子機器が有するケースの内部を示す平面図である。なお、図9では、太陽電池31および表示部4の図示を省略している。
前述したように、側壁部112の外表面には、第1外装部材21および第2外装部材22と、それぞれの間に位置するベルト91、92が設けられている(図9参照)。具体的には、第1外装部材21の一方の端面211と第2外装部材22の一方の端面221との間にベルト91が配置されており、第1外装部材21の他方の端面212と第2外装部材22の他方の端面222との間にベルト92が配置されている。
このように配置されたベルト91、92との間の領域S1に、前述した無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72が配置されている。別の言い方をすれば、端面211と端面212とを結ぶ線分と、端面221と端面222とを結ぶ線分との間に、無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72が配置されている。なお、端面211、212は、それぞれ、側壁部112の外周面における第1外装部材21の第2外装部材22側に位置する面である。同様に、端面221、222は、側壁部112の外周面における第2外装部材22の第1外装部材21側に位置する面である。なお、GPSアンテナ72は、前述したベルト91、92との間の領域S1の中でも、表示部4の6時位置もしくは12時位置に配置されることが好ましい。6時位置もしくは12時位置には、絶縁部材で形成されたベルト91、92が設けられており、使用者が携帯型電子機器100を装着してランニング等を行う際に、ベルト91、92地面側もしくは空に方向を向く可能性が高くなるので、GPSアンテナ72の受信感度の低下を低減する事ができる。
以上説明したように、携帯型電子機器100は、無線通信用アンテナ71(アンテナ)およびGPSアンテナ72(アンテナ)と、底部111と、底部111の外縁部を囲むように底部111に設けられた側壁部112とを有するケース本体11と、側壁部112の底部111とは反対側に設けられたカバー部材12と、を有し、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72を収容する絶縁性のケース1とを有する(図4参照)。また、携帯型電子機器100は、側壁部112の外表面に設けられ、外部に露出する面に金属材料を用いた第1外装部材21と、第1外装部材21に対して離間して側壁部112の外表面に設けられ、外部に露出する面に金属材料を用いた第2外装部材22と、側壁部112の外表面に沿って設けられ、第1外装部材21と第2外装部材22とを繋ぐ絶縁性を有する「第1絶縁部」であるベルト91および「第2絶縁部」であるベルト92と、を備える(図9参照)。そして、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72は、ベルト91とベルト92との間の領域S1に配置されている。なお、前述した「外部に露出する面」は使用者に視認される面であって、側壁部112の外表面と接し、外部に露出しない面は除かれる。また、第1絶縁部および第2絶縁部は、第1外装部材21と第2外装部材22との間に存在し、ケース1にそれぞれの部材が直接固定されていても良い。
このような携帯型電子機器100によれば、絶縁性のケース1の一部が、外部に露出する面に金属材料を用いた第1外装部材21および第2外装部材22で覆われているため、携帯型電子機器100の外装を装飾性の高い金属調のデザインにすることができる。また、仮に、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72を導体で環状に囲むと、環状の導体によって電波が遮られ、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の感度が大幅に低下する。これに対して、本実施形態では、絶縁性を有するベルト91、92によって、第1外装部材21と第2外装部材22とを電気的に分離できる。しかも、領域S1に無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72が配置されているので、絶縁性を有するベルト91、92を介して(透過して)電波が無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72に届くため、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の感度の低減を抑制できる。無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の受信感度(アンテナが受信または送信する電波の強度)の低下を低減しつつ、携帯型電子機器100の装飾性を高めることができる。
さらに、本実施形態では、図9に示すように、方位センサー63が、領域S1内に配置されている。そのため、方位センサー93の受信感度の低下を低減することができる。
また、前述したように、携帯型電子機器100は、ケース1を使用者に装着するための「装着部材」としてのベルト91、92を備えており、「第1絶縁部」はベルト91であり、「第2絶縁部」はベルト92である。
このように、「第1絶縁部」および「第2絶縁部」がベルト91、92であることで、比較簡単な構成で、第1外装部材21と第2外装部材22とを分離して配置することができる。
特に、本実施形態では、側壁部112の外表面のベルト91、92を除く部分は、第1外装部材21および第2外装部材22で覆われている。すなわち、側壁部112の外表面は、ベルト91、92、第1外装部材21および第2外装部材22によって囲まれている。これにより、アンテナの受信感度の低下をより低減しつつ、携帯型電子機器100の装飾性をより高めることができる。
また、ベルト91、92を備えることで、携帯型電子機器100を使用者が身に着けて持ち歩くことができるため、利便性がよい。なお、本実施形態では、「装着部材」がベルト91、92で構成されているが、「装着部材」は、使用者に対して装着可能であれば、ベルト91、92以外の構成であってもよい。
また、前述したように、携帯型電子機器100は、「複数のアンテナ」としての無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72を有する。別の言い方をすれば、携帯型電子機器100は、「第1のアンテナ」としての無線通信用アンテナ71と、「第2のアンテナ」としてのGPSアンテナ72とを備えている。また、前述したように、無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72とは、回路基板5の法線方向から見て、重ならない。
これにより、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72同士の干渉を低減または防ぐことができ、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の各受信感度の低下を低減することができる。なお、本実施形態では、無線通信用アンテナ71を「第1のアンテナ」として捉え、GPSアンテナ72を「第2のアンテナ」として捉えているが、GPSアンテナ72を「第1のアンテナ」として捉え、無線通信用アンテナ71を「第2のアンテナ」として捉えてもよい。
特に、本実施形態のように、無線通信用アンテナ71がベルト91の近傍に位置し、GPSアンテナ72がベルト92の近傍に位置している。このように、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72が離間しており、かつ、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72のそれぞれがベルト91またはベルト92の近傍に設けられていることで、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の各受信感度の低下をより低減することができる。
なお、本実施形態では、携帯型電子機器100が有する回路基板5の数は、1つであるが、複数であってもよい。その場合、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72は、それぞれ異なる回路基板5に固定されていてもよい。このように無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72が異なる回路基板5に固定されている場合であっても、少なくとも一方の回路基板5の法線方向から見て、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72が重ならないことが好ましい。
また、前述したように、カバー部材12は、透光性を有し、ケース1の内部である内部空間Sには、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72が固定された回路基板5が設けられており、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72は、回路基板5のカバー部材12側に設けられている。
このように無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72が配置されていることで、使用者が携帯型電子機器100を装着した場合に無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の受信強度が使用者によって減衰することを低減することができる。そのため、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の感度の低下を低減できる。
さらに、前述したように、GPSアンテナ72は、平面視で、太陽電池31に対して重ならない位置に設けられている(図4参照)。これにより、太陽電池31の受光面積の低下を低減しつつ、GPSアンテナ72の感度の低下を低減することができる。また、GPSアンテナ72は、平面視で、表示部4に対して重ならない位置に設けられている。そのため、表示部4を構成する表示パネルに金属材料が用いられていても、表示部4によるGPSアンテナ72の受信感度の低下を低減することができる。
また、前述したように、底部111は、使用者に接触する接触面1110を有しており、接触面1110の材料には、樹脂材料が用いられている。別の言い方をすれば、接触面1110は、金属製の部材が配置されていない非金属部を構成している。
このように接触面1110が樹脂材料で構成されていることで、携帯型電子機器100の軽量化を図ることができる。
また、前述したように、接触面1110は、外縁から中央に向かって径が連続的に漸減したテーパー面1111を有する。これにより、使用者が携帯型電子機器100を装着したとき、底部111が使用者によって視認され難くすることができる。そのため、携帯型電子機器100の装飾性をより高めることができる。なお、接触面1110は、中央部に向かって径が段階的に漸減した面を有していてもよい。その場合であっても、前述したテーパー面1111と同等の効果を発揮することができる。
以上、携帯型電子機器100について説明した。なお、本実施形態では、携帯型電子機器100は、1つの第1外装部材21および1つの第2外装部材22を有しているが、「第1外装部材」および「第2外装部材」は、「第1絶縁部」および「第2絶縁部」を介して互いに離間して設けられていれば、その数および配置は図示のものに限定されない。また、「第1絶縁部」および「第2絶縁部」は、「第1外装部材」と「第2外装部材」とを繋ぎ、側壁部112の外周面に設けられていれば、その数および配置は図示のものに限定されない。
また、本実施形態では、「第1絶縁部」および「第2絶縁部」は、それぞれ、ベルト91、92(装着部材)で構成されているが、これらは、それぞれ空間(間隙)で構成されていてもよい。したがって、携帯型電子機器100はベルト91、92を備えていなくてもよい。
また、本実施形態では、携帯型電子機器100は、「アンテナ」として、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72を有しているが、「アンテナ」は、電波を送信または受信可能なものであればよく、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72に限定されない。
また、本実施形態では、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72が領域S1に配置されているが、「携帯型電子機器」が複数の「アンテナ」を有する場合、それらのうちの少なくとも1つが領域S1内に収まっていればよい。ただし、本実施形態のように、複数の「アンテナ」を有する場合、複数の「アンテナ」全てが領域S1に収まっていることが好ましい。すなわち、本実施形態のように、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の双方が、領域S1に収まっていることが好ましい。これにより、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の受信感度の低下を低減できるので、携帯型電子機器100の精度を高めることができる。
また、本実施形態では、ケース1の外形は、平面視で、ほぼ円形であるが、これに限定されず、例えば、平面視で四角形や台形等の多角形または楕円形等をなしていてもよい。
また、本実施形態では、携帯型電子機器100は、各種センサーとして、前述した脈拍センサー61、加速度センサー62および方位センサー63を有しているが、携帯型電子機器100が備えるセンサーとしては、これに限定されない。例えば、図示はしないが、携帯型電子機器100は、各種センサーとして、ケース1外の気圧を検出する気圧センサー、ケース1外の温度を検出する温度センサー、携帯型電子機器100に加わる角速度を検出するジャイロセンサー等を備えていてもよい。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図10は、第2実施形態にかかる携帯型電子機器の一部分解図である。
本実施形態は、主に、外装部材およびバンドのケースへの接続が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、以下の説明では、第2実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図10において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態における携帯型電子機器100Aでは、第1外装部材21Aおよび第2外装部材22Aがケース1に固定されており、ベルト91、92がそれぞれバネ部材24(連結部材)によって第1外装部材21Aと第2外装部材22Aとに接続されている。
具体的には、第1外装部材21Aは、その端部に形成されたネジ孔251を有しており、側壁部112に裏面側に図示しないネジを用いてネジ止めされる(図10参照)。第2外装部材22Aについても同様である。また、ベルト91のケース1側の端部には、その幅方向に沿って形成された貫通孔912が形成されている。この貫通孔912にベルト91の幅とほぼ同等の長さのバネ部材24を挿通させ、バネ部材24の両方の端部241を第1外装部材21Aの端部および第2外装部材22Aの端部に接続することで、ベルト91は第1外装部材21Aおよび第2外装部材22Aのそれぞれに対して接続される。同様に、ベルト92には貫通孔922が形成されており、貫通孔922にバネ部材24を挿通させ、バネ部材24の両方の端部を第1外装部材21Aの端部および第2外装部材22Aの端部に接続することで、ベルト92は第1外装部材21Aおよび第2外装部材22Aのそれぞれに対して接続される。
ここで、バネ部材24は、いかなる材料で形成されていてもよいが、バネ部材24が金属材料で形成されている場合、バネ部材24の端部241は絶縁性を有する部材で構成することが好ましい。これにより、バネ部材24、第1外装部材21Aおよび第2外装部材22Aを電気的に分離できる。そのため、無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72の受信感度の低下を低減することができる。
なお、バネ部材24が金属材料を含んで構成されている場合であっても、バネ部材24の導電性は無視できる程度である。したがって、金属製のバネ部材24と第1外装部材21および第2外装部材22とが直接的に接続されておらず、ベルト91、92が全体として絶縁性を有する構成であれば、ベルト91、92は「第1絶縁部」および「第2絶縁部」を構成していると言える。
以上説明したような第2実施形態によっても、無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72の受信感度の低下を低減しつつ、装飾性を高めることができる。
≪第3実施形態≫
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図11は、第3実施形態にかかる携帯型電子機器の一部分解図である。
本実施形態は、主に、ケースの構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、以下の説明では、第3実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図11において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態における携帯型電子機器100Bが有するケース1Bは、第1ケース10と、第1ケース10に接続された第2ケース14とを有する。なお、第1ケース10は、ケース本体11とカバー部材12とを有し、第1実施形態におけるケース1と同様の構成である。一方、第2ケース14は、内部空間S14を有し、第1ケース10のベルト92側に配置されている。この第2ケース14は、ベルト92のケース1B側に向かって開口した凹部921に挿通可能に構成されている。本実施形態では、このような構成の第2ケース14の内部空間S14に無線通信用アンテナ71が配置されている。
このような第3実施形態によっても、ベルト91とベルト92との間の領域に無線通信用アンテナ71が配置されているため、無線通信用アンテナ71の受信感度の低下を低減しつつ、装飾性を高めることができる。なお、第2ケース14には、無線通信用アンテナ71の代わりにGPSアンテナ72が配置されていてもよいし、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72の双方が配置されていてもよい。
≪第4実施形態≫
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図12は、第4実施形態にかかる携帯型電子機器が有するケースの内部を示す平面図である。なお、図12では、太陽電池31および表示部4の図示を省略している。
本実施形態は、主に、ベゼルの構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、以下の説明では、第4実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図12において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態における携帯型電子機器100Cが有するベゼル13Cは、2つの切欠きを有するような構成であり、互いに離間して配置された第1部材131および第2部材132を有する。また、第1部材131と第2部材132との間に形成された間隙133、134は、それぞれ、平面視で、ベルト91とベルト92との間の領域S1に位置している。
このように、本実施形態では、ケース本体11には、カバー部材12をケース本体11に対して固定するための金属材料を含む「固定部材」としてのベゼル13Cが設けられており、ベゼル13Cは、互いに離間して配置された「第1固定部」としての第1部材131および「第2固定部」としての第2部材132を有する。
これにより、ベゼル13Cが金属材料で構成されている場合であっても、電波の干渉を低減できる。したがって、本実施形態のような構成によれば、金属製のベゼル13Cを用いることができ、よって、携帯型電子機器100Cの装飾性をより高めることができる。
なお、「固定部材」の構成は、図示の構成に限定されない。また、「第1固定部」および「第2固定部」は、互いに離間していれば、数や配置は図示の例に限定されない。
以上説明したような第4実施形態によっても、無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72の受信感度の低下を低減しつつ、装飾性を高めることができる。
≪第5実施形態≫
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図13は、第5実施形態にかかる携帯型電子機器の表側から見た平面図である。
本実施形態は、主に、無線通信用アンテナおよびGPSアンテナの配置が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、以下の説明では、第5実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図13において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態における携帯型電子機器100Dが有する無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72Dは、それぞれ、平面視で太陽電池31に重ならないように配置されている。具体的には、無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72Dは、平面視で、領域S1のうちの太陽電池31が設けられていない領域S10に設けられている。なお、GPSアンテナ72Dは、例えばパッチアンテナである。
このように、カバー部材12は、透光性を有し、ケース1の内部である内部空間Sには、回路基板5のカバー部材12側に太陽電池31が設けられており、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72は、それぞれ、回路基板5の法線方向から見て、すなわち平面視で、互いに重ならない。
無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72Dが、太陽電池31に対して平面視で重なって配置されていないことで、太陽電池31の受光面積の低下を低減しつつ、無線通信用アンテナ71およびGPSアンテナ72Dの受信感度の低下を低減することができる。
以上説明したような第5実施形態によっても、無線通信用アンテナ71とGPSアンテナ72Dの受信感度の低下を低減しつつ、装飾性を高めることができる。
以上、本発明の携帯型電子機器について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。また、本発明の各部の構成は、前述した実施形態の同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。また、本発明は、前述した各実施形態の任意の構成同士を組み合わせるようにしてもよい。
また、前述した実施形態では、本発明の一例として、使用者の手首に装着可能なリスト機器を挙げたが、本発明は、使用者が携帯可能な構成であれば、図示の構成に限定されない。本発明は、使用者が持ち歩くことができればよい。本発明は、ゲーム機や携帯電話等であってもよい。また、本発明は、懐中時計型の電子時計であってもよい。また、本発明が使用者の身体等に装着可能な場合、本発明の使用者に対する装着箇所は、手首に限定されず、足や頭等であってもよい。
100…携帯型電子機器、71…無線通信用アンテナ(アンテナ)、72…GPSアンテナ(アンテナ)、72D…GPSアンテナ(アンテナ)、111…底部、112…側壁部、11…ケース本体、12…カバー部材、1…ケース、1B…ケース、21…第1外装部材、21A…第1外装部材、22…第2外装部材、22A…第2外装部材、91…ベルト(第1絶縁部)、92…ベルト(第2絶縁部)、S1…領域。

Claims (7)

  1. アンテナと、
    筒状の側壁部と、前記側壁部の一方の開口を塞ぐ底部と、他方の開口を塞ぐカバー部材とを有し、前記アンテナを収容する絶縁性のケースと、
    前記側壁部の外側で前記側壁部に設けられ、露出する面に金属材料を用いた第1外装部材と、
    前記側壁部の外側で前記第1外装部材に対して離間して前記側壁部に設けられ、露出する面に金属材料を用いた第2外装部材と、
    前記第1外装部材と前記第2外装部材との間に設けられた絶縁性を有する第1絶縁部および第2絶縁部と、を備え、
    前記アンテナは、前記第1絶縁部と前記第2絶縁部との間の領域に配置されていることを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記ケースを使用者に装着する装着部材を備え、
    前記第1絶縁部および前記第2絶縁部は、前記装着部材である請求項1に記載の携帯型電子機器。
  3. 前記底部は、前記使用者に接触する接触面を有しており、
    前記接触面は、樹脂材料で構成される請求項2に記載の携帯型電子機器。
  4. 前記カバー部材は、前記側壁部の内側に設けられ、金属材料を含む固定部材が前記カバー部材と前記側壁部とを前記側壁部の外側から固定し、
    前記固定部材は、互いに離間して配置された第1固定部および第2固定部を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の携帯型電子機器。
  5. 前記ケースの内部には、前記アンテナが配置された回路基板が設けられており、
    前記アンテナは、前記回路基板の前記カバー部材側に設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の携帯型電子機器。
  6. 前記カバー部材は、透光性を有し、
    前記ケースの内部には、前記回路基板の前記カバー部材側に太陽電池が設けられており、
    前記太陽電池と前記アンテナとは、前記回路基板の法線方向から見て、互いに重ならない請求項5に記載の携帯型電子機器。
  7. 前記アンテナは第1のアンテナであり、
    第2のアンテナを備え、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとは、前記回路基板の法線方向から見て、重ならない請求項5または6に記載の携帯型電子機器。

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