JP2019125131A - 無人搬送車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】段差を乗り越えて走行することが可能な無人搬送車およびその制御方法を提供する。【解決手段】無人搬送車100は、段差走行態様および非段差走行態様のいずれかで走行可能である。無人搬送車100は、非段差走行態様で走行している場合に、段差領域210に対して距離x以内に存在するか否かを判定し(第1範囲判定ステップS12)、段差領域210に対して距離x以内に存在する場合に、段差領域210との第1相対位置情報を取得し(第1相対位置情報取得ステップS2)、第1相対位置情報に基づき、段差領域210に対して距離y以内に到達したか否かを判定し(第2範囲判定ステップS15)、段差領域210に対して距離y以内に到達した場合に、段差走行態様で走行する(ステップS18)。【選択図】図8

Description

この発明は、無人搬送車およびその制御方法に関する。
外部からの搬送指示に基づいて走行する無人搬送車が公知である。無人搬送車の構成の例は特許文献1に記載される。特許文献1の例では、無人搬送車は、荷台を有する車体と、この車体に支持された4つの車輪と、各車輪をそれぞれ駆動する複数の走行モータ及び複数の操舵モータと、各走行モータ及び各操舵モータを制御する制御部とを備えている。このような無人搬送車は、たとえば港湾においてコンテナを載せて走行することによりコンテナを搬送する。
なお、無人搬送車に関する技術ではないが、特許文献2には、画像認識技術を用いて路面の高さを検出することが記載されている。
特開2010−020514号公報 特開2014−089548号公報
従来の無人搬送車では、走行経路中に存在する段差を乗り越えて走行するのが困難であるという問題があった。
図12に、このような段差の例を示す。ガントリークレーン202のレール200に沿って段差領域210が形成されている。従来の無人搬送車300は、段差領域210を乗り越えることができず、レール200より陸側で作業を行っている。
無人搬送車は重量物搬送を行うためのものであるため、従来の無人搬送車は平坦路のみを走行することを想定した設計となっていた。したがって、通常の走行路面程度の凹凸による振動には対応可能であるが、ガントリークレーンのレールに沿った段差を乗り越える際のような短時間衝撃を想定した設計はなされていない。
また、特許文献2に記載されるような画像認識を用いた技術は、障害物が多く存在する場所では検出精度が低くなる。無人搬送車が運用される場所では障害物が多く存在する場合があり、そのような場合には不適である。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたものであり、段差を乗り越えて走行することが可能な無人搬送車およびその制御方法を提供することを目的とする。
この発明に係る方法は、段差走行態様および非段差走行態様のいずれかで走行可能な無人搬送車の制御方法であって、無人搬送車が非段差走行態様で走行している場合に、無人搬送車が段差領域に対して第1の範囲内に存在するか否かを判定する、第1範囲判定ステップと、無人搬送車が段差領域に対して第1の範囲内に存在する場合に、無人搬送車と段差領域との第1相対位置情報を取得する、第1相対位置情報取得ステップと、第1相対位置情報に基づき、無人搬送車が段差領域に対して第2の範囲内に到達したか否かを判定する、第2範囲判定ステップと、無人搬送車が段差領域に対して第2の範囲内に到達した場合に、無人搬送車を段差走行態様で走行させるステップとを備える。
この構成によれば、無人搬送車と段差領域との位置関係に応じて走行態様が制御される。
特定の態様によれば、第1相対位置情報は、無人搬送車の第1幅方向位置において、無人搬送車の進行方向上に定義される、無人搬送車と段差領域との距離b1を表す情報と、無人搬送車の第1幅方向位置から、幅方向に距離aだけ隔たった第2幅方向位置において、無人搬送車の進行方向上に定義される、無人搬送車と段差領域との距離b2を表す情報と、を含み、第2範囲判定ステップは、距離cに基づいて実行され、ただし、c=b1・sinθであり、θ=tan−1(a/b3)であり、b3=b2−b1である。
特定の態様によれば、方法は、無人搬送車の絶対位置情報と、段差領域の絶対位置情報とに基づいて、無人搬送車と段差領域との第2相対位置情報を決定するステップをさらに備え、第1範囲判定ステップは、第2相対位置情報に基づいて実行される。
特定の態様によれば、第1相対位置情報と第2相対位置情報との誤差が所定の誤差範囲を超える場合には、第2範囲判定ステップを実行しない。
特定の態様によれば、無人搬送車が段差走行態様で走行しており、無人搬送車が段差領域に対して第3の範囲内に存在しない場合に、無人搬送車を非段差走行態様で走行させるステップをさらに備える。
特定の態様によれば、段差領域は、レール領域と、レール領域の両側に形成されるレール溝領域とを備え、第1相対位置情報は、無人搬送車とレール溝領域との距離を表す情報を含み、第1相対位置情報取得ステップは、レール領域の位置を取得するステップと、レール領域の位置に基づき、レール溝領域の位置を決定するステップと、を備える。
特定の態様によれば、第1相対位置情報取得ステップは、段差領域の境界の位置を取得するステップを備え、第1相対位置情報は、無人搬送車と境界との距離を表す情報を含む。
また、この発明に係る無人搬送車は、段差走行態様および非段差走行態様のいずれかで走行可能な無人搬送車であって、無人搬送車が非段差走行態様で走行しており、無人搬送車が段差領域に対して第1の範囲内に存在する場合に、無人搬送車と段差領域との第1相対位置情報を取得するための、第1相対位置情報取得手段と、第1相対位置情報に基づき、無人搬送車が段差領域に対して第2の範囲内に到達したか否かを判定する、第2範囲判定手段と、を備え、無人搬送車が段差領域に対して第2の範囲内に到達した場合に、段差走行態様で走行する。
この発明によれば、段差が所定範囲内に存在する場合に段差との相対位置情報を取得するので、段差の位置をより正確に認識することができ、段差を乗り越えて走行することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る無人搬送車の構成の例を示す図である。 図1の走行ユニットの構成を模式的に示す図である。 図1の無人搬送車の周辺の構成の例を示す、レールの長手方向と直交する方向から見た概略図である。 図1の無人搬送車の周辺の構成の例を示す上面概略図である。 図1のレールを含む段差領域の構成の例を模式的に示す図である。 図1の無人搬送車が段差領域を通過する際の経路の一例を示す。 図1の無人搬送車が図6に示すような経路に沿って段差領域を通過する際の処理の流れを示すフローチャートである。 図1の無人搬送車が図6に示すような経路に沿って段差領域を通過する際の処理の流れを示す、別のフローチャートである。 実施の形態2に係る第1相対位置情報を説明するための図である。 実施の形態3に係る第1相対位置情報を説明するための図である。 実施の形態4に係る第1相対位置情報を説明するための図である。 従来の無人搬送車が乗り越えて走行するのが困難な段差の例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、無人搬送車100の構成の例を示す。無人搬送車100は、港湾向けの無人搬送車を例として示している。無人搬送車100は、フレーム10と、1つ以上(この例では4個)の走行ユニット30と、1台以上(この例では8台)のカメラ40とを備える。フレーム10は走行ユニット30に支持され、走行ユニット30が動作することによって無人搬送車100が移動する。
また、無人搬送車100は、制御装置20、自己位置・方向認識手段21、走行速度算出用センサ22および無線機23を備える。制御装置20、自己位置・方向認識手段21、走行速度算出用センサ22および無線機23は、フレーム10に搭載される。
制御装置20は演算・指令装置であり、演算手段および記憶手段を備える。制御装置20はコンピュータとして動作可能なものであってもよい。自己位置・方向認識手段21は、無人搬送車100の位置および方向を表す情報を取得するための構成要素であり、たとえば操舵角センサまたはジャイロ等である。走行速度算出用センサ22は、無人搬送車100の走行速度を表す情報を取得するための構成要素であり、たとえばサーボモータ回転数センサ等である。無線機23は、無人搬送車100に対して上位となるシステム(港湾制御システムその他のコンピュータ等)と無線通信を介して情報の送受信を行うための構成要素である。無線機23は、たとえば、後述する段差領域に関する情報の他に、コンテナの位置や他の無人搬送車の位置等に関する情報を受信してもよい。
無人搬送車100は、段差走行態様および非段差走行態様のいずれかで走行可能である。段差走行態様とは、段差を含む領域(または比較的大きい段差を含む領域)での走行により適した走行態様として定義される走行態様の一種であり、非段差走行態様とは、段差を含まない領域(または比較的小さい段差しか含まない領域)での走行に適した走行態様として定義される走行態様の一種である。非段差走行態様は、平地または平坦な路面等での走行に適した平地走行態様であってもよい。無人搬送車100は、制御装置20の制御に応じて、段差走行態様で走行することもでき、非段差走行態様で走行することもできる。本実施形態では、これらの走行態様は、制御装置20の制御に応じて、走行ユニット30の動作により選択的に実現される。
図2に、走行ユニット30の構成を模式的に示す。走行ユニット30は、駆動輪31と、アクスル32と、走行モータ33と、サスペンション用シリンダ34と、図示しないシリンダ駆動装置とを備える。
駆動輪31はアクスル32に固定され、アクスル32と一体に運動する。また、アクスル32には走行モータ33が連結され、走行モータ33がアクスル32を駆動して回転させると、これに応じて駆動輪31が回転するように構成されえている。また、アクスル32はフレーム10に回転可能に連結されており、駆動輪31の回転に応じて無人搬送車100が移動するように構成されている。本実施形態では、図1に示すように8個の駆動輪31が設けられ、2個ずつが対となってアクスル32に取り付けられる。
サスペンション用シリンダ34は、フレーム10とアクスル32とを連結し、これらの間のサスペンションを提供する。サスペンション用シリンダ34は、図示しないシリンダ駆動装置の動作に応じて、サスペンションのロックを実施しまたは解除する。サスペンションのロックは、たとえば、油圧用のオイルが収容されたアキュムレータへの経路を開閉するバルブを操作することによって、操作可能である。
本実施形態では、非段差走行態様は、各駆動輪31のサスペンションのロックが実施された状態での走行態様である。この走行態様では、走行ユニット30は、平坦な路面において、より安定して積載物を支持することができる。しかしながら、この走行態様で段差を通過すると、駆動輪31からフレーム10を介して積載物に伝達される衝撃が比較的大きくなるおそれがある。
本実施形態では、段差走行態様は、サスペンションのロックが解除された状態での走行態様である。この走行態様では、段差を通過しても、駆動輪31の衝撃がより吸収されやすく、積載物に伝達される衝撃を低減できる可能性がある。しかしながら、この走行態様で路面の走行を継続すると、積載物に対する安定性が低下するおそれがある。
このように、平坦な路面を走行している場合と、段差を乗り越える場合とで、適切に走行態様を切り替えることができれば、積載物に対する安定性と、衝撃の緩和とを、よりバランス良く実現することができると言える。
走行ユニット30はそれぞれ、他の走行ユニット30から独立して動作可能であってもよい。たとえば、サスペンション用シリンダ34は、それぞれ独立してロックを実施または解除することができ、また、それぞれ独立して駆動輪31の高さを制御することができる。さらに、アクスル32はそれぞれ独立して駆動可能であってもよく、また、それぞれ独立して操舵可能であってもよい。
カメラ40は、画像検出装置の例である。カメラ40はフレーム10に固定されており、無人搬送車100周辺の路面の画像を撮影する。本実施形態では、2台のカメラ40が対となったカメラ対が4対設けられている。カメラ対は、無人搬送車100の進行方向両端にそれぞれ2対ずつ配置される。なお、本実施形態では、無人搬送車100は進行方向において両方の向きに進むことができ、前後は走行の向きに従って定義される。
また、カメラ対は、無人搬送車100の幅方向(たとえば進行方向を前後としたときの左右方向)にそれぞれ2対ずつ配置される。なお本実施形態において無人搬送車100の進行方向と幅方向とは互いに直交する。
制御装置20は、本明細書に記載される制御方法に従って、自己位置・方向認識手段21、走行速度算出用センサ22、無線機23、走行ユニット30およびカメラ40を含む無人搬送車100全体の動作を制御する。また、制御装置20は図示しない無線送信装置を有しており外部コンピュータからの搬送指示に基づいて無人搬送車を動作させる。
図3および図4に、この発明の実施の形態1に係る無人搬送車100の周辺の構成の例を示す。図3はレール200の長手方向と直交する方向から見た概略図であり、図4は上面概略図である。なお図中の各構成要素の寸法比率は正確ではない。
無人搬送車100が用いられる港湾には、ガントリークレーン202が設置される。また、ガントリークレーン202を移動させるためのレール200が配置される。図示の例ではレール200は2本設けられる。ガントリークレーン202はトロリー203を備え、トロリー203がコンテナ船201と無人搬送車100との間でコンテナを搬送する。
トロリー203は、海側領域204と、レール間領域205と、陸側領域206とを移動可能であり、海側領域204においてコンテナ船201とコンテナの受け渡し作業を行い、レール間領域205において無人搬送車100とコンテナの受け渡し作業を行う。ここで、無人搬送車100の位置によっては、レール間領域205でなく陸側領域206において無人搬送車100との作業を行うことも可能であるが、レール間領域205において行うほうがガントリークレーン202の動作時間を短縮することができる。とくに、ガントリークレーン202が港湾輸送のボトルネックとなる場合が多く、そのような場合には、ガントリークレーン202の動作時間を短縮することにより、全体の作業効率が向上する可能性がある。
無人搬送車100は、図示の位置に到達するために、陸側から走行して走行経路上に存在するレール200の一方を乗り越え、レール間領域205に進入する必要がある。レール200の周辺には、レール200自体を含む段差領域210が形成されており、レール200を乗り越えるためには段差領域210を通過することになる。
図5に、レール200を含む段差領域210の構成の例を模式的に示す。この図はレール200の長手方向と垂直な断面によるものである。路面にレール溝211が形成されており、レール溝211にレール200が収容されている。レール200を固定するための構造等は図示を省略する。段差領域210とは、レール200およびレール溝211によって形成され、路面とは不連続な領域であるということができる。なお図5の例では、レール200の上端面と路面との高さが異なっているが、これらの高さが一致する場合についてもとくに除外しない。
無人搬送車100は、陸側のヤードから図3および図4に示す位置へと(またはその逆に)移動するために、このレール溝211を横切る必要がある。すなわち、各駆動輪31が段差領域210を通過する必要がある。
図6に、無人搬送車100が段差領域210を通過する際の経路の一例を示す。図6(a)は通過前の状態を示し、図6(b)は通過後の状態を示す。無人搬送車100は直線状の経路に沿って一定の車速Vで走行し、段差領域210を通過する。この経路と段差領域210の長手方向とがなす角度をθ(rad)とする。無人搬送車100は、段差領域210を通過することに関連して走行態様を切り替える。
なお、駆動輪31の寸法(径および幅等)は、図示の経路に沿って無人搬送車100が段差領域210を通過することが可能であるよう設計されているものとする。たとえば駆動輪31の直径は段差領域210の幅と同程度であるか、またはこれより大きい。
図7および図8は、無人搬送車100が図6に示すような経路に沿って段差領域210を通過する際の処理の流れを示すフローチャートである。図7の処理はたとえば所定の処理周期で繰り返し実行され、図8の処理はたとえば段差領域210を通過する都度実行される。図7の処理と図8の処理とはそれぞれ独立して実行可能である。
これらの処理は、たとえば制御装置20によって実行される。例として、無人搬送車100が非段差走行態様で走行するという動作は、制御装置20が無人搬送車100を非段差走行態様で走行させる処理によって実現されることになる。
なお、無人搬送車100が走行する経路は任意の方法で決定することができる。港湾制御システム等から無線機23を介して経路を表す情報を受信してもよいし、制御装置20の記憶手段に事前に記憶されていてもよいし、他の情報に基づいて制御装置20が算出または決定してもよい。
図7の処理において、まず無人搬送車100は、カメラ40によって取得された画像(カメラ画像)を取得する(ステップS1)。そして、カメラ画像に基づき、無人搬送車100と段差領域210との相対位置情報(第1相対位置情報)を取得する(ステップS2、第1相対位置情報取得ステップ)。このステップS1において、制御装置20は第1相対位置情報取得手段として機能する。本実施形態では、第1相対位置情報は無人搬送車100と段差領域210との距離を表す情報である。
第1相対位置情報の取得方法(たとえばカメラ画像に基づく距離の算出方法)は任意に設計可能であるが、図1および図6(a)を用いて一例を説明する。公知の画像認識技術等を用いて、カメラ画像に現れる段差領域210の位置50を複数(図6(a)の例では6箇所)検出する。そして、検出された各位置50について補間処理(たとえば線形補間処理)を行い、段差領域210の形状を決定する。さらに、決定された段差領域210の形状に基づき、無人搬送車100と段差領域210との最短距離を算出する。
段差領域210の形状は、幅を持つものとして決定されてもよいし、幅を持たない線として決定されてもよい。幅を持つ場合には、幅は予め決定され制御装置20の記憶手段に記憶されていてもよいし、カメラ画像に基づいて任意の方法で決定されてもよい。
また、別の例として、図1のように複数のカメラ40が対となって設けられている構成では、対の各カメラ40によってそれぞれ撮影される画像に基づき、画像内の構造物までの距離を算出または決定してもよい。
距離の算出に用いる無人搬送車100の厳密な位置の決定方法は、任意に設計可能である。たとえば無人搬送車100の重心の位置であってもよい。または、無人搬送車100の形状を制御装置20の記憶手段に記憶しておき、無人搬送車100の姿勢または向きに応じて段差領域210に最も近い無人搬送車100上の点の位置を、無人搬送車100の位置としてもよい。
次に、無人搬送車100は、無人搬送車100自身の絶対位置情報を取得する(ステップS3)。無人搬送車100の絶対位置情報はたとえば自己位置・方向認識手段21を介して取得されるものである。より具体的には、たとえばGPSシステムまたはトランスポンダ等を介して取得されてもよい。本明細書において、「無人搬送車100の絶対位置情報」とは、無人搬送車100の位置を表す情報であって段差領域210の位置に依存しない形式のものを意味し、段差領域210以外の基準(たとえば地球または港湾内の基準位置)に対して相対的であるものを除外しない。
次に、無人搬送車100は、段差領域210の絶対位置情報を取得する(ステップS4)。段差領域210の絶対位置情報はたとえば無線機23を介して取得されるものである。港湾制御システム等が段差領域210の絶対位置情報を送信してもよい。本明細書において、「段差領域210の絶対位置情報」とは、段差領域210の位置を表す情報であって無人搬送車100の位置に依存しない形式のものを意味し、無人搬送車100以外の基準(たとえば地球または港湾内の基準位置)に対して相対的であるものを除外しない。
次に、無人搬送車100は、無人搬送車100の絶対位置情報と、段差領域210の絶対位置情報とに基づき、無人搬送車100と段差領域210との相対位置情報(第2相対位置情報)を決定する(ステップS5)。本実施形態では、第2相対位置情報は無人搬送車100と段差領域210との距離を表す情報である。
なお図7のステップS1およびS2とステップS3〜S5とは独立に実行されてもよい。また、カメラ40が動作していない場合には、ステップS1およびS2の実行を省略してもよい。
次に図8の処理について説明する。まず無人搬送車100は、非段差走行態様で走行する(ステップS11)。すなわち、無人搬送車100は走行態様を非段差走行態様に切り替える。たとえば、走行ユニット30のサスペンションのロックを実施する。この時点で、無人搬送車100は、段差領域210でない領域(たとえば平坦な路面)を通過するのにより適した走行態様にあるということができる。
次に、無人搬送車100は、無人搬送車100が段差領域210に対して所定範囲(第1の範囲)内に存在するか否かを判定する(ステップS12、第1範囲判定ステップ)。このステップS12において、制御装置20は第1範囲判定手段として機能する。本実施形態ではこの判定は第2相対位置情報に基づいて行われる。具体例としては、GPSシステムを介して取得された無人搬送車100の絶対位置情報と、無線機23を介して取得された段差領域210の絶対位置情報とに基づいて算出された、無人搬送車100と段差領域210との距離が、所定の閾値x以内であるか否かに基づいて行われる。
無人搬送車100が段差領域210に対して第1の範囲内に存在しない場合には、無人搬送車100はステップS12の判定を繰り返す。
無人搬送車100が段差領域210に対して第1の範囲内に存在する場合、すなわち無人搬送車100が段差領域210にある程度接近した場合には、無人搬送車100はカメラ40を起動する(ステップS13)。すなわち、図7のステップS1およびS2は、ステップS13実行前には実行されていなかった場合であっても、ステップS13実行後には実行されることになる。
次に、無人搬送車100は、第1相対位置情報と第2相対位置情報との誤差が、所定の誤差範囲以内であるか否かを判定する(ステップS14)。本実施形態では、第1相対位置情報が表す距離と、第2相対位置情報が表す距離との誤差がu以内であるか否かを判定する。
誤差がuを超える場合には、無人搬送車100はステップS14を繰り返す。すなわち、この場合には、誤差がu以内となるまで、後続の各ステップは実行されない。この処理により、カメラ40が段差領域210を誤検出した場合等の影響を抑制することができる。たとえば、障害物の多い港湾等において、カメラ40が障害物を誤って段差領域210と認識した場合には、無人搬送車100から段差領域210までの距離(第2相対位置情報)と、無人搬送車100から当該障害物までの距離(不適切な第1相対位置情報)とに大きな差がある可能性があり、その時点では無人搬送車100の走行態様は変化しない。このため、段差領域210に到達していないのに段差走行態様で走行するという事態の発生を抑制することができる。
誤差がu以内である場合には、無人搬送車100は、第1相対位置情報に基づき、無人搬送車100が段差領域210に対して所定の範囲(第2の範囲)内に到達したか否かを判定する(ステップS15、第2範囲判定ステップ)。このステップS15において、制御装置20は第2範囲判定手段として機能する。具体例としては、カメラ40に基づいて算出された無人搬送車100と段差領域210との距離が、所定の閾値y以内であるか否かを判定する。
無人搬送車100が段差領域210に対して第2の範囲内に到達していない場合には、無人搬送車100はステップS15の判定を繰り返す。
無人搬送車100が段差領域210に対して第2の範囲内に到達した場合には、無人搬送車100は段差走行態様で走行する(ステップS16)。すなわち、無人搬送車100は走行態様を段差走行態様に切り替える。たとえば、走行ユニット30のサスペンションのロックを解除する。この時点で、無人搬送車100は段差領域210を通過するのにより適した走行態様となったということができる。
図8にはとくに示さないが、ステップS16の実行後に、無人搬送車100は段差領域210を通過することになる。この時点では走行態様が段差走行態様に切り替わっているので、無人搬送車100は段差領域210を適切に通過することができる。このようにして、図6(a)に示すように段差領域210が無人搬送車100の前方にある状態から、図6(b)に示すように段差領域210が無人搬送車100の後方にある状態に変化する。
ここで、無人搬送車100が段差領域210を通過したか否かの判定処理を実行してもよい。たとえば、段差領域210が無人搬送車100の進行方向前方に存在するか進行方向後方に存在するかの判定を行ってもよい。段差領域210が進行方向前方に存在する場合にはステップS17以降の処理を実行せず当該判定処理を繰り返してもよく、段差領域210が進行方向後方に存在する場合にはステップS17以降の処理を実行してもよい。
次に、無人搬送車100は、第1相対位置情報に基づき、無人搬送車100が段差領域210に対して所定の範囲(第3の範囲)内に存在するか否かを判定する(ステップS17、第3範囲判定ステップ)。このステップS17において、制御装置20は第3範囲判定手段として機能する。具体例としては、カメラ40に基づいて算出された無人搬送車100と段差領域210との距離が、所定の閾値z以上であるか否かを判定する。なお、図1のようにカメラ40が無人搬送車100の前後に分散して配置されている場合には、適宜用いるカメラ40を切り替えてもよい。たとえば、ステップS15までは図6(a)に示すように前方のカメラ40を用い、ステップS17では図6(b)に示すように後方のカメラ40を用いるようにしてもよい。
無人搬送車100が段差領域210に対して第3の範囲内に存在する場合には、無人搬送車100はステップS17の判定を繰り返す。
無人搬送車100が段差領域210に対して第3の範囲内に存在しない場合には、無人搬送車100は非段差走行態様で走行する(ステップS18)。すなわち、無人搬送車100は走行態様を非段差走行態様に切り替える。たとえば、走行ユニット30のサスペンションのロックを再び実施する。この時点で、無人搬送車100は、段差領域210でない領域(たとえば平坦な路面)を通過するのにより適した走行態様に戻るということができる。なお、カメラ40が動作している場合には、このステップS18においてカメラ40を停止させてもよい。
以上説明するように、本発明の実施の形態1に係る無人搬送車100およびその制御方法によれば、無人搬送車100と段差領域210との位置関係に応じて適切に走行態様を制御するので、段差領域210を乗り越えて走行することが可能となる。または、段差領域210を乗り越える際により適切な走行態様を取ることが可能となる。
また、段差領域210を通過することが可能となるので、従来のように図12に示す無人搬送車300の位置でなく、図3および図4に示す無人搬送車100の位置においてコンテナ等の受け渡し作業を行うことができる。このため、ガントリークレーン202のトロリー203の移動距離を低減することができる。とくに、トロリー203の動作速度が港湾輸送のボトルネックとなるような状況においては、全体の作業効率を劇的に向上させることができる。
また、段差領域210を通過する際の、積載物への衝撃を低減することができる。さらに、段差領域210を通過する際に比較的大きな速度を維持することができ、コンテナ等の搬送効率が向上する。
また、ステップS14では、段差領域210の検出の際に、カメラ40に基づく相対位置情報(第1相対位置情報)と、他の根拠に基づく情報(第2相対位置情報)とを比較し、誤差判定を行うので、カメラ40の視野内に段差領域210以外の障害物が多数存在する場合でも、段差領域210の位置を適切に認識できる可能性が高まる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、第1相対位置情報を取得する方法を変更するものである。以下、実施の形態1との相違点を説明する。
図9を用いて、実施の形態2における第1相対位置情報について説明する。実施の形態2では、カメラ40は、無人搬送車100の進行方向前方右側に配置された右側カメラ41(またはカメラ対)と、進行方向前方左側に配置された左側カメラ42(またはカメラ対)とを含む。右側カメラ41および左側カメラ42は、左右方向に距離aだけ隔たっている。
右側カメラ41の画像に基づき、右側カメラ41から無人搬送車100の進行方向前方に向けて測定した段差領域210までの距離b1(m)が測定される。同様に、左側カメラ42の画像に基づき、左側カメラ42から無人搬送車100の進行方向前方に向けて測定した段差領域210までの距離b2(m)が測定される。実施の形態2では、第1相対位置情報は、このような距離b1を表す情報および距離b2を表す情報を含む。
なお図9では説明の便宜上、段差領域210の幅をゼロとして示しているが、段差領域210がゼロでない幅を持つ場合であっても、距離b1およびb2を適切に定義し測定することは可能である。
ここで、左右方向は進行方向と直交する方向であり、「幅方向」とも表現することができる。すなわち、距離b1は、無人搬送車100の第1幅方向位置において、無人搬送車100の進行方向上に定義される、無人搬送車100と段差領域210との距離であるということができる。同様に、距離b2は、無人搬送車100の第1幅方向位置から、幅方向に距離aだけ隔たった第2幅方向位置において、無人搬送車100の進行方向上に定義される、無人搬送車100と段差領域210との距離であるということができる。
実施の形態2において、無人搬送車100と段差領域210との距離は、右側カメラ41および左側カメラ42のうち段差領域210に近い方(図9の例では右側カメラ41)と段差領域210との距離cとして定義される。実施の形態2では、図8のステップS15はこの距離cに基づいて実行される。すなわち、c>yである間はステップS15が繰り返し実行され、c≦yとなるとステップS16以降が実行される。
距離c(m)は次のようにして算出することができる。
c=b1・sinθ
ただし、θ=tan−1(a/b3)であり、b3(m)は、b3=b2−b1である。
以上説明するように、本発明の実施の形態2に係る無人搬送車100およびその制御方法によっても、実施の形態1と同様に、無人搬送車100と段差領域210との位置関係に応じて適切に走行態様を制御することができる。
なお図9では段差領域210が無人搬送車100の進行方向前方に存在する場合について説明したが、進行方向後方に存在する場合についても同様である。その場合には、後方に配置されたカメラ40を用いてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1において、第1相対位置情報を取得する方法を変更するものである。以下、実施の形態1および2との相違点を説明する。
図10を用いて、実施の形態3における第1相対位置情報について説明する。段差領域210は、レール200を表すレール領域と、レール溝211を表すレール溝領域とを備える。レール溝領域は、レール領域の両側に形成されている。
実施の形態3における第1相対位置情報は、無人搬送車100とレール溝領域との距離を表す情報とを含む。実施の形態3では、無人搬送車100は、ステップS2(第1相対位置情報取得ステップ)において、まずレール領域の位置を取得する。レール領域の位置を取得するための具体的な方法は任意に設計可能であるが、たとえば、公知の画像処理技術を用いてレール200の特徴点212を検出する処理を含んでもよい。
次に、無人搬送車100は、レール領域の位置に基づき、レール溝領域の位置を決定する。レール溝領域の位置を決定するための具体的な方法は任意に設計可能であるが、たとえば、レール200の特徴点212の位置から所定方向(たとえば段差領域210の幅方向)に所定距離213以内の領域をレール溝領域として決定してもよい。実施の形態3では、このようにしてステップS2が実行される。
なお、レール溝領域が長さまたは幅を持つ領域である場合には、レール溝領域中のどの点を用いて距離を算出するかは適宜設計可能である。たとえばレール溝領域のうち無人搬送車100に最も近い点を用いてもよい。
以上説明するように、本発明の実施の形態3に係る無人搬送車100およびその制御方法によっても、実施の形態1および2と同様に、無人搬送車100と段差領域210との位置関係に応じて適切に走行態様を制御することができる。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態1において、第1相対位置情報を取得する方法を変更するものである。以下、実施の形態1〜3との相違点を説明する。
図11を用いて、実施の形態4における第1相対位置情報について説明する。実施の形態4では、無人搬送車100は段差領域210の境界214を検出する。無人搬送車100は、ステップS2(第1相対位置情報取得ステップ)において、段差領域210の境界214の位置を取得する。境界214の位置を取得するための具体的な方法は任意に設計可能であるが、たとえば、公知の画像処理技術を用いて境界214を検出する処理を含んでもよい。実施の形態4における第1相対位置情報は、無人搬送車100と境界214との距離を表す情報を含む。
なお、境界214が複数または連続的に存在する場合には、それらのうちどの点を用いて距離を算出するかは適宜設計可能である。たとえば境界214のうち無人搬送車100に最も近い点を用いてもよい。
以上説明するように、本発明の実施の形態4に係る無人搬送車100およびその制御方法によっても、実施の形態1〜3と同様に、無人搬送車100と段差領域210との位置関係に応じて適切に走行態様を制御することができる。
上述の実施の形態1〜4において、次のような変形を施すことができる。
実施の形態1〜4では、走行態様はサスペンションのロックによって制御される。すなわち、段差走行態様ではサスペンションのロックが解除され、非段差走行態様ではサスペンションのロックが実施される。変形例として、走行態様は衝撃を抑える任意の処理によって制御されてもよい。たとえば、段差走行態様では無人搬送車100の構成を衝撃を抑える態様にし、非段差走行態様ではそうでない態様としてもよい。
また、走行態様は走行ユニット30ごとまたは駆動輪31ごとに制御されてもよい。たとえば、制御装置20は無人搬送車100における各走行ユニット30または各駆動輪31の位置を記憶していてもよく、また、第1相対位置情報または第2相対位置情報は無人搬送車100の姿勢または向きを表す情報を含んでもよい。このような構成とすると、無人搬送車100の姿勢または向きに基づいて、各走行ユニット30または各駆動輪31について段差領域210との距離等を取得することができるので、走行ユニット30ごとまたは駆動輪31ごとに走行態様を制御することが可能となる。
たとえば、サスペンション用シリンダ34は、シリンダ駆動装置の動作に応じて、駆動輪31の位置を高くしまたは低くするよう動作可能であってもよい。駆動輪31の位置は、たとえば、サスペンション用シリンダ34の上側空間および下側空間にそれぞれ注入されるオイルの量を操作することによって、変更可能である。このような構成では、無人搬送車100は、各駆動輪31について、当該駆動輪31が段差走行態様にある場合には、当該駆動輪31の位置を所定位置より高くする。また、当該駆動輪31が非段差走行態様にある場合には、当該駆動輪31の位置を低くする(すなわち、所定位置に戻す)。
カメラ40の数または配置を変更してもよい。たとえば進行方向前方に1つ、後方に1つ、合計2個のカメラを配置してもよい。また、カメラ40以外の構成を用いてもよく、たとえばレーザーセンサを用いて距離を測定してもよい。
実施の形態1〜4では、サスペンション用シリンダ34は油圧シリンダであるが、サスペンションの方式は任意に変更可能である。たとえば電動シリンダまたは空圧シリンダを用いてもよい。油圧シリンダ以外のシリンダを用いることにより、オイル漏洩対策が不要となる。
実施の形態1〜4では段差領域210はレール200およびレール溝211から構成されるが、実施の形態1および2については、段差領域210の構成は、長手方向が定義可能なもの(長手方向に一定の距離を持つ物)であればこれに限らない。レール溝211以外の溝であってもよく、例えば、雨水等を流すための溝であってもよい。一方、溝が設けられず路面から突出したレールであってもよい。
実施の形態1〜4において、ステップS13を省略してもよく、その場合にはカメラは常に動作していてもよい。また、カメラを用いた認識処理の精度が十分に高い場合等には、ステップS14の判定を省略してもよい。
20 制御装置(第1相対位置情報取得手段、第2範囲判定手段)、100 無人搬送車、210 段差領域、b1,b2,c 距離、S12 第1範囲判定ステップ、S15 第2範囲判定ステップ、S2 第1相対位置情報取得ステップ。

Claims (8)

  1. 段差走行態様および非段差走行態様のいずれかで走行可能な無人搬送車の制御方法であって、
    前記無人搬送車が前記非段差走行態様で走行している場合に、前記無人搬送車が段差領域に対して第1の範囲内に存在するか否かを判定する、第1範囲判定ステップと、
    前記無人搬送車が前記段差領域に対して第1の範囲内に存在する場合に、前記無人搬送車と前記段差領域との第1相対位置情報を取得する、第1相対位置情報取得ステップと、
    前記第1相対位置情報に基づき、前記無人搬送車が前記段差領域に対して第2の範囲内に到達したか否かを判定する、第2範囲判定ステップと、
    前記無人搬送車が前記段差領域に対して第2の範囲内に到達した場合に、前記無人搬送車を前記段差走行態様で走行させるステップと
    を備える、方法。
  2. 前記第1相対位置情報は、
    前記無人搬送車の第1幅方向位置において、前記無人搬送車の進行方向上に定義される、前記無人搬送車と前記段差領域との距離b1を表す情報と、
    前記無人搬送車の前記第1幅方向位置から、幅方向に距離aだけ隔たった第2幅方向位置において、前記無人搬送車の進行方向上に定義される、前記無人搬送車と前記段差領域との距離b2を表す情報と、
    を含み、
    前記第2範囲判定ステップは、距離cに基づいて実行され、
    ただし、c=b1・sinθであり、θ=tan−1(a/b3)であり、b3=b2−b1である、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、
    前記無人搬送車の絶対位置情報と、前記段差領域の絶対位置情報とに基づいて、前記無人搬送車と前記段差領域との第2相対位置情報を決定するステップをさらに備え、
    前記第1範囲判定ステップは、前記第2相対位置情報に基づいて実行される、
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1相対位置情報と前記第2相対位置情報との誤差が所定の誤差範囲を超える場合には、前記第2範囲判定ステップを実行しない、請求項3に記載の方法。
  5. 前記無人搬送車が前記段差走行態様で走行しており、前記無人搬送車が前記段差領域に対して第3の範囲内に存在しない場合に、前記無人搬送車を前記非段差走行態様で走行させるステップをさらに備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記段差領域は、レール領域と、レール領域の両側に形成されるレール溝領域とを備え、
    前記第1相対位置情報は、前記無人搬送車と前記レール溝領域との距離を表す情報を含み、
    前記第1相対位置情報取得ステップは、
    前記レール領域の位置を取得するステップと、
    前記レール領域の位置に基づき、前記レール溝領域の位置を決定するステップと、
    を備える、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1相対位置情報取得ステップは、前記段差領域の境界の位置を取得するステップを備え、
    前記第1相対位置情報は、前記無人搬送車と前記境界との距離を表す情報を含む、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 段差走行態様および非段差走行態様のいずれかで走行可能な無人搬送車であって、
    前記無人搬送車が前記非段差走行態様で走行しており、前記無人搬送車が段差領域に対して第1の範囲内に存在する場合に、前記無人搬送車と前記段差領域との第1相対位置情報を取得するための、第1相対位置情報取得手段と、
    前記第1相対位置情報に基づき、前記無人搬送車が前記段差領域に対して第2の範囲内に到達したか否かを判定する、第2範囲判定手段と、
    を備え、
    前記無人搬送車が前記段差領域に対して第2の範囲内に到達した場合に、前記段差走行態様で走行する、無人搬送車。
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