JP2019124761A - 表示装置 - Google Patents
表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019124761A JP2019124761A JP2018003759A JP2018003759A JP2019124761A JP 2019124761 A JP2019124761 A JP 2019124761A JP 2018003759 A JP2018003759 A JP 2018003759A JP 2018003759 A JP2018003759 A JP 2018003759A JP 2019124761 A JP2019124761 A JP 2019124761A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display device
- area
- substrate
- flexible substrate
- recesses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F9/00—Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F9/00—Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
- G09F9/30—Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
【課題】表示装置の不可逆な変形を防止することを目的の一つとする。【解決手段】表示装置は、第1面および当該第1面と反対側の第2面とを有する可撓性基板と、可撓性基板の第1面に配置された表示素子層と、を備え、可撓性基板の第2面は、少なくとも一部の曲げ領域において、各々が壁部に囲まれた複数の凹部を有し、第2面に対して垂直に見た場合に、曲げ領域において複数の凹部の面積の合計が壁部の面積よりも大きい。複数の凹部を取り囲む壁部は連続的に設けられてもよい。【選択図】図2
Description
本発明の一実施形態は表示装置に関する。
シート状の表示装置が知られている。シート状の表示装置は屈曲できることが優位な点になるが、屈曲の曲率半径が小さくなると不可逆な変形を起こすことがある。
曲率半径が小さい局所的な屈曲を回避するため、表示パネル内部へアプローチする方法もある。しかしながら、表示パネル内部へアプローチする方法によると、表示パネルの内部構造の複雑化を伴うため、作製コストの増大、歩留り、設計上の制約を伴う。
このような不都合を解消するために、板状部材に凸部を接着し、相互に隣り合う凸部同士が接触して、それ以上の大きな変形を抑止する構造の表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような課題に鑑み、本発明の一実施形態は、表示装置の不可逆な変形を防止することを目的の一つとする。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、第1面および当該第1面と反対側の第2面とを有する可撓性基板と、可撓性基板の第1面に配置された表示素子層と、を備え、可撓性基板の第2面は、少なくとも一部の曲げ領域において、各々が壁部に囲まれた複数の凹部を有し、第2面に対して垂直に見た場合に、曲げ領域において複数の凹部の面積の合計が壁部の面積よりも大きい。
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号(又は数字の後にa、bなどを付した符号)を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。さらに各要素に対する「第1」、「第2」と付記された文字は、各要素を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限りそれ以上の意味を有さない。
本明細書において、ある部材又は領域が他の部材又は領域の「上に(又は下に)」あるとする場合、特段の限定がない限りこれは他の部材又は領域の直上(又は直下)にある場合のみでなく他の部材又は領域の上方(又は下方)にある場合を含み、すなわち、他の部材又は領域の上方(又は下方)において間に別の構成要素が含まれている場合も含む。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、断面視においては、基板に対して第1フィルムが配置される側を「上」又は「上方」といい、その逆を「下」又は「下方」として説明する。
(第1実施形態)
<表示装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置100の構成を示す。
<表示装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置100の構成を示す。
表示装置100には、第1面及び第1面と反対側の面である第2面を有する基板102が用いられる。表示装置100の主な機能を実現する構成要素は、基板102の第1面に形成される。基板102の第1面は、表示領域113を含む第1領域106と、第1駆動回路110及び端子部116が配置される第2領域107と、第1領域106と第2領域107との間の第3領域108とを含む。
第1領域106は、複数の画素109が配列される表示領域113を含む。また、第1領域106には、画素109に走査信号を出力する第2駆動回路112が含まれる。図1は、第1領域106において、表示領域113の第1辺とこの第1辺に対向する第2辺に沿って第2駆動回路112が配置される態様を示す。
第2領域107に配置される端子部116は、基板102の一辺に沿って配置される。第2領域107に配置される第1駆動回路110は、端子部116に隣接して配置される。端子部116には、表示装置100を駆動する信号が入力される。第1駆動回路110は、入力された信号に基づいて、画素109に映像信号を出力する。第3領域108は、第1駆動回路110と画素109とを接続する複数の配線、第1駆動回路及び端子部116と第2駆動回路112とを接続する複数の配線が配設される。
基板102の第1面には第1フィルム104が設けられる。第1フィルム104は、第1領域106を覆うように配置される。本実施形態において表示装置100は、第1フィルム104を通して第1領域106に表示される映像を視認するように構成される。第1フィルム104は、位相差フィルム、偏光フィルム、反射防止フィルム、光学的異方性を有さない透明フィルム等の光学フィルムでああってもよい。この場合、表示装置100は、これら機能性フィルムの一つ又は複数が組み合わされた構造を有する。第1フィルム104は、これら機能性フィルムによって構成されることにより、第1領域106に表示される映像の視認性を向上させるために用いられる。また、第1フィルム104は、第1領域106を保護するための部材としても用いてもよい。
第1フィルム104の一辺は、第1領域106の第3辺(第2駆動回路112に沿った第1辺及び第2辺と交差する一辺)に沿って設けられる。当該第1フィルム104の一辺は、第1駆動回路110及び端子部116が配置される第2領域107よりも内側に配置される。したがって、第2領域107及び第3領域108は、第1フィルム104から露出されることとなる。第2領域107及び第3領域108は、直接映像を表示する領域とはならず、表示素子は設けられないので、必ずしも第1フィルム104で覆われている必要はないためである。しかしこれに限られず、第3領域108は第1フィルム104から露出されるものの、第3領域108の上には第3領域108の表面を保護するための樹脂層120(図2参照。)が設けられてもよい。
基板102は、フィルム状の形態を有し可撓性を有するので、湾曲させたり、折り曲げたりすることができる。基板102はポリイミド、アクリル、エポキシ、ポリエチレンテレフタラートなどの有機材料によって作製される。例えば、基板102は、繰り返し単位にイミド結合を含む高分子材料(ポリイミド)、アミド結合によって多数のモノマーが結合してできた高分子材料(ポリアミド)等によって作製される。本実施形態に係る表示装置100は、基板102が可撓性を有することにより、第1面側又は第2面側に湾曲させ、また折り曲げることが可能とされている。
本実施形態の表示装置100においては、曲げ領域118が基板102の第2面の全体又は一部に形成されている。曲げ領域118の形成方法についての詳細は後述する。
図1に示すX1−X2線は曲げ領域118における折り曲げ箇所の例を示したものである。図1に示すように、曲げ領域118は、少なくとも、基板102の第1辺から第1辺に対向する第2辺へ連続的に形成される。
図2は、本発明の一実施形態に係る表示装置100の一部を折り曲げた状態を示す断面図である。
図2で示す断面図は、表示装置100を図1に示すX1−X2線で折り曲げたときの、図1に示すA1−A2線に対応する構造を示したものである。第1領域106の基板102の第1面に、駆動素子層130及び表示素子層132が積層される。駆動素子層130及び表示素子層132によって、第2駆動回路112が形成される。表示素子層132は封止層134によって上面及び側面が覆われる。表示素子層132は、下層側の駆動素子層130と上層側の封止層134によって挟まれて配置される。封止層134の上層側には第1フィルム104が配置される。図示しないが、基板102と駆動素子層130の間には、アンダーコート層としてシリコン酸化膜やシリコン窒化膜が設けられる。アンダーコート層は単層であってもよいし、積層であってもよい。
表示素子層132は、複数の表示素子を含む。表示素子としては、例えば、発光素子が用いられる。発光素子としては、有機エレクトロルミネセンス材料(以下、「有機EL材料」ともいう。)で発光層が形成される有機エレクトロルミネセンス素子(以下、「有機EL素子」ともいう。)が好適に用いられる。また、表示素子層132は、発光素子に代えて、一対の電極間に液晶層が設けられた液晶素子、極性を有する粒子の流体を電界の作用によって制御する電気泳動素子等を用いて構成されてもよい。
駆動素子層130は、トランジスタ等の能動素子、キャパシタ、抵抗等の受動素子により、画素回路及び駆動回路が形成される。駆動素子層130は、これらの回路を形成するため絶縁層、半導体層、導電層が適宜積層される。駆動素子層130のトランジスタと表示素子層132の表示素子は電気的に接続される。
封止層134は、表示素子層132を、空気中に含まれる水蒸気等の不純物から保護するために設けられる。封止層134は、水蒸気を遮断するために水蒸気透過率の低い無機絶縁膜を含む。例えば、封止層134は、有機絶縁膜の上層側及び下層側を水蒸気透過率の低い無機絶縁膜で挟んだ構造で設けられる。
第1フィルム104は、位相差フィルム、偏光フィルム、反射防止フィルム、光学的異方性を有さない透明フィルム等の機能性フィルムで構成されてもよい。第1フィルム104は、これらの機能性フィルムの一つ又は複数を組み合わせて構成されてもよい。第1フィルム104は、封止層134側から、光学的異方性を有さない透明フィルムと偏光フィルム170が積層されていてもよい。第1フィルム104は、偏光フィルムの上に、さらに反射防止フィルムが積層されていてもよい。
基板102の第1面には、第2領域107において第1駆動回路110及び端子部116が設けられる。第1駆動回路110及び端子部116は、封止層134の外側に設けられる。第1駆動回路110は、駆動素子層130から伸びる配線119によって接続される。配線119が設けられる第3領域108は、樹脂層120によって覆われる。樹脂層120は第3領域108の略全面を覆うように設けられる。
本実施形態に係る表示装置100の基板102には、曲げ領域118を形成する。曲げ領域118は、基板102の全体に形成されてもよい。また、曲げ領域118は、基板102の一部に形成されてもよい。例えば、図2に示すように、曲げ領域118は、表示素子層132が配置される表示領域113と、表示素子層132に対して信号を入力するための端子部116との間の領域を含むように形成してもよい。基板102の厚さが10μm〜50μmであるとき、曲げ領域118の曲率半径は、例えば、0.1mm〜10mm、好ましくは0.5mm〜5mmとすることができる。なお、曲げ領域118の曲率半径は基板102が曲げられる部位において一定である必要はなく、曲率半径が連続的に変化していてもよい。また、基板102を曲げる角度θ(屈曲角)は0度<θ<180度の範囲で設定することができる。
本実施形態の表示装置100の基板102の第2面側の少なくとも一部の曲げ領域には、各々が壁部に囲まれた複数の凹部102aが形成される。凹部102aは、凹部102aの縁部が閉じた形状となっている。
図3は、本発明の一実施形態に係る表示装置100の基板102の第2面を示した図である。図4は、本発明の一実施形態に係る表示装置の基板の断面図である。図4で示す断面図は、図3に示すA−A’線に対応する構造を示したものである。
図3に示すように、本実施形態の表示装置100では、基板102の第2面と垂直な方向からみたとき、基板102の曲げ領域118において、凹部102aの面積Area1の合計が壁部102bの面積Area2より大きくなるように凹凸構造を形成する。図3では、基板102の第2面において、凹部102aの面積Area1の合計が壁部102bの面積Area2より大きくなるように凹凸構造を形成する例を示している。本実施形態における凹部102a及び壁部102bの配置の仕方はこれに限られず、壁部102bの高さHの半分の高さの面Sで曲げ領域118を切断した場合に、基板102が存在する部分を壁部102bの面積とし、基板102が存在しない部分を凹部102aの面積として、複数の凹部102aの面積の合計が壁部102bの面積よりも大きくなるように配置してもよい。すなわち、凹部102aの面積Area1’の合計が壁部102bの面積Area2’の合計より大きくなるように凹凸構造を形成してもよい。
図3に示すように、凹部102a及び壁部102bが形成される曲げ領域118は、基板102の第2面全体に形成してもよい。本実施形態における凹部102a及び壁部102bが形成される曲げ領域118の形成位置はこれに限らない。
図5は、本発明の一実施形態に係る表示装置の基板の第2面の他の例を示した図である。
図5に示すように、基板102において屈曲される可能性のある一部の領域のみに形成してもよい。図5には、基板102の第2面の一箇所に曲げ領域118を形成する例を示したが、これに限られず、基板102の第2面の複数箇所に曲げ領域118を形成してもよい。
図3及び図5に示すように、曲げ領域118は、基板102の第2面全体に形成される場合であっても、第2面の一部に形成される場合であっても、少なくとも基板102の第2面のうち第1辺E1から第1辺E1と対向する第2辺E2まで連続的に拡がった領域として形成される。曲げ領域118を基板102の第1辺E1から第2辺E2へ連続的に形成することで、基板102は屈曲可能になる。
本実施形態の表示装置100では、基板102の凹部102aは、図3に示したとおり、基板102の第2面と垂直な方向からみたとき略多角形形状になるように形成してもよい。すなわち、基板102の第2面に対して垂直に見た場合に、凹部102aの縁部は、複数の直線部分を有するように形成してもよい。図3には、複数の凹部102aを基板102の第2面において四角形形状、詳細には、四隅が丸みを帯びた正方形形状に形成する例を示している。
本実施形態の表示装置100では、隣り合う凹部102aの間に形成される壁部102bの幅が一定となるように配置されることが好ましい。
図3に示した例では、複数の凹部102aを、隣接する凹部102aの辺同士が近接するように基板102の第1辺の方向(以下、縦方向という。)及び基板102の第1辺と垂直な方向(以下、横方向という。)に均等に配置している。すなわち、複数の凹部102aのうち少なくとも1つの凹部102aにおいては、基板102の第2面に対して垂直に見た場合に、凹部102aの縁部の複数の直線部分の全てが基板102のいずれかの辺と平行に配置されている。このとき、図面の縦方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅W1は同じ幅であることが好ましい。同様に、図面の横方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅W2は同じ幅であることが好ましい。また、図面の縦方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅W1及び図面の横方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅W2は同じ幅であることが好ましい。すなわち、所定の方向に沿った基板102の断面を見た場合に、壁部102bが等間隔で並ぶ領域を有することが好ましい。しかし、本開示はこれに限らず、複数の凹部102aは不均一に配置してもよい。また、隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅は異なる幅であってもよい。
本実施形態の表示装置100の壁部102bは、図4に示すように、断面視において丸みを帯びた半円状に形成されている。すなわち、壁部102bの頂部は曲面を有するように形成される。しかし、本実施形態の表示装置100の壁部102bはこれに限らず、図8に示すような形状等、その他の形状に形成してもよい。
<複数の凹部102a及び壁部102bの形成方法>
本実施形態の表示装置100の凹部102a及び壁部102bは、基板102を製造する時に基板102に形成してもよい。例えば、ガラス基板上において、凹部102aを形成したい場所にSiNを積層し、誘導をつくった上で、基板102の材料を流し込み、SiNが積層されたガラス基板を除去することで、所望の位置に凹部102a及び壁部102bを備えた基板102を形成することができる。
本実施形態の表示装置100の凹部102a及び壁部102bは、基板102を製造する時に基板102に形成してもよい。例えば、ガラス基板上において、凹部102aを形成したい場所にSiNを積層し、誘導をつくった上で、基板102の材料を流し込み、SiNが積層されたガラス基板を除去することで、所望の位置に凹部102a及び壁部102bを備えた基板102を形成することができる。
凹部102a及び壁部102bを形成する方法はこれに限られず、基板102を形成した後、基板102の裏面を加工することで形成してもよい。例えば、基板102を形成した後、基板102の裏面上において、壁部102bを形成したい場所をカバーで覆い、カバーを覆っていない箇所をドライエッチングで削り、カバーを取り外すことで、所望の位置に凹部102a及び壁部102bを備えた基板102を形成することができる。また、表示装置が完成した後に、基板102の裏面を加工することで形成してもよい。
また、基板を2層構造とし、基板102の下にもう1層基板を設け、その基板に凹凸構造を設けることで凹部102a及び壁部102bを形成してもよい。この2層の貼り合わせは、表示装置が完成した後に行ってもよい。
<作用>
図6は、本発明の一実施形態に係る表示装置100を屈曲させた様子を示す断面図である。
図6は、本発明の一実施形態に係る表示装置100を屈曲させた様子を示す断面図である。
前述のとおり、本発明の一実施形態に係る表示装置100の基板102の第2面に形成される曲げ領域118には、凹部102aの合計面積が、それを取り囲む壁部102bの面積よりも大きくなるように形成される。また、ある凹部102aに接する壁部102bは他の凹部102aに接する壁部102bと連結する。したがって、図6に示すように、表示装置100を屈曲させた際の変形は壁部102bにより面内で分散される。具体的には、表示装置100を屈曲させた際、大きな面積を占める凹部102aが屈曲に合わせて柔軟に変形することで、変形は曲げ領域118の面内で分散される。さらに、壁部102bは凹部102aがあることにより互いの接触を避けることができる。これにより、変形した壁部102bに係る力は、周辺の壁部102bを伝って分散される。よって、表示装置において不可逆な変形を引き起こすような、局所的な、曲率半径の小さな屈曲を防止することができる。
図6では、表示装置100を基板102の第2面側に屈曲させたときに変形が面内で分散されることを示したが、表示装置100を基板102の第1面側へ屈曲させたときも同様の作用を得ることができる。すなわち、表示装置100を基板102の第1面側へ屈曲させたときも、基板102の第2面に形成された曲げ領域118における、面積の大きい凹部102a及び面積の小さい壁部102bの存在により、変形が面内で分散される。よって、本実施形態の表示装置100によれば、表示装置100を基板102の第1面側へ屈曲させたときも、表示装置の不可逆な変形を引き起こすような、局所的な、曲率半径の小さな屈曲を防止することができる。
従来の、相互に隣り合う凸部同士の接触を利用した変形防止構造は、折り曲げやすさを損なうことなく表示装置の不可逆な変形を防止するのに充分ではなかった。また、従来の、相互に隣り合う凸部同士の接触を利用した変形防止構造によると、凸部を接着していない側への局所的な屈曲を防止することができなかった。
これに対して、以上で説明した構成を備える本実施形態の表示装置は、表示装置内部の設計変更をすることなく、屈曲時の変形を面内で分散させることができる。よって、折り曲げやすさを損なうことなく、表示装置の不可逆な変形を効果的に防止することができる。また、基板102の第2面側への屈曲のみならず、基板102の第1面側への局所的な屈曲を防止することもできる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の他の実施形態に係る表示装置の基板の第2面を示した図である。図8は、本発明の他の実施形態に係る表示装置を屈曲させた様子を示す断面図である。図8で示す断面図は、図7に示すB−B’線に対応する構造を示したものである。第2の実施形態の表示装置100は、複数の凹部102a及び壁部102bの形状及び配置方法を除いて第1の実施形態の表示装置100の構成と同様である。
図7は、本発明の他の実施形態に係る表示装置の基板の第2面を示した図である。図8は、本発明の他の実施形態に係る表示装置を屈曲させた様子を示す断面図である。図8で示す断面図は、図7に示すB−B’線に対応する構造を示したものである。第2の実施形態の表示装置100は、複数の凹部102a及び壁部102bの形状及び配置方法を除いて第1の実施形態の表示装置100の構成と同様である。
第2の実施形態として、図7には、複数の凹部102aを基板102の第2面において六角形形状に形成する例を示す。
第2の実施形態の表示装置100の複数の凹部102aは、図面の縦方向に均等に配置されている。図面の横方向には、凹部102aの縦方向の長さの半分の長さの分ずれた位置に配置され、斜め方向に均等に配置される。斜め方向に隣接する凹部102aの隣接する辺同士は、平行に対向する位置に配置されている。すなわち、複数の凹部102aのうち少なくとも1つの凹部102aにおいては、基板102の第2面に対して垂直に見た場合に、凹部102aの縁部の複数の直線部分の少なくとも1つが基板102の全ての辺と非平行に配置されている。また、複数の凹部102aのうち少なくとも1つの凹部102aにおいては、基板102の第2面に対して垂直に見た場合に、凹部102aの縁部の複数の直線部分の少なくとも1つが基板102のいずれかの辺と平行に配置されている。このとき、図面の縦方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅は同じ幅であることが好ましい。同様に、図面の斜め方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅は同じ幅であることが好ましい。また、図面の縦方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅及び図面の斜め方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅は同じ幅であることが好ましい。すなわち、壁部102bには、基板102の断面において、等間隔に配置される壁部102bが含まれることが好ましい。しかし、本開示はこれに限らず、複数の凹部102aは不均一に配置してもよい。また、隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅は異なる幅であってもよい。このような構造にすることにより、図1のように曲げる場合だけでなく、斜め方向に屈曲させた場合にも、表示装置の不可逆な変形を引き起こすような、局所的な、曲率半径の小さな屈曲を防止することができる。
第2の実施形態の表示装置100の壁部102bは、図8に示すように、断面視において略四角形状の、円柱形状に形成されている。すなわち、壁部102bは頂部側ほど幅が狭くなる領域を有するように形成される。しかし、本実施形態の表示装置100の壁部102bはこれに限らず、壁部102bは図4に示したような半円状等、その他の形状に形成してもよい。
第2の実施形態の表示装置100は以上のように構成されることで、表示装置100の屈曲時の変形を面内で分散させる効果をより高めることができる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の他の実施形態に係る表示装置の基板の第2面を示した図である。図10は、本発明の他の実施形態に係る表示装置を屈曲させた様子を示す断面図である。図10で示す断面図は、図9に示すC−C’線に対応する構造を示したものである。第3の実施形態の表示装置100は、複数の凹部102a及び壁部102bの形状及び配置方法を除いて第1の実施形態の表示装置100の構成と同様である。
図9は、本発明の他の実施形態に係る表示装置の基板の第2面を示した図である。図10は、本発明の他の実施形態に係る表示装置を屈曲させた様子を示す断面図である。図10で示す断面図は、図9に示すC−C’線に対応する構造を示したものである。第3の実施形態の表示装置100は、複数の凹部102a及び壁部102bの形状及び配置方法を除いて第1の実施形態の表示装置100の構成と同様である。
第3の実施形態として、図9には、複数の凹部102aを基板102の第2面において四角形形状に形成する第2の例を示す。
第3の実施形態の表示装置100では、縦方向において、隣接する凹部102aの隅同士が近接するように均等に配置する。図面の横方向には、凹部102aの縦方向の長さの半分の長さの分ずれた位置に配置され、斜め方向に隣接する凹部102aの辺同士が近接するように均等に配置される。斜め方向に隣接する凹部102aの隣接する辺同士は、平行に対向する位置に配置されている。すなわち、複数の凹部102aのうち少なくとも1つの凹部102aにおいては、基板102の第2面に対して垂直に見た場合に、凹部102aの縁部の複数の直線部分の全てが基板102の全ての辺と非平行に配置されている。このとき、図面の斜め方向に隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅は同じ幅であることが好ましい。すなわち、壁部102bには、基板102の断面において、等間隔に配置される壁部102bが含まれることが好ましい。しかし、本開示はこれに限らず、複数の凹部102aは不均一に配置してもよい。また、隣接する凹部102a同士の間に形成されるそれぞれの壁部102bの幅は異なる幅であってもよい。
第3の実施形態の表示装置100の壁部102bは、図10に示すように、断面視において丸みを帯びた半円状に形成されている。すなわち、壁部102bの頂部は曲面を有するように形成される。しかし、本実施形態の表示装置100の壁部102bはこれに限らず、図8に示すような円柱形状等、その他の形状に形成してもよい。
第3の実施形態の表示装置100は以上のように構成されることで、表示装置100の屈曲時の変形を面内で分散させる効果をより高めることができる。
100・・・表示装置、102・・・基板、104・・・第1フィルム、106・・・第1領域、107・・・第2領域、108・・・第3領域、109・・・画素、110・・・第1駆動回路、112・・・第2駆動回路、113・・・表示領域、116・・・端子部、118・・・曲げ領域、119・・・配線、120・・・樹脂層、130・・・駆動素子層、132・・・表示素子層、134・・・封止層
Claims (14)
- 第1面および当該第1面と反対側の第2面とを有する可撓性基板と、
前記可撓性基板の前記第1面に配置された表示素子層と、
を備え、
前記可撓性基板の前記第2面は、少なくとも一部の曲げ領域において、各々が壁部に囲まれた複数の凹部を有し、
前記第2面に対して垂直に見た場合に、前記曲げ領域において前記複数の凹部の面積の合計が前記壁部の面積よりも大きい、表示装置。 - 前記複数の凹部を取り囲む前記壁部は連続的に設けられる、請求項1に記載の表示装置。
- 前記曲げ領域は、前記可撓性基板の前記第2面のうち第1辺から当該第1辺と対向する第2辺まで連続的に拡がった領域である、請求項1に記載の表示装置。
- 前記壁部の高さの半分の高さの面で前記曲げ領域を切断した場合に、前記可撓性基板が存在する部分を前記壁部の面積とし、前記可撓性基板が存在しない部分を前記凹部の面積とする、請求項1に記載の表示装置。
- 所定の方向に沿った前記可撓性基板の断面を見た場合に、前記壁部が等間隔で並ぶ領域を有する、請求項1に記載の表示装置。
- 前記第2面に対して垂直に見た場合に、前記凹部の縁部は、複数の直線部分を有する、請求項1に記載の表示装置。
- 前記複数の凹部のうち少なくとも1つの凹部においては、前記複数の直線部分の少なくとも1つが前記可撓性基板の全ての辺と非平行に配置されている、請求項6に記載の表示装置。
- 前記複数の凹部のうち少なくとも1つの凹部においては、前記複数の直線部分の全てが前記可撓性基板の全ての辺と非平行に配置されている、請求項7に記載の表示装置。
- 前記複数の凹部のうち少なくとも1つの凹部においては、前記複数の直線部分の少なくとも1つが、前記可撓性基板のいずれかの辺と平行に配置されている、請求項6に記載の表示装置。
- 前記複数の凹部のうち少なくとも1つの凹部においては、前記複数の直線部分の全てが、前記可撓性基板のいずれかの辺と平行に配置されている、請求項9に記載の表示装置。
- 前記可撓性基板はフィルム形状を有する、請求項1に記載の表示装置。
- 前記壁部は頂部側ほど幅が狭くなる領域を有する、請求項1に記載の表示装置。
- 前記壁部の頂部は曲面を有する、請求項1に記載の表示装置。
- 前記曲げ領域は、前記表示素子層が配置される表示領域と、前記表示素子層に対して信号を入力するための端子部との間の領域を含む、請求項1に記載の表示装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003759A JP2019124761A (ja) | 2018-01-12 | 2018-01-12 | 表示装置 |
PCT/JP2018/047283 WO2019138849A1 (ja) | 2018-01-12 | 2018-12-21 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003759A JP2019124761A (ja) | 2018-01-12 | 2018-01-12 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019124761A true JP2019124761A (ja) | 2019-07-25 |
Family
ID=67219661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018003759A Pending JP2019124761A (ja) | 2018-01-12 | 2018-01-12 | 表示装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019124761A (ja) |
WO (1) | WO2019138849A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220293870A1 (en) * | 2019-08-13 | 2022-09-15 | Lg Innotek Co., Ltd. | Substrate for display |
US20230292561A1 (en) * | 2020-07-01 | 2023-09-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and method for manufacturing display device |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI643056B (zh) * | 2013-07-22 | 2018-12-01 | 日商半導體能源研究所股份有限公司 | 發光裝置 |
KR102341853B1 (ko) * | 2015-08-12 | 2021-12-23 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치 |
US10539978B2 (en) * | 2015-09-08 | 2020-01-21 | Lg Electronics Inc. | Mobile terminal and control method therof |
US10056443B2 (en) * | 2016-04-08 | 2018-08-21 | Apple Inc. | Electronic devices with displays |
KR102561329B1 (ko) * | 2016-06-10 | 2023-07-28 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치 및 이의 제조 방법 |
-
2018
- 2018-01-12 JP JP2018003759A patent/JP2019124761A/ja active Pending
- 2018-12-21 WO PCT/JP2018/047283 patent/WO2019138849A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019138849A1 (ja) | 2019-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6979378B2 (ja) | センサ付き表示装置 | |
US7787097B2 (en) | Flexible base material and flexible image-displaying device resistant to plastic deformation | |
KR102354387B1 (ko) | 표시 장치 및 표시 장치의 제조 방법 | |
US9268163B2 (en) | Flexible display device | |
US20170288006A1 (en) | Display module and electronic device having said display module | |
US8942000B2 (en) | Lead line structure and display panel having the same | |
JP2018049193A (ja) | 表示装置 | |
US20220050320A1 (en) | Display device | |
JP6607762B2 (ja) | 表示装置 | |
US10636858B2 (en) | Display device | |
JP6982958B2 (ja) | 表示装置 | |
EP3951554A1 (en) | Display device | |
CN111625113A (zh) | 有源矩阵基板、液晶显示装置以及内嵌式触控面板 | |
JP2006330082A (ja) | 湾曲量検出装置及び可撓性装置 | |
TW201608438A (zh) | 觸控面板和包含所述觸控面板的顯示裝置 | |
US11543721B2 (en) | Display device | |
JP2018205342A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2019096577A (ja) | 表示装置 | |
WO2019138849A1 (ja) | 表示装置 | |
JP5554202B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2020027185A (ja) | 表示装置 | |
EP4180258A1 (en) | Flexible electronic device | |
JP5100462B2 (ja) | 液晶装置及び電子機器 | |
JP2017076010A (ja) | 表示装置 | |
JP6887813B2 (ja) | 表示装置 |