JP2019126965A - 画像記録装置およびその制御方法 - Google Patents

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【課題】 ロール紙に記録を行う画像記録装置におけるロール紙終端部の画像乱れ抑制。【解決手段】巻き芯と、前記巻き芯に終端が係止され前記巻き芯に巻き回されたシートと、を有するロール紙ユニットの外周から、シートを繰り出して搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートに対して記録を行う記録手段と、を備える画像記録装置であって、前記巻き芯に巻き回されたシートの残量を検出するための残量検出手段と、前記搬送手段による前記シートの搬送速度を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記残量検出手段が所定量以下の前記残量を検出した場合に、前記搬送手段による前記シートの搬送速度を、第1の速度から前記第1の速度よりも低い第2の速度に減速することを特徴とする画像記録装置。【選択図】図4

Description

本発明は、ロール紙を記録媒体とする画像記録装置およびその制御方法に関する。
ロール紙の外周から繰り出されるシート部分を搬送しつつシート部分に記録を行う画像記録装置において、1つの端部(終端)が巻き芯に対して粘着テープ等によって係止され、残りの部分が巻き芯の周りに巻き回された形態のロール紙が一般に用いられる。このようなロール紙を用いた記録において、ロール紙の終端近くまで記録を進めると、搬送により終端部が巻き芯から離脱する際に生じる衝撃、具体的には、例えば、粘着テープが剥がれる際の衝撃によって、記録液体の着弾位置がずれて画像が乱れることがある。そのため、そのような衝撃を低減可能な構成に対する要望がある。
特許文献1は、ロール紙の終端部が巻き芯から引き離されるときに粘着テープによる固定部の近傍が破れるような加工をシートに施すことで衝撃を低減させる構成を提案している。特許文献2では、ロール紙の終端が巻き芯に固定されていることを検出した場合は、搬送を停止している。
特開2003−165655号公報 特開2009−269713号公報
しかしながら、特許文献1では、シートの加工を必要とするものであり、特定の記録媒体の使用を前提としている。また、特許文献2では、搬送されるシートの部位がロール紙の終端部近傍に達する前にシートの搬送を停止するため、記録可能なシート部分が記録されずに巻き芯の周りに残るという無駄が発生するおそれがある。
本発明は、終端部が巻き芯に係止されたロール紙を記録媒体とする記録において、ロール紙の終端まで高品位な記録が可能な画像記録装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
そのための本発明は、巻き芯と、前記巻き芯に終端が係止され前記巻き芯に巻き回されたシートと、を有するロール紙ユニットの外周から、シートを繰り出して搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートに対して記録を行う記録手段と、を備える画像記録装置であって、前記巻き芯に巻き回されたシートの残量を検出するための残量検出手段と、前記搬送手段による前記シートの搬送速度を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記残量検出手段が所定量以下の前記残量を検出した場合に、前記搬送手段による前記シートの搬送速度を、第1の速度から前記第1の速度よりも低い第2の速度に減速することを特徴とする。
本発明によれば、終端部が巻き芯に係止されたロール紙を記録媒体とする記録において、終端部が巻き芯から離脱する際に生じる衝撃の大きさを低減することができ、記録液体の着弾位置のずれが抑制され、その結果、終端部まで高品位での画像記録が可能となる。
本発明の実施形態における画像記録装置の概要図である。 本発明の実施形態におけるロール紙ユニットを説明する図である。 本発明の実施形態におけるロール紙ユニットの側面図である。 本発明の実施形態におけるCPUの制御構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるCPUの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるCPUの動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における画像記録装置の主要部分を示す断面概要図である。
画像記録装置100は、搬送されてきた記録媒体に記録を行う記録ヘッドユニット101と、記録媒体を搬送する搬送ユニット105と、記録が行われる記録媒体を搬送ユニット105に供給する供給部と、を備える。
記録ヘッドユニット101は、液体(インク)を吐出する複数の吐出口が記録媒体の幅全体に渡るように配列された記録ヘッド102と、非記録時に記録ヘッドの吐出口を覆って保護する回復桶103と、を含む。本例では、インク色毎の記録ヘッド102(ブラックカラー記録ヘッド102K、シアンカラー記録ヘッド102C、マゼンタカラー記録ヘッド102M、およびイエロー記録ヘッド102Y)を備えている。各記録ヘッドからのインクの吐出により、フルカラーで画像を記録することができる。
搬送ユニット105に対して、ロール紙ユニット107から記録媒体としてのシート107aが供給される。具体的には、ロール紙ユニット107は、巻き芯107bと、その周りに巻き回されたシート107a(つまり、ロール紙)と、を含み、ロール紙ユニット107の外周から繰り出されるシート107aが、搬送ユニット105に供給される。
搬送ユニット105は、搬送ロール106と、搬送ロールを駆動する搬送モータと、を含み、搬送ロール106の回転に同期して、記録実行時の搬送方向(図中、矢印で示される方向、正方向)またはそれとは反対の方向(逆方向)へ記録媒体を搬送する。搬送ユニット105の搬送方向の上流側(すなわち入口側)には、搬送ロール106に対向するタッチロール108が、搬送方向と交差する幅方向に間隔を空けて複数設けられている。搬送ユニット105に供給されたシート107aは、搬送ユニット105の入口でタッチロール108と搬送ロール106とに挟まれることで、搬送ユニットへの挿入に適した高さに位置が規定される。
搬送ユニット105に搭載されたセンサ104による記録媒体の先端検知をトリガとして、記録動作が開始される。本例では、センサ104は、複数の記録媒体間を検知することができるTOF(Time of Flight)センサである。
上記の構成により、搬送ユニット105によって記録媒体(シート107a)を搬送方向(正方向)に搬送しつつ、記録ヘッド102からシート107aに対して記録用の液体(インク)を吐出することで、画像の記録が行われる。
図2および図3を用いて、本実施形態におけるロール紙ユニット107の構成を説明する。
図2において、ロール紙ユニット107は、シート107aと、巻き芯107bと、粘着テープ107cと、を含む。巻き芯は、紙管または芯(コア)とも呼ばれ、円筒状であり内部は空洞になっている。図2には、シート107aの終端部と巻き芯107bとが粘着テープ107cにより接着されて固定されている状態が示されている。粘着テープ107cは、シート107aの幅方向の中央付近に付されているが、これは、一般的なロールシートの構成に準じたものである。
図3は、画像記録装置100に搭載されたロール紙ユニット107の概略的な側面図である。図3(a)から図3(c)は、同一のロール紙ユニット107において、搬送モータの駆動によって記録実行時の搬送方向(正方向)へのシート107aの搬送が行われ、外周からシート107aが引き出されていく様子を段階的に示している。そのため、各図において、巻き芯107bの周りに巻き回されているシート107aの分量(以下、「ロール紙残量」ともいう)が異なっている。
図3(a)は、シート107aが巻き芯107bの周りに幾重にも巻き回されていて、ロール紙残量が十分に残っている状態を示す。図3(c)では、シート107aは、巻き芯107bから巻き解かれており、粘着テープ107cによって巻き芯107bと辛うじて繋がっていて、巻き芯107bから離脱する直前の状態である。つまり、図3(c)は、ロール紙残量が無くなっている状態を示し、この状態は、図2に示す状態に対応する。図3(c)の状態からシート107aの記録実行時の搬送方向(正方向)への搬送が更に続けられると、粘着テープ107cが巻き芯107bから剥がれて、シート107aが巻き芯107bから離脱することとなる。図3(b)は、図3(a)と図3(c)の間の、ロール紙残量が少なくなっている状態を示す。図3(b)および図3(c)に示される位置Bは、シートの搬送が進むと粘着テープ107cが巻き芯107bから剥れてシートが巻き芯から離脱する地点である。以下、この地点を「テープ剥がれ位置B」ともいう。
ここで、シート107aが巻き芯107bから離脱する様子について検討する。図3(b)に示す状態から、搬送ロール106の回転によって正方向へのシート搬送を進めると、シート107aはロール紙ユニットの外周から繰り出される。その段階を過ぎ、ロール紙ユニット107の外周から繰り出されるべきシートが無くなると、搬送ロール106の回転によって、シート107aが搬送されると同時に、シート107aに繋がる粘着テープ107cが巻き芯107bから剥離し始める。剥離の最中、粘着テープ107cの粘着面には、粘着テープの接着性に応じて、巻き芯107bの外周に粘着テープを留めておこうとする方向の力が働く。粘着テープ107cに繋がるシート107aにもこの力が伝わり、シートの搬送は抑制され得る。
搬送ロール106の回転による正方向へのシート搬送をさらに進め、粘着テープ107cの終端がロール紙ユニット107の外周から離れた時点で、粘着テープの巻き芯からの剥離が完了する。剥離が完了するタイミングで、巻き芯107bの外周に粘着テープを留めておこうとする方向の力は突然に解除される。この力の突然の解除によって、シートの搬送もしくはシート終端部の正方向への移動が促進され得る。
このように、粘着テープが巻き芯から剥離する過程において、シートの搬送が乱れることにより、衝撃が生じ得る。一般に、搬送ユニット105によるシート搬送速度が大きいほど、また、粘着テープ107cの粘着性が強いほど、粘着テープの粘着面に掛かる力は大きくなり、生じる衝撃は大きくなる。
本発明は、このような、シート終端部が巻き芯から離脱する際の衝撃により生じ得る、記録液体の着弾位置のずれを抑制することを目的としている。本実施形態では、ロール紙残量が少なくなってきたときに、シートの搬送速度を低減させ、シート終端部が巻き芯から離脱する際のシート搬送速度を十分に低く抑えることにより、粘着テープが巻き芯から剥離する過程において生じ得る衝撃の程度を小さくする。具体的には、シート終端部が巻き芯から離脱する時までに、許容可能な画像品位が得られる最大の搬送速度以下の搬送速度である目標速度(以下、減速目標速度ともいう)にまで、シートの搬送速度を低減させる。所望の画像品位および記録生産性等の諸条件により、目標速度は異なることとなる。例えば、高品位の画像を求める場合、搬送速度は低い方が好ましい。また、高生産性を求める場合、搬送速度は高い方が好ましい。種々の記録媒体に記録を行う画像記録装置においては、目標速度を共通とすることが、制御上、都合がよい場合がある。諸条件の兼ね合いにより、減速目標速度が決定される。
図3(b)および図3(c)を参照して、搬送速度の減速を開始するタイミングについて説明する。
減速は、図3(c)に示すような、シート107aの終端Eが巻き芯107bから離れる直前の状態となるまでの間に行う必要がある。負の加速度(以下、「減速度」ともいう)は、大きい方が、減速に必要な時間およびシート長が短く、減速前の通常の記録条件での記録をより長く続けることができるので、生産性の点で好ましい。しかしながら、減速度が大きすぎると、種々の観点から不都合が生じる場合がある。1つの例として、減速度が大きすぎると、搬送ユニット105の入口におけるタッチロール108と搬送ロール106とによるシート挟持部に力が掛かり、搬送ユニットに進入するシート107aの位置を適切な位置に保てなくなる。この場合、シートの搬送経路が安定せず、搬送の乱れによる画像品位の低下や搬送経路内での紙詰まり(ジャム)等が生じるおそれがある。そのため、減速度の大きさには上限がある。このような観点から、減速度αが決定される。
ここで、初期速度から目標速度までの搬送速度の減速に必要なシート搬送距離を、「必要距離L」とする。必要距離Lは、初期速度と、目標速度と、減速度と、から算出することができる。また、初期速度から目標速度までの減速のための速度制御を行う距離として設定するシート搬送距離を、「設定距離A」とする。設定距離Aは、必要距離Lに応じて設定され、必要距離Lと同じ長さ以上とする。設定距離Aは、短い方が、減速前の通常の記録条件での記録をより長く続けることができ生産性の点で好ましいが、計算値と実際との違いや誤差を念頭に、設定距離Aを必要距離Lよりも長く設定することが好ましい。このような観点から、減速のための速度制御を行う距離としての設定距離Aが決定される。
図3(b)において、「位置C」(以下、「減速開始位置C」ともいう)は、シート107aの終端Eよりも設定距離Aだけ記録実行時の搬送方向(正方向)の下流側のシート107a上の地点である。正方向へのシート搬送によりシート上の位置Cがロール紙ユニット107外周から離れ始める地点に達した時点で、巻き芯107bの周りに巻かれているシート107aの分量であるロール紙残量は、設定距離Aの長さであり、減速に必要な距離L以上の長さである。この時点を過ぎると、ロール紙残量はさらに少なく(短く)なり、必要距離L未満となっていく。
本実施形態では、図3(b)に示す搬送のタイミングに達したことが確認された時点、つまり、ロール紙残量が設定距離Aの長さ以下となったことが確認された時点で、減速のための速度制御を開始する。減速を開始する時点をこのように設定することにより、減速前の通常の記録条件での記録を、搬送されるシートの部位がロール紙の終端部近傍に近づくまで続けることができ、減速による生産性の低下を抑えられる。また、シート終端部近傍に記録を行う際には、シート搬送速度が十分に低減されているため、シート終端部の巻き芯からの離脱により生じる衝撃が小さく抑えられ、記録液体の着弾位置のずれが低減され、記録画像の乱れが抑制された記録を行うことができる。したがって、シートの終端部まで高品位での記録が可能であり、記録媒体の無駄が低減される。
ロール紙残量の検出方法について説明する。まず、ロール紙ユニット107が画像記録装置の供給部にセットされてからシート107aを搬送した距離(搬送距離。搬送量ともいう。)の総和を記録する。このとき、記録実行時の搬送方向に相当する正方向への搬送については、搬送距離をプラスの値として加算する。また、その反対方向である逆方向への搬送については、搬送距離をマイナスの値として加算する。このように、搬送距離の総和として、ロール紙の使用量を算出する。搬送距離は、例えば、エンコーダ(角位置センサ)等の任意の知られている手段により測定することができる。そして、予め入力したロール紙の総容量から使用量を減算することにより、ロール紙残量を検出する。ロール紙の総容量は、例えば、光電センサ等のセンサにより、ロール紙部分(巻き芯の周りにロール状に巻き付けられている形態のシート107aの部分)と巻き芯とを判別して、巻き厚により求めることができる。また、例えば市販のロール紙ユニットを用いる場合は、商品スペックからロール紙の全長を得てもよい。
図4は、本実施形態における画像記録装置の制御ブロック図である。ホストコンピュータ等の入力部201は、記録用の画像データの情報等を制御コマンドとして画像記録装置100に転送して、記録処理の開始を指示する。
画像記録装置100の各種制御は、システムコントローラ200によって行われる。システムコントローラ200は、CPU208と、ROM206と、RAM207と、を含む。ROM206およびRAM207は、CPU208に内蔵されていてもよい。ROM206に格納された制御プログラム、データ、および各種テーブル値に基づいて、CPU208が統括的な制御を行う。
入力部201から転送された記録用の画像データおよび設定コマンドは、CPU208によって受信される。CPU208は、受信した画像データを、各記録ヘッドのイメージデータとして、イメージメモリ203にそれぞれにビットマップ展開して描画する。イメージメモリ203上には、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクに対応する色成分のイメージデータが格納される。また、制御に必要な各種設定値やカウント値はRAM207に格納される。
CPU208は、ロール紙ユニット107から繰り出される記録媒体としてのシート107aを搬送モータ駆動部209によって搬送モータを駆動して搬送ロール106を回転させることによって搬送する。また、搬送部の搬送路に設けたセンサ104によってシートの搬送状態を検出し、その搬送に同期して、CPU208は、イメージメモリ203から各記録ヘッドに対応する色、および各記録ヘッド単位の画像データを順次読み出す。そして、CPU208は、読み出した画像データに従って、記録ヘッド駆動部210によって各記録ヘッド102を駆動させ、対応する色のインクを吐出することによって、多色のカラー画像を記録する。
また、CPU208は、紙詰まり(ジャム)等のエラー通知やロール紙の交換に関する通知を表示部211に表示させる。
図5を参照して、本実施形態におけるCPU208の制御フローについて説明する。
本例では、搬送ユニットによるシートの搬送速度を、200mm/secを上限、50mm/secを下限として、記録条件に応じて50mm/sec毎に設定される値とする。減速度テーブル(負の加速度のテーブル)は、減速度の大きさと、速度を所定の大きさだけ減速するために必要な距離である減速距離と、を対応付けて記録したテーブルである。減速度テーブルは、搬送ローラを回転させる搬送モータの減速駆動の制御を行う際に参照される。
本例では、減速度テーブルに「減速度大」と「減速度小」の2種類を用意し、記録用に指定されているシートの幅(用紙幅)に応じて、参照されるべき減速度テーブルが選択されるものとする。表1に、本例における、用紙幅に関連付けられた減速度テーブルを示す。
Figure 2019126965
先述のとおり、搬送ユニット105の入口は、タッチロール108と搬送ロール106とによるシート挟持部を有し、タッチロール108は、搬送方向と交差する幅方向に離間して複数設けられている。そのため、シート107aの用紙幅が狭いと、シート107aを挟持するシート挟持部の数がそれに応じて少なくなる。この場合に減速度が大きいと、シート挟持部に力が掛かり、搬送ユニットに進入するシート107aの位置を適切な位置に保てなくなるおそれがある。そのため、用紙幅が搬送ユニットの半分未満である場合には、用紙幅がそれ以上である場合よりも減速度の小さい減速度小のテーブルを選択する。また、用紙幅が搬送ユニットの半分以上である場合には、減速度が相対的に大きい減速度大のテーブルを選択する。
また、本例では、減速目標速度を、搬送ユニットによるシートの搬送速度として設定した複数の速度のうちの下限(最低速度)である50mm/secの1種類に固定している。
ロール紙ユニット107が画像記録装置100の供給部にセットされると、CPU208は、ステップS101において、ロール紙ユニット107の巻き芯の周りにロール状に巻き付けられている形態のシート107aの残量(ロール紙残量)の検出を開始させる。ロール紙残量の検出方法は、既に説明したとおりである。
次に、CPU208は、ステップS102において、通常の記録実行時の搬送速度である現在の搬送速度(初期速度)と、表1に示すようにロール紙ユニット107の情報(用紙幅)に応じて選択された、参照されるべき減速度テーブルと、を取得する。現在の搬送速度(初期速度)は、画像記録装置100の設定値として得ることができ、また、知られている計測手段によって実測してもよい。
次に、CPU208は、ステップS103において、現在の搬送速度(初期速度、第1の速度)から減速目標速度(第2の速度)の50mm/secへの減速を行うために必要な距離(シート搬送距離)を算出する。具体的には、表2に示すように、現在の搬送速度(初期速度)と、参照されるべき加速度テーブルと、の対応関係から、目標速度までの減速に要するシート搬送距離を得る。
Figure 2019126965
具体的に説明する。本例では、減速目標速度を50mm/secとしている。そのため、例えば、現在の搬送速度(初期速度)が200mm/secである場合には、搬送速度を150mm/secだけ減速させる必要がある。また、参照されるべき加速度テーブルは、表1に示すように、用紙幅に応じて決定される。例えば、用紙幅が搬送ユニットの半分以上である場合には、「減速度大」の減速度テーブルが選択される。「減速度大」の減速度テーブルが選択された場合、表1に見られるように、50mm/secの減速に要する距離(mm)は25mmとなる。この関係から、搬送速度を150mm/secだけ低減させるのに要する距離(mm)は75mmであると算出される。このようにして、現在の搬送速度(初期速度)から減速目標速度までシート搬送速度を低減させるのに要する必要距離L(mm)が得られる。表2は、このような対応関係を示す。
次に、CPU208は、ステップS104において、シート搬送速度の減速を開始する位置(減速開始位置C)を設定する。つまり、減速を開始するトリガとなるロール紙残量である、シート107aの終端Eから減速開始位置Cまでの設定距離Aを設定する。設定距離Aの設定方法は、上述の通りである。
次に、CPU208は、ステップS105において、通常の記録実行時の搬送速度でのシート107aの搬送を開始させる。
次に、CPU208は、ステップS106において、その時点におけるロール紙残量が、シート107aの終端Eから減速開始位置Cまでの設定距離A以下の長さであるか否かを判定する。CPU208が、その時点でのロール紙残量が、シートの終端Eから減速開始位置Cまでの距離Aよりも長いと判定した場合(S106:No)は、ロール紙残量が距離A以下であると判定されるまで、CPU208はステップS106の処理を繰り返す。CPU208が、ステップS106においてロール紙残量がシートの終端Eから減速開始位置Cまでの距離A以下であると判定した場合(S106:Yes)は、CPU208は、ステップS107において、搬送速度を減速目標速度の50mm/secに変更させる。
ステップS107を実行後、CPU208は、ステップS108において、ロール紙残量が無くなったか否かを判定する。検出されるロール紙残量が零(ゼロ)またはマイナスの値となっていれば、ロール紙残量は無くなったと判定され、検出されるロール紙残量がプラスの値であれば、ロール紙残量は残っていると判定される。CPU208が、ステップS108において、ロール紙残量が残っている(S108:No)と判定した場合、CPU208は、ステップS108の処理を繰り返す。CPU208が、ステップS108においてロール紙残量が無くなった(S108:Yes)と判定した場合、CPU208は、ステップS109に進み、ロール紙残量が無くなったと判定してから所定時間が経過したか否かを判定する。
ここで、所定時間とは、シート107aの終端がTOFセンサ104よりもシート搬送方向(正方向)の下流側に搬送されるのに必要な時間である。ロール紙残量が無くなったと判定してから所定時間が経過していないと判定された場合、シートの終端は、巻き芯107bとTOFセンサ104との間に位置していると推定される。また、ロール紙残量が無くなったと判定してから所定時間が経過していると判定された場合、シートの終端は、TOFセンサ104よりもシート搬送方向(正方向)の下流側に位置していると推定される。
CPU208が、ステップS109において所定時間が経過していない(S109:No)と判定した場合、CPU208は、ステップS109の処理を繰り返す。CPU208が、ステップS109において所定時間が経過した(S109:Yes)と判定した場合、CPU208は、ステップS110において、TOFセンサ104を用いて、シートの搬送路にシート107aがあるか否かを判定する。具体的には、TOFセンサ104によってシート107aの存在が検出された場合は、CPU208は、搬送路にシート107aがあると判定する。
搬送路にシート107aがある(S110:Yes)と判定した場合、CPU208は、ステップS111において、搬送路に紙詰まり(ジャム)等が生じているものとして、紙詰まり(ジャム)であることを表示部211に表示させ、フローを終了する。搬送路の紙詰まり(ジャム)は、粘着テープが巻き芯から剥がれなかったこと等によって生じ得る。搬送路にシート107aがない(S110:No)と判定した場合、CPU208は、ステップS112において、シートの終端まで搬送が終わり、ロール紙ユニットの交換が必要であるとして、シート交換通知を表示部211に表示させ、フローを終了する。
以上説明した本実施形態によれば、終端が巻き芯に係止されたロール紙の外周から繰り出されるシート部分に対して記録を行う画像記録装置において、搬送されるシートの部位がロール紙の終端部に近づいたタイミングで、シート搬送速度の減速を行う。これにより、シートの搬送が進みシート終端部が巻き芯から離脱する際に、巻き芯とシート終端部とを繋ぐ粘着テープの粘着面に掛かる力を緩和させることができる。また、シート搬送速度を低減させる際に、搬送モータに投入する電流値を下げた分だけ電圧を高めることができるので、シートを搬送する搬送モータのトルクを増幅させることができる。そのため、粘着テープ、延いてはシート終端部の、巻き芯からのスムーズな引き剥がしが可能となる。したがって、シート終端部の搬送に伴う記録液体の着弾位置のずれ、およびこれによる記録画像品位の低下を抑制することができる。これにより、シートの終端まで記録を行うことが可能となり、ロール紙を最後まで有効に活用することができる。
シート搬送速度の減速開始のタイミングを、ロール紙残量が、搬送速度の切り替えに要するシート搬送距離(必要距離)に応じた設定距離の長さに達した時点とする。これにより、それよりも早いロール紙残量の多いタイミングで搬送速度の減速を開始する場合と比べて、減速前の通常の記録条件で記録を行う時間およびシート距離を長くすることができ、記録生産性を向上させることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、減速目標速度を、画像記録装置100の設定において下限の搬送速度である50mm/secの1種類に固定していた。第2実施形態では、減速目標速度を可変にする場合の例を示す。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、画像記録装置100のシート搬送速度を、200mm/secを上限、50mm/secを下限とし、記録条件に応じて50mm/sec毎に設定可能な速度とする。参照されるべき減速度テーブルは、上述した表1に示されるように、記録用に指定されているシートの幅(用紙幅)によって2段階に選択な可能なものとする。その他、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。また、同様の構成に対しては同一の符号を付する。
以下に示す表3を参照して、第2実施形態を具体的に説明する。本実施形態では、記録に用いるロール紙ユニット107の種類(特性)に応じて、減速目標速度を変更する。ロール紙ユニットX、Y、Zでは、それぞれ異なる粘着テープO、P、Qによってシート107aが巻き芯107bに接着されている。粘着テープの粘着性の程度は、相対的に強い方からP、Q、Oの順となっている。
粘着性が強いほど、テープ剥がれ時に生じ得る衝撃の程度が大きくなる。そのため、粘着性が強いと、衝撃を抑えるために減速目標速度を低く設定する必要があるが、粘着性が低いと、減速目標速度をそれ程低くしなくても、所望の画像品位を得るのに十分な程度に、衝撃の程度を低減し得る場合がある。その一方で、減速目標速度を必要以上に低く設定すると、記録生産性が低下する。本例では、粘着テープO、P、Qのそれぞれの粘着性の強弱に応じて、最適な減速目標速度を、高(150mm/sec)、低(50mm/sec)、中(100mm/sec)と異ならせている。また、ロール紙ユニットの種類が不明であり、使用される粘着テープの種類やその粘着性が不明である場合がある。また、例えば、粘着テープの代わりにテープの形態を取らない粘着剤が用いられていることもある。そのような場合には、粘着テープまたは粘着剤の粘着性が強い可能性を考慮して、最適な減速目標速度を出来る限り低く設定することが好ましい。したがって、本例では、ロール紙ユニットの種類が不明である場合には、減速目標速度を設定可能な下限の搬送速度としている。表3は、このような対応関係を示す。
ロール紙ユニットの種類に応じた最適な減速目標速度を有する、表3に例示するような減速テーブルを、ROM206に記憶しておく。ホストコンピュータからの記録指示を受信した際に、CPU208は、記録指示に含まれるロール紙ユニットの種類の情報から減速目標速度を決定する。
Figure 2019126965
以下、図6を参照して、本実施形態におけるCPU208の制御フローについて説明する。ロール紙ユニット107が画像記録装置100の供給部にセットされると、CPU208は、ステップS201において、ロール紙残量検出を開始させる。
次に、CPU208は、ステップS202において、ロール紙ユニット107の情報(用紙幅、接着剤の接着性等)と、通常の記録実行時の搬送速度である現在の搬送速度(初期速度)と、を取得する。また、表1に示すように、ロール紙ユニット107の情報(用紙幅)に応じて、参照されるべき減速度テーブルを選択する。ロール紙ユニット107の情報(用紙幅、接着剤の接着性等)は、入力部201から入力されることができる。また、用紙幅は、知られている検知手段(センサ等)により検知されてもよい。
次に、CPU208は、ステップS203において、表3に示すような対応関係から、ステップS202において取得したロール紙ユニット107の情報(粘着性)に応じて減速目標速度を設定する。そして、CPU208は、ステップS204において、現在の搬送速度(初期速度)から、ステップS203で設定した減速目標速度への減速を行うために必要な距離(シート搬送距離)を算出する。本実施形態では、ロール紙ユニット107の情報に応じた目標速度へ搬送速度を減速するために、表2に示すように、現在の搬送速度(初期速度)と、参照されるべき減速度テーブルと、から、目標速度までの減速に要する距離を得る。
ステップS204以降のフローの動作は、上述した第1実施形態のステップS103以降のフローの動作と同様であるため、説明を省略する。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、搬送されるシートの部位がロール紙の終端部に近づいたタイミングで、シート搬送速度の減速を開始する。これにより、第2の実施形態によれば、シートの搬送が進みシート終端部が巻き芯から離脱する際に、巻き芯とシート終端部とを繋ぐ粘着テープの粘着面に掛かる力を緩和させることができる。また、シート搬送速度を低速に切り替える際に、搬送モータに投入する電流値を下げた分だけ電圧を高めることができるので、シートを搬送する搬送モータのトルクを増幅させることができる。したがって、巻き芯からの粘着テープのスムーズな引き剥がしが可能となる。したがって、シート終端部の搬送に伴う記録液体の着弾位置のずれ、およびこれによる記録画像品位の低下を抑制することができる。
シート搬送速度の減速を開始するタイミングを、ロール紙残量が、搬送速度の切り替えに要するシート搬送距離(必要距離)と同等以上の距離に設定した設定距離の長さに達した時点とする。これにより、それよりも早いタイミングで搬送速度の減速を開始する場合と比べて、通常の記録条件で記録を行う時間およびシート距離を長くすることができ、シート搬送速度の減速に必要な時間およびシート距離を短くできる。また、シート終端部近傍に対する記録を低い搬送速度で行うことができるので、シートの終端部まで高品位での記録が可能であり、記録媒体の無駄が低減される。
また、第2の実施形態によれば、ロール紙残量が所定量以下となった時点でシート搬送速度を低減させる際の減速目標速度を、ロール紙ユニットの情報に応じて複数設定することができる。ロール紙ユニットの情報としては、例えば、粘着テープによる巻き芯に対するシートの接着における接着性などが挙げられる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、減速度テーブルとして、記録用に指定されているシートの幅(用紙幅)に応じて2段階に切り替わるものを用意した。しかしながら、本発明においてはこれに限定されず、減速度テーブルの種類および切り替わりの段階は、単数であっても複数であってもよい。また、減速度テーブルを必ずしも用いなくてもよく、減速度を1種類に固定してもよい。
上記実施形態では、ロール紙の終端は巻き芯に対して粘着テープ等の粘着剤で接着されることによって係止されていた。しかしながら、本発明においてはこれに限定されず、シートの終端部が巻き芯に対して挟み込み、巻き込み等の粘着剤を用いない手段により係止されているロール紙ユニットにも適用可能である。これらのロール紙ユニットにおいては、搬送されるシートの部位がシートの終端部に近づくと、挟み込み、巻き込み等による係止が解けて、シートを逆方向に引っ張る力が突然に解除される。これにより、シートの搬送が乱れ、記録液体の着弾位置の乱れによる画像品位の低下や、搬送路への紙詰まり(ジャム)が生じ得る。この場合においても、係止が解ける時点でのシート搬送速度が十分低くなるようにシート搬送速度を制御して、衝撃の程度を抑えることにより、画像品位が高く紙詰まり等が生じにくい記録をシート終端まで行うことが可能となる。
第2実施形態では、記録に用いるロール紙ユニットの種類として、シートを巻き芯に係止する粘着剤の種類によって、減速目標速度を変更していた。しかしながら、本発明においてはこれに限定されず、例えば、シートの伸縮性等の物性によって、減速目標速度を変更してもよい。粘着テープが巻き芯から剥離する最中において、シートは、巻き芯の外周に粘着テープを留めておこうとする方向の力によって、記録実行時の搬送方向とは逆方向に引っ張られて伸ばされる。そして巻き芯からの粘着テープの剥離が完了したタイミングで、かかる力が解除される。シートはそれまで伸ばされていた反動で縮もうとして、記録実行時の搬送方向(正方向)へのシートの移動が促進される。これにより、シートの搬送が乱れ、記録液体の着弾位置の乱れによる画像品位の低下や、搬送路への紙詰まり(ジャム)が生じ得る。この場合においても、係止が解ける時点でのシート搬送速度が十分低くなるようにシート搬送速度を制御して、衝撃の程度を抑えることにより、画像品位が高く紙詰まり等が生じにくい記録をシート終端まで行うことが可能となる。
上記実施形態では、予め入力したロール紙の総容量から搬送距離の総和として算出した使用量を減算することでロール紙残量を検出する構成としたが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、光電センサ等の光学的なセンサを設けて、ロール紙部分(巻き芯の周りにロール状に巻き付けられている形態のシート107aの部分)と巻き芯とを判別して、巻き厚によりロール紙残量を検出する構成としてもよい。また、例えば、タッチセンサを用い、巻き厚の変化により、ロール紙の使用量および/またはロール紙残量を検出する構成としてもよい。また、予め入力したロール紙の総容量から使用量を減算することでロール紙残量を検出する構成と、巻き厚に基づいて使用量および/またはロール紙残量を検出する構成と、の両方を備える構成としてもよい。両方を備える構成によれば、精度よく残量検出を行なうことができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る画像記録装置では、ロール紙残量が所定量以下となった時点で、シートを搬送する搬送モータのシート搬送速度を低減させる。これにより、通常の記録条件におけるシート搬送速度(本来の搬送速度)で搬送するよりも、テープ剥がれ時に粘着テープの粘着面にかかる力を緩和させることができる。また、シート搬送速度を低速に切り替える際に、搬送モータに投入する電流値を下げた分だけ電圧を高めることができるので、シートを搬送する搬送モータのトルクを増幅させることができる。したがって、シート終端部の巻き芯からのスムーズな引きはがしが可能となる。これにより、テープ剥がれ時の衝撃による着弾ズレを防ぎつつ、ロール紙終端がテープ止めされている状態でも搬送を停止することなく記録を継続することができ、無駄の無い記録が可能となる。
また、減速制御のトリガとなる所定量のロール紙残量を、初期速度から目標速度までの減速に必要な距離Lに基づきそれ以上の最低限の量に設定することによって、通常の記録条件とは異なる条件での記録の時間およびシート長さを必要最低限に抑えることができる。そのため、記録生産性の低下を抑えることができる。
100 画像記録装置
101 記録ヘッドユニット
104 センサ
106 搬送ロール
107 ロール紙ユニット
107a シート
107b 巻き芯
107c 粘着テープ
108 タッチロール
208 CPU

Claims (9)

  1. 巻き芯と、前記巻き芯に終端が係止され前記巻き芯に巻き回されたシートと、を有するロール紙ユニットの外周から、シートを繰り出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるシートに対して記録を行う記録手段と、
    を備える画像記録装置であって、
    前記巻き芯に巻き回されたシートの残量を検出するための残量検出手段と、
    前記搬送手段による前記シートの搬送速度を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記残量検出手段が所定量以下の前記残量を検出した場合に、前記搬送手段による前記シートの搬送速度を、第1の速度から前記第1の速度よりも低い第2の速度に減速させることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記残量検出手段が前記シートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に減速するために必要なシート搬送距離に対応する前記残量を検出した場合に、前記搬送手段による前記シートの搬送速度の減速を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記ロール紙ユニットに関する情報に応じて、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から前記第2の速度に減速する負の加速度、および前記第2の速度のうちの少なくともいずれかを設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 前記情報は、前記巻き芯に対する前記シートの接着性の強さに関する情報を含み、
    前記制御手段は、前記接着性が強い程、前記第2の速度を低く設定することを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記情報は、前記シートの幅に関する情報を含み、
    前記制御手段は、前記シートの幅が小さい程、前記負の加速度を小さくすることを特徴とする請求項3または4に記載の画像記録装置。
  6. 前記残量検出手段は、前記搬送手段による前記シートの搬送量に基づいて、前記シートの残量を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  7. 前記残量検出手段は、前記巻き芯に巻き回されたシートの巻き径に応じて、前記シートの残量を検出することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  8. 前記残量検出手段は、前記シートの搬送量を検出する第1センサおよび前記シートの巻き径を検出する第2センサのうちの少なくともいずれかを含み、前記第1センサおよび前記第2センサのうちの少なくともいずれかによる検出に基づいて、前記シートの残量を検出することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  9. 巻き芯と、前記巻き芯に終端が係止され前記巻き芯に巻き回されたシートと、を有するロール紙ユニットの外周から、繰り出されるシートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートに対して記録を行う記録手段と、
    を備える画像記録装置の制御方法であって、
    前記巻き芯に巻き回されたシートの残量を検出する残量検出工程と、
    前記搬送手段による前記シートの搬送速度を制御する制御工程と、
    を含み、
    前記制御工程は、前記残量検出工程において所定量以下の前記残量が検出された場合に、前記搬送手段による前記シートの搬送速度を、第1の速度から前記第1の速度よりも低い第2の速度に減速することを特徴とする画像記録装置の制御方法。
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