JP2019127819A - 多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置 - Google Patents

多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多坑井用ビームポンピングシステムの採油機ごとにカウンターウェイトを配置せずに済む多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置を提供する。【解決手段】頂部の両側にそれぞれ軸受け箱3が設置されるホルダ4と、2つの軸受け箱3の中間に配置され、平衡ディスク、平衡ディスクの両側に対称に位置するカウンターウェイト及び平衡ディスクの内部の両側に対称に位置する駆動機構が設けられ、各カウンターウェイトが径方向に平衡ディスクの内部に装着され、且つカウンターウェイトを駆動して平衡ディスクの軸方向に沿って、同期しつつスライドイン又はスライドアウトさせる対応駆動機構に接続される平衡ホイール1と、2つの軸受け箱3及び平衡ホイール1を同時に貫通し、且つ平衡ホイール1に同軸に固定され、2つの軸受け箱3により支持された状態で回転し、平衡ホイール1を動かして同軸回転させる回転軸2とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、石油採掘の技術分野に関し、具体的には、多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置に関する。
多坑井用ビームポンピングシステムは、一台のモータで複数台の単一採油機を同時に駆動して作動させるものであり、シャフトカップリングで単一採油機を連結して、動力を伝達し、それによってコストダウンの目的を実現する。従来技術では、作動安定性を保持するとともに、上下ストローク時の負荷が互いに平衡となるように、単一採油機のクランクにカウンターウェイトが取り付けられている。しかしながら、複数台の単一採油機を共通主軸で接続する場合、単一採油機ごとのクランクにカウンターウェイトが取り付けられると、モータの起動及び作動の電力を向上させる必要があるだけでなく、使用されるカウンターウェイトの数が増加し、コストを増大し且つ経済的にも不利である。
上記問題を解決するために、本発明の目的は、カウンターウェイトの数を減少させ、ポンピング過程において上下ストロークを平衡にするとともに、多坑井用ビームポンピングシステムの採油機ごとにカウンターウェイトを配置せずに済む多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置を提供することである。
本発明にて提供される多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置は、ホルダと、平衡ホイールと、回転軸とを含む。
前記ホルダの頂部の両側にそれぞれ軸受け箱が設置され、
前記平衡ホイールは、2つの軸受け箱の中間に配置され、前記平衡ホイールには、平衡ディスク、前記平衡ディスクの両側に対称に位置するカウンターウェイト、及び前記平衡ディスクの内部の両側に対称に位置する駆動機構が設けられ、各カウンターウェイトは、径方向に前記平衡ディスクの内部に装着され、且つ前記カウンターウェイトを駆動し、前記平衡ディスクの軸方向に沿って同期させつつスライドイン又はスライドアウトさせる対応駆動機構に接続され、
前記回転軸は、2つの軸受け箱及び前記平衡ホイールを同時に貫通し、且つ前記平衡ホイールと同軸に固定され、前記回転軸は、2つの軸受け箱により支持された状態で回転して前記平衡ホイールを動かして同軸回転させる。
本発明のさらなる改良として、前記平衡ホイールの中心に回転軸孔が設けられ、前記回転軸が前記回転軸孔を軸方向に貫通し、前記回転軸孔の内壁にキー溝が設けられており、前記回転軸の外壁にキー溝と嵌合して接続されるフラットキーが設けられる。
本発明のさらなる改良として、前記カウンターウェイトは板状であり、カウンターウェイト本体及び前記カウンターウェイト本体の両側に対称に固定されたカウンターウェイトカバーを含み、前記カウンターウェイトカバーと前記カウンターウェイト本体の間の間隔は前記駆動機構の取り付けを補助するカウンターウェイト取り付け溝となる。
本発明のさらなる改良として、前記平衡ディスクは円盤状であり、前記平衡ディスクの径方向に1組の平衡ディスク開口が対称に設けられており、前記カウンターウェイトは対応する前記平衡ディスク開口内に装着され、
前記平衡ディスク開口は、前記平衡ディスクの径方向の2つの端面にそれぞれ前記カウンターウェイトの取り付けを補助する平衡ディスク凹溝及び前記駆動機構の取り付けを補助する収容溝が設けられており、且つ2つの平衡ディスク開口の収容溝は前記平衡ディスクの軸心に対して中心対称となる。
本発明のさらなる改良として、前記収容溝は、前記平衡ディスク開口の内端面の両側に対称に設けられている傘歯車収容溝、及びそのうちのいずれかの傘歯車収容溝の内端面にさらに設けられているモータ収容溝を含み、2つの平衡ディスク開口の傘歯車収容溝及びモータ収容溝は前記平衡ディスクの軸心に対して中心対称となる。
本発明のさらなる改良として、前記平衡ディスクの2つの端面にそれぞれ2組のストッパーが設置され、2組のストッパーはそれぞれ、平衡ディスク開口における傘歯車収容溝及びモータ収容溝を対応して遮蔽する。
本発明のさらなる改良として、前記駆動機構は、前記平衡ディスクの内部に固定された駆動モータ及び前記駆動モータにより駆動されて、同期しつつ同方向に回転する2本のスクリューを含み、前記スクリューのネジ部が前記カウンターウェイトの内部に配置される。
本発明のさらなる改良として、前記駆動モータの出力軸にモータ傘歯車が同心固定され、駆動軸は前記駆動モータと同軸で間隔を空けて設置され、前記駆動軸の両端にそれぞれ駆動軸傘歯車が固定され、2つの駆動軸傘歯車の内側にそれぞれ駆動軸バネが套設され、各駆動軸バネの内側にそれぞれ駆動軸軸受けが套設され、
前記スクリューは、前記駆動軸の両端に位置し、且つ前記スクリューの一端部にスクリュー傘歯車が固定され、一方のスクリューのスクリュー傘歯車は前記駆動軸傘歯車と前記モータ傘歯車の間に位置し、前記駆動軸傘歯車及び前記モータ傘歯車と同時に噛み合い、他方のスクリューのスクリュー傘歯車は前記駆動軸傘歯車と噛み合い、2本のスクリューの軸線は、前記駆動軸の軸線及び前記駆動モータの出力軸の軸線に垂直であり、且つ同一平面にある。
本発明のさらなる改良として、各前記スクリュー傘歯車の内側にそれぞれスクリューバネが套設され、各スクリューバネの内側にそれぞれスクリュー軸受けが套設され、前記スクリュー軸受けの内側から前記スクリューの他端までがネジ部となり、前記ネジ部に雄ネジが形成され、且つ前記ネジ部に複数のネジ付ブロックが均等に套設されており、前記ネジ付ブロックは中空で前記雄ネジと嵌合して接続された雌ネジが形成され、前記ネジ付ブロックは前記カウンターウェイトの内部に固定される。
本発明のさらなる改良として、前記軸受け箱は、上下で結合された軸受けハウジング及び軸受けカバーを含み、前記軸受け箱内に軸受けが設置され、前記回転軸は前記平衡ホイール及び2つの軸受け箱における軸受けを同時に貫通する。
本発明の有益な効果は以下のとおりである。
1、本発明の多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置は、ポンピング過程において上下ストロークを平衡にし、且つ多坑井用ビームポンピングシステムの採油機ごとにカウンターウェイトを配置せずに済むため、カウンターウェイトの数を減少させ、モータの起動及び作動の電力を大幅に低下させ、同時に平衡負荷を調整可能にする機能を実現する。
2、カウンターウェイトに1対1で対応する駆動機構が設置されることによって、カウンターウェイトをスライドイン又はスライドアウトさせ、多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置による平衡負荷を調整することができる。
3、平衡ディスクの2つの端面にそれぞれ2組のストッパーが設置されており、2組のストッパーは2つの端面においてそれぞれ、対応する平衡ディスク開口における傘歯車収容溝及びモータ収容溝を遮蔽することで、防水効果を実現する。
4、駆動軸傘歯車及びスクリュー傘歯車の内側にそれぞれ駆動軸バネ及びスクリューバネを套設することにより、駆動軸傘歯車やスクリュー傘歯車の伝動過程での振動を効果的に緩和させ、駆動軸傘歯車及びスクリュー傘歯車をより効果的に噛み合わせ、伝達効率を向上させる。
5、スクリュー軸受け及び駆動軸軸受けのいずれもスライド軸受けを用いるため、摩擦損失及び表面摩損を効果的に減少させて、伝動過程を安定的かつ確実にして、ノイズを解消する。
本発明の実施例による多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置の正面図である。 図1の側面図である。 多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置における平衡ホイールの部分断面図である。 多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置におけるカウンターウェイトの断面図である。 多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置における平衡ディスクの部分断面図である。 多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置における平衡ディスクの側面図である。 多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置における駆動機構の構造模式図である。
以下、実施例にて、図面を参照しながら、本発明についてさらに詳細に説明する。
図1〜2に示されるように、本発明の実施例による多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置は、ホルダ4と、平衡ホイール1と、回転軸2とを備える。ホルダ4の頂部の両側には、それぞれ、軸受け箱3が設置される。平衡ホイール1は2つの軸受け箱3の中間に配置される。回転軸2は2つの軸受け箱3及び平衡ホイール1を同時に貫通する。回転軸2は平衡ホイール1に同軸に固定される。回転軸2は2つの軸受け箱3により支持された状態で回転して平衡ホイール1を動かして同軸回転させる。
さらに、軸受け箱3は、上下で結合される軸受けハウジング及び軸受けカバーを含む。軸受け箱3内に軸受けが設置され、回転軸2は平衡ホイール1及び2つの軸受け箱3における軸受けを同時に貫通する。回転軸2は、軸受け箱3から貫通した後、シャフトカップリング(未図示)によって多坑井用ビーム採油機の主軸に同軸接続される。多坑井用ビーム採油機の主軸が回転するときに、回転軸2を介して平衡ホイール1が駆動されて同期しつつ回転し、カウンターウェイト5によって、多坑井用ビーム採油機の作動中に、それぞれ、上下ストロークでの負荷を平衡にする。
図3に示されるように、平衡ホイール1には、平衡ディスク6、平衡ディスク6の両側に対称に位置するカウンターウェイト5、及び平衡ディスク6の内部の両側に対称に位置する駆動機構7が設けられる。各カウンターウェイト5は径方向に平衡ディスク6の内部に装着される。カウンターウェイト5は、対応駆動機構7に接続される。対応駆動機構7は、カウンターウェイト5を駆動して平衡ディスク6の軸方向に沿って同期しつつスライドイン又はスライドアウトさせる。平衡ホイール1の中心には回転軸孔8が設けられる。回転軸2は回転軸孔8を軸方向に貫通する。回転軸孔8の内壁には、キー溝が設けられている。回転軸2の外壁には、キー溝と嵌合して接続されるフラットキーが設けられる。回転軸2と回転軸孔8の間におけるフラットキーとキー溝が嵌合する方式で、回転軸2により平衡ホイール1を動かして同軸回転させる。
図4に示されるように、カウンターウェイト5は板状である。カウンターウェイト5は、カウンターウェイト本体11、及びカウンターウェイト本体11の両側に対称に固定されたカウンターウェイトカバー9を含む。カウンターウェイトカバー9とカウンターウェイト本体11の間の間隔が、駆動機構7の取り付けを補助するカウンターウェイト取り付け溝10となる。
図5〜6に示されるように、平衡ディスク6は円盤状である。平衡ディスク6の径方向に1組の平衡ディスク開口12が対称に設けられている。カウンターウェイト5は、対応する平衡ディスク開口12内に装着される。カウンターウェイト5は平衡ディスク開口12を介して平衡ディスク6と嵌合して取り付けられる。各々の平衡ディスク開口12の平衡ディスク6の径方向の2つの端面には、それぞれ、カウンターウェイト5の取り付けを補助する平衡ディスク凹溝16、及び駆動機構7の取り付けを補助する収容溝が設けられている。2つの平衡ディスク開口12の収容溝は平衡ディスク6の軸心に対して中心対称となる。カウンターウェイト5が平衡ディスク6と嵌合して取り付けられるとき、カウンターウェイト5の両側におけるカウンターウェイトカバー9及びカウンターウェイト取り付け溝10は平衡ディスク凹溝16に位置する。従って、平衡ディスク凹溝16は、同時に、対応するカウンターウェイト5のガイド溝として、カウンターウェイト5の平衡ディスク開口12に対するスライドイン又はスライドアウトを補助する。
さらに、収容溝は、平衡ディスク開口12の内端面の両側に対称に設けられている傘歯車収容溝13、及びそのうちのいずれかの傘歯車収容溝13の内端面にさらに設けられているモータ収容溝15を含む。2つの平衡ディスク開口12のいずれの内部にも、2つの傘歯車収容溝13及びそのうちの一方の傘歯車収容溝13と一体に接続されたモータ収容溝15が設置される。2つの平衡ディスク開口12の傘歯車収容溝13及びモータ収容溝15は、平衡ディスク6の軸心に対して中心対称となる。
さらに、平衡ディスク6の2つの端面には、それぞれ、2組のストッパー14が設置される。2組のストッパー14は、それぞれ、平衡ディスク開口12における傘歯車収容溝13及びモータ収容溝15を対応して遮蔽する。これにより防水効果を実現する。
図7に示されるように、駆動機構7は、平衡ディスク6の内部に固定された駆動モータ27及び駆動モータ27により駆動されて、互いに同期しつつ同方向に回転する2本のスクリュー18を含む。スクリュー18のネジ部はカウンターウェイト5の内部に配置される。駆動モータ27の出力軸にモータ傘歯車26が同心固定される。駆動軸23は駆動モータ27と同軸で間隔を空けて設置される。駆動軸23の両端には、それぞれ、駆動軸傘歯車22が固定される。2つの駆動軸傘歯車22の内側には、それぞれ、駆動軸バネ25が套設される。各駆動軸バネ25の内側には、それぞれ、駆動軸軸受け24が套設される。
スクリュー18は、駆動軸23の両端に位置する。スクリュー18の一端部にスクリュー傘歯車21が固定される。一方のスクリュー18のスクリュー傘歯車21は駆動軸傘歯車22とモータ傘歯車26の間に位置する。一方のスクリュー18のスクリュー傘歯車21は、駆動軸傘歯車22及びモータ傘歯車26と同時に噛み合い、他方のスクリュー18のスクリュー傘歯車21は、駆動軸傘歯車22と噛み合う。2本のスクリュー18の軸線は、駆動軸23の軸線及び駆動モータ27の出力軸の軸線に垂直であり、且つ同一平面にある。従って、駆動モータ27は、回転するときに、モータ傘歯車26、駆動軸傘歯車22及びスクリュー傘歯車21の噛み合い関係に応じて、2本のスクリュー18を動かし、2本のスクリュー18を互いに同期させつつ同方向に回転させることができる。
各スクリュー傘歯車21の内側には、それぞれ、スクリューバネ20が套設される。各スクリューバネ20の内側には、それぞれ、スクリュー軸受け19が套設される。スクリュー軸受け19の内側からスクリュー18の他端までがネジ部となる。ネジ部には雄ネジが形成される。また、ネジ部には複数のネジ付ブロック17が均等に套設されている。ネジ付ブロック17は中空である。ネジ付ブロック17には、雄ネジと嵌合して接続された雌ネジが設けられている。ネジ付ブロック17は、カウンターウェイト5の内部に固定される。
駆動軸傘歯車22及びスクリュー傘歯車21の内側には、それぞれ、駆動軸バネ25及びスクリューバネ20が套設される。これにより、駆動軸傘歯車22やスクリュー傘歯車21の伝動過程での振動を効果的に緩和させ、駆動軸傘歯車22及びスクリュー傘歯車21をより効果的に噛み合わせ、伝達効率を向上させる。スクリュー軸受け19及び駆動軸軸受け24のいずれもスライド軸受けを用いるため、摩擦損失及び表面摩損を効果的に減少させて、伝動過程を安定的で確実にして、ノイズを解消する。
本発明の多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置の取り付け過程は、具体的には、以下のとおりである。
駆動機構7と平衡ディスク6やカウンターウェイト5とを嵌合して取り付けるに当たって、2本のスクリュー18のネジ部を、それぞれ、カウンターウェイト5のカウンターウェイト取り付け溝10に置き、スクリュー18のネジ部の外部に套設するネジ付ブロック17をカウンターウェイト本体11に固定し、カウンターウェイト5と平衡ディスクの取り付けが終了した後、スクリュー18のネジ部を平衡ディスク6の平衡ディスク凹溝16に設置する。
スクリュー18のネジ部の外側に取り付けられたスクリュー軸受け19、スクリューバネ20及びスクリュー傘歯車21はカウンターウェイト取り付け溝10の外側に位置する。また、スクリュー軸受け19は同時にカウンターウェイト本体11に固定されて、スクリュー18を支持する。スクリュー傘歯車21及びそれと噛み合う駆動軸傘歯車22は、対応する傘歯車収容溝13に配置される。駆動モータ27及びその出力軸に取り付けられたモータ傘歯車26は、対応するモータ収容溝15に配置される。
駆動軸23は、カウンターウェイト5と平衡ディスク開口12の内端が間隔を空けて形成する隙間に配置される。駆動軸23の両端に套設された駆動軸軸受け24は、平衡ディスク開口12の内端面に固定される。
本発明の多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置の作動過程及び作動原理は、具体的には、以下のとおりである。
多坑井用ビーム採油機の主軸は、シャフトカップリングによって回転軸2に同軸接続される。多坑井用ビーム採油機の主軸が回転すると、回転軸2が連動して回転する。回転軸2及び平衡ディスク6はフラットキー及びキー溝の形態で嵌合しているため、主軸が回転すると回転軸2が連動して平衡ホイール1及び平衡ディスク6を同軸回転させる。
カウンターウェイト5を調整する必要がある場合、駆動モータ27が作動する。駆動モータ27が作動すると、その出力軸に固定されたモータ傘歯車26が、それと直接噛み合うスクリュー傘歯車21を介して、対応するスクリュー18を動かして回転させる。駆動軸23の両端の駆動軸傘歯車22と両端のスクリュー傘歯車21は噛み合っている。このため、2つのスクリュー18のうちの一方のスクリュー18が駆動モータ27で直接駆動されると、駆動軸23を介して他方のスクリュー18に駆動力が伝わり、一方のスクリュー18と他方のスクリュー18が同期しながら同方向に回転する。
スクリュー18のネジ部に套設されたネジ付ブロック17はカウンターウェイト5に固定される。スクリュー18が回転すると、カウンターウェイト5が連動し、平衡ディスク6の径方向に平衡ディスク6からスライドイン又はスライドアウトさせる。このように、平衡ホイール1の平衡を調整し、2つの平衡ディスク開口12に位置する2つの駆動モータ27の同期回転により、平衡ディスク6の両側に位置するカウンターウェイト5は同一速度で対向移動する。
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するものではなく、当業者であれば、本発明について各種の変更や変化を実施できる。本発明の精神及び趣旨を脱逸することなく、実施されるすべての修正、同等置換や改良等は本発明の保護範囲に含まれる。
1、平衡ホイール;2、回転軸;3、軸受け箱;4、ホルダ;5、カウンターウェイト;6、平衡ディスク;7、駆動機構;8、回転軸孔;9、カウンターウェイトカバー;10、カウンターウェイト取り付け溝;11、カウンターウェイト本体;12、平衡ディスク開口;13、傘歯車収容溝;14、ストッパー;15、モータ収容溝;16、平衡ディスク凹溝;17、ネジ付ブロック;18、スクリュー;19、スクリュー軸受け;20、スクリューバネ;21、スクリュー傘歯車;22、駆動軸傘歯車;23、駆動軸;24、駆動軸軸受け;25、駆動軸バネ;26、モータ傘歯車;27、駆動モータ。

Claims (10)

  1. 多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置であって、
    ホルダ(4)と、平衡ホイール(1)と、回転軸(2)とを含み、
    前記ホルダ(4)の頂部の両側にそれぞれ軸受け箱(3)が設置され、
    前記平衡ホイール(1)は、2つの軸受け箱(3)の中間に配置され、前記平衡ホイール(1)には、平衡ディスク(6)、前記平衡ディスク(6)の両側に対称に位置するカウンターウェイト(5)、及び前記平衡ディスク(6)の内部の両側に対称に位置する駆動機構(7)が設けられ、各カウンターウェイト(5)は、径方向に前記平衡ディスク(6)の内部に装着され、且つ、前記平衡ホイール(1)は、前記カウンターウェイト(5)を駆動し、前記平衡ディスク(6)の軸方向に沿って同期させつつスライドイン又はスライドアウトさせる対応駆動機構(7)に接続され、
    前記回転軸(2)は、2つの軸受け箱(3)及び前記平衡ホイール(1)を同時に貫通し、且つ前記平衡ホイール(1)と同軸に固定され、前記回転軸(2)は、2つの軸受け箱(3)により支持された状態で回転し、前記平衡ホイール(1)を動かして同軸回転させる、ことを特徴とする多坑井用ビームポンピングシステムの調整可能な共用平衡装置。
  2. 前記平衡ホイール(1)の中心に回転軸孔(8)が設けられ、前記回転軸(2)が前記回転軸孔(8)を軸方向に貫通し、前記回転軸孔(8)の内壁にキー溝が設けられており、前記回転軸(2)の外壁にキー溝と嵌合して接続されるフラットキーが設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の調整可能な共用平衡装置。
  3. 前記カウンターウェイト(5)は板状であり、カウンターウェイト本体(11)及び前記カウンターウェイト本体(11)の両側に対称に固定されたカウンターウェイトカバー(9)を含み、前記カウンターウェイトカバー(9)と前記カウンターウェイト本体(11)の間の間隔は前記駆動機構(7)の取り付けを補助するカウンターウェイト取り付け溝(10)となる、ことを特徴とする請求項1に記載の調整可能な共用平衡装置。
  4. 前記平衡ディスク(6)は円盤状であり、前記平衡ディスク(6)の径方向に1組の平衡ディスク開口(12)が対称に設けられており、前記カウンターウェイト(5)は、対応する前記平衡ディスク開口(12)内に装着され、
    前記平衡ディスク開口(12)には、前記平衡ディスク(6)の径方向の2つの端面にそれぞれ前記カウンターウェイト(5)の取り付けを補助する平衡ディスク凹溝(16)及び前記駆動機構(7)の取り付けを補助する収容溝が設けられており、且つ2つの平衡ディスク開口(12)の収容溝は前記平衡ディスク(6)の軸心に対して中心対称となる、ことを特徴とする請求項1に記載の調整可能な共用平衡装置。
  5. 前記収容溝は、前記平衡ディスク開口(12)の内端面の両側に対称に設けられている傘歯車収容溝(13)、及びそのうちのいずれかの傘歯車収容溝(13)の内端面にさらに設けられているモータ収容溝(15)を含み、2つの平衡ディスク開口(12)の傘歯車収容溝(13)及びモータ収容溝(15)は前記平衡ディスク(6)の軸心に対して中心対称となる、ことを特徴とする請求項4に記載の調整可能な共用平衡装置。
  6. 前記平衡ディスク(6)の2つの端面にそれぞれ2組のストッパー(14)が設置され、2組のストッパー(14)はそれぞれ、平衡ディスク開口(12)における傘歯車収容溝(13)及びモータ収容溝(15)を対応して遮蔽する、ことを特徴とする請求項5に記載の調整可能な共用平衡装置。
  7. 前記駆動機構(7)は、前記平衡ディスク(6)の内部に固定された駆動モータ(27)及び前記駆動モータ(27)により駆動され、同期しつつ同方向に回転する2本のスクリュー(18)を含み、前記スクリュー(18)のネジ部が前記カウンターウェイト(5)の内部に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の調整可能な共用平衡装置。
  8. 前記駆動モータ(27)の出力軸にモータ傘歯車(26)が同心固定され、駆動軸(23)は前記駆動モータ(27)と同軸で間隔を空けて設置され、前記駆動軸(23)の両端にそれぞれ駆動軸傘歯車(22)が固定され、2つの駆動軸傘歯車(22)の内側にそれぞれ駆動軸バネ(25)が套設され、各駆動軸バネ(25)の内側にそれぞれ駆動軸軸受け(24)が套設され、
    前記スクリュー(18)は、前記駆動軸(23)の両端に位置し、且つ前記スクリュー(18)の一端部にスクリュー傘歯車(21)が固定され、一方のスクリュー(18)のスクリュー傘歯車(21)は前記駆動軸傘歯車(22)と前記モータ傘歯車(26)の間に位置し、前記駆動軸傘歯車(22)及び前記モータ傘歯車(26)と同時に噛み合い、他方のスクリュー(18)のスクリュー傘歯車(21)は前記駆動軸傘歯車(22)と噛み合い、2本のスクリュー(18)の軸線は、前記駆動軸(23)の軸線及び前記駆動モータ(27)の出力軸の軸線に垂直であり、且つ同一平面にある、ことを特徴とする請求項7に記載の調整可能な共用平衡装置。
  9. 各前記スクリュー傘歯車(21)の内側にそれぞれスクリューバネ(20)が套設され、各スクリューバネ(20)の内側にそれぞれスクリュー軸受け(19)が套設され、前記スクリュー軸受け(19)の内側から前記スクリュー(18)の他端までがネジ部となり、前記ネジ部に雄ネジが形成され、且つ前記ネジ部に複数のネジ付ブロック(17)が均等に套設されており、前記ネジ付ブロック(17)は中空で前記雄ネジと嵌合して接続された雌ネジが形成され、前記ネジ付ブロック(17)は前記カウンターウェイト(5)の内部に固定される、ことを特徴とする請求項8に記載の調整可能な共用平衡装置。
  10. 前記軸受け箱(3)は、上下で結合された軸受けハウジング及び軸受けカバーを含み、前記軸受け箱(3)内に軸受けが設置され、前記回転軸(2)は前記平衡ホイール(1)及び2つの軸受け箱(3)における軸受けを同時に貫通する、ことを特徴とする請求項1に記載の調整可能な共用平衡装置。
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