JP2019123436A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧の変動によるトルクの変動がユーザに感知されることを抑制できるようにした車両用制御装置を提供する。【解決手段】CPU42は、バッテリ32の充電率SOCに応じてオルタネータ30の出力電圧を可変設定する。CPU42は、車両が車線を逸脱しそうになる場合、ユーザによるステアリングホイール18の操作とは独立に、転舵アクチュエータPSAの電動機20のトルクを操作するアシスト処理を実行する。CPU42は、アシスト処理が実行されている場合、オルタネータ30の出力電圧を固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、電動機のトルクによって転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと、前記転舵アクチュエータに供給される電力を蓄電する蓄電装置と、を備える車両に適用される車両用制御装置に関する。
たとえば下記特許文献1には、電動パワーステアリング装置(転舵アクチュエータ)の電源電圧が低い場合、転舵アクチュエータによる操舵のアシストを停止する装置が記載されている。これは、転舵アクチュエータの電動機を駆動する駆動回路のトランジスタのゲート電圧が過度に低い場合、トランジスタの発熱量が過度に大きくなることなどが理由である。
特開2005−193751号公報
ところで、転舵アクチュエータの電源電圧が過度に低くならない状況において、電源電圧が変動する場合、その変動の影響によって電動機のトルクの制御性が低下するおそれがある。特に近年、ユーザによるステアリングの操作をアシストするアシストトルクを付与するのみならず、ユーザに代わって操舵をするために電動機のトルクを生成する操舵処理が実用化されるにつれ、転舵アクチュエータの電動機のトルクが大きくなる傾向にあり、電源電圧の変動によるトルクの変動がユーザに感知されやすくなってきている。
上記課題を解決すべく、車両用制御装置は、電動機のトルクによって転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと、前記転舵アクチュエータに供給される電力を蓄電する蓄電装置と、前記蓄電装置に電圧を印加する電圧印加回路と、を備える車両に適用され、前記電圧印加回路を操作して、前記蓄電装置に印加する電圧を可変設定しつつ前記蓄電装置または該蓄電装置を電源とする補機類への供給電力を制御する可変制御処理と、前記車両が車線に沿って走行するように操舵制御をすべく前記転舵アクチュエータを操作する操舵処理と、ユーザによる操舵と前記操舵処理との双方がなされている場合、前記可変制御処理によって前記蓄電装置に印加する電圧の変化速度を小さい側に制限する制限処理と、を実行する。
上記構成では、ユーザによる操舵がなされているときに操舵処理が実行されている場合、可変制御処理によるバッテリに印加する電圧の変化速度を制限する。これにより、転舵アクチュエータへの入力電圧の変化速度を小さい側に制限することができることから、電動機のトルクの変動を抑制することができる。このため、電源電圧の変動によるトルクの変動がユーザに感知されることを抑制できる。
第1の実施形態にかかる制御装置および車両の駆動系を示す図。 同実施形態にかかる制御装置が実行する処理の手順を示す流れ図。 同実施形態の効果を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかる制御装置および車両の駆動系を示す図。 同実施形態にかかる制御装置が実行する処理の手順を示す流れ図。
<第1の実施形態>
以下、車両用制御装置にかかる第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すドライブシャフト10には、駆動輪12が連結されている。駆動輪12には、ドライブシャフト10を介して内燃機関14のトルクが付与される。駆動輪12は、その切れ角である転舵角を変更可能な転舵輪となっており、転舵アクチュエータPSAによって、転舵角が変更される。すなわち、転舵アクチュエータPSAは、ラック軸16と、ステアリングシャフト17と、ステアリングシャフト17を介してラック軸16を軸方向に変位させる電動機20と、インバータ22とを備えており、電動機20によってラック軸16が軸方向に変位されることにより、駆動輪12が転舵される。本実施形態において、インバータ22は、3相インバータであり、電動機20の3つの端子のそれぞれに、上側アームのスイッチング素子SWpおよび下側アームのスイッチング素子SWnの接続点が接続されている。なお、ステアリングシャフト17は、ステアリングホイール18に連結されており、ラック軸16は、ステアリングホイール18の操作によっても軸方向に変位可能である。
内燃機関14のクランク軸14aの回転動力によって、オルタネータ30の回転軸30aが回転し、オルタネータ30は、この回転エネルギを電気エネルギに変換する。オルタネータ30は、その出力電圧Voutを、バッテリ32に印加する。バッテリ32は、鉛蓄電池である。また、本実施形態では、バッテリ32として、開放端電圧がたとえば12V程度のものを例示する。
制御装置40は、車両を制御対象とし、その制御量としての車両の走行経路を制御すべく、転舵アクチュエータPSAを操作する。詳しくは、本実施形態において、制御装置40は、ユーザによるステアリングホイール18の操作がなされているときに、車両が車線を外れそうになる場合、車両を車線に沿って走行させるために、転舵アクチュエータPSAを操作する。制御装置40は、制御量の制御のために、回転角センサ50によって検出される電動機20の回転軸20aの回転角度θや、電圧センサ52によって検出されるバッテリ32の端子電圧Vb、電流センサ54によって検出されるバッテリ32の充放電電流Iを参照する。また制御装置40は、トルクセンサ56によって検出されるステアリングホイール18から入力される操舵トルクTrqsや、車両の外部の情報を取得すべく、車両の外部の画像を撮影するカメラ58による画像データを参照する。
制御装置40は、回転角度θの積算処理によって、転舵角θsを算出する。また、制御装置40は、端子電圧Vbに基づき、インバータ22の上側アームのスイッチング素子SWpおよび下側アームのスイッチング素子SWnを交互にオン・オフ操作する周期に対するスイッチング素子SWpをオン操作する時間の時比率Dを設定する。これにより、端子電圧Vbが異なっても、電動機20に印加する電圧を同一とする。
さらに、本実施形態において、制御装置40は、オルタネータ30の出力電圧Voutを操作してバッテリ32の充電率SOCを制御する。ここで、充電率SOCは、規定の電荷量に対する実際の充電電荷量の割合を示す量であり、CPU42により、たとえば充放電電流Iの積算処理によって算出される。
制御装置40は、CPU42およびROM44を備えており、ROM44に記憶されたプログラムをCPU42が実行することにより制御量の制御を実現する。
図2に、制御装置40が実行する処理の手順を示す。図2に示す処理は、ROM44に記憶されたプログラムをCPU42がたとえば所定周期で繰り返し実行することにより実現される。なお、以下では、先頭に「S」が付与された数字によって各処理のステップ番号を表現する。
図2に示す一連の処理において、CPU42は、まず車両が車線を逸脱することを回避するためのアシスト処理を実行しているときであるか否かを判定する(S10)。CPU42は、カメラ58による画像データに基づき、車両が白線を超えそうになる場合、ユーザによるステアリングホイール18の操作とは独立に、車両が白線を超えず車線に沿った走行経路を走行するように転舵角を制御すべく、転舵アクチュエータPSAを操作する。この処理が実行されている場合、CPU42は、アシスト処理を実行していると判定し(S10:YES)、車両が白線を超えず車線に沿った走行経路を走行するように転舵角を制御すべく、インバータ22に操作信号MS1を出力する(S12)。そしてCPU42は、オルタネータ30の出力電圧の指令値である出力電圧指令値Vout*を固定値V1とする(S14)。
これに対し、CPU42は、アシスト処理を実行していないと判定する場合(S10:NO)、出力電圧指令値Vout*をバッテリ32の充電率SOCに応じて可変設定する(S16)。詳しくは、CPU42は、充電率SOCが小さい場合に大きい場合よりも出力電圧指令値Vout*を大きい値に設定し、バッテリ32の充電電流を増加させる。
なお、CPU42は、S14,S16の処理が完了する場合、図2に示す一連の処理を一旦終了する。ちなみに、CPU42は、S10の処理によって否定判定する場合にインバータ22に対する操作信号MS1の出力を停止するわけではなく、また電動機20のトルクをゼロに制御するとも限らない。すなわち、CPU42は、S10の処理において否定判定する場合、操舵トルクTrqsに応じてユーザによるステアリングホイール18の操作をアシストするためのトルクを電動機20によって生成する制御を実行する。
ここで、本実施形態の作用および効果について説明する。
図3に、アシスト処理の有無、S14の処理によるオルタネータ30の出力電圧Voutの固定値V1への制御である定電圧の指示の有無、および出力電圧Voutの推移を示す。
図3において、時刻t1からt2の期間は、車線の逸脱を回避するためのアシスト処理が実行されていない期間である。この期間においては、CPU42は、バッテリ32の充電率SOCに応じて出力電圧指令値Vout*を可変設定する。これに対し、CPU42は、時刻t2に、車両が車線を逸脱しそうになると判定すると、アシスト処理を開始し、また出力電圧指令値Vout*を固定値V1とする。そしてCPU42は、アシスト処理が完了する時刻t3以降、バッテリ32の充電率SOCに応じて出力電圧指令値Vout*を可変設定する。
このように、アシスト処理がなされる場合には、オルタネータ30の出力電圧指令値Vout*を固定値V1とすることにより、インバータ22の入力電圧の変動を抑制できる。このため、電動機20のトルクの制御性が、インバータ22の入力電圧の変動によって低下することを十分に抑制できる。このため、電動機20のトルクの変動によってユーザに違和感を与えることを抑制できる。
ちなみに、上述したように、CPU42は、端子電圧Vbに基づき時比率Dを設定するため、端子電圧Vbの変化速度が小さい場合、電動機20のトルクの制御性を高く維持することができる。しかし、端子電圧Vbの変化速度が大きい場合には、時比率Dの可変設定によっては、インバータ22の入力電圧の変動を十分に吸収することができず、電動機20のトルクが狙いとするトルクからずれるおそれがある。
インバータ22の入力電圧の変動によって電動機20のトルクの制御性が低下すること自体は、転舵アクチュエータPSAをステアリングホイール18の操作をアシストするためにのみ利用する場合であっても生じうる。しかしステアリングホイール18の操作をアシストする場合には、本実施形態のように車線を維持するためのアシスト処理と比較すると電動機20のトルクが小さくなる。このため、電動機20のトルクの制御性の低下が、ユーザによるステアリングホイール18の操作を通じてユーザに感知される蓋然性が低くなる。これに対し、本実施形態では、ユーザによるステアリングホイール18の操作とは独立に、車線を維持するために駆動輪12の転舵角を制御するために、電動機20のトルクが大きくなり、ひいてはトルクの制御性の低下がユーザに違和感として感知されやすい。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図4に、本実施形態にかかる制御装置および駆動系を示す。なお、図4において図1に示した部材に対応する部材については、便宜上同一の符号を付している。
図4に示すように、本実施形態では、車両の推力を生成する車載原動機として、モータジェネレータ60を備えている。モータジェネレータ60には、インバータ62が接続されており、インバータ62には、バッテリ32よりも端子電圧が高い、たとえばリチウムイオン2次電池等の高電圧バッテリ64の電圧が印加される。高電圧バッテリ64は、その開放端電圧が、バッテリ32の開放端電圧よりも高いものであり、たとえば100V以上となるものである。高電圧バッテリ64の電力はDCDCコンバータ66を介してバッテリ32に供給可能となっている。以下では、DCDCコンバータ66がバッテリ32に印加する電圧をDCDCコンバータ66の出力電圧と称する。
なお、図4には、モータジェネレータ60のみを記載しているが、駆動輪12に動力を付与する車載原動機として内燃機関をさらに備える、パラレルハイブリッド車やシリーズパラレルハイブリッド車であってもよい。さらに、たとえば、高電圧バッテリ64を充電するための電力を発電する発電機と発電機を駆動するための内燃機関とを備えたシリーズハイブリッド車であってもよい。
本実施形態において、制御装置40は、バッテリ32の充電率SOCに応じてDCDCコンバータ66の出力電圧を操作することによって、バッテリ32の充電率SOCを制御する。また、本実施形態では、室内カメラ70を備え、制御装置40は、室内カメラ70によるステアリングホイール18付近の画像データに基づき、ユーザがステアリングホイール18から手を放している場合、車両の自動操舵処理を実行する。
図5に、制御装置40が実行する処理の手順を示す。図5に示す処理は、ROM44に記憶されたプログラムをCPU42がたとえば所定周期で繰り返し実行することにより実現される。
図5に示す一連の処理において、CPU42は、まず自動操舵中であるか否かを判定する(S20)。そしてCPU42は、自動操舵中と判定する場合(S20:YES)、カメラ58の画像データに基づき車線に沿った目標走行軌跡を算出し、目標走行軌跡となるように目標転舵角θs*を算出し、転舵角θsを目標転舵角θs*にフィードバック制御するためにインバータ22に操作信号MS1を出力する(S22)。次に、CPU42は、転舵角θsと目標転舵角θs*との差の絶対値が所定値Δθs以上であるか否かを判定する(S24)。この処理は、電動機20のトルクの制御性が低下する場合に、自動操舵処理の制御性の低下によって車両の挙動に及ぼされる影響がユーザに感知される程度であるか否かを判定する処理である。そしてCPU42は、所定値Δθs以上であると判定する場合(S24:YES)、DCDCコンバータ66の出力電圧指令値Vout*を固定値V1とする(S26)。
一方、CPU42は、自動操舵処理の実行中ではないと判定する場合(S20:NO)、自動操舵から手動操舵への切り替え時であるか否かを判定する(S28)。ここで、CPU42は、室内カメラ70の画像データに基づき、ユーザがステアリングホイール18を握ることを検知することなどを条件に、手動操舵への切り替え時であると判定する。なお、CPU42は、手動操舵への切り替え時には、自動操舵処理によって電動機20に要求されるトルクから、操舵トルクTrqsに応じてステアリングホイール18の操作をアシストするアシストトルクへと電動機20のトルクを徐々に移行させる処理を実行する。CPU42は、手動操舵への切り替え時であると判定する場合(S28:YES)、S26の処理に移行する。
これに対し、CPU42は、S24,S28の処理において否定判定する場合、DCDCコンバータ66の出力電圧指令値Vout*を、バッテリ32の充電率SOCに基づき可変設定する(S30)。なお、CPU42は、S26,S30の処理が完了する場合、図5に示す一連の処理を一旦終了する。
ここで、本実施形態の作用および効果について説明する。
CPU42は、自動操舵処理から手動操舵に切り替わるときであると判定すると、DCDCコンバータ66の出力電圧指令値Vout*を固定値V1とする。これにより、インバータ22の入力電圧の変動が抑制され、電動機20のトルクの制御性の低下を抑制できる。手動操舵へと切り替える場合、相対的にトルクの大きさが大きい自動操舵処理のトルクから相対的にトルクの大きさが小さい手動操舵時のトルクへと電動機20のトルクの大きさが徐々に減少されるため、切替直後には、切替完了後と比較して、電動機20のトルクの絶対値が大きい値となっている。このため、インバータ22の入力電圧の変動に起因して電動機20のトルクの制御性が低下すると、ステアリングホイール18の操作を通じてユーザに電動機20のトルク変動が感知されやすい。このため、インバータ22の入力電圧の変動を抑制すべく、DCDCコンバータ66の出力電圧指令値Vout*を固定値V1とする。
また、CPU42は、自動操舵処理を実行しているときであっても、転舵角θsと目標転舵角θs*との差の絶対値が大きい場合には、DCDCコンバータ66の出力電圧指令値Vout*を固定値V1とする。自動操舵処理時には、転舵角θsが目標転舵角θs*にフィードバック制御されるため、電動機20のトルクの変動がこのフィードバック制御によって補償される。しかし、転舵角θsと目標転舵角θs*との差の絶対値が大きい場合には、電動機20のトルクの制御性の低下に起因して上記フィードバック制御の制御性の低下が顕著となる懸念がある。そこで本実施形態では、こうした場合にもインバータ22の入力電圧の変動を抑制すべく、DCDCコンバータ66の出力電圧指令値Vout*を固定値V1とする。
<対応関係>
上記実施形態における事項と、上記「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項との対応関係は、次の通りである。蓄電装置は、バッテリ32に対応し、電圧印加回路は、オルタネータ30やDCDCコンバータ66に対応し、補機類は、制御装置40および電動機20に対応する。可変制御処理は、S16,30の処理に対応し、操舵処理は、S12,S22の処理に対応し、制限処理は、S14,S26の処理に対応する。
<その他の実施形態>
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図1の構成において、自動操舵処理を実行し、図5と同様の処理を実行してもよい。また、図4の構成において、車線の逸脱を回避するアシスト処理のみを実行し、図2と同様の処理を実行してもよい。
・図5の処理においては、転舵角θsと目標転舵角θs*との差の絶対値が所定値Δθs以上である場合に、自動操舵処理による制御量と目標値との乖離が所定以上であるとして、出力電圧指令値Vout*を固定したが、これに限らない。たとえば、車両の目標走行軌跡に対する車両の重心の距離が所定値以上である場合に、自動操舵処理による制御量と目標値との乖離が所定以上であるとして、出力電圧指令値Vout*を固定してもよい。
・上記実施形態では、出力電圧指令値Vout*を固定値V1とするとし、その値がどのような値であるかについては特に言及しなかった。この固定値V1は、予め定められた単一の値であってもよいが、たとえば、出力電圧指令値Vout*の固定制御の開始直前における出力電圧指令値Vout*としてもよい。
・上記実施形態では、路面情報や障害物情報等を検知するための装置としてカメラ58を例示したが、これに限らない。たとえばレーダ装置を用いてもよく、またカメラおよびレーダ装置を併用してもよい。
・上記実施形態では、ステアリングホイール18がラック軸16に直結されている例を示したが、これに限らない。たとえば、ステアリングホイール18と、ラック軸16に係合されるピニオン軸とが、可変ギア装置を介して接続されたものであってもよい。さらに、駆動輪12に加えられる力がステアリングホイール18に伝達可能な構成に限らず、ステアバイワイヤであってもよい。この場合であっても、たとえば転舵角等を入力として駆動輪12側に加わる力を模擬した力が反力アクチュエータによってステアリングホイール18に付与される場合には、上記実施形態と同様の課題を有するため、インバータ22の入力電圧の変動を抑制する処理が有効である。
・上記実施形態において、バッテリ32とインバータ22との間に、インバータ22の入力電圧を安定させるためのDCDCコンバータを備えてもよい。この場合であっても、バッテリ32側の電圧の変化速度が急激である場合にはDCDCコンバータの応答性に起因してインバータ22の入力電圧の変動が無視できなくなる懸念があるため、オルタネータ30やDCDCコンバータ66の出力電圧を固定値V1とすることが有効である。なお、バッテリ32とインバータ22との間にインバータ22の入力電圧を安定させるためのDCDCコンバータを備えるなら、オルタネータ30やDCDCコンバータ66の出力電圧の変化速度を小さい値に制限することとするものの、固定値としないことも可能である。これは、たとえば、最新の充電率SOCに応じて定まる出力電圧指令値Vout*と、現在の出力電圧指令値Vout*との指数移動平均処理値によって、出力電圧指令値Vout*を更新することによって実現できる。またたとえば、出力電圧指令値Vout*の上限ガード値と下限ガード値とを設け、それら上限ガード値と下限ガード値との差を小さい値に制限することによっても実現できる。
・上記実施形態では、転舵アクチュエータPSAによって転舵角が変更される転舵輪を駆動輪としたが、これに限らない。
・電動機に接続される駆動回路としては、3相インバータに限らず、たとえばHブリッジ回路であってもよい。
10…ドライブシャフト、12…駆動輪、14…内燃機関、14a…クランク軸、16…ラック軸、17…ステアリングシャフト、18…ステアリングホイール、20…電動機、20a…回転軸、22…インバータ、30…オルタネータ、30a…回転軸、32…バッテリ、40…制御装置、42…CPU、44…ROM、50…回転角センサ、56…トルクセンサ、58…カメラ、60…モータジェネレータ、62…インバータ、64…高電圧バッテリ、66…DCDCコンバータ、70…室内カメラ。

Claims (1)

  1. 電動機のトルクによって転舵輪を転舵させる転舵アクチュエータと、前記転舵アクチュエータに供給される電力を蓄電する蓄電装置と、前記蓄電装置に電圧を印加する電圧印加回路と、を備える車両に適用され、
    前記電圧印加回路を操作して、前記蓄電装置に印加する電圧を可変設定しつつ前記蓄電装置または該蓄電装置を電源とする補機類への供給電力を制御する可変制御処理と、
    前記車両が車線に沿って走行するように操舵制御をすべく前記転舵アクチュエータを操作する操舵処理と、
    ユーザによる操舵と前記操舵処理との双方がなされている場合、前記可変制御処理によって前記蓄電装置に印加する電圧の変化速度を小さい側に制限する制限処理と、を実行する車両用制御装置。
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