JP2019127894A - 過給エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】単一のバルブ機構により再循環ガス量の調整と排気圧の調整を同時に行い得るようにして設備コストを従来より削減する。【解決手段】第一排気マニホールドM1とタービン2aの小スクロールT1とを接続すると共に、第二排気マニホールドM2とタービン2aの大スクロールT2とを接続し、第一排気マニホールドM1側にEGR装置9の排気ガスGの抜き出し位置を設定してEGR配管6を接続し、該EGR配管6に対し前記第二排気マニホールドM2側から分岐して導いた連絡管12を接続し、該連絡管12とEGR配管6との合流部分13に夫々の流路を選択的に閉止可能で一方の流路を開く動作が他方の流路を閉じる動作となるように分配バルブ14を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、タービンより上流側の排気系から排気ガスの一部を抜き出してコンプレッサより下流側の吸気系へ再循環するEGR装置を備えた過給エンジンに関するものである。
従来、排気ガスで駆動されるタービンによりコンプレッサを駆動して正規の量以上の吸気を取り込むことで出力の大幅な向上を図り得るようにしたターボチャージャ付き過給エンジンが知られており、この種の過給エンジンにあっては、前記タービンより上流側の排気系から排気ガスの一部を抜き出して前記コンプレッサより下流側の吸気系へ再循環し、その吸気系に戻された排気ガスで各気筒内での燃料の燃焼を抑制して燃焼温度を下げることによりNOxの発生を低減するEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を備えたものもある。ただし、前述の如き過給エンジンの場合、過給効率の高い低速高負荷領域にてターボチャージャによる過給圧が排気圧より高くなってしまう領域が生じる結果、このような低速高負荷領域について何も対策を講じなければ、排気側から吸気側への排気ガスの再循環を行うことができなくなってしまう。
このため、大型運搬車両等における大量の排気ガス再循環を実施する必要のある過給エンジンにおいては、排気マニホールドを各気筒の排気干渉が生じないように第一排気マニホールドと第二排気マニホールドとに分割する一方、ターボチャージャのタービンのスクロールを小スクロールと大スクロールとに分割し、前記第一排気マニホールドからの排気ガスを前記小スクロールに導き且つ前記第二排気マニホールドからの排気ガスを前記大スクロールに導くことで第一排気マニホールド側の排気圧を相対的に高め、該第一排気マニホールド側からEGR装置の排気ガスの抜き出しを行うようにしたものがある。
図12は斯かる過給エンジンの一例を示すもので、ここに図示している過給エンジン1は、排気ガスGで駆動されるタービン2aによりコンプレッサ2bを駆動して過給を行うターボチャージャ2を搭載しており、図示しないエアクリーナから導いた吸気Aを前記ターボチャージャ2のコンプレッサ2bへ送り、該コンプレッサ2bで加圧された吸気Aをインタークーラ3へと送って冷却し、該インタークーラ3から更に吸気マニホールド4へと吸気Aを導いて過給エンジン1の各気筒1a,1b,1c,1d,1e,1fに分配するようにしてある。
また、この過給エンジン1の各気筒1a,1b,1c,1d,1e,1fから排出された排気ガスGを排気マニホールド5を介して前記ターボチャージャ2のタービン2aへと送り、該タービン2aを駆動した排気ガスGを車外へ排出するようにしてあるが、前記排気マニホールド5は、気筒1a,1b,1cを一組とする第一排気マニホールドM1と、気筒1d,1e,1fを一組とする第二排気マニホールドM2とに分割されて相互の排気干渉が回避されるようになっている。
そして、前記タービン2aには、スクロールが小スクロールT1と大スクロールT2とに分割されたツインスクロール形式が採用されており、前記第一排気マニホールドM1と前記小スクロールT1とが接続される一方、前記第二排気マニホールドM2と前記大スクロールT2とが接続されており、前記タービン2a側のスクロールの容量差によって、前記第一排気マニホールドM1側の排気圧が前記第二排気マニホールドM2側の排気圧よりも相対的に高く維持されるようにしてある。
他方、前記第一排気マニホールドM1出口付近と前記吸気マニホールド4の入口付近との間がEGR配管6により接続されていると共に、再循環ガス量を適宜に調整するEGRバルブ7と、再循環される排気ガスGを冷却するためのEGRクーラ8とが前記EGR配管6に装備されており、これらEGR配管6とEGRバルブ7とEGRクーラ8とによりEGR装置9が構成されるようになっている。
即ち、第二排気マニホールドM2側よりも排気圧が相対的に高く維持されるようにした第一排気マニホールドM1側に前記EGR装置9の排気ガスGの抜き出し位置を設定することにより、全ての運転領域で前記第一排気マニホールドM1の排気圧が過給圧を上まわるようにして良好な排気ガスGの再循環を実現している。
尚、この種の過給エンジンに関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
国際公開WO2005/010330号公報
しかしながら、斯かる従来の過給エンジン1にあっては、再循環ガス量を抑制するためにEGRバルブ7を絞ることで第一排気マニホールドM1の排気圧が著しく増大し、第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との圧力差が大きくなりすぎて、気筒1a,1b,1cの組と気筒1d,1e,1fの組との間に燃焼差が生じる懸念があり、図13に拡大して示す如く、第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との間に常時閉の連通バルブ10を設け、該連通バルブ10を適宜に開通して第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との圧力差を均す必要があるが、このようにEGRバルブ7と連通バルブ10の二つのバルブ機構が必要となることで設備コストの大幅な高騰を招いてしまう問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、単一のバルブ機構により再循環ガス量の調整と排気圧の調整を同時に行い得るようにして設備コストを従来より削減することを目的としている。
本発明は、排気マニホールドからの排気ガスで駆動されるタービンによりコンプレッサを駆動して過給を行うターボチャージャを搭載し、前記タービンより上流側の排気系からEGR配管を介し排気ガスの一部を抜き出して前記コンプレッサより下流側の吸気系へ再循環するEGR装置を装備した過給エンジンであって、前記排気マニホールドを第一排気マニホールドと第二排気マニホールドとに分割する一方、前記タービンのスクロールを小スクロールと大スクロールとに分割し、前記第一排気マニホールドと前記小スクロールとを接続すると共に、前記第二排気マニホールドと前記大スクロールとを接続し、前記第一排気マニホールド側に前記EGR装置の排気ガスの抜き出し位置を設定して前記EGR配管を接続し、該EGR配管に対し前記第二排気マニホールド側から分岐して導いた連絡管を接続し、該連絡管と前記EGR配管との合流部分に夫々の流路を選択的に閉止可能で一方の流路を開く動作が他方の流路を閉じる動作となるように分配バルブを構成したことを特徴とするものである。
而して、このように過給エンジンを構成した場合に、合流部分における連絡管の流路を分配バルブにより閉止すると、EGR配管の流路が全開となって大量の排気ガスの再循環が実現され、しかも、第一排気マニホールド側の排気圧が第二排気マニホールド側の排気圧よりも相対的に高く維持されることで全ての運転領域で良好な排気ガスの再循環を実現することが可能となる。
また、再循環ガス量を抑制するべく合流部分におけるEGR配管の流路を分配バルブにより全開状態から絞り込むと、その絞り込みの分だけ連絡管の流路が広く開通されることになり、EGR配管の排気ガスの一部が連絡管を介しタービンの大スクロールへ送り込まれて第一排気マニホールドと第二排気マニホールドとの圧力差が均される。
この結果、分配バルブにより再循環ガス量を絞り込んでも第一排気マニホールドの排気圧が著しく増大することがなくなり、第一排気マニホールドと第二排気マニホールドとの圧力差が大きくなりすぎて気筒間に燃焼差が生じるといった事態が未然に防止されることになる。
尚、前記分配バルブにより合流部分におけるEGR配管の流路を閉止すると、連絡管の流路が全開となってEGR配管の排気ガスが全て連絡管を通しタービンの大スクロールへ送り込まれて排気ガスの再循環が停止されることになる。
また、本発明をより具体的に実施するにあたっては、分配バルブがフラップ式の弁体を備え、該弁体が連絡管の流路を閉止する位置とEGR配管の流路を閉止する位置との間で傾動して夫々の流路を選択的に閉止し得るように構成されているものや、分配バルブがポペット式の弁体を備え、該弁体が連絡管の流路を閉止する位置とEGR配管の流路を閉止する位置との間で移動して夫々の流路を選択的に閉止し得るように構成されているものや、分配バルブがロータリー式の弁体を備え、該弁体が連絡管の流路を閉止する位置とEGR配管の流路を閉止する位置との間で回動して夫々の流路を選択的に閉止し得るように構成されているものを採用することが可能である。
上記した本発明の過給エンジンによれば、分配バルブを単一のバルブ機構として備えるだけで再循環ガス量の調整と排気圧の調整を同時に行うことができるので、従来の如き再循環ガス量を調整するためのEGRバルブと、排気圧を調整するための連通バルブとを個別に備える必要がなくなって設備コストを従来より著しく削減することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明を実施する形態の一例を示す概略図である。 図1の要部を拡大して示す説明図である。 図1の分配バルブで連絡管を全閉とした状態を示す説明図である。 図1の分配バルブでEGR配管を全閉とした状態を示す説明図である。 図1の分配バルブでEGR配管を絞り込んだ状態を示す説明図である。 本発明の別の形態例における図3に相当する説明図である。 本発明の別の形態例における図4に相当する説明図である。 本発明の別の形態例における図5に相当する説明図である。 本発明の更に別の形態例における図3に相当する説明図である。 本発明の更に別の形態例における図4に相当する説明図である。 本発明の更に別の形態例における図5に相当する説明図である。 従来例を示す概略図である。 図12の要部を拡大して示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図12の従来例と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、その基本的な構成については、先に図12で説明した従来例と略同様であり、排気マニホールド5を各気筒1a,1b,1c,1d,1e,1fの排気干渉が生じないよう第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2とに分割する一方、タービン2aのスクロールを小スクロールT1と大スクロールT2とに分割し、前記第一排気マニホールドM1と前記小スクロールT1とを接続すると共に、前記第二排気マニホールドM2と前記大スクロールT2とを接続し、前記第一排気マニホールドM1側にEGR装置9の排気ガスGの抜き出し位置を設定してEGR配管6を接続するようにしているが、本形態例の過給エンジン11にあっては、前記EGR配管6に対し前記第二排気マニホールドM2側から分岐して導いた連絡管12を接続し、該連絡管12と前記EGR配管6との合流部分13に夫々の流路を選択的に閉止可能で一方の流路を開く動作が他方の流路を閉じる動作となるように分配バルブ14を構成している。
図2は前記分配バルブ14の具体的な構成を示しており、ここに図示している分配バルブ14においては、EGR配管6の直伸部の途中に連絡管12をT字形に接続することで合流部分13とし、該合流部分13における前記連絡管12の接続口の下流側端を傾動軸15aとしたフラップ式の弁体15を備え、該弁体15が連絡管12の流路を閉止する位置(図3参照)とEGR配管6の流路を閉止する位置(図4参照)との間で傾動して夫々の流路を選択的に閉止し得るように構成されている。
而して、このように過給エンジン11を構成した場合に、図3に示す如く、合流部分13における連絡管12の流路を分配バルブ14により閉止すると、EGR配管6の流路が全開となって大量の排気ガスGの再循環が実現され、しかも、第一排気マニホールドM1側の排気圧が第二排気マニホールドM2側の排気圧よりも相対的に高く維持されることで全ての運転領域で良好な排気ガスGの再循環を実現することが可能となる。
また、図5に示す如く、再循環ガス量を抑制するべく合流部分13におけるEGR配管6の流路を分配バルブ14により全開状態から絞り込むと、その絞り込みの分だけ連絡管12の流路が広く開通されることになり、EGR配管6の排気ガスGの一部が連絡管12を介しタービン2aの大スクロールT2へ送り込まれて第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との圧力差が均される。
この結果、分配バルブ14により再循環ガス量を絞り込んでも第一排気マニホールドM1の排気圧が著しく増大することがなくなり、第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との圧力差が大きくなりすぎて気筒1a,1b,1c,1d,1e,1f間に燃焼差が生じるといった事態が未然に防止されることになる。
尚、図4に示す如く、前記分配バルブ14により合流部分13におけるEGR配管6の流路を閉止すると、連絡管12の流路が全開となってEGR配管6の排気ガスGが全て連絡管12を通しタービン2aの大スクロールT2へ送り込まれて排気ガスGの再循環が停止されることになる。
従って、上記形態例によれば、分配バルブ14を単一のバルブ機構として備えるだけで再循環ガス量の調整と排気圧の調整を同時に行うことができるので、従来の如き再循環ガス量を調整するためのEGRバルブ7(図13参照)と、排気圧を調整するための連通バルブ10(図13参照)とを個別に備える必要がなくなって設備コストを従来より著しく削減することができる。
図6〜図8は本発明の別の形態例を示すもので、EGR配管6の途中にクランク部を形成し且つ該クランク部の最初の曲がり方向と相対する方向から連絡管12を接続することで合流部分13を形成し、該合流部分13における前記連絡管12の接続方向に移動自在なポペット式の弁体16を備え、該弁体16が連絡管12の流路を閉止する位置(図6参照)とEGR配管6の流路を閉止する位置(図7参照)との間で移動して夫々の流路を選択的に閉止し得るようになっている。
このような形式の分配バルブ14とした場合でも、図6に示す如く、合流部分13における連絡管12の流路を分配バルブ14により閉止すると、EGR配管6の流路が全開となって大量の排気ガスGの再循環が実現され、しかも、第一排気マニホールドM1側の排気圧が第二排気マニホールドM2側の排気圧よりも相対的に高く維持されることで全ての運転領域で良好な排気ガスGの再循環を実現することが可能となる。
また、図8に示す如く、再循環ガス量を抑制するべく合流部分13におけるEGR配管6の流路を分配バルブ14により全開状態から絞り込むと、その絞り込みの分だけ連絡管12の流路が広く開通されることになり、EGR配管6の排気ガスGの一部が連絡管12を介しタービン2aの大スクロールT2へ送り込まれて第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との圧力差が均される。
この結果、分配バルブ14により再循環ガス量を絞り込んでも第一排気マニホールドM1の排気圧が著しく増大することがなくなり、第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との圧力差が大きくなりすぎて気筒1a,1b,1c,1d,1e,1f間に燃焼差が生じるといった事態が未然に防止されることになる。
尚、図7に示す如く、前記分配バルブ14により合流部分13におけるEGR配管6の流路を閉止すると、連絡管12の流路が全開となってEGR配管6の排気ガスGが全て連絡管12を通しタービン2aの大スクロールT2へ送り込まれて排気ガスGの再循環が停止されることになる。
また、図9〜図11は本発明の更に別の形態例を示すもので、EGR配管6の途中にクランク部を形成し且つ該クランク部の最初の曲がり方向と相対する方向から連絡管12を接続することで合流部分13を形成し、該合流部分13に回動自在なロータリー式の弁体17を備え、該弁体17が連絡管12の流路を閉止する位置(図9参照)とEGR配管6の流路を閉止する位置(図10参照)との間で回動して夫々の流路を選択的に閉止し得るようになっている。
このような形式の分配バルブ14とした場合でも、図9に示す如く、合流部分13における連絡管12の流路を分配バルブ14により閉止すると、EGR配管6の流路が全開となって大量の排気ガスGの再循環が実現され、しかも、第一排気マニホールドM1側の排気圧が第二排気マニホールドM2側の排気圧よりも相対的に高く維持されることで全ての運転領域で良好な排気ガスGの再循環を実現することが可能となる。
また、図11に示す如く、再循環ガス量を抑制するべく合流部分13におけるEGR配管6の流路を分配バルブ14により全開状態から絞り込むと、その絞り込みの分だけ連絡管12の流路が広く開通されることになり、EGR配管6の排気ガスGの一部が連絡管12を介しタービン2aの大スクロールT2へ送り込まれて第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との圧力差が均される。
この結果、分配バルブ14により再循環ガス量を絞り込んでも第一排気マニホールドM1の排気圧が著しく増大することがなくなり、第一排気マニホールドM1と第二排気マニホールドM2との圧力差が大きくなりすぎて気筒1a,1b,1c,1d,1e,1f間に燃焼差が生じるといった事態が未然に防止されることになる。
尚、図10に示す如く、前記分配バルブ14により合流部分13におけるEGR配管6の流路を閉止すると、連絡管12の流路が全開となってEGR配管6の排気ガスGが全て連絡管12を通しタービン2aの大スクロールT2へ送り込まれて排気ガスGの再循環が停止されることになる。
従って、図6〜図8の形態例及び図9〜図11の形態例の何れを採用した場合であっても、図1〜図5の形態例と同様に、分配バルブ14を単一のバルブ機構として備えるだけで再循環ガス量の調整と排気圧の調整を同時に行うことができるので、従来の如き再循環ガス量を調整するためのEGRバルブ7(図13参照)と、排気圧を調整するための連通バルブ10(図13参照)とを個別に備える必要がなくなって設備コストを従来より著しく削減することができる。
尚、本発明の過給エンジンは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
2 ターボチャージャ
2a タービン
2b コンプレッサ
5 排気マニホールド
6 EGR配管
9 EGR装置
11 過給エンジン
12 連絡管
13 合流部分
14 分配バルブ
15 弁体
16 弁体
17 弁体
G 排気ガス
1 第一排気マニホールド
2 第二排気マニホールド
1 小スクロール
2 大スクロール

Claims (4)

  1. 排気マニホールドからの排気ガスで駆動されるタービンによりコンプレッサを駆動して過給を行うターボチャージャを搭載し、前記タービンより上流側の排気系からEGR配管を介し排気ガスの一部を抜き出して前記コンプレッサより下流側の吸気系へ再循環するEGR装置を装備した過給エンジンであって、前記排気マニホールドを第一排気マニホールドと第二排気マニホールドとに分割する一方、前記タービンのスクロールを小スクロールと大スクロールとに分割し、前記第一排気マニホールドと前記小スクロールとを接続すると共に、前記第二排気マニホールドと前記大スクロールとを接続し、前記第一排気マニホールド側に前記EGR装置の排気ガスの抜き出し位置を設定して前記EGR配管を接続し、該EGR配管に対し前記第二排気マニホールド側から分岐して導いた連絡管を接続し、該連絡管と前記EGR配管との合流部分に夫々の流路を選択的に閉止可能で一方の流路を開く動作が他方の流路を閉じる動作となるように分配バルブを構成したことを特徴とする過給エンジン。
  2. 分配バルブがフラップ式の弁体を備え、該弁体が連絡管の流路を閉止する位置とEGR配管の流路を閉止する位置との間で傾動して夫々の流路を選択的に閉止し得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過給エンジン。
  3. 分配バルブがポペット式の弁体を備え、該弁体が連絡管の流路を閉止する位置とEGR配管の流路を閉止する位置との間で移動して夫々の流路を選択的に閉止し得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過給エンジン。
  4. 分配バルブがロータリー式の弁体を備え、該弁体が連絡管の流路を閉止する位置とEGR配管の流路を閉止する位置との間で回動して夫々の流路を選択的に閉止し得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過給エンジン。
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