JP2019125901A - 無線端末、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線端末が通信で使用する複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減することが可能な無線端末、方法及びプログラムを提供すること。【解決手段】本発明に係る無線端末10は、複数の通信周波数fを含む無線信号をアンテナ104で受信する無線受信部102と、所定周波数fdを含む高速信号を通信する高速インターフェース部101と、高速インターフェース部101から放射され、複数の通信周波数fのうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するために高速インターフェース部101に接続されたフィルタ部103と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、無線端末、方法及びプログラムに関するものであり、特に、無線端末が通信で使用する複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減することが可能な無線端末、方法及びプログラムに関する。
近年、自動車、家電、スマートフォン等のデバイスが生成するデータを企業が適切に管理し分析するIoT(Internet of Things)製品が増加してきている。IoT製品の周波数は、特定小電力等の場合、例えば、920MHz(メガヘルツ)が使用される。IoT製品が収集した情報は、ゲートウェイにより、Wi−Fi、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)等を介してサーバに送られる。
また、近年では、Wi−FiとLTE等の複数の通信方式及び複数の周波数を使用する無線通信端末を搭載したモバイルルータ等の端末が使用されている。複数の周波数及び複数の通信方式を使用して通信する無線通信端末に外部メモリやハードディスクやディスプレイ等の外部機器を接続する場合、接続インターフェースとしてUSB(Universal Serial Bus)3.0やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)インターフェース等が使用される。USB3.0インターフェースで使用されるクロックの周波数は、最大で2.5GHz(ギガヘルツ)であり、Wi−Fiで使用される2.4GHz帯の周波数に近い。USB3.0インターフェースを伝送する信号から放射された信号は、2.4GHz帯のWi−Fiのアンテナで受信され、該受信された信号はノイズとして受信される。このため、2.4GHz帯のWi−Fi機能を有する無線通信端末は、自身が受信する無線通信信号を正しく復調するため、ノイズの上昇分だけ無線通信信号のレベルを上げる。無線通信信号のレベルを上げない場合、通信特性(受信特性)が劣化する。すなわち、無線通信端末は、通信で使用する周波数と同じ周波数のノイズを受信するため、受信特性が劣化するという問題があった。
特許文献1には、電磁ノイズに起因する受信特性の劣化をより確実に防止する携帯電話機が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、電磁ノイズの発生源を携帯電話機が有するカメラに限定しているため、除去する電磁ノイズの周波数は該カメラに対応した周波数に制限される。このため、携帯電話機は、通信で使用する周波数と同じ周波数のノイズを受信する可能性があり、この場合、受信特性が劣化するという問題があった。
特許文献2には、携帯通信端末から放射された不要ノイズを導電性のノイズ抑制部材で抑制し、ノイズ抑制部材に複数のインピーダンス部材を自在に接続し、ノイズ抑制部材と複数種類のインピーダンス部材との接続を無線電波の通信周波数に対応して接続制御部で制御し、アンテナからのノイズ影響を低減することが開示されている。しかしながら、特許文献2には、携帯通信端末が通信する1つの通信周波数に対応したノイズを低減することしか開示されていない。このため、携帯通信端末が複数の通信周波数を有する信号を同時に受信する場合、複数の通信周波数に対応した複数の周波数のノイズを低減することが難しいという問題があった。
特開2009−111913号公報 特開2012−213030号公報
上記のように、無線端末が複数の通信周波数を有する信号を受信する場合、通信周波数に対応したノイズを低減することが難しいという問題があった。
本開示の目的は、上述した課題のいずれかを解決する無線端末、方法及びプログラムを提供することにある。
本開示に係る無線端末は、
複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信する無線受信部と、
所定周波数を含む高速信号を通信する高速インターフェース部と、
前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するために前記高速インターフェース部に接続されたフィルタ部と、
を備える。
本開示に係る方法は、
複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信するステップと、
所定周波数を含む高速信号を高速インターフェース部で通信するステップと、
前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するステップと、
を備える。
本開示に係るプログラムは、
複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信するステップと、
所定周波数を含む高速信号を高速インターフェース部で通信するステップと、
前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、無線端末が通信で使用する複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減することが可能な無線端末、方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1に係る無線端末を例示するブロック図である。 実施の形態1に係る無線端末を例示するブロック図である。 図2Aに示す部分B1を例示する図である。 高速インターフェース部を例示する斜視図である。 図3Aに示す高速インターフェース部を方向Xから見た模式図である。 図3Aに示す高速インターフェース部を方向Yから見た模式図である。 高速インターフェース接続用コネクタを例示する模式図である。 高速インターフェース接続用コネクタの配線図である。 高速インターフェース接続用コネクタを例示する模式図である。 高速インターフェース接続用コネクタの配線図である。 図5Bに示す部分B3の拡大図である。 高速インターフェース接続用コネクタを例示する模式図である。 高速インターフェース接続用コネクタの配線図である。 図6Bに示す部分B5の拡大図である。 高速インターフェース部を例示する模式図である。 高速インターフェース部を例示する模式図である。 高速インターフェース部を例示する模式図である。 高速インターフェース接続用コネクタを例示する模式図である。 直列LCフィルタの特性を取得するための等価回路である。 直列LCフィルタの減衰特性を例示するグラフである。 直列LCフィルタのインピーダンス特性を例示するスミスチャートである。 2.4GHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。 2.4GHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。 2.4GHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。 920MHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。 920MHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。 920MHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。 ノイズを測定する測定系を例示する図である。 2.4GHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。 2.4GHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。 2.4GHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。 920MHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。 920MHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。 920MHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。 実施の形態1の比較例に係る無線端末を例示する模式図である。 実施の形態2に係る無線端末を例示するブロック図である。 図15Aに示す部分B7を例示する図である。 実施の形態2に係る直列LXフィルタの減衰特性を例示するグラフである。 実施の形態2に係る無線端末の動作を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明を省略する。
[実施の形態1]
実施の形態1に係る無線端末の構成の概要を説明する。
図1は、実施の形態1に係る無線端末を例示するブロック図である。
図1に示すように、実施の形態1に係る無線端末10は、無線部12と高速インターフェース部101とフィルタ部103とアンテナ104とを備える。無線端末10は、例えば、タブレット端末、スマートホン、IoT(Internet of Things)ゲートウェイ、モバイルルータ、据え置きルータ等である。
無線部12は、無線受信部102と無線送信部112とを有する。無線受信部102は、複数の通信周波数fを含む無線信号を無線インターフェースを使用して通信しアンテナ104で受信する。無線インターフェースは、例えば、Wi−FiやW−CDMAやLTE等である。
高速インターフェース部101は、所定周波数fdを含む高速信号を高速インターフェースを使用して外部と通信する。高速インターフェースは、例えば、USB3.0やHDMI(登録商標)インターフェース等である。高速信号は、高速インターフェースからノイズとして空間に放射される。所定周波数fdは、複数の通信周波数fのうちの少なくとも1つの周波数を含んでいてもよい。
フィルタ部103は、高速インターフェース部101から放射される高速信号のノイズを除去し低減するために高速インターフェース部101に接続される。高速信号のノイズは、複数の通信周波数fのうちの少なくとも1つの周波数を有する。
フィルタ部103により、無線信号で使用する複数の通信周波数fを含むノイズが低減されるので、該ノイズはアンテナ104から受信されなくなる。これにより、アンテナ104から受信されるノイズの量を低減することができる。ノイズの量を、ノイズのレベル、又はノイズレベルと称することもある。
次に、実施の形態1に係る無線端末の詳細な構成を説明する。この例では、無線端末が4つの無線部を有する場合を例に挙げて説明する。
図2Aは、実施の形態1に係る無線端末を例示するブロック図である。
図2Bは、図2Aに示す部分B1を例示する図である。
図2A及び図2Bに示すように、高速インターフェース部101は、高速インターフェース接続用コネクタ101cを有する。高速インターフェース接続用コネクタ101cは、高速信号を伝送する信号線(図示せず)と、信号線から放射されるノイズを電気的に遮蔽するシールドパッケージ1012と、を有する。シールドパッケージ1012は、例えば、金属により構成される。高速インターフェース接続用コネクタを、高速インターフェース接続用金属コネクタ、又は金属コネクタと称することもある。
無線端末10は、各種信号を処理するためのCPU(Central Processing Unit)と、信号を伝送するためのインターフェース部と、信号を情報として記憶する記憶部等を有する。これらの部位では、少なくとも1つ以上のクロックが使用される。そして、該クロックを使用する部位からは、クロックの周波数成分だけでなく、クロックの周波数の奇数倍の高調波の成分を有するものがノイズとして空間に放射される。この放射されたノイズが無線端末10のアンテナ104から受信され、、受信特性に影響を及ぼすことがある。例えば、CPU内でクロックを分周して使用している場合等は、クロックの周波数より低い周波数でもノイズが発生し放射され、広範囲に影響を及ぼす。
また、高速インターフェースを介して外部の接続機器(接続装置)と通信する場合、高速インターフェースを伝送する高速信号も、ノイズとして空間に放射される。この例では、高速インターフェースを介して外部の接続機器(接続装置)と通信する高速信号から放射されたノイズをノイズ源1013として高速インターフェース部101のシールドパッケージ1012に接続したものをシミュレーションや実測結果で使用する。ノイズ源1013は、高速インターフェースとして使用するUSBケーブルの先に接続された接続媒体、例えば、USBドングルやハードディスク等を想定する。
シールドパッケージ1012は、無線端末10のプリント基板10pのグランドGNDに接続する。具体的には、シールドパッケージ1012の4つのプリント基板接続部1012a〜1012dとプリント基板10pのグランドGNDとが、半田付けで接続される。
無線受信部102は、無線受信部102aと無線受信部102bと無線受信部102cと無線受信部102dとを有する。アンテナ104は、アンテナ104aとアンテナ104bとアンテナ104cとアンテナ104dとを有する。無線受信部102aにはアンテナ104aが接続され、無線受信部102bにはアンテナ104bが接続され、無線受信部102cにはアンテナ104cが接続され、無線受信部102dにはアンテナ104dが接続される。
無線受信部102aは、複数の通信周波数fのうちの通信周波数f1を使用して通信する無線信号をアンテナ104aで受信する。無線受信部102bは、複数の通信周波数fのうちの通信周波数f2を使用して通信する無線信号をアンテナ104bで受信する。無線受信部102cは、複数の通信周波数fのうちの通信周波数f3を使用して通信する無線信号をアンテナ104cで受信する。無線受信部102dは、複数の通信周波数fのうちの通信周波数f4を使用して通信する無線信号をアンテナ104dで受信する
高速インターフェース接続用コネクタ101cは小型であるため、通信周波数f1〜f4のうちのいずれかの周波数の無線信号を受信することが可能な逆Fアンテナ、又は逆Lアンテナとして機能する場合がある。すなわち、高速インターフェース接続用コネクタ101cと、高速インターフェース接続用コネクタ101cと接続された外部の媒体と、を含めてアンテナとして機能する場合がある。この場合、高速インターフェース接続用コネクタ101cから放射ノイズNzrが放射され、ノイズ電流Nzcが発生する。そして、これらの放射ノイズNzrやノイズ電流Nzcがアンテナ104からノイズとして受信され、受信特性に悪影響を与え受信特性が劣化する。
ここで、説明を簡単にする為、高速インターフェース接続用コネクタ101cが、通信周波数f1を有するノイズを放射するアンテナとして機能した場合を例に挙げて説明する。
実施の形態1に係る無線端末10は、第1端子が高速インターフェース部101に接続され、第2端子がプリント基板10pのグランドGNDに接続されたフィルタ部103を有する。
すなわち、シールドパッケージ1012の4つのプリント基板接続部1012a〜1012dとプリント基板10pのグランドGNDとの間のそれぞれに、フィルタ部103を有する。図2Bに示すように、フィルタ部103は、共振周波数が複数の通信周波数fに設定された共振回路1031〜共振回路1034を有する。共振回路1031〜共振回路1034は、ノイズをグランドGNDに逃がすことでノイズを低減する。ここで、通信周波数f1と通信周波数f2と通信周波数f3と通信周波数f4とを、総称して複数の通信周波数fと称する。
共振回路1031は、第1端子が高速インターフェース接続用コネクタ101cのシールドパッケージ1012に接続され、第2端子がプリント基板10pのグランドGNDに接続された第1容量素子C1を有する。第1容量素子C1は、通信周波数f1で高速インターフェース接続用コネクタ101cをアンテナとして機能させないためのものである。容量素子をコンデンサと称することもある。
このとき、高速インターフェース接続用コネクタ101cには、通信周波数f2〜f4で高速インターフェース接続用コネクタ101cをアンテナとして機能させないための容量素子等は接続されていない。このため、高速インターフェース接続用コネクタ101cは、プリント基板10pのグランドGNDと切り離され、通信周波数f2〜f4を有するノイズが高速インターフェース接続用コネクタ101cから放射される。この放射された通信周波数f2〜f4を有するノイズは、アンテナ104a〜104dから受信され、通信周波数f2〜f4ののノイズが増加してしまう。
そこで、実施の形態1に係る無線端末10は、共振回路1032等を有する。共振回路1032は、第1誘導素子L1と、第2容量素子C2と、を有する。第1誘導素子L1は、第1端子が高速インターフェース接続用コネクタ101cのシールドパッケージ1012に接続される。第2容量素子C2は、第1端子が第1誘導素子L1の第2端子に接続され、第2端子がプリント基板10pのグランドGNDに接続される。
共振回路1032〜1034は、通信周波数f2〜f4のそれぞれの周波数成分を有するノイズをプリント基板10pのグランドGNDに逃がすためのLCフィルタであって、誘導素子Lと容量素子Cとが直列に接続されたLCフィルタを有する。尚、容量素子と誘導素子とが直列に接続されたLCフィルタを、直列LCフィルタと称する。
具体的には、共振回路1032は、通信周波数f2を共振周波数とし、第1誘導素子L1と第2容量素子C2とからなる直列LCフィルタを有する。共振回路1032の直列LCフィルタは、通信周波数f2の周波数成分を有するノイズのみを、プリント基板10pのグランドGNDに逃がす。グランドGNDに逃がした状態を、ショート状態となると称することもある。共振回路1033の直列LCフィルタは、通信周波数f3の周波数成分を有するノイズのみを、プリント基板10pのグランドGNDに逃がす。共振回路1034の直列LCフィルタは、通信周波数f4の周波数成分を有するノイズのみを、プリント基板10pのグランドGNDに逃がす。
直列LCフィルタの共振周波数を変更することで、所望の周波数のノイズの低減量を制御することができる。
プリント基板接続部1012b〜1012dと接続されるフィルタ部103も、プリント基板接続部1012aと接続されるフィルタ部103と同様な共振回路を有する。
次に、実施の形態1に係る無線端末の効果をシミュレーションを用いて説明する。先ず、シミュレーション条件を説明する。
図3Aは、高速インターフェース部を例示する斜視図である。
図3Bは、図3Aに示す高速インターフェース部を方向Xから見た模式図である。
図3Cは、図3Aに示す高速インターフェース部を方向Yから見た模式図である。
図3A、図3B、及び図3Cに示すように、USBドングル505にノイズ源5013を設け、USBパッケージコネクタ501に接続する。高速インターフェース部は、USB3.0インターフェースを使用する。プリント基板50pには、USBドングル505と、USBパッケージコネクタ501内のUSB信号端子508と、を介してCPU(図示せず)に接続するUSB信号用配線507を設けた。このシミュレーションでは、USBパッケージコネクタ501が有する4つのプリント基板接続部5012a〜5012dと、プリント基板50pのグランドGNDと、の間の結合方法を変更し、プリント基板50pに流れるノイズ電流Nzcを確認した。1つのプリント基板接続部5012aは、半田付け部5012a1と半田付け部5012a2という2つの半田付け部を有する。プリント基板接続部5012b〜5012dのそれぞれも、プリント基板接続部5012aと同様である。
図4Aは、高速インターフェース接続用コネクタを例示する模式図である。
図4Aは、等価回路を示す。高速インターフェース接続用コネクタとして、USBパッケージコネクタ501を示す。
図4Bは、高速インターフェース接続用コネクタの配線図である。
図4A及び図4Bに示すように、USBパッケージコネクタ501は、プリント基板50pのグランドGNDと接続するための4つのプリント基板接続部5012a〜5012dを有する。プリント基板接続部5012a〜5012dは、プリント基板50pのグランドGNDに直接に接続される。この直接に接続された状態を、「グランド接続状態」と称する。図4Bに示す部分B2は、プリント基板接続部5012a〜5012dである。
図5Aは、高速インターフェース接続用コネクタを例示する模式図である。
図5Aは、等価回路を示す。
図5Bは、高速インターフェース接続用コネクタの配線図である。
図5Cは、図5Bに示す部分B3の拡大図である。
図5A、図5B及び図5Cに示すように、プリント基板接続部5012a〜5012dとプリント基板50pのグランドGNDとを容量素子Cを介して結合する。この状態を、「容量結合状態」と称する。図5Bに示す部分B4は、プリント基板接続部5012a〜5012dが容量素子Cを介してプリント基板50pのグランドGNDと結合された状態を示す。
図6Aは、高速インターフェース接続用コネクタを例示する模式図である。
図6Aは、等価回路を示す。
図6Bは、高速インターフェース接続用コネクタの配線図である。
図6Cは、図6Bに示す部分B5の拡大図である。
図6A、図6B及び図6Cに示すように、プリント基板接続部5012a〜5012dとプリント基板50pのグランドGNDとを、容量素子Cと直列LCフィルタFLとを介して結合する。この状態を、「容量&直列LCフィルタ結合状態」と称する。図6Bに示す部分B6は、プリント基板接続部5012a〜5012dが容量素子Cと、これと並列に接続された直列LCフィルタFLと、を介してプリント基板50pのグランドGNDと結合された状態を示す。
図7Aは、高速インターフェース部を例示する模式図である。
図7Aは、グランド接続状態を示す。
図7Aに示すように、ノイズ源5013を設けたUSBドングル505は、USBパッケージコネクタ(図示せず)に接続する。USBパッケージコネクタのプリント基板接続部5012a〜5012dは、それぞれ2箇所でプリント基板50pのグランドGNDと接続し合計で8箇所で接続する。USB信号端子(図示せず)はUSB信号用配線507に接続し、USB信号用配線507はCPU(図示せず)に接続する。具体的には、USB信号用配線507は、スルーホールhを介してUSBパッケージコネクタ501が搭載された面に配線された後にCPUに接続する。
図7Bは、高速インターフェース部を例示する模式図である。
図7Bは、容量結合状態を示す。
図7Bに示すように、USBパッケージコネクタのプリント基板接続部5012a〜5012dは、それぞれ容量素子Cを介して1箇所でプリント基板50pのグランドGNDと接続する(合計で4箇所で接続する)。
図7Cは、高速インターフェース部を例示する模式図である。
図7Cは、容量&直列LCフィルタ結合状態を示す。
図7Dは、高速インターフェース接続用コネクタを例示する模式図である。
図7Dは、等価回路を示す。
図7C及び図7Dに示すように、USBパッケージコネクタ501のプリント基板接続部5012a〜5012dは、それぞれ容量素子Cを介して1箇所でプリント基板50pのグランドGNDと接続する(合計で4箇所で接続する)。また、この容量素子Cと並列に接続された直列LCフィルタFLを介して1箇所でプリント基板50pのグランドGNDと接続する(合計で4箇所で接続する)。
次に、シミュレーションで使用する直列LCフィルタの特性を説明する。
図8Aは、直列LCフィルタの特性を取得するための等価回路である。
図8Bは、直列LCフィルタの減衰特性を例示するグラフである。
図8Bの横軸は周波数を示し縦軸は減衰量を示す。
図8Bは、負荷インピーダンスZrを50Ω(オーム)とし、直列LCフィルタFLを100kHz(キロヘルツ)〜10GHz(ギガヘルツ)まで変化させた場合の減衰特性である。
図8Cは、直列LCフィルタのインピーダンス特性を例示するスミスチャートである。
図8Cは、図8Aに示すZinから直列LCフィルタFL側を見た場合のインピーダンス特性を示す。
図8Bに示すように、直列LCフィルタFLの共振周波数である920MHz(メガヘルツ)付近で減衰量が大きい。また、図8Cに示すように、共振周波数である920MHz付近でのみ、0Ω(オーム)となり、電気的にショートとなる。すなわち、グランドGNDに接続された状態となる。
次に、実施の形態1に係る無線端末のシミュレーション結果を説明する。
図9Aは、2.4GHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。
図9Aは、グランド接続状態のシミュレーション結果である。
図9Bは、2.4GHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。
図9Bは、容量結合状態のシミュレーション結果である。
図9Cは、2.4GHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。
図9Cは、容量&直列LCフィルタ結合状態のシミュレーション結果である。
図10Aは、920MHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。
図10Aは、グランド接続状態のシミュレーション結果である。
図10Bは、920MHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。
図10Bは、容量結合状態のシミュレーション結果である。
図10Cは、920MHz帯のノイズ電流の分布を例示するシミュレーション結果である。
図10Cは、容量&直列LCフィルタ結合状態のシミュレーション結果である。
容量結合状態のシミュレーションにおいては、USBパッケージコネクタの4つのプリント基板接続部と、プリント基板のグランドGNDとを、4pF(ピコファラッド)の容量素子を介して結合した。すなわち、プリント基板接続部の4箇所のそれぞれを、4pFの容量素子を介してプリント基板のグランドGNDと結合した。
容量&直列LCフィルタ結合状態のシミュレーションにおいては、4箇所を4pFの容量素子でグランドGNDと結合すると共に、これと並列に4箇所を直列LCフィルタでグランドGNDと結合した。直列LCフィルタは、5.1nH(ナノヘンリー)の誘導素子と6pF(ピコファラッド)の容量素子とを直列に接続したフィルタである。直列LCフィルタの共振周波数は、920MHzである。
図9A、図9B、図9C、図10A、図10B及び図10Cの各図において、ノイズ電流Nzcは、図中の矢印で示す。
図9Aに示すように、2.4GHz帯ではグランド接続状態の場合、2.4GHzアンテナ付近の2.4GHz帯におけるUSB3.0に起因するノイズ電流Nzcが大きい。
一方、図10Aに示すように、920MHz帯ではグランド接続状態の場合、ノイズ電流Nzcはほとんど流れず、ノイズの影響は受けない。すなわち、USBパッケージコネクタをグランドGNDに接続することの効果は、2.4GHz帯よりも920MHz帯の方が大きい。
図9Bに示すように、2.4GHz帯の容量結合状態(4pFの容量素子結合時)、の場合、USBパッケージコネクタがアンテナとして機能しなくなり、2.4GHzアンテナ付近のノイズ電流は小さい。
一方で、図10Bに示すように、920MHz帯の容量結合状態(4pFの容量素子結合時)の場合、920MHzアンテナ付近でノイズ電流Nzcが大きくなり、ノイズの影響を受ける。
図9C及び図10Cに示すように、容量&直列LCフィルタ結合状態の場合、2.4GHz帯と920MHz帯の両方で、アンテナ付近のノイズ電流は小さくなり、ノイズの影響を受けにくくなる。
このように、シミュレーション結果によれば、USBパッケージコネクタを、「グランド接続状態」、「容量結合状態」、又は「容量&直列LCフィルタ結合状態」とすることにより、ノイズ電流Nzcを低減することができる。
次に、実施の形態1に係る無線端末の実測結果を説明する。
図11は、ノイズを測定する測定系を例示する図である。
図12Aは、2.4GHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。
図12Aは、グランド接続状態を示す。
図12Bは、2.4GHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。
図12Bは、容量結合状態を示す。
図12Cは、2.4GHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。
図12Cは、容量&直列LCフィルタ結合状態を示す。
図13Aは、920MHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。
図13Aは、グランド接続状態を示す。
図13Bは、920MHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。
図13Bは、容量結合状態を示す。
図13Cは、920MHz帯のノイズ電力を例示するグラフである。
図13Cは、容量&直列LCフィルタ結合状態を示す。
図12A、図12B、図12C、図13A、図13B及び図13Cの各図において、横軸は周波数を示し、縦軸は受信した電力を示す。
図12A、図12B、図12C、図13A、図13B及び図13Cの各図において、グラフG1は、USB3.0のノイズが有る場合を示す。すなわち、グラフG1は、USBドングル705を無線端末70に接続し、電源を投入した場合を示す。また、グラフG2は、USB3.0のノイズが無い場合を示す。すなわち、グラフG2は、USBドングル705を無線端末70に接続せず、無線端末70の電源を投入しない場合を示す。
図11に示すように、ノイズは、USBドングル705とUSBパッケージコネクタ701とからノイズ電流Nzcや放射ノイズNzrとして発生する。発生したノイズ電流Nzcや放射ノイズNzrは、920MHz帯用アンテナ704aと2.4GHz帯用アンテナ704bとで受信される。これらのノイズを、低雑音増幅器709で増幅し、スペクトラムアナライザ710でノイズ電力Nzpとして測定する。
図12A、図12B、図12C、図13A、図13B及び図13Cの各図において、グラフG1が(USB3.0ノイズ有り)がグラフG2(USB3.0ノイズ無し)と比べて上昇した場合、ノイズ電力Nzpが上昇したことになる。この場合、所要の信号対雑音比を得るための信号電力は、ノイズ電力Nzpが上昇した分だけさらに多く必要となる。このため、信号電力を上げることができない場合、受信感度が低下したり、スループットが低下する等により受信特性が悪化する。
図12A及び13Aに示すように、グランドGND接続状態では、2.4GHz帯のアンテナで受信されるノイズ電力Nzpは増加する傾向にある。
図12B及び図13Bに示すように、容量結合状態では、USBパッケージコネクタ701と接続媒体とがアンテナとして機能しなくなる。このため、2.4GHz帯のアンテナで受信されるノイズ電力Nzpは低減する。一方で、920MHz帯のグランドGND接続が弱くなり、920MHz帯のアンテナで受信されるノイズ電力Nzpは増加し、受信特性が低下する。
図12C及び図13Cに示すように、容量&直列LCフィルタ結合状態では、920MHz帯で共振し、インピーダンスが0Ω(オーム)となるLC直列フィルタを追加したことにより、920MHz帯のアンテナで受信されるノイズ電力Nzpは低減する。また、容量素子により、2.4GHz帯のアンテナで受信されるノイズ電力Nzpは低減状態を維持する。LC直列フィルタは、920MHz周波数付近を共振周波数とし、グランドGND結合状態となり、2.4GHzではグランドGND結合状態とはならない。このため、USBコネクタと接続媒体とがアンテナとして機能しない。
容量&直列LCフィルタ結合状態では、USBパッケージコネクタ701のプリント基板接続部とプリント基板のグランドGNDとの間のそれぞれに、容量素子とこれと並列に接続された直列LCフィルタとを有するフィルタ部を設けることが望ましい。そして、フィルタ部の数は、例えば4つが望ましい。
このような実測結果によれば、シミュレーション結果と同様に、USBパッケージコネクタを、「グランド接続状態」、「容量結合状態」、又は「容量&直列LCフィルタ結合状態」とすることにより、アンテナから受信されるノイズ電力Nzpの量を低減することができる。
無線端末の高速インターフェースに外部機器が接続された場合、高速インターフェース接続用コネクタがアンテナとして機能し、複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数で通信する受信特性に悪影響を与える場合がある。外部機器は、例えば、外部メモリやハードディスクやディスプレイ等の機器である。
実施の形態1に係る無線端末においては、高速インターフェース接続用コネクタのシールドパッケージとプリント基板のグランドとの間に、高速インターフェース接続用コネクタがアンテナとして機能させないための素子を追加する。素子は、例えば、容量素子や直列LCフィルタ等である。これらの素子を追加することにより、高速インターフェース接続用コネクタがアンテナとして機能しなくなるので、無線端末のアンテナから受信するノイズの量を低減することができる。
その結果、無線端末が通信で使用する複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減することが可能な無線端末及び方法を提供することができる。
また、アンテナから受信するノイズの量を低減することにより、スループットの低下や通信可能距離が短縮する等の通信特性の劣化を抑制することができる。
また、直列LCフィルタの共振周波数を変更することで、所望の周波数のノイズの低減量を制御することができる。
また、容量素子や直列LCフィルタ等を有するフィルタ部(共振回路)は、簡易であり、安価であり、素子(部品)の実装面積も、無線端末内のその他の部品と比べて大きく無い。このため、モバイル端末のような小型の製品に対して部品の実装面での制約を与えることが少なく、また、製品コストの上昇も抑えることができる。
ここで、実施の形態1に係る無線端末の特徴を記載する。
複数の通信方式、複数の通信周波数で通信する無線端末において、無線端末の高速データ通信用インターフェースとして実装された金属コネクタ、及び金属コネクタに接続された外部のインターフェース媒体と、これと接続するケーブルからノイズが放射される。実施の形態1に係る無線端末は、金属コネクタとプリント基板のグランドとをフィルタで結合する。実施の形態1は、この結合方法により、ノイズが無線端末のアンテナから受信されにくくし、受信特性の低下を抑制することができる。そして、複数の共振回路を使用することで、全ての通信周波数において受信特性の低下を抑制することができる。
[比較例]
図14は、実施の形態1の比較例に係る無線端末を例示するブロック図である。
図14に示すように、比較例に係る無線端末40は、実施の形態1に係る無線端末10と比べて、フィルタ部103が設けられていない点が異なる。
これにより、USBドングル405とUSBパッケージコネクタ401とが通信周波数でアンテナとして機能し、放射ノイズNzrやノイズ電流Nzcが発生する。そして、発生した放射ノイズNzrは、アンテナ404aとアンテナ404bとから受信され、受信特性が低下する。また、プリント基板40p内のアンテナ404aとアンテナ404b付近で発生したノイズ電流Nzcも、同様に受信特性を低下させる。
その結果、無線端末が通信で使用する複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減することが可能な無線端末及び方法を提供することが難しい。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る無線端末の構成を説明する。
図15Aは、実施の形態2に係る無線端末を例示するブロック図である。
図15Bは、図15Aに示す部分B7を例示する図である。
図15A及び図15Bに示すように、実施の形態2に係る無線端末20は、実施の形態1に係る無線端末10と比べて、共振周波数を制御する制御部206をさらに有する点が異なる。また、容量素子Cの代わりに可変容量ダイオードVcを使用する点が異なる。
可変容量ダイオードVcは、加えられる電圧により、容量値が変化するダイオードである。
フィルタ部203は、共振周波数が複数の通信周波数fに設定された共振回路2031〜共振回路2034を有する。
共振回路2032は、誘導素子Lと可変容量ダイオードVcとを有する。誘導素子Lと可変容量ダイオードVcとで、直列LXフィルタFLXを構成する。誘導素子Lの第1端子は高速インターフェース接続用コネクタ部201cに接続される。具体的には、誘導素子Lの第1端子は、高速インターフェース接続用コネクタ201cのシールドパッケージ2012に接続される。
可変容量ダイオードVcの第1端子は誘導素子Lの第2端子に接続され、可変容量ダイオードVcの第2端子はグランドGNDに接続され、可変容量ダイオードVcの第3端子は制御部206に接続される。
制御部206は、可変容量ダイオードVcの第3端子を介して可変容量ダイオードVcに印加する電圧を変化させることで、直列LXフィルタFLXの共振周波数を制御する。
制御部206は、高速インターフェース接続用コネクタ201cと無線受信部202(無線部22)とフィルタ部203とに接続され、無線端末20の機能の制御する。制御部206は、インターフェース接続判定部2061とノイズレベル確認部2062a〜2062dとノイズレベル判定部2063と電圧レベル変更部2064とを有する。制御部206は、記憶部2065と接続する。
ノイズレベル確認部2062a〜2062dは、制御部206からの制御により、通信を行っていない時のノイズレベルを確認する。ノイズレベルとは、信号対雑音比(S(Signal)/N(Noize)比)の雑音のレベルのことである。通信を行っていない時のことを、非通信時と称することもある。非通信時のノイズレベルをフロアレベルと称することもある。
尚、通信を行っている時は、通信の信号が含まれているので、より正確なノイズレベルを測定することができない場合がある。このため、ノイズレベルは、非通信時のノイズレベルを測定することが望ましいので、無線部22を動作させ非通信時のノイズレベルを受信し測定する。
ノイズレベル判定部2063は、制御部206からの制御により、ノイズレベル確認部2062a〜2062dで確認されたノイズレベルが記憶部2065に予め記憶されたノイズレベル閾値Nzt以下であるか否かを判定する。ノイズレベル判定部2063は、ノイズレベルがノイズレベル閾値Nztよりも大きい場合、電圧レベル変更部2064を使用し、可変容量ダイオードVcに印加する電圧レベルを変化させる。
可変容量ダイオードVcに印加する電圧レベルを変化させることで、直列LXフィルタFLXの共振周波数を変化させる。直列LXフィルタFLXの共振周波数を変化させることで、直列LXフィルタFLXの周波数に対する減衰量を変化させる。直列LXフィルタFLXの周波数に対する減衰量を変化させることで、高速インターフェース接続用コネクタ201c(シールドパッケージ2012)から放射するノイズの量を低減する。このようにして、制御部206は、ノイズのレベルがノイズレベル閾値Nzt以下となるように、共振周波数を制御する。
尚、ノイズレベル閾値Nztは、例えば、無線端末20の設計時に決めたものを、ノイズレベルが記憶部2065に予め記憶しておく。ノイズレベル閾値Nztは、各種の無線部ごとや複数の通信周波数fごとに閾値を設けても良い。
また、制御部206のインターフェース接続判定部2061は、高速インターフェース部201の高速インターフェース接続用コネクタ201cに接続媒体が接続されているか否かを判定する。
インターフェース接続判定部2061が接続媒体が接続されていると判定し、ノイズレベルがノイズレベル閾値Nztより大きい場合、ノイズレベル判定部2063は、電圧レベル変更部2064を使用し、可変容量ダイオードVcに印加する電圧レベルを変化させる。すなわち、制御部206は、インターフェース接続判定部2061が接続媒体が接続されていると判定し、ノイズレベルがノイズレベル閾値Nztより大きい場合、共振周波数を制御する。
インターフェース接続判定部2061が接続媒体が接続されていないと判定した場合、ノイズレベル判定部2063は、可変容量ダイオードVcに印加する電圧レベルを変化させる動作を行わない。接続媒体が接続されていないと判定された場合、可変容量ダイオードVcの電圧変更による直列LXフィルタFLXの周波数に対する減衰量の可変動作を行わない。すなわち、制御部206は、インターフェース接続判定部2061が接続媒体が接続されていないと判定した場合、共振周波数を制御しない。
尚、図15Bに示す共振回路2032のように、誘導素子Lと可変容量ダイオードVcとが直列に接続されたフィルタを直列LXフィルタと称する。また、容量値をキャパシタンス値と称することもある。
ここで、無線受信部202dの周波数範囲における直列LXフィルタの減衰特性を説明する。
図16は、実施の形態2に係る直列LXフィルタの減衰特性を例示するグラフである。
図16に示すように、直列LXフィルタFLXは、Q値(Quality factor)が高いので、減衰可能な周波数範囲が絞られる。このため、無線受信部202dの通信周波数(受信周波数)f4の範囲が広い場合、直列LXフィルタFLXの可変容量ダイオードVcの電圧を変化させることにより、直列LXフィルタFLXの共振周波数を変化させる。そして、直列LXフィルタFLXの共振周波数を変化させることで、直列LXフィルタFLXの周波数に対する減衰特性を変化させる。
すなわち、可変容量ダイオードVcの電圧を変化させることにより、直列LXフィルタFLXの共振周波数を変化させ、直列LXフィルタFLXのQ値が高く減衰可能な周波数範囲を移動させる。これにより、直列LXフィルタFLXのQ値が高く減衰可能な周波数範囲を移動させて、ノイズレベルをノイズレベル閾値Nzt以下まで減衰させることが可能となり、最良な受信特性を得ることができる。
実施の形態2に係る無線端末20は、直列LXフィルタFLXを有し、直列LXフィルタFLXは複数の通信周波数fに対応した複数の共振回路2031〜2034を有する。具体的には、無線端末20のフィルタ部203は、通信周波数f1に対応した共振回路2031と通信周波数f2に対応した共振回路2032と通信周波数f3に対応した共振回路2033と通信周波数f4に対応した共振回路2034とを有する。
これにより、無線端末20が、複数の通信周波数f(通信周波数f1、通信周波数f2、通信周波数f3及び通信周波数f4)の無線信号を同時に受信した場合でも、フィルタ部203が、複数の通信周波数fのそれぞれに対応したノイズを低減する。
実施の形態2に係る無線端末の動作を説明する。
アンテナ204dを介して無線受信部202dが通信している場合を例に挙げて説明する。
図17は、実施の形態2に係る無線端末の動作を例示するフローチャートである。
図17に示すように、制御部206は、インターフェース接続判定部2061を使用し、高速インターフェース接続用コネクタ201cに接続媒体が接続されているか否かを判定する。すなわち、高速インターフェースに接続が有るか否かを判定する(ステップS101)。
高速インターフェース接続用コネクタ201cに接続媒体が接続されていると判定した場合(ステップS101:Yes)、無線受信部202dが無線信号を非通信中か否かを判定(確認)する(ステップS102)。
制御部206が無線受信部202dが無線信号を非通信中と判定した場合(ステップS102:Yes)、制御部206はノイズレベル判定部2063を使用し、ノイズレベルを確認する(ステップS103)。
制御部206は、ノイズレベル判定部2063を使用し、確認されたノイズレベルが記憶部2065に予め記憶されたノイズレベル閾値Nzt以下であるか否かを確認する(ステップS104)。
ノイズレベルがノイズレベル閾値Nzt以下である場合(ステップS104:Yes)、ノイズの影響は無いものと判定できるので、通常通信に移行する(ステップS106)。
高速インターフェース接続用コネクタ201cに接続媒体が接続されていないと判定した場合(ステップS101:No)、ノイズ源の接続が無く、外部インターフェース接続によるノイズは発生しないものと判定できるので、通常通信に移行する(ステップS106)。
制御部206が無線受信部202dが無線信号を通信中と判定した場合(ステップS102:No)、通信中は受信する無線信号が存在し、ノイズレベルの判定が不可能なので、非通信中になるまで待つ(ステップS102に戻る)。
ノイズレベルがノイズレベル閾値Nzt以下でない場合(ステップS104:No)、制御部206は、電圧レベル変更部2064を使用し、直列LXフィルタFLXの可変容量ダイオードVcに印加する電圧を変化させる。そして、印加する電圧を変化させることで、通信周波数(受信周波数)における減衰量を調整し、ノイズレベルを最適化する(ステップS105)。
ステップS105において、ノイズレベルがノイズレベル閾値Nztよりも大きい場合、ステップS104に戻り、ノイズレベルがノイズレベル閾値Nzt以下になるまで、この動作を繰り返す。
実施の形態においては、高速インターフェースの先に接続された接続媒体をノイズ源とした場合において、高速インターフェース接続用コネクタのシールドパッケージの回路接続方法を例に挙げて説明したが、これには限定されない。
無線端末のアンテナに悪影響を及ぼすノイズ源としては、実施の形態の他に、無線端末内に実装され、アンテナとして機能してしまう金属物等が挙げられる。実施の形態は、このような金属物等の全てに適用可能である。
金属物は、例えば、無線端末の動作温度を下げるための放熱用金属物、強度が必要な機構部品として使用する金属部品等が挙げられる。実施の形態は、これらの金属部品のプリント基板接触部とプリント基板のグランドGNDとの間の全ての箇所に、容量素子(コンデンサ)やフィルタ(直列LCフィルタや直列LXフィルタ)を設けることにより、同様な効果を得ることができる。
尚、上記の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、各構成要素の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上記の実施の形態において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実態のある記録媒体(trangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programable ROM)、EPROM(Erasable PROM))、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信する無線受信部と、
所定周波数を含む高速信号を通信する高速インターフェース部と、
前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するために前記高速インターフェース部に接続されたフィルタ部と、
を備える無線端末。
(付記2)
前記所定周波数は、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を含む、
付記1に記載の無線端末。
(付記3)
前記フィルタ部は、第1端子が前記高速インターフェース部に接続され、第2端子が自端末のグランドに接続される、
付記1又は2に記載の無線端末。
(付記4)
前記フィルタ部は、共振周波数が前記複数の通信周波数に設定された共振回路を有し、
前記共振回路は、前記ノイズを前記グランドに逃がすことで前記ノイズを低減する、
付記3に記載の無線端末。
(付記5)
前記共振周波数を制御する制御部をさらに備えた、付記4に記載の無線端末。
(付記6)
前記制御部は、前記ノイズのレベルがノイズレベル閾値以下となるように、前記共振周波数を制御する、
付記5に記載の無線端末。
(付記7)
前記高速インターフェース部に接続媒体が接続されているか否かを判定するインターフェース接続判定部をさらに備え、
前記制御部は、
前記インターフェース接続判定部が前記接続媒体が接続されていると判定した場合、前記共振周波数を制御し、
前記インターフェース接続判定部が前記接続媒体が接続されていないと判定した場合、前記共振周波数を制御しない、
付記5又は6に記載の無線端末。
(付記8)
前記共振回路は、第1端子が前記高速インターフェース部に接続された誘導素子と、第1端子が前記誘導素子の第2端子に接続され第2端子が前記グランドに接続され第3端子が前記制御部に接続された可変容量ダイオードと、を有し、
前記制御部は、前記第3端子を介して前記可変容量ダイオードに印加する電圧を変化させることで前記共振周波数を制御する、
付記5乃至7のいずれか1つに記載の無線端末。
(付記9)
前記高速インターフェース部は、前記高速信号を伝送する信号線と、前記信号線から放射される前記ノイズを電気的に遮蔽するシールドパッケージと、を有する、
付記4乃至8のいずれか1つに記載の無線端末。
(付記10)
前記共振回路は、第1端子が前記シールドパッケージに接続され、第2端子が前記グランドに接続された第1容量素子を有する、
付記9に記載の無線端末。
(付記11)
前記共振回路は、第1端子が前記シールドパッケージに接続された第1誘導素子と、第1端子が前記第1誘導素子の第2端子に接続され、第2端子が前記グランドに接続された第2容量素子と、を有する、
付記9又は10に記載の無線端末。
(付記12)
複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信するステップと、
所定周波数を含む高速信号を高速インターフェース部で通信するステップと、
前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するステップと、
を備える方法。
(付記13)
複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信するステップと、
所定周波数を含む高速信号を高速インターフェース部で通信するステップと、
前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10…無線端末
10p…プリント基板
101…高速インターフェース部
101c…高速インターフェース接続用コネクタ
1011…信号線
1012…シールドパッケージ
1012a、1012b、1012c、1012d…プリント基板接続部
1013…ノイズ源
12…無線部
102、102a、102b、102c、102d…無線受信部
112…無線送信部
103…フィルタ部
1031、1032、1033、1034…共振回路
104、104a、104b、104c、104d…アンテナ
20…無線端末
20p…プリント基板
201…高速インターフェース部
201c…高速インターフェース接続用コネクタ
2012…シールドパッケージ
2012a、2012b、2012c、2012d…プリント基板接続部
22…無線部
202…無線受信部
202a、202b、202c、202d…無線受信部
203…フィルタ部
2031、2032、2033、2034…共振回路
204、204a、204b、204c、204d…アンテナ
206…制御部
2061…インターフェース接続判定部
2062、2062a、2062b、2062c、2062d…ノイズレベル確認部
2063…ノイズレベル判定部
2064…電圧レベル変更部
2065…記憶部
40…無線端末
40p…プリント基板
401…USBパッケージコネクタ
404a、404b…アンテナ
405…USBドングル
407…USB信号用配線
50p…プリント基板
501…USBパッケージコネクタ
5012a、5012b、5012c、5012d…プリント基板接続部
5012a1、5012a2…半田付け部
5013…ノイズ源
503…フィルタ部
505…USBドングル
507…USB信号用配線
508…USB信号端子
70…無線端末
701…USBパッケージコネクタ
702a…920MHz帯用無線受信部
702b…2.4GHz帯用無線受信部
704a…920MHz帯用アンテナ
704b…2.4GHz帯用アンテナ
705…USBドングル
709…低雑音増幅器
710…スペクトラムアナライザ
B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7…部分
G1、G2…グラフ
C…容量素子
L…誘導素子
FL…直列LCフィルタ
FLX…直列LXフィルタ
Vc…可変容量ダイオード
C1…第1容量素子
C2…第2容量素子
L1…第1誘導素子
h…スルーホール
f…複数の通信周波数
f1、f2、f3、f4…通信周波数
fd…所定周波数
GND…グランド
Nzp…ノイズ電力
Nzt…ノイズレベル閾値
Nzr…放射ノイズ
Nzc…ノイズ電流
Zr…負荷インピーダンス
X、Y、Z…方向

Claims (10)

  1. 複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信する無線受信部と、
    所定周波数を含む高速信号を通信する高速インターフェース部と、
    前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するために前記高速インターフェース部に接続されたフィルタ部と、
    を備える無線端末。
  2. 前記所定周波数は、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を含む、
    請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記フィルタ部は、第1端子が前記高速インターフェース部に接続され、第2端子が自端末のグランドに接続される、
    請求項1又は2に記載の無線端末。
  4. 前記フィルタ部は、共振周波数が前記複数の通信周波数に設定された共振回路を有し、
    前記共振回路は、前記ノイズを前記グランドに逃がすことで前記ノイズを低減する、
    請求項3に記載の無線端末。
  5. 前記共振周波数を制御する制御部をさらに備えた、請求項4に記載の無線端末。
  6. 前記制御部は、前記ノイズのレベルがノイズレベル閾値以下となるように、前記共振周波数を制御する、
    請求項5に記載の無線端末。
  7. 前記共振回路は、第1端子が前記高速インターフェース部に接続された誘導素子と、第1端子が前記誘導素子の第2端子に接続され第2端子が前記グランドに接続され第3端子が前記制御部に接続された可変容量ダイオードと、を有し、
    前記制御部は、前記第3端子を介して前記可変容量ダイオードに印加する電圧を変化させることで前記共振周波数を制御する、
    請求項5又は6に記載の無線端末。
  8. 前記高速インターフェース部は、前記高速信号を伝送する信号線と、前記信号線から放射される前記ノイズを電気的に遮蔽するシールドパッケージと、を有する、
    請求項4乃至7のいずれか1つに記載の無線端末。
  9. 複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信するステップと、
    所定周波数を含む高速信号を高速インターフェース部で通信するステップと、
    前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するステップと、
    を備える方法。
  10. 複数の通信周波数を含む無線信号をアンテナで受信するステップと、
    所定周波数を含む高速信号を高速インターフェース部で通信するステップと、
    前記高速インターフェース部から放射され、前記複数の通信周波数のうちの少なくとも1つの周波数を有するノイズを低減するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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