JP2019125238A - 滞在時間検出システム、滞在時間検出装置、及び滞在時間検出方法 - Google Patents

滞在時間検出システム、滞在時間検出装置、及び滞在時間検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施設において不審者を適切に検知できる滞在時間検出システムを提供する。【解決手段】滞在時間検出システム1は、第1撮像部11により取得された第1撮像画像に含まれる人の第1顔画像データを取得時刻と共に記憶する記憶部12と、第2撮像部13により取得された第2撮像画像に含まれる夫々の人の第2顔画像データを、記憶部12に記憶されている第1顔画像データと照合する照合部14と、照合部14での照合の結果、第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出部15と、滞在時間算出部15により算出された滞在時間が所定時間以上である場合に報知する報知部16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、所定エリア内に入出する人の顔を撮像して当該所定エリア内に当該人が滞在した時間を検出する滞在時間検出システム、滞在時間検出装置、及び滞在時間検出方法に関する。
建物等の所定エリアに不審物(例えば爆発物)が放置され、重大な事件(例えばテロ行為等)に至ることもある。そこで、不審者を含めた利用者の所定エリア内の滞在時間を検出可能な技術が検討されてきた(例えば特許文献1及び2)。
特許文献1には、受付番号に基づいて順番に役務または物品を利用者に提供する施設において来場した利用者の状態を管理する利用者管理装置が記載されている。この利用者管理装置は、来場した利用者に受付番号札を発行する番号札発行部と、施設に入場してから受付番号札を受け取るまでの少なくともいずれかの時点で利用者を撮影した第1の人物画像を取得する第1の画像取得部と、受付番号による呼び出しを受けてから役務または物品の提供が終了するまでの少なくともいずれかの時点で利用者を撮影した第2の人物画像を取得する第2の画像取得部と、少なくとも施設から退場する時点で利用者を撮影した第3の人物画像を取得する第3の画像取得部と、第1、第2および第3の人物画像に基づき、利用者の状態に関する利用者情報を生成して管理する利用者情報管理部と、この利用者情報管理部で生成した利用者情報をユーザに提示する利用者情報提示部と、を備えている。
特許文献2には、顔画像による認証を行う認証対象者と顔画像による認証を行わない認証非対象者の滞在時間を管理する入室管理システムが記載されている。この入室管理システムは、認証対象者の少なくとも顔を含む画像を登録する登録手段と、所望の出入口から入室する人物の少なくとも顔を含む画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段により撮像された少なくとも顔を含む画像と上記登録手段により登録されている少なくとも顔を含む画像とを照合することにより、認証対象者か認証非対象者かを判断する判断手段と、この判断手段により判断された認証対象者と認証非対象者とに対する、それぞれの滞在時間を管理する管理手段と、を備えている。
特開2015−232791号公報 特開2006−99486号公報
特許文献1に記載の技術は、施設において長時間にわたって滞在する人に対して例えば警告を行う等の措置が取られていない。また、特許文献2に記載の技術は、施設において長時間にわたって滞在する人がいる場合には警告を行うが、その人を特定するような情報(例えば顔画像等)を明示していない。このため、特許文献1及び2に記載の技術では、施設において不審者を検知する上で改良の余地がある。
そこで、施設において不審者を適切に検知することが可能な技術が求められる。
本発明に係る滞在時間検出システムの特徴構成は、所定エリア内に入出する人の顔を撮像して前記所定エリア内に前記人が滞在した時間を検出する滞在時間検出システムであって、前記所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を取得する第1撮像部と、前記第1撮像部により取得された前記第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶する記憶部と、前記所定エリアから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を取得する第2撮像部と、前記第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、前記記憶部に記憶されている前記第1顔画像データと照合する照合部と、前記照合部での照合の結果、前記第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む前記第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む前記第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が前記所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出部と、前記滞在時間算出部により算出された前記滞在時間が所定時間以上である場合に報知する報知部と、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、不特定多数が利用する所定エリアであっても入出する人の第1顔画像データと第2顔画像データとを照合することで長時間に亘って滞在した人を容易に特定することが可能となる。また、滞在時間が所定時間以上である場合に報知するので、施設において不審者を適切に検知することが可能となる。
また、本発明に係る滞在時間検出システムの他の特徴構成は、所定エリア内に入出する人の顔を撮像して前記所定エリア内に前記人が滞在した時間を検出する滞在時間検出システムであって、前記所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を取得する第1撮像部と、前記第1撮像部により取得された前記第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶する記憶部と、前記所定エリアから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を取得する第2撮像部と、前記第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、前記記憶部に記憶されている前記第1顔画像データと照合する照合部と、前記照合部での照合の結果、前記第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む前記第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む前記第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が前記所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出部と、前記第1撮像部により前記第1撮像画像が取得されてからの経過時間を算出する経過時間算出部と、前記経過時間が所定時間を過ぎても前記滞在時間が算出されない場合に報知する報知部と、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、不特定多数が利用する所定エリアであっても入出する人の第1顔画像データと第2顔画像データとを照合することで所定エリアに入ってから長時間が経過している人がいることを容易に特定することができる。また、経過時間が所定時間を過ぎても滞在時間が算出されない場合に報知するので、施設において不審者を適切に検知することが可能となる。
また、前記報知部は、前記所定時間以上前記所定エリアに滞在している人の顔画像を表示装置に表示すると好適である。このとき、前記記憶部は前記所定時間以上前記所定エリアに滞在している複数の人の夫々の顔画像を顔画像データとして記憶すると良い。
このような構成とすれば、所定エリアの管理者が当該所定エリアに長時間に亘って滞在している人を把握し易くできる。
また、前記報知部は前記所定時間以上前記所定エリアに滞在している人の全体像を含む全体画像を表示装置に表示すると好適である。このとき、前記記憶部は前記所定エリアから退出する複数の人の夫々の全体像を含む全体画像を全体画像データとして記憶すると良い。
このような構成とすれば、所定エリアの管理者が当該所定エリアに長時間に亘って滞在している人の全体像を把握し易くできる。
更に、前記報知部は、前記所定時間以上前記所定エリアに滞在している人の前記滞在時間を示す時間情報及び前記所定エリアを示すエリア情報の少なくともいずれか一方を報知するように構成することも可能である。
このような構成とすれば、所定エリアの管理者が当該所定エリアに長時間に亘って滞在している人の滞在時間を把握し易くしたり、所定エリアを特定し易くしたりすることが可能となる。
また、前記記憶部は、報知対象外として規定されている人の顔画像又は当該顔画像の特徴量を第3顔画像データとして記憶し、前記第1顔画像データが前記第3顔画像データと一致する場合には当該第1顔画像データが記憶されないように構成すると好適である。
このような構成とすれば、例えば関係者等の第3顔画像データと一致する第1顔画像データの数を減らすことができる。したがって、記憶部に記憶されるデータ量の増大を抑制することができると共に、照合部の照合に係る負荷の増大を抑制することができる。また、報知対象外と規定されている人の不要な報知が多発することを防ぐことができる。
また、前記記憶部は、前記第1顔画像データのうち、前記滞在時間算出部により算出された前記滞在時間が前記所定時間未満であった人の顔を含む第1顔画像データが削除され、前記滞在時間が前記所定時間以上であった人の顔を含む第1顔画像データは継続して記憶されるように構成すると好適である。
このような構成であっても、記憶部に記憶されるデータ量の増大を抑制することができると共に、照合部の照合に係る負荷の増大を抑制することができる。
また、前記滞在時間検出システムは、前記記憶部で記憶された前記第1顔画像データが所定数以上であるとき、前記所定時間を延長する所定時間延長部をさらに備えても良い。
このような構成とすれば、例えば所定エリアに入場した人が意図せず、混雑等により滞在時間が長くなった場合には、報知部により報知されることを延期させることができる。
また、本発明に係る滞在時間検出装置の特徴構成は、所定エリア内に入出する人の顔を撮像して前記所定エリア内に前記人が滞在した時間を検出する滞在時間検出装置であって、前記所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を第1撮像部から取得する第1撮像画像取得部と、前記第1撮像画像取得部により取得された前記第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶する記憶部と、前記所定エリアから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を第2撮像部から取得する第2撮像画像取得部と、前記第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、前記記憶部に記憶されている前記第1顔画像データと照合する照合部と、前記照合部での照合の結果、前記第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む前記第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む前記第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が前記所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出部と、前記滞在時間算出部により算出された前記滞在時間が所定時間以上である場合に報知部へ滞在時間情報を出力する滞在時間情報出力部と、を備えている点にある。
このような特徴構成であっても、上述した滞在時間検出システムと同様に、所定エリアに入ってから長時間が経過している人がいることを容易に特定することができるので、施設において不審者を適切に検知することが可能となる。
また、本発明に係る滞在時間検出方法の特徴構成は、所定エリア内に入出する人の顔を撮像して前記所定エリア内に前記人が滞在した時間を検出する滞在時間検出方法であって、前記所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を取得する第1撮像処理と、前記第1撮像処理により取得された前記第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶部に記憶する記憶処理と、前記所定エリアから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を取得する第2撮像処理と、前記第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、前記記憶部に記憶されている前記第1顔画像データと照合する照合処理と、前記照合処理での照合の結果、前記第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む前記第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む前記第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が前記所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出処理と、前記滞在時間算出処理により算出された前記滞在時間が所定時間以上である場合に報知する報知処理と、を備えている点にある。
このよう滞在時間検出方法であっても、上述した滞在時間検出システムと実質的に差異はなく、滞在時間検出システムと同様の効果を奏することが可能である。
滞在時間検出システムの構成を示した模式図である。 第1顔画像データの一例を示した図である。 照合部による照合形態を示した図である。 照合部による照合形態を示した図である。 報知部による報知例を示した図である。 報知部による報知例を示した図である。 滞在時間検出装置の構成を示した模式図である。 報知部による報知例を示した図である。 報知部による報知例を示した図である。
1.滞在時間検出システム
本発明に係る滞在時間検出システムは、所定エリアに入出する人の顔を撮像して当該所定エリア内に人が滞在した時間を検出する機能を備えている。以下、本実施形態の滞在時間検出システム1について説明する。
空港では、従来、航空機の安全運行のため保安検査が行われてきた。しかしながら、このような保安検査は航空機に搭乗を予定している人を検査対象としているため、航空機に搭乗する予定でない人は対象外であり、空港における犯罪防止対策としては十分であるとは言えなかった。例えば、保安検査を受ける前であっても、空港の各施設(例えばトイレ等)に長時間に亘って滞在する人は、犯罪を未然防止すべく、不審人物として注意した方が良いことがある。本実施形態では、上記所定エリアの一例として、空港のトイレを例に挙げ、本滞在時間検出システム1が、空港における犯罪の未然防止に利用される例を挙げて説明する。
図1は、滞在時間検出システム1の構成を模式的に示した図である。図1に示されるように、滞在時間検出システム1は、第1撮像部11、記憶部12、第2撮像部13、照合部14、滞在時間算出部15、報知部16、所定時間延長部17、経過時間算出部18の各機能部を備えて構成される。これらの機能部は所定エリア内に人が滞在した時間の検出に係る処理を行うために、CPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。
第1撮像部11は、所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を取得する。所定エリアとは、上述したように本実施形態では空港のトイレである。したがって、所定エリアに入場する複数の人とは、空港のトイレに入る不特定多数の人である。すなわち、予め決まった特定の人のみでなく、トイレに入る全ての人が含まれる。具体的には、例えばトイレが空港のロビーに通路2を介して設けられており、この通路2を通過する全ての人が相当する。第1撮像部11は、このような通路2を通過した人の顔が撮像範囲に含まれるように配置される。これにより、第1撮像部11は、トイレに入る人の顔を含む第1撮像画像を取得することが可能となる。このような第1撮像部11は、カメラで構成することが可能である。
ここで、図1に示されるように、通路2に当該通路2における人の通過方向を検出する通過センサ3を設けておき、通過センサ3が通路2を通る人の方向としてトイレに入る方向を検出した時に、第1撮像部11が第1撮像画像を取得するように構成すると好適である。このような通過センサ3は、例えば通路2において所定の範囲に亘って検出範囲を設け、この検出範囲内における人の移動方向を検出するように構成することが可能である。もちろん、他の方法により人の通路2における移動方向を検出することも可能である。このように構成することで、通路2を通過し、トイレに入る人の顔を含む第1撮像画像を取得することが可能となる。
このような所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を取得する処理は、所定エリア内に入出する人の顔を撮像して所定エリア内に人が滞在した時間を検出する滞在時間検出方法における第1撮像処理と称される。第1撮像部11により取得された第1撮像画像は、後述する記憶部12に伝達される。
記憶部12は、第1撮像部11により取得された第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶する。第1撮像部11により取得された第1撮像画像は記憶部12に伝達される。第1撮像画像には、少なくとも通路2を通過し、トイレに入る人の顔が含まれる。顔画像とは、人の顔を撮像した画像である。顔画像の特徴量とは、顔画像における人の顔の特徴を数値化した量である。これらの顔画像及び顔画像の特徴量は、滞在時間検出システム1では、第1顔画像データとして扱われ、記憶部12には第1顔画像データが記憶される。よって、以下では、特に顔画像と顔画像の特徴量とを区別する必要が無い場合には、第1顔画像データとして説明する。
図2には、記憶部12に記憶される第1顔画像データの一例が示される。図2に示されるように、記憶部12には、第1顔画像データが、第1撮像部11により第1撮像画像が取得された時刻(取得時刻)と関連付けて記憶されていく。したがって、記憶部12には複数の第1顔画像データが順次、記憶されていくことになる。
このような第1撮像処理により取得された第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶部12に記憶する処理は、滞在時間検出方法における記憶処理と称される。
ここで、空港のトイレにおいては、空港関係者(空港の各施設に勤務する人やトイレを清掃する人等)も利用する。このような空港関係者は、身分が明らかにされており、空港の保安上、不審人物から除外しても良い。そこで、記憶部12は、報知対象外として規定されている人の顔画像又は当該顔画像の特徴量を第3顔画像データとして予め記憶し、第1顔画像データが第3顔画像データと一致する場合には当該第1顔画像データが記憶されないように構成することも可能である。報知対象外として規定されている人とは、上述したトイレへ入ったり、出たりした場合であっても後述する報知部16が報知を行わないと認定されている空港関係者である。このような空港関係者の第3顔画像データを記憶部12に予め記憶しておき、第1撮像部11が取得した第1撮像画像に係る第1顔画像データが第3顔画像データと一致するものである場合には、記憶部12に当該第1顔画像データを記憶しないようにすると良い。これにより、記憶部12に記憶されるデータ量の増大を抑制することができる。
図1に戻り、第2撮像部13は、トイレから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を取得する。トイレから退出する複数の人とは、通路2を通ってトイレからロビーに向かう不特定多数の人である。具体的には、通路2を通過する全ての人が相当する。第2撮像部13は、このような通路2を通過した人の顔が撮像範囲に含まれるように配置される。これにより、第2撮像部13は、トイレに入る人の顔を含む第2撮像画像を取得することが可能となる。このような第2撮像部13は、カメラで構成することが可能である。
上述したように、通路2には通過センサ3が設けられるが、通路2を通過する人の方向はこの通過センサ3により検出される。通過センサ3により、通路2を通過する人の移動方向がトイレから出る方向であると検出された時に、第2撮像部13が第2撮像画像を取得するように構成すると好適である。
このようなトイレから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を取得する処理は、滞在時間検出方法における第2撮像処理と称される。第2撮像部13により取得された第2撮像画像は、後述する照合部14に伝達される。
照合部14は、第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、記憶部12に記憶されている第1顔画像データと照合する。上述したように、滞在時間検出システム1では、第1撮像画像における人の顔画像及び顔画像の特徴量は、第1顔画像データとして扱われる。本実施形態では、第2撮像画像における人の顔画像及び顔画像の特徴量は、第2顔画像データとして扱われる。照合部14は、この第2顔画像データを記憶部12に記憶されている第1顔画像データと照合する。
照合部14による第1顔画像データと第2顔画像データとの照合では、第1顔画像データ及び第2顔画像データの一致度が予め設定された値以上である場合に、第2顔画像データが第1顔画像データと一致すると判定される。よって、照合部14による照合では、完全に一致するだけでなく、ある程度の差異を有する場合も一致すると判定される。これにより、第1撮像画像及び第2撮像画像に含まれる人の顔の撮像面を基準とする仰俯角及び方位角が互いに異なっている場合でも、同一人物であるか否かを判定することが可能となる。
ここで、記憶部12には、空港における通路2を通過した人の数の第1顔画像データが記憶されている。このため、図3に示されるように、照合部14は、1つの第2顔画像データを、記憶部12に記憶されている複数の第1顔画像データに対して順次照合し、第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合(図3の判定「○」の場合)には、第2顔画像データの照合を終了する。このように第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合には、検出された時点で、照合部14は第1顔画像データが検出されたことを示す情報(以下では「検出情報」とする)を後述する滞在時間算出部15に伝達する。
一方、図4に示されるように、第2顔画像データを、記憶部12に記憶されている全ての第1顔画像データと照合し、第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出されなかった場合(判定が全て「×」の場合)にも、第2顔画像データの照合を終了する。このように第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出されなかった場合には、照合部14は第1顔画像データが検出されなかったことを示す情報(以下では「未検出情報」とする)を後述する報知部16に伝達する。
ここで、第1撮像画像は、空港の通路2において順次、取得されている。このため、第2撮像画像が取得された後も、順次記憶部12に新たな第1顔画像データが記憶されている可能性がある。一方、本実施形態では、第1顔画像データは、取得時刻と関連付けて記憶部12に記憶されている。このため、照合部14は、記憶部12に記憶されている第1顔画像データのうち、第2顔画像データを照合する時点より以前の取得時刻と関連付けられた第1顔画像データを照合対象として照合し、記憶部12に記憶されている第1顔画像データのうち、第2顔画像データを照合する時点より以降の取得時刻と関連付けられた第1顔画像データを照合対象外とすると良い。
なお、照合部14による照合では、上述した第1顔画像データ及び第2顔画像データに加え、例えば顔に装着されている装着物(例えば眼鏡、帽子、アクセサリー等)も利用して照合することが可能である。また、照合方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法を用いて行うことが可能である。このような第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、記憶部12に記憶されている第1顔画像データと照合する処理は、滞在時間検出方法における照合処理と称される。
図1に戻り、滞在時間算出部15は、照合部14での照合の結果、第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が所定エリアに滞在した滞在時間を算出する。滞在時間算出部15には、照合部14による照合の結果として、上述した検出情報が伝達される。第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合とは、照合部14から検出情報が伝達された場合である。この場合には、滞在時間算出部15は、当該第1顔画像データに係る第1撮像画像が取得された時刻から、当該第2顔画像データに係る第2撮像画像が取得された時刻に至るまでの時間を算出する。この算出結果は、滞在時間検出システム1において、当該人(第2顔画像データと一致する第1顔画像データを含む第1撮像画像にうつっている人)がトイレに滞在していた滞在時間として扱われる。
このような照合処理での照合の結果、第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が所定エリアに滞在した滞在時間を算出する処理は、滞在時間検出方法における滞在時間算出処理と称される。滞在時間算出部15により算出された滞在時間は後述する報知部16に伝達される。
報知部16は、滞在時間算出部15により算出された滞在時間が所定時間以上である場合に報知する。報知部16には、滞在時間算出部15により算出された滞在時間が伝達される。この滞在時間が、予め設定された時間以上である場合に、報知部16は、対象となる人がトイレに長時間滞在している旨を報知する。
この時、図5に示されるように、報知部16は、所定時間以上トイレに滞在している人の顔画像を表示装置に表示することが可能である。これにより、トイレに長時間に亘って滞在している人を、空港関係者(例えば警備員)に知らしめることが可能となる。なお、この場合には、所定時間以上トイレに滞在している複数の人の夫々の顔画像を顔画像データとして記憶部12に記憶するように構成しても良い。このように報知した人の顔画像を顔画像データとして記憶部12に記憶しておくことで、将来的にも当該人を要注意人物として把握し易くできる。
更に、図6に示されるように、報知部16は、所定時間以上トイレに滞在している人の滞在時間を示す時間情報及びトイレを示すエリア情報の少なくともいずれか一方を報知することも可能である。これにより、トイレに滞在している時間を空港関係者(例えば警備員)に知らしめることが可能となる。また、空港に複数のトイレがある場合には、対象のトイレを知らしめることも可能となる。更には、報知する時点で複数の人が所定時間以上トイレに滞在している場合には、当該複数の人をリストアップして報知するように構成することも可能である。
また、報知部16は、空港関係者(例えば警備員)が有する携帯端末(例えばスマートフォンやタブレットコンピュータ)に、時間情報やエリア情報を報知するように構成することも可能である。
このような滞在時間算出処理により算出された滞在時間が所定時間以上である場合に報知する処理は、滞在時間検出方法における報知処理と称される。
また、滞在時間算出部15により算出された滞在時間は、記憶部12に伝達するように構成することも可能である。滞在時間算出部15により算出された滞在時間が伝達された記憶部12は、第1顔画像データのうち、伝達された滞在時間が所定時間未満であった人の顔を含む第1顔画像データを削除するように構成し、滞在時間が所定時間以上であった人の顔を含む第1顔画像データは継続して記憶しておくように構成すると好適である。記憶部12をこのように構成することで、記憶部12に記憶された第1顔画像データのうち、滞在時間を算出する上で不要となった第1顔画像データが削除されるので、記憶部12に記憶されるデータ量の増大を抑制できる。また、照合部14による照合の負荷を軽減することもできる。一方、滞在時間が所定時間以上である人の第1顔画像データは継続して記憶部12に記憶されるので、要注意人物として空港関係者に顔を知らしめ、空港関係者が容易に当該第1顔画像データに係る人を特定し易くできる。
ここで、本実施形態では、所定エリアとして空港のトイレを例に挙げて説明しているが、トイレを利用する人が多い場合の滞在時間は、トイレを利用する人が少ない場合の滞在時間に比べて長くなることが想定される。係る場合に上記所定時間を一定とすると、滞在時間が所定時間以上の人が多くなり、単にトイレを利用したいだけである人が要注意人物として扱われる可能性がある。このため、このようなトイレを利用する人が多い場合には、所定時間を長くすると好適である。トイレを利用する人が多いか否かは、記憶部12に記憶されている第1顔画像データの数に基づき判定することができる。そこで、記憶部12で記憶された第1顔画像データが所定数以上であるとき、所定時間を延長する所定時間延長部17を備えると好適である。また、トイレの前に列を作って待っている人の第1顔画像を連続して取得した場合に、複数の第1顔画像データが連続していると、トイレの待ち時間があると判定し、所定時間延長部17が上記所定時間を延長するように構成することが可能である。このように構成することで、単にトイレを利用する人が多く、トイレが空くのを待っているために滞在時間が長くなってしまった人を要注意人物として扱われることを防止できる。
経過時間算出部18は、第1撮像部11により第1撮像画像が取得されてからの経過時間を算出する。第1撮像部11により第1撮像画像が取得されてからの経過時間は、記憶部12に記憶されている第1顔画像データは取得時刻と共に記憶されているので、経過時間算出部18は当該取得時刻を参照することにより算出可能である。経過時間算出部18は、記憶部12に記憶されている第1顔画像データ毎に、経過時間を算出する。なお、上述したように記憶部12から第1顔画像データが削除された場合には、当該第1顔画像データに係る経過時間の算出を終了すると良い。また、経過時間算出部18は、滞在時間算出部15により滞在時間が算出された第1顔画像データに係る経過時間の算出も終了すると良い。経過時間算出部18の算出結果は、報知部16に伝達される。
報知部16は、経過時間が所定時間を過ぎても滞在時間が算出されない場合に報知すると良い。経過時間が所定時間を過ぎても滞在時間が算出されない場合とは、記憶部12に第1顔画像データが記憶された場合であって、当該第1顔画像データと一致する第2顔画像データの照合が行われていない場合である。このような状況は、経過時間算出部18から経過時間が伝達されることにより特定可能である。この場合にも、報知部16は報知すると好適である。これにより、トイレに入った人のうち、所定時間を経過してもトイレから出てこない人を空港関係者に知らしめることが可能となる。係る場合、空港関係者が該当するトイレの出口で待機すれば、不審者を容易に見つけ出せるので、不審者に声掛け等を行うことができる。
更に、上述したように、照合部14が第2顔画像データと一致する第1顔画像データを照合した際に、当該第1顔画像データが検出されなかった場合には、照合部14から報知部16に未検出情報が伝達されるが、係る場合にも報知部16はその旨を示す報知を行うと良い。これにより、単に第1顔画像データの記憶ミスであるのか、照合のミスであるのか、人が変装してトイレから出たのか等を空港関係者が調査することが可能となる。
2.滞在時間検出装置
次に、滞在時間検出装置について説明する。滞在時間検出装置は、上述した滞在時間検出システム1と同様に、所定エリア内に入出する人の顔を撮像して当該所定エリア内に当該人が滞在した時間を検出する機能を備えている。図7は、本実施形態に係る滞在時間検出装置9の構成を模式的に示したブロック図である。本実施形態でも、所定エリアが空港のトイレであるとして説明する。
図7に示されるように、滞在時間検出装置9は、記憶部12、照合部14、滞在時間算出部15、報知部16、第1撮像画像取得部19、第2撮像画像取得部20、滞在時間情報出力部21の各機能部を備えて構成され、これらの機能部は保安検査を受けたか否かの確認に係る処理を行うために、CPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。
滞在時間検出装置9は、滞在時間検出システム1に対して、第1撮像部11に代えて第1撮像画像取得部19を備え、第2撮像部13に代えて第2撮像画像取得部20を備え、更に滞在時間情報出力部21を備えている点で異なる。記憶部12、照合部14、滞在時間算出部15、報知部16は、滞在時間検出システム1と同様であるので、説明は省略する。
第1撮像画像取得部19は、トイレに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を第1撮像部11から取得する。第1撮像部11はカメラであり、トイレに入出する際に通路2を通過する人の顔を含む第1撮像画像を取得する。第1撮像画像取得部19により取得された第1撮像画像に係る第1顔画像データは、記憶部12に第1撮像部11が第1撮像画像を取得した取得時刻と関連付けされて記憶される。
第2撮像画像取得部20は、トイレから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を第2撮像部13から取得する。第2撮像部13はカメラであり、空港のトイレから退出する際に通路2を通る人を含む第2撮像画像を取得する。第2撮像画像取得部20により取得された第2撮像画像は、照合部14に伝達される。
照合部14は、滞在時間検出システム1と同様に、第2撮像画像に含まれる夫々の人の第2顔画像データを、記憶部12に記憶されている第1顔画像データと照合し、結果を滞在時間算出部15或いは報知部16に伝達する。
滞在時間算出部15は、照合部14での照合の結果、第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人(第2顔画像データと一致する第1顔画像データを含む第1撮像画像にうつっている人)がトイレに滞在した滞在時間を算出し、算出結果を滞在時間情報として滞在時間情報出力部21に伝達する。
滞在時間情報出力部21は、滞在時間算出部15により算出された滞在時間が所定時間以上である場合に報知部16へ滞在時間情報を出力する。滞在時間情報とは、滞在時間算出部15の算出結果であって、滞在時間を示す情報である。滞在時間情報出力部21は、このような滞在時間情報を、例えば、空港関係者(例えば警備員)が有する携帯端末(報知部16の一例であって、例えばスマートフォンやタブレットコンピュータが相当)に送信する。
このように構成することで、滞在時間検出装置9も、上述した滞在時間検出システム1と同様にトイレ内に人が滞在した時間を検出することが可能である。なお、滞在時間検出装置9は、報知部16を備えずに構成することも可能である。
3.その他の実施形態
上記実施形態では、所定エリアが入口と出口とが共用されたトイレを例に挙げて説明したが、所定エリアはトイレ以外の入口と出口とが明確に区分されている場所であっても良い。
上記実施形態では、滞在時間検出システム1は、経過時間算出部18を備えるとして説明したが、経過時間算出部18を備えずに構成することも可能である。
上記実施形態では、報知部16は、所定時間以上トイレに滞在している人の顔画像を表示装置に表示するとして説明したが、報知部16は人の顔画像を表示装置に表示せず、例えば音及び光の少なくともいずれか一方を出力して報知するように構成することも可能である。
また、報知部16は、所定時間以上トイレに滞在している人の滞在時間を示す時間情報及びトイレを示すエリア情報の少なくともいずれか一方を報知するとして説明したが、報知部16は、時間情報及びエリア情報の双方を報知せず、例えば音及び光の少なくともいずれか一方を出力して報知するように構成することも可能である。
上記実施形態では、記憶部12は、報知対象外として規定されている人の第3顔画像データを予め記憶し、第1顔画像データが第3顔画像データと一致する場合には当該第1顔画像データが記憶されないとして説明したが、報知対象外と規定されているか否かに関わらず、第1顔画像データを記憶部12に記憶するように構成することも可能である。
上記実施形態では、記憶部12は、第1顔画像データのうち、滞在時間算出部15により算出された滞在時間が所定時間未満であった人の顔を含む第1顔画像データが削除され、滞在時間が所定時間以上であった人の顔を含む第1顔画像データは継続して記憶されるとして説明したが、記憶部12は、滞在時間算出部15により算出された滞在時間が所定時間未満であった人の顔を含む第1顔画像データを削除されないように構成することも可能である。
上記実施形態では、滞在時間検出システム1は、記憶部12で記憶された第1顔画像データが所定数以上であるとき、所定時間を延長する所定時間延長部17を備えているとして説明したが、滞在時間検出システム1は、所定時間延長部17を備えずに構成することも可能である。
上記実施形態では、滞在時間検出装置9は、記憶部12、照合部14、滞在時間算出部15、報知部16、第1撮像画像取得部19、第2撮像画像取得部20、滞在時間情報出力部21の各機能部を備えて構成されるとして説明したが、更に、所定時間延長部17及び経過時間算出部18の少なくともいずれか一方を備えて構成することも可能である。
上記実施形態では、第1撮像部11はトイレに入る人の顔が含まれる第1撮像画像を取得し、第2撮像部13はトイレから出る人の顔を含まれる第2撮像画像を取得するとして説明したが、トイレに入る人の顔が含まれる第1撮像画像を第2撮像部13で取得しても良いし、トイレから出る人の顔が含まれる第2撮像画像を第1撮像部11で取得しても良い。係る場合、第1撮像部11及び第2撮像部13の夫々の撮像範囲において振り返った人の顔も撮像することができ、更には、第1撮像部11及び第2撮像部13の夫々の撮像範囲を後ろ向きで通過した人の顔も撮像することが可能となる。
上記実施形態では、照合部14は、1つの第2顔画像データを、記憶部12に記憶されている複数の第1顔画像データに対して順次照合し、第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合には、第2顔画像データの照合を終了するとして説明したが、照合部14は、1つの第2顔画像データを、記憶部12に記憶されている複数の第1顔画像データの全てに対して照合するように構成することも可能である。
上記実施形態では、報知部16は、所定時間以上トイレに滞在している人の顔画像を表示装置に表示するように構成されているとして説明した。報知部16は、図8に示されるように、所定時間以上トイレに滞在している人の全体像を含む全体画像を表示装置に表示するように構成することも可能であるし、或いは、図9に示されるように、所定時間以上トイレに滞在している人の顔画像及び全体画像を表示装置に表示するように構成することも可能である。
ここで、全体像とは人の身体のうち、顔から当該身体の所定位置までを示すものであり、人の身体全て(頭頂部から足部まで)に限定されるものではない。具体的には、「頭頂部から上半身」、「頭頂部から腰部」、「頭頂部から膝部」、「頭頂部から足部」等の中から、適宜、選択して報知に利用することが可能である。
また、係る場合、記憶部12は所定時間以上トイレに滞在している複数の人の夫々の全体像を含む全体画像を全体画像データとして記憶するように構成しても良い。このように表示装置に表示した人の全体像を含む全体画像を全体画像データとして記憶部12に記憶しておくことで、将来的にも当該人を要注意人物として把握し易くできる。
上記実施形態では、報知部16は、所定時間以上トイレに滞在している人の顔画像を表示装置に表示する例、及び所定時間以上トイレに滞在している人の全体像を含む全体画像を表示装置に表示する例を挙げて説明した(すなわち、報知部16は、第1撮像部11により取得された第1撮像画像を用いて報知していた)。例えば、報知部16が、所定時間以上経過後にトイレから退出した人の顔画像を表示装置に表示するように構成することも可能であるし、或いは、所定時間以上経過後にトイレから退出した人の全体像を含む全体画像を表示装置に表示するように構成することも可能である。係る場合には、報知部16は、第2撮像部13により取得された第2撮像画像を用いると良い。
本発明は、所定エリア内に入出する人の顔を撮像して当該所定エリア内に当該人が滞在した時間を検出する滞在時間検出システム、滞在時間検出装置、及び滞在時間検出方法に用いることが可能である。
1:滞在時間検出システム
9:滞在時間検出装置
11:第1撮像部
12:記憶部
13:第2撮像部
14:照合部
15:滞在時間算出部
16:報知部
17:所定時間延長部
18:経過時間算出部
19:第1撮像画像取得部
20:第2撮像画像取得部
21:滞在時間情報出力部

Claims (12)

  1. 所定エリア内に入出する人の顔を撮像して前記所定エリア内に前記人が滞在した時間を検出する滞在時間検出システムであって、
    前記所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を取得する第1撮像部と、
    前記第1撮像部により取得された前記第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶する記憶部と、
    前記所定エリアから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を取得する第2撮像部と、
    前記第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、前記記憶部に記憶されている前記第1顔画像データと照合する照合部と、
    前記照合部での照合の結果、前記第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む前記第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む前記第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が前記所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出部と、
    前記滞在時間算出部により算出された前記滞在時間が所定時間以上である場合に報知する報知部と、
    を備えている滞在時間検出システム。
  2. 所定エリア内に入出する人の顔を撮像して前記所定エリア内に前記人が滞在した時間を検出する滞在時間検出システムであって、
    前記所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を取得する第1撮像部と、
    前記第1撮像部により取得された前記第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶する記憶部と、
    前記所定エリアから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を取得する第2撮像部と、
    前記第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、前記記憶部に記憶されている前記第1顔画像データと照合する照合部と、
    前記照合部での照合の結果、前記第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む前記第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む前記第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が前記所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出部と、
    前記第1撮像部により前記第1撮像画像が取得されてからの経過時間を算出する経過時間算出部と、
    前記経過時間が所定時間を過ぎても前記滞在時間が算出されない場合に報知する報知部と、
    を備えている滞在時間検出システム。
  3. 前記報知部は、前記所定時間以上前記所定エリアに滞在している人の顔画像を表示装置に表示する請求項1又は2に記載の滞在時間検出システム。
  4. 前記記憶部は前記所定時間以上前記所定エリアに滞在している複数の人の夫々の顔画像を顔画像データとして記憶する請求項1から3のいずれか一項に記載の滞在時間検出システム。
  5. 前記報知部は前記所定時間以上前記所定エリアに滞在している人の全体像を含む全体画像を表示装置に表示する請求項1から4のいずれか一項に記載の滞在時間検出システム。
  6. 前記記憶部は前記所定エリアから退出する複数の人の夫々の全体像を含む全体画像を全体画像データとして記憶する請求項5に記載の滞在時間検出システム。
  7. 前記報知部は、前記所定時間以上前記所定エリアに滞在している人の前記滞在時間を示す時間情報及び前記所定エリアを示すエリア情報の少なくともいずれか一方を報知する請求項1から6のいずれか一項に記載の滞在時間検出システム。
  8. 前記記憶部は、報知対象外として規定されている人の顔画像又は当該顔画像の特徴量を第3顔画像データとして記憶し、前記第1顔画像データが前記第3顔画像データと一致する場合には当該第1顔画像データが記憶されない請求項1から7のいずれか一項に記載の滞在時間検出システム。
  9. 前記記憶部は、前記第1顔画像データのうち、前記滞在時間算出部により算出された前記滞在時間が前記所定時間未満であった人の顔を含む第1顔画像データが削除され、前記滞在時間が前記所定時間以上であった人の顔を含む第1顔画像データは継続して記憶される請求項1から8の何れか一項に記載の滞在時間検出システム。
  10. 前記記憶部で記憶された前記第1顔画像データが所定数以上であるとき、前記所定時間を延長する所定時間延長部をさらに備えた請求項9に記載の滞在時間検出システム。
  11. 所定エリア内に入出する人の顔を撮像して前記所定エリア内に前記人が滞在した時間を検出する滞在時間検出装置であって、
    前記所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を第1撮像部から取得する第1撮像画像取得部と、
    前記第1撮像画像取得部により取得された前記第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶する記憶部と、
    前記所定エリアから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を第2撮像部から取得する第2撮像画像取得部と、
    前記第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、前記記憶部に記憶されている前記第1顔画像データと照合する照合部と、
    前記照合部での照合の結果、前記第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む前記第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む前記第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が前記所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出部と、
    前記滞在時間算出部により算出された前記滞在時間が所定時間以上である場合に報知部へ滞在時間情報を出力する滞在時間情報出力部と、
    を備えている滞在時間検出装置。
  12. 所定エリア内に入出する人の顔を撮像して前記所定エリア内に前記人が滞在した時間を検出する滞在時間検出方法であって、
    前記所定エリアに入場する複数の人の少なくとも顔を含む第1撮像画像を取得する第1撮像処理と、
    前記第1撮像処理により取得された前記第1撮像画像に含まれる人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第1顔画像データを取得時刻と共に記憶部に記憶する記憶処理と、
    前記所定エリアから退出する複数の人の少なくとも顔を含む第2撮像画像を取得する第2撮像処理と、
    前記第2撮像画像に含まれる夫々の人の顔画像又は当該顔画像の特徴量である第2顔画像データを、前記記憶部に記憶されている前記第1顔画像データと照合する照合処理と、
    前記照合処理での照合の結果、前記第2顔画像データと一致する第1顔画像データが検出された場合に、当該第1顔画像データを含む前記第1撮像画像の取得時刻と当該第2顔画像データを含む前記第2撮像画像の取得時刻とに基づいて当該人が前記所定エリアに滞在した滞在時間を算出する滞在時間算出処理と、
    前記滞在時間算出処理により算出された前記滞在時間が所定時間以上である場合に報知する報知処理と、
    を備えている滞在時間検出方法。
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