JP2019124581A - 計測量演算装置、計測量表示システム、及び計測量演算方法 - Google Patents

計測量演算装置、計測量表示システム、及び計測量演算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】積算カウント値の積算を長時間に亘って行い、かつ、表示データが必ず表示機器の上限値を経て0に戻るように調整する計測量演算装置、計測量表示システム、及び計測量演算方法を提供すること。【解決手段】瞬時計測データに測定周期を乗じた周期計測量の積算値に応じた積算カウント値を求めるカウント値演算部と、積算カウント値を記録するカウンタ部と、積算カウント値に対応する表示データを求める表示処理部と、を有する計測量演算装置。計測量演算装置は、カウンタ部の上限値を、10の整数桁数乗をカウント重みで除した値で割った余りである端数値を求める端数演算部と、積算カウント値が、カウンタ部の上限値から端数値を減算した値である限度値以上となったとき、積算カウント値から限度値を減算する端数調整部と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、検出器による検出データをもとに流量又は熱量などの計測量を演算する計測量演算装置、計測量表示システム、及び計測量演算方法に関する。
流量計などの計測機器は、検出器による検出データから流量又は熱量などの計測量を求め、求めた計測量を積算して表示するようになっている(例えば、特許文献1参照)。こうした計測機器は、計測量の積算値に応じた積算カウント値をカウンタ部に記録する計測量演算装置を備えている。カウンタ部としては、積算カウント値を2進数でカウントするバイナリカウンタが採用される。
ところで、カウンタ部のビット数は有限であるため、積算カウント値がカウンタ部の上限値を超えると0に戻る。例えば、カウンタ部が32ビットのバイナリカウンタである場合、上限値「0xFFFFFFFF」を超えると「0x00000000」に戻る。ここで、「0x」は16進数であることを示す符号である。「0xFFFFFFFF」は、10進数の「4294967295(232−1)」に対応する。
一方、計測量演算装置の外部に設けられ、計測量の積算値を表示する表示機器は、10進表示を行うようになっている。よって、計測量演算装置は、積算カウント値に1カウントあたりの計測量を示すカウント重みを乗じて積算値を求め、求めた積算値から10進数の表示データを抽出する。
ここで、表示データの10進表示は、上限値に到達してから0に戻るのが望ましい。例えば、表示機器が10進数の8桁表示を行う場合において、小数点以下が3桁に設定されているとき、表示機器への表示用の表示データは、上限値である「99999.999」を経て「0.000」に戻るのが望ましい。
ただし、カウンタ部の上限値「4294967295」にカウント重みを乗じた値が「99999.999」になるとは限らない。すなわち、カウンタ部の上限値「4294967295」よりも小さな数にカウント重みを乗じた値が「99999.999」を超えてしまう。そのため、表示機器の表示、つまり表示データは、例えば「94967.295」のような中途半端な値を超えたときに「0.000」となってしまう。
よって、従来は、表示データが「99999.999」を超えたときにカウンタ部をリセットするなど、カウンタ部を上限値までカウントさせずに、表示機器の上限値を基準としてカウンタ部のリセットを行っている。
特開2012−127750号公報
しかしながら、表示データが表示機器の上限値に到達しても、カウンタ部には積算を継続する十分な余裕がある。それにもかかわらず、従来のように、カウンタ部を上限値までカウントさせずにリセットすると、積算値に応じた積算カウント値を長時間記録することができなくなる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、積算カウント値の積算を長時間に亘って行い、かつ、表示データが必ず表示機器の上限値を経て0に戻るように調整する計測量演算装置、計測量表示システム、及び計測量演算方法を提供することを目的とする。
本発明に係る計測量演算装置は、測定周期ごとに、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データを取得し、取得した瞬時計測データに測定周期を乗じた周期計測量の積算値に応じた積算カウント値を求めるカウント値演算部と、積算カウント値を2進数のデータで記録するカウンタ部と、積算カウント値に対応する10進数の表示用のデータである表示データを求める表示処理部と、表示データの整数部分の桁数を整数桁数とすると、カウンタ部の上限値を、10の整数桁数乗をカウント重みで除した値で割った余りである端数値を求める端数演算部と、積算カウント値が、上限値から端数値を減算した値である限度値以上となったとき、積算カウント値から限度値を減算して積算カウント値を調整する端数調整部と、を有するものである。
本発明に係る及び計測量表示システムは、上記の計測量演算装置と、表示処理部において求められた表示データを表示する表示機器と、を有するものである。
本発明に係る及び計測量演算方法は、測定周期ごとに、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データを取得する取得ステップと、瞬時計測データに測定周期を乗じた値を用いて、計測量を経時的に積算した値に対応する積算カウント値を求めるカウント値演算ステップと、積算カウント値をカウンタ部に2進数で記録する記録ステップと、積算カウント値を調整するカウント値調整ステップと、積算カウント値に対応する10進数の表示用のデータである表示データを求める表示処理ステップと、を有し、カウント値調整ステップは、10を表示データの整数部分の桁数回だけ乗じた数をカウント重みで除した値によってカウンタ部の上限値を割った余りである端数値を求める端数演算ステップと、積算カウント値が、上限値から端数値を減算した値である限度値以上であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて積算カウント値が限度値以上であると判定したとき、積算カウント値から限度値を減算して積算カウント値を調整する端数調整ステップと、を含んでいる。
本発明によれば、積算カウント値が限度値以上となったときに、積算カウント値から限度値を減算することから、カウント部を限度値まで利用することができると共に、カウント部が上限値でリセットされることを回避することができる。よって、積算カウント値の積算を長時間に亘って行い、かつ、表示データが必ず表示機器の上限値を経て0に戻るように調整することができる。
本発明の実施の形態1に係る計測量演算装置及び計測量表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図1の計測量演算装置による積算カウント値の調整処理を示す説明図である。 図1の計測量演算装置の動作を例示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る計測量演算装置及び計測量表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図4の計測量演算装置による積算カウント値の調整処理を示す説明図である。 図4の計測量演算装置による積算カウント値の調整処理の利点を示す説明図である。 本発明の実施の形態2の比較例を示す説明図である。 図4の計測量演算装置の動作を例示したフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る計測量演算装置及び計測量表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。計測量表示システム1000は、計測機器100と表示機器500とにより構成されている。計測機器100は、電磁流量計、積算熱量計、及び差圧流量計などの計測機器である。本実施の形態1では、計測機器100として、導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計を例示している。
図1に示すように、計測機器100は、検出器10と、変換器20と、を有している。検出器10は、測定管11と、励磁コイル12と、電極13aと、電極13bと、を有している。測定管11は、パイプ状に形成され、流体を通過させるものである。計測機器100は、導電性を有する流体が測定管11内を流れるように配設される。励磁コイル12は、測定管11内に磁界を発生させ、測定管11内を流れる流体に磁界を印加するものである。励磁コイル12は、磁界の発生方向が、測定管11内を流れる流体の流れ方向に対して垂直となるように配置されている。
電極13a及び電極13bは、電極13aと電極13bとを結ぶ直線が、測定管11内を流れる流体の流れ方向、及び励磁コイル12が発生させる磁界の方向に対して直交するように測定管11内に配置され、一対の電極を構成している。電極13a及び電極13bは、励磁コイル12が発生させる磁界中を流体が流れることで発生する起電力を検出し、検出した起電力を示す起電力信号を変換器20へ出力するものである。
変換器20は、増幅処理回路30と、AD変換器40と、計測量演算装置50と、表示装置(表示機器)60と、励磁制御装置70と、励磁回路80と、を有している。増幅処理回路30は、電極13a及び電極13bから出力される起電力信号を増幅させる。増幅処理回路30は、例えば、交流増幅回路と、サンプルホールド回路と、直流増幅回路と、を含んで構成することができる。交流増幅回路は、電極13aからの起電力信号と電極13bからの起電力信号との差を増幅する。サンプルホールド回路は、励磁電流Iexが正極性及び負極性のそれぞれのときの起電力信号の電圧を保持する。直流増幅回路は、励磁電流Iexが正極性のときの起電力信号の電圧と、励磁電流Iexが負極性のときの起電力信号の電圧との差を増幅する。
AD変換器40は、増幅処理回路30において増幅されたアナログの起電力信号をデジタルの起電力信号に変換し、変換した起電力信号を計測量演算装置50へ出力する。励磁制御装置70は、励磁回路80に対し、励磁電流Iexの生成を指示する。励磁回路80は、励磁制御装置70からの指示に応じて、極性が交互に変化する励磁周波数fexの励磁電流Iexを励磁コイル12に供給する。
表示装置60は、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)、又は7セグメント式のLEDディスプレイなどからなり、表示処理部55からの制御信号に従い、10進数で桁数nの表示データを表示する。つまり、表示装置60は、n桁の数値を10進表示することができる。ここで、表示データの小数点以下の桁数をmとする。すると、表示データの整数部分の桁数である整数桁数は「n−m」となる。
計測量演算装置50は、計測量処理部51と、カウント値演算部52と、カウント値調整部53と、記憶部54と、表示処理部55と、を有している。記憶部54は、積算カウント値Nを2進数で記録するカウンタ部54aを含んでいる。
カウンタ部54aは、ビット数がkであり、積算カウント値Nを2進数でカウントするバイナリカウンタである。本実施の形態1では、カウンタ部54aとして、32ビットのバイナリカウンタ(long型)又は64ビットのバイナリカウンタ(long long型)などを採用し、積算カウント値Nの長時間の記録を実現している。
ここで、表示データの桁数nとカウンタ部54aのビット数kとの間には、log10>nという関係が必要である。記憶部54には、計測量演算装置50の動作プログラムが格納されている。また、記憶部54には、積算カウント値N、周期積算値ΔP、及び周期カウント値ΔNなどの種々のデータが記憶される。
計測量処理部51は、測定周期ΔTごとに、検出器10による検出データ、すなわち検出器10が検出した起電力に基づいて、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データPVを求める。測定周期ΔTは、例えば200[ms]に設定され、適宜変更することができる。本実施の形態1の計測量処理部51は、測定周期ΔTごとに、AD変換器40から出力される起電力信号の値を示すAD値を用いて、測定管11内を流れる流体の流速を求める。
より具体的に、計測量処理部51は、下記の式(1)により、測定管11内を流れる流体の流速を求める。最大流速、最大流速AD値、及びゼロ点AD値は、電磁流量計の回路の特性のバラツキなどに応じて決まる値であり、キャリブレーション等で予め記憶部54に記憶されている。ゼロ点とは、流体の流量が0の状態でも流れるオフセット電流などのバイアスを差し引いて調整された点である。ゼロ点AD値は、ゼロ点におけるAD値である。
[数1]
流速[m/s]=最大流速[m/s]×(AD値−ゼロ点AD値)/(最大流速AD値−ゼロ点AD値) ・・・ (1)
また、計測量処理部51は、式(1)から求めた流速をもとに、下記の式(2)により、1[s]あたりの流量である瞬時流量を求める。式(2)の断面積は、測定管11の断面積のことであり、下記の式(3)のように、測定管11の口径から求まる。
[数2]
瞬時流量[m/s]=流速[m/s]×断面積[m] ・・・ (2)
[数3]
断面積[m]=π×口径[m]×口径[m]/4 ・・・ (3)
測定管11の断面積の情報は、予め記憶部54に記憶されていてもよいし、計測量処理部51が、式(3)により、都度計算するようにしてもよい。いずれにせよ、計測量処理部51は、求めた流速に測定管11の断面積を乗算して瞬時流量を求める。そして、計測量処理部51は、求めた瞬時流量を、瞬時計測データPVとしてカウント値演算部52へ出力する。
ここで、計測量処理部51は、測定管11内を流れる流体の1[s]あたりの熱量である瞬時熱量を演算する機能を有していてもよい。すなわち、計測機器100は、ビル空調などの熱交換器で消費した熱量を計測する機能を有していてもよい。この場合、例えば、検出器10は、流体の流れにおける熱交換器の下流側に設けられる。流体の流れにおける熱交換器の上流側には、熱交換器に流入する流体の温度である往温度を計測する往温度センサを含む往側感温部が設けられる。流体の流れにおける熱交換器の下流側には、熱交換器から流出する流体の温度である還温度を計測する還温度センサを含む還側感温部が設けられる。そして、計測量処理部51は、往温度センサから往温度を取得すると共に、還温度センサから還温度を取得し、下記の式(4)により瞬時熱量を求める。
[数4]
瞬時熱量[MJ/s]=瞬時流量[m/s]×往還温度差[℃]×熱量換算係数 ・・・ (4)
往還温度差は、往温度センサにおいて計測された往温度と、還温度センサにおいて計測された還温度との差分のことである。なお、測定管11内を流れる流体が水の場合、熱量換算係数は「4.123」に設定される。計測量処理部51は、求めた瞬時熱量を、瞬時計測データPVとしてカウント値演算部52へ出力する。
カウント値演算部52は、測定周期ΔTごとに、瞬時流量及び瞬時熱量のうちの少なくとも1つを、計測量処理部51から瞬時計測データPVとして取得する。そして、カウント値演算部52は、瞬時計測データPVに測定周期ΔTを乗じた周期計測量(PV×ΔT)の積算値Pに応じた積算カウント値Nを求める。
より具体的に、カウント値演算部52は、周期積算値演算部52aと、カウント値算定部52bと、残余量演算部52cと、積算値演算部52dと、を有している。周期積算値演算部52aは、測定周期ΔTごとに取得する瞬時計測データPVに測定周期ΔTを乗じて周期計測量を求める。すなわち、周期積算値演算部52aは、測定周期ΔTごとに、下記の式(5)により、前回の残余量ΔRi−1に周期計測量を加算して周期積算値ΔPを求める。
[数5]
ΔP=ΔRi−1+PV×ΔT ・・・ (5)
前回の残余量ΔRi−1は、後述する残余量演算部52cが前回の演算処理で求めた残余量ΔRである。ここで、1回目の残余量ΔRi−1、すなわち残余量ΔRは0に設定されている。周期積算値演算部52aは、測定周期ΔTごとに、求めた周期積算値ΔPを記憶部54に記憶させる。
カウント値算定部52bは、測定周期ΔTごとに、下記の式(6)により、周期積算値ΔPをカウント重みWで除した商である周期カウント値ΔNを求める。また、カウント値算定部52bは、求めた周期カウント値ΔNを記憶部54に記憶させる。周期カウント値ΔNは、測定周期ΔTごとにカウンタ部54aに加算される値である。式(6)において、intは、整数部を抽出する関数であることを示す記号である。すなわち、カウント値算定部52bは、周期積算値ΔPをカウント重みWで除した値の整数部分である周期カウント値ΔNを抽出する。
[数6]
ΔN=int(ΔP/W) ・・・ (6)
残余量演算部52cは、測定周期ΔTごとに、下記の式(7)により、周期積算値ΔPから、周期カウント値ΔNにカウント重みWを乗じた値を減算して、今回の残余量ΔRを求める。今回の残余量ΔRは、周期積算値ΔPをカウント重みWで除した余りに相当する。
[数7]
ΔR=ΔP−(ΔN×W) ・・・ (7)
積算値演算部52dは、測定周期ΔTごとに、下記の式(8)により、前回の積算カウント値Ni−1に周期カウント値ΔNを加算して、今回の積算カウント値Nを求める。すなわち、積算値演算部52dは、測定周期ΔTごとにカウント値算定部52bが求める周期カウント値ΔNを前回の積算カウント値Ni−1に加算して、積算カウント値Nを更新する。ここで、1回目の積算カウント値Ni−1、すなわち積算カウント値Nは0に設定されている。
[数8]
=Ni−1+ΔN・・・ (8)
表示処理部55は、積算カウント値Nに対応する10進数の表示用のデータである表示データを求める。すなわち、表示処理部55は、下記の式(9)により、積算カウント値Nにカウント重みWを乗じて積算値Pを求める。加えて、表示処理部55は、求めた積算値のうち、下位の桁から、表示装置60及び表示機器500に表示可能な桁数分の値を表示データとして求める。そして、表示処理部55は、表示データを表示装置60に表示させる。また、本実施の形態1の表示処理部55は、表示データを表示機器500へ送信する機能を有している。
[数9]
積算値P=積算カウント値N×W・・・ (9)
カウント値調整部53は、端数演算部53aと、端数調整部53bと、を有している。
端数演算部53aは、測定周期ΔTごとに、下記の式(10)により端数値を求める。modは、割り算の余りを求める関数であることを示す記号である。すなわち、カウント値調整部53は、カウンタ部54aの上限値である2を、10の整数桁数乗をカウント重みWで除した値で割った余りである端数値を求める。
[数10]
端数値=mod(2,10n−m/W)・・・ (10)
端数調整部53bは、積算カウント値Nが、カウンタ部54aの上限値から端数値を減算した値である限度値以上となったとき、積算カウント値Nから限度値を減算して積算カウント値Nを調整する。本実施の形態1の端数調整部53bは、限度判定手段531と、カウント値更新手段532と、を有している。
限度判定手段531は、積算カウント値Nが限度値以上であるか否かを判定する。つまり、限度判定手段531は、下記の式(11)により、カウンタ部54aの上限値から端数値を減算して限度値を求める。そして、限度判定手段531は、下記の条件式(12)により、積算カウント値Nが限度値以上であるか否かを判定する。
[数11]
限度値=2−mod(2,10n−m/W) ・・・ (11)
[数12]
if[N≧(2−mod(2,10n−m/W))] ・・・ (12)
カウント値更新手段532は、限度判定手段531において、積算カウント値Nが限度値以上であると判定されたとき、下記の更新式(13)により、積算カウント値Nから限度値を減算して積算カウント値Nを更新する。
[数13]
積算カウント値N=積算カウント値N−(2−mod(2,10n−m/W))・・・ (13)
ここで、更新式(13)から求まる積算カウント値Nを限度超過値という。すなわち、計測量演算装置50では、積算カウント値Nが限度値以上になったとき、限度超過値が、カウンタ部54aのリセット後の初期値として持ち越される。限度超過値は、カウント重みWなどによって決まり、0になる場合もある。
表示機器500は、表示制御部510と、表示部520と、を有している。表示制御部510は、表示処理部55から表示データを取得し、取得した表示データを表示部520に表示させる。表示部520は、液晶ディスプレイ又は7セグメント式のLEDディスプレイなどからなり、表示制御部510によって制御され、10進数で桁数nの表示データを表示する。つまり、表示部520は、n桁の数値を10進表示することができる。
ここで、計測量処理部51、カウント値演算部52、カウント値調整部53、及び表示処理部55は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、こうした演算装置と協働して上記の各種機能を実現させる動作プログラムとによって構成することができる。記憶部54は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のPROM(Programmable ROM)、又はHDD(Hard Disk Drive)等により構成することができる。
ところで、上記の説明では、表示装置60と表示機器500とに同じ桁数の表示データを表示させる例を示したが、表示装置60と表示機器500とは、表示可能な数値の桁数が互いに異なることも想定される。よって、表示処理部55は、表示装置60に表示させる表示データと、表示機器500へ送信する表示データとを、積算値Pから個別に抽出してもよい。
図2は、図1の計測量演算装置による積算カウント値の調整処理を示す説明図である。図2では、横軸に積算カウント値Nをとり、縦軸に表示データ、すなわち表示装置60又は表示部520の10進表示をとっている。ここでは、カウンタ部54aのビット数kが32、つまり、カウンタ部54aが32ビットのバイナリカウンタであることを想定する。また、表示データは、桁数が8(n=8)で、小数点以下の桁数が0(m=0)であることを想定する。さらに、カウント重みWが1.0であることを想定する。
この場合、図2に示すように、カウンタ部54aの積算カウント値Nが「0099999999」、「0199999999」、「0299999999」、・・・、「4199999999」のとき、積算カウント値Nの下位8桁を抽出した表示データは「99999999」となる。そして、カウンタ部54aの積算カウント値Nが「0100000000」、「0200000000」、「0300000000」、・・・、「4200000000」のとき、表示データは「00000000」となる。したがって、表示装置60及び表示部520の表示データは、上限値である「99999999」を経て「00000000」に戻る。
測定周期ΔTごとに求める積算カウント値Nが、限度値である「4200000000」を超えると、端数調整部53bは、更新式(13)により、積算カウント値Nから限度値を減算する。すなわち、積算カウント値Nがカウンタ部54aの上限値以上になったとき、図2に示すように、カウンタ部54aの積算カウント値Nがリセットされ、次の周回におけるカウンタ部54aの初期値が限度超過値となる(破線矢印参照)。
このように、計測量演算装置50によれば、表示装置60及び表示部520の表示データが、カウンタ部54aの上限値でのリセットにより、「99999999」に到達する前に「00000000」に戻るという事態を回避することができる。つまり、表示データが必ず表示装置60及び表示部520の上限値を経て0に戻るように調整することができる。また、計測量演算装置50によれば、カウンタ部54aの上限値の直前である限度値まで積算カウント値Nを積算することができる。よって、積算カウント値Nの積算を長時間に亘って行うことができる。
図3は、図1の計測量演算装置の動作を例示したフローチャートである。図3を参照して、本実施の形態1における計測量演算方法について説明する。
まず、計測量処理部51は、検出器10による検出データ、すなわち検出器10が検出した起電力に基づいて、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データPVを求める。そして、計測量処理部51は、求めた瞬時計測データPVをカウント値演算部52へ出力する(ステップS101:計測データ演算ステップ)。
カウント値演算部52は、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データPVを計測量処理部51から取得する(ステップS102:取得ステップ)。カウント値演算部52は、取得した瞬時計測データPVに測定周期ΔTを乗じた値を用いて、計測量を経時的に積算した値に対応する積算カウント値Nを求める(ステップS103:カウント値演算ステップ)。そして、カウント値演算部52は、積算カウント値Nをカウンタ部54aに2進数で記録する。すなわち、カウント値演算部52は、カウンタ部54aの積算カウント値Nを更新する(ステップS104:記録ステップ)。
次いで、カウント値調整部53は、10を表示データの整数部分の桁数回だけ乗じた数をカウント重みWで除した値によってカウンタ部54aの上限値を割った余りである端数値を求める(ステップS105:端数演算ステップ)。そして、カウント値調整部53は、カウンタ部54aの上限値から端数値を減算して限度値を求め、積算カウント値Nが限度値以上であるか否かを判定する(ステップS106:判定ステップ)。
カウント値調整部53は、積算カウント値Nが限度値以上であれば(ステップS106/Yes)、積算カウント値Nから限度値を減算して積算カウント値Nを調整する(ステップS107:端数調整ステップ)。一方、カウント値調整部53は、積算カウント値Nが限度値未満であれば(ステップS106/No)、積算カウント値Nの調整を行わず、ステップS108の処理へ移行する。ここで、ステップS105〜S107の一連の処理は、カウント値調整ステップに相当する。
表示処理部55は、式(9)により表示データを求める。つまり、表示処理部55は、積算カウント値Nにカウント重みを乗じて積算値Pを求め、求めた積算値Pの下位n桁を表示データとして抽出する。そして、表示処理部55は、求めた表示データを表示装置60に表示させる。また、表示処理部55は、求めた表示データを表示機器500へ出力することにより、表示データを表示部520に表示させる(ステップS108:表示処理ステップ)。計測量演算装置50は、上記ステップS101〜S108の一連の処理を、測定周期ΔTごとに繰り返し実行する。
以上のように、本実施の形態1の計測量演算装置50は、積算カウント値Nが限度値以上となったときに積算カウント値Nから限度値を減算することから、カウント部を限度値まで利用することができる。すなわち、計測量演算装置50によれば、カウンタ部54aの上限値の直前である限度値まで積算カウント値Nを積算することができる。また、表示装置60及び表示部520の表示データが上限値に到達する前に0に戻るという事態を回避することができる。よって、積算カウント値Nの積算を長時間に亘って行い、かつ、表示データが必ず表示装置60あるいは表示機器500の上限値を経て0に戻るように調整することができる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る計測量演算装置及び計測量表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。前述した実施の形態1と同等の構成については同一の符号を用いて説明は省略する。
計測量表示システム2000は、検出器10及び変換器120を有する計測機器200と表示機器500とにより構成されている。変換器120は、増幅処理回路30と、AD変換器40と、計測量演算装置150と、表示装置60と、励磁制御装置70と、励磁回路80と、を有している。
計測量演算装置150は、計測量処理部51と、カウント値演算部52と、カウント値調整部153と、記憶部54と、表示処理部55と、を有している。カウント値調整部153は、端数演算部53aと、端数調整部153bと、を有している。端数演算部53aは、式(10)により端数値を求める。
端数調整部153bは、今回の積算カウント値Nが前回の積算カウント値Ni−1よりも小さくなったとき、今回の積算カウント値Nに端数値を加算して、今回の積算カウント値Nを調整する。本実施の形態2の端数調整部153bは、周回判定手段533と、カウント値更新手段534と、を有している。
周回判定手段533は、下記の条件式(14)により、今回の積算カウント値Nが前回の積算カウント値Ni−1よりも小さいか否かを判定する。カウント値更新手段534は、周回判定手段523において、前回の積算カウント値Ni−1が今回の積算カウント値Nよりも小さいと判定されたとき、下記の式(15)により、今回の積算カウント値Nに端数値を加算して、今回の積算カウント値Nを更新する。
[数14]
i−1>N ・・・ (14)
[数15]
積算カウント値N=積算カウント値N+mod(2,10n−m/W) ・・・ (15)
ここで、計測量処理部51、カウント値演算部52、カウント値調整部153、及び表示処理部55は、CPUなどの演算装置と、こうした演算装置と協働して上記の各種機能を実現させる動作プログラムとによって構成することができる。
図5は、図4の計測量演算装置による積算カウント値の調整処理を示す説明図である。図6は、図4の計測量演算装置による積算カウント値の調整処理の利点を示す説明図である。図7は、本発明の実施の形態2の比較例を示す説明図である。図5〜図7では、横軸に積算カウント値Nをとり、縦軸に表示データをとっている。そして、図2の場合と同様、k=32、n=8、m=0、W=1.0であることを想定する。
この場合、測定周期ΔTごとに求める今回の積算カウント値Nが、前回の積算カウント値Ni−1よりも小さくなると、端数調整部153bは、式(15)により、今回の積算カウント値Nに端数値を加算して、今回の積算カウント値Nを更新する。したがって、今回の積算カウント値Nが前回の積算カウント値Ni−1よりも小さくなるタイミングにおいて、カウンタ部54aの積算カウント値Nは、図5に示す状態を経て図6に示す状態となる。図6では、前回の積算カウント値Ni−1に周期カウント値ΔNを加算した値のうち、カウンタ部54aの上限値を超えた分であるカウント超過値に対応するグラフを、端数値に対応するグラフよりも太く示している。
仮に、図7に示す比較例のように、積算カウント値Nの調整処理を行わなければ、図5に示す状態を経て図7に示す状態となる。そうすると、カウンタ部54aの積算カウント値Nは、「4294967295」から「0000000000」に戻るため、表示装置60及び表示部520の表示データは、「94967295」から「00000000」に移行することとなる。
これに対し、本実施の形態2では、図6に示すように、カウンタ部54aの積算カウント値Nは、「4294967295」から、カウント超過値に「0094967295」を加えた値(カウント超過値+端数値)に移行する。すなわち、計測量演算装置150では、今回の積算カウント値Nが前回の積算カウント値Ni−1よりも小さくなったとき、カウント超過値に端数値を加えた値が、次の周回におけるカウンタ部54aの初期値となる。
このように、計測量演算装置150によれば、積算カウント値Nが上限値からカウント超過値に移行し、表示データが上限値に到達する前の「94967295」から「00000000」に戻るといった事態を回避することができる。よって、表示データが必ず表示装置60及び表示部520の上限値を経て0に戻るように調整することができる。また、計測量演算装置150によれば、積算カウント値Nをカウンタ部54aの上限値まで積算することができる。よって、積算カウント値Nの積算を長時間に亘って行うことができる。
図8は、図4の計測量演算装置の動作を例示したフローチャートである。図8を参照して、本実施の形態2における計測量演算方法について説明する。図3と同様の工程については同一の番号を付して説明は省略する。
計測量演算装置150は、ステップS101〜S104の一連の処理を図3の場合と同様に実行する。次に、カウント値調整部153は、今回の積算カウント値Nが前回の積算カウント値Ni−1よりも小さいか否かを判定する(ステップS201:判定ステップ)。
カウント値調整部153は、今回の積算カウント値Nが前回の積算カウント値Ni−1よりも小さければ(ステップS201/Yes)、図3の場合と同様に端数値を求める(ステップS105:端数演算ステップ)。そして、カウント値調整部153は、今回の積算カウント値Nに端数値を加算して、今回の積算カウント値Nを調整する(ステップS202:端数調整ステップ)。
一方、カウント値調整部153は、今回の積算カウント値Nが前回の積算カウント値Ni−1以上であれば(ステップS201/No)、積算カウント値Nの調整を行わず、ステップS108の処理へ移行する。ここで、ステップS201、S105、及びS202の一連の処理は、カウント値調整ステップに相当する。
表示処理部55は、図3の場合と同様に、ステップS108の表示処理ステップを実行する。計測量演算装置150は、上記ステップS101〜S104、S201、S105、S202、及びS108の一連の処理を、測定周期ΔTごとに繰り返し実行する。
ところで、上記の説明では、条件式(14)を満たすか否かを判定することにより、カウンタ部54aが一周したか否かを判断する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、計測量演算装置150は、カウンタ部54aにキャリーが発生したか否かを判定することで、カウンタ部54aが一周したか否かを判断するように構成してもよい。
以上のように、本実施の形態2の計測量演算装置150は、今回の積算カウント値Nが前回の積算カウント値Ni−1よりも小さくなったとき、今回の積算カウント値Nに端数値を加算する。すなわち、計測量演算装置150によれば、表示装置60及び表示部520の表示データが上限値に到達することなく0に戻るという事態を回避することができる。また、カウンタ部54aを上限値まで利用することができる。よって、積算カウント値Nの積算を長時間に亘って行い、かつ、表示データが必ず表示装置60あるいは表示機器500の上限値を経て0に戻るように調整することができる。
上述した各実施の形態は、計測量演算装置及び計測量演算方法における好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、上記各実施の形態では、記憶部54をカウンタ部54aとして機能させる場合を例示したが、これに限らず、計測量演算装置50及び150は、カウンタ部54aと同様に機能するハードウェアのバイナリカウンタを有していてもよい。また、上記各実施の形態では、計測機器100及び200が電磁流量計である場合を例示したが、これに限らず、計測機器100及び200は、積算熱量計、差圧流量計、渦流量計、又はコリオリ質量流量計などであってもよい。
10 検出器、11 測定管、12 励磁コイル、13a 電極、13b 電極、20 変換器、30 増幅処理回路、40 AD変換器、50 計測量演算装置、51 計測量処理部、52 カウント値演算部、52a 周期積算値演算部、52b カウント値算定部、52c 残余量演算部、52d 積算値演算部、53 カウント値調整部、53a 端数演算部、53b 端数調整部、54 記憶部、54a カウンタ部、55 表示処理部、60 表示装置、70 励磁制御装置、80 励磁回路、100 計測機器、120 変換器、150 計測量演算装置、153 カウント値調整部、153b 端数調整部、200 計測機器、500 表示機器、510 表示制御部、520 表示部、523 周回判定手段、531 限度判定手段、532、534 カウント値更新手段、533 周回判定手段、1000、2000 計測量表示システム、Iex 励磁電流、N、Ni、Ni−1 積算カウント値、P 積算値、PV 瞬時計測データ、W カウント重み、fex 励磁周波数、k ビット数、n 桁数、ΔN 周期カウント値、ΔP 周期積算値、ΔR、ΔR、ΔRi−1、残余量、ΔT 測定周期。

Claims (6)

  1. 測定周期ごとに、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データを取得し、取得した前記瞬時計測データに前記測定周期を乗じた周期計測量の積算値に応じた積算カウント値を求めるカウント値演算部と、
    前記積算カウント値を2進数のデータで記録するカウンタ部と、
    前記積算カウント値に対応する10進数の表示用のデータである表示データを求める表示処理部と、
    前記表示データの整数部分の桁数を整数桁数とすると、前記カウンタ部の上限値を、10の整数桁数乗をカウント重みで除した値で割った余りである端数値を求める端数演算部と、
    前記積算カウント値が、前記上限値から前記端数値を減算した値である限度値以上となったとき、前記積算カウント値から前記限度値を減算して前記積算カウント値を調整する端数調整部と、を有する、計測量演算装置。
  2. 測定周期ごとに、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データを取得し、取得した前記瞬時計測データに前記測定周期を乗じた周期計測量の積算値に応じた積算カウント値を求めるカウント値演算部と、
    前記積算カウント値を2進数で記録するカウンタ部と、
    前記積算カウント値に対応する10進数の表示用のデータである表示データを求める表示処理部と、
    前記表示データの整数部分の桁数を整数桁数としたとき、前記カウンタ部の上限値を、10の整数桁数乗をカウント重みで除した値で割った余りである端数値を求める端数演算部と、
    今回の前記積算カウント値が前回の前記積算カウント値よりも小さくなったとき、今回の前記積算カウント値に前記端数値を加算して今回の前記積算カウント値を調整する端数調整部と、を有する、計測量演算装置。
  3. 請求項1又は2に記載の計測量演算装置と、
    前記表示処理部において求められた前記表示データを表示する表示機器と、を有する、計測量表示システム。
  4. 前記表示処理部は、
    前記積算カウント値にカウント重みを乗じて積算値を求め、求めた積算値のうち、下位の桁から、前記表示機器に表示可能な桁数分の値を前記表示データとして求める、請求項3に記載の計測量表示システム。
  5. 測定周期ごとに、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データを取得する取得ステップと、
    前記瞬時計測データに前記測定周期を乗じた値を用いて、前記計測量を経時的に積算した値に対応する積算カウント値を求めるカウント値演算ステップと、
    前記積算カウント値をカウンタ部に2進数で記録する記録ステップと、
    前記積算カウント値を調整するカウント値調整ステップと、
    前記積算カウント値に対応する10進数の表示用のデータである表示データを求める表示処理ステップと、を有し、
    前記カウント値調整ステップは、
    10を前記表示データの整数部分の桁数回だけ乗じた数をカウント重みで除した値によって前記カウンタ部の上限値を割った余りである端数値を求める端数演算ステップと、
    前記積算カウント値が、前記上限値から前記端数値を減算した値である限度値以上であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記積算カウント値が前記限度値以上であると判定したとき、前記積算カウント値から前記限度値を減算して前記積算カウント値を調整する端数調整ステップと、を含む、計測量演算方法。
  6. 測定周期ごとに、単位時間あたりの計測量を示す瞬時計測データを取得する取得ステップと、
    前記瞬時計測データに前記測定周期を乗じた値を用いて、前記計測量を経時的に積算した値に対応する積算カウント値を求めるカウント値演算ステップと、
    前記積算カウント値をカウンタ部に2進数で記録する記録ステップと、
    前記積算カウント値を調整するカウント値調整ステップと、
    前記積算カウント値に対応する10進数の表示用のデータである表示データを求める表示処理ステップと、を有し、
    前記カウント値調整ステップは、
    今回の前記積算カウント値が前回の前記積算カウント値よりも小さいか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて今回の前記積算カウント値が前回の前記積算カウント値よりも小さいと判定したとき、10を前記表示データの整数部分の桁数回だけ乗じた数をカウント重みで除した値によって前記カウンタ部の上限値を割った余りである端数値を求める端数演算ステップと、
    今回の前記積算カウント値に、前記端数演算ステップで求めた前記端数値を加算して、今回の前記積算カウント値を調整する端数調整ステップと、を含む、計測量演算方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115280165A (zh) * 2020-03-26 2022-11-01 京瓷株式会社 测量系统、测量模块、测量处理装置以及测量方法

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